JPS6050329B2 - 超電導コイル装置 - Google Patents
超電導コイル装置Info
- Publication number
- JPS6050329B2 JPS6050329B2 JP8240979A JP8240979A JPS6050329B2 JP S6050329 B2 JPS6050329 B2 JP S6050329B2 JP 8240979 A JP8240979 A JP 8240979A JP 8240979 A JP8240979 A JP 8240979A JP S6050329 B2 JPS6050329 B2 JP S6050329B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- superconducting coil
- coil
- container
- superconducting
- composite plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F6/00—Superconducting magnets; Superconducting coils
- H01F6/06—Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は超電導コイルを容器内に抱持する構造に関す
るものである。
るものである。
従来のこの種の超電導コイル装置は第1図および第2図
に示すように構成されている。図において、1はコイル
容器、2は超電導コイル、3はこの超電導コイル2をコ
イル容器1内に抱持するための楔てある。次に動作につ
いて説明する。
に示すように構成されている。図において、1はコイル
容器、2は超電導コイル、3はこの超電導コイル2をコ
イル容器1内に抱持するための楔てある。次に動作につ
いて説明する。
超電導コイル2はコイル容器1に収容され、超電導コイ
ル2とコイル容器1の間に楔3を打ちこんで固定される
。一般的に超電導コイルは運転の際、極低温に冷却され
るが従来の構造においては超電導コイル2とコイル容器
1との線膨脹係数に差があるため超電導コイル2とコイ
ル容器1の熱収縮量に差が生じ、楔3と超電導コイル2
との間にすき間が出来、楔3はコイル保持装置としての
役目が失われるという欠点を有していた。この発明は、
上記のような従来の欠点を除去するためになされたので
、線膨脹係数の異る材料を複合して構成された複合板を
楔として用いることによつて、極低温においても超電導
コイルを常に安定した状態で保持することができる超電
導コイル装置を提供することを目的としている。
ル2とコイル容器1の間に楔3を打ちこんで固定される
。一般的に超電導コイルは運転の際、極低温に冷却され
るが従来の構造においては超電導コイル2とコイル容器
1との線膨脹係数に差があるため超電導コイル2とコイ
ル容器1の熱収縮量に差が生じ、楔3と超電導コイル2
との間にすき間が出来、楔3はコイル保持装置としての
役目が失われるという欠点を有していた。この発明は、
上記のような従来の欠点を除去するためになされたので
、線膨脹係数の異る材料を複合して構成された複合板を
楔として用いることによつて、極低温においても超電導
コイルを常に安定した状態で保持することができる超電
導コイル装置を提供することを目的としている。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第3図および第4図において、コイル容器1、超電導コ
イル2は従来のものと同様である。4は第5図に示すよ
うに線膨脹係数の異なる材料、例えばチタンとステンレ
ス、チタンとアルミとCFRP(カーボンファイバー)
等の組合せからなる第1の複合素板5および第2の複合
素板6を長手方向に互い違いに複合構成される複合板で
、これら両複合素板5、6は物理的あるいは機械的に接
合され一体化されている。
イル2は従来のものと同様である。4は第5図に示すよ
うに線膨脹係数の異なる材料、例えばチタンとステンレ
ス、チタンとアルミとCFRP(カーボンファイバー)
等の組合せからなる第1の複合素板5および第2の複合
素板6を長手方向に互い違いに複合構成される複合板で
、これら両複合素板5、6は物理的あるいは機械的に接
合され一体化されている。
7は複合板4を挾持するようにそれぞれ超電導コイル2
およびコイル容器1内壁に設けられる複合板保持具であ
る。
およびコイル容器1内壁に設けられる複合板保持具であ
る。
上記のように構成されるこの発明の一実施例によれば、
超電導コイル2はコイル容器1内に、複合板保持具7を
介して、常温状態で密着して支持されている。しかし、
一旦運転状態にはいると極低温に冷却されるため線膨脹
係数の差によつて例フえば第6図のように波形に変形す
る。従つて、冷却によつて超電導コイル2とコイル容器
1との間の間隔が広がつても、超電導コイル2がコイル
容器1から離脱することもない。さらに、運転が終了し
て、昇温によつて超電導コイル2及びコイル5容器1が
常温に復帰する時は、複合板4は冷却による変形がなく
なつて元の形状に復帰する。従つて、昇温によつても、
超電導コイル2、コイル容器1、複合板4などに何ら損
傷を与える恐れはない。以上の結果、超電導コイル2は
コイル容器1から常に安定して支持される。なお、上記
実施例においては極低温を例にしたが、その他、低温に
冷却される機器における超電導コイルの保持としても適
用できる。複合板4を構成している複合素子の材料とし
ては金属のみならず、プラスチック、FRPなどでもよ
いことは勿論である。複合板4の形状は平板のみならず
、テーパ状でもよく又、波形形状でもよいことは勿論で
ある。以上のように、この発明によれば超電導コイルを
コイル容器内壁に線膨脹係数の異なる材料を、長手方向
に互い違いに重ねて複合してなる複合材を介して拘持す
ることにより、運転のくり返しによる冷却、昇温に対し
ても常に安定して保持することができる超電導コイル装
