JPS6048477B2 - 断熱性軽量セメント製品の製造方法 - Google Patents

断熱性軽量セメント製品の製造方法

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JPS6048477B2
JPS6048477B2 JP6698978A JP6698978A JPS6048477B2 JP S6048477 B2 JPS6048477 B2 JP S6048477B2 JP 6698978 A JP6698978 A JP 6698978A JP 6698978 A JP6698978 A JP 6698978A JP S6048477 B2 JPS6048477 B2 JP S6048477B2
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は断熱性軽量セメント製品の製造方法に関する。
従来軽量セメント製品としては石綿セメントパーライト
板が市販され建築物の構造材、特に内装材、天井材等に
利用されてきた。該石綿セメントパーライト板はセメン
ト中に石綿及びパーライトを各々20〜25重量%含有
せしめて補強効果及ひ軽量性を付与せるものであるが、
その比重は0.5を超えており、又強度及ひ断熱性に於
ては実用上満足なるものである。軽量性についてはパー
ライトの含有量を多くすれば極めて比重の小さい材料を
作製できるが、比重が0.5以下の場合、石綿の補強効
果が極端に悪くなり、製品の強度低下がはなはた七く、
大型製品(例えば91×182cm板)では自重て破壊
する。
又強度を増大せしめるために石綿に代わる補強用繊維と
してナイロン及びポリプロピレン等の合繊或はガラス繊
維等が提案されたが、前者の場合、繊維自体の弾性率が
低くて補強効果が不充分であり、又後者の場合単繊維を
100〜400本集束したストランド形態て使用すれば
、セメントマトリックスとストランド状ガラス繊維の接
着強度が小さく、又セメント中の強アルカリ成分に対す
る耐侵蝕性が乏しく、軽量セメント製品として満足し.
うる補強効果を得られなかつた。更に、アルカリ溶解度
が小さいガラス繊維を単繊維状で使用すれば充分補強効
果が得られるが、製品の吸水率が大きくて使用時に断熱
性の低下をきたし、又表面硬度が小さく施工上取扱いが
困難である等の欠点が−あつた。本発明者等は該問題点
を解決すべく、鋭意研究を行い、完成したものであり、
本発明の目的は実用上充分な強度を有し、比重ならびに
吸水率が極めて小さく表面硬度の大きい断熱性軽量セメ
ント3製品の製造方法を提供するにある。
即ち本発明はセメントが少なくとも10重量%、水硬性
水和物1〜30重量%、軽量骨材20〜80重量%及び
ガラス組成がモル%で、ノ (但しRはNa,Liであり、R’はアルカリ土類金属
又はZn,Mn,Pbである。
その他の金属酸化物はN。O。,TiO。,Fe。O3
,ceO。,SnO。等であり、又弗化物はF2に換算
せるものである。)からなフリ、かつアルカリ溶解度が
4%以下であるガラス繊維0.5〜W重量%、更にガラ
ス繊維以外の繊維質材料0.5〜20重量%を均一に混
合して注水せるスラリーを成型し、養生硬化の後、該成
型物の表面にシリコーンワニス/水ガラスの重量比が0
.25〜4である混合液を50〜500g/ゴ塗布し、
70〜200℃で乾燥せしめることを特徴とする断熱性
軽量セメント製品の製造方法である。本発明の断熱性軽
量セメント製品はセメントを少なくともw重量%含有す
るものであり、該含有“量未満の場合はセメント板とし
ての強度が不充分となり、実用性に欠ける。
該セメントは一般の水硬性セメントであり、例えば普通
ボルトランドセメント、白色ボルトランドセメント、ア
