JPS6053426B2 - 負極にアルミニウム又はその合金を使用した一次電池 - Google Patents
負極にアルミニウム又はその合金を使用した一次電池Info
- Publication number
- JPS6053426B2 JPS6053426B2 JP13878377A JP13878377A JPS6053426B2 JP S6053426 B2 JPS6053426 B2 JP S6053426B2 JP 13878377 A JP13878377 A JP 13878377A JP 13878377 A JP13878377 A JP 13878377A JP S6053426 B2 JPS6053426 B2 JP S6053426B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- weight
- negative electrode
- primary battery
- alloy
- Prior art date
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- Expired
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-
- Y02E60/12—
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- Primary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は負極にアルミニウム又はその合金（以下アルミ
ニウムと称する）を使用した一次電池に関する。
ニウムと称する）を使用した一次電池に関する。
さらに詳細には負極に用いるアルミニウムの腐食速度を
著しく低減せしめ、しかも超電力の低下、電流効率の低
下を招かないところの負極にアルミニウムを使用した一
次電池を提供するにある。
著しく低減せしめ、しかも超電力の低下、電流効率の低
下を招かないところの負極にアルミニウムを使用した一
次電池を提供するにある。
負極にアルミニウムを使用する電池、いわゆるアルミニ
ウム電池は高い超電力が期待でき、比重が小さいので、
単位重量当りの電気量が極めて大てあるなどの特徴を有
している。
ウム電池は高い超電力が期待でき、比重が小さいので、
単位重量当りの電気量が極めて大てあるなどの特徴を有
している。
しかし、負極アルミニウムは水溶液によつて酸化され易
く、腐食速度が速いため、その結果、短期間のうちに漏
液を招くという不都合を有する等の理由のため実用に供
する段階に至つていない。本発明の目的は負極に用いる
アルミニウムの腐食速度を著しく低減せしめ、しかも超
電力の低下、電流効率の低下を招かないところの負極に
アルミニウムを使用した一次電池を提供するにあ−る。
く、腐食速度が速いため、その結果、短期間のうちに漏
液を招くという不都合を有する等の理由のため実用に供
する段階に至つていない。本発明の目的は負極に用いる
アルミニウムの腐食速度を著しく低減せしめ、しかも超
電力の低下、電流効率の低下を招かないところの負極に
アルミニウムを使用した一次電池を提供するにあ−る。
すなわち本発明は、電解液中に寒天及びグリシンのうち
の少なくとも１種を含有せしめたことを特徴とする負極
にアルミニウム又はその合金を使用した一次電池を提供
するにある。
の少なくとも１種を含有せしめたことを特徴とする負極
にアルミニウム又はその合金を使用した一次電池を提供
するにある。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のアルミニウムを負極として用いる一次電池は任
意の正極と任意の電解液を使用し得る。
意の正極と任意の電解液を使用し得る。
通常、一次電池の正極材料としては二酸化マンガン、酸
化銀、酸化ニッケル等が有利に利用される。また、電解
液としては塩化アルミニウム水溶・液、海水、塩化ナト
リウム水溶液、過塩素酸アルミニウム水溶液およびその
混合液等が適用できる。また、本発明の一次電池におい
て負極材料としてはアルミニウム又はアルミニウム合金
が使用でき、特に限定できるものではない。
化銀、酸化ニッケル等が有利に利用される。また、電解
液としては塩化アルミニウム水溶・液、海水、塩化ナト
リウム水溶液、過塩素酸アルミニウム水溶液およびその
混合液等が適用できる。また、本発明の一次電池におい
て負極材料としてはアルミニウム又はアルミニウム合金
が使用でき、特に限定できるものではない。
しかし、特に好ましい負極材料としては亜鉛０．５〜１
踵量％、スズ０．０４〜１．０重量％およびガリウム０
．００３〜１．０重量％を含有し、残部がアルミニウム
と不純物からなるアルミニウム基合金、または前記合金
成分にビスマス０．００５〜１、 量％およびマグネシ
ウム０〜０．１重量％を含有せしめてなるアルミニウム
基合金が用いられる。アルミニウムとしては一般に９９
、踵量％以上、より好ましくは９９．９９重量％以上の
アルミニウムが用いられる。通常、鉄、ケイ素、銅の合
計量が０．０踵量％以下であることが望ましい。アルミ
ニウム基合金は慣用の如く、通常約１５０〜５００℃の
