JPS6048643B2 - ダイヤフラムバルブ装置 - Google Patents

ダイヤフラムバルブ装置

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JPS6048643B2
JPS6048643B2 JP14606776A JP14606776A JPS6048643B2 JP S6048643 B2 JPS6048643 B2 JP S6048643B2 JP 14606776 A JP14606776 A JP 14606776A JP 14606776 A JP14606776 A JP 14606776A JP S6048643 B2 JPS6048643 B2 JP S6048643B2
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diaphragm
chamber
chambers
valves
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アルバ−ト・フレデリツク・ハンセン
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、複数のボートを有したダイヤフラムバルブ
装置に係わり、特に空圧シリンダの作動を制御するのに
使用されるグイヤフラムバルブ装−置に関する。
例えば、空圧シリンダなどの流体機器の作動を [する
には、従来、スプール形の方向切換弁が使用されている
しかしながら、このスプール形の方j向切換弁は構造が
複雑であつて、製造が複雑であり (つて、製造が容易
ではないとともに、その切換作動を迅速に行なえない不
具合がある。即ち、スプール形の方向切換弁は、そのス
プール形の弁体に1よつてボートの開閉を行なう構造上
、このボート1は徐々に開閉されることとなり、必然的
に迅速な切換作動を行なうことができない。また、この
種の方向切換弁においては、スプール形の弁体の作動を
確実に保障するために、潤滑油の供給を怠ることができ
ず、その保守の点においても手間がかかる不具合がある
。この発明はこのような事情に基づいてなされたもので
、その目的とするところは、構造が簡単であるとともに
、その切換作動を迅速に行なえ、且つその保守の容易な
ダイヤフラムバルブ装置を提供することにある。
以下添附図面を参照して、この発明の実施例を説明する
第1及び第2図は、例えば空圧シリンダの作動を制御す
るための3ボート形のグイヤフラムバルブ装置(以下、
単にバルブアセンブリと称す。)を示している。このバ
ルブアセンブリは円筒形状をなした2つのボディ部材1
,2,3からなつている。これらボディ部材1,2,3
には適当な箇所に同軸的にして延びる複数のボルト挿通
孔(図示しない)が形成されており、これらボルト挿通
孔にボルトを挿通することによつて、ボディ部材1,2
,3は相互に連結されている。これらボディ部材1,2
,3は第1及ひ第2のダイヤフラム弁4,5のハウジン
グを構成している。ボディ部材1,2,3内には第1及
び第2のグイヤフラム弁4,5の第1室41,51と、
ダイヤフラム43,53によつて第1室41,51とは
区画されたダイヤフラム弁4,5の第2室42,52と
、第1室41,51と連通され通常はダイヤフラム43
,53によつて閉塞状態にあるダイヤフラム弁4,5の
弁ボート44,54とが夫々形成されている。第1のダ
イヤフラム弁4の第1室41はダクト6を介して入口ボ
ート7に連通させており、この入口ボート7は加圧空気
の供給源に接続されている。第1のダイヤフラム弁4の
弁ボート44はダクト8を介したシリンダボート9に接
続されており、このシリンダボート9は空圧シリンダと
接続されている。また、弁ボート44はグクト8から分
岐したダクト10を介して第2のダイヤフラム弁5の第
1室51と接続されている。第2のダイヤフラム弁5の
弁ボート54はダクト11を介して排出ボート12に接
続されており、この排出ボート12は空圧シリンダから
の戻り通路に接続されている。第1及び第2のダイヤフ
ラム弁4,5の第2室42,52はパイロットバルブ1
3と接続されており、このパイロットバルブ13は3つ
の切換位置に切換作動される。
即ち、パイロットバルブ13は第2室42,52が互い
に連通する第1位置と、第2室42,52間の連通は遮
断されるが、一方の第2室52が排出部と接続される第
2位置と、第2室42,52相互の連通が遮断されると
ともに、両第2室42,52のいずれも排出部から区画
