JPS60526B2 - 廃熱利用発電プラント - Google Patents
廃熱利用発電プラントInfo
- Publication number
- JPS60526B2 JPS60526B2 JP8133479A JP8133479A JPS60526B2 JP S60526 B2 JPS60526 B2 JP S60526B2 JP 8133479 A JP8133479 A JP 8133479A JP 8133479 A JP8133479 A JP 8133479A JP S60526 B2 JPS60526 B2 JP S60526B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- heat
- turbine
- power generation
- intermediate heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は低沸点媒体を利用した発電プラントに係り、特
に、低温エネルギー源からのエネルギー利用を有効に行
なう廃熱利用発電プラントに関する。
に、低温エネルギー源からのエネルギー利用を有効に行
なう廃熱利用発電プラントに関する。
低沸点媒体の発電プラントの従来技術の例として、第1
図にフロンタービン発電プラントの構成を示す。
図にフロンタービン発電プラントの構成を示す。
本プラントはフロンによって発電するものであり、フロ
ンボイラーでフロン蒸気を発生させ、この蒸気をフ。ン
タービン2に導き、発電機3を駆動し、フロン凝縮器で
凝縮させたのち、フロンポンプ5でフロンボイラーに送
り、循環させるものである。このような低沸点媒体発電
プラントは例えばフロンのように従来から用いられてい
るが、この欠点は「熱分解の問題があるため、あまり高
い温度の蒸気を使用できない点にある。フロンにおいて
は約120ooが使用上限と一般にいわれている。この
ようなことから、できるだけ高い熱源の使用を可能にし
、コンパクト化をはかったものが第2図の中間熱媒体と
低沸点媒体を用いた発電プラントである。加熱媒体7か
ら熱がまず中間熱媒体加熱器8を通じて中間熱媒体9の
一点鎖線のループに移される。高温になった中間熱媒体
は直接式熱交換器10でタービン作動媒体(低沸点媒体
)と熱交換し、タービン作動媒体蒸気11を発生させた
のち、中間熱媒体タンク22に入り、中間熱媒体ポンプ
23によって中間熱媒体加熱器8に送られる。タービン
作動媒体蒸気11はタービン12に入り、発電機13を
駆動し、凝縮器冷却媒体18によって冷却されるタービ
ン作動媒体凝縮器17で凝縮され、タービン作動媒体ポ
ンプ19によって中間熱媒体冷却器を経て直接式熱交換
器10に送られる。
ンボイラーでフロン蒸気を発生させ、この蒸気をフ。ン
タービン2に導き、発電機3を駆動し、フロン凝縮器で
凝縮させたのち、フロンポンプ5でフロンボイラーに送
り、循環させるものである。このような低沸点媒体発電
プラントは例えばフロンのように従来から用いられてい
るが、この欠点は「熱分解の問題があるため、あまり高
い温度の蒸気を使用できない点にある。フロンにおいて
は約120ooが使用上限と一般にいわれている。この
ようなことから、できるだけ高い熱源の使用を可能にし
、コンパクト化をはかったものが第2図の中間熱媒体と
低沸点媒体を用いた発電プラントである。加熱媒体7か
ら熱がまず中間熱媒体加熱器8を通じて中間熱媒体9の
一点鎖線のループに移される。高温になった中間熱媒体
は直接式熱交換器10でタービン作動媒体(低沸点媒体
)と熱交換し、タービン作動媒体蒸気11を発生させた
のち、中間熱媒体タンク22に入り、中間熱媒体ポンプ
23によって中間熱媒体加熱器8に送られる。タービン
作動媒体蒸気11はタービン12に入り、発電機13を
駆動し、凝縮器冷却媒体18によって冷却されるタービ
ン作動媒体凝縮器17で凝縮され、タービン作動媒体ポ
ンプ19によって中間熱媒体冷却器を経て直接式熱交換
器10に送られる。
一方、タービンおよび発電機の軸受14,15,16は
、直接式熱交換器10からの中間熱媒体24の一部を中
間熱媒体冷却器21によって冷却したものを潤滑剤とし
て用いており、中間熱媒体ドレン25となって中間熱媒
体タンク22に集積される。
、直接式熱交換器10からの中間熱媒体24の一部を中
間熱媒体冷却器21によって冷却したものを潤滑剤とし
て用いており、中間熱媒体ドレン25となって中間熱媒
体タンク22に集積される。
本プラントは、熱源とタービン作動媒体ループとの間に
中間熱媒体ループを設けることによってタービン作動媒
体の使用温度範囲を拡げること、直接式熱交換器の使用
