JPS605541B2 - ガラス繊維強化軽量セメント板 - Google Patents
ガラス繊維強化軽量セメント板Info
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- JPS605541B2 JPS605541B2 JP52061547A JP6154777A JPS605541B2 JP S605541 B2 JPS605541 B2 JP S605541B2 JP 52061547 A JP52061547 A JP 52061547A JP 6154777 A JP6154777 A JP 6154777A JP S605541 B2 JPS605541 B2 JP S605541B2
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- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/076—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
- C03C3/089—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron
- C03C3/091—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron containing aluminium
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C13/00—Fibre or filament compositions
- C03C13/001—Alkali-resistant fibres
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C13/001—Alkali-resistant fibres
- C03C13/002—Alkali-resistant fibres containing zirconium
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- C03C3/04—Glass compositions containing silica
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Glass Compositions (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガラス繊維強化軽量セメント板に関する。
従来、軽量セメント板としては石綿セメントバーラィト
板が市販され、建築物の構造材特に内壁材、天井材等に
利用されてきた。該石綿セメントパーラィト板はセメン
ト中に石綿及びパーラィトを各々20〜25重量%含有
せしめて補強効果及び軽量性を付与せるものであるが、
耐衝撃性が劣り、クラック或は飛散を生じ易く、更に近
時石綿資源の枯渇及び石綿製造時の公害問題等から石綿
の使用量を最小限に減少、もしくは石綿の代替を強く要
請されている状況下にある。
板が市販され、建築物の構造材特に内壁材、天井材等に
利用されてきた。該石綿セメントパーラィト板はセメン
ト中に石綿及びパーラィトを各々20〜25重量%含有
せしめて補強効果及び軽量性を付与せるものであるが、
耐衝撃性が劣り、クラック或は飛散を生じ易く、更に近
時石綿資源の枯渇及び石綿製造時の公害問題等から石綿
の使用量を最小限に減少、もしくは石綿の代替を強く要
請されている状況下にある。
石綿と代替し得る補強用繊維としてナイロン及びポリプ
ロピレン等の合成繊維或はガラス繊維等が提案されたが
、前者の場合繊維自体の弾性率が低く、軽量セメント板
の補強効果が不充分であり、又後者を適用してスプレー
法、プレミツクス法、抄造法等によりセメント板を製造
した場合、かさ比重が1.7以上の製品した得られず、
これらの方法でかさ比重が1.5以下の軽量体を製造す