される第3位置に切換作動可能となつている。このパイ
ロットバルブ13の詳細な構成及び作用は後述する。第
1及び第2のダイヤフラム弁4,5は、第1室41と第
2室42との間並びに第1室51と第2室との間とを接
続するための接続手段を備えている。
この接続手段はダイヤフラム43,53の夫々に1個又
は1個以上の通路46,56を設けて構成してもよいが
、これに限らずボディ部材1,2,3内に形成されたダ
クトを介して、第1及ひ第2室41,42間及び51,
52間を接続するようにしてもよい。ダイヤフラム43
,53は、その中心部に肉厚が厚く且つ比較的硬い中央
部分43a,53aとボディ部材1,2間及び2,3間
の衝合面部に形成された環状の溝内に嵌め込まれた円形
ビード43b,53bとからなつている。
第1及ひ第2のダイヤフラム弁4,5の弁ボート44,
54は、ダイヤフラム43,53の中央部分43a,5
3aによつて閉じられ、また、ボディ部材1,2間及び
2,3間の気密性はダイヤフラム43,53の円形ビー
ド43b,53bによつて確保されている。ダイヤフラ
ム43,53における中央部分43a,53aと円形ビ
ード43b,53bとの間の環状部分は柔軟性を有して
いる。ダイヤフラム43,53はその中央部分43a,
53aをナイロン製のディスク形挿入物によつて補強し
たゴムからなつている。ダイヤフラム43,53の変形
例においては、第4図に示されるように、その中央部分
63aと円形ビード63bとの間の環状部分63cを断
面U字形に形成している。 フ上記通路46,56は、
図示されているようにダイヤフラム43,53に直接形
成されているが、これに限らす、ダイヤフラム43,5
3内にステンレス製の管部材を挿入することて構成して
もよい。又、加圧流体が汚染されている場合には、通路
46,56にフィルタキャップを取付け、これによつて
通路46,56の詰まりを防止するようにしてもよい。
第5図及び第6図はパイロットバルブ13を示している
このパイロットバルブ13は弁ボディ20を備えている
。この弁ボディ20の外周面にはねじ部が形成されてい
るとともに、その内部には貫通孔21が形成されている
。弁ボディ20の貫通孔21内にはスピンドル22が摺
動自在に挿入されている。このスピンドル22内にはそ
の一端部24において開口した盲孔23が形成されてい
る。又、スピンドル22内には盲孔23の閉塞端部に連
通する長尺な開口部25が形成されている。盲孔23の
閉塞端部よりもその他端側に位置するスピンドル22の
部位はその断面積が減少されており、このスピンドル2
2の縮径部の端部にはポペット弁形の弁部材26が設け
られている。この弁部材26は、弁ボディ20の対向す
る端面部に取付けられた環状シール27に対して当接可
能となつている。スピンドル22の一端部24に取付け
られたサークリツプ29と弁ボディ20の他方の端面と
の間にはばね28が架設されており、このばね28によ
つて、スピンドル22は弁部材26が環状シール27と
当接する方向に付勢されている。弁ボディ20には径方
向の孔30が形成されており、この孔30は弁ボディ2
0の貫通孔21の内周面に形成された内部溝31に連通
されている。この内部溝31は貫通孔21の全周に亙り
、かつスピンドル22のいかなる軸方向の作動位置にお
いても開口部25と連通されている。第1図及び第2図
に示されるように、パイロットバルブ13は、第1のダ
イヤフラム弁4の第2室42の内端面に形成されたねじ
孔32内に、弁部材26が第2室42に対して面するよ
うにしてねじ込まれている。
弁ボディ20の孔30はダクト33を介して第2のダイ
ヤフラム弁5の第2室52と連通されている。またスピ
ンドル22の盲孔23の開口端はボディ部材3の端面に
規定された別の室34と連通されており、この室34は
ダクト100を介して大気に開放されている。パイロッ
トバルブ13は種々のアクチュエータによつて作動され
るが、このアクチュエータはパイロツトバルブ13にお
けるスピンドル22の盲孔23の開口端を閉塞するよう
に作動される必要がある。パイロットバルブの作動は空
圧、油圧、電動又は手動でもつてなされる。パイロット
バルブの作動が電気的になされる場合には、アクチュエ
ータはスピンドル22を移動させるとともに、盲孔23
の開口端を閉塞するためのアーマチュアと、このアーマ
チュアを作動させるソレノイドによつて構成される。パ
イロットバルブ13が空圧でもつて作動されJるこの実
施例の場合に於いては、第1図及び第2図に示されてい
る。