により装置のコンパクト化などをはかることが可能であ
る。
中間熱媒体ループを設けることによってタービン作動媒
体の使用温度範囲を拡げること、直接式熱交換器の使用
により装置のコンパクト化などをはかることが可能であ
る。
中間熱媒体としては耐熱性のあるポリオールェステル油
、アルキルベンゼン油などが考えられ、タービン作動媒
体としては各種フロン類などの低沸点媒体が考えられる
。
、アルキルベンゼン油などが考えられ、タービン作動媒
体としては各種フロン類などの低沸点媒体が考えられる
。
本プラントは中間熱媒体を用いて、タービン作動媒体の
熱源の使用上限温度の拡張をはかったものであるが、熱
源が低温の場合または、本プラントによって熱が回収さ
れ、タービン作動媒体を直接加熱しても問題が生じない
温度範囲まで低温になった加熱媒体7に対しては、この
ような複雑なシステムにしなくともよい。
熱源の使用上限温度の拡張をはかったものであるが、熱
源が低温の場合または、本プラントによって熱が回収さ
れ、タービン作動媒体を直接加熱しても問題が生じない
温度範囲まで低温になった加熱媒体7に対しては、この
ような複雑なシステムにしなくともよい。
以下に示すように、上記2方式を結合することによって
、より経済的な発電プラントにすることができる。本発
明の目的は、中間熱媒体−タービン作動媒体を用いる発
電プラントの加熱器系統を合理化し〜 コンパクトで、
性能のよいプラント構成を提供するにある。
、より経済的な発電プラントにすることができる。本発
明の目的は、中間熱媒体−タービン作動媒体を用いる発
電プラントの加熱器系統を合理化し〜 コンパクトで、
性能のよいプラント構成を提供するにある。
このため本発明は、中間熱媒体ループとタービン作動媒
体ループをもつ発電プラントに、熱源の有効かつ合理的
利用のため、タービン作動媒体を直接加熱するループを
追加したものである。
体ループをもつ発電プラントに、熱源の有効かつ合理的
利用のため、タービン作動媒体を直接加熱するループを
追加したものである。
本発明の効果を以下の実施例によって説明する。第3図
は本発明の一実施例を示したものである。本図は第2図
のプラントに対し、タービン作動媒体ポンプ19からの
タービン作動媒体液20の一部を中間熱媒体加熱器8の
下流側に配置されたタービン作動媒体加熱器26に導き
、ここで蒸発させ蒸気としたのち、直接式熱交換器10
からの蒸気と混合しタービン12に導いたものである。
本発明によれば「加熱媒体7からまず第2図の方式で熱
を利用した発電を行なったのち、低温になった加熱媒体
7を再び用い、さらに低温領域の熱によってタービン作
動媒体液を蒸発し、上記の場合より簡単な第1図の方式
の発電ができる。
は本発明の一実施例を示したものである。本図は第2図
のプラントに対し、タービン作動媒体ポンプ19からの
タービン作動媒体液20の一部を中間熱媒体加熱器8の
下流側に配置されたタービン作動媒体加熱器26に導き
、ここで蒸発させ蒸気としたのち、直接式熱交換器10
からの蒸気と混合しタービン12に導いたものである。
本発明によれば「加熱媒体7からまず第2図の方式で熱
を利用した発電を行なったのち、低温になった加熱媒体
7を再び用い、さらに低温領域の熱によってタービン作
動媒体液を蒸発し、上記の場合より簡単な第1図の方式
の発電ができる。
すなわち、加熱媒体7の熱的条件が定まれば、まずター
ビン作動媒体の性質により直接加熱することが可能な温
度の上限値以下はタービン作動媒体加熱器26によって
発電プラント内に熱をとることとし「それ以上の温度範
囲は中間熱媒体加熱器8によって熱交換を行なうように
する。このようにすれば与えられた熱源に対し、よりコ
ンパクトで性能の高い発電プラントの製作が可能である
。第4図は本実施例の変形例の1つであり、タービン作
動媒体加熱器26で加熱し、タービン作動媒体蒸気を発
生させる場合、直接式熱交換器10からの蒸気の圧力よ
り低い圧力の蒸気しか得られない熱的条件の場合、圧力
を弁27で調整し、低圧の蒸気を発生させ、タービン1
2の中間段落に導くようにしたものである。
ビン作動媒体の性質により直接加熱することが可能な温
度の上限値以下はタービン作動媒体加熱器26によって
発電プラント内に熱をとることとし「それ以上の温度範
囲は中間熱媒体加熱器8によって熱交換を行なうように
する。このようにすれば与えられた熱源に対し、よりコ
ンパクトで性能の高い発電プラントの製作が可能である
。第4図は本実施例の変形例の1つであり、タービン作
動媒体加熱器26で加熱し、タービン作動媒体蒸気を発
生させる場合、直接式熱交換器10からの蒸気の圧力よ
り低い圧力の蒸気しか得られない熱的条件の場合、圧力
