JPS6051022B2 - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
- Publication number
- JPS6051022B2 JPS6051022B2 JP12148077A JP12148077A JPS6051022B2 JP S6051022 B2 JPS6051022 B2 JP S6051022B2 JP 12148077 A JP12148077 A JP 12148077A JP 12148077 A JP12148077 A JP 12148077A JP S6051022 B2 JPS6051022 B2 JP S6051022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- refrigerant
- compressor
- pressure
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車用空気調和装置の冷凍装置に関し、特
に互いに並列に接続された容量の異なる複数個の蒸発器
に、凝縮器、受液器を介して圧縮機により冷媒を供給し
、それぞれの蒸発器で独立した熱負荷を担うようにした
、いわゆるマルチ式の自動車用空気調和装置の冷凍装置
に関するものである。
に互いに並列に接続された容量の異なる複数個の蒸発器
に、凝縮器、受液器を介して圧縮機により冷媒を供給し
、それぞれの蒸発器で独立した熱負荷を担うようにした
、いわゆるマルチ式の自動車用空気調和装置の冷凍装置
に関するものである。
従来のこの種装置は、夫々の蒸発器回路に直列に膨張
弁を設け、各蒸発器の熱負荷に応じてそれぞれの蒸発器
に流れる冷媒流量を制御している。
弁を設け、各蒸発器の熱負荷に応じてそれぞれの蒸発器
に流れる冷媒流量を制御している。
膨張弁による冷媒流量の制御は、熱負荷変動に対して
常に蒸発器出口冷媒の過熱度に一定に制御する制御性が
良好てある反面、膨張弁は蒸発器出口側の冷媒圧力によ
つて制御されるので、複数の蒸発器を並列に設置して別
々の熱負荷を加えると各蒸発器の出口圧力が干渉し、互
いの膨張弁が干渉を生じて互いのサイクルの流量が無作
偽に変動する問題がある。本発明の目的は、マルチ式の
冷凍サイクルの副蒸発器回路を利用して、従来の上記し
た膨張弁を用いた冷凍サイクルの問題点を解消すると共
にマルチ式の冷凍サイクルの副蒸発器回路を利用して圧
縮機停止時のサイクルの圧力バランスを早めて再起動時
の圧縮機負荷の軽減を計る点にある。
常に蒸発器出口冷媒の過熱度に一定に制御する制御性が
良好てある反面、膨張弁は蒸発器出口側の冷媒圧力によ
つて制御されるので、複数の蒸発器を並列に設置して別
々の熱負荷を加えると各蒸発器の出口圧力が干渉し、互
いの膨張弁が干渉を生じて互いのサイクルの流量が無作
偽に変動する問題がある。本発明の目的は、マルチ式の
冷凍サイクルの副蒸発器回路を利用して、従来の上記し
た膨張弁を用いた冷凍サイクルの問題点を解消すると共
にマルチ式の冷凍サイクルの副蒸発器回路を利用して圧
縮機停止時のサイクルの圧力バランスを早めて再起動時
の圧縮機負荷の軽減を計る点にある。
本発明の特徴は、主蒸発器より容量の小さい副蒸発器の
回路に膨張手段としてキャピラリチューブ等の流路面積
が一定の膨張手段を直列接続することにより、副蒸発器
回路を流れる冷媒流量が蒸発器出口の圧力に影響されな
いで常に一定になるようにすると共に、副蒸器回路を圧
縮機停止時に開路することにより、主蒸発器回路が閉路
しても一定の冷媒を循環できる様にした点にある。以下
本発明になるマルチ式冷凍サイクルの実施例を図面に基
づき詳説する。6は圧縮機で矢印方向から流入する低圧
ガス冷媒を断熱圧縮して高圧のガス冷媒として吐出する
。
回路に膨張手段としてキャピラリチューブ等の流路面積
が一定の膨張手段を直列接続することにより、副蒸発器
回路を流れる冷媒流量が蒸発器出口の圧力に影響されな
いで常に一定になるようにすると共に、副蒸器回路を圧
縮機停止時に開路することにより、主蒸発器回路が閉路
しても一定の冷媒を循環できる様にした点にある。以下
本発明になるマルチ式冷凍サイクルの実施例を図面に基
づき詳説する。6は圧縮機で矢印方向から流入する低圧
ガス冷媒を断熱圧縮して高圧のガス冷媒として吐出する
。
7は凝縮器で、車のラジエータ前面等の風当りのよい部
分に取付けられ、圧縮機6から送られて来た高圧のガス
冷媒を等温圧縮して高圧の液冷媒にする。
分に取付けられ、圧縮機6から送られて来た高圧のガス
冷媒を等温圧縮して高圧の液冷媒にする。
8は受液器で、凝縮器6で完全に液化できなかつたガス
冷媒を分離して、液冷媒だけを送りだす。
冷媒を分離して、液冷媒だけを送りだす。
また液溜を有し、低圧側を圧力か変動しても受液器出口
側の圧力があまり変化しないように冷媒を貯溜する機能
を有する。14はこれらを連結する配管。
側の圧力があまり変化しないように冷媒を貯溜する機能
を有する。14はこれらを連結する配管。
15,16は、配管14から分岐した分岐管で蒸発器の
並列回路を形成する。
並列回路を形成する。
配管15には受液器8から送られて来た液冷媒を気化し
やすい霧状にする為の膨張弁17と、熱負荷の近くに設
置された冷媒管から成る主蒸発器としての第1の蒸発器
18との直列回路が形成される。
やすい霧状にする為の膨張弁17と、熱負荷の近くに設
置された冷媒管から成る主蒸発器としての第1の蒸発器
18との直列回路が形成される。
霧状の冷媒が冷媒管を通る間に熱負荷から気化熱をうば