この場合、パイロットバルブ13はダイヤフラム35に
よつて作動される。このダイヤフラム35はダイヤフラ
ム43,53と同様なものであり、これらグイヤフラム
43,53と異なる点は、通路46,56が形成されて
いないことである。ダイヤフラム35は、ボディ部材3
の端面とボディ部材1,2,3にボルトで連結されるボ
ディ部材36との間に配置されている。
ダイヤフラム35は前述した室34と制御室37とを気
密に区画しており、この制御室37はダクト38を介し
て制御ボート39に連通されている。この制御ボート3
9には、パイロットバルブ13が第3b図及ひ第3c図
て示される2つの切換位置のみて切換作動されるように
加圧空気が供給されるか、又、更に、これら2つの切換
位置の他に第3a図に示される切換位置に切換可能で且
つスピンドル22における盲孔23の開口端の開口面積
をも制御できるように加圧空気が供給される。上述した
パイロットバルブ13は、第3b図及び第3c図に示さ
れた少なくとも2つの切換位置に切換作動される切換弁
であれば、どのような切換弁てあつても置換えることが
てきる。
空圧シリンダ15の作動室14(第3a図乃至.第3c
図参照。
)にそのシリンダボート9が接続されたグイヤフラムバ
ルブアセンブリの作用を以下に説明する。空圧シリンダ
15のピストンを固定した位置に保持するためには、パ
イロットバルブ13は第5・図に示された切換位置に切
換られている。
この切換位置においては、スピンドル22の盲孔23の
:開口端はダイヤフラム35によつて閉じられた状態
にある(第3a図を参照)。すなわち、この場合、制御
室37内には制御ボート39及びダクト38を介して加
圧空気が供給されており、この制御室37内の圧力によ
りダイヤフラム35が変形してスピンドル22における
る盲孔23の開口端と当接され、これにより盲孔23の
開口端が閉じられている。また、この切換位置において
、パイロットバルブ13は第2室42,52間の連通を
遮断しているとともに、第2室42,52と大気側との
連通をも遮断している。第1のダイヤフラム弁4におい
ては、そのダイヤフラム43に通路46が形成されてい
ることから、第1室41と第2室42の圧力は等しくな
り、また同様に第2のグイヤフラム弁5においても、そ
のダイヤフラム53に通路56が形成されていることか
ら、第1室51と第2室52の圧力は等しくなる。この
結果、第1及び第2のグイヤフラム弁4,5においては
、ダイヤフラム43,53によつて弁ボート44,54
が夫々閉じられることになる。このため、この状態にお
いては、このバルブアセンブリを介して空気が流れるこ
とはない。第3c図に示されるように、空圧シリンダ1
5のピストンを左側に動かすには、パイロットバルブ1
3は第6図に示される切換位置に切換られる。すなわち
、制御室37内に制御ボート39及ひダクト38を介し
てさらに加圧空気が供給されて、この制御室37内の圧
力が高まると、ダイヤフラム35が更に大きく変形する
ことで、スピンドル22をばね28の付勢力に抗して押
圧し、これによりスピンドル22が図中右方向に移動さ
れてパイロットバルブ13は第6図に示される切換位置
に切換えられる。従つて、こ切換位置においても、スピ
ンドル22の盲孔23の開口端はダイヤフラム35によ
つて閉じられた状態にある。第3c図に示されるように
、この切換位置においては、第2室42,52は相互に
連通した状態となる。第2室内の空気は、最初低圧側の
第2室52にパイロットバルブ13及びダクト33を介
して流れ、これにより第2室42の圧力は減少される。
この結果、第1室41側及ひ第2室42側の両方からダ
イヤフラム43に作用する力は均等にならないので、ダ
イヤフラム43は第1室41内の入力圧によつて、図に
おいては上方に持上げられ、これにより、第1室41と
弁ボート44とが連通することになる。従つて、入口ボ
ート7から流入した空気は、第1室41、弁ボート44
及びダクト8を介して空圧シリンダ15に流れる。また
、入口ボート7から第1室41内に流入した空気は、ダ
イヤフラム43の通路46を通じて第2室42に流れ、
さらに、この第2室42からパイロットバルブ13.及
びダクト33を介して第2室52内に流れる。またさら
に、この第2室52に流入した空気はダイヤフラム53
の通路56を通じて第1室51内に流れ、そしてこの第
1室51からダクト10,8を介して空圧シリンダ15
に流れる。第2室5−2内の圧力が過度に上昇すること
で、第1のダイヤフラム弁4が閉作動してしまうのを防
