JPS60501048A - 投薬用ピペット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ピストン及びシリンタ］−と、２つの操作用つまみを備え、そのシリ ンダーがつまみの一方を一度押すことによって液体が充填され、他方のつまみに よりそのシリンダーが、ピストンの予め設定した程度だけ、連続的且つ段階的に 下降するのに伴って空になるピペットに関する。ピストンシリンダーは単数でも 複数でもよい。

この種のピペットとしては所謂ステップ式ピペットと呼称されるいくつかのもの が知られている。例えばフィンランド公開特願ＦＩ８０２，４０３あるいは西独 特許公告ＤＥ２．９２６，６９１（対応英国特許ＣＢ２，０５ス５８１）などに みられる。

上記のような従来のピペットにおいては、充填用レバーを通常両手を使って持上 げ操作しなければならないという欠陥を有する。しかもこの公知のピペットにお いては、最後の投薬ステップではピストンの充分なストロークが得られないため 、間違って投薬操作をすると定量投薬が保証されなくなる。本発明は、ピストン が歯付ラックと結合され、そのピストンが投薬レバーとその上に搭載された衝合 ビンによって、特定された移動量ずつピペットから外側に押圧される公知のピペ ットについてなされたものであって、弾性を有する持上げレバーが前記の歯付ラ ックのそばにあって、そのラックの端部との間隔が任意の位置まで調整できるよ うになっており、衝合ピンの上昇段階でそれをラックの歯から離脱するようにし て持上げるだめのカムを備えている点にこのピペットの新規性がある。歯付ラッ クの上端にはそのラックが底部位置に接近したとき、歯の高さによって持上げレ バーを上昇させるカムを設ければ更に好ましくなる。

斯くして、持上げレバーのカムは、レバーが押下げられた・とき衝合ピンが歯に 届かない程度に衝合ピンを持上げる。更に歯付ラックには第２の歯が設けられ、 その歯とはめげ歯車を挾んだ対向側に設けた抑圧つまみを有する第２の歯付シッ クの歯とに前記のはめげ歯車が噛合している。

このピペットによると、片方の手でピペットを充填でき、その間他方の空いた手 で例えば試験管を操作したりできるなど操作の容易性が得られる。更にここに記 載した持上げレバ一方式は、その構成が簡素で操作の信頼性が高いものである。

更に歯付シックの上端部に設けたカムによって最後の非常に少なすぎる薬量の投 薬を回避することができるようになる。

本発明は添附した図面によりその詳細が例示されるＯ第１図は本発明の実施例の 側断面図、第２図は第１図のものを上方からみた要部の断面図。第３図は多重頭 部式ピペットの頭部の詳細図である。

とのピペットは長方形のノンドル１を有しその下端部にはピストン３を内蔵した シリンダー２が設けである。

そのシリンダーはノンドルに対して例えばバイオネットソケットを使用して取付 けてもよい。ピストン乙の上端には歯付ラック４がノンドル１と平行に取付けて あり、そのラックには歯５．６が設けられている。衝合ピン８はスプリング１６ の付勢力により歯６に噛合しており、その上にはレバー９が設けられている。レ バー９は軸１５によってハンドル内に軸着されている。更にレバー９は、それを 上向きの姿勢に維持するスプリング１９と連結されている。衝合ピン８の動きは 制限板１８にょって低い位置で阻止される。

はめば歯車７は軸１０により軸着されているが、歯付ラック４の歯５と噛合し、 その反対側で、上端に押圧っまみ１２を有する歯付ラック１１と噛合して作動す る。

歯付ラック４の歯乙の側には弾性を有する持上げレバー２０がちり、そのレバー ２ｏ上には、レバー９の上昇動作中、衝合ピン８を歯６から離すように持上ける カム２１がある。

持上げレバー２０の上端にはガイドビン２５が、調節用歯車２４のガイド溝２５ に嵌合するように設けられている。この調節用歯車は軸２６で軸着されている。

歯付ラック４の上端には更にカム２２が設けてあり、この歯付ラック４が低い位 置へ接近したときに持上げレバー２０を衝合ピン８の方へ移動させるのに働く。

次にこのピペットの作用であるが、レバー９が上方位置にあって歯６から離れ、 ピストン６がシリンダー２内で低い位置にあるとき押圧つ捷み１２が押圧される とはめげ歯車７が回り始めて歯付ラック４をそのまま上昇させ、それにつれてピ ストン３をも上昇させる。斯くしてシリンダ−２内部に汲上刃が生起され、シリ ンダー２は液１６で充たされる。