つて気化し、この為熱負荷の部分が冷却される。膨張弁
17は可変絞りと、この絞りの開度を蒸発器18の熱負
荷に応じて制御する制御手段とを備えている。
つて気化し、この為熱負荷の部分が冷却される。膨張弁
17は可変絞りと、この絞りの開度を蒸発器18の熱負
荷に応じて制御する制御手段とを備えている。
この制御手段は蒸発器18の出口冷媒の温度を検出し、
検出温度に見合つた圧力に変換する感熱筒と、同部分の
冷媒の圧力を直接検出する均圧管と、この2つの圧力を
比較して冷媒の過熱度が一定になるように絞り弁を操作
するダイヤフラム装置から構成されている。20は蒸発
器18と、膨張弁17によつて形成される主蒸発器回路
としての第1の蒸発器回路である。
検出温度に見合つた圧力に変換する感熱筒と、同部分の
冷媒の圧力を直接検出する均圧管と、この2つの圧力を
比較して冷媒の過熱度が一定になるように絞り弁を操作
するダイヤフラム装置から構成されている。20は蒸発
器18と、膨張弁17によつて形成される主蒸発器回路
としての第1の蒸発器回路である。
一方分岐路16には電磁弁21.キャピラリチューブあ
るいはオリフィス等の流路面積一定の膨張手段46、副
蒸発器としての第2の蒸発器23、吹出し空気の温度を
制御する為の温度調節弁24とが順次直列に接続された
副蒸発器回路としての第2の蒸発器回路が形成されてい
る。
るいはオリフィス等の流路面積一定の膨張手段46、副
蒸発器としての第2の蒸発器23、吹出し空気の温度を
制御する為の温度調節弁24とが順次直列に接続された
副蒸発器回路としての第2の蒸発器回路が形成されてい
る。
蒸発器回路20,25の出口配管26及び27は一本の
吸入管28に統合され、蒸発圧力制御弁47を介して圧
縮機6の低圧室に連通されている。
吸入管28に統合され、蒸発圧力制御弁47を介して圧
縮機6の低圧室に連通されている。
温度調節弁24は第2図に示す如く吸入管28と接続さ
れる流入口29と、これに直角に形成された流出口30
と、流入口29と流出口30との通路断面積を変える為
のスピンドル36と、スピンドルを常に閉じ方向に付勢
しているばね39と、スピンドル36の端部に取付けら
れケース34に気密的に固定されたベローズ37と、ベ
ローズ37に当接されベローズ37と共にスピンドルの
端部に取付けられたばね押え38と、ばね39のスピン
ドルと反対側に設けられ、調整子32のスプリング室4
8の円筒内面49を摺動てきるようにされた調整子リテ
ーナ50と、調整子32の外部端にねじ止めされたケー
ス51と、ケース51内にベローズ52の外縁をはさみ
込むようにカシメ接合された導入口53を有するカバー
54と、ケース51とカバー54とて形成される室に設
置され、ベローズ52の内縁がリング55で固定された
受圧筒56と、リテーナ50と受圧筒56を連結するロ
ッド57と、カバー54と受圧筒56との間に設置され
た圧縮コイルばね58とから構成されている。
れる流入口29と、これに直角に形成された流出口30
と、流入口29と流出口30との通路断面積を変える為
のスピンドル36と、スピンドルを常に閉じ方向に付勢
しているばね39と、スピンドル36の端部に取付けら
れケース34に気密的に固定されたベローズ37と、ベ
ローズ37に当接されベローズ37と共にスピンドルの
端部に取付けられたばね押え38と、ばね39のスピン
ドルと反対側に設けられ、調整子32のスプリング室4
8の円筒内面49を摺動てきるようにされた調整子リテ
ーナ50と、調整子32の外部端にねじ止めされたケー
ス51と、ケース51内にベローズ52の外縁をはさみ
込むようにカシメ接合された導入口53を有するカバー
54と、ケース51とカバー54とて形成される室に設
置され、ベローズ52の内縁がリング55で固定された
受圧筒56と、リテーナ50と受圧筒56を連結するロ
ッド57と、カバー54と受圧筒56との間に設置され
た圧縮コイルばね58とから構成されている。
尚42は、膨張弁17の制御圧力を取り出す為のエコラ
イザユニオンである。そして、導入口53は使用者が任
意に調節てき・る負圧制御装置を介して負圧源に接続さ
れている。一方、吸入管28に接続されている蒸発圧力
制御弁47は第2図に示す温度?節弁24から、ケース
51、ベローズ52、カバー54、リング55、受圧筒
56、ロッド57及びばね58を取はずし、エコライザ
ハユニオン42を密封したものを用いる。
イザユニオンである。そして、導入口53は使用者が任
意に調節てき・る負圧制御装置を介して負圧源に接続さ
れている。一方、吸入管28に接続されている蒸発圧力
制御弁47は第2図に示す温度?節弁24から、ケース
51、ベローズ52、カバー54、リング55、受圧筒
56、ロッド57及びばね58を取はずし、エコライザ
ハユニオン42を密封したものを用いる。
このように部品を共用化すればマルチ式にしたことによ
るサイクルのコスト上昇を抑えることがてきる。
るサイクルのコスト上昇を抑えることがてきる。
同冷凍サイクルの作動例を示す。
前記蒸発圧力制御弁47のスピンドル径がd1(=16
φ)であつて、その制御圧力が最低Pemln=1.6
k91c!Tyl最高Pemax=1.9k91c!t
、ばね39の初期設定圧力WO=3.22kgとし、今
、第1の蒸発器回路のみを運転するときには電磁弁21
が全閉となり、負圧導入口53は大気圧としてあるので
スピンドル36は流入口29と流出口30の通路を遮断
している。この状態で冷凍サイクルが運転されると同サ
イクルは従来の蒸発器が一台の基本サイクルと同様てあ
