JPS60501041A - 排尿の間に抗微生物効果を提供する物品および組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 排尿の間に抗微生物効果を提供する物品および組成物十発所勿分！ 医療器具へ抗微生物効果を提供するのに有用な組成物および方法は数多い。本発 明は一般に排尿システムへ抗微生物効果を与える物品に関する。本発明の特定の 領分は、一般に排尿ハングおよびその中に収容された尿に対し抗微生物効果を提 供する、排尿ハング中へ挿入するための組成物および物品に存在する。該物品は 排尿ハング、尿カテーテル、およびカテーテルからバッグへ流れ連通を提供する カテーテルチューブの端部のカテーテルアダプターを有する排尿システムの一部 として用いることができる。排尿バッグ中へ直接入れる時、該組成物も同様なシ ステムの一部として使用することができる。該システムの前記物品、カテーテル およびカテーテルアダプターすべてが抗微生物効果のレベルを提供するであろう 。

十鬼皿夏ｌ景 留置尿道カテーテル処置は入院患者の約１０ないし１５％に実施される。これら 患者の約２５％は尿道のハタテリア感染に羅患する。

二つの注目される研究は、Ｇａｒｉｂａｌｄｉ、　Ｒ，Ａ、；　Ｂｕｒｋｅ、　 Ｊ、Ｐ、　；Ｄｉｃｋｍａｎ、　Ｍ几、；　Ｓｍ１ｔｈ、　Ｃ，Ｂ、、”Ｆａｃ ｔｏｒｓ　Ｐｒｅｄｉｓｐｏｓｉｎｇ　ｔ。

Ｂａｃｔｅｒｉｕｒｉａ　Ｄｕｒｉｎｇ　Ｉｎｄｗｅｌｌｉｎｇ　Ｕｒｅｔｈａ Ｉ　Ｃａｔｈｅｔｅｒｉｚａｔｉｏｎ　、ＮｅｗＥｎ　１ａｎｄ　Ｊｏｕｒｎａ ｌ　ｏｆ　Ｍｅｄｉｃｉｎｅ＋　２９１　：　２１５＋　１９７４およびＫｕｎ ｉｎ、　Ｃ。

Ｍ、　；　ＭｃＣｏｒｍａｃｋ、　Ｒ，Ｃ，、”Ｐｒｅｖｅｎｔｉｏｎ　ｏｆ　 Ｃａｔｈｅｔｅｒ−Ｉｎｄｕｃｅｄ［１ｒｉｎａｒｙ−Ｔｒａｃｔ　Ｉｎｆｅｃ ｔｉｏｎｓ　ｂｙ　５ｔｅｒｉｌｅ　Ｃ１ｏｓｅｄ　Ｄｒａｉｎａｇｅ、　”　 、　ＮｅｗＥｎ　１ａｎｄ　Ｊｏｕｒｎａｌ　ｏｆ　Ｍｅｄｉｃｉｎｅ　２７４ 　：　１１５５＋　１９６６である。

カテーテル誘発尿路感染の頻度は試みられた種々の予防方策にもかかわらずなお 問題である。尿路感染の頻度を減らす試みは、カテーテルの表面への抗生物質軟 膏または他の殺バクテリア剤の適用１、抗生物質の予防的投与と同時に頻繁な膀 胱の洗浄、または排尿容器中のバクテリア生育の阻止を含んでいた。軟白、Ｈお よび量率１ｓＩ″Ｐｒｏｐｈｙｌａｘｉｓ　ｏｊ　Ｉｎｄｉｙｅｌｌｉｎｇ　Ｕ ｒｅｔｈｒａｌ　Ｃａｔｈｅｔｅｒ　Ｉｎｆｅｃｔｉｏｎ　：Ｃ１１ｎｉｃａｌ 　Ｅｘｐｅｒｉｅｎｃｅ　ｗｉｔｈ　Ｍｏｄｉｆｉｅｄ　Ｆｏｌｅｙ　Ｃａｔｈ ｅｔｅｒ　ａｎｄ　ＤｒａｉｎａｇｅＳｙｓ　ｔｅｎ″、　Ｔｈｅ　Ｊｏｕｒｎ ａｌ　ｏｆ　Ｕｒｏｌｏ　＋　１２１　；　４０＋　１９７９参照。