温度で数分〜１時間程度焼鈍し、加工歪を除きまた合金
元素の分布状態を良好となした後に使用される。本発明
は上述のようなアルミニウムを負極とする一次電池にお
いて電解液中に寒天及びグリシンのうちの少なくとも１
種を含有させるものであり、それによつて負極アルミニ
ウムの腐食が防止てき、しかも超電力の低下、電流効率
の低下を招かないという顕著な効果が達成できるもので
ある。
踵量％、スズ０．０４〜１．０重量％およびガリウム０
．００３〜１．０重量％を含有し、残部がアルミニウム
と不純物からなるアルミニウム基合金、または前記合金
成分にビスマス０．００５〜１、 量％およびマグネシ
ウム０〜０．１重量％を含有せしめてなるアルミニウム
基合金が用いられる。アルミニウムとしては一般に９９
、踵量％以上、より好ましくは９９．９９重量％以上の
アルミニウムが用いられる。通常、鉄、ケイ素、銅の合
計量が０．０踵量％以下であることが望ましい。アルミ
ニウム基合金は慣用の如く、通常約１５０〜５００℃の
温度で数分〜１時間程度焼鈍し、加工歪を除きまた合金
元素の分布状態を良好となした後に使用される。本発明
は上述のようなアルミニウムを負極とする一次電池にお
いて電解液中に寒天及びグリシンのうちの少なくとも１
種を含有させるものであり、それによつて負極アルミニ
ウムの腐食が防止てき、しかも超電力の低下、電流効率
の低下を招かないという顕著な効果が達成できるもので
ある。
本発明の一次電池において電解液中に添加される化合物
としては寒天、グリシンが好適である。
としては寒天、グリシンが好適である。
上記化合物の電解液中の添加量は添加成分、負極の材質
、電解液の種類等により変わり、特に限定されるもので
はないが一般には電解液１０鍾量部当り添加剤０．００
０２〜２鍾量部が添加される。添加量があまりに少なく
なると負極の腐食防止効果がわずかとなるし、一方あま
り多量に添加しても効果がない。好ましくは電解液１０
０重量部当り０．００２〜２重量部添加される。以上記
述した本発明の一次電池によれば負極アルミニウムの腐
食速度を添加剤無添加の場合に比較して約１１２以下と
なすことができ、また本発明の一次電池は無添加の場合
と比較して超電力及び電流効率が同様ないしは若干改善
されるという顕著な利点を有する。
、電解液の種類等により変わり、特に限定されるもので
はないが一般には電解液１０鍾量部当り添加剤０．００
０２〜２鍾量部が添加される。添加量があまりに少なく
なると負極の腐食防止効果がわずかとなるし、一方あま
り多量に添加しても効果がない。好ましくは電解液１０
０重量部当り０．００２〜２重量部添加される。以上記
述した本発明の一次電池によれば負極アルミニウムの腐
食速度を添加剤無添加の場合に比較して約１１２以下と
なすことができ、また本発明の一次電池は無添加の場合
と比較して超電力及び電流効率が同様ないしは若干改善
されるという顕著な利点を有する。
以下に実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明
はこれにより制限されるものではない。
はこれにより制限されるものではない。
実施例１
純度９９．９９重量％のアルミニウムを厚さ０．５Ｔｆ
ｒｆｎに冷間圧延し、それをアノード電極として、一方
白金をカソード電極として電解液として１Ｍ−ＡｌＣｌ
３水溶液を用い、電解液中に寒天を２ｆＩ／ｅとなるよ
うに添加した。
ｒｆｎに冷間圧延し、それをアノード電極として、一方
白金をカソード電極として電解液として１Ｍ−ＡｌＣｌ
３水溶液を用い、電解液中に寒天を２ｆＩ／ｅとなるよ
うに添加した。
アノード電極に対し１０ｒｎＡ／Ｃｒｉの定電流密度で
間欠通電試験（電流を１時間の間流し、次の１時間は回
路を開きこのサイクルを繰返す）を行い通電時の電位、
通電時の電流効率、開路時の腐食速度を測定して第１表
に示す。
間欠通電試験（電流を１時間の間流し、次の１時間は回
路を開きこのサイクルを繰返す）を行い通電時の電位、
通電時の電流効率、開路時の腐食速度を測定して第１表
に示す。
尚、比較のため電解液中に寒天を添加しない以外は全く
同様にして間欠通電試験を行い同特性を測定した。
同様にして間欠通電試験を行い同特性を測定した。
それを第１表に示す。電位は飽和甘永電極基準で測定し
た。
た。
電流効率は流した電流と発生水素量から算出した。腐食
速度は通電した後の開路時の発生水素量から腐食が全面
にわたつて進行するとみなして算出した（以下同じ）。
第１表より本発明品が腐食速度の点から極めて有効であ
ることが明らかである。
速度は通電した後の開路時の発生水素量から腐食が全面
にわたつて進行するとみなして算出した（以下同じ）。
第１表より本発明品が腐食速度の点から極めて有効であ
ることが明らかである。
実施例２
２．鍾量％亜鉛、０．０踵量％スズ、０．０１重量％ガ
リウム、残アルミニウム（イ）．０００２重量％鉄、０
．０００２重量％ケイ素、０．０００１重量％以下の銅
含有）のアルミニウム合金を厚さ０．５７ｍに冷間圧延
し、４００℃，４時間焼鈍した。
リウム、残アルミニウム（イ）．０００２重量％鉄、０
．０００２重量％ケイ素、０．０００１重量％以下の銅
含有）のアルミニウム合金を厚さ０．５７ｍに冷間圧延