ルミナセメント、フライアッシュセメント、シリカセメ
ント、ジェットセメント等がある。該セメントに添加し
うる混和材料としては例えば炭酸カルシウム、クレー、
ガラス繊維強化セメント板の微粉砕物(スクラップ)の
如き粉末状或は微粒子状物質等の増量材、更にはアルカ
リ系、エチレン系等の樹脂エマルジョン、着色顔料等で
あり、適宜選択して使用することができる。
本発明に適する水硬性水和物とは水と混和した状態で水
硬性を示す水和物で、石こう、アルミン酸カルシウム、
ケイ酸カルシウム、水砕スラグ等であり、特に石こうは
安価で好適である。水硬性水和物は養生硬化後を結晶水
を内包しており、火災等の高温にさらされた場合、結晶
水を離脱して蒸発潜熱を奪い熱伝達を阻止する。比重が
大きい製品では火災時の急激な加熱によつて結晶水が離
脱し、爆裂破壊を起すが、軽量骨材を使用して比重を小
さくすると爆裂破壊を起さなくなる。軽量セメント製品
における水硬性水和物の含有量は1〜30重量%が好ま
しい。含有量が1重量%未満の場合は、軽量セメント製
品の耐火断熱性がなく、含有量が30重量%を超えた場
合は軽量セメント製品の物理的強度が低下する。本発明
に使用する軽量骨材はセメントよりはるかに軽い骨材が
好ましく、特に見掛比重が0.15以下の軽量骨材が成
型体の比重を極端に下げる事実より好ましい。
軽量骨材としてはパーライト、発泡黒曜石、発泡松脂岩
、焼成ひる石、シラスバルーン、ケイ酸ソーグ、発泡体
等が使用できる。軽量骨材の含有量は20〜8鍾量%が
好ましく、特に30〜70重量%が好適てある。含有量
が2鍾量%未満の場合は軽量化がなされず、製品の断熱
性が劣り、含有量が8喧量%を超えた場合は、物理的強
度が著しく低下し、実用上支障をきたす。本発明に使用
する繊維質材料は、ガラス繊維と共存させることにより
、ガラス繊維の分散性を改良することができ、しかも繊
維質材料自体の補強効果を期待てきる。
よつて繊維質材料はガラス繊維と共に使用するのが好適
であり、例えは石綿、岩綿、シリカアルミナ繊維等の無
機質繊維、或はバルブ、綿、毛、合成繊維等の有機質繊
維である。
本発明に使用するガラス繊維のアルカリ溶解とは繊維径
13±0.2μのガラス繊維2gを95゜Cの10%苛
性ソーダ水溶液100g中に1時間浸漬した際のガラス
繊維の重量減少を百分率で示したものである。
アルカリ溶解度が4%以下であるガラス繊維は、軽量セ
メント製品製造時のセメント系スラリー及ひ養生中にお
いてセメント中の強アルカリ成分による劣化を生せす、
充分な補強効果を付与するものである。ガラス繊維の繊
維長は5 〜150Tf11rLが好ましく、特に10
〜10077j77!が好適である。
繊維長が5TIUn未満の場合は、軽量セメント製品の
補強効果及びクラック防止が不充分であり、繊維長が1
50TWLを超えた場合は、セメント系スラリー中での
分散性が低下し、均質な補強効果が得られない。ガラス
繊維の繊維径は、5 〜50μが好ましい。繊維径が5
μ未満の場合はセメント系スラリー中での分散性が低下
し、繊維径が50μを越えた場合は、ガラス繊維の取扱
いが困難となり、又ガラス繊維とマトリックスの接着強
度が低下するために補強効果が低下して好ましくない。
軽量セメント製品におけるガラス繊維の含有量は0.5
〜10重量%が好ましい。含有量が0.5重量%未満の
場合は、補強効果が不充分であり、含有量が10重量%
を超えた場合は、セメント系スラリー中でのガラス繊維
の均一分散が困難となり、均質な軽量セメント製品が得
られない。ガラス繊維は単繊維或はチヨツプドストラン
ドであるが、軽量セメント製品成形後の繊維形態はマト
リックス中に均一に分散した単繊維でなければならない
。繊維が集束したストランド形態でマトリックスに混入