排尿バッグは、カテーテル処置される時患者が尿路感染症を得る感染ルートの一 つして挙げられている。尿路感染症へ貢献し得る汚染を受ける他の二つの主要部 位は、排尿バッグをカテーテルへ接続するカテーテル排液チューブの端部にある カテーテルアダプターと、そしてカテーテル自体である。ハングを空にする時排 液導管を通って排尿バッグ中へ導入された微生物はバッグ中でコロニー化し、そ してカテーテル排液チューブおよびカテーテルへ、そしてその後患者の膀胱中へ 移動し得る。さらに、感染患者からの微生物は排尿バッグ中で増殖することがで き、そして空にした特休の他の区域、他の患者、またはその両方の交差感染へと 発展することができる。

特許文献は尿路感染へと発展する汚染源としての排尿ハングをなくす試みの例証 である。Ｌａｎｇｓｔｏｎ　ｅｔ　ａｌの「病源の存在を制御するための患者治 療装置ハウジング器具」と題する米国特許第４，１９３゜４０３号、およびＬａ ｎｇｓｔｏｎの「抗病滓剤放出器具を有する患者治療装置」と題する米国特許第 ４，２４１，７３３号は、抗微生物剤が絶えずカテーテル排液チューブおよび排 尿バッグ中に放出される排尿バッグシステムを記載する。抗微生物剤の放出モー ドは、水分の存在下バラホルムアルデヒドのホルムアルデヒドへの解重合を含ん でいる。

ホルムアルデヒドは変異源および発がん物質であると信しられているので好まし い抗微生物剤ではない。

各採尿期間の以前に排尿バッグへ３％米局方過酸化水素溶液の導入は尿路感染の 危険を有意義に減少する。この発見は５ｃｈａｅｆｆｅｒの「排尿バッグ中のハ タテリア無菌性を保持する方法」と題する米国特許第４，２３３，２６３号（以 後ｒ　５ｃｈａｅｆｆｅｒ法」という）の主題である。

５ｃｈａｅｆｆｅｒ法の有効性に対するかぎは使用者の忠実性である。排尿バッ グから尿を排出する毎に過酸化水素を導入しなければならない。

実際の経験は、５ｃｈａｅｆｆｅｒシステムの過酸化水素はハング中の尿全体に 分散するため積極的に混合またはかきまぜなければならないことを教えている。

０νｅｒｍｅｎ　ｔの「排尿装置」と題する米国特許第３．３１２．２２１号は 抗微生物剤を含んでいる多孔質プラスチックポーチを有する排尿ハソ°グを記載 する。該ポーチは、入って来る尿が該ポーチの上をそしてそれを通って流れ、そ のため抗微生物剤が尿中に溶解するように懸濁される。しかしながら尿中の抗微 生物剤の適切な滞留時間は必ずしも常に保証されない。尿の高流量がある時は尿 の不飽和の可能性がある。また該ポーチの尿の流路への配置によってハング中へ の尿の流れを制御する可能性がある。この状況は、尿の高い流量がある時または 患者が血尿または粘性尿を排出する時特に重大になり得る。

濡れた時または湿潤化した時だけ、必ずしも連続ベースでな（抗微生物剤を放出 する排尿ハング用の製造物品を持つことが有利であろう。抗微生物剤のそのよう な選択的放出は抗微生物性蒸気の過剰に高い濃度または圧力なしに長時間有効性 を保証するであろう。

望ましい抗微生物剤はホルムアルデヒドより低毒性であろう。該抗微生物剤は尿 中で抗微生物効果を発揮するのに十分に高い溶解度を有し、そしてそれは望まし くは尿と接触しない排尿バッグ内部の部分へも抗微生物効果を提供するであろう 。

抗微生物剤の良好な分散性と、尿中の適切な滞留時間が望ましい。

高流量条件における尿の不飽和はなくなるであろう。

またバッグを空にした後毎回排尿バッグ中へ抗微生物剤の導入を必要としないシ ステムを持つことが便利であろう。抗微生物剤の配置は尿流の制限を避けるため 望ましくは尿流から離れているであろう。