を弁27で調整し、低圧の蒸気を発生させ、タービン1
2の中間段落に導くようにしたものである。
このような構成にすることにより、タービン作動媒体加
熱器26での熱負荷が小さく、高圧の蒸気発生が不可能
の場合の熱利用が有効にできる。第5図は別の変形例で
ある。
熱器26での熱負荷が小さく、高圧の蒸気発生が不可能
の場合の熱利用が有効にできる。第5図は別の変形例で
ある。
これは、タービン作動媒体加熱器26で加熱した流体を
直接式熱交換器10の上流側に合流させる場合である。
本案はタービン作動媒体加熱器26での熱負荷が小さい
場合などに有効である。これらの例は全て同じ加熱媒体
を熱源としたが、温度範囲の異なる複数の熱源について
も同様の構成が可能である。
直接式熱交換器10の上流側に合流させる場合である。
本案はタービン作動媒体加熱器26での熱負荷が小さい
場合などに有効である。これらの例は全て同じ加熱媒体
を熱源としたが、温度範囲の異なる複数の熱源について
も同様の構成が可能である。
本発明によれば従来式の発電プラントの利点を重豊し、
コンパクトな、性能のよい発電プラントを作成できる。
コンパクトな、性能のよい発電プラントを作成できる。
図面の簡単な説明第1図、第2図は従来例、第3図は本
発明の一実施例、第4図「第5図はその変形例を示した
ものである。
発明の一実施例、第4図「第5図はその変形例を示した
ものである。
1……フロンボイラ、2……フロンタービン、?…・・
・加熱媒体、8・・・・・・中間熱媒体加熱器、9・・
・・・・中間熱媒体、10・・・…直接式熱交換器、1
1・・・…タービン作動媒体蒸気、12・・・・・・タ
ービン、17・・・・・・タービン作動媒体凝縮器、1
8…・・・凝縮器冷却媒体、19・・…・タービン作動
媒体ポンプ、20…・・・タービン作動媒体液、21・
・・・・・中間熱媒体冷却器、22・・・・・・中間熱
媒体タンク、23・・・・・・中間熱媒体ポンプt 2
4…・・・中間熱媒体、25・・・…中間熱媒体ドレン
、26・・・・・・タービン作動媒体加熱器。
・加熱媒体、8・・・・・・中間熱媒体加熱器、9・・
・・・・中間熱媒体、10・・・…直接式熱交換器、1
1・・・…タービン作動媒体蒸気、12・・・・・・タ
ービン、17・・・・・・タービン作動媒体凝縮器、1
8…・・・凝縮器冷却媒体、19・・…・タービン作動
媒体ポンプ、20…・・・タービン作動媒体液、21・
・・・・・中間熱媒体冷却器、22・・・・・・中間熱
媒体タンク、23・・・・・・中間熱媒体ポンプt 2
4…・・・中間熱媒体、25・・・…中間熱媒体ドレン
、26・・・・・・タービン作動媒体加熱器。
策}図
第2図
箱J図
第4図
第5図
Claims (1)
- 1 熱源からの加熱媒体が保有する熱を中間熱媒体に移
し、さらに中間熱媒体から低沸点媒体に直接熱交換器に
よって熱を移し、低沸点媒体蒸気をタービンに供給しタ
ービンを駆動し発電するようにした廃熱利用発電プラン
トにおいて、前記タービンを駆動した後、凝縮した低沸
点媒体液を加熱器に導き、前記加熱器には、加熱側流体
として前記中間熱媒体を加熱して低温になった加熱媒体
を導いて、低沸点媒体を加熱するようにした事を特徴と
する廃熱利用発電プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8133479A JPS60526B2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | 廃熱利用発電プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8133479A JPS60526B2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | 廃熱利用発電プラント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS566009A JPS566009A (en) | 1981-01-22 |
JPS60526B2 true JPS60526B2 (ja) | 1985-01-08 |
Family
ID=13743474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8133479A Expired JPS60526B2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | 廃熱利用発電プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60526B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632016A (en) * | 1979-08-24 | 1981-04-01 | Hitachi Ltd | Heat exchanging method and heat exchanger utilizing low boiling point medium |
