JPS6048756A

JPS6048756A - 消防自動車に於ける揚水装置

Info

Publication number: JPS6048756A
Application number: JP15673783A
Authority: JP
Inventors: 前田　喜久雄; 溝添　克巳; 徳岡　義治
Original assignee: Morita Fire Pump Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Morita Holdings Corp
Priority date: 1983-08-26
Filing date: 1983-08-26
Publication date: 1985-03-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は消防自動車に於ける揚水装置に関するものであ
る。

イ、従来技術一般に消防自動車に車載される遠心ポンプ等の主ポンプ
に組み込まれる揚水装置には真空ポンプが用いられる。

この主ポンプに揚水を行う為の真空ポンプは主ポンプの
主軸にクラッチを介して連結してあり、主ポンプの起動
時にクラッチを断接することにより、動力の伝達・切離
を行っている。そして主ポンプにより水を汲上げ、放水
を行うには、主ポンプと接続した吸水管の先端を水源に
投入した後、主ポンプの主軸を消防自動車のエンジンに
接続し、主ポンプを駆動させると同時に、クラッチをつ
なぎ、クラッチを介して主ポンプの主軸と、連結してい
る真空ポンプを作動させる。すると真空ポンプの作用に
より主ポンプ内の気圧が低下するため、主ポンプ内に水
が吸引され、この後主ポンプにより水の吸水及び吐出が
連続的に行われる。このようにして主ポンプによる水の
吸水及び吐出が連続的に行われると、クラッチを９Ｊり
真空ポンプの作動を停止させる。

ところが、主ポンプと主ポンプに揚水を行う真空ポンプ
とを上記した如く構成しておくと、吸水管の先端を水源
に投入した後、真空ポンプを作動して吸水系内の排気を
行い、主ポンプ内に揚水するのに時間がかかり、寸秒の
急を争う火災現場での消火作業に支障をきたすといった
欠点があった。

口９発明の目的主ポンプ及び主ポンプに接続した吸水管からなる吸水系
内の排気を、消防自動車が出動後、火災現場に到着する
までの間に真空状態にされる真空タンクを用いて行うこ
とにより、火災現場到着後短時間の内に揚水作業を完了
させるようにしたものである。

ハ０発明の構成揚水装置を、消防自動車に搭載する主ポンプと、一端が
主ポンプの吸込口に接続された車体上の吸水配管と、一
端が上記吸水配管に接続された吸水管とからなる吸水系
と、吸水系にバルブを介して接続した真空タンクと、真
空タンクに接続した真空ポンプとによって構成し、消防
自動車走行中に上記コ空ポンプにより真空タンク内の排
気を行うようにしたものである。

二、実施例図は本発明に係る揚水装置の配管経路を示す図面である
。図中（１）は消防自動車に車載される主ポンプ、（２
）は一端が主ポンプ（１）の吸込口に接続され、他端が
車体に装備されたバルブ（３）に接続された車体」二の
吸水配管、（４）は一端が上記バルブ（３）に接続され
、他端が水源等に投入される吸水管であり、上記主ポン
プ（１）、吸水配管（２）及び吸水管（４）によって消
防自動車の吸水系（Ａ）を形成している。（５）は一端
が主ポンプ（１）の吐出口に接続され、他端が車体に装
備されたバルブ（６）に接続された吐水配管である。（
７）は吸水配管（２）にバルブ（８）を介して接続した
真空タンク、（９）は真空タンク（７）に排気配管（１
０）を介して連結した真空ポンプである。当該真空ポン
プ（９）は、主ポンプ（１）を駆動する駆動系とは異な
る駆動系で駆動するようにしておき、例えば車載バッテ
リーを電源とする電動モータ、又は消防自動車に別途に
積載した小型エンジン、例えば発動発電機又はコンプレ
ッサ用のエンジンによって駆動させる。

（１１）は真空ポンプ（９）のＯＮ、ＯＦＦを制御する
リレーであり、当該リレー（１１）は真空ポンプ（９）
が電動モータによって駆動される場合は図示の如くメイ
ンｚインチ（１２）を介して車載バッテリー（１３）と
接続してあり、又真空ポンプ（９）がエンジン駆動式の
場合は、当該リレー（１１）はエンジンの出力を真空ポ
ンプ（９）に伝えるクラッチに接続しである。又当該リ
レー（１１）は真空タンク（７）と真空ポンプ（９）と
を連通ずる排気配管（１０）に設置した真空タンク（７
）内の圧力を測定するバキュームスイッチ（１４）と連
動している。そして真空ポンプ（９）を作動させるため
のメインスイッチ（１２）をＯＮした時、真空タンク（
７）内の気圧が所定値以上の時には、バキュームスイッ
チ（１４）及びリレー（１１）の作用によって真空ポン
プ（９）を作動させ、真空タンク（７）内の排気を行い
、且つ真空タンク（７）内の気圧が所定値以下になると
、バキュームスイッチ（１４）及びリレー（１１）の作
用により真空ポンプ（９）の作動を停止させるようにな
っている。

