JPS605335Y2 - 高圧圧力制御弁の取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は空気調和機等に使用する高圧圧力制御弁の取付装
置の改良構成に関し、特に冷媒圧縮機等の振動により接
続管が折損したり、接続部分に亀裂を生じたりするのを
防止したものである。

従来此種高圧圧力制御弁は、冷媒圧縮機よりの出口バイ
ブとアキュームレータに、この出口バイブよりも細径の
パイプにて分岐連結しているが、冷媒圧縮機及び吐出冷
媒ガスの脈動による振動によって、前記出口バイブなど
との連結部分に亀裂を生じたり、細径の連結パイプが折
損するなどの事故があった。

本案は係る点に鑑みて威されたものであり、以下図につ
いて説明する。

１は冷媒圧縮機２．四方弁３．凝縮器４．減圧装置５．
蒸発器６．及びアキュームレータ７等より構成する冷媒
サイクル中に設けた高圧圧力制御弁で、冷媒圧縮機２よ
りの吐出管８と、冷媒圧縮機２への吸込管９或いはアキ
ュームレータ７との間に配設している。

この高圧圧力制御弁１の入口バイブ１０は連結管１１を
介して前記吐出管８の適所に連通装設し、出口バイブ１
２は連結管１３を介して前記吸込管９或いはアキューム
レータ７に連通接続しており、前記両連結管１１．１３
は夫々の連結せる吐出管８及び吸込管９等よりも細径の
管体にて形威している。

前記吐出管８は機器本体（図示せず）に設けた取付体１
４に、途中適所を押え金具１５等にて押圧支持し、冷媒
圧縮機２の起動時や運転時に生じる振動を防止或いは軽
減している。

前記高圧圧力制御弁１は取付体１４の吐出管８近傍位置
を上方に延長して背方に折曲して水平辺１４Ａを形威し
、且つこの水平辺１４Ａの遊端を下方に折曲して形成し
た支持辺１４Ｂに、螺子１６等にて装着する押え金具１
７にて押圧支持している。

１８は前記取付体１４に押え金具１９等にて適宜押圧支
持した前記吸込管９等の任意の管体である。

前記高圧圧力制御弁１は押え金具１７を用いずに、黄銅
等にて形成した外装体に、取付耳片などを一体形成し、
螺子等にて直接取付体１４に装着支持しても良い。

本案は以上の如く、冷媒圧縮機よりの吐出管の途中を支
持した取付体に、高圧圧力制御弁を、前記吐出管の近傍
に位置して支持装置し、細径の連結管を介して入口バイ
ブをこの吐出管に連通接続しているので、冷媒圧縮機の
起動時や運転時に生じる振動や冷媒の脈流振動が吐出管
に伝って、吐出管が振動しても、同じ振動が取付体を介
して高圧圧力制御弁にも伝わり、吐出管と連結管との接
続部に異った振動を生じることが少なく、従ってこの接
続部に亀裂を生じたり、連結管が損傷することも殆んど
なくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案装置を具備した冷媒サイクル図、第２図は
同要部斜視図である。 １・・・・・・高圧圧力制御弁、訃・・・・・吐出管、
１１・・・・・・連結管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 冷媒圧縮機、凝縮器及び蒸発器等より構成する冷媒サイ
   クル中に、前記冷媒圧縮機よりの吐出管と吸込管側との
   間にこれら両管よりも細径の連結管を夫々介して高圧圧
   力制御弁を架設して成り、且つ前記吐出管の途中を支持
   した機器本体の取付体に、前記高圧圧力制御弁を前記吐
   出管の近傍に位置して支持装置した事を特徴とする高圧
   圧力制御弁の取付装置。