べく軽量骨材を添加する方法も検討されてきたが、スプ
レー法の場合は、混合或いはパイプ輸送時にモルタル中
の軽量骨材が分離してしまい、均一な軽量体が得られず
、又プレミックス法の場合は強度が充分に発現できず末
だ工業的に成功していない現状にある。更に抄造法は生
産性が高く有望視されているものの、ガラス繊維を添加
する事により抄造時病過性が増大し過ぎてセメントの流
出が起り製品歩留が著しく低下してしまう欠点があった
。本発明者等は該問題点を確消すべく鋭意研究を行ない
完成したものであり、本発明の目的は耐衝撃性の優れた
ガラス繊維強化軽量セメント板を提供するにある。即ち
、本発明は少なくとも5の重量%を占めるセメント中に
繊維費材料を0.5〜8重量%、軽量骨材を3〜2の重
量%及びガラス組成がモル%でSi02
50〜69Zr02
9〜14R20(Na、Li)
10〜25K20
1〜7R′0
0〜10CaF2
0〜2&。
ロピレン等の合成繊維或はガラス繊維等が提案されたが
、前者の場合繊維自体の弾性率が低く、軽量セメント板
の補強効果が不充分であり、又後者を適用してスプレー
法、プレミツクス法、抄造法等によりセメント板を製造
した場合、かさ比重が1.7以上の製品した得られず、
これらの方法でかさ比重が1.5以下の軽量体を製造す
べく軽量骨材を添加する方法も検討されてきたが、スプ
レー法の場合は、混合或いはパイプ輸送時にモルタル中
の軽量骨材が分離してしまい、均一な軽量体が得られず
、又プレミックス法の場合は強度が充分に発現できず末
だ工業的に成功していない現状にある。更に抄造法は生
産性が高く有望視されているものの、ガラス繊維を添加
する事により抄造時病過性が増大し過ぎてセメントの流
出が起り製品歩留が著しく低下してしまう欠点があった
。本発明者等は該問題点を確消すべく鋭意研究を行ない
完成したものであり、本発明の目的は耐衝撃性の優れた
ガラス繊維強化軽量セメント板を提供するにある。即ち
、本発明は少なくとも5の重量%を占めるセメント中に
繊維費材料を0.5〜8重量%、軽量骨材を3〜2の重
量%及びガラス組成がモル%でSi02
50〜69Zr02
9〜14R20(Na、Li)
10〜25K20
1〜7R′0
0〜10CaF2
0〜2&。
3 0〜7
P2Q O〜5その他金
属酸化物 0〜10F2
o〜3〔但し、R20とK20の合計は
14〜25モル%であり、R′はアルカリ士金属、又は
Zn、Mn、Pbである。
属酸化物 0〜10F2
o〜3〔但し、R20とK20の合計は
14〜25モル%であり、R′はアルカリ士金属、又は
Zn、Mn、Pbである。
その他金属酸化物はAI203、Ti02、Fe203
、Ce02、Sn02等であり、又弗化物はF2に換算
せるものである。〕からなり、且つアルカリ溶解度が4
%以下であるガラス繊維を0.5〜5重量%均一に含有
することを特徴とするガラス繊維強化軽量セメント板で
ある。
、Ce02、Sn02等であり、又弗化物はF2に換算
せるものである。〕からなり、且つアルカリ溶解度が4
%以下であるガラス繊維を0.5〜5重量%均一に含有
することを特徴とするガラス繊維強化軽量セメント板で
ある。
本発明に示すガラス繊維のアルカリ溶解度とは、繊維蚤
13±0.かのガラス繊維2夕を9500の10%Na
OH水溶液100タ中に1時間浸潰した際のガラス繊維
の重量減少を百分率で示したものである。本発明に供す
る前記組成範囲からなりアルカリ溶解度4%以下を有す
るガラス繊維は、蟹量セメント板製造時のセメント系ス
ラリー及び養生中に於いて、セメント中の強アルカリ成
分による劣化を生ぜず、充分な補強効果を付与し、かさ
比重の一層小なる軽量セメント板を形成するものである
。該ガラス繊維径は5〜40Aの範囲が好ましい。該範
囲未満の場合はセメント系スラリー中での分散性が悪く
「又該範囲を超えた場合はガラス繊維の取扱いが困難と
なり、作業性及び断面積当りの引張強度が低下して、充
分な補強効果が得られない。該繊維径のうち、特に9〜
2叫の範囲が好適である。
