JPS605039A - 結晶化ガラス成型品及びその製造法 - Google Patents

結晶化ガラス成型品及びその製造法

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JPS605039A
JPS605039A JP11136483A JP11136483A JPS605039A JP S605039 A JPS605039 A JP S605039A JP 11136483 A JP11136483 A JP 11136483A JP 11136483 A JP11136483 A JP 11136483A JP S605039 A JPS605039 A JP S605039A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は結晶化ガラス成形品及びその製造法に関するも
のである。
ガラス成型品の内部に微細な結晶を生成させた結晶化ガ
ラス成型品は、光線の入射および反射作用により、天然
の大理石や花崗岩等と対比できる美麗な外観ヲもった造
型品として有用である。
結晶化ガラス成型品f:製造するに当って重要な問題は
、所望の外観を呈する結晶が生成できる原料配合の組成
、成型を可能とする溶融体の適正な粘度及び結晶生成の
ための結晶化熱処理の温度管理である。
現在結晶化ガラス成型品の製造方法には溶融法と焼結法
の2法がある。焼結法は所定の結晶を生成しうる組成の
ガラス粉末を軟化点よシ高く溶融点より低い中間温度域
で加熱し、ガラス粉末を融着状の焼結により一体化し2
次いで軟化点以−ヒの所定の温度と時間による操作で成
型品内部に結晶を析出させる結晶化熱処理を行うことに
より製品をうる方法であり、11′c、溶融法は所定の
結晶を生成しつるガラス組成配合物を完全に溶融した後
成型し2次いで再加熱することにより、結晶化処理を施
(〜て完成される方法である。
溶融法はさらに加工成型法と注型法に分けられる。この
うち加工成型法は連続的に製品を量産するのに適するも
ので、板ガラスのようなロール加工によるもの、容器の
ような押型加工によるものがある。そして結晶化ガラス
成型品をこの加工成型法で製造ずろことは2品質の安定
性および量産による経済的効果を期待することができる
ので、とくに大量に使用される建材用の板状体などの製
造が、もし現在性なわれている通常の板ガラスの製造条
件で可能になるならばそれは極めて望ましいことである
。しかし通常の板ガラスの製造法により結晶化ガラス成
型品を製造するためには粘度一温度に関する必須条件が
ある。たとえば基準の条件として2原料配合物が浴融さ
れ(1300−1500’C)。
炉出し後、流下移動に1 ol、5〜1o40ポアズ(
12に10℃〜1300℃)、さらにフシ゛り゛−−−
位1(【では漸次連続的に粘度が低下し、成型機による
成型開始時には103〜1o5ポアズ(950℃〜12
00℃)であり、成型終了時lo7ボアズ(750℃付
近)であるような粘度−温IP¥条件であり1時間的に
は製品の量1寸法により異るが、炉出しより成型終了時
までは25〜50分ぐらいである。次いで徐冷炉に装入
されるが、徐冷炉は若干の温度一時間の可変は可能であ
り、上限温度は成型品の変形を起さない粘度、つ1り軟
化温度(7000C〜s o o ’c )であり、一
定温度、一定時間の保持等の操作は可能である。
結晶化ガラス成型品と通常劫ラス成型品との本質的な相
異は、前者が厳密に管理した温度と時間の条件の下で結
晶化処理を行うことである。
また溶融体は、結晶が析出を開始する一定温度で徐冷さ
