JPS6048186B2 - 卓球用ラケットの製造方法 - Google Patents
卓球用ラケットの製造方法Info
- Publication number
- JPS6048186B2 JPS6048186B2 JP56108408A JP10840881A JPS6048186B2 JP S6048186 B2 JPS6048186 B2 JP S6048186B2 JP 56108408 A JP56108408 A JP 56108408A JP 10840881 A JP10840881 A JP 10840881A JP S6048186 B2 JPS6048186 B2 JP S6048186B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- table tennis
- tennis racket
- manufacturing
- core
- fiber
- Prior art date
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- Expired
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- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は卓球用ラケツトの製造方法に係るもの であ
る。
る。
従来より卓球用ラケツトとしては、檜の単板を使用し
たものが一般的であるが、最近では、芯材の上下面に炭
素繊維等よりなる繊維強化プラスチック材を積層接着し
たいわゆるサンドイッチ構造の卓球用ラケツトが公知で
ある。
たものが一般的であるが、最近では、芯材の上下面に炭
素繊維等よりなる繊維強化プラスチック材を積層接着し
たいわゆるサンドイッチ構造の卓球用ラケツトが公知で
ある。
しかし、これら従来の卓球用ラケツトにおいては、以
下のような欠点を有していた。
下のような欠点を有していた。
即ち、檜の単板を使用した卓球用ラケツトでは、檜材
が天然材であるため品質的に不均一て歩留も悪く、価格
的にも高く、又重量的にも重いものしか供給できないな
どの欠点を有していた。
が天然材であるため品質的に不均一て歩留も悪く、価格
的にも高く、又重量的にも重いものしか供給できないな
どの欠点を有していた。
そのため、炭素繊維等よりなる繊維強化プラスチック板
を使用したサンドイッチ構造の卓球用ラケツトが開発さ
れ、品質の安定化と重量の軽減化に効果を発揮している
が、これらサンドイッチ構造の卓球用ラケツトにおいて
も、サンドイッチ構造の芯体を製造する際に、ます最初
に炭素繊維等の繊維強化プラスチック材を加熱加圧して
繊維強化プ゛ラスチツク板(以下CFRP板4と略す)
を成形し、次にこのCFRP板4の接着性を良好にする
ためにサンドブラストで表面研摩を行ない、その後、接
着剤を介して芯材3、表層材5と接着一体化するため、
製造の際に手間がかかるなどの欠点・を有していた。又
、芯材として使用する木材も品質的に均一なものを使用
しなくてはならず、例えば木の節等があれば、打球の際
に変音が生じるなどの問題があり、そのため芯材の歩留
が悪くなる傾向があつた。
を使用したサンドイッチ構造の卓球用ラケツトが開発さ
れ、品質の安定化と重量の軽減化に効果を発揮している
が、これらサンドイッチ構造の卓球用ラケツトにおいて
も、サンドイッチ構造の芯体を製造する際に、ます最初
に炭素繊維等の繊維強化プラスチック材を加熱加圧して
繊維強化プ゛ラスチツク板(以下CFRP板4と略す)
を成形し、次にこのCFRP板4の接着性を良好にする
ためにサンドブラストで表面研摩を行ない、その後、接
着剤を介して芯材3、表層材5と接着一体化するため、
製造の際に手間がかかるなどの欠点・を有していた。又
、芯材として使用する木材も品質的に均一なものを使用
しなくてはならず、例えば木の節等があれば、打球の際
に変音が生じるなどの問題があり、そのため芯材の歩留
が悪くなる傾向があつた。
それ以外に、卓球用ラケツトとして、ペンホルダータイ
プのラケツトにおいては、グリップ2先端部付近のブレ
ードをプレーヤーに最適な形状に切削加工することが一
般によく行なわれているが、サンドイッチ構造の卓球用
ラケツトでは、CFRP板4の補強層が介在するため切
削性が極めて困難となり又、無理に切削すれば、CFR
P板4の繊維を切断することになり、ブレード自体の強
度低下につながる結果を招き、耐久性が著しく低下する
などの問題を有していた。又、サンドイッチ構造である
ためCFRP板4を芯材3の上下面に貼着することにな
り、重量的にも重く、かつ価格も高くなるなどの問題も
有していた。本発明はこれら従来の欠点に鑑み、安価で
、生産性が良好な、耐久性のある卓球用ラケツトを供給
することを目的に開発された卓球用ラケツトの製造方法
に係るものである。
プのラケツトにおいては、グリップ2先端部付近のブレ
ードをプレーヤーに最適な形状に切削加工することが一
般によく行なわれているが、サンドイッチ構造の卓球用
ラケツトでは、CFRP板4の補強層が介在するため切
削性が極めて困難となり又、無理に切削すれば、CFR
P板4の繊維を切断することになり、ブレード自体の強
度低下につながる結果を招き、耐久性が著しく低下する
などの問題を有していた。又、サンドイッチ構造である
ためCFRP板4を芯材3の上下面に貼着することにな
り、重量的にも重く、かつ価格も高くなるなどの問題も
有していた。本発明はこれら従来の欠点に鑑み、安価で
、生産性が良好な、耐久性のある卓球用ラケツトを供給
することを目的に開発された卓球用ラケツトの製造方法
に係るものである。
本発明を図面に基づいて説明すると、第3図に示すよう
に、エポキシ樹脂やポリエステル樹脂等の合成樹脂を含
浸した炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の基材よ
ら成る繊維強化プラスチック材を適宜の幅を有する方形
