JPS605208B2 - 電気絶縁線輪 - Google Patents

電気絶縁線輪

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JPS605208B2
JPS605208B2 JP10407479A JP10407479A JPS605208B2 JP S605208 B2 JPS605208 B2 JP S605208B2 JP 10407479 A JP10407479 A JP 10407479A JP 10407479 A JP10407479 A JP 10407479A JP S605208 B2 JPS605208 B2 JP S605208B2
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epoxy resin
compound
mica
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久安 三井
良之 井上
良二 熊沢
脩一 鈴木
武男 伊藤
信一 真田
修二 早瀬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS605208B2 publication Critical patent/JPS605208B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • H01F27/327Encapsulating or impregnating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空加圧含浸方式による耐熱性の高い、高電圧
電気絶縁線論に関する。
従来、真空加圧含浸方式による高電圧電気絶縁線輪とし
ては、少量の接着剤を含んだ、いわゆるドライマィカテ
ープを線論に巻回した後、含浸タンク中で減圧脱気し、
各種のェポキシ樹脂と酸無水物を縫合せてなる含浸樹脂
を減圧下で送込み、これを加圧含浸し、加熟硬化する方
式のものが一般的である。
しかし、このェポキシ系含浸樹脂を使用した電気絶縁線
論は、155こ0以上で長時間使用した場合、機械的特
性、電気絶縁性が低下し始め、180qo以上で連続使
用する電気絶縁線論としては通さない。18000以上
の高温で使われる電気縦泰廃線輪には、従来無溶剤シリ
コーン樹脂や、無溶剤ポリィミド樹脂などを使用した例
があるが、無溶剤シリコーン樹脂を使った絶縁は機械的
、電気的、耐薬品的性能が劣るし、無溶剤ポリイミド樹
脂を使った絶縁は粘度が高く、作業条件が煩雑となると
同時に、出釆上った電気絶縁線輪が機械的に脆く、実用
性に乏しかった。
またいずれもェポキシ樹脂に比べ、はるかに高価であり
、汎用性に欠ける欠点があった。本発明者らは、このよ
うな点に鑑み、鋭意検討を加えた結果、含浸樹脂は従来
のF種絶縁用に使用したと同じ系統のェポキシ樹脂を使
用しても、マィカ中の接着剤として、ェポキシ樹脂と、
マレィミド系化合物と、硬化触媒としてのアルミニウム
トリアセチルアセトネートの如きアルミニウム化合物、
およびヒドロキシル基を含有するシラン化合物、もしく
はポリシロキサン化合物を硬化促進剤として少量添加し
た組成物を使用すれば、真空加圧含浸後、加熱硬化処理
した場合、少量のアルミニウム化合物およびポリシロキ
サン化合物の著しい反応促進効果により、短時間で硬化
して、機械的腕さのない、すぐれた耐熱性を発揮するこ
とを見出した。
たとえばェピコート152(商品名、シェル化学社)8
0重量部とN・N′−メチレンージーPーフェニレンビ
スマレィミド2の重量部からなる樹脂組成系に、アルミ
ニウムトリアセチルアセトネート0.1重量部、ヒドロ
キシル基を含有するポリシロキサン化合物SH6018
(商品名、東レシリコーン社)0.1重量部を添加した
組成物を接着剤として15重量%含ませたマィカテープ
に、ビスフエノールA形ェポキシ樹脂であるDER33
2(商品名、ダウケミカル社)5の重量部、メチルテト