止するには、ダイヤフラム53の通路56を介して流れ
る空気の流れ比をダイヤフラム43の通路46を介して
流れる空気の流れ比よりも大きくすればよい。このこと
は、ダイヤフラム43側よりもダイヤフラム53に通路
56を多く設けたり、又は、この通路56の径を大きく
することによつて得られらる。空圧シリンダ15への空
気の流れを停止するには、パイロットバルブ13を初期
の切換位−置に切換ることにより、第2室42,52間
の連通を遮断する。第2室42,52間の連通が遮断さ
れると直ちに、ダイヤフラム43,53の両側から作用
する圧力はそれらダイヤフラム43,53に形成された
通路46,56の働きによつて等しくなり、これにより
弁ボート44はダイヤフラム43によつて閉じられる。
空圧シリンダ15のピストンを逆に右方向に動かすには
、制御室37を制御ボート39及びダクト38を介して
大気に開放することにより、制御室37内の圧力と室3
4内の圧力とを同等にする。
これにより、ダイヤフラム35は第1図及び第2図に示
されるようにスピンドル22の盲孔23の開口端から離
れた状態となり、また、スピンドル22ははね2dの付
勢力を受けて第5図に示 :ーされる切換位置に切換え
られる。このようなパイロットバルブ13の切換位置に
おいては、第2室42,52間の連通が遮断される一方
、第2室52は大気側の開放される。(第3b図参照。
)このため、第2室52内の圧力が減少されることか
フら、ダイヤフラム53は空圧シリンダ15内の空圧に
よつて下方に移動される。従つて、第1室51と弁ボー
ト54とが連通されることにより、空圧シリンダ15は
排出ボート12と接続される。空圧シリンダ15におけ
るピストンの移動は、パイロットバルブ13におけるス
ピンドル22の盲孔23の開口を調整することにより制
御することができる。空圧シリンダ15からの空気の流
れは、パイロットバルブ13を初期の切換位置に切換る
と直ちに停止される。この状態においては、ダイヤフラ
ム53の両側から作用する圧力が、このダイヤフラム5
3の通路56の機能によつて等しくなるので、ダイヤフ
ラム53は弁ボート54を閉じる位置に復帰される。上
述したバルブアセンブリは2重の構造にすることもでき
、このような場合には複動形空圧シリンダの作動制御を
なすことができる。
2重構造のバルブアセンブリは、上述したバルブアセン
ブリを単に2個組合わせ、そして各バルブアセンブリ自
身にパイロットバルブの作動を制御するアクチュエータ
を設けるか、あるいは、共用のアクチュエータを設ける
ことにより、簡単に構成することができる。
また、このような2重構造のバルブアセンブリは第7図
乃至第10図に示されるものであつてもよい。第7図乃
至第9図に示されるように、2組の第1及び第2ダイヤ
フラム弁4a,5a及び4b,5bは、互いにボルトに
よつて連結された2個の矩形ブロック60,61間に構
成されている。一方の矩形ブロック60内には、4つの
第1室41a,51a,41b,52b並びに弁ボート
44a,54aが夫々形成されている。
また、他方の矩形ブロック61内には4つの第2室42
a,52a,42b,52bが夫々形成されている。グ
イヤフラム43a,53a,43b,53bは前述した
実施例と同様のもの、又は第4図に示したものを個々に
設けてもよιル、あるいは第9図に示されるように1個
のダイヤフラムで構成;するようにしてもよい。一対の
第1のダイヤフラム弁4a,4bにおける第1室41a
,41bは、共用の入口ボート7に連通されているか、
又は、第1室41a,41bと弁ボート43a,43b
とは前述したように′接続されている。
夫々一対の第1及び第2ダイヤフラム弁4a,4b,5
a,5bの第2室42a,52a,41b,52bにお
いては、互いに組をなすものが前述したようにしてパイ
ロットバルブ13a,13bと接続されている。上述し
た2重構造のバルブアセンブリの作動状態は、第10a
図乃至第10gに示されている。
第10a図乃至第10gに示されるように、2重構造の
バルブアセンブリは複動形の空圧シリンダ62と接続さ
れている。第1及び第2のダイヤフラム弁4a,5aは
空圧シリング62の一方の作動室63への空気の供給を
制御し、第1及び第2のグイヤフラム弁4b,5bは空
圧シリング62の他方の作動室64への空気の供給を制
御するために接続されている。第10a図は両パイロッ
ト フバルブ13a,13bが第3a図に示された切換
位置に切換られた状態を示している。この状態ではバル