れる場合には、粘度が急激に上昇しく107ポアズ以上
)半固体化するので7通常のガラス製造法を結晶化ガラ
ス成型品に適用する場合に成型工程の終了時1でにこの
り、象が起きないような組成であることが必要である。
したがって:+1へ冷却によって結晶が析出しないよう
な温度条件と通常のガラス製造法の温度条件を合致させ
て成型品f:得ることが必要と女り、そのため成型品の
結晶化処理は再加熱により行はざるを得なくなる。この
場合の従来法の共通した操作は、成型品を低い温度より
加熱して、−寛温度に於て行はれる結晶核生成段階咬た
は極微晶析用段階ともいうべき第一次結晶化熱処理工程
、さらに昇温しで一定温度に於て行はれる結晶成長段階
ともいうべき第2次結晶化熱処理工程の伺加により製造
が行はれている。
そして結晶化熱処理工程において、第1次結晶化熱処理
および第2次結晶化熱処理の温度条件が、成型品の変形
する軟化温度より上の温度で行われたりまた長時間を必
要とする場合には。
通常のガラス製造法の成型後の工程に、特別の加熱炉工
程全付加しなければならない。
従来の加工成型法による結晶化ガラス成型品に生成させ
る結晶の種類はβ−ワラストナイト。
β−スポジュウメン、β−ユークリプタイト等であるが
、この従来方法での問題点は、前記したように成型後に
おける再加熱に上る結晶化熱処理工程が必須のものとな
っていることである。
この付加工程は結晶の種類によって若干異るが。
概ね700℃以上より温度制御をしながら昇温し、最終
1.000〜1.200℃の温度範囲で結晶化熱処理を
行っている。またこの温度範囲は成型品の軟化変形温度
(SOO〜850 ℃)より上の温度領域であるので、
変形を防ぐために成型品全特定の焼台に載せて結晶化熱
処理を行はざるをえない。
溶融法の他の一つの方法である注型法は、結晶生成の状
態における溶融温度と結晶析出温度との差が少く、1だ
冷却速度が速くても結晶生成が容易に開始されるような
組成の結晶化ガラス成型品の製造法である。この例とし
て、フッ素マイカ系に属する結晶でフロゴバイトまたは
西ケイ素マイカの結晶を生成するマイカガラスセラミッ
クスの製造法がある。マイカガラスセラミックスを製造
するための組成(は、それぞれフロゴパイトtたは四ケ
イ素マイカの結晶が成型品重量中小くとも90%以上生
成する組成のものである。捷たフロゴバイト[Kf\i
g 3(AIS+ 301o) F2 F溶融点(m、
p )4375℃、結晶析出温度(c、p ) 137
5°C)fたは四ケイ素マイカ[: KMg2.5 (
Sl、Q、。) li’□n1.p 11−t 6°C
2C−pl 173℃〕のみの結晶化状態を説明すると
、これ等の溶1独体(1300−1450’c)は毎分
60〜120 ’Cの冷却速度でも結晶析出が始り、こ
れより遅い冷却速度では、結晶生成が著しく促進されて
粘度が急減に上昇し、それぞれの結晶析出温度からi 
o o ℃の間で半固体状の粘度域(lo7°0 ポア
ズ)になってしまうので、前記した通常のガラス製品の
粘度一温度条件による製造方法の適用は不可能である。
す外わち粘度が高すぎて成型時の破砕や亀裂の発生。
加工機器の耐熱性不足等の問題がある。したがって現行
のマイカガラスセラミックスは、浴融体を過冷却条件で
型に注型して成型品を得たのち、舟加熱による結晶化熱
処理を750〜850℃で1〜6時間保持する結晶核生
成段階と。
1000〜1150℃で1〜6時間保持する結晶成長化
段階の二段階に亘る操作を不可欠の上程としている。
本発BAは、従来のβ−ワラストナイト、β−スボジュ
ウメン系の結晶化ガラス成型品あるいはマイカ−ガラス