13±0.かのガラス繊維2夕を9500の10%Na
OH水溶液100タ中に1時間浸潰した際のガラス繊維
の重量減少を百分率で示したものである。本発明に供す
る前記組成範囲からなりアルカリ溶解度4%以下を有す
るガラス繊維は、蟹量セメント板製造時のセメント系ス
ラリー及び養生中に於いて、セメント中の強アルカリ成
分による劣化を生ぜず、充分な補強効果を付与し、かさ
比重の一層小なる軽量セメント板を形成するものである
。該ガラス繊維径は5〜40Aの範囲が好ましい。該範
囲未満の場合はセメント系スラリー中での分散性が悪く
「又該範囲を超えた場合はガラス繊維の取扱いが困難と
なり、作業性及び断面積当りの引張強度が低下して、充
分な補強効果が得られない。該繊維径のうち、特に9〜
2叫の範囲が好適である。
又、該ガラス繊維は短繊維或はチョップドストランドで
あり「 その繊維長は3〜5仇舷、特に6〜25肌の範
囲が好適である。繊維長が該範囲より小さい場合は軽量
セメント板のクラック防止及び補強効果が不充分であり
、又該範囲を超えた場合は、セメント系スラリ−中での
分散性が低下し、均質な補強効果が得られない。
あり「 その繊維長は3〜5仇舷、特に6〜25肌の範
囲が好適である。繊維長が該範囲より小さい場合は軽量
セメント板のクラック防止及び補強効果が不充分であり
、又該範囲を超えた場合は、セメント系スラリ−中での
分散性が低下し、均質な補強効果が得られない。
本発明の軽量セメント板中に含有する該ガラス繊維量は
0.5〜5重量%、特に1〜3重量%の範囲が好適であ
る。ガラス繊維の混入量が0.5重量%未満の場合、補
強効果が不充分であり、又混入量が5重量%を超えた場
合、軽量セメント板製造時セメントスラリー中でのガラ
ス繊維の均一分散が困難となり、均質な軽量セメント板
が得られない。又、本発明に示す繊維資材料は、従来の
如きセメント板に補強効果を付与せしめるために多量混
入するものではなく、前記補強材としてのガラス繊維の
混入により軽量セメント板製造時、特に抄造工程に於て
金網上でのセメントスラリーの炉過抵抗が極めて小さく
なり、セメントスラリーを大過剰に流失して均質なセメ
ント板が得られないため、その炉過抵抗を増大せしめる
ために均一に混入せしめるものであり、強力よりもむし
ろ細繊度、短繊維長と云う寸法的な特性が重要である。
その含有量は0.5〜8重量%、特に2〜5重量%の範
囲が好適である。含有量が0.5重量%未満の場合は前
記炉過抵抗が小さく、又8重量%を超えた場合、炉過抵
抗性に大差なく、コスト上昇をきたすため好ましくない
。該繊維費材料としては、例えば石綿、岩綿、パルプ、
し−ョン、線、毛、或は合成繊維ステープル等である。
0.5〜5重量%、特に1〜3重量%の範囲が好適であ
る。ガラス繊維の混入量が0.5重量%未満の場合、補
強効果が不充分であり、又混入量が5重量%を超えた場
合、軽量セメント板製造時セメントスラリー中でのガラ
ス繊維の均一分散が困難となり、均質な軽量セメント板
が得られない。又、本発明に示す繊維資材料は、従来の
如きセメント板に補強効果を付与せしめるために多量混
入するものではなく、前記補強材としてのガラス繊維の
混入により軽量セメント板製造時、特に抄造工程に於て
金網上でのセメントスラリーの炉過抵抗が極めて小さく
なり、セメントスラリーを大過剰に流失して均質なセメ
ント板が得られないため、その炉過抵抗を増大せしめる
ために均一に混入せしめるものであり、強力よりもむし
ろ細繊度、短繊維長と云う寸法的な特性が重要である。
その含有量は0.5〜8重量%、特に2〜5重量%の範
囲が好適である。含有量が0.5重量%未満の場合は前
記炉過抵抗が小さく、又8重量%を超えた場合、炉過抵
抗性に大差なく、コスト上昇をきたすため好ましくない
。該繊維費材料としては、例えば石綿、岩綿、パルプ、
し−ョン、線、毛、或は合成繊維ステープル等である。
特に石綿、岩綿、パルプ、し−ョン等が好適である。更
に軽量骨材の含有量は3〜20重量%が好適である。含
有量が該範囲未満の場合、軽量化が得られず、又該範囲
