JPS6051558B2 - 帯状金属材を連続的に電解加工する方法および電解加工装置 - Google Patents

帯状金属材を連続的に電解加工する方法および電解加工装置

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JPS6051558B2
JPS6051558B2 JP6357481A JP6357481A JPS6051558B2 JP S6051558 B2 JPS6051558 B2 JP S6051558B2 JP 6357481 A JP6357481 A JP 6357481A JP 6357481 A JP6357481 A JP 6357481A JP S6051558 B2 JPS6051558 B2 JP S6051558B2
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JP
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spool
metal material
band
shaped metal
circumferential groove
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JP6357481A
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八洲男 今村
勉 羽田野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、帯状金属材を連続的に電解加工する方法お
よび電解加工装置に係り、特に帯状金属材の片面または
両面を連続的に電解加工し、帯状のハーフエッチングを
施す方法および装置に関する。
一般に、この種の帯状金属材の片面または両面を帯状に
ハーフエッチングする従来の処理方法として、(1)フ
ォトレジストあるいはスクリーン印刷法、(2)機械的
切削加工により溝を切削する方法等がある。
しかしながら、フォトレジストあるいはスクリーン印刷
法は帯状金属材の所定表面に耐食皮膜を塗布した後、上
記金属材を腐食液に浸漬させて溶解させ、その後、レズ
スト等の皮膜除去を行なうため、作業工程が多く、ハー
フエッチング処理のための処理作業が長く、コスト増の
原因となつていた。また、いずれの方法も、数10r1
1〜数千mもある帯状金属材を連続して加工する場合の
量産工法には適さず、加工コストが高価について実施化
は困難であつた。この発明は上述した点を考慮し、帯状
金属材の片面または両面を電解加工により連続的にかつ
安価にエッチング処理を施こすことができ、量産加工に
適した、帯状金属材を連続的に電解加工する方法および
電解加工装置を提供することを目的とする。
以下、この発明の実施例について添付図面を参照して説
明する。
第1図はこの発明に係る帯状金属材の電解加工装置てあ
つて、帯状金属材(以下、金属テープという。
)1の両面を帯状に連続的にエッチング処理する電解加
工装置を示す。この電解加工装置は金属テープ1を巻装
した供給リール2を有する。供給リール2から繰り出さ
れる金属テープ1はスリット周溝付第1スプール3に巻
掛けられる。巻掛けられた金属テープ1は押圧装置4の
押圧走行ベルト5により第1スプール3のガイド面6に
押圧密着される。第1押圧装置4は例えば3個のガ.イ
ドローラ7,8,9を有し、このガイドローラ7,8,
9に案内されて無端状押圧ベルト5の走行が案内される
。押圧ベルト5はV字状またはU字状をなす上方走行路
により金属テープ1を外側から第1スプール3に押圧し
ている。押圧ベルト5の張力はガイドローラ7を第1図
において上下動させることにより適宜調節される。第1
スプール3に巻掛けられた金属テープ1はガイド装置1
0により案内され、スリット周溝付第2スプール11に
導かれる。
ガイド装置10は金属テープ1を反転させる第1ガイド
ローラ12と、このガイドローラ12の下流側に設置さ
れた第2ガイドローラ13とを有し、この第2ガイドロ
ーラ13に金属テープ1に電極(陽極)を付加する電極
ローラ14が当接している。電極ローラ14は図示しな
い電源のプラス側に接続されている。一方、スリット周
溝付第2スプール11に案内”された金属テープ1は第
2スプール11に巻掛けられる。
巻掛けられた金属テープ1は第2押圧装置17の押圧走
行ベルト18により第2スプール11のガイド面(図示
略)に押圧密着される。第1押圧装置17は例えば3個
のガイドローラ20,21,22を有し、無端状押圧走
行ベルト18は各ガイドローラに案内される。そして、
押圧ベルト18のV字状またはU字状をなす上方走行路
により、金属テープ1は第2スプール11に外側から押
圧される。押圧ベルト5の張力は、例えばガイドローラ
20により調節される。第2スプール11に巻掛けられ
た金属テープIは巻取リール24に案内され、この巻取
リール24に巻取られる。
また、スリット周溝付第1スプール3は第2図および第
3図に示すような構造を有し、支持シャフト25に軸装
される。
第1スプール3は円筒状をなし、両側にフランジ26a
,26bを有する。両フランジ26a,26b間がガイ