−セラミックスにおける高温高粘度状態での注型成型や
長時間、高温度による結晶化処理をとくに行うことなく
2通常のガラス製品の製造工程の範囲内で成型および結
晶化を行うことができ、さらに又成型品の模様を表現す
る上で必要に応じてさらに結晶化量を増やしたり、結晶
径を大きくするため再加熱して結晶化処理を行う場合で
も、成型品が軟化変形しない温度以下で行うことが可能
な低コスト成型品を得るようにしたものである。
本発明はガラスも1−<はガラス組成分(以下これらを
ガラス性物質という)に、結晶析出が溶融法のしくみに
よる特定のフッ素マイカ丑たはその誘導体もしくはそれ
らの原料組成分とを配合することにより2通常のガラス
製品の成型加工法および温度処理条件で結晶化ガラス成
型品の製造を可能にしたものである。
フッ素マイカは化学式X。5〜1.0 Y2.0〜a、
o (Z4010 ) F2で示される。この式でXは
配位数12の陽イオンで2層状結晶であるマイカ結晶の
層間イオンを、Zは配位数4の陽イオンで通常b + 
04 四面体の8i を基準としており、Yは配位数6
の陽イオンで八面体層を構成し−でいる。
フッ素マイカの結晶溝道は5in4 四面体が六角綱目
の板状で上下に2枚あり、この間に八面体配位をとるイ
オンが結合しており、この構造をタブレットと呼び、こ
のタブレットが層をなして績み重なっていて、タブレッ
トとタブレットの間にはアルカリまたはアルカリ土類金
属イオンが結合しており2層間イオンと呼ばれる。そし
てこのフッ素マイカ結晶が生成する基本形態は、結晶の
組成により配合原料を溶融し、その溶融体全一定の温度
条件で処理をすることにより、結晶を析出させる溶融法
と、配合原料を混合粉末の状態または成型物の状態で加
熱すると。
吸着水の脱水1分解などの反応が相次いで起り溶1り1
(温度に達しないうちでも、固体粒子の熱振動により2
粒子表面の結晶格子点の原子が他の粒子表面の原子の作
用半径内に入り、結合が行はれて結晶が生成する固相反
応法とがあり、溶融法が適用できないものでもこの固相
反応で生成する結晶がある。そして溶融法または固相反
応法での結晶生盛の可否は、多くの組成f、実験によシ
確認していくものである。
上記した条件に合致したものとして本出願人は、さきに
テニオライト系結晶とガラス性物質の溶融固化物から成
る結晶化ガラス成型品を提案した(特願昭57−x55
63o)。この成型品は通常のガラス製造法による加工
成型法での溶融から成型終了1での粘度一温度条件で製
造することができる。
テニオライトはフッ素マイカの化学式Xo5〜1.0Y
zo−a、o (Z4010 ) h’z VCオイテ
、 YカMgLi fあり、Xはに、Ba等、ZはSi
である。棟たこれには2がAl5t3 、 B513で
あるテニオライトの誘導体がある。
しかしデュオライトは上記しプヒようにLl 分を含有
し、高価なものであるので、同イ子な作用効果を有しし
かも安価な原料の出現が望まれるところである。
そこで本発明者等はさらに研究した結果、バリウムフッ
素マイカがテニオライトと同様9通常のガラス製造法で
ある加工成パリ法により、結晶化ガラスの製造が可能で
あることを見出し。
本発明に到述したものである。
バリウムフッ素マイカはLi 分を含有しないマイカ組
成であるという特徴を備えており、その組成は前記フッ
素マイカの化学式X05〜1Oy2.o−3,1(Z4
01゜) F2 において、XがBa2+でパ5す、Y
がMg3であり、Zがニケイ素型の(Al□812)若
くは(BzSi2)または2が三ケイ累型の(Al5t
3)若くは(B Si、 )のものである゛。