ラヒドロフタル酸無水物であるHN2200(商品名、
日立化成社)5の重量部からなる含浸樹脂を真空加圧舎
浸し*た電気絶案廃線論は、100〜120q0で数分
〜数十分でゲル化(硬化)することを見出した。
本発明は上記知見に基づき、低粘度で、ポットライフの
長い、安価な汎用ェポキシ含浸樹脂を使用し、かつ比較
的低温で硬化が可能な、熱硬化形の耐熱性電気絶縁線論
を提供することを目的とする。
以下本発明を説明すると、本発明は、マレィミド化合物
とェポキシ樹脂と硬化触媒としてのアルミニウム化合物
と硬化促進剤としてのヒドロキシル基含有シラン化合物
もしくはポリシロキサン化合物を含む樹脂組成物を接着
剤として含有するマィカテープを巻回した線論を、ェポ
キシ樹脂および酸無水物からなる含浸樹脂により含浸硬
化してなる露気絶泰廃線論である。
本発明において、マィカテープ接着剤の一組成分として
用いるマレィミド系化合物としては、一般式(但し式中
Xはアルキレン基、シクロアルキレン基、単環もしくは
多環式のアリレーン基などの2価の炭化水素基、または
一CH2一、一CO−、S02−、一CONH−など2
価の原子団によって結合された2価の炭化水素基)で示
されるものや、 一般式 (式中m、nは0または1〜4の数) で示される混合ポリァミンと無水マレィン酸との反応で
得られるマレィミド化合物である。
この種のマレイミド系化合物としては例えばN・N′−
フエニレンビスマレイミド、NON′ーヘキサメチレン
ビスマレイミド、N・N′−メチレンージーP−フエニ
レンビスマレイミド、N・N′ーオキシージーP−フエ
ニレンビスマレイド、N・N′一4・4ーベンゾフエノ
ンービスマレイミド、N・N′一P−ジフエニスルホン
マレイミド、N.N′一(3.3−ジメチル)ーメチレ
ンージーP−フエニレンビスマレイミド、N・N′−(
3・3−ジエチル)ーメチレンージーP−フエニレンビ
スマレイミド、N・N′ーメタトルイレンージーマレィ
ミドを始め、上記混合ポリアミンと無水マレィン酸との
反応生成物がある。更に本発明に於て用いるマレィミド
系化合物は無水マレィン酸の60モル%以内の範囲で他
の酸無水物に置き代えてポリァミンと反応させて合成し
たマレィミド化合物も含む。本発明のマレィミド系化合
物の合成に使用する無水マレィン酸と縫合せて用いる他
の酸無水物としては例えば次のようなものが挙げられる
3(もしくは4)−メチルーテトラヒドロー無水フタル
酸、テトラヒドロー無水フタル酸、ナジック酸無水物、
メチル−ナジック酸無水物、ヘキサヒドロ一驚水フタル
酸、ドデシルー無水コハク酸、無水コハク酸、メチル−
無水コハク酸、オクタデシル一驚水コハク酸などである
一方ポリアミン化合物としては例えば次のようなものが
挙げられる。
4・4−ジアミノジフエニルメタン、4・4′ージアミ
ノジフエニルエーテル、4・4′ージアミノジフエニル
スルホン、4・4′ージアミノジフエニルケトン、o(
もしくはm、p)−フエニレンジアミン、3・3ージメ
チル−4・4′ージアミノジフエニルメタン、3・3−
ジエチル−4・4−ジアミノージフエニルメタン、2・
2−ビス−(4ーアミノーフヱニル)ープロパソ、4・
4′ージアミノジフエニルサルフアイド、1・5−ジア
ミ/−ナフタレン、o(もしくはm、p)キシリレンジ
アミン、フエニルインダンジアミン、1・1′−ビスー
(p−アミノフエニル)−フタレン、4・4ーメチレン
ーピス(2−クロロアニリン)、113−ビス(アミノ
メチル)ーシクロヘキサン、1・4ージアミノーシクロ
ヘキサン、2・6ージアミノーピリジン2・5ービス−
(メターアミノフエニル)−1・3・4−オキサジアノ
ール、3・5−ジアミノ1・2・4−トリアゾール、ビ
スーP一(4ーアミノフエノキシ)−ベンゼンなどであ
る。
しかしてこれらビスマレイミド系化合物は1種もしくは
2種以上の混合系で用いてもよく、またN−アリルーマ
レイミド、N−プロピルーマレイミド、N−へキシルー
マレイミド、Nーフエニルマレイミドなどモノマレイミ
ド化合物で置換しても良い。本発明において、マィカテ