り、温度式膨張弁17及ひ蒸発圧力制御弁47の流量及
び圧力の制御性には何ら不具合を生じない。さて、この
ような定常運転時に、電磁弁21が開くと、冷媒は膨張
手段46にて断熱的に膨張して蒸発器23にも流入し、
温度調節弁24の流入口内圧が上昇することとなり、ま
た、使用者が任意に設定した温度設定ダイヤルの設定温
度に応じてW。が小となりスピンドル36が第2図下方
向に移動するので、蒸発器23の蒸発圧力は低下して蒸
発器は車室内の冷房を開始する。ところで、第2の蒸発
器回路25に冷媒が流れ始めた瞬間は第1の蒸発器回路
20へ流入する冷媒量が減少するため一時的に蒸発圧力
制御弁47の入口及ひ出口の圧力か低下し、温度式膨張
弁17の弁開度が大となる。しかし、第2の蒸発器回路
を流れる冷媒量は膨張手段46の上流側圧力によつての
み規制され、受液器によつてこの圧力は常に一定に保た
れているから電磁弁21が開放された時点から一定量の
冷媒が流れる。第2の蒸発器は第1の蒸発器に比して冷
房能力が115程度になるように、即ち第2の蒸発器回
路20に流入する冷媒量を第1の蒸発器回路20に流入
する冷媒量115程度となるように膨張手段46の流路
面積が決定されているため、電磁弁21が開放されても
第1の蒸発器回路20へ流入する冷媒量を極端に減少さ
せることはない。したがつて、電磁弁21が開放された
直後に生ずる蒸発圧力制御弁出口の圧力降下は僅かてあ
り、第1の蒸発器回路20を流過する流量の脈動現象は
最小限に押えられる。逆に第1の蒸発器回路の膨張弁が
制御されて第1の蒸発器出口側の圧力が変動しても、受
液器によつて受液器出口側の圧力は一定になつているの
て第2の蒸発器の冷媒流量は変動しない。さて、このよ
うな状態で運転されていて、両蒸発器の熱負荷が減少し
、第1の蒸発器18の出口圧力が1.9kgIdy以下
となると、蒸発圧力制御弁47は圧力制御を開始する。
φ)であつて、その制御圧力が最低Pemln=1.6
k91c!Tyl最高Pemax=1.9k91c!t
、ばね39の初期設定圧力WO=3.22kgとし、今
、第1の蒸発器回路のみを運転するときには電磁弁21
が全閉となり、負圧導入口53は大気圧としてあるので
スピンドル36は流入口29と流出口30の通路を遮断
している。この状態で冷凍サイクルが運転されると同サ
イクルは従来の蒸発器が一台の基本サイクルと同様てあ
り、温度式膨張弁17及ひ蒸発圧力制御弁47の流量及
び圧力の制御性には何ら不具合を生じない。さて、この
ような定常運転時に、電磁弁21が開くと、冷媒は膨張
手段46にて断熱的に膨張して蒸発器23にも流入し、
温度調節弁24の流入口内圧が上昇することとなり、ま
た、使用者が任意に設定した温度設定ダイヤルの設定温
度に応じてW。が小となりスピンドル36が第2図下方
向に移動するので、蒸発器23の蒸発圧力は低下して蒸
発器は車室内の冷房を開始する。ところで、第2の蒸発
器回路25に冷媒が流れ始めた瞬間は第1の蒸発器回路
20へ流入する冷媒量が減少するため一時的に蒸発圧力
制御弁47の入口及ひ出口の圧力か低下し、温度式膨張
弁17の弁開度が大となる。しかし、第2の蒸発器回路
を流れる冷媒量は膨張手段46の上流側圧力によつての
み規制され、受液器によつてこの圧力は常に一定に保た
れているから電磁弁21が開放された時点から一定量の
冷媒が流れる。第2の蒸発器は第1の蒸発器に比して冷
房能力が115程度になるように、即ち第2の蒸発器回
路20に流入する冷媒量を第1の蒸発器回路20に流入
する冷媒量115程度となるように膨張手段46の流路
面積が決定されているため、電磁弁21が開放されても
第1の蒸発器回路20へ流入する冷媒量を極端に減少さ
せることはない。したがつて、電磁弁21が開放された
直後に生ずる蒸発圧力制御弁出口の圧力降下は僅かてあ
り、第1の蒸発器回路20を流過する流量の脈動現象は
最小限に押えられる。逆に第1の蒸発器回路の膨張弁が
制御されて第1の蒸発器出口側の圧力が変動しても、受
液器によつて受液器出口側の圧力は一定になつているの
て第2の蒸発器の冷媒流量は変動しない。さて、このよ
うな状態で運転されていて、両蒸発器の熱負荷が減少し
、第1の蒸発器18の出口圧力が1.9kgIdy以下
となると、蒸発圧力制御弁47は圧力制御を開始する。
一方、第2の蒸発器回路に設置された温度調節弁24の
弁開度は前述のように温度設定ダイヤルの設定温度によ
つて決定されるため、前述のように蒸発圧力が低下する
と負圧導入口内の負圧値が小となつて、弁開度が小とな
るように制御される。即ち、蒸発器内冷媒温度と同吹き
出し空気温度が等しく、かつ、設定温度が15゜Cてあ
つたとすると、フロン12を用いた冷凍サイクルの第2
の蒸発器の蒸発圧力は4.75kg1ci.yであるよ
うに弁開度が調整される。しかしながら、膨張手段46
に例えば内径1φ、長さ480TWLのキャピラリ−チ
ューブを用いると同膨張手段の入口圧力及び過冷却度が
14k91CILy1及び2゜Cのとき臨界圧力は約6
.3kgIdyであるところから、第2の蒸発器回路を
流れる冷媒量は高負荷時の流量と等しい。したがつて、
温度調節弁24の圧力制御が非常に容易になること、蒸
発圧力制御弁47には第1の蒸発器回路と第2の蒸発器
回路とを流過する冷媒が流入するため冷媒流量が多く、
蒸発圧力の制御が容易になることなどの利点が生ずる。
つぎに、第3図に本発明の応用例を示す。
弁開度は前述のように温度設定ダイヤルの設定温度によ
つて決定されるため、前述のように蒸発圧力が低下する