これらについて具体例を示ぜば以下の通りである。
(1)ニケイ素マイカに属する代表例 Ba Mg5(A12Si201o) F2.溶融点(
m、I) )1460°G 13a X\4gs (J32 Si2010 ) F
2 t ITl、I) 1385°C(2) 三り°イ
素マイカに属する代表例Bao、5Mg3(AI 5i
30、。) F2. map 1264°CBa[1,
2Mg3 (BS”3010 ) F。t m、p11
50’にれら(1)、 (2>のバリウムフッ素マイカ
は9本発明の目的に支障のない範囲でX (Ba” )
 の一部(Ba2+に対し30%以内)をに+、Ca2
+。
Zn” 、Pb2+又はBr” テ、 Y (Mg” 
) (D 一部(Mgに対し50%以内) f Fe”
 Ni”hln” 、Co” 、 Al 3+又はFe
 3+で、Zの一部い。
上記(1)、 (2)のバリウムフッ素マイカあるいは
その一部置換体(これらをバリウムフッ素マイカ系とい
う)の結晶をガラスに析出させるには。
原料としてはバリウムフッ素マイカ系結晶を用いてもよ
いし、その原料組成分(以下これらをバリウムフッ素マ
イカ糸七1成勺勿という)でもよい。本発明は上記した
バリウムフッ素マイカ系組成物と、ガラス性物ノuとの
組合せにより結晶化ガラスを通常のガラス加工成型法で
製造しようとするものである。
本発明に用いるガラス性物質は、ガラスを形成しうる原
料バッジでも、またこの原料ノ(ツジを予めガラス化し
てから粉砕したフリット状のガラスでもよい。ガラス成
分としては例えば。
8i02−A1203− B203− CaO−に2O
−Na20−4たはこれにP2O5,13aO、へ4g
O、ZnO、PbO。
T+02. ZrO2等を適宜加えたもので2通常のガ
ラス製品の分類でいえば、板ガラス、びんガラース、押
型ガラス、照明用ガラス、封着用ガラス。
クリスタルガラス等のガラス材質を使用することができ
る。そしてガラス材質の組成選定に当ってはバリウムフ
ッ素マイカ系結晶の生成を阻害しないよう、また加工法
による成型が支障なく終了しうる粘度一温度条件を保持
するよう配はしなければならない。
すなわちバリウムフッ素マイカ系の組成において、たと
えばバリウム三ケイ素マイカ(Baa兵Mg3 (A’
 81301o ) F2 ) 結晶の生成を目的とす
る場合、前記フッ素マイカの化学式中Xの位1υLに競
合して配位しうる他のイオンに+、Ca”。
Zn2+等については、一定値以内好ましくは全組成物
中これらのイオンによる結晶生成率が約20%になるよ
うに制限することが望ましく。
i fcバリウムニケイ素マイカ(Ba NH3(A1
2Si2010 ) F2 )の結晶の生成を目的とす
るときも上記したところと同様である。さらにバリウム
フッ素マイカの誘導体の場合YおよびZの位置が他の陽
イオンで置換されて生成するバリウムフッ素マイカ系結
晶の七上は全組成物中約20%以内になるようにこれま
た制御、tiすることが望ましい。
バリウムフッ素マイカ系組成物とガラス性物質との配合
比率は、全配合物を100重量部とするとき、バリウム
フッ素マイカ系組成物は。
30〜70重量部であることが好ましい。
本発明によるバリウムフッ素マイカ系組成物とガラス性
物質との組合せにおいては、混合溶融体が炉出され成型
が終了するまでの経過時間30〜50分において7′F
iA度−粘度栄件は、炉出。
流動移動(1200〜1300℃、粘度1015〜10
20ポアズ)からフィダーJfニより成型機装入時まで
連続的に粘度は低下し、成型開始時ポアズ)に至るまで