を超えた場合、著しく軽量化されるが、曲げ強度及び耐
衝撃強度が低下し、実用上支障をきたすため好ましくな
い。軽量骨材としては、例えば、真珠岩、黒曜石、石英
粗面岩、焼成ひる石、或はシラス等から製造されるパー
ラィト、水砕スラグ、ケイ酸ソーダ発泡体等である。
に軽量骨材の含有量は3〜20重量%が好適である。含
有量が該範囲未満の場合、軽量化が得られず、又該範囲
を超えた場合、著しく軽量化されるが、曲げ強度及び耐
衝撃強度が低下し、実用上支障をきたすため好ましくな
い。軽量骨材としては、例えば、真珠岩、黒曜石、石英
粗面岩、焼成ひる石、或はシラス等から製造されるパー
ラィト、水砕スラグ、ケイ酸ソーダ発泡体等である。
又、本発明の軽量セメント板はセメントを少なくとも5
の重量%含有するものであり、該含有量未満の場合はセ
メント板としての強度が不充分となり実用性に欠ける。
の重量%含有するものであり、該含有量未満の場合はセ
メント板としての強度が不充分となり実用性に欠ける。
該セメントは一般の水硬性セメントであり、例えば普通
或は早強ボルトランドセメント、アルミナセメント、フ
ライアツシユセメント、シリカセメント等である。又、
該セメントに添加し得る混和材料としては例えば、炭酸
カルシウム、シリカ、ガラス繊維強化セメント板の微粉
砕物(スクラップ)の如き粉末状或は微粒子状物質等の
増量材、更にはアクリル系、エチレン系等の樹脂ヱマル
ジョン、着色顔料、等であり、適宜選択して使用するこ
とができる。
或は早強ボルトランドセメント、アルミナセメント、フ
ライアツシユセメント、シリカセメント等である。又、
該セメントに添加し得る混和材料としては例えば、炭酸
カルシウム、シリカ、ガラス繊維強化セメント板の微粉
砕物(スクラップ)の如き粉末状或は微粒子状物質等の
増量材、更にはアクリル系、エチレン系等の樹脂ヱマル
ジョン、着色顔料、等であり、適宜選択して使用するこ
とができる。
本発明のガラス繊維強化軽量セメント板の製造方法は、
例えば前記せるセメント、軽量骨材、繊維質材料、及び
ガラス繊維、更に水を所定量均一に混合して得られるセ
メント系スラリ−を通常の丸縦式或は長網式等の抄造法
もし〈は緑式圧搾成型法等により同様にして製造するこ
とができる。
例えば前記せるセメント、軽量骨材、繊維質材料、及び
ガラス繊維、更に水を所定量均一に混合して得られるセ
メント系スラリ−を通常の丸縦式或は長網式等の抄造法
もし〈は緑式圧搾成型法等により同様にして製造するこ
とができる。
本発明のガラス繊維強化軽量セメント板は従来の軽量セ
メント板である石綿セメントパーラィト板の如き資源及
び公害問題を惹起する多量の石綿を使用せず、極めて少
量か或は全く必要とせず、しかも優れた耐衝撃強度を有
し、且つかさ比重が0.5〜1.3の範囲内にある著し
く軽量化されたセメント板であり、一般建材特に高層建
築物の内壁及び天井等の内装材として極めて有用である
。以下実施例により本発明を説明する。実施例 1 普通ボルトランドセメント及びクリソタイル石綿(斑)
を所定量、更にガラス組成がモル%でSi02:66.
2、Zr02:120、Na20:13.3、K20:
3.0、Ca○:4.5、B203:1.0であるガラ
ス繊維(アルカリ溶解度2.5%、繊維長19肌、繊維
径13.5仏)2.0重量部及びシラスバルーン(かさ
比重0.42、粒度low以下)11.5重量部よりな
る原料を抄造用のシリンダーバットに送り、4個の丸絹
式の秒取りロールで抄取りフェルトに添付し、減圧脱水
しながらメーキングロールに巻取った後切断した。
メント板である石綿セメントパーラィト板の如き資源及
び公害問題を惹起する多量の石綿を使用せず、極めて少
量か或は全く必要とせず、しかも優れた耐衝撃強度を有
し、且つかさ比重が0.5〜1.3の範囲内にある著し
く軽量化されたセメント板であり、一般建材特に高層建
築物の内壁及び天井等の内装材として極めて有用である
。以下実施例により本発明を説明する。実施例 1 普通ボルトランドセメント及びクリソタイル石綿(斑)
を所定量、更にガラス組成がモル%でSi02:66.