と負圧導入口内の負圧値が小となつて、弁開度が小とな
るように制御される。即ち、蒸発器内冷媒温度と同吹き
出し空気温度が等しく、かつ、設定温度が15゜Cてあ
つたとすると、フロン12を用いた冷凍サイクルの第2
の蒸発器の蒸発圧力は4.75kg1ci.yであるよ
うに弁開度が調整される。しかしながら、膨張手段46
に例えば内径1φ、長さ480TWLのキャピラリ−チ
ューブを用いると同膨張手段の入口圧力及び過冷却度が
14k91CILy1及び2゜Cのとき臨界圧力は約6
.3kgIdyであるところから、第2の蒸発器回路を
流れる冷媒量は高負荷時の流量と等しい。したがつて、
温度調節弁24の圧力制御が非常に容易になること、蒸
発圧力制御弁47には第1の蒸発器回路と第2の蒸発器
回路とを流過する冷媒が流入するため冷媒流量が多く、
蒸発圧力の制御が容易になることなどの利点が生ずる。
つぎに、第3図に本発明の応用例を示す。
本実施例では第1図に示した本発明による冷凍サイクル
に冷蔵庫用の第3の蒸発器を付加したものである。すな
わち、第1図に示した冷凍サイクルの第2の蒸発器回路
25の入口部に設けられた電磁弁21の上流側の高圧配
管14から、第1の蒸発器回路20へ至る通路15とは
別に、通路59を分岐し、キャピラリ−チューブあるい
はオリフィス等の流路面積一定の膨張手段60を介して
第3の蒸発器61に連通し、同器出口配管62は第1及
〔び第2の蒸発器回路の着霜防止手段てある蒸発圧力制
御弁47の後流側の吸込管28に接続してある。したが
つて、同冷凍サイクルでは圧縮機6が運転されると膨張
手段60入口の冷凍圧力及び同過冷却度に応じた冷媒が
第3の蒸発器61に流入することとなり、圧縮機運転中
は常に冷蔵庫が利用できる。また、第3の蒸発器の出口
配管62の圧縮機側端をできる限り圧縮機の吸入口近く
の吸入管に開口させることによつて、第3の蒸発器の蒸
発圧力を低下させ得ることは当然である。このように、
本実施例では最も安価に冷蔵庫を設置できるとともに、
第3の蒸発器を流過する冷媒量はその設置目的からみて
圧縮機容量の1ノ2哩度であり、かつ、熱負荷及び圧縮
機の回転速度変化に対して流量変化が小であるところか
ら第1及び第2の蒸発器回路の冷房能力低下あるいは流
量脈動の発生を招来することなく冷蔵庫が設置できると
いつた利点を有する。つぎに、第4図は第3図に示した
本発明の応用例における第2の蒸発器回路25の吹き出
し空気温度制御装置の他の実施例を示したものである。
に冷蔵庫用の第3の蒸発器を付加したものである。すな
わち、第1図に示した冷凍サイクルの第2の蒸発器回路
25の入口部に設けられた電磁弁21の上流側の高圧配
管14から、第1の蒸発器回路20へ至る通路15とは
別に、通路59を分岐し、キャピラリ−チューブあるい
はオリフィス等の流路面積一定の膨張手段60を介して
第3の蒸発器61に連通し、同器出口配管62は第1及
〔び第2の蒸発器回路の着霜防止手段てある蒸発圧力制
御弁47の後流側の吸込管28に接続してある。したが
つて、同冷凍サイクルでは圧縮機6が運転されると膨張
手段60入口の冷凍圧力及び同過冷却度に応じた冷媒が
第3の蒸発器61に流入することとなり、圧縮機運転中
は常に冷蔵庫が利用できる。また、第3の蒸発器の出口
配管62の圧縮機側端をできる限り圧縮機の吸入口近く
の吸入管に開口させることによつて、第3の蒸発器の蒸
発圧力を低下させ得ることは当然である。このように、
本実施例では最も安価に冷蔵庫を設置できるとともに、
第3の蒸発器を流過する冷媒量はその設置目的からみて
圧縮機容量の1ノ2哩度であり、かつ、熱負荷及び圧縮
機の回転速度変化に対して流量変化が小であるところか
ら第1及び第2の蒸発器回路の冷房能力低下あるいは流
量脈動の発生を招来することなく冷蔵庫が設置できると
いつた利点を有する。つぎに、第4図は第3図に示した
本発明の応用例における第2の蒸発器回路25の吹き出
し空気温度制御装置の他の実施例を示したものである。
本実施例ては受液器8の下流側に高圧配管14を3つの
通路15,16及び59に分岐し、その1つの通路15
には温度式膨張弁17、蒸発器18を有する第1の蒸発
器回路20を設置してある。また、通路16には電磁弁
21、キャピラリ−チューブあるいはオリフィスなどの
ように流路面積一定の冷媒膨張手段46及び蒸発器23
を有する第2の蒸発器回路25が、通路59にはキャピ
ラリ−チューブあるいはオリフィスなどのように流路面
積一定の冷媒膨張手段60及ひ蒸発器61を有する第3
の蒸発器回路63がそれぞれ接続されている。そして、
第1及び第2の蒸発器回路20及び25の出口配管26
及び27は一本に統合されて蒸発圧力制御弁47を介し
て圧縮機6の低圧.室に連結されている。一方、前記蒸
発器61の出口配管62は前記蒸発圧力制御弁47の後
流側吸入管28に接続されている。本冷凍サイクルにお
ける第2の蒸発器回路25の吹き出し空気の温度制御に
は蒸発器23の吹き出し空気温度センサ6.4及び演算
器65を設置し、前記センサ64の出力から使用者が任
意に設定した温度設定ダイヤルの出力信号を減じた値Δ
Rが正の時には蒸発器23の上流側高圧配管に設置した
前記電磁弁21をオンとして蒸発器23に冷媒を流入さ
せ、前記Δ・RがOとなると前記電磁弁21をオフとし
て冷媒の流入を遮断するようなオンオフ式制御法を採用
してある。なお、本冷凍サイクルでは使用者が第2の蒸
発回路の運転を希望しないときには電磁弁21で通路1
6の冷媒流を遮断できる。本発明の冷凍サイクルでは吹
き出し空気温度制御用の電磁弁21が頻繁にオンオフす