の通常の板ガラスの範囲に合致するもので、この間結晶
生成等による粘度上昇の現象は発生せず、損傷のない成
型品を造ることかできる。また成型品体内部に結晶を生
成させる結晶化熱処理工程は成型終了後700〜850
℃で40〜60分保持をすることにより達成でき、成型
終了後連続して徐冷工程の温度操作範囲で行えるので、
略通常のガラス製品の製造工程の枠内で結晶化ガラス成
型品を完成することができる。
本発明における13a−マイカ系組成物はガラス溶1誤
に際し溶融体の粘度を低下さぜる作用があるので、溶極
体から成型終了時捷で急激な粘度ぞ〔化を起すことがな
いばかりで7よく成型終了時までの所要時間を延はす効
果がある。
本発明においてガラス性物質に混合するフッ素マイカは
Ba−マイカ系組成物を主成分とするが、これに他のフ
ッ素マイカを添加することができる。例えば上記したよ
うにBa−マイカ系組成物は粘度低下作用があるので、
これにに−フロゴバイト(KMg3(A’8j301G
) F2 ’Jやに一四ケイ累マイカ(KMg2.s 
(SI4010) F2 〕のような結晶性のよいフッ
素マイカと共存させると、これらのフッ素マイカの高温
毎↓域(1400〜1200℃)での結晶生成を抑jl
+11する。
添加するフッ素マイカはバリウムフッ素マイカ系組成物
100重量部に対し80重量部以下である。この結晶の
抑制現象ヲ少なくとも毎分約100℃以上の速度で冷却
した場合について′t−シ子顕微鏡写真で観察すると 
;Slめて微晶(結晶径lO〜30μm)の析出が認め
られるが、−重;社と1〜ては少−けで」)る、 このようにに−フロゴバイト寺にバリウムフッ素マイカ
系組成物を混合することにより、ガラス性物質との混合
浴1&l! (A;、の粘度上外は抑!l”tillさ
れ、成型加工の可能々条f4= (基準例1040ポア
ズー1000°C〜1070ポアズ−750°C)に合
致する。さらにこうしk K〜フロゴバイトやに一部ケ
イ素マイカとバリウムフッ素マイカ系組成物との組合せ
によるものを結晶化熱処理すると、成型終了時700〜
850℃に約1時間保持した場合バリウムフッ素マイカ
系の結晶は。
先行して成型品中に生成しているI(−フロゴパイトま
たばに一部ケイ素マイカの微晶を結晶核として生成およ
び成長が促進され、結晶化量を増大さぜることかできる
。この組合せにおいては、当然バリウムフッ素マイカ系
とに一フロゴパイトまたはに一部ケイ素マイカのそれぞ
れの結晶だけでなく両者間の固溶体結晶も生成する。
たとえばBao5− Mg5(AlSi301o) F
2 とに−Mg、(AIS1301o)F2の他にKo
、5B”o25M、g3(AlSi30.o) F4の
ような固溶体結晶も一部に生成する。この方法で結晶化
熱処理全終了した製品をさらに1000〜1100℃で
1〜2時間加熱すると、1(−フロゴバイト系またはに
一部ケイ素マイカ系の結晶の成長は著しく、結晶径1〜
3 Mmの大きさのものが析出し、成型品に美麗な丁4
(莫析を付Jすることができる。
本発明ではさらに、上記したバリウムフッ素マイカ系組
成物と他のフッ素マイカ同志の組合せにおいて、溶融法
によるフッ素マイカ結晶の導入だQ−)でなく、一定量
の同相反応のしくみにより生成するフッ素マイカ組成を
添加して結晶を共成させることができる。固相反応によ
る組成のものは、フッ素マイカの化学式のY、Zの位置
にpe2+ 、Fe3+ 、(、+o3+ 、cr3+
 、 N12+。
Ni”、Cu”、Mn”、Ti””、Ti”、13e”
のようなイオン75順己位するものが多く、このものは
それぞれ華)岸なメ1色性フッ素マイカ結晶である。し