2、Zr02:120、Na20:13.3、K20:
3.0、Ca○:4.5、B203:1.0であるガラ
ス繊維(アルカリ溶解度2.5%、繊維長19肌、繊維
径13.5仏)2.0重量部及びシラスバルーン(かさ
比重0.42、粒度low以下)11.5重量部よりな
る原料を抄造用のシリンダーバットに送り、4個の丸絹
式の秒取りロールで抄取りフェルトに添付し、減圧脱水
しながらメーキングロールに巻取った後切断した。
得られた生板に約0.5k9′地のプレス圧を加えて成
型し、シートをかけて室温下、2週間養生した。
型し、シートをかけて室温下、2週間養生した。
抄造工程、特に金網上でのセメントスラリーの炉過抵抗
を観察した状態、及び養生後の比重、曲げ強度及びシャ
ルピ−衝撃値を測定して第i表に示した。第 1 表 第1表より繊維質材料である石綿を0.5〜8重量%、
特に2〜5重量%混入せしめることにより抄造時の丸絹
式抄取りロール上でセメントスラリ一の流出を防止して
均質な製品が得られた。
を観察した状態、及び養生後の比重、曲げ強度及びシャ
ルピ−衝撃値を測定して第i表に示した。第 1 表 第1表より繊維質材料である石綿を0.5〜8重量%、
特に2〜5重量%混入せしめることにより抄造時の丸絹
式抄取りロール上でセメントスラリ一の流出を防止して
均質な製品が得られた。
又、石綿を1の雲量%以上使用しても涙過抵抗性に大差
なく、又物性的にも大きな上昇は認められず、コスト上
昇をきたす為、有利ではないことがわかる。実施例 2 普通ボルトランドセメント及び実施例1で用いたガラス
繊維を所定量、繊維資材料としてクリソタィル石綿(球
)3重量部、軽量骨材としてパーラィト(粒度0.3肋
以下)5重量部、よりなる原料をオムニミキサーにて乾
式で充分に混合した後、20の重量部の水を加え、更に
混ぜ合せ、流動性の高いセメントスラリーを作った。
なく、又物性的にも大きな上昇は認められず、コスト上
昇をきたす為、有利ではないことがわかる。実施例 2 普通ボルトランドセメント及び実施例1で用いたガラス
繊維を所定量、繊維資材料としてクリソタィル石綿(球
)3重量部、軽量骨材としてパーラィト(粒度0.3肋
以下)5重量部、よりなる原料をオムニミキサーにて乾
式で充分に混合した後、20の重量部の水を加え、更に
混ぜ合せ、流動性の高いセメントスラリーを作った。
このスラリーを縦0.9の、横1.8mの直方体の型わ
くの中に流しこみ、ピストンにて0.5kg/流の加圧
を行ない、余剰水を圧搾除去して板状の成型体を作った
。この成型体にシートをかけ室温で2週間養生した後、
比重、曲げ強度及びシャルピー衝撃強度を測定して、又
加圧時セメントスラリーの型わくより流出する状態を観
察した結果も併せ第2表に示した。第 2 表 第2表から明らかな如く、ガラス繊維の混入が0.5〜
5重量%、特に1〜3重量%の場合、作業性に優れ曲げ
強度及びシャルピ−衝撃値の優れた均質なガラス繊維強
化軽量セメント板が得られた。
くの中に流しこみ、ピストンにて0.5kg/流の加圧
を行ない、余剰水を圧搾除去して板状の成型体を作った
。この成型体にシートをかけ室温で2週間養生した後、
比重、曲げ強度及びシャルピー衝撃強度を測定して、又
加圧時セメントスラリーの型わくより流出する状態を観
察した結果も併せ第2表に示した。第 2 表 第2表から明らかな如く、ガラス繊維の混入が0.5〜
5重量%、特に1〜3重量%の場合、作業性に優れ曲げ
強度及びシャルピ−衝撃値の優れた均質なガラス繊維強
化軽量セメント板が得られた。
しかしながらガラス繊維量が5重量%を越えるとセメン
トスラリー中でのガラス繊維の均一分散が難しく、均質
な成型体を得ることが出来なかつた。実施例 3 普通ボルトランドセメント63.5重量部、炭酸カルシ
ウム15.0重量部、さらしパルプ4.0重量部及び第
3表に示すガラス組成からなるアルカリ溶解度の異なる
ガラス繊維(繊維長19側、繊維経10〆)2.5重量