るため第2の蒸発器回路25を流過する冷媒量が第1の
蒸発器を流過する冷媒量に比して小であるとはいつても
第1の蒸発器の流量に若干の脈動が生ずる。
通路15,16及び59に分岐し、その1つの通路15
には温度式膨張弁17、蒸発器18を有する第1の蒸発
器回路20を設置してある。また、通路16には電磁弁
21、キャピラリ−チューブあるいはオリフィスなどの
ように流路面積一定の冷媒膨張手段46及び蒸発器23
を有する第2の蒸発器回路25が、通路59にはキャピ
ラリ−チューブあるいはオリフィスなどのように流路面
積一定の冷媒膨張手段60及ひ蒸発器61を有する第3
の蒸発器回路63がそれぞれ接続されている。そして、
第1及び第2の蒸発器回路20及び25の出口配管26
及び27は一本に統合されて蒸発圧力制御弁47を介し
て圧縮機6の低圧.室に連結されている。一方、前記蒸
発器61の出口配管62は前記蒸発圧力制御弁47の後
流側吸入管28に接続されている。本冷凍サイクルにお
ける第2の蒸発器回路25の吹き出し空気の温度制御に
は蒸発器23の吹き出し空気温度センサ6.4及び演算
器65を設置し、前記センサ64の出力から使用者が任
意に設定した温度設定ダイヤルの出力信号を減じた値Δ
Rが正の時には蒸発器23の上流側高圧配管に設置した
前記電磁弁21をオンとして蒸発器23に冷媒を流入さ
せ、前記Δ・RがOとなると前記電磁弁21をオフとし
て冷媒の流入を遮断するようなオンオフ式制御法を採用
してある。なお、本冷凍サイクルでは使用者が第2の蒸
発回路の運転を希望しないときには電磁弁21で通路1
6の冷媒流を遮断できる。本発明の冷凍サイクルでは吹
き出し空気温度制御用の電磁弁21が頻繁にオンオフす
るため第2の蒸発器回路25を流過する冷媒量が第1の
蒸発器を流過する冷媒量に比して小であるとはいつても
第1の蒸発器の流量に若干の脈動が生ずる。
しかしながら、第2の蒸発器回路25の下流側吸入管2
8には蒸発圧力制御弁47が設置されているため、吹き
出し空気温度設定ダイヤルの設定位置kいかんにかかわ
らず第2の蒸発器23の蒸発圧力を着霜限界圧力以上に
保持することが可能であり、従来機に比して温度式膨張
弁が1個不要となるところから安価なサイクルが得られ
る。つぎに第5図及び第6図は本発明の実施例における
第2の蒸発器回路25の吹き出し温度制御装置の他の実
施例を示したものてある。
8には蒸発圧力制御弁47が設置されているため、吹き
出し空気温度設定ダイヤルの設定位置kいかんにかかわ
らず第2の蒸発器23の蒸発圧力を着霜限界圧力以上に
保持することが可能であり、従来機に比して温度式膨張
弁が1個不要となるところから安価なサイクルが得られ
る。つぎに第5図及び第6図は本発明の実施例における
第2の蒸発器回路25の吹き出し温度制御装置の他の実
施例を示したものてある。
本実施例では受液器8の下流側の高圧配管14を2つの
通路15及び16に分岐し、その一つの通路15には温
度式膨張弁17、蒸発器18を有する第1の蒸発器回路
20を設置してある。また、通路16には使用者が任意
に冷媒の流れを遮断可能なオンオフ電磁弁21、キャピ
ラリ−チューブあるいはオリフィスなどのように流路面
積一定の冷媒膨張手段46及び蒸発器23を有する第2
の蒸発器回路25が設置してある。そして、第1及び第
2の蒸発器回路20及び25の出口配管26及び27は
一つの通路に統合されて蒸発圧力制御弁47を介して圧
縮機6の低圧室に連結されている。一方、第1の蒸発器
回路20の蒸発器前段に設置された温度式膨張弁17の
流量制御信号は同回路出口配管26に設置した感温筒4
0及び前記蒸発圧力制御弁47のエコライザユニオン4
2から得ている。本冷凍サイクルにおける第2の蒸発器
の吹き出し温度制御を説明すると、第6図においてまず
、第2の蒸発器回路25の構成は蒸発器23をケース6
6内に設置し、同蒸発器23上面とケース66との間に
は通路67を設け更に、同蒸発器23の図面左右いずれ
かの端には同通路67と蒸発器23を流れる空気の割合
を変えるためのダンパ機構68を設置し、同ダンパ側に
は前記蒸発器23あるいは通路67へ送風するためのフ
ァン69を設置してある。また、前記蒸発器23の通路
側面には蒸発器23と通路67との間に空気の往来がな
いように遮蔽板70を設置してある。第5図に示した構
成の第2の蒸発器回路において、使用者が同回路の運転
を必要としないときには電磁弁21が通路16を遮断し
ているが、同回路を作動状態にすると、電磁弁21が開
放されて冷媒が蒸発器23に流入すると同時にファン6
8が回転し、車室内の空気に循環流を生起する。さて、
吹き出し空気の温度制御には蒸発器23とケース66に
設置された吹き出し口71との間に形成した空気混合室
72内に吹き出し温度センサ73、使用者が任意に吹き
出し空気温度を設定する吹き出し温度設定ダイヤル74
、前記吹き出し温度センサ73の出力と前記吹き出し温
度設定ダイヤルの位置によつて決定される設定信号とを
比較して両者の差に応じた信号を発生する演算器75、
前記演算器75の信号値に応じて前記回路25内の蒸発
器23への空気流量を分配するダンパ68の位置を変更
するアクチュエータ76を用い、前記吹き出し温度が設
置温度より高い場合には蒸発器23への通気量を増し、
逆に吹き出し温度が設定温度より低い場合には蒸発器2
3への通気量を減するようにダンパ68の位置を設定す
るようにしてある。本実施例では第1図に示した実施例
の効果即ち、第2の蒸発器回路に流路面積一定の膨張手