JPS6176710A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-19 | Hisaka Works Ltd | 排熱回収装置 |
-
1979
- 1979-06-29 JP JP8133479A patent/JPS60526B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS566009A (en) | 1981-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5848733B2 (ja) | 廃熱利用小型発電プラント | |
US9671138B2 (en) | Cascaded power plant using low and medium temperature source fluid | |
JPS5928081Y2 (ja) | 発電装置 | |
US9784248B2 (en) | Cascaded power plant using low and medium temperature source fluid | |
JPS5477848A (en) | Compact type power plant utilizing waste heat | |
US4292809A (en) | Procedure for converting low-grade thermal energy into mechanical energy in a turbine for further utilization and plant for implementing the procedure | |
US5873238A (en) | Startup cooling steam generator for combustion turbine | |
US4004424A (en) | Method for limiting back pressure on steam turbine | |
JPS60526B2 (ja) | 廃熱利用発電プラント | |
JPS58138213A (ja) | 発電装置 | |
JPH02146208A (ja) | 複合熱利用プラント | |
JPH05256535A (ja) | 吸収式ヒートポンプシステム | |
RU2174609C2 (ru) | Теплоэнергетическая система с газоохлаждаемым реактором | |
RU2165055C1 (ru) | Пароводяная энергохолодильная установка | |
JPS59180012A (ja) | 液化天然ガスおよび低沸点媒体利用コンバインドサイクルタ−ビンプラント | |
RU2164646C1 (ru) | Пароэжекторная холодильная установка | |
JPH04292757A (ja) | コジェネプラントシステム | |
SU883528A1 (ru) | Способ охлаждени проточной части газовой турбины парогазовой установки | |
JPH10253194A (ja) | 水蓄熱システム | |
JPH0466302U (ja) | ||
JPH08200017A (ja) | 火力発電プラントのランキンサイクル | |
Khaldi et al. | A Modified Solar/Gas Thermodynamic Hybridization Scheme in ISCC Plants for Reducing the Air-Cooled Condenser Power Consumption | |
RU2154780C1 (ru) | Пароэжекторная холодильная машина | |
JPS5596309A (en) | Compact power plant utilizing waste heat | |
RU2163705C1 (ru) | Пароэжекторная холодильная машина |