オ虜」Ｒカ夏肌 抗微生物性排尿システムおよび抗微生物効果を持つ物品が本発明を構成する。本 発明の方法は、排尿バッグ内部および該バッグ中の尿へ抗微生物効果を提供する ために、排尿バッグ中へハロゲン化剤を導入することよりなる。該物品は、ガス 透過性材料内に収容された抗微生物性ガス発生剤、例えばトリクロルイソシアヌ ール酸（ＴＣＣＡ）よりなる。一般的形状はポーチ、被覆固体、固体混合物その 他とすることができる。好ましい具体例はコンパートメントに仕切り得るポーチ である。該物品はまたシート、ロッド、チューブ等積々に成形し得る。該物品、 例えばポーチが排尿バッグ中に配置された時、尿が存在すればそれは湿気へ曝さ れる。水蒸気がポーチ壁を形成する材料を通って拡散し、抗微生物性ガス発生剤 を活性化する。塩素ガスまたは抗微生物効果を有する他の蒸気がポーチと接触す る尿中ヘポーチ壁を通って放出され、そして排尿バッグ中へ放出される。

ポーチ壁を形成する材料は少なくとも水蒸気および塩素ガスに対して透過性であ る。好ましくはそれは気体には透過性であるが、しかし尿のような液に対しては 不透過性な疎水性材料である。排尿バッグから尿が排出される時、抗微生物剤を 含有するポーチはバッグ中に残る。塩素ガスまたは抗微生物効果を有する他の蒸 気は、新しい尿がバッグへ入る時間および排尿バッグ中へ再び放出される。ポー チとは、我々はガス透過性材料で被覆された抗微生物剤、および抗微生物剤とガ ス透過性材料との固体混合物をも意図する。

抗微生物効果を提供し、かつ本発明方法の一ステップとして排尿バッグ中へ直接 導入するのに適した固体のハロゲン化剤は、限定するものではないが以下のよう なＮ−ハロゲン類、Ｎ−へロアミド類、Ｎ−ハロスルホンアミド類および次亜塩 素酸塩類を含む。

トリクロルイソシアヌール酸（ＴＣＣＡ）、　ジクロルイソシアヌール酸（Ｄ　 ＣＣＡ）および〔（モノトリクロル）−テトラ−（モノカリウムジクロル）〕− ベンターイソシアヌレート、ジクロルイソシアヌール酸ナトリウム、ジクロルイ ソシアヌール酸ナトリウムニ水素およびジクロルイソシアヌール酸カリウム塩の ようなそのアルカリ金属塩；１，３−ジクロル−５，５−ジメチルヒダントイン のようなＮ−クロル化ヒダントイン類、Ｎ−ブロム化ヒダントイン類およびＮ− クロル化−Ｎ−ブロム化ヒダントイン類ニトリクロルメラミン、ジクロルメラミ ンおよびモノクロルメラミンのようなりロル化メラミン、ブロム化メラミンおよ びクロルブロムメラミンｉＪｆ；Ｎ、Ｎ’−ジクロルアゾジカルボンアミジン１ ｐ−）ルエンスルホンクロルアミドナトリウム；ｐ−）ルエンスルホンジクロル アミド；ベンゼンスルホンクロルアミドナトリウム；スクシンクロルイミド；ｐ −スルホンジクロルアミド安息香酸；次亜塩素酸カルシウム；塩素化リン酸三ナ トリウム。ガス透過性材料内に収容されていないこれら剤の適量が本発明方法に おいて各尿収集期間前に排尿バッグ中へ導入される。

本発明方法の一ステップとして排尿バッグ中へ直接導入するのに通した液状抗微 生物性ハロゲン化剤は、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシ ウム、または前記バラグラフに挙げた剤の水溶液である。またこれら液剤は、例 えばポリエチレン酢酸ビニルまたはシリコンゴムでつくった非多孔質気体透過性 容器中に収容することができる。