段を設置したことにより両回路の流量脈動が発生せす、
安定した流量制御性が得られるほか、空気側でのみ吹き
出し空気温度の調節を行なうため冷凍サイクルが単純化
されることによつて取りつけ作業性が向上し、かつ、冷
媒洩れ箇所が減するので冷凍サイクルの信頼性が向上す
るなどの効果がある。
通路15及び16に分岐し、その一つの通路15には温
度式膨張弁17、蒸発器18を有する第1の蒸発器回路
20を設置してある。また、通路16には使用者が任意
に冷媒の流れを遮断可能なオンオフ電磁弁21、キャピ
ラリ−チューブあるいはオリフィスなどのように流路面
積一定の冷媒膨張手段46及び蒸発器23を有する第2
の蒸発器回路25が設置してある。そして、第1及び第
2の蒸発器回路20及び25の出口配管26及び27は
一つの通路に統合されて蒸発圧力制御弁47を介して圧
縮機6の低圧室に連結されている。一方、第1の蒸発器
回路20の蒸発器前段に設置された温度式膨張弁17の
流量制御信号は同回路出口配管26に設置した感温筒4
0及び前記蒸発圧力制御弁47のエコライザユニオン4
2から得ている。本冷凍サイクルにおける第2の蒸発器
の吹き出し温度制御を説明すると、第6図においてまず
、第2の蒸発器回路25の構成は蒸発器23をケース6
6内に設置し、同蒸発器23上面とケース66との間に
は通路67を設け更に、同蒸発器23の図面左右いずれ
かの端には同通路67と蒸発器23を流れる空気の割合
を変えるためのダンパ機構68を設置し、同ダンパ側に
は前記蒸発器23あるいは通路67へ送風するためのフ
ァン69を設置してある。また、前記蒸発器23の通路
側面には蒸発器23と通路67との間に空気の往来がな
いように遮蔽板70を設置してある。第5図に示した構
成の第2の蒸発器回路において、使用者が同回路の運転
を必要としないときには電磁弁21が通路16を遮断し
ているが、同回路を作動状態にすると、電磁弁21が開
放されて冷媒が蒸発器23に流入すると同時にファン6
8が回転し、車室内の空気に循環流を生起する。さて、
吹き出し空気の温度制御には蒸発器23とケース66に
設置された吹き出し口71との間に形成した空気混合室
72内に吹き出し温度センサ73、使用者が任意に吹き
出し空気温度を設定する吹き出し温度設定ダイヤル74
、前記吹き出し温度センサ73の出力と前記吹き出し温
度設定ダイヤルの位置によつて決定される設定信号とを
比較して両者の差に応じた信号を発生する演算器75、
前記演算器75の信号値に応じて前記回路25内の蒸発
器23への空気流量を分配するダンパ68の位置を変更
するアクチュエータ76を用い、前記吹き出し温度が設
置温度より高い場合には蒸発器23への通気量を増し、
逆に吹き出し温度が設定温度より低い場合には蒸発器2
3への通気量を減するようにダンパ68の位置を設定す
るようにしてある。本実施例では第1図に示した実施例
の効果即ち、第2の蒸発器回路に流路面積一定の膨張手
段を設置したことにより両回路の流量脈動が発生せす、
安定した流量制御性が得られるほか、空気側でのみ吹き
出し空気温度の調節を行なうため冷凍サイクルが単純化
されることによつて取りつけ作業性が向上し、かつ、冷
媒洩れ箇所が減するので冷凍サイクルの信頼性が向上す
るなどの効果がある。
つぎに、第7図は第1,3,4,5図に示した冷凍サイ
クルに設置するに好適なオンオフ式電磁弁21の一例を
示すもので、コイル77が励磁されるとプランジャ78
が図の上方に引き上げられ、同プランジャに穿孔された
穴79が流入口80と流出口81との連通を達成する。
クルに設置するに好適なオンオフ式電磁弁21の一例を
示すもので、コイル77が励磁されるとプランジャ78
が図の上方に引き上げられ、同プランジャに穿孔された
穴79が流入口80と流出口81との連通を達成する。
また、穴79の流路面積は流入口80及び流出口81と
同一としてある。つぎに、第8図は第7図に示したオン
オフ電磁弁のプランジャ78に設けた穴79の流路断面
積を小として、第1,3,4,5図に示した本発明の実
施例における第2の蒸発器回路に設置した流路面積一定
の膨張手段46と同等の流路抵抗を生ずるようにしたも
ので、電磁弁に膨張機能を持たせることによつて第2の
蒸発器回路の膨張手段46を除去でき、冷凍サイクルの
低コスト化を図ることができる。
同一としてある。つぎに、第8図は第7図に示したオン
オフ電磁弁のプランジャ78に設けた穴79の流路断面
積を小として、第1,3,4,5図に示した本発明の実
施例における第2の蒸発器回路に設置した流路面積一定
の膨張手段46と同等の流路抵抗を生ずるようにしたも
ので、電磁弁に膨張機能を持たせることによつて第2の
蒸発器回路の膨張手段46を除去でき、冷凍サイクルの
低コスト化を図ることができる。
第9図は、各実施例サイクルの電磁弁21と圧縮器6の
電磁クラッチ(図示せす)との電気的制御回路を示す図
である。
電磁クラッチ(図示せす)との電気的制御回路を示す図
である。
101は圧縮機起動用の主スイッチ、102は冷凍洩れ
検出スイッチ等の安全スイッチ、103はリレーのコイ
ル、Mgはマグネットクラッチでそれぞれ直列に電源に
接続されている。
検出スイッチ等の安全スイッチ、103はリレーのコイ
ル、Mgはマグネットクラッチでそれぞれ直列に電源に
接続されている。
105はコイル103によつて操作されるリレーの接点
、104は手動スイッチで電磁弁21と共に電源に直列
に接続されている。
、104は手動スイッチで電磁弁21と共に電源に直列
に接続されている。
主スイッチ101が閉じるとマグネットクラッチに通電