ブアセンブリを介して流れる空気の移動はなく、空圧シ
リンダ62のピストンは所定の位置に保持されている。
第10c図においては、一方のパイロットバルブ13a
は第3b図に示された切換位置に切換られており、また
他方のパイロットバルブ13bは第3c図に示された切
換位置に切換られている。この状態においては、空圧シ
リンダ62の作動室64に一方の第1ダイヤフラム 犀
弁4bを介して加圧空気が流れるとともに、また、空圧
シリンダ62の作動室63からは一方の第2ダイヤフラ
ム弁5aを介して加圧空気が排出され、これにより空圧
シリンダ62のピストンは第10c図中左側に動かされ
る。この状態は、第10b図に示される状態に続いて生
起される。第10b図の状態においては、パイロットバ
ルブ13bは第3c図に示された切換位置にあり、また
パイロットバルブ13aは第3a図(又は第10a図)
に示される切換位置にまだあり、この場.合、空圧シリ
ンダ62の作動室63からの加圧空気の排出は阻止され
、これにより空圧シリンダ62のピストンは弾力的に保
持されている。この後、パイロットバルブ13aにおけ
る大気側との接続(第10c図)は、空圧シリンダ62
におけ−るピストンの図中左側への移動をなすために制
御される。第10e図において、パイロットバルブ13
aは第3c図に示された切換位置にあり、パイロットバ
ルブ13bは第3b図に示された切換 (位置にある。
従つて、空圧シリンダ62のピストiンは第10e図に
示されるように図中右側に動か [される。この場合、
空圧シリンダ62の作動室613には第1のダイヤフラ
ム弁4aを介して加圧空1気が供給され、空圧シリング
62の作動室64内からは第2のダイヤフラム弁5bを
介して空気が排出される。又、この状態は、第10d図
に示された状態に引継いで生起される。第10e図の状
態においては、空圧シリンダ62のピストンは弾力的に
保持され、この後このピストンの移動が制御される。第
10f図においては、両パイロットバルブ13a,13
bは第3c図に示された切換位置にあり、従つて、空圧
シリンダ62の作動室63,64は加圧空気の供給源に
接続されている。第10g図においては、両パイロット
バルブ13a,13bは第3b図に示される切換位置に
あり、この場合、空圧シリンダ62の両作動室63,6
4は排出側に接続されている。パイロットバルブ13a
,13bは、たとえば第11図乃至第14図に示される
ように、単一のアクチュエータによつて作動されるのが
好ましい。
第11図及び第12図においては、パイロットバルブ1
3a,13bは本体61内に配置されている。これらパ
イロットバルブ13a,13bは棒65により手動でも
つて作動させることができるように、間隔を存して平行
に配置されている。棒65は本体61の上部に形成され
て凹み66内において、ピン67の周りを回動できるよ
うに取付けられている。棒65が通常、パイロットバル
ブ13a,13bにおけるスピンドル22の盲孔23の
開口端を閉塞するように位置付けられている。従つて、
バルブアセンブリは第1口a図に示された状態にある。
バルブアセンブリは棒65を時計方向に傾けることによ
つて、第10c図に示される状態に変えることができ、
また棒65を反時計方向に傾けることによつて、第10
e図に示される状態に変えることができる。棒65はフ
レキシブルに構成されるのが好ましく、これによつて棒
65の両アームが同時に押し下けられることで、バルブ
アセンブリを第10f図に示される状態に置くことがて
きる。第13図及び第14図においては、本体61の上
部にソレノイド(図示しない)を受入れるための円筒形
状をなした凹み68が形成されている。
ソレノイドと協働するアーマチュアは同軸の2個のパイ
ロットバルブ13a,13bに対し、同軸的に配置され
ている。ソレノイドは、通常の状態に於いてパイロット
バルブ13a,13bにおけるスピンドル22の開口端
を閉塞するように働いており、これによりバルブアセン
ブリは第10a図で示される状態となる。アーマチュア
を左側又は右側に移動させるようにソレノイドが励磁さ
れると、バルブアセンブリは第10a図又は第10c図
に示される状態となる。パイロットバルブ13a,13
bを作動させるために、このようなソレノイド形アクチ
ュエータを使用した構成においては、バルブアセンブリ
を第10f図に示される状態に切換ることはできない。
バルブアセンブリを第10f図に示される状態に切換る
ことはできない。バルブアセンブリを第10f図に示さ
れる状態に切換えるには、単一のアーマチュアを有する