部、及びパーラィト(粒度0.3脚以下)15.の重量
部からなる原料を抄造用のシリンダーバットに送り、丸
絹式抄造機で抄取り、フェルトに添付し、減圧脱水しな
がらメーキングロールに巻取った後切断した。
トスラリー中でのガラス繊維の均一分散が難しく、均質
な成型体を得ることが出来なかつた。実施例 3 普通ボルトランドセメント63.5重量部、炭酸カルシ
ウム15.0重量部、さらしパルプ4.0重量部及び第
3表に示すガラス組成からなるアルカリ溶解度の異なる
ガラス繊維(繊維長19側、繊維経10〆)2.5重量
部、及びパーラィト(粒度0.3脚以下)15.の重量
部からなる原料を抄造用のシリンダーバットに送り、丸
絹式抄造機で抄取り、フェルトに添付し、減圧脱水しな
がらメーキングロールに巻取った後切断した。
この生板を約0.5kg′c鰭のプレス圧を加えて成型
し、シートをかけて室温下2週間養生した。抄造工程、
特に金網上でのセメントスラリーの炉過抵抗性を観察し
、更に成型板の諸物性を測定して第4表に示した。第
3 表 第 4 表 第4表から明らかな如く、ガラス繊維のアルカリ溶解度
が4%を超えた場合、抄造時スラリー中での侵蝕、折損
及び養生時の劣化等によりセメント中での強度低下が著
しく、軽量セメント板の補強効果は殆んど得られなかっ
た。
し、シートをかけて室温下2週間養生した。抄造工程、
特に金網上でのセメントスラリーの炉過抵抗性を観察し
、更に成型板の諸物性を測定して第4表に示した。第
3 表 第 4 表 第4表から明らかな如く、ガラス繊維のアルカリ溶解度
が4%を超えた場合、抄造時スラリー中での侵蝕、折損
及び養生時の劣化等によりセメント中での強度低下が著
しく、軽量セメント板の補強効果は殆んど得られなかっ
た。
実施例 4
普通ボルトランドセメント、パーラィト(粒度*0.5
肋以下)、及び炭酸カルシウムを第5表に示した割合で
混合し、それにクリソタイル石綿(駅)3.の重量部及
び実施例1に用いたバラス繊維2の重量部を加えた原料
を丸絹式抄造機を用いて実施例1と同じ方法で板状に成
型した。
肋以下)、及び炭酸カルシウムを第5表に示した割合で
混合し、それにクリソタイル石綿(駅)3.の重量部及
び実施例1に用いたバラス繊維2の重量部を加えた原料
を丸絹式抄造機を用いて実施例1と同じ方法で板状に成
型した。
セメントスラリーの炉過抵抗性及び得られた製品の物性
測定値を第5表に示した。第 5 表 上表より明らかな如く、軽量骨材であるパーラィトが3
重量%未満の場合は得られる製品の比重が大きく軽量化
されず、又軽量骨材が2の重量%を超えた場合著しく軽
量化されるが曲げ強度及び衝撃度の低下が大きく好まし
くない。
測定値を第5表に示した。第 5 表 上表より明らかな如く、軽量骨材であるパーラィトが3
重量%未満の場合は得られる製品の比重が大きく軽量化
されず、又軽量骨材が2の重量%を超えた場合著しく軽
量化されるが曲げ強度及び衝撃度の低下が大きく好まし
くない。
又、第5表のNo.7に示した様にセメント量が50重
量%未満になると、硬化が充分に進まない為、物性的に
劣る事が認められた。実施例 5 普通ボルトランドセメント8$重量部、パーラィト(粒
度0.3肌以下)8重量部、実施例1で用いたガラス繊
維1重量部、及びビスコースレーョン(15デニール、
繊維長20側)2重量部よりなる原料を乾式で混合後、
300重量部の水を加え縄杵しスラリーを調整した。
量%未満になると、硬化が充分に進まない為、物性的に
劣る事が認められた。実施例 5 普通ボルトランドセメント8$重量部、パーラィト(粒
度0.3肌以下)8重量部、実施例1で用いたガラス繊
維1重量部、及びビスコースレーョン(15デニール、
繊維長20側)2重量部よりなる原料を乾式で混合後、
300重量部の水を加え縄杵しスラリーを調整した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも50重量%を占めるセメント中に繊維質