され、圧縮機が作動すると共にリレーコイル103も通
電され接点105が閉じ、電磁弁21も手動スイッチ1
04が閉じられればいつでも作動できる状態となる。
され、圧縮機が作動すると共にリレーコイル103も通
電され接点105が閉じ、電磁弁21も手動スイッチ1
04が閉じられればいつでも作動できる状態となる。
一方、スイッチ104が閉じていてリレー105も閉じ
ている時、即ちサイクルが稼動中て副蒸発器回路も運転
されている時、圧縮機制御回路の安全スイッチ102等
が働いてマグネットクラッチの付勢が断たれる状態とな
るとリレー103も消勢されて接点105が開き、電磁
弁21が消勢される。
ている時、即ちサイクルが稼動中て副蒸発器回路も運転
されている時、圧縮機制御回路の安全スイッチ102等
が働いてマグネットクラッチの付勢が断たれる状態とな
るとリレー103も消勢されて接点105が開き、電磁
弁21が消勢される。
従つて、電磁弁21は電磁クラッチMgが作動していな
い時は必す第2の蒸発器回路を連通させるように作動し
、電磁クラッチが作動している時”は手動スイッチ10
4によつて自由に0N..0FFできる。
い時は必す第2の蒸発器回路を連通させるように作動し
、電磁クラッチが作動している時”は手動スイッチ10
4によつて自由に0N..0FFできる。
その結果、圧縮機の停止時には必す膨張手段46を介し
て圧縮機の高圧側と低圧側とを連通する冷媒回路ができ
、すみやかにサイクルの圧力をバランスさせるので再起
動時の圧縮機の負荷・が軽減できる。実施例では第2の
蒸発回路が1つあるいは2つのものを示したが、この数
は任意に増加できる。
て圧縮機の高圧側と低圧側とを連通する冷媒回路ができ
、すみやかにサイクルの圧力をバランスさせるので再起
動時の圧縮機の負荷・が軽減できる。実施例では第2の
蒸発回路が1つあるいは2つのものを示したが、この数
は任意に増加できる。
以上説明したように本発明によれば受液器下流の高圧配
管を必要に応じて複数の通路に分岐し、)1つの通路に
は膨張弁と最も大きい第1の蒸発器とを直列に接続し、
他の通路には固定絞りと第1の蒸発器より容量の小さい
第2の蒸発器とを直列に接続することにより第2の蒸発
器回路の冷媒流量が常に一定になるようにしたので、一
つの蒸発器の冷媒流量の変動の影響を受けて、他の蒸発
器回路の冷媒流量が無作為に変動することがなくなつた
。また、圧縮機の停止時高圧側と低圧側とが流路面積が
一定の膨張弁を介して連通されるので、サイクルの高低
圧ラインが早期に圧力バランスを回復でき、圧縮機の再
起動時の負荷が軽減されるので駆動源に対する負荷変動
を小さくできる。
管を必要に応じて複数の通路に分岐し、)1つの通路に
は膨張弁と最も大きい第1の蒸発器とを直列に接続し、
他の通路には固定絞りと第1の蒸発器より容量の小さい
第2の蒸発器とを直列に接続することにより第2の蒸発
器回路の冷媒流量が常に一定になるようにしたので、一
つの蒸発器の冷媒流量の変動の影響を受けて、他の蒸発
器回路の冷媒流量が無作為に変動することがなくなつた
。また、圧縮機の停止時高圧側と低圧側とが流路面積が
一定の膨張弁を介して連通されるので、サイクルの高低
圧ラインが早期に圧力バランスを回復でき、圧縮機の再
起動時の負荷が軽減されるので駆動源に対する負荷変動
を小さくできる。
第1図は本発明になるマルチ式冷凍サイクルの一実施例
示すサイクル図、第2図は実施例に使用した蒸発圧力制
御弁及び温度制御系の主要部の構造を示す断面図、第3
図は本発明になるマルチ式冷凍サイクルの他の実施例を
示すサイクル図、第4図は他の実施例を示すサイクル図
、第5図は他の実施例を示すサイクル図、第6図は第5
図のサイクルを用いた場合の副蒸発器回路の空気温度制
御装置を示す図面、第7図は本発明に用いる電磁弁の構
造を示す断面図、第8図は電磁弁の他の実施例を示す断
面図、第9図は制御回路図てある。 6・・・・・・圧縮機、7・・・・・・凝縮器、8・・
・・・・受液器、14・・・・・配管、17・・・・・
・膨張弁、18,23,61・・・・・・蒸発器、46
・・・・・・キャピラリチューブ。
示すサイクル図、第2図は実施例に使用した蒸発圧力制
御弁及び温度制御系の主要部の構造を示す断面図、第3
図は本発明になるマルチ式冷凍サイクルの他の実施例を
示すサイクル図、第4図は他の実施例を示すサイクル図
、第5図は他の実施例を示すサイクル図、第6図は第5
図のサイクルを用いた場合の副蒸発器回路の空気温度制
御装置を示す図面、第7図は本発明に用いる電磁弁の構
造を示す断面図、第8図は電磁弁の他の実施例を示す断
面図、第9図は制御回路図てある。 6・・・・・・圧縮機、7・・・・・・凝縮器、8・・
・・・・受液器、14・・・・・配管、17・・・・・
・膨張弁、18,23,61・・・・・・蒸発器、46
・・・・・・キャピラリチューブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 冷媒を断熱圧縮する圧縮機と、前記圧縮された冷媒
を冷却して液化する凝縮器と、液化された冷媒を気液分
離し、液冷媒を貯溜する受液器と、前記受液器と圧縮機
との間に互いに並列に接続され独立した熱負荷を担う容
量の異なる複数個の蒸発器と、これらを順次連結する配
管と、前記蒸発器のうち最も容量の大きい第1の蒸発器
の上流に直列に接続された可変絞りの膨張手段と、前記
他の蒸発器の上流に直列に接続された流路面積が一定の
膨張手段と、前記第1の蒸発器の熱負荷に応じて前記可
変絞りの膨張手段の開度を制御する制御手段と、前記流