ソレノイドアクチュエータの代わりに、一対のアーマチ
ュアを有するソレノイドアクチュエータを使用すればよ
い。この一対のアーマチュアを有するソレノイドアクチ
ュエータは、一対のアーマチュアを一緒に移動させるこ
とで、バルブアセンブリを第10a図、第10c図、第
10e図の状態に置くことができ、また、一対のアーマ
チュアを互いに反対の方向に移動させることで、バルブ
アセンフリを第10f図、第10g図の状態に置くこと
ができる。また、このようなアクチュエータはバルブア
センブリを第10b図及び第10d図の状態に切換るこ
ともできる。第11図乃至第14図においては、各第2
室とパイロットバルブとを接続するダクトは図示されて
いない。
これらダクトは最も好適する位置に配置することができ
るが、この場合、第2室52a,52bは弁部材26を
有するパイロットバルブ13a,13bと夫々接続され
る必要があるとともに、前述した孔30(第12図及び
第14図には図示されていない)に対しても接続される
必要がある。上述した5個のボート形バルブアセンブリ
は共通の入口ボート7を備えているが、2個の入ロポ.
一トを設けてもよい。
この場合、これら入口ボートは第1のダイヤフラム弁の
第1室に夫々接続されて、例えば異なる圧力空気を供給
することができりる。このようなバルブアセンブリは当
然に6ボート形のものとならる。上述の各バルブアセン
ブリは第2のダイヤフラム弁の弁ボートに夫々接続され
た分離タイイプの排出ボートを備える代わりに、単一に
排出ボートを備えるようにすれば、このバルブアセンブ
リは4又は5ボートのバルブアセンブリとなる。3ボー
トのバルブアセンブリは、5ボートのバルブアセンブリ
の場合にのように、共用のダイヤフラムを備えることで
構成される。
上述した各バルブアセンブリは、合成樹脂材料によつて
製作することができるので、安価になるとともにその製
作が容易となる。
また、バルブアセンブリは空圧シリンダ内の加圧空気に
よつて作動されるため、その切換作動に要する応答時間
を短縮することができ、また圧力源の点からみても経済
的なものとなる。更に、バルブアセンブリは高精度に制
御でき、そして簡単なオン−オフ制御のような計側制御
についても使用することができる。3個又はそれ以上の
組合せからなるマルチタイプのバルブアセンブリは、よ
り複雑な空圧シリンダ装置の作動制御に使用することが
できる。
バルブアセンブリのボデ部材は、通常金属からなるが、
合成樹脂材料によつて形成することもできる。バルブア
センブリは、加圧空気の流れを制御することに関して記
載されているが、これに限らす、液圧流体の流れを制御
するのにも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例を示し、第2図中I
−I線に沿うバルブアセンブリの断面図、第2図は第1
図中Π−■線に沿う断面図、第3a図乃至第3c図は夫
々単動形空圧シリンダに接続された第1図のバルブアセ
ンブリの模式図、第4図はダイヤフラムの変形例を示す
断面図、第5図及び第6図は夫々パイロットバルブの断
面図、第7図及び第8図は、この発明の第2の実施例に
係わるバルブアセンブリの矩形ブロックを夫々示す平面
図、第9図は第2実施例のバルブアセンブリの断面図、
第10a乃至第10g図は複動形空圧シリンダに接続さ
れた第2実施例のバルブアセンブリを夫々示す模式図、
第11図は第7図の矩形ブロックの上面図、第12図は
第11図中X■−XΠ線に沿う断面図、第13図は第7
図の矩形ブロックを改良した矩形ブロックの上面図、第
14図は第13図中X■−X■線に沿う断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1及び第2のダイヤフラム弁を備え、これら第1
    及び第2のダイヤフラム弁の各々が、ダイヤフラムによ
    つて区画された第1及び第2室と、第1室と連通可能で
    あるが、通常の状態においてはダイヤフラムによつて閉
    塞される弁ポートと、第1室と第2室とを接続する接続
    手段と、その弁作動をなすための制御手段とからなるダ
    イヤフラムバルブアセンブリにおいて、第1のダイヤフ
    ラム弁の第1室は加圧流体源に接続された入口を有し、
    第1のダイヤフラム弁の弁ポートは加圧流体によつて作
    動制御される流体機器と接続される一方、第2のダイヤ
    フラム弁の第1室と接続され、また第2の弁の弁ポート
