JPS6049428B2 - ラミネ−ト化粧板 - Google Patents
ラミネ−ト化粧板Info
- Publication number
- JPS6049428B2 JPS6049428B2 JP5388979A JP5388979A JPS6049428B2 JP S6049428 B2 JPS6049428 B2 JP S6049428B2 JP 5388979 A JP5388979 A JP 5388979A JP 5388979 A JP5388979 A JP 5388979A JP S6049428 B2 JPS6049428 B2 JP S6049428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- transparent
- paint layer
- decorative board
- filament fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はラミネート化粧板に関するものである。
従来より、ラミネート化粧板に天然銘木のもつ風合い
(艶、輝り、色の深み等)をもたすために、ラミネート
用フィルムのプリント印刷インク中に金属粉を混入した
り、基板となる合板に直接に柄を印刷したり、さらに裏
面に柄印刷した透明の熱可塑性樹脂フィルムを基板に積
層、融着することが行われている。
(艶、輝り、色の深み等)をもたすために、ラミネート
用フィルムのプリント印刷インク中に金属粉を混入した
り、基板となる合板に直接に柄を印刷したり、さらに裏
面に柄印刷した透明の熱可塑性樹脂フィルムを基板に積
層、融着することが行われている。
ところが、これらの方法により得られたラミネート化
粧板は、いずれも繊維状てかつ深みのある自然な光沢や
凹凸惑に欠け天然銘木の風合いを示すまでに至らなつた
。
粧板は、いずれも繊維状てかつ深みのある自然な光沢や
凹凸惑に欠け天然銘木の風合いを示すまでに至らなつた
。
したがつて、この発明の目的は、天然銘木に近い風合
いをもつラミネート化粧板を提供することてある。
いをもつラミネート化粧板を提供することてある。
この発明の特徴を図面により説明する。
すなわち、このラミネート化粧板は、基板1と、その基
板1の表面に積層接着されフィラメント繊維2を一定方
向に配列したシート3と、そのシート3の表面を平担化
仕上けするためにフィラメント繊維2間に塗布された透
明塗料層4と、その透明塗料層4の上面に施された印刷
柄5と、さらにその上面全体を被覆する透明な表面樹脂
塗料層6とを構成要素とし、かつその表面の化粧シート
7がエンボス加工による凹凸模様8を施されたことを特
徴とするものである。なお、図面において、9は接着剤
層てある。 このように構成したため、フィラメント繊
維3がエンボス加工による凹凸模様8と相まつて透明な
塗料層4および6を通して木質の導管状の外観を呈し、
しかもそのフィラメント繊維3が透明塗料層4でかため
られて扁平化することがないため光をよく拡散して輝り
を生じ、さらにその上面に施された印刷柄も平担化され
た透明塗料層4に一様にのつて木質感に富んだラミネー
ト化粧板となる。
板1の表面に積層接着されフィラメント繊維2を一定方
向に配列したシート3と、そのシート3の表面を平担化
仕上けするためにフィラメント繊維2間に塗布された透
明塗料層4と、その透明塗料層4の上面に施された印刷
柄5と、さらにその上面全体を被覆する透明な表面樹脂
塗料層6とを構成要素とし、かつその表面の化粧シート
7がエンボス加工による凹凸模様8を施されたことを特
徴とするものである。なお、図面において、9は接着剤
層てある。 このように構成したため、フィラメント繊
維3がエンボス加工による凹凸模様8と相まつて透明な
塗料層4および6を通して木質の導管状の外観を呈し、
しかもそのフィラメント繊維3が透明塗料層4でかため
られて扁平化することがないため光をよく拡散して輝り
を生じ、さらにその上面に施された印刷柄も平担化され
た透明塗料層4に一様にのつて木質感に富んだラミネー
ト化粧板となる。
なお、この基板1には合板、ハードボード、チップボー
ド、スレートやその他の一般の化粧板用素材を用いるこ
とができる。また、シート3はフィラメント繊維2を紙
、布、アルミ箔等の台紙上に配列して貼着してもよいが
、配列したフィラメント繊維2のみを相互に接合してシ
ート3を形成してもよい。ここに用いるフィラメント繊
維としてはレーヨン、ポリエステル、ナイロン等からな
る50〜80デニールのものが光沢ならびに取扱いやす
さなどの点においてすぐれている。また、透明塗料層4
の表面樹脂塗料層6に用いる塗料としてはアミノアルキ
ッド、ウレタン、酢酸セルロース、塩化ビニルなどの透
明塗料を用いる。さらに、エンボス加工は化粧シート7
に施した後、これを基板1の接着してもよく、化粧シー
ト7を基板1に接着してからエンボス加工をするように
してもよい。以上のように、この発明のラミネート化粧
板は、フィラメント繊維を一定方向に配列して接着した
シートと、そのシートの表面を平担化仕上げするためフ
ィラメント繊維間に塗布された透明塗料層と、その透明
塗料層の上面に施された印刷柄と、さらにその上面全体
を被覆する透明な表面樹脂塗料層とで化粧シートを構成
し、この化粧シートにエンボス加工を施した状態で基板
に接着したため、天然銘木に近い風合いをもたせること
ができるという効果を有する。
ド、スレートやその他の一般の化粧板用素材を用いるこ
とができる。また、シート3はフィラメント繊維2を紙
、布、アルミ箔等の台紙上に配列して貼着してもよいが
、配列したフィラメント繊維2のみを相互に接合してシ
ート3を形成してもよい。ここに用いるフィラメント繊
維としてはレーヨン、ポリエステル、ナイロン等からな
る50〜80デニールのものが光沢ならびに取扱いやす
さなどの点においてすぐれている。また、透明塗料層4
の表面樹脂塗料層6に用いる塗料としてはアミノアルキ
ッド、ウレタン、酢酸セルロース、塩化ビニルなどの透
明塗料を用いる。さらに、エンボス加工は化粧シート7
に施した後、これを基板1の接着してもよく、化粧シー
ト7を基板1に接着してからエンボス加工をするように