した場合は、繊維とマトリックスとの接着力が極めて弱
く、充分な物理的強度を有した軽量セメント製品を製造
することができない。成形後の養生硬化は室温養生・蒸
気養生、高圧高温蒸気養生等適宜選択して処理すればよ
い。本発明に適するシリコーンワニスとは、オルガノク
ロロシラン類を加水分解し共重合して得られる三次元網
状構造を有するポリシロキサンであり、例えばメチルシ
リコーンワニス、メチルフェニルシリコーンワニス、フ
ェニルシリコーンワニス、或は該シリコーンワニスの熱
硬化温度を低減するために変性せるシリコーンワニスで
ある。
該シリコーンワニスの中でも特にメチルシリコーンワニ
スは乾燥性が優れており、ベンゼンに溶解させるか、或
は苛性ソーグ等のアルカリ処理によつて水溶性のナトリ
ウムメチルシリコネートとして使用することが好適であ
る。前記変性せるシリコーンワニスとは例えばシリコー
ンアルキッドワニス、シリコーンフェノールワニス、シ
リコーンメラミンワニス、シリコーンエポキシワニス、
シリコーンポリエステルワニス等である。
又本発明に適する水ガラスとは、珪砂と炭酸ナトリウム
を混入して発生炉ガス又は電熱で熔融し、透明状になつ
てものを冷却固化し、粉砕して過熱蒸気中で溶解したア
ルカリ−ケイ酸塩系ガラスの濃厚水溶液で、その組成は
一般にNa。
O・NsiO2(n =2 〜4)である。本発明の目
的を達するためには、シリコーンワニス/水ガラスの重
量比は0.5〜4、特に0.5〜2が好適である。
シリコーンワニス/水ガラスの重量比が0.25未満の
場合は製品の吸水率が大きく、重量比が4を超えた場合
は製品の表面硬化が低下する。シリコーンワニスと水ガ
ラスの混合液の塗布量は50〜500g/ゴ、特に10
0〜200g/ゴが好適てある。
塗布量が50g/7T1未満の場合は、製品の吸水 ”
率が大きく、表面硬化も小さい。塗布量が500g/T
TIを超えた場合は成型体内部への塗布液浸透が不均一
となり乾燥時に製品表面にクラックを生じる。
この際該混合液を使用せずにシリコーンワニスと水ガラ
スの一方を塗布乾燥の後、他方を塗布すれば含浸が非常
に困難となり、両者を順次塗布しても均一なる防水兼表
面硬化層が得られす、作業性も劣る。
前記混合液の成型体への塗布方法はシリコーンワニスと
水ガラスの均一混合液を更に水又は溶剤で希釈して、攪
拌の後、成型体表面に塗布する方法が作業性に優れてお
り、ハケ塗り、ロールコータ塗布、スプレーガンによる
吹付等の手法を用いる。
又、必要に応じて成型体をシリコーンワニスと水ガラス
混合液或はその希釈液中に浸漬してもよい。成型体に塗
布せるシリコーンワニスと水ガラスの混合液は、内部に
浸透し、乾燥することによつて成型体表面に防水兼表面
硬化層を形成する。乾燥温度は70〜200’C)特に
100〜180゜Cが好適である。乾燥温度が70゜C
未満の場合は表面硬度が不充分であり、200’Cを超
えた場合は乾燥速度が急激となつて製品表面に小さなり
ラックを生じる。乾燥時間は乾燥温度によつて1〜5時
間の範−囲内て適宜選択すれはよい。本発明の方法によ
り製造せるセメント製品は、従来品と比べて著しく軽量
で断熱性に優れ実用上必要な桟械的強度を有しており、
かつ吸水率が小さく、表面硬度が大きい等の特性を有し
ており断*”熱材、一般の建材特に天井材、内壁材、間
仕切材等の内装材、耐火被覆材として極めて有用である
以下実施例により本発明を説明する。
実施例1 普通ボルトランドセメント3踵量%、石こう10重量%
、クリソタイル石綿(5R)5重量%、ガラス組成がモ
ル%でSiO2:66.2、ZrO2:12.0、Na
2O:13.3、K2O:3.0、CaO:4.5、B
2O3:1.0であるガラス繊維(アルカリ溶解度2.