本発明の排尿システムの一具体例は、排尿バッグと、排尿バッグへ接続されかつ 一端においてカテーテルアダプターで終わっているカテーテル排液チューブと、 カテーテルアダプターへ接続されたカテーテルと、そしてポーチその他を形成す る材料によって収容された抗微生物剤とよりなる。該ポーチは排尿ハング内部お よびその中に収集された尿に対して抗微生物効果を容易に提供することができる 。カテーテルアダプター、尿カテーテルまたは両者の一部は、本出願と共にバク スター、トラベノール、ラボラトリーズ、インコーポレイテッドによって所有さ れている、１９８２年１１月５日出願のＬａｕｒｉｎおよび５ｔｕｐａｒによる 「抗微生物性組成物」と題する米国特許出願第４３９，５０６号（以後ｒ　’　 ５０６出願」として引用する）の抗微生物性組成物で被覆される。該出願を参照 としてここに取り入れる。

本発明の排尿システムの他の具体例は、材料中に収容されていない固体ハロゲン 化剤または液状ハロゲン化剤の適量が各採尿期間前に排尿バッグへ直接導入され 条ことを除いて、直前に記載した具体例に似ている。

本発明の物品、例えばポーチを形成する材料は、好ましくは疎水性の気体透過性 材料である。該ポーチはその中に収容された抗微生物剤がこぼれ出すのを防止す るように閉鎖される。ＴＹＶＥＲ不織紡捲微孔質ポリオレフィン布（ＴＹＶＥＲ はデュポン社の登録商標である）。

疎水性ポリオレフィンペーパー材料等をポーチ等の材料として使用することがで きる。また抗微生物剤を収容するための材料はポリエチレン酢酸ビニルまたはシ リコンゴムでもよい。実際に有用な親水性気体透過性材料、例えばセロファンお よびポリビニルアルコールを抗微生物剤を収容するために使用することができる 。抗微生物剤ス障壁カプセル中に収容することができる。

抗微生物剤は前記材料によって被覆または該材料と固体混合物を形成させること もできる。固体混合物はその後所望の形状に形成することができる。

その代わりに、ポリオレフィンペーパー材料窓または他の気体透過性材料を持っ た排尿バッグを製造することができる。抗微生物剤を収容したバッグを次に窓区 域へ取り付けることができる。この具体例のポーチは好ましくは金属箔または他 の気体不透過性材料でカバーされた一面を持つが、反対面の縁は接着剤を含有す るであろう。

この多層ポーチは次に排尿バッグ上の窓と対面係合にシールされるであろう。

好ましくはＴＹＶＥＫ材料ポー材料ポー答中れる抗微生物剤はトリクロルイソシ アヌール酸（Ｔ　ＣＣＡ）である。以前に挙げた他の固体ハロゲン化剤もＴＹＶ ＥＲポーチ中に収容することができる。ＴＶＶＥＲからの気体状塩素化化合物ま たは他の抗微生物剤からのハロゲンガスは、湿気または湿潤の存在下のみにおい て放出されるであろう。１０ないし１４日間抗微生物性ガスを放出するのに十分 な量の剤をポーチ中に収容することができる。

本発明の利益の一つは、抗微生物剤として、塩素のようなハロゲン化ガスおよび 次亜塩素酸が湿気の存在下のみにおいて放出され、そして必ずしも連続的に放出 されないことである。この態様において放出される気体塩素化化合物は、尿へ導 入される他の抗微生物剤よりも低毒性であることが企図される。

本発明によって達成される他の利益は、抗微生物剤の尿中溶解度が尿を抗微生物 性とするほど高いことである。発生したガスは尿に接触しない内表面をも抗微生 物性とする。ポーチまたは物品は尿流路中に存在しないので、カテーテル排液チ ューブからの尿の流れに対する妨害は存在しない。尿の流れは制限されず、そし て尿はポーチを抗微生物とするためにポーチと接触する必要はない。

本発明の追加の利益は、抗微生物剤を収容しているポーチを排尿バッグ中へたっ た１回導入すればよいことである。バッグを空にした後毎回追加の抗微生物剤で 処理することはポーチ具体例では必要ない。