ド面6として構成され、このガイド面6の中央にスリッ
ト?の周溝27が形成される。周溝27の溝幅およ゛び
深さは適宜設定され、周溝27の底部に電極プレート2
8が介装される。電極プレート28は周溝27内に固定
される一方、この電極プレート28に球状の電極端子2
9が摺接自在に設けられる。
電極端子29は配線30に接続される。この配線30は
複数の液流出孔36の1つから第1スプール3外に出て
負極(またはアース)に接続される。液流出孔36は第
1スプール3の両フランジ26a,26bに、周方向に
適宜間隔をおいて多数形成される。前記第1スプール3
の近くに第1電解液供給装置33が配置される。
第1電解液供給装置33は、供給ノズル34を有する。
この供給ノズル34は第1スプール3のスリット周溝2
7内に延びて終端し、スリット周溝27内に電解液を供
給するようになつている。電解液として、例えば硫酸ナ
トリウム5%液、塩化ナトリウム10%液あるいはリン
酸5%液が使用される。第1電解液供給装置33の供給
ノズル34からスリット周溝27内に供給された電解液
は、金属テープ1が第1スプール3のガイド面に押圧密
着されることにより、周溝27の下部に貯溜される。
周溝27の下部に貯溜された電解液は第1スプール3の
回転に伴つて液流出孔36から流出される。液出された
電解液は再循環ポンプ(図示せす)により第1電解液供
給装置33に還流され、再使用に供される。また、スリ
ット周溝付第2スプール11にも第2電解液供給装置3
8を有する。
この第2電解液供給装置38は第1電解液供給装置33
と兼用可能としてもよい。第2スプール11の構造は第
1スプール3と等しいのでその説明を省略する。次に、
この発明の作用について説明する。供給リール2に巻装
された金属テープ1はスリット周溝付第1スプール3に
案内され、この第1スプール3の下側でU字状または■
字状に巻掛けられる。
巻掛けられた金属テープ1は押圧装置4の押圧走行ベル
ト5により第1スプール3のガイド面6に押圧密着され
つつ走行し、ガイド装置10に案内される。一方、金属
テープ1が第1スプール3のガイド面6に押圧密着され
ているとき、第1スプール3のスリット状周溝27内に
電解液が供給される。
電解液の供給は第1電解液供給装置33により行−なわ
れ、周溝27の下部に貯溜され、一定の液面レベルに保
たれる。この状態で通電し、金属テープ1側を陽極、電
極プレート28側を陰極とすることにより電解加工が行
なわれる。この電解加工により、電解液と接触する金属
テープ1の片面に−帯状のハーフエッチングが順次施さ
れ、エッチング処理される。片面が電解加工された金属
テープ1は続いてガイド装置10を通る間に反転されて
スリット周溝付第2スプール11に導かれ、この第2ス
プール11の下側にU字状または■字状に巻掛けられる
巻掛けられた金属テープ1は第2押圧装置17の押圧走
行ベルト18により押圧され、第2スプール11のガイ
ド面に密着される。この密着状態で第2スプール11の
スリット状周溝内に電解液が供給される。電解液の供給
は第2電解液供給装置38により行なわれ、電解加工さ
れる。この電解加工により、金属テープ1の第1スプー
ル3にて帯状にエッチング処理された面とは反対側の面
が帯状にエッチング処理される。このようにして、金属
テープ1の両面が片面づつ帯状のハーフエッチングが施
され、エッチング処理される。
ハーフエッチングの幅はほぼスリット状周溝の幅に対応
し、深さは金属テープ1の走行速度、電圧値、電流値を
適宜定めることにより定められる。しかして、両面が電
解加工され、エッチング処理された金属テープは、水洗
い、乾燥等の後処理が必要に応じて行なわれ、その後巻
取リール24にて巻取られる。なお、この発明の一実施
例の説明においては、金属テープを片面づつ2段階に電
解加工してテープ両面にエッチング処理を施こすことが
できる電解加工装置について説明したが、金属テープの
片面のみを電解加工する場合には、スリット周溝付スプ
ールは1台でよく、このスプールで電解加工された金属
テープを巻取リールで巻取るようにすればよい。
この場合には、ガイド装置は不要であり、第1図におい
てガイド装置が設けられている側に巻取リールを設置す
ればよい。また、一実施例では金属テープの両面にそれ
ぞれ一条のハーフエッチングを帯状に施こす例について
説明したが、複数条のハーフエッチングを施こすように
してもよく、必すしも一条に限定されない。
複数条のハーフエッチングを1台のスプールで施こす場
合には、スプールに対応する複数条のスリット状周溝を
形成する必要がある。以上に述べたようにこの発明にお
いては、帯状金属材をスリット周溝付スプールのガイド
面に押圧密着させつつ、スプールのスリット状周溝内に
電解液を供給して電解加工し、帯状金属材に帯状のハー
フエッチングを施こすようにしたから、帯状金属材をス
リット周溝付スプールのガイド面に押圧密着させつつ連
続的に走行させている間に、帯状金属材の表面を帯状に
エッチング処理することができる。このように、帯状金
属材を連続的に電解加工してエッチング処理することが
できるので、量産に適したものとなり、加工コストが安
価である。また、帯状金属材の片面をスリット周溝付第
1スプールで電解加工した後、ガイド装置で上記金属材