置の提供を可能にした。
超電導コイル2はコイル容器1内に、複合板保持具7を
介して、常温状態で密着して支持されている。しかし、
一旦運転状態にはいると極低温に冷却されるため線膨脹
係数の差によつて例フえば第6図のように波形に変形す
る。従つて、冷却によつて超電導コイル2とコイル容器
1との間の間隔が広がつても、超電導コイル2がコイル
容器1から離脱することもない。さらに、運転が終了し
て、昇温によつて超電導コイル2及びコイル5容器1が
常温に復帰する時は、複合板4は冷却による変形がなく
なつて元の形状に復帰する。従つて、昇温によつても、
超電導コイル2、コイル容器1、複合板4などに何ら損
傷を与える恐れはない。以上の結果、超電導コイル2は
コイル容器1から常に安定して支持される。なお、上記
実施例においては極低温を例にしたが、その他、低温に
冷却される機器における超電導コイルの保持としても適
用できる。複合板4を構成している複合素子の材料とし
ては金属のみならず、プラスチック、FRPなどでもよ
いことは勿論である。複合板4の形状は平板のみならず
、テーパ状でもよく又、波形形状でもよいことは勿論で
ある。以上のように、この発明によれば超電導コイルを
コイル容器内壁に線膨脹係数の異なる材料を、長手方向
に互い違いに重ねて複合してなる複合材を介して拘持す
ることにより、運転のくり返しによる冷却、昇温に対し
ても常に安定して保持することができる超電導コイル装
置の提供を可能にした。
第1図は従来の超電導コイルの保持部の構成を示す断面
図、第2図は第1図における線■−■に沿う断面図、第
3図はこの発明の一実施例における超電導コイルの保持
部の構成を示す断面図、第4図は第3図における線■−
■に沿う断面図、第5図は第3図における超電導コイル
の保持部の主要部を構成する複合板の一部を示す断面図
、第6図は第5図における複合板の温度変化に伴う変形
状態を示す断面図である。 図において、1はコイル容器、2は超電導コイル、4は
複合板である。
図、第2図は第1図における線■−■に沿う断面図、第
3図はこの発明の一実施例における超電導コイルの保持
部の構成を示す断面図、第4図は第3図における線■−
■に沿う断面図、第5図は第3図における超電導コイル
の保持部の主要部を構成する複合板の一部を示す断面図
、第6図は第5図における複合板の温度変化に伴う変形
状態を示す断面図である。 図において、1はコイル容器、2は超電導コイル、4は
複合板である。
Claims (1)
- 1 容器内壁に線膨脹係数の異なる材料を長手方向に互
い違いに重ねて複合してなる複合材を介して超電導コイ
ルを拘持していることを特徴とする超電導コイル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8240979A JPS6050329B2 (ja) | 1979-06-28 | 1979-06-28 | 超電導コイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8240979A JPS6050329B2 (ja) | 1979-06-28 | 1979-06-28 | 超電導コイル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS567408A JPS567408A (en) | 1981-01-26 |
JPS6050329B2 true JPS6050329B2 (ja) | 1985-11-08 |
Family
ID=13773784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8240979A Expired JPS6050329B2 (ja) | 1979-06-28 | 1979-06-28 | 超電導コイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6050329B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0592415U (ja) * | 1992-05-20 | 1993-12-17 | 清一 渡辺 | エンジン用マフラー |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57166016A (en) * | 1981-04-06 | 1982-10-13 | Japan Atom Energy Res Inst | Superconductive magnet device |
JPS57162604U (ja) * | 1981-04-08 | 1982-10-13 | ||
JPS5836866A (ja) * | 1981-08-25 | 1983-03-03 | 三菱電機株式会社 | 交流エレベ−タの制御装置 |
JPS5881136U (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-01 | 株式会社 タチエス | 車両等の座席におけるシ−トバツクの座面調節装置 |
JP4882853B2 (ja) * | 2007-04-27 | 2012-02-22 | 株式会社明電舎 | 風冷式トランス盤 |
-
1979
- 1979-06-28 JP JP8240979A patent/JPS6050329B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0592415U (ja) * | 1992-05-20 | 1993-12-17 | 清一 渡辺 | エンジン用マフラー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS567408A (en) | 1981-01-26 |
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