２亘ｐ」Ｉリロ吻質 本発明はもっと完全な理解のため、添付図面に詳細に図示された具体例を参照す べきである。

図面において、第１図は排尿バッグ内のポーチの形の抗微生物剤収容物品を図示 する、一部を破断した排尿バッグの平面図である。

第２図は、排尿バッグ中へ挿入されつつある本発明のポーチを図示する部分平面 図である。

第３図は、ガス透過性窓とそれへ取り付けられた抗微生物剤収容ポーチを持った 排尿ハングを図示する平面図である。

第４図は、抗微生物剤収容ポーチの一具体例を斜視図で図示する。

第５図は、使用前抗微生物剤を収容するためその中に破り得るガス不透過性アン プルを有する抗微生物剤収容ポーチの他の具体例の平面図である。

第６図は、ポーチ内に収容された破り得るアンプルを図示する第５図の線６−６ に沿った断面図である。

第７図は、抗微生物剤収容ポーチを収容している排尿ハングと、カテーテル排出 チューブと、抗微生物配合物で被覆きれたカテーテルアダプターと、そして抗微 生物配合物で被覆されたカテーテルとよりなる本発明の排尿システムの平面図で ある。

皿血■韮組星脱皿 図面へ転すると、第１図は一般に慣用の形状の排尿バッグ１ｏを図示する。カテ ーテル排出チューブ１２は留置カテーテルから排尿バング１０へ尿を排出する。

排尿バッグ１０の底に存在する排出導管１４は、尿を定期的にバング１ｏがら空 にすることを許容する。

抗微生物剤を収容する材料からなる物品、ポーチ等の挿入のためのポート１６が 設けられる。ポート１６はその端部において適当な形状のキャンプ１８によって 蓋をすることができる。

抗微生物剤を収容するポーチ２０は排尿バング１ｏの内部に見られる。ポーチ２ ０は一般に長四角形で、とがった端部２２へ向かってテーパーとなっている。ポ ーチ２０はガス透過性で尿不透過性材料の対向する層からなる。該層を形成する 材料は、少なくとも水蒸気および塩素ガスに対して透過性である。好ましくは、 ポーチ２０は気体透過性であるがしかし尿のような液体に対しては不透過性であ る疎水性材料で製作される。該層のための好ましい材料はＴＶＶＥＲ布のような 不織紡捲微孔質ポリオレフィン材料である。ポーチ２０は、めいめいが抗微生物 性ガス発生剤、好ましくはトリクロルイソシアヌール酸を収容している二つの別 々のコンパートメント２４゜２６を持っているように図示されている。

疎水性および親水性の他の材料も抗微生物ガス発生剤を収容するために使用する ことができる。これら材料はポリエチレン酢酸ビニル、シリコンゴム、セロファ ンおよびポリビニルアルコールを含むＱ固体のハロゲン化剤はこれら材料で被覆 またはそれらと混合することもできる。

バッグ内部において抗微生物効果を有するガスを放出する他の抗微生物剤はポー チ２０内に収容するか、またはガス透過性尿不透過性材料で被覆または混合する ことができる。例えば、前に同定した固体ハロゲン化剤を使用することができる 。

患者からの尿はカテーテル排出チューブ１２を通って排尿バッグ１０中に排出さ れる。湿気または濡れの存在において、バ・ノブ内において抗微生物効果を有す るガスが放出される。ＴＣＣＡがポーチ２０内に収容される時、塩素ガスおよび 蒸気状の次亜塩素酸が放出される。

前に述べたように、ポーチ２０はＴＶＶＥＲ布のような微孔質疎水性ポリオレフ ィンペーパー材料から、またはポリエチレン酢酸ビニルもしくはシリコンゴムの ような非多孔質高度ガス透過性材料でつくることができる。ポーチ２０はその周 縁においてシール２８を形成し、そしてポーチ２０をコンパートメント２４，２ ６４こ分割するシール３０を形成するため慣用のヒートシール技術を使用して閉 鎖することができる。

ポーチ２０は第２図に示すように排尿バ・ノブ１０中へ挿入される。

材料の対向するＦｔ２７，２９がポーチ２０を形成する。ポーチ２０はシーリン グ線３０に沿って好都合に折ることができる。ポーチ２０のとがった前部２２が ポート１６を通ってその容易な挿入を許容する。ポーチ２０は、使用前ポーチ２ ０に対する蒸気障壁を形成するため、アルミニウムもしくは多の金属箔、塩化ビ ニリデンの重合体その他の中に包装することができる。またポーチ２０は蒸気障 壁として機能する溶解し得る材料で被覆することもできる。尿中に溶解するゼラ チン、ポリビニルアルコール、無機塩その他が好ましＧ）であろう。

