JPS6034294Y2 - 卓球用ラケット - Google Patents

卓球用ラケット

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Publication number
JPS6034294Y2
JPS6034294Y2 JP1981103243U JP10324381U JPS6034294Y2 JP S6034294 Y2 JPS6034294 Y2 JP S6034294Y2 JP 1981103243 U JP1981103243 U JP 1981103243U JP 10324381 U JP10324381 U JP 10324381U JP S6034294 Y2 JPS6034294 Y2 JP S6034294Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
table tennis
tennis racket
fiber
racket
core
Prior art date
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Expired
Application number
JP1981103243U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5810773U (ja
Inventor
利巳 粟野
英忠 浅井
隆夫 関
Original Assignee
美津濃株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 美津濃株式会社 filed Critical 美津濃株式会社
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Publication of JPS5810773U publication Critical patent/JPS5810773U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は卓球用ラケットの改良に係るものである。
従来より卓球用ラケットとしては、檜単板を使用した木
製のものが一般的であるが、最近では卓球用ラケット1
のブレード1′を構成する構成部材として、炭素繊維そ
の他の補強繊維を用いた繊維強化プラスチツク板5を一
層もしくは、二層積層介在させたものが公知となってい
る。
しかし、これら従来の繊維強化プラスチツク板を使用し
た卓球用ラケットでは、以下のような欠点を有していた
即ち、ブレード1′を構成する繊維強化プラスチツク板
5として、例えば炭素繊維強化プラスチツク板(以下C
FRP板と略す。
)を一層使用した卓球用ラケットでは、ブレード1′の
厚み方向で中央部以外にいれると著しい反りが生じるた
め、どうしてもブレードの厚み方向の中央部に積層介在
させなくてはならなかった。
しかし、このような構成では、剛性の高いCFRP板が
、芯材の力学的な中立軸に位置するため、材料力学的に
見ても、あまり意味がなく、そのため、CFRP板を使
用しているにもかかわらず、ブレードの剛性が向上する
などの効果もなく、卓球用ラケットとしてあまり目新し
い特徴を発揮することがなかった。
又、第2図に示すように、CFRP板5がブレード中に
二層介在した卓球用ラケットにおいては、前述の一層の
ものと比較し、二層構造により反りを防止する効果と、
サンドイッチ構造のためブレードの剛性を向上する効果
を生じたが、逆に以下のような欠点を新たに生じること
が判った。
即ち、ペンホールダータイプのラケットを使用するプレ
ーヤーにおいては、通常自分自身に合ったプレーを行う
ために、第3図に示すグリップ部3先端付近のブレード
を各自の握り方に適合するように切削して使用すること
が一般に行なわれている。
しかし、ブレードにCFRP板5を二層積層介在させた
卓球ラケットにおいては、これらCFRP板の補強層に
より切削性がきわめて悪いため、プレーヤーの好みに合
うように切削することは難しく、又無理に切削し、CF
RP板の層まで削り込むと、CFRP板を構成している
炭素繊維が切断されこの部分での強度が低下し、又剛性
も低下するため打球の際に撓みが増大し、かつグリップ
部3先端にあたるため集中応力も加わり、使用中に折損
する恐れが生じ耐久性が低下するなどの欠点を有してい
た。
又、表裏どちらの面で打球しても同じような打球効果し
か得られず、表裏両面を使い分けて行なうような変化球
サーブなどのプレーには不向きであった。
そのほか、ブレード全面に剛性の高いCFRP板を貼設
しているため、スィートエリアが狭くなる傾向を示し、
又打球音も金属的な響きを持つことなどの理由で、上級
プレーヤーに普及し難い欠点を有していた。
本考案はこれら従来の欠点に鑑み、プレーヤー各自に適
合するように切削加工が容易で、かつ耐久性のある卓球
用ラケットを供給することを目的になされたものである
本考案を図面に基づいて説明すると、第4図に示すよう
に芯体7の表裏両面に表層部材10をそれぞれ積層接着
した構成を有する卓球用ラケットにおいて、上記芯体7
は繊維強化プラスチツク材料で成形された断面凹凸状の
連続するマルチチャンネル部材8と、このマルチチャン
ネル部材8が形成する凹部及び凸部の空隙に芯材9が嵌
合一体化され、表裏両面を構成する表層部材10と面一
に貼設されたことを特徴とする卓球用ラケットである。
以上本考案の卓球用ラケットにおいては、従来のCFR
P板をサンドイッチ構造とした卓球用ラケットと異なり
、各プレーヤーが自分に適合するように、グリップ部先
端付近のブレードを切削する際でも、繊維強化プラスチ
ックをマルチチャンネル形状に形成しているため、第5
図に示すようにブレードを切削しても、直接繊維強化プ