路面積が一定の膨張弁の上流に直列に接続された電磁弁
と、前記圧縮機を原動機に連結する電磁クラッチと、前
記電磁クラッチが作動していない時前記電磁弁を開く手
段と、電磁クラッチが作動している時前記電磁弁を開閉
制御する手段とから構成される冷凍装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載した発明において、前
記複数の蒸発器のうち冷房装置として使用する蒸発器の
出口側の合流点と圧縮機との間に蒸発圧力制御弁を設け
たことを特徴とする冷凍装置。 3 特許請求の範囲第2項に記載した発明において、前
記複数の蒸発器のうち冷蔵庫用として使用される蒸発器
の出口側を前記蒸発圧力制御弁と圧縮機との間に接続し
たことを特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12148077A JPS6051022B2 (ja) | 1977-10-12 | 1977-10-12 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12148077A JPS6051022B2 (ja) | 1977-10-12 | 1977-10-12 | 冷凍装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5455847A JPS5455847A (en) | 1979-05-04 |
JPS6051022B2 true JPS6051022B2 (ja) | 1985-11-12 |
Family
ID=14812188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12148077A Expired JPS6051022B2 (ja) | 1977-10-12 | 1977-10-12 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6051022B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57121872U (ja) * | 1981-01-23 | 1982-07-29 | ||
JP2007040601A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Valeo Thermal Systems Japan Corp | 冷凍サイクル |
-
1977
- 1977-10-12 JP JP12148077A patent/JPS6051022B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5455847A (en) | 1979-05-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007163074A (ja) | 冷凍サイクル | |
JPH0694953B2 (ja) | 密閉冷凍回路 | |
US3667247A (en) | Refrigeration system with evaporator outlet control valve | |
JPH09229497A (ja) | 冷凍サイクル | |
JP2002267285A (ja) | 冷房冷蔵装置 | |
JP5604626B2 (ja) | 膨張弁 | |
JP4263646B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPS6051022B2 (ja) | 冷凍装置 | |
US3803864A (en) | Air conditioning control system | |
US3320763A (en) | Controls for refrigeration systems | |
JPH06174319A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH0733095Y2 (ja) | アキュームレータの油戻し装置 | |
US3688517A (en) | Air conditioning control system | |
JPH05196324A (ja) | 冷凍サイクル用膨張弁 | |
JPS6341774A (ja) | 空気調和機 | |
US3786650A (en) | Air conditioning control system | |
US6499307B1 (en) | Refrigeration system incorporating simplified valve arrangement | |
JP2005201484A (ja) | 冷凍サイクル | |
JPH051866A (ja) | 冷凍機 | |
JP3442949B2 (ja) | 可変容量圧縮機を用いた冷凍サイクル | |
JPH09210480A (ja) | 二段圧縮式冷凍装置 | |
US2244890A (en) | Refrigeration control system | |
JPS6185218A (ja) | 車両用空調装置 | |
US2282880A (en) | Refrigerating system | |
US3834175A (en) | Servo temperature control valve for refrigeration system |