第３図は本発明の他の具体例を図示する。排尿バ・ノブ１０ａはここで特記する 以外排尿バッグ１０に実質上類似である。排尿ノ〈・ノブ１０ａの背面１１が第 ３図に図示されている。一般に長四角形の窓部分３２がバッグ１０ａの背面から 除去されている。ノ＼゛・ノブ材料はポリオレフィンペーパーＴＹＶＥＫその他 のようなガス透過性疎水性材料から一般につくられたパネル３４によって置き換 えられている。

パネル３４は線３６に沿ってバッグ材料ヘシールされるＯ第４図は以後特記する 以外ポーチ２０へ実質的に類似である抗微生物剤収容ポーチ２０ａを図示する。

ポーチ２０ａは、面３８が金［箔、ポリ塩化ビニリデンその他のようなガスおよ び水不透過性材料で裏張りされていること以外、ポーチ２０と同し材料の対向層 からつくることができる。ポーチ２０ａはまたガス透過性疎水性材料の一層と、 そしてガスおよび水不透過性材料の対向層とからつくることもできる。ポーチ２ ０ａは一般に長四角形で、そして二つのコンパートメント２４ａ、２６ｂを持つ ように図示されている。コンパートメント２４ａ、２６ａは塩素ガスのような抗 微生物性ガスをガス透過性パネル３４を通ってバッグ１０ａの内部へ放出するこ とができるＴＣＣＡその他のような抗微生物剤で充填される。

抗微生物剤収容ポーチ２０ｂのなお他の具体例が第５図に図示されている。ポー チ２０ｂは以後特記する以外ポーチ２０へ実質上類似している。ポーチ２０ｂの コンパートメント２４ｂ、２６ｂはシーリング線３０ｂによって分離されている ことが見られる。細長い破り得るガス不透過性アンプル４０がコンパートメント ２４ｂ、２６ｂに収容される。アンプル４０はＴＣＣＡその他のような抗微生物 剤を収容する。使用準備時、ポーチ２Ｏｂ中のアンプル４０を割り、それによっ て意図する抗微生物効果を提供することができる。

第６図は抗微生物剤４２を収容するアンプルを示す第５図の線６−６に沿った断 面を図示する。アンプル４０はガラス、アクリロニトリルもしくは塩化ビニリデ ンの重合体、他の脆いプラスチ・ツクまたは箔プラスチックラミネートでつくる ことができる。

ポーチ２０ｂの具体例の使用における特別の利益はその貯蔵容易性に存する。抗 微生物剤がＴＣＣＡか、または湿気の存在において作用する他の塩素ガス放出剤 である時、剤４２は無限に貯蔵することができる。塩素ガスはアンプルが破壊さ れ、それによって抗微生物剤が大気へ露出された時のみに放出される。さらに、 ポーチ２０ｂは排尿バッグの滅菌時製造設備で排尿ノ＼・ノブ中へ便利に入れる ことができる。病院において看護婦または他の熟練者による採尿ノ〈・ノブへの 抗微生物剤収容ポーチの挿入が省略される。実施すべきすべてはアンプル４０を 割ることである。

同様に、使用前ポーチ２０内のアンプル中にＴＣＣＡを収容することによって他 の問題が省かれる。ＴＣＣＡから放出された塩素力スは排尿バッグ中のポリ塩化 ビニルと反応して７ないし１０日で黄変させ、数ケ月にわたってもつと重大な粘 着性を発生させる。排尿バッグのエチレンオキシド滅菌はＴＣＣＡとの激しい反 応と、そしてエチレンクロルヒドリンの発生を含み得る。ポーチ内のカプセル化 ＴＣＣＡはこれらの不利益を克服し、それによってポーチを製造工程として挿入 することを許容する。