し、４００℃，４時間焼鈍した。
このアルミニウム合金をアノード電極として用いた以外
は実施例１と同条件で間欠通電試験を行つた。通電時の
電位、通電時の電流効率、開路時の腐食速度を第２表に
示した。
は実施例１と同条件で間欠通電試験を行つた。通電時の
電位、通電時の電流効率、開路時の腐食速度を第２表に
示した。
表２より本発明品は腐食速度の点から極めて有効である
ことが明らかである。
ことが明らかである。
実施例３
３．呼量％亜鉛、０．１鍾量％スズ、０．０１重量％ガ
リウム、０．０７重量％ビスマス、残アルミニウム（イ
）．０００踵量％鉄、０．０００踵量％ケイ素、０．０
００１重量％以下の銅含有）のアルミニウム合金を厚さ
０．５Ｔｆｎに冷間圧延し、４００℃，４時間焼鈍した
。
リウム、０．０７重量％ビスマス、残アルミニウム（イ
）．０００踵量％鉄、０．０００踵量％ケイ素、０．０
００１重量％以下の銅含有）のアルミニウム合金を厚さ
０．５Ｔｆｎに冷間圧延し、４００℃，４時間焼鈍した
。
このアルミニウム合金をアノード電極として用いたこと
及び第３表に示した腐食抑制剤を用いたこと以外は実施
例１と同条件て間欠通電試験を行つた。通電時の電位、
通電時の電流効率、開路時の腐食速度を第３表に記した
。第３表より寒天及びグリシン（実験番号１吸び１５）
は、アルミニウム電池の腐食抑制に顕著な効果があるこ
とが明らかである。
及び第３表に示した腐食抑制剤を用いたこと以外は実施
例１と同条件て間欠通電試験を行つた。通電時の電位、
通電時の電流効率、開路時の腐食速度を第３表に記した
。第３表より寒天及びグリシン（実験番号１吸び１５）
は、アルミニウム電池の腐食抑制に顕著な効果があるこ
とが明らかである。
実施例４
３．鍾量％亜鉛、０．１鍾量％スズ、０．００１重量％
ガリウム、０．０踵量％ビスマス、残アルミニウム（イ
）．０００種量％鉄、０．０００２重量％以下の銅含有
）のアルミニウム合金を厚さ０．５７９！に冷間圧延し
、４０００Ｃ，４時間焼鈍した。
ガリウム、０．０踵量％ビスマス、残アルミニウム（イ
）．０００種量％鉄、０．０００２重量％以下の銅含有
）のアルミニウム合金を厚さ０．５７９！に冷間圧延し
、４０００Ｃ，４時間焼鈍した。
このアルミニウム合金をアノード電極とし、電解液とし
て３重量％ＮａＣｌ水溶液を用い、電解液中に寒天を２
ｆ／′となるように添加し、それ以外は実施例１と同条
生で間欠通電試験を行つた。通電時の電位、通電時の電
流効率、開路時の腐１速度を第４表に記した。
て３重量％ＮａＣｌ水溶液を用い、電解液中に寒天を２
ｆ／′となるように添加し、それ以外は実施例１と同条
生で間欠通電試験を行つた。通電時の電位、通電時の電
流効率、開路時の腐１速度を第４表に記した。
第４表より本発明品が腐食速度の点から極めて釘効であ
ることが明らかである。
ることが明らかである。
Claims (1)
- １ 電解液中に寒天及びグリシンのうちの少なくとも１
種を含有せしめたことを特徴とする負極にアルミニウム
又はその合金を使用した一次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13878377A JPS6053426B2 (ja) | 1977-11-17 | 1977-11-17 | 負極にアルミニウム又はその合金を使用した一次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13878377A JPS6053426B2 (ja) | 1977-11-17 | 1977-11-17 | 負極にアルミニウム又はその合金を使用した一次電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5471333A JPS5471333A (en) | 1979-06-07 |
| JPS6053426B2 true JPS6053426B2 (ja) | 1985-11-26 |
Family
ID=15230092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13878377A Expired JPS6053426B2 (ja) | 1977-11-17 | 1977-11-17 | 負極にアルミニウム又はその合金を使用した一次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6053426B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0630246B2 (ja) * | 1985-03-12 | 1994-04-20 | 日立マクセル株式会社 | ボタン形リチウム有機二次電池 |
-
1977
- 1977-11-17 JP JP13878377A patent/JPS6053426B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5471333A (en) | 1979-06-07 |
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