ープ接着剤の他の−組成分をなすェポキシ樹脂としては
例えば次のようなものが挙げられる。
即ちピスフェノールA形ェポキシ樹脂、ピスフェノール
F形ェポキシ樹脂、フェノールノボラツク形ェポキシ樹
脂、クレゾールノボラック形ェポキシ樹脂、脂環式ェポ
キシ樹脂、トリグリシジールイソシアネートやヒダント
インェポキシの如き含榎素環ェポキシ樹脂、水添ビスフ
ェノールA形ェポキシ樹脂、プロピレングリコール一ジ
クリジールエーテルやペンタエリスリトールーポリーグ
リシジルエーテルなどの脂肪族系ェポキシ樹脂、芳香族
や脂肪族ないいま脂環式のカルボン酸とェピクロルヒド
リンとの反応によって得られるェポキシ樹脂、スピロ環
含有ェポキシ樹脂、オルソーアリルーフェノールノボラ
ック化合物とェピクロルヒドリンとの反応生成物である
グリシジルェーテル系ェポキシ樹脂、ビスフェノールA
のそれぞれの水酸基のオルソ位にアリル基を有するジア
リルビスフェノール化合物とェピクロルヒドリンとの反
応生成物であるグリシジルェーテル系ェポキシ樹脂など
である。本発明に於て、マィカテーブ接着剤における上
記マレイミド化合物、ェポキシ樹脂の組成比は用途、要
望する耐熱性などに応じて適宜選択するが一般的には次
のように選ぶ。即ちマレィミド系化合物の組成比は5〜
95重量%、ェポキシ樹脂は5〜95重量%にそれぞれ
選ぶのが好ましい。さらに本発明に於てヒドロキシル基
を含有するシラン化合物、もしくはポリシロキサン化合
物と共存下で使用する硬化触媒のアルミニウム化合物と
しては例えば次のようなものが挙げられる。即ち一般式
(但し式中R,、R2はァルキル基でありBは一般式但
し式中R3〜R8はアルキル基であることからなる群か
ら選ばれた配位子であり、e、fは0〜3の正の整数で
e十fは3を越えない)で示される化合物である。
これらのアルミニウム化合物のうちアルミニウムアルキ
ルアセトアセテート、アルミニウムトリスアセチルアセ
トネート、アルミニウムアルコラ−ト、アルミニウムア
シレートなどがとくに有用で通常本発明のマィカテープ
接着剤用樹脂組成分10の重量部に対して0.0001
〜5重量部程度に選定する。
一方本発明に於てアルミニウム化合物と共存下で硬化促
進剤として使用するヒドロキシル基を含有するシラン化
合物もしくはポリシロキサン化合物としては例えば次の
ようなものが挙げられる。
即ち一般式(但し式中R、R′はアルキル基、フェニル
基、アラルキル基、ピニル基、アリル基で、同じであっ
ても異なっていてもよく、q、rは0〜3の正の整数で
q十rは3を越えない。
)で示されるシラン化合物もしくは一般式(但し式中R
,〜R?はアルキル基、フェニル基、ピニル基、アラル
キル基、ァIJル基、ヒドロキシル基を含んだもし〈は
含まない1価のオルガノシロキサンを示し、同じであっ
ても異なっていてもよく、e、t、x、yは0〜2の正
の整数でs+t及び×十yは2を越えず、u、wは0〜
2の正の整数を示す。a、bは0または1以上の正の整
数を示す。)で示されるポリシロキサン化合物がある。
これらのオルガノシラノール化合物は通常本発明の樹脂
組成分良Pちマレイミド化合物とュポキシ樹脂の合計1
00重量部に対して少なくとも0.0001重量%程度
に選定するのが好ましく、また硬化促進効果のうえから
5重量%程度までよい。一方本発明において必要に応じ
て使用する例えばペンゾイルパーオキサイド、キユメン
ハイドロ/ぐーオキサイド、ジクミル/ぐーオキサイド
、アゾビスイソブチロニトリル、メチルエチルケトン/
ぐ−オキサイド、ターシヤリブチルパーベンゾエートな
どのラジカル重合開始剤は成形条件、使用目的に応じて
適宜選択するが、通常本発明の樹脂組成物100重量部
に対して0.05〜3重量部程度に選定するのが好まし
い。更に本発明においてはマレィミド系化合物とェポキ
シ樹脂及びシラン化合物もしくはポリシロキサン化合物
の相溶性を向上させるために、必要に応じてフルフリー
ルアルコールを添加してもよい。
フリフリールアルコールの添加量は通常マレィミド化合
物の活性二重結合当量に対して、0.4当量以下に選択