抗微生物性排尿システム４４が第７図に図示されている。システム４４は排尿ハ ング１０、抗微生物剤収容ポーチ２０、カテーテル排出チューブ１２、カテーテ ルアダプター４６および尿カテーテル４８を含む。尿カテーテル４８は排尿チュ ーブ１２を通って排尿ツマソゲ１０と連通ずるカテーテルアダプター４６と連通 している。カテーテル４８およびカテーテルアダプター４６は抗微生物効果を有 する組成物で表面被覆されていることが示されている。該抗微生物組成物は、好 ましくは我々の先の特許出願、“５０６特許出願に開示された組成物の中から選 ばれる。システム４４において、カテーテルアダプター４６．カテーテル４８ま たは両者が該抗微生物組成物で表面被覆されることができる。

本発明の方法は、被覆されていない固体または水性ハロゲン化剤を排尿バッグ中 へ直接導入することを含む。第１図を再び参照すると、ポーチを排尿バッグ１０ 内部へ導入する代わりに、ハロゲン化剤が採尿の各期間の前にポート１６を通っ てハング１０中へ導入される。例えば、前に同定した固体または液体抗微生物剤 を使用することができる。抗微生物効果がその中に収容された尿へ、そして尿と 直接接触しないハング１０の内部部分へ提供される。

以下の実施例は例証目的のみで提供され、請求の範囲に規定する本発明の範囲を 限定することを意図しない。

実施例１ 慣用構造の排尿バッグを開き、ＴＹＶＥＲポリオレフィン布材料からつくったポ ーチをその中に入れた。ポーチは８．５インチ×４インチと測定され、そして等 寸法の１２コンパートメントに仕切られた。

１２コンパートメントの各自は粉末トリクロルイソシアヌール酸約１ｇを収容し ていた。排尿ハングをシール閉鎖した。８時間にわたり、１淑当たりＥ、　Ｃｏ １１　１０’ないし１０６（［１ｉ１を含む尿５００減をバッグへ注入した。ハ ングから排出した尿を口過し、そして０液をバクテリア生育のために培養した。

上記８時間挑戦の１６６回後ロ液上生物は発育しなかった。

実施例２ 約１インチ直径インチと測定され、かつ全部でＴＣＣＡ２０　ｇを収容する二つ のコンパートメントに分割されたＴＹＶＥＲポリオレフィン布材料ポーチを排尿 バッグ中へ挿入した。次に１燻当たりＥ、　Ｃｏ１１１０５ないし１０６個を含 む尿５００威を８時間にわたってハングへ注入した。バッグから排出された尿を 口過し、バクテリア発育のため培養した。そのような挑戦６回後ロ液上に微生物 は発育しなかった。

実施例３ 粉末ＴＣＣＡ　（１００メソシコ一以下寸法の粒子）１部と、シリコンゴム（ア ルコキシ硬化ＲＴＶ）１部とからつくった約１インチ直径および１．５インチ厚 さの錠剤を排尿バッグ中に入れた。１０’１ｌｌｉｌの微生物（Ｅ、　Ｃｏ１１ またはＣａｎｄｉｄａ　ａｌｂｉｃａｎｓ　）を含んでいる尿チャレンジ１淑を バッグの底にある排出ボートを通って加えた。尿を８時間当たり５００成の割合 でバッグへ加えた。採取８時間後、尿を排出し、口過した。０液を培養した。こ のような挑戦およびノ飄・ノブ充満１４回後、口演上にハタテリアの生育は発生 しなかった。

実施例４ 種々のハロゲン放出剤の所定量を尿５０戚へ加えた。これら剤の添加前、尿は微 小孔口過によって滅菌された。サンプルを室温で８時間以上放置した。サンプル を次に微生物で１淑当たり微生物１０４個のレベルヘ汚染した。周期的にサンプ ルからの尿を寒天プレート上に引き、そして抗微生物剤を添加しない尿と比較し て生存微生物量を検出するためにインキュベートした。サンプル中へ導入した微 生物の別々の集団は、Ｅ、　Ｃｏ１１．　Ｃａｎｄｉｄａ　ａｌｂｉｃａｎｓ、 　Ｐｓｅｕｄｏｍｏｎａｓａｅｒｕｇｉｎｏｓａ、　５ｔａｐｈｙｌｏｃｏｃｃ ｕｓ　ａｕｒｅｕｓであった。別々の挑戦の結果は一般に同じであり、そして以 下の表１に示されている。以下に使用されている殺菌とは生存菌が検出できない ことを意味し、静菌とは処理した尿中で菌が増殖しないことを意味する。