してもよい。以上のように、この発明のラミネート化粧
板は、フィラメント繊維を一定方向に配列して接着した
シートと、そのシートの表面を平担化仕上げするためフ
ィラメント繊維間に塗布された透明塗料層と、その透明
塗料層の上面に施された印刷柄と、さらにその上面全体
を被覆する透明な表面樹脂塗料層とで化粧シートを構成
し、この化粧シートにエンボス加工を施した状態で基板
に接着したため、天然銘木に近い風合いをもたせること
ができるという効果を有する。
実施例1
33ダ/Jl2のポリエチレン繊維混抄紙上に75デニ
ールのレーヨンフィラメント繊維を木質導管構造状に一
定方向に配列し、ランダムに重ね合わせるとともに接着
してシートを形成し、その表面に酢酸セルロースを主成
分とする透明樹脂塗料をパーコータにて20y/d塗布
した。
ールのレーヨンフィラメント繊維を木質導管構造状に一
定方向に配列し、ランダムに重ね合わせるとともに接着
してシートを形成し、その表面に酢酸セルロースを主成
分とする透明樹脂塗料をパーコータにて20y/d塗布
した。
これを乾燥した後、表面にチーク柄を印刷し、さらにそ
の表面に10y/dの透明なアミノアルキッド樹脂塗料
をグラビアロールにて塗布して乾燥した後、ベーパーエ
ンボスロールにて導管エンボスを付与した、このように
形成した化粧シートを厚さ4.0Twtの合板に重ねて
接着したところ天然のチークと酷似した外観をもつラミ
ネート化粧合板が得られた。実施例2100y/dのチ
タン紙上に60デニールのレーヨンフィラメント繊維を
木質導管構造状に一定方向に配列し、ランダムに重ね合
わせるとともに接着してシートを形成し、その表面に透
明なウレタン樹脂塗料をパーコータにて15y/d塗布
して乾燥後、表面からローズ柄を印刷した。
の表面に10y/dの透明なアミノアルキッド樹脂塗料
をグラビアロールにて塗布して乾燥した後、ベーパーエ
ンボスロールにて導管エンボスを付与した、このように
形成した化粧シートを厚さ4.0Twtの合板に重ねて
接着したところ天然のチークと酷似した外観をもつラミ
ネート化粧合板が得られた。実施例2100y/dのチ
タン紙上に60デニールのレーヨンフィラメント繊維を
木質導管構造状に一定方向に配列し、ランダムに重ね合
わせるとともに接着してシートを形成し、その表面に透
明なウレタン樹脂塗料をパーコータにて15y/d塗布
して乾燥後、表面からローズ柄を印刷した。
このシートをロールブレスを用いて酢酸ビニル系接着剤
により厚さ3.0順のハードボードに貼り合わせると同
時に導管エンボスを付与しさらに表面を透明なウレタン
樹脂塗料で仕上げた。得られたラミネート化粧板は、透
明塗料を通してレーヨンフィラメント繊維が導管状に見
え、しかもその光沢や印刷柄によつて天然のローズ材と
酷似した風合いを有していた。
により厚さ3.0順のハードボードに貼り合わせると同
時に導管エンボスを付与しさらに表面を透明なウレタン
樹脂塗料で仕上げた。得られたラミネート化粧板は、透
明塗料を通してレーヨンフィラメント繊維が導管状に見
え、しかもその光沢や印刷柄によつて天然のローズ材と
酷似した風合いを有していた。
図面はこの発明のラミネート化粧板の特徴を示すための
断面図てある。 1・・・・・・基板、2・・・・・フィラメント繊維、
3・・・シート、4・・・・・・透明塗料層、5・・・
・・・印刷柄、6・・・・・・表面樹脂塗料層、7・・
・・・・化粧シート、8・・・・・・凹凸模様、9・・
・・・・接着剤層。
断面図てある。 1・・・・・・基板、2・・・・・フィラメント繊維、
3・・・シート、4・・・・・・透明塗料層、5・・・
・・・印刷柄、6・・・・・・表面樹脂塗料層、7・・
・・・・化粧シート、8・・・・・・凹凸模様、9・・
・・・・接着剤層。
Claims (1)
- 1 フィラメント繊維を一定方向に配列して接着したシ
ートと、そのシートの表面を平担化仕上するためフィラ
メント繊維間に塗布された透明塗料層と、その透明塗料
層の上面に施された印刷柄と、さらにその上面全体を被
覆する透明な表面樹脂塗料層とで化粧シートを構成し、
この化粧シートにエンボス加工を施した状態で基板に接
着したラミネート化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5388979A JPS6049428B2 (ja) | 1979-04-28 | 1979-04-28 | ラミネ−ト化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5388979A JPS6049428B2 (ja) | 1979-04-28 | 1979-04-28 | ラミネ−ト化粧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55144150A JPS55144150A (en) | 1980-11-10 |
JPS6049428B2 true JPS6049428B2 (ja) | 1985-11-01 |
Family
ID=12955287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5388979A Expired JPS6049428B2 (ja) | 1979-04-28 | 1979-04-28 | ラミネ−ト化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6049428B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6092838A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-24 | シーアイ化成株式会社 | 化粧板 |
-
1979
- 1979-04-28 JP JP5388979A patent/JPS6049428B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55144150A (en) | 1980-11-10 |
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