5%、繊維長50Tnm)繊維径13μ)を集束剤を付
着せすに紡糸し、単繊維形態で2重量%及びパーライト
(見掛比重0.1)印重量%からなる原料をオムニミ
キサーにて乾式で混合した後、700重量%の水を加え
、更に混合して流動性の高いセメント系スラリーを作つ
た。
このスラリーを縦0.91m横1.82mの直方体の型
枠に流し込み、ピストンにて0.4k9/dの加圧を行
い、余剰水を圧搾除去して厚さ2577Z771の成型
体を作り、2週間室温養生した。この成型体にメチルシ
リコーンワニス(日興フアインプロダクツ(株)製、シ
ロゲライトS)と水ガラス(和光純薬(掬製)を当量づ
つ製品面積当りの塗布量を変えて秤量し、この混合液を
1.5kg/nlになるように水で稀釈し両面及び木口
にハケ塗りした。乾燥は150゜Cで5時間行い、製品
の比重、曲げ強度、衝撃強度、水中に2峙間放置した時
の吸水率、表面硬化(直径16m/m(7)鋼球を3k
9の荷重で押しつけた時の窪み径(m/m)及び窪み深
さ(m/m))を判定した。その結果を第1表に示す。
に100〜200g/イにおいて、機械的強度が優れて
”かつ吸水率が小さく表面硬度の大きい軽量セメント
製品が得られた。塗布量が50g/イ未満の場合は吸水
率が大きくて表面硬度が小さく、500g/dを超えた
場合は乾燥時に多くのクラックを発生して、機械的強度
及び吸水率が劣化した。実施例2 白色ボルトランドセメント26重量%、石こう20重量
%、パーライト (見掛比重0.13)45重量%、実
施例1で使用したガラス繊維2重量%及びクリソタイル
石綿(5R)を7重量%からなる原料を抄造用のシリン
ダーパットに送り、長網抄造機で抄取つて、減圧脱水を
しながら0.5k9/cイの加圧成型を行なつた。
得られた2577Z77!厚の生板は91×182cm
の大きさに切断し、2週間室温養生後実施例1て使用し
たメチルシリコーンワニスと水ガラスの重量比を種々変
化せしめて混合液を調製し、製品面積当り150gを8
倍量の水で希釈して両面及び木口にスプレー塗布した。
乾燥は180℃で2時間行い製品の比重、曲け強度、衝
撃強度、吸水率、表面硬度を測定した。その結果を第2
表に示す。第2表から明らかなように、メチルシリコー
ンXワニス/水ガラスの重量比が0.2〜4、特に0.
5〜2て桟械的強度が優れかつ吸水率が小さく表面硬度
の大きい軽量セメント製品が得られた。
重量比が0.25未満の場合は製品の吸水率が大きく4
.0を超えた場合は表面硬度が劣化した。実施例3 普通ボルトランドセメント21重量%、含水ケイ酸カル
シウム15重量%、発泡黒曜石(見掛比重0.15)5
5重量%、さらしバルブ6重量%、第3表に示すガラス
組成からなるアルカリ溶解度の異な.くるガラス繊維(
単繊維、繊維長60−、繊維径10μ)3重量%からな
る原料をオムニミキサーにて乾式て充分混合した後、5
0呼量%の水を加えて更に混合し、実施例1と同様にし
て成型した。
2週間室温養生の後、メチルフェニルシリコーンワニス
と水ガラスを製品面積当り各々100g混合し、更に7
倍量の水で希釈して両面及び木口にローラ塗布した。
乾燥温度を変化させて2〜4時間行い、製品の比重、曲
げ強度、衝撃強度、吸水率、表面硬度を測定した。その
結果を第4表に示す。第4表から明らかなようにガラス
繊維のアルカ *り溶解度が4%を超えた場合は、セメ
ント系スラリー中でのガラス繊維の侵触、養生中での劣
化及ひ水ガラス塗布による劣化等により軽量セメント製
品の桟械的強度が低下した。
又、塗布液の乾燥温度が70〜200’C)特に100
〜1800Cにおいて、吸水率が小さく表面硬度の大き
い軽量セメント製品が得られた。乾燥温度が70’C未
満の場合は水ガラスの硬化か不充分で表面硬度が小さく
200’Cを超えた場合は乾燥が急激に生じて成型体表
面にクラックがはいり吸水率が増大した。実施例4 石こう5重量%、シラスバルーン(見掛比重0.1)6
0重量%、普通ボルトランドセメントを所*s定量、更
に実施例1と同組成のガラスを水溶性のワックスをサイ
ジング剤として使用し紡糸したガラス繊維(204本ス
トランド、繊維径13μ)を繊維長5077!771に
カットしたチヨツプドストランド(セメントスラリー中
で単繊維に容易に分散)及びクリソタイル石綿(5R)
の所定量からなる原料をオムニミキサーにて乾式で混合
した後、60腫量%の水を加え、更に混合したセメント