    は排出部と接続されるようになつており、第1及び第2
    のダイヤフラム弁の両第2室はそれぞれ制御手段に接続
    されており、この制御手段は、第1のダイヤフラム弁に
    於いてその弁ポートが開かれるようにダイヤフラムを弁
    ポートから離し、第2室の圧力を第1室内に対して減少
    させる第1位置と、又、第2のダイヤフラム弁に於いて
    その弁ポートが開かれるようにダイヤフラムを弁ポート
    から離し、第2室内の圧力を第1室内の圧力に対して減
    少させる第2位置との少なくとも2位置で切換え作動さ
    れることを特徴とするダイヤフラムバルブ装置。 2 制御手段が第1位置に切換えられたとき、第1及び
    第2のダイヤフラム弁の両第2室は互いに連通した状態
    となり、又、制御手段が第2位置に切換えられたとき、
    第1及び第2のダイヤフラム弁の両第2室は互いに分離
    した状態となるとともに、第2のダイヤフラム弁の第2
    室は排出部と接続されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載のダイヤフラムバルブ装置。 3 制御手段が第1位置に切換えられたとき、第1及び
    第2のダイヤフラム弁の両第2室は互いに連通した状態
    となり、又、制御手段が第2位置に切換えられたとき、
    第1及び第2のダイヤフラム弁の両第2室は互いに分離
    した状態となるとともに、第2のダイヤフラム弁の第2
    室は排出部と接続され、更に制御手段は第1及び第2の
    ダイヤフラム弁の両第2室が互いに分離されるばかりで
    はなく、排出部からも区画された第3位置に切換え作動
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    ダイヤフラムバルブ装置。 4 第1及び第2のダイヤフラム弁の両第1室は第1ボ
    ディ部材の互いに背向した端面によつて夫々規定されて
    いるとともに、第1及び第2のダイヤフラム弁の両第2
    室は第1ボディ部材の両端面に夫々対向する一対の第2
    ボディ部材によつて規定されており、第1及び第2のダ
    イヤフラム弁の2つのダイヤフラムは第1ボディ部材の
    一方の端面とこの端面と対向する第2ボディ部材の端面
    との間並びに第1ボディ部材の他方の端面とこの端面と
    対向する第2ボディ部材の端面との間に、これらボディ
    部材間相互のシールをなすように配置されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のダイヤフラム
    バルブ装置。 5 第1及び第2のダイヤフラム弁の両第1室は第1ボ
    ディ部材の1つの端面によつて夫々規定されているとと
    もに、第1及び第2のダイヤフラム弁の両第2室は第2
    ボディ部材の1つの端面によつて夫々規定されており、
    第1及び第2のダイヤフラム弁の2つのダイヤフラムは
    第1及び第2ボディ部材の対向する上記端面間に、これ
    らボディ部材間相互のシールをなすように配置されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のダイ
    ヤフラムバルブ装置。 6 制御手段は、弁部材が着座及び離座される弁座を備
    え、一端側で第1のダイヤフラム弁の第2室と連通され
    るとともに、他端側で第2のダイヤフラム弁の第2室と
    連通される弁ボディの他端側で戻り路と連通するととも
    に、弁部材を作動さすアクチュエータによつて閉塞可能
    な通路部とからなることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のダイヤフラムバルブ装置。 7 制御手段は、弁部材から弁ボディの他端側に向かつ
    て延びるスピンドルと、このスピンドル内に軸方向に形
    成され、弁部材とは反対側のスピンドルの端部に軸方向
    に開口した排出側に連通されるとともに、第2のダイヤ
    フラム弁の第2室に径方向の開口を介して連通する通路
    と、スピンドルの上記端部に働きかけて上記通路と排出
    側との連通を遮断するアクチュエータからなることを特
    徴とする特許請求の範囲第6項に記載のダイヤフラムバ
    ルブ装置。
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