芯材7の間に上下左右交互に介在させて、マルチチャン
ネル形状の補強層6を有する芯体8を形成し、該芯体8
の上下面に表層部材9を貼設し、加熱加圧成形後、卓球
用ラケツト形状に切削し、グリップ材を接着して、卓球
用ラケツトを製造することを特徴とする卓球用ラケツト
の製造方法である。
に、エポキシ樹脂やポリエステル樹脂等の合成樹脂を含
浸した炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の基材よ
ら成る繊維強化プラスチック材を適宜の幅を有する方形
芯材7の間に上下左右交互に介在させて、マルチチャン
ネル形状の補強層6を有する芯体8を形成し、該芯体8
の上下面に表層部材9を貼設し、加熱加圧成形後、卓球
用ラケツト形状に切削し、グリップ材を接着して、卓球
用ラケツトを製造することを特徴とする卓球用ラケツト
の製造方法である。
以上のように本発明による卓球用ラケツトの製.造方法
においては、繊維強化プラスチック材を一層連続して使
用して、マルチチャンネル形状の補強層6を形成し、い
わゆるアイビーム構造を取るため、従来のサンドイッチ
構造のものよりも、繊維強化プラスチック材の使用量が
少なくても、剛!性及び強度が向上する利点がある。
においては、繊維強化プラスチック材を一層連続して使
用して、マルチチャンネル形状の補強層6を形成し、い
わゆるアイビーム構造を取るため、従来のサンドイッチ
構造のものよりも、繊維強化プラスチック材の使用量が
少なくても、剛!性及び強度が向上する利点がある。
又、芯体を形成する芯材として方形形状を有する木材を
使用し、従来のように一枚単板を使用する必要がないた
め、木の節がある単板でも、節の部分を外して芯材に利
用できるので用材の歩留が良くなる。又、本発明の卓球
用ラケツトの製造方法においては、炭素繊維やガラス繊
維等よりなる基材にエポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸さ
せた繊維強化プラスチック材を、方形芯材7と交互に組
み込み、表層部材9を貼設して、加熱加圧することによ
り、繊維強化プラスチック材に含浸させた合成樹脂が滲
み出て、接着剤の役目を果すため、同時一体成形が可能
となり、生産性が極めて良好で、工程も簡略化できるな
どの効果が生じる。そのほか、本発明に係る卓球用ラケ
ツトにおいては、特にペンホールダータイプのものでは
、プレーヤーが各自の好みに合致するようにグリップ部
2先端付近を切削加工しても、マルチチヤンネ)ル形状
の補強層であるため、直接補強層を切削するおそれがな
く、そのため強度低下のおそれもないので、耐久性が向
上するものである。
使用し、従来のように一枚単板を使用する必要がないた
め、木の節がある単板でも、節の部分を外して芯材に利
用できるので用材の歩留が良くなる。又、本発明の卓球
用ラケツトの製造方法においては、炭素繊維やガラス繊
維等よりなる基材にエポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸さ
せた繊維強化プラスチック材を、方形芯材7と交互に組
み込み、表層部材9を貼設して、加熱加圧することによ
り、繊維強化プラスチック材に含浸させた合成樹脂が滲
み出て、接着剤の役目を果すため、同時一体成形が可能
となり、生産性が極めて良好で、工程も簡略化できるな
どの効果が生じる。そのほか、本発明に係る卓球用ラケ
ツトにおいては、特にペンホールダータイプのものでは
、プレーヤーが各自の好みに合致するようにグリップ部
2先端付近を切削加工しても、マルチチヤンネ)ル形状
の補強層であるため、直接補強層を切削するおそれがな
く、そのため強度低下のおそれもないので、耐久性が向
上するものである。
又、本発明のその他実施例として第4図及び第5図に示
すように、芯材を形成する方形芯材7の・長さをブレー
ド中央部は長く、両端部に行くに従つて順次短くなるよ
うにして卓球用ラケツトを製造することにより芯材7及
び繊維強化プラスチック材の使用量を減少できるためコ
ストダウンを計ることができるものである。又、第6図
に示すように芯材8と表層部材9の間にガラス繊維等よ
りなる補強用スクリムクロス10を介在させることによ
り、打球時の反発特性も改善でき、かつ、強度もさらに
向上できるものである。
すように、芯材を形成する方形芯材7の・長さをブレー
ド中央部は長く、両端部に行くに従つて順次短くなるよ
うにして卓球用ラケツトを製造することにより芯材7及
び繊維強化プラスチック材の使用量を減少できるためコ
ストダウンを計ることができるものである。又、第6図
に示すように芯材8と表層部材9の間にガラス繊維等よ
りなる補強用スクリムクロス10を介在させることによ
り、打球時の反発特性も改善でき、かつ、強度もさらに
向上できるものである。
又、芯材7として、軽量木材や発泡合成樹脂や発泡軽合
金を各々適宜組み合わせることもできるため、従来より
軽量に卓球用ラケツトを供給できるものである。そのほ
か、芯体8を構成するマルチチャンネル形状の補強層6
の幅形状をブレードの中央部で広く、両端部に行くに従
つて順次狭くすることにより、打球の際のスイートスポ
ツトを広くすることができるなどの効果が生じるもので
ある。
金を各々適宜組み合わせることもできるため、従来より
軽量に卓球用ラケツトを供給できるものである。そのほ
か、芯体8を構成するマルチチャンネル形状の補強層6
の幅形状をブレードの中央部で広く、両端部に行くに従
つて順次狭くすることにより、打球の際のスイートスポ
ツトを広くすることができるなどの効果が生じるもので
ある。
以上、本発明の卓球用ラケツトの製造方法においては、
生産性が良好で、かつ耐久性のある安価な卓球用ラケツ
トが供給できるものである。
生産性が良好で、かつ耐久性のある安価な卓球用ラケツ
トが供給できるものである。
第1図は、卓球用ラケツトを示す斜視図。
第2図は、従来の卓球用ラケツトの製造方法の一部説明