たがって2着色性フッ素マイカ結晶の組成を選択するこ
とにより、結晶化ガラス成型品にバラエティにとんだ色
J・“Jを付与することができる。この種のし・]をあ
げると[Kへ1g15Co15(Al5i30.o) 
F2. c、[I t O0℃、斤色又はピンク色] 
、[Klvfg28Nio2(A−ISi3U、o) 
I→1□。
c、t l OO0℃、緑黄色] r Clα1g26
s−z8゜COO,35−<1.2 (AIS+301
o) F2. (,11000℃茶褐色] 、[: 、
I(Fe、、 (、[’es+、O□。)■”2+ c
、t 650℃、黒灰色] 、(1(N4g、6Mn2
.g (AI8+3o10 )Ii”2 、 c、t 
1 0 0 0’C,褐 色 ’] 、 (K Al’
l”i 3+(”S”3010) F21 c、t 8
00℃、 ヘージュ色〕等がある。
本発明で主体とするバリウノ・フッ素マイカと共成させ
る上記した固相反応のしくみによるフッ素マイカとの組
合せは、結晶化ガラス成型品の結晶の大きさ、模様や色
調などの外観、iよびロール成型などの成型時における
溶融体よシ徐冷にいたる製造条件えの適合性を考慮し罰
決定する。そして共成させるフッ素マイカの配合量は、
バリウムフッ素マイカ系組成物とに一フロゴバイトまた
はバリウム7ノ素マイ力系組成物とに一部ケイ素マイカ
の合計をそれぞれl。
0重量部とするとき30重量部以下である。これら共成
させるフッ素マイカは、その結晶のみでなく結晶生成用
の原料組成分(これらを他のフッ素マイカ系組成物とい
う)でもよい。従って本発明においてバリウムフッ素マ
イカ系組成物に添加することのできる他のフッ素マイカ
系組成物としては、前記したに一フロゴバイト等とこの
着色性フッ素マイカがある。
以下実施例により本発明の結晶化ガラス成型品について
具体的に説明する。
実施例1 ガラス性物質の成分組成が5i0272%。
Na2013.0%、Ca0 11−5%、 Mg0 
1.9%。
Al2O3+、Fe20316%のものを60重量部と
バリウムニケイ素マイカ(BaMg5(At2Si20
1o)1、i″2〕 の成分1組成が5in2231%
、 BaO28,0%、Al20319.69’o、 
’Mg015.5%、Mg1i”213.8%のもの全
40重量部で配合した原料バッジを1480°Gで1容
融し、4反ガラスの製造工程に準拠して結晶化ガラス成
型品を製造した。
炉出しからフィーダーを経て成型機装入直前の1350
℃から900°C−まで;30力かかる冷却速度での溶
融体の粘度は1300℃−1015ポアズ、1200℃
−10ポアズ、1100”C103,7ポアズ、100
0℃−1047ボアズ。
900°c−io5°4ポアズであった。900°C〜
800℃間でロール成型により約20 vurt厚の板
状体に成型した後、800℃で60分保つ温庇条件で結
晶化処理を行い乳白色の結晶化ガラス成型品を得た。こ
の成型品の物理的性質は気孔率O,比重2.91.硬度
(ショアー)87.抗jII′ 折力975に&/cIiLであシ、X線回析、電顕写真
およげその他の測定によれば、 BaMg5(A12S
+、HO□o)I!゛2 結晶を主体(85%以上)と
するマイカ結晶が成型中に28〜32重量%生成してお
り、結晶粒径は300〜600μmに分布し2ているこ
とが1N祭された。
実施例2 前記の成型品の配合でバリウムニケイ素マイカ402重
景部の中7重量部をに一フロゴパイ) CI(i’Ag
5(八1Si30zo ) ’2 )組成の8+02 
41゜8 % 、■ぐ20 1 0. 9 % 、 A