（以下余白） 表１ ＴＣＣＡ　０．０２　透　明　３０分殺菌　透　明国際調査報告

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．閉鎖された尿不透過性およびガス透過性ポーチ手段と、尿への接近による活 性化に際して抗微生物効果を有するガスを発生する前記ポーチ手段中に収容され た剤とを含む排尿バッグと共に使用するための物品。 ２、前記ポーチ手段は疎水性材料製である第１項の物品。 ３、前記閉鎖さたたガス透過性の疎水性ポーチ手段はガス透過性の疎水性材料の 対向する層からつくられ、前記ポーチ手段は少な（とも二つの別のコンパートメ ントを持っている第２項の物品。 ４、前記閉鎖されたガス透過性の疎水性ポーチ手段はポリオレフィンペーパー材 料の対向する層からつくられる第２項の物品。 ５、前記閉鎖されたガス透過性の疎水性ポーチ手段はポリオレフィンペーパー材 料である第３項の物品。 ６、前記剤はガス状塩素化合物を発生する第１項の物品。 ７、前記剤はガス状塩素化合物を発生する第２項の物品。 ８、前記剤はガス状塩素化合物を発生する第３項の物品。 ９、ガス透過性の疎水性材料の対向する層からつくられた閉鎖されたポーチにし て、少なくとも二つの別々のセグメントを有し、前記疎水性材料はポリオレフィ ンペーパー材料である前記ポーチと、そして湿気が存在する時塩素ガスおよび次 亜塩素酸蒸気を発生するための前記ポーチ内に収容されたトリクロルイソシアヌ ール酸とを含む排尿バッグと共に使用しそしてバッグ内部へ抗微生物効果を提供 するための物品。 １０、排尿バッグと、そして ガス透過性の疎水性材料の対向する層からつくられそしてガス状ハロゲン化合物 を発生するための剤を収容している閉鎖されたポーチとを含む排尿システム。 比前記排尿バッグと連通している尿カテーテルをさらに含み、咳尿カテーテルは 抗微生物効果を有する組成物で表面被覆されている第１０項の排尿システム、 １２、前記排尿バッグと連通しかつ尿カテーテルとの連通を意図る尿カテーテル アダプターをさらに含み、該カテーテルアダプターは抗微生物効果を有する組成 物で表面被覆されている第１０項の排尿システム。 １３、排尿バッグと、 ガス透過性の疎水性材料の対向する層からつくられてそして塩素ガスを発生する ための剤を収容している閉鎖されたポーチと、カテーテル排出チューブを通って 前記排尿バッグと連通り、かつ抗微生物効果を有する組成物で表面被覆されてい る尿カテーテルアダプターと、 前記カテーテルアダプターと連通し、かつ抗微生物効果を有する組成物で表面被 覆されている尿カテーテルとを含む排尿システム。 １４、前記塩素ガスを発生するための剤はトリクロルイソシアヌール酸であり、 前記尿カテーテルアダプターおよび前記尿カテーテルは、アクリロニトリル−ブ タジェン−スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、それらの混合物、ポリエステル 、ポリウレタン、スチレン含有ブロック共重合体、天然および合成ゴム、ポリカ ーボネート、ナイロンおよびシリコーンゴムよりなる群から選ばれた材料より本 質的になるバインダーの３０ないし８５重量％と、そして化理的に許容し得る抗 微生物金属の化合物およびそれらの混合物よりなる群から選ばれた抗微生物剤の １５ないし７０重量％を含む抗微生物性組成物で被覆されている第１３項の排尿 システム。 １５、その中に尿が一定期間集められそしてそれがら空にさる排尿ハング中に抗 微生物効果を提供する方法にして、尿収集の各期間の間前記バッグ中へハロゲン 化合物放出剤を導入することよりなる前記方法。 １６、　前記剤は、Ｎ−へロアミン、Ｎ−ハロアミド、Ｎ−ハロスルボンアミド および次亜塩素酸塩よりなる群から選ばれる第１５項の方法。 １７、前記剤はトリクロルイソシアヌール酸である第１５項の方法。