上記構成に於いて、本発明に係る揚水装置により揚水を
行うには、消防自動車の緊急発進時、消防自動車が車庫
から発進すると同時に、バルブ（８）を閉じた状態で真
空ポンプ（９）を作動させるためのメインスイッチ（１
２）をＯＮする。この時、真空タンク（７）内には空気
が充満しているため、リレー（１１）及びバキュームス
イッチ（１４）の働きにより真空ポンプ（９）が作動し
、真空タンク（７）内の排気を行う。

そして真空タンク（７）内の気圧が徐々に低下し、気圧
が所定値以下になると、リレー（１１）及びバキューム
スイッチ（１４）の働きにより真空ポンプ（９）は停止
する。尚、真空タンク（７）内の気圧が所定値以下にな
り、真空ポンプ（９）が作動を停止した後、真空タンク
（７）内の気圧が上昇すると、リレー（１１）及びバキ
ュームスイッチ（１４）の働きにより、真空ポンプ（９
）が再度始動する。このようにして消防自動車が火災現
場に到着するまでに、真空タンク（７）内の気圧が所定
値以下に下げられる。

この状態で消防自動車が火災現場に到若し、吸水管（４
）の先端を水源に投入した後、吸水系（Ａ）と真空タン
ク（７）との間に介在させたバルブ（８）を開くと、吸
水系（Ａ）内の空気は極短時間の内に真空タンク（７）
内に吸引され、吸水系（Ａ）内の気圧は急速に低下する
ため、吸水系（Ａ）内に水が流入し、吸水系（Ａ）への
揚水が行われる。後は主ポンプ（１）により水源の水が
連続的に汲上げられ、放水が行われる。

尚、消防自動車の吸水系（Ａ）の内容積は通常約７０β
程度であるので、真空タンク（７）の容量も７０β程度
にしておき、真空タンク（７）内を略真空にしておくと
、バルブ（８）を開いた時、吸水系（Ａ）内の気圧は３
８０ｍｍ　Ｈｇ程度になる。従って５ｍ程度の吸水落差
なら主ポンプ（１）まで水を揚水できる。又これ以上の
吸水落差の場合は、バルブ（８）を開いた後、極短時間
真空ポンプ（９）を作動するだけで主ポンプ（１）に水
を揚水できる。

ホ８発明の効果上記した如（、消防自動車の吸水系内の排気を、消防自
動車が出動後、火災現場に到着するまでの間に真空状態
にされる真空タンクを用いて行えば、従来吸水高さ４〜
５ｍ程度の時、揚水して放水するまでに３０秒前後かか
っていたのが３秒前後で行えるようになり、火災現場に
到着後放水を行うまでの時間を大幅に短縮できる。又消
防自動車が車庫を発進後、火災現場に到着するまでの間
に、吸水系内の排気を行うための真空タンクを真空にす
れば、従来の揚水装置のように短時間の内に吸水系内の
排気を行う必要がな（なるため、真空ポンプに小型のも
のを用いることができる。又真空ポンプは主ポンプとは
別個の動力源によって駆動されるため、真空ポンプ作動
時に主ポンプを作動させる必要がなくなる。従って真空
ポンプを長時間作動させても主ポンプが焼き付くことは
ない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る揚水装置の配管経路を示す図面であ
る。（Ａ）−吸水系、（１）・−主ポ、ンプ、（２）−・・
吸水配管、（４）・−吸水管、（７）　−真空タンク、
（８）　−バルブ、（９）−−一一一真空ポンプ。

Claims

【特許請求の範囲】

＋１）　消防自動車に搭載する主ポンプと、一端が主ポ
ンプの吸込口に接続された車体上の吸水配管と、一端が
上記吸水配管に接続された吸水管とによって構成した吸
水系と、吸水系にバルブを介して接続した真空タンクと
、真空タンクに接続した真空ポンプとからなり、消防自
動車走行中に上記真空ポンプにより真空タンク内の排気
を行うようにしたことを特徴とする消防自動車に於ける
揚水装置。