すると、マレィミド化合物の活性二重結合が、フリフリ
ールアルコールと反応して硬化樹脂化した際に、耐熱性
が低下する煩向がある。本発明に使用するマィカテープ
としては、ガラスクロス、耐熱フィルム、耐熱紙などの
裏打材で補強したフレークマィカを前記接着剤で貼合せ
たフレークマィカテープや、ガラスクロス、耐熱フィル
ム、耐熱鎌氏などの裏打材で補強した集成マィカシート
に前記接着剤を含ませてなる集成マィカテープがある。
しかし、一般的には絶縁破壊電圧のばらつきが少なく、
安価な集成マィカテープの方が適している。集成マィカ
シートとしては、硬質あるいは欧質のマィカを水流ジェ
ットなどにより機械的に離箔した無焼成タイプの集成マ
ィカと、高温でマィカの結晶水を飛ばすことによって離
箔する焼成タイプの集成マィカがある。これらのマィカ
テープは、みかけの密度が異なるため、最適なマィカテ
ープ薮着量は異なる。マィカテ−プを巻回した線論に含
浸するための含浸樹脂の一組成分であるェポキシ樹脂と
しては、例えば次のようなものが挙げられる。
ビスフェノールA形ェポキシ樹脂、例えばDER332
(商品名、ダウケミカル社)、GY290あるいはGY
255(いずれも商品名、チバ社)、ヱピコート825
(商品名、シェル化学社)、ビスフェノ‐ルF形ェポキ
シ樹脂、例えばェピコート807(商品名、シェル化学
社)、ェピクロン830(商品名、大日本インキ社)、
脂環式化合物からのェポキシ樹脂、例えばチッソノツク
ス221(商品名、チッソ社)、ェピコート190(商
品名、シェル化学社)、ショウダィン540(商品名、
昭和電工社)、ヒダントイン形ェポキシ樹脂、例えばG
Y350(商品名、チバ社)などのポリエポキサィドが
あり、必要に応じて稀釈剤としてモノェポキシ樹脂類、
例えばオクチレンオキサィド、ブチルグリシジルエーテ
ル、スチレンオキサイド、フエニルグリシジルエ−テル
、Pーブチルフエノールグリシジルエーテル、クレジル
グリシジルエーテル、グリシジルメタクリレート、アリ
ルグリシジルエーテル、シクロヘキセンビニルモノオキ
サイド、その他アニリン誘導体ヱポキシ、例えばGTO
あるいはGAN(いずれも商品名、日本化薬社)などを
添加してもよい。
しかし一般に稀釈剤は粘度を下げる効果はあるものの、
特性も低下するので、ポリェポキサィドに対して3の重
量%以下に抑えるべきである。さらに含浸樹脂の他の一
成分である酸無水物としては「ヘキサヒドロ無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、3(もしくは4)ーメ
チルーテトラヒドロー無水フタル酸、ナジック酸無水物
、メチルーナジック酸無水物、ドデシルー無水コハク酸
、無水コハク酸、メチル−無水コハク酸、オクタデシル
−無水コハク酸などの単独もしくは混合物が挙げられる
本発明に係る前記マィカテープ接着剤用耐熱性樹脂組成
物は、組成比などの選択で粘度も異なり、いわゆる無溶
剤形としてマィカテープに含浸させることもできるが、
一般にはメチルエチルケトン、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、トルエン、キシレンなどの溶媒に容易に熔解
するので、これらの溶液にしてマイカシートに浸透させ
、乾燥させてマィカテープを得ることもできる。
また、これら耐熱性樹脂組成物は室温では安定で、ポッ
トライフが長い。しかも含浸樹脂を含浸させた後、加熱
硬化の際、マィカテープ接着剤中の少量のアルミニウム
化合物およびポリシロキサン化合物の著しい反応促進効
果により、短時間でゲル化するため、低粘度の含浸樹脂
でも、マイカテープ中から樹脂の流出が少ない。従って
低粘度でポットライフの長い含浸樹脂を使用できる。更
に本発明に用いるマィカテープ接着剤組成物は、各組成
分相互および、ェポキシ含浸樹脂とも相溶性が良好なた
め、熱硬化した場合にも均質な絶縁組織を構成する。
しかも硬化樹脂はマィカ箔、裏打材とも強固に結合する
ため、絶縁組織はすぐれた耐熱性、機械的特性、電気的
