JPS6051767B2 - 無紫外線けい光ランプの製造方法 - Google Patents

無紫外線けい光ランプの製造方法

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JPS6051767B2
JPS6051767B2 JP51098528A JP9852876A JPS6051767B2 JP S6051767 B2 JPS6051767 B2 JP S6051767B2 JP 51098528 A JP51098528 A JP 51098528A JP 9852876 A JP9852876 A JP 9852876A JP S6051767 B2 JPS6051767 B2 JP S6051767B2
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JP
Japan
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alcohol
titanium oxide
fluorescent lamp
film
ultraviolet
Prior art date
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Expired
Application number
JP51098528A
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English (en)
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JPS5323178A (en
Inventor
茂 神谷
誠 福田
治男 柴田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無紫外線けい光ランプの製造方法に関する。
けい光ランプから出る放射束中には、一般に少量ながら
、波長290〜380nmの近紫外線が含まれている。
この近紫外線は、被照射体の退色や変質を促進する作用
を有する。そこで、ガラス管とけい光体層との間に、近
紫外線をよく吸収し可視光線を透過する酸化チタン粉末
を適当な膜厚て被着し、可視光線損失を極小にとどめつ
つ、紫外線を実質的に遮断する構造の無紫外線蛍光ラン
プが広く用いられている。従来、このようなランプを製
造するためには、まず、酢酸ブチルを溶媒とし、ニトロ
セルローズをバイングーとする酸化チタンの懸濁液をガ
ラス管内面に塗布し、乾燥した後、600゜C以上に加
熱してバインダーを除去するジッター工程を通し、その
後にけい光体の懸濁液を塗布し、再度ジッタリングを行
なつていた。
このように2度にわたつてジッタリングを行なうのは、
紫外線吸収膜を形成するための酸化チタン懸濁液には、
ニトロセルローズ等のバインダーが含まれているため、
この第1層の塗布後ジッター工程を通して、ニトロセル
ローズを完全に除去しておかないと、けい光体塗布後の
ジッター工程のみでは、第1層まで充分な酸素の供給が
行なわれないので、ニトロセルローズが残存し、ランプ
特性に重大な影響を与えるからである。
このため、この方法では、製造工程が繁雑化する上、2
回にもわたる高温加熱によつて、熱エネルギーの浪費お
よび総合生産コストの上昇がさけられないうえ、ガラス
管強度の劣化等による歩留りの低下等の欠点があつた。
本発明は製造工程の簡素化をはかり、さらに生産性がよ
く、品質の優れた無紫外線蛍光ランプを得ることを目的
とする。
本発明では、けい光ランプのガラス管内面に波長380
nm以下の紫外線を遮断する紫外線遮断膜とJして粒子
径200mμ以下の微粒子状の酸化チタンと炭素数n≦
5の1価のアルコールとりん酸とよりなる懸濁液を塗布
乾燥して酸化チタン膜を形成し、その上にけい光体層を
形成する。
従来から、ランプの紫外線吸収膜として用いらSれてい
た結晶構造ルチル形の酸化チタンは、その平均粒子径が
約300mμであるが、これをガラス管にむらなく付着
させるには、懸濁液にバインダーとしてニトロセルロー
ズを混入しなければならないため、どうしても、第1シ
ンター工程が必要となる。
しかし、粒子径200rnμ以下の超微粒子酸化チタン
を用い、かつ炭素数n≦5の1価アルコール、すなわち
メチルアルコールCH,OHlエチルアルコールCH3
CH2OH.Sn−プロピルアルコールCH3CH2C
H2OHlイソプロピルアルコール(CH3)2CH2
0H,.n−ブチルアルコールCH3CH2CH2CH
2OH..sec−ブチルアルコールCH3CH2CH
(CH3)0H1イソブチルアルコール(CH3)2C
HCH20H..tert−ブチルアルコール(CH3
)3C0H..n−アミルアルコールCH3(CH2)
3CH20H1イソアミルアルコール(CH3)2CH
CF[2CH20H1活性アミルアルコールC2H5(
CH3)CHCH2OHlネオペンチルアルコール(C
H3)3CCH20H1ジエチルカルビノール(C2H
5)2CH0H2−ペンタノールCH3CH2CH2C
H(CH3)0H1メチルイソプロピルカルビノール(
ClI3)2CHCH(CH3)0H..tertーア
ミルアルコールCH3CH2C(CH3)20Hを溶媒
とし、さらにりん酸を添加した懸濁液の状態にすれば、
バインダーを混入しなくてすみ、よつてシンター工程は
1回だけでよく、かつ酸化チタン膜をガラス管内面にむ
らなく形成することができる−ことが判明した。
すなわち、上記の懸濁液においてりん酸を添加しない場