シリンダー２が完全に充填された後、抑圧つまみ１２が下方位置１４にある状態 で、レバー９の作動により投薬が開始される。投薬レバー９が押圧されると、ス プリング１６が衝合ピン８を、歯６と係合するように付勢する。これによって衝 合ピン８が歯付ラック４を押し始め、衝合ピン８が制限板１８に衝合する捷でピ ストン３を下向きに押し続ける。

スプリング１９は操作が完了した投薬レバー９を上方位置に復元させる。その際 、衝合ピン８は、その上方位置近辺まで、弾性を有する持上げレバー２０のカム ２１が衝合ピン８を歯６から離すように持上げるまで、歯６を跳び越えねばなら ない。

投薬は、歯４とピストン６がそれらの下方位置に到達するまで継続して行われる 。下方に到達すると、歯付ラックの上端のカム２２が持上げレバー２０と衝合し それを歯乙の高さまで持上げる。他方持上げレバー２０のカム２１が衝合ピン８ を、投薬のためレバー９が再度押下げられても衝合ピン８が歯６に当らない程度 に持上げるのである。それによって、ピストン３がシリンダー２の底部へ衝突し て最後の投薬の定量的精度を損うことが避けられる。

調節用歯車２４の回転によってガイド溝２５がその中に係合されている持上げレ バー２０を上方又は下方に移動させる。それにより持上げレバーの下端でカム２ １力移動し、衝合ピン８を歯６上を所定の距離、例えば投薬レバー９の各押圧毎 に１〜４個またはそれ以上の歯を跳び越えさせる。斯くして１．２．３捷たけ４ 倍量の投薬が１行われる。

尚第１図及び第２図で、歯５と６が直列に配されたものを示しているが、場合に よっては歯付ラック４上に並列に配置してもよい。

手続補正書（方式ｙ 昭和６０年　４　月　１２日 １、事件の表示ＰＣＴ／ＦＩ８４１０００２８２、発明の名称　投薬用ピペット ３、補正する者 事件との関係　特許出願人 名　称　ラブシステムズ　オイ ５、補正命令の日付 昭和６０年３月１４日　（発送日：昭和６０年３月１９日）国際調食報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　ハンドル（１）と、該ハンドルに取付けたシリンダー（２）と、該シリン ダー内のピストン（３）と、該ピストンに取付けられた歯付投薬用ラック（４） と、該ラックの歯（６）に保合する衝合ピン（８）と、該衝合ピンを具備する投 薬レバー（９）とを有し、前記投薬レバーの押圧に伴って前記衝合ピンが歯付ラ ックを外向きに押圧する投薬ピペットであって、前記歯付ラックの側には、歯付 ラックの端部がらの間隔が調節装置（財）によって調節可能な弾性を有する持上 げレバー（イ）が設せられ、該レバーには衝合ピンの上昇中に該衝合ピンを歯か ら離すように持上げるカム（２υが設けられ、更に前記歯付投薬用ラックには第 ２の歯（５）と、該歯と相対向する側に設けられた充填用押圧つまみα２を有す る第２の歯付ラックａυの歯とに噛合するはめば歯Ｂを備えたことを特徴とする 投薬用ピペット。 ２、　歯付投薬用ラックの上端部には、該ラックが低い位置に接近した際持上げ レバーを衝合ピンの方へ押圧して、衝合ピンが歯と接触しないようにするカム（ ２２を設けたととを特徴とする請求の範囲第１項記載の投薬用ピペット。 ３　歯付投薬用ラックの歯部が互いに並列に配されたととを特徴とする請求の範 囲第１項又は第２項記載の投薬用ピペット。 ４、　歯付投薬用ラックの歯部が互いに直列に配されたととを特徴とする請求の 範囲第１項又は第２項記載の投薬用ピペット。 ５　充填用抑圧つまみがハンドル側に配されたことを特徴とする請求の範囲第１ 項ないし第４項のいずれかに記載の投薬用ピペット。 １