斜視図。第3図は、本発明に係る製造方法の一部説明斜
視図。第4図、第5図、第6図は本発明に係る製造方法
の他の実施例の一部説明斜視図である。1・・・・・・
卓球用ラケット、2・・・・・・グリップ部、3・・・
・芯材、4・・・・・・繊維強化プラスチック板、5・
・・・・・表層部材、6・・・・・・マルチチャンネル
形状の補強層、7,8・・・・・・芯材、9・・・・・
・表層部材、10.・・・・・・スクリムクロス。
斜視図。第3図は、本発明に係る製造方法の一部説明斜
視図。第4図、第5図、第6図は本発明に係る製造方法
の他の実施例の一部説明斜視図である。1・・・・・・
卓球用ラケット、2・・・・・・グリップ部、3・・・
・芯材、4・・・・・・繊維強化プラスチック板、5・
・・・・・表層部材、6・・・・・・マルチチャンネル
形状の補強層、7,8・・・・・・芯材、9・・・・・
・表層部材、10.・・・・・・スクリムクロス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂を含浸した炭素繊維、ガラス繊維、アラミ
ド繊維等の基材より成る繊維強化プラスチック材料を適
宜の幅を有する方形芯材の間に上下左右交互に介在させ
て、マルチチャンネル形状の補強層を有する芯体を形成
し、該芯体の上下面に表層部材を貼設し、加熱加圧成形
後、卓球用ラケツト形状に切削し、グリップ材を接着し
て卓球用ラケツトを製造することを特徴とする卓球用ラ
ケツトの製造方法。 2 芯材として、軽量木材、発泡合成樹脂、発泡軽合金
を使用したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の卓球用ラケツトの製造方法。 3 芯材の長さ形状が中央部で長く、ブレードの両端部
に行くに従つて順次、短かくなることを特徴とする特許
請求の範囲第1項及び第2項記載の卓球用ラケツトの製
造方法。 4 芯体を形成する繊維強化プラスチック材よりなるマ
ルチチャンネル形状の補強層の幅形状がブレードの中央
部で広く両端部に行くに従がつて順次狭くなることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の卓球用ラケツトの
製造方法。 5 芯体と表層部材の間にガラス繊維等よりなるスクリ
ムクロスを介在させたことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の卓球用ラケツトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56108408A JPS6048186B2 (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 卓球用ラケットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56108408A JPS6048186B2 (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 卓球用ラケットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5810071A JPS5810071A (ja) | 1983-01-20 |
JPS6048186B2 true JPS6048186B2 (ja) | 1985-10-25 |
Family
ID=14483991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56108408A Expired JPS6048186B2 (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 卓球用ラケットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6048186B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3419982C2 (de) * | 1984-05-29 | 1986-09-04 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Kippascher mit herausnehmbar angeordnetem Aschereinsatz, insbesondere für Fahrzeuge |
JPH0659805B2 (ja) * | 1984-08-14 | 1994-08-10 | 大塚ポリテック株式会社 | 車両用灰皿 |
JPH0442197Y2 (ja) * | 1987-03-11 | 1992-10-05 | ||
JPS648455U (ja) * | 1987-07-06 | 1989-01-18 | ||
JPH01154937U (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-25 | ||
DE10304029A1 (de) * | 2003-02-01 | 2004-08-05 | Sing Wo Sports Ltd. | Tischtennisschläger mit einem Schlagblatt, welches einen mit einer Mittelschicht versehenen mehrlagigen Grundkörper umfaßt sowie Verfahren zur Herstellung der Mittelschicht |
-
1981
- 1981-07-10 JP JP56108408A patent/JPS6048186B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5810071A (ja) | 1983-01-20 |
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