絶縁特性を有する。このように本発明になる電気絶縁線
論は、比較的安価で、取扱い易い材料で構成され、しか
も優れた特性を有している。次に本発明の一実施例につ
いて説明する。
濃投機、温度計、冷却管を備えた反応釜内に、アミノ基
含有量15.9%、粘度16000センチポアズのポリ
アミンM町A−150(商品名、三井日曹ポリウレタン
社)90の重量部、酢酸ナトリウム40の重量部、およ
び、ジメチルホルムアミド130の重量部を収容し、6
0〜70qoに加熱維持して1時間燈梓を行なった。
その後室温まで冷却して、40℃以下を維持する温度で
、無水マレィン酸900重量部を添加し、添加終了後1
時間蝿梓を続行した後80〜90つ0に昇温し、2時間
反応させた。上記反応系を室温まで冷却した後、6〜8
倍量の水中に滴下して、反応生成物であるビスマレィミ
ドを沈澱物として得、50つ0の温水で2回、さらに冷
水で1回水洗を施し、清浄化してから真空乾燥を行ない
、マレィミド化合物であるビスマレィミドAを得た。ま
た、これとは別のマレィミド系化合物を次のようにして
製造した。即ち、反応釜内に無水マレイン酸50の重量
部、および、ジメチルホルムアミド65の重量部を投入
し、均一に溶解した。これに49亀重量部の414ージ
アミノジフェニルメタンを30の重量部のジメチルホル
ムアミドで溶解した溶液を縄拝しながら30分間で添加
した。これら混合系を60〜70午0に加熱し、1時間
反応を継続してァミック酸化合物を得た。次にこの反応
系に無水酢酸637.25重量部、無水酢酸ナトリウム
82重量部を添加投入し、70COで2時間30分加熱
反応を進めた後、8℃に冷却し、更に氷冷却水中にこの
冷却溶液を滴下し、沈澱物を得、この沈澱した生成物を
更に氷冷却水で繰返し洗浄後、減圧乾燥して収率84%
で目的のマレィミド化合物であるビスマレィミドBを得
た。上記マレィミド系化合物のビスマレィミドAまたは
Bと、その他脂環式ェポキシ樹脂のチッソノックスフフ
1「商品名、チッソ社)、ショーダイン540(商品名
、昭和電工社)、ビスフヱノールF形ェポキシ樹脂のェ
ピクロン830(商品名、大日本インキ社)、ビスフエ
/ールA形ェポキシ樹脂のエピコート80& ェピコー
ト1001(いずれも商品名、シェル化学社)、ノボラ
ック形ェボキシ樹脂のDEN438、DEN431(い
ずれも商品名、ダウケミカル社)、並びにヒドロキシル
基を含有するシロキサン化合物のSH6018(商品名
、東レシリコーン社)、TSR−160(商品名、東芝
シリコーン社)、アルミニウムトリェチルアセトアセテ
ート、ジクミルパーオキサイド、フリフリルアルコール
などを第1表に示す組成比(重量部)に選び、比較例を
含め】1種の無溶剤樹脂組成物を調製した。
・ かくして得た樹脂組成物を必要に応じ、メチルエチルケ
トン、キシレンなどの溶剤で稀釈した後、ガラスクロス
、カプトンフイルム(商品名、デュポン社)などを裏打
材としたマイカシートに浸透させ、第2表のような構成
のマィカテープを得る。
第2表 含浸樹脂としては、ビスフェノールF形ェポキシ樹脂の
ェピクロン830(商品名、大日本インキ社)、ビスフ
ェノールA形ェポキシ樹脂のDER332(商品名、ダ
ウケミルル社)、脂環式ェポキシ樹脂のチッソノックス
221(商品名、チッソ社)、ショーダイン540(商
品名、昭和電工社)、および反応性稀釈剤としてのブチ
ルグリシジルエーテル、フエニルグリシジルエーテル、
アニリン誘導体ェポキシGOT(商品名、日本化薬社)
のうちの一つ、または二つからなるェポキシ樹脂と、酸
無水物硬化剤としてHN2200(商品名、日立化成社
)またはェピクロンB570(商品名、大日本インキ社
)を第3表に示す組成(重量部)に選び、無溶剤樹脂組
成物を調製した。
第3しかして、第1図に示すように前記マィカテープー
を線論2に1′な重巻さで5回巻回し、図示しない模擬
鉄心に納めた後、模擬鉄心ごと真空含浸タンクに入れ、
室温にて1側Hgで3時間減圧した。
減圧下で前記含浸樹脂を送込み、5k9/地(ゲージ圧
)で5時間加圧した。しかる後、この線論を真空含浸タ