l 203 1 3.、 8 % y Mg0187%
、八1gFz 16.8%からなるもので置き換えて板
状体を製造した。配合物を溶融炉で1450℃で溶融し
2次いで炉出した溶融体を1200℃まで冷却する。1
200℃の粘度は103.5ポアズであり、1100℃
の粘度は10 ” 0ポアズであった。その一部を耐熱
ステンレス板に流出し急冷して試料片を得た。この試料
片を観察すると、10μm付近の微細な結晶が少1:均
質に分布していることが認められた。約1100°Cの
溶il1体をフィーダーに送り2次いでフィーダーを経
てローラー成型機に装入し、900〜800℃間で粘度
10 ポアズ台で約20tan厚の板状体に成型して損
傷ない成型品をイ4また。 (3次いで800℃で約1
時間加熱して第−次結晶化熱処理金’t’jい、さらに
1100°Cで約1時間第二次結晶化熱処理を行って結
晶化カラス成型品を(7%だ。これをj況祭側;iどし
たところ成型品体中にに一フロゴバイト系貼晶が500
μm〜2 こ000μmに成L; して敞在り1.イ1
5F>M L ftニー ’i而面よ 覇美麗な天理イ
]様外鶴をイR:iえている。 〔実施例3 〔配合〕 フ (1) 母相ガラスとし〜て′1′v、」水ガラスに見
合う5ite2 炉65.5%、Al2031.5%、
B2O33,0%、まCa0 4.、 8 % 、 I
(、、OI ]、5 0 %、 Na2(J 3. 0
 % 、 IAZ+104.3 %、13a05.4 
’;δにFU”l ′t−されブこ原料バ 4Si30
10 ) F2 組成〕の結晶生成を目的とするSin
□39.5%、Ba016.8%、 MgF214゜9
%、〜igo 17.7%、 A120311.1 ’
10に’tJM’ BEEされた原料バッジを重量で3
5部。
)共成させるフッ素マイカ〔KMg15C015(Al
5i301o) F2 組成〕の結晶生成上目的とする
配合Si0□36%、■ぐ209.5%、CO2032
5%、 MgF219.3 ’″−,6,Al2031
0.2%に調茅された原料バッジを重量で5部。
、れらの原体く1バツジ(11,(2)、 (3)を均
質に混合し1、別バッジをジ、l整した。
製造〕 反相バッジーff:S+c%坩堝にl k17採取し、
マツ・ル式エレマ炉中で1470℃40分で溶融し。
・出して溶融体を用堝ごと大気中で1470℃:す11
00℃1で30〜b 二で放冷し2次いで1100℃より1000℃、で少く
とも20分間ガス炎で坩堝外周を加熱−により850〜
820℃で延展成製して巾106jn p長さ約35c
nLの淡青色成型体を得た。成型体が700℃になった
時、予め800℃に保持しである電気炉中に装入し、8
00〜820℃で60分間保持し2通電を停止して炉中
で冷却した。成型体を炉出したのちその上下面を常法の
研1u方法により鏡面状に仕上げを行い製品結晶化ガラ
ス成型品を得た。製品は淡青色のゴマ状結晶が均質に群
生した模様の美麗なものであった。’fた製品の物理特
性は比重軸−一。
抗折強度7621(g/ Grti+ ショアー硬吸9
1.シーl−ルビー向*強L 2.8 kg−m/ct
i4.熱膨張係数(30〜500℃)74X10 であ
った。
実施例4 〔配合〕 (1) ガラス性物質の組成(重合%)Sin2 7 
3 、 Al 2(J3 ’r、8 t 八4g0 1
 7. Ca0 8 。
20302 配合比率 45重量部 (2)マイカ組成(重量%) M−i:(イ) BaMg3 (B2””2010 )
 F2 (バリウム三ケイ素マイカ) Ba02 ’7
.5 、 MgOl 4゜5、 MgF211.3. 