合には、アルコール中の酸化チタン微粒子の分散性がき
わめて悪いため、形成された酸化チタン膜は膜面が不均
一となつてしまい、商品価値が全く損われるという問題
が生Iじるが、りん酸の添加により、アルコール中に酸
化チタンの微粒子を均等に分散させることができ、酸化
チタン膜の膜面を均一に形成することができ、商品価値
の高い無紫外線けい光ランプを実現することができるも
のである。また、膜付着力jも強く、その後のけい光体
塗布工程以下の工程にもなんら支障を来たすことなく、
優れた無紫外線けい光ランプを得ることができる。次に
本発明の実施例について説明する。
実施例11 平均粒子径50mμ、最大粒子径100rr1μの高純
度酸化チタン粉末20gをイソプロピルアルコール20
0ccに混合し、充分攪拌した後、これに分散剤として
りん酸数滴を混入した懸濁液を管径32鶏、管長64−
のガラス管内面に塗布乾燥すると、膜厚0.7m9/d
の紫外線遮蔽用の酸化チタン膜が形成される。
さらに、第2層として約2重量%のピロリん酸カルシウ
ムを混入した白色ハロリん酸カルシウムけい光体を上記
第1層の上に塗布し、以後通常のシンター工程を経てF
L2OS型ランプを完成する。形成された酸化チタン酸
は膜面が均一なものであつた。ピロリん酸カルシウムの
混入は第1層との間の剥離防止のためである。このラン
プノの電気特性を従来法による無紫外線けい光ランプと
比較すると、ランプ全光束は12001m,365nn
1での紫外線量は吸収膜を施さないものの1.4%とほ
とんど変わらない。また、実施例1におけるイソプロピ
ルアルコー.ルを、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、ブチルアルコール、アミルアルコール(異性体を含
む)等に置き換えても、同様の結果が得られる。
ただし、アミルアルコールを用い、乾燥を早める必要の
ある場合には、温風を送ればよい。実施例2 平均粒子径50rr1μ、最大粒子径100n1μの高
純度酸化チタン粉末30qをメチルアルコール100C
C1エチルアルコール100CC1アミルアルコール1
00ccの混合液とし、充分攪拌した後これに分散剤と
して、りん酸数滴を混入した懸濁液を作り、これを管径
3TWt1管長640Tn!nのガラス管に塗布乾燥す
ると膜厚0.70m9/Cltの紫外線遮蔽用の酸化チ
タン膜が形成される。
第2層として約2重量%のピロリん酸カルシウムを混入
した昼光色けい光体を、上記第1層の上に塗布し、以後
、通常のシンター工程を経てランプを完成する。形成さ
れた酸化チタン膜は膜面が均一なものであつた。このラ
ンプの電気特性を従来法による無紫外線けい光ランプと
比較すると、ランプ全光束は12001m,365r1
mでの紫外線量は、吸収膜を施さないものの1.4%と
ほとんど変わらない。
この実験において、上記混合液の構成物質を、メチルア
ルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブ
チルアルコール、アミルアルコールの範囲で変化させて
も、または混合比を変化させても分光分布はほとんど変
化しない。前記実施例1,2から明らかなように、第1
層として、粒子径200n1μ以下の酸化チタンに、炭
素数n≦5の1価アルコールを溶媒とした懸濁液を用い
た場合、シンター工程を経ずして、第2層を塗布するこ
とができ、また酸化チタン膜の膜面を均一なものにする
ことができ、しかも可視光線透過率および紫外線吸収等
の特性は、従来のものと全く変わりがない。
ただし、酸化チタンの粒子径は50rT1μ程度のもの
が良いが、粒度分布の最大が200n1μのものまでは
良好な結果が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、工数少なくして
従来法によるものと同等の特性を有するランプを得るこ
とができ、ランプ製造コストの低減、熱エネルギーの有
効利用、製造歩留りの向上等各面でその効果はきわめて
大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガラス管内面に、粒子径200mμ以下の微粒子状
    の酸化チタンと炭素数n≦5の1価のアルコールとりん
    酸とよりなる懸濁液を塗布乾燥して酸化チタン膜を形成
    し、この酸化チタン膜上にけい光体膜を形成することを
    特徴とする無紫外線けい光ランプの製造方法。
JP51098528A 1976-08-17 1976-08-17 無紫外線けい光ランプの製造方法 Expired JPS6051767B2 (ja)

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JPS5323178A JPS5323178A (en) 1978-03-03
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JPS62118263A (ja) * 1985-11-18 1987-05-29 Fuji Facom Corp 信号解析方式
JPH0218832A (ja) * 1988-07-06 1990-01-23 Matsushita Electron Corp 蛍光ランプの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947517A (ja) * 1972-05-12 1974-05-08

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