材料を0.5〜8重量%、軽量骨材を3〜20重量%及
びガラス組成がモル%でSiO_2 50〜69 ZrO_2 9〜14 R_2O(Na、Li) 10〜25 K_2O 1〜7 R′O 0〜10 CaF_2 0〜2 B_2O_3 0〜7 P_2O_5 0〜5 その他金属酸化物 0〜10 F_2 0〜3 〔但し、R_2OとK_2Oの合計は15〜25モル%
であり、R′はアルカリ土金属又はZn、Mn、Pbで
ある。 その他金属酸化物はAl_2O_3、TiC_2、Fe
_2C_3、CeO_2、SnO_2等であり、又弗化
物はF_2に換算せるものである。〕からなり、且つア
ルカリ溶解度が4%以下であるガラス繊維を0.5〜5
重量%均一に含有することを特徴とするガラス繊維強化
軽量セメント板。 2 繊維質材料の含有量が2〜5重量%である特許請求
の範囲第1項記載のガラス繊維強化軽量セメント板。 3 繊維質材料が石綿である特許請求の範囲第1項又は
第2項記載のガラス繊維強化軽量セメント板。 4 繊維質材料がパルプである特許請求の範囲第1項又
は第2項記載のガラス繊維強化軽量セメント板。 5 軽量骨材がパーライトである特許請求の範囲第1項
記載のガラス繊維強化軽量セメント板。 6 ガラス繊維の含有量が1〜3重量%である特許請求
の範囲第1項記載のガラス繊維強化軽量セメント板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52061547A JPS605541B2 (ja) | 1977-05-25 | 1977-05-25 | ガラス繊維強化軽量セメント板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52061547A JPS605541B2 (ja) | 1977-05-25 | 1977-05-25 | ガラス繊維強化軽量セメント板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53145835A JPS53145835A (en) | 1978-12-19 |
JPS605541B2 true JPS605541B2 (ja) | 1985-02-12 |
Family
ID=13174249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52061547A Expired JPS605541B2 (ja) | 1977-05-25 | 1977-05-25 | ガラス繊維強化軽量セメント板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605541B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55121941A (en) * | 1979-03-06 | 1980-09-19 | Showa Denko Kk | Manufacture of concrete product |
DE3246621A1 (de) * | 1982-12-16 | 1984-06-20 | Dynamit Nobel Ag, 5210 Troisdorf | Bauteilverkleidungen aus anorganischen formmassen |
JPH0615431B2 (ja) * | 1985-11-08 | 1994-03-02 | 日東紡績株式会社 | ガラス繊維強化セメントプレス成形体 |
-
1977
- 1977-05-25 JP JP52061547A patent/JPS605541B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53145835A (en) | 1978-12-19 |
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