ンクから取出し、オーブンに入れて15000にて1虫
時間加熱硬化した。こうして得られた電気絶縁総濠輪の
IKV/側の電圧で測定した際の温度−tan6特性の
代表的測定例を添付図面に示す。図中曲線C−1は、第
1表のB−10の接着剤を使用した第2表のMT−1の
マィカテープに含浸樹脂として第3表の1−4を使用し
た電気絶縁線論の特性で、また曲線C−2は第1表のB
−8の接着剤を使用した第2表のMT−4のマィカテー
プに含浸樹脂として第3表の1−3を食浸した電気絶縁
線輪の特性である。また図中の曲線C−3は第1表の比
較例で示した接着剤を使用した第2表のMT−1のマィ
カテ−プに含浸樹脂として第3表の1一4を使用した電
気絶縁線輪の特性を示すが、この硬化条件では硬化不十
分であることが分る。比較例以外の例示した材料の組合
せからなる蚤気絶暴威線論は、いずれも曲線C−1,C
−2と類似して、180qoにおけるねn6が10%以
下と低く、また180ooにおける絶縁破壊電圧は、い
ずれも2郎V/側以上と高い値を示した。また、これら
の電気絶縁線輪を220qoにて100日間、強制加熱
した後、常温で絶縁破壊電圧を測定したが、いずれも2
0KV/側以上となり、絶縁破壊電圧の低下は少なかっ
た。また曲げ強度も「初期が10k9/微以上に対し、
220こ○で100日後でも7.5k9/孫以上あった
。このように本発明になる雷気絶系粛線論は、高温にお
ける誘電損失が少なく、高温での長期加熱によっても絶
縁特性の低下が少ない、優れた特徴を有している。
なお、これら一連の試料の中では、カプトソフィルム裏
打ちマィカテープが、ガラス裏打ちのものより絶縁破壊
電圧が高く、ばらつきも少なかった。
またマィカについては、フレークマィカ>無焼成タイプ
の集成マィカ>焼成タイプの集成マィカという順に、破
壊電圧のばらつきが大きかった。また、220℃にて1
00日間の強制加熱劣化では、フレークマィカによるも
のが、集成マィカによるものより破壊電圧の低下が大き
かった。なお、上記実施例では、鉄心と線輪を一体に真
空舎浸処理して硬化させた、いわゆる全含浸絶縁のもの
について述べたが、本発明はこれに限るものではなく、
線輪単独で真空含浸処理して硬化させたものでもよい等
、その要旨を変更しない範囲で、種々変形して実施でき
ることは勿論である。以上説明したように、本発明によ
れば、低粘度でポットライフの長い安価な汎用ェポキシ
含浸樹脂を使用し、かつ比較的低温で硬化が可能で、機
械的特性、電気的絶縁特性の優れた熱硬化形の耐熱陸軍
気絶奉謝線輪を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気絶縁線論の一実施例を示す断面図
、第2図はそのIKV/脚の電圧での温度一ねn6特性
を示す曲線図である。 1・・・・・・マィカテープ、2・・・・・・線論、C
−1,C−2・…・・実施例の特性曲線、C−3・・・
・・・比較例の特性曲線。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マレイミド化合物とエポキシ樹脂を合せたものに対
    して0.0001〜5重量%の硬化触媒としてのアルミ
    ニウム化合物、および0.0001〜5重量%の硬化促
    進剤としてのヒドロキシル基を含有するシラン化合物も
    しくは0.0001〜5重量%のポリシロキサン化合物
    とを必須成分とした樹脂組成物を接着剤として有するマ
    イカテープを巻回した後、エポキシ樹脂と酸無水物を必
    須成分とした含浸樹脂を含浸し、硬化させて成ることを
    特徴とする電気絶縁線輪。 2 マレイミド化合物とエポキシ樹脂の組成比は、マレ
    イミド化合物5〜95重量%、エポキシ樹脂は95〜5
    重量%としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の電気絶縁線輪。
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