系スラリーを実施例1と同様にして成型した。
2週間室温養生の後、メチルシリコーンワニスと水ガラ
スの塗布量を150g/イとする以外は実施例1と同様
にして塗布乾燥を行い、製品の比重、曲げ強度、衝撃強
度、吸水率、表面硬度を測定した。
その結果を第5表に示す。第5表から明らかなようにガ
ラス単繊維を石綿 *の如き繊維質材料の存在下で混用
することにより成型体中に均一に含有せしめられ、ガラ
ス繊維量が0.5〜10重量%及び石綿が0.5〜20
重量%で強度の優れた製品が得られた。
ガラス縁維量がル重量%及び石綿量が20重量%を超え
ると、繊維の均一分散が困難となり強度に対する寄与が
低下した。実施例5実施例4て使用したガラス繊維2重
量%、クリソタイル石綿(訳)5重量%、普通ボルトラ
ン*’ドセメント、石こう及びパーライト (見掛比重
0.12)の所定量からなる原料を実施例2と同様にし
て長網抄造機で抄造し、成型した。
2週間室温養生の後、実施例4と同様にしてメチルシリ
コーンワニスと水ガラスの塗布を行い、乾燥した。
得られた製品の比重、曲げ強度、衝撃強度、吸水率、表
面硬度を測定し、更に成型体の片面ご925゜Cに加熱
した電気炉上に置いた時の裏面最高温度(℃)を測定し
た。その結果を第6表に示す。第6表から明らかなよう
に、パーライト量が20〜80重量%、特に30〜70
重量%において軽量で実用上充分な強度を有する製品が
得られた。パーライト量が20重量%未満の場合は充分
な軽量化を達成することができず、又80重量%を超え
た場合は著しく強度か低下し、吸水率及ひ表面硬度も劣
化した。石こう量に関しては1〜30重量%で、強度及
び耐火断熱性の優れた製品が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セメントが少なくとも10重量%、水硬性水和物1
    〜30重量%、軽量骨材20〜80重量%及びガラス組
    成がモル%でSiO_2:50〜69 ZrO_2:9〜14 R_2O:10〜25 K_2O:1〜7 R′O:0〜10 CaF_2:0〜2 B_2O_3:0〜7 P_2O_5:0〜5 その他の金属酸化物:0〜10 F_2:0〜3 (但しRはNa、Liであり、R_2OとK_2Oの合
    計は15〜25モル%である。 R′はアルカリ土類金属又はZn、Mn、Pbである。
    その他の金属酸化物はAl_2O_3、TiO_2、F
    e_2O_3、CeO_2、SnO_2等であり、又弗
    化物はF_2に換算せるものである。)からなり、かつ
    アルカリ溶解度が4%以下であるガラス繊維0.5〜1
    0重量%、更にガラス繊維以外の繊維質材料0.5〜2
    0重量%を均一に混合して注水せるスラリーを成型し、
    養生硬化の後、該成型物の表面にシリコーンワニス/水
    ガラスの重量比が0.25〜4である混合液を50〜5
    00g/m^2塗布し、70〜200℃で乾燥せしめる
    ことを特徴とする断熱性軽量セメント製品の製造方法。
    2 水硬性水和物が石こうである特許請求の範囲第1項
    記載の断熱性軽量セメント製品の製造方法。 3 軽量骨材が30〜70重量%である特許請求の範囲
    第1項記載の断熱性軽量セメント製品の製造方法。 4 軽量骨材が見掛比重0.15以下のパーライトであ
    る特許請求の範囲第1項又は第3項記載の断熱性軽量セ
    メント製品の製造方法。 5 繊維質材料が石綿である特許請求の範囲第1項記載
    の断熱性軽量セメント製品の製造方法。 6 繊維質材料がパルプである特許請求の範囲第1項記
    載の断熱性軽量セメント製品の製造方法。 7 シリコーンワニスがメチルシリコーンワニスである
    特許請求の範囲第1項記載の断熱性軽量セメント製品の
    製造方法。 8 シリコーンワニス/水ガラスの重量比が0.5〜2
    である特許請求の範囲第1項又は第7項記載の断熱性軽
    量セメント製品の製造方法。 9 シリコーンワニス/水ガラス混合液の塗布量が10
    0〜200g/m^2である特許請求の範囲第1項記載
    の断熱性軽量セメント製品の製造方法。 10 乾燥温度が100〜180℃である特許請求の範
    囲第1項記載の断熱性軽量セメント製品の製造方法。
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