を反転させ、残りの面をスリット周溝付第2スプールで
電解加工する場合には、帯状金属材の両面を連続的にエ
ッチング処理することができ、加工処理を能率的にかつ
経済的に行ない得る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る帯状金属材の電解加工装置の一
実施例を示す図、第2図は第1図の電解加工装置に組み
込まれるスリット周溝付スプールを示す側面図、第3図
はスリット周溝付スプールの正面図である。 1・・・・・・帯状金属材(金属テープ)、2・・・・
・・供給リール、3・・・・・・スリット周溝付第1ス
プール、4・・・・第1押圧装置、5・・・・・・押圧
走行ベルト、10・・・・ガイド装置、11・・・・・
スリット周溝付第2スプール、14・・・・・・電極ロ
ーラ、17・・・・・・第2押圧装置、18・・・・・
・押圧走行ベルト、24・・・・・巻取リール、25・
・・・・・支持シャフト、27・・・・・周溝、28・
・・・・・電極プレート、33・・・・・・第1電解液
供給装置、34・・・・・・供給ノズル、36・・・・
・・液流出孔、38・・・・・・第2電解液供給装置、
30・・・・・・配線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 帯状金属材をスリット周溝付スプールに巻掛けてス
    プールのガイド面に密着させつつ、上記スプールのスリ
    ット状周溝内に電解液を供給して電解加工し、帯状金属
    材の表面に帯状のエッチング処理を連続的に施こすこと
    を特徴とする、帯状金属材を連続的に電解加工する方法
    。 2 供給リールから繰り出される帯状金属材をスリット
    周溝付第1スプールに巻掛け、巻掛けられた帯状金属材
    を第1スプールのガイド面に押圧密着させつつ、上記第
    1スプールのスリット状周溝内に電解液を供給して帯状
    金属材の片面を電解加工し、この電解加工後に、上記帯
    状金属材をガイドプーリにより反転させてスリット周溝
    付第2スプールに案内して巻掛け、巻掛けられた帯状金
    属材を第2スプールのガイド面に押圧密着させつつ、上
    記第2スプールのスリット状周溝内に電解液を供給して
    帯状金属材の反対側面を電解加工し、帯状金属材の両面
    に帯状のエッチング処理を連続的に施こすことを特徴と
    する、帯状金属材を連続的に電解加工する方法。 3 帯状金属材を巻装した供給リールと、この供給リー
    ルから繰り出された帯状金属材が巻掛けられるスリット
    周溝付スプールと、巻掛けられた帯状金属材を上記スプ
    ールのガイド面に押圧して密着させる押圧装置と、帯状
    金属材が密着させられたスプールのスリット周溝内に電
    解液を供給する電解液供給装置と、巻掛けられた帯状金
    属材を巻取る巻取リールとを有し、上記帯状金属材が前
    記スプールに押圧されながらVまたはU字状に走行する
    間に、帯状金属材を連続的に電解加工するようにしたこ
    とを特徴とする、帯状金属材の電解加工装置。 4 帯状金属材を巻装した、供給リールと、この供給リ
    ールから繰り出される帯状金属材が巻掛けられるスリッ
    ト周溝付第1スプールと、巻掛けられた帯状金属材を上
    記第1スプールのガイド面に押圧して密着させる第1押
    圧装置と、帯状金属材が密着させられた第1スプールの
    スリット周溝内に電解液を供給する電解液第1供給装置
    と、第1スプールに巻掛けられた帯状金属材を反転させ
    て案内するガイド装置と、このガイド装置からの帯状金
    属材が巻掛けられるスリット周溝付第2スプールと、上
    記帯状金属材を第2スプールのガイド面に押圧密着させ
    る第2押圧装置と、帯状金属材が密着させられた第2ス
    プールのスリット周溝内に電解液を供給する電解液第2
    供給装置と、帯状金属材を第2スプールから巻取る巻取
    リールとを有し、前記帯状金属材が第1および第2スプ
    ールに押圧されながらVまたはU字状に走行する間に、
    帯状金属材の両面を連続的に電解加工するようにしたこ
    とを特徴とする、帯状金属材の電解加工装置。
JP6357481A 1981-04-27 1981-04-27 帯状金属材を連続的に電解加工する方法および電解加工装置 Expired JPS6051558B2 (ja)

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JPS57178000A JPS57178000A (en) 1982-11-01
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62178143U (ja) * 1986-05-02 1987-11-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62178143U (ja) * 1986-05-02 1987-11-12

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