B20B 25.1. 8i0221.6配合比率 4
0重量部 M −2: (ロ) Bao、5Mg3 (BS!30
1o ) Fz (−バリウム三ケイ素マイカ) Ba
Ol 7.4 、 Mg01 a3、 MgF’216
,0. B2O38,0,5in240.3配合比率 
5重量部 〔製造〕 溶融温度はM−1が1450℃2M−2が1400℃で
あり、そのほかは実施例3と同じ方法による。
〔製品特性〕

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ガラス性物質の溶融固化物と、化学式がXo、
    s−1,0Yzo−3,o (Z4010 )F2 C
    XはBa2+ 。 たはBa2+ノ一部をに+、Ca” 、Zn” 、Pb
    ”。 B r 2+のうちから選ばれた少くとも1種のイオン
    で置換したもの、YはMg3 + またはMg3+の一
    部f I’ e 2++ N i 2+r rvln 
    2+r Co 2+r A ’ 3++Fe3+ のう
    ちから選ばれた少くとも1種のイオンで置換したもの、
    Zは(A12Si2) 。 (B28+2) 、(Al5i3) 、(B513)ま
    たはこれらのケイ素組成の一部をFe”’ 、 Ge”
     rAI”、B3+ のうちから選ばれた少くとも一種
    のイオンで置換したものを示す〕であられされるバリウ
    ムフッ素系マイカ結晶とからなる結晶化ガラス成型品。
  2. (2) ガラス性物質の溶融固化物と、化学式がXo、
    5−to Yz、o−3,0(Z4010 ) F’2
     CXはBa2+またはBa の一部をK 、 Ca”
    、Zn”pi、2 + 、Sr2+のうちから選ばれた
    少くとも1種のイオンで置換したもの、YはMg また
    はMg3+ノ一部f Fe” 、 Ni ” 、 Mn
    ” 、 Co2+。 AI”、 li”e3+のうちから選ばれた少くとも1
    棟のイオンで置換したもの、Zは(A12Si2)。 (B2Si2 )、(Al5i3)、(13Si3) 
    −またけこれらのケイ素組成の一部e F6.” t 
    ””++AI”、B3+ のうちから選ばれた少くとも
    一種のイオンで置換したものを示す〕であられされるバ
    リウムフッ累マイカ系マイカ結晶およびその他のフッ素
    マイカ系絹成物結晶とからなる結晶化ガラス成型品。
  3. (3) ガラス性物質と、化学式がxo、5−1.0 
    F2.0−3LO(Z401O) F2 CXはBa”
     t iはBa2+ノ一部6に+、Ca”、Zn”、P
    b”、Sr” oうちから選ばれた少くとも1種のイオ
    ンで置換したも(7)、 YはMg 3+またはMg3
    +ノ一部をFe 2+。 Ni”、 Mn”、 Coz+、 AI”、 Fe c
    r)うちから選ばれた少くとも1種のイオンで置換した
    もの、Zは(AlzSjz ) + (BzSjz )
     +(A18i3) 、(B513) tたはこれらの
    ケイ素組成の一部f E”e” 、 Ge” 、 AI
     ” 、B”のうちから選ばれた少くとも一部のイオン
    で置換したものを示す〕であられされるバリウムフッ素
    マイカ系組成物とを混合し、溶融するとともにこれを加
    工成型し2次いで冷却することを特徴とする結晶化ガラ
    ス成型品の製造法。
  4. (4)ガラス性物質と、化学式がX。5〜1oY2−o
    〜3゜(Z4010 ) F2 CXはBa2+まft
    はJ3a2+の一部をK”、 Ca”、 Zn”、 P
    b”、 Sr ノうちから選ばれた少くとも1棟のイオ
    ンで置換したもの、Yld:N4g3+マたはMg3+
    ノ一部i pe2+。 Ni2+、Mn”、Co”、AI”+、Fe” (7)
    うちから選ばれた少くとも1種のイオンで置換1〜たも
    の、Zは(A12S’2 ) 、(B2””2 ) 。 (Al5i3)、(13sr3) −4gはこれらのケ
    イ素組成の一部をF’e”、Gc”、 A13”、B”
    のうちから選ばれた少くとも一種のイオンで置換したも
    のを示す〕であられされるバリウムフッ素マイカ系組成
    物およびその他のフッ素マイカ系組成物とを混合し、溶
    融するとともにこれを加工成型し2次いで冷却すること
    を特徴とする結晶化ガラス成型品の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4767725A (en) * 1984-12-31 1988-08-30 Masao Yoshizawa Crystallized glass-ceramic molded product and method of manufacturing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4767725A (en) * 1984-12-31 1988-08-30 Masao Yoshizawa Crystallized glass-ceramic molded product and method of manufacturing

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