ラスチックを切削するおそれがない。
従って繊維強化プラスチックそのものの強度が低下する
こともなく又、マルチチャンネル形状であるため、強度
はサンドインチ構造のものよりも、より強い傾向を示す
ものである。
これらのことから、たとえブレードを切削しても打球時
の応力集中による折損の恐れもなく、耐久性も著しく向
上し、かつ切削加工も容易にできるため各プレーヤーに
最適な卓球用ラケットを供給することができるものであ
る。
又、本考案の卓球用ラケットにおいては、従来のような
サンドイッチ構造と異なり、マルチチャンネル構造にな
っているため剛性寄与率も向上するので、芯材に軽量木
材や発泡合成樹脂や発泡軽合金を使用することができ、
従来よりも軽量でかつ剛性のある卓球用ラケットを供給
できるようになった。
そのほか、本考案の卓球用う、ケラトにおいては、マル
チチャンネル構造であるため、ブレードの剛性位置は表
裏で異なるので、表裏をうまく使い分けることにより、
変化球を生むプレーが可能となる。
本考案のその他実施例として第6図に示すように芯体と
表層部材の間にガラス繊維その他の繊維よりなるスクリ
ムクロス13を介在さすことにより、さらに強度が向上
するものである。
又、芯体を構成するマルチチャンネルの幅形状を等間隔
から第7図に示すようにブレードの中央部では間隔を広
く、両端部へ行くに従って順次狭くした構造に形成する
ことによりスィートエリアが従来のものより広くなるこ
とを見い出したものである。
又、従来のように打球音も金属的な響きを持つことなく
、木製ラケットに近いため、上級プレーヤーにも最適な
卓球用ラケットを供給できるものである。
なお、本考案に使用する繊維強化プラスチツク材として
は、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等を単独もし
くは、混繊して用いることができるものである。
以上本考案の卓球用ラケットは、耐久性が良好で、プレ
ーヤーに最適なプレーのできるラケットを提供できる特
徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図 卓球用ラケットを示す平面図、第2図第1図の
A−A部分の断面を表わす公知卓球用ラケットの断面図
、第3図 第1図のB−B部分の断面を表わす公知卓球
用ラケットの断面図、第4図 第1図のA−A部分の断
面を表わす本考案卓球用ラケットの断面図、第5図 第
1図のB−B部分の断面を表わす本考案卓球用ラケット
の断面図、第6図 本考案に係る卓球用ラケットの他の
実施例を示す第1図A−A部分の断面図、第7図 本考
案の係る卓球用ラケットのその他の実施例を示す第1図
A−A部分の断面図。 1・・・・・・卓球ラケット、1′・・曲ブレード、2
・・・・・・指当てシート、3・・・・・・グリップ部
、4・・一芯体、5・・・・・・繊維強化プラスチツク
板、6・・・・・・表層材、7・・・・・・芯体、8・
・・・・・マルチチャンネル部材、9・・・・・・芯材
、10・・・・・・表層材、11・・・・・・グリップ
、12・・・・・・指当てシート、13・・・・・・ス
クリムクロス。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)芯体の表裏両面に表層部材をそれぞれ積層接着し
    た構成を有する卓球用ラケットにおいて上記芯体は、繊
    維強化プラスチツク材料で成形した断面凹凸状に連続す
    るマルチチャンネル部材と、このマルチチャンネル部材
    が形成する凹部及び凸部の空隙に芯体を嵌合一体化して
    表裏両面を構成する表層部材と面一に貼設されたことを
    特徴とする卓球用ラケット。
  2. (2)繊維強化プラスチツク材料の基材として、炭素繊
    維、ガラス繊維、アラミド繊維その他の補強繊維を単独
    又は混繊したものを用いることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の卓球用ラケット。
  3. (3)芯材として、木材、発泡合成樹脂、発泡軽合金等
    を使用することを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の卓球用ラケット。
  4. (4)表層部材と芯材との間にガラス繊維等よりなる補
    強用スクリムクロスを介在させたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の卓球用ラケット。
  5. (5)マルチチャンネルの幅がラケット中央部で広く、
    かつ両端部へ行くに従って順次狭くなることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の卓球用ラケット
JP1981103243U 1981-07-10 1981-07-10 卓球用ラケット Expired JPS6034294Y2 (ja)

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JP1981103243U JPS6034294Y2 (ja) 1981-07-10 1981-07-10 卓球用ラケット

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JPS5810773U JPS5810773U (ja) 1983-01-24
JPS6034294Y2 true JPS6034294Y2 (ja) 1985-10-12

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ID=29897859

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