JPH0349721Y2 - - Google Patents

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JPH0349721Y2
JPH0349721Y2 JP1984138779U JP13877984U JPH0349721Y2 JP H0349721 Y2 JPH0349721 Y2 JP H0349721Y2 JP 1984138779 U JP1984138779 U JP 1984138779U JP 13877984 U JP13877984 U JP 13877984U JP H0349721 Y2 JPH0349721 Y2 JP H0349721Y2
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rod
bat
shaped
wall portion
elements
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JP1984138779U
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、野球用又はソフトボール用のバツト
に関する。
バツトは木製、金属製が一般的であるが、最近
ではカーボンバツトといわれる繊維強化プラスチ
ツク(FRP)製のバツトも開発されており、例
えば特公昭59−10229号に開示されたものがある。
このFRP製バツトは中実芯体の周囲に多数の
FRP層を同心状に配したものであり、芯体が柔
らかいので、バツトとしての耐衝撃性を上げるべ
くFRP層を厚く巻回してあるが、所望の強度を
得るには限界がある。また、従来の金属製バツト
は、特有のカン高い音がするという欠点がある。
一方、各種断面形状をなす芯体を木材や竹材で
作り、これらを貼り合わせた集成材バツトとして
は、例えば実公昭38−3551号、実公昭38−3552
号、実公昭45−22661号、実公昭48−15179号およ
び実開昭49−96070号に開示されたものがある。
しかしながら、これらの集成材バツトは、1本の
木材で作られたバツトよりも耐折損強度の点で優
れてはいるが、金属製バツトのような耐折損強度
が得られないこと、各集成片間の剥離が生じ易い
こと、用途に応じて重量を異ならしめる構成が容
易に得られないこと、バツトの打球面に方向性が
あるため指定の打球面以外の面でボールを打つた
ときには容易に折れ易いこと等の欠点を有する。
従つて本考案のバツトは、上記欠点を解消でき
るバツトを提供することである。
この目的を達成するため本考案のバツトは、中
空クサビ状の横断面をもつ棒状要素でバツト本体
を構成し、これらの棒状要素が形成する円筒外面
を繊維強化プラスチツク(FRP)で覆つたこと
を特徴とするものである。
以下、本考案のバツトの実施例を添付図面に基
づいて説明する。
第1図は本考案のバツト10を示し、バツト1
0は本体12、キヤツプ14およびグリツプエン
ド16で構成されている。キヤツプ14およびグ
リツプエンド16は、本体12と一体形成しても
よいが、製造を容易にするため本体12に対し嵌
着、螺着、接着等により固定してもよい。
第2図は、本考案のバツト10の本体12を構
成する1本の棒状要素18を取り出して示すもの
である。図示のごとく棒状要素18はバツトの長
手方向に延びている。後述のごとく複数の棒状要
素18を円周方向に隣接して配置することによ
り、通常のバツトと同様な形状が得られる。
第3図は、本考案のバツト10を第1図の−
線に沿つて切断した各種横断面形状を示すもの
である。
第3図aに示すバツト10は、各1本の棒状要
素18aが第3図dに示すごとき横断面形状をも
つもので構成されている。棒状要素18aは、組
立てられたときにバツト10の外周面の形状(円
形)を形成する円弧状の壁部20と、該該円弧状
壁部20の両端からバツトの横断面の中心に向つ
て延びる半径方向壁部22からなり、これらの壁
部20,22によつて中空部24が形成されたク
サビ状の中空体をなすものである。この棒状要素
18aは、アルミニウム等の軽量金属、各種プラ
スチツク、ガラス繊維又はカーボン繊維等で補強
した繊維強化プラスチツク(FRP)で作ること
ができる。この場合、補強繊維は、主としてバツ
トの長手方向に引き揃えておくのがよい。第3図
dに示す棒状要素18aを互に円周方向に隣り合
うように配置すれば第3図aに示すような円形断
面が形成される。棒状要素18aの互に隣接する
界面26は任意の接着剤で接着されるが、この場
合に、界面26にプラスチツク又はゴム等の緩衝
薄板(図示せず)を配しておき、接着することに
より打球時の衝撃が吸収されるので、直接接着す
るよりも強い接着強度が得られるだけでなく、適
度の飛距離性能が得られるように調節することも
できる。また、界面26にFRP薄板(主として
繊維をバツトの長手方向に引き揃えたものが望ま
しい)介在させることにより特に柄部の折損強度
を向上させることができる。第3図aに示すよう
に、各棒状要素18aの円弧状壁部20により形
成される円筒外面には、繊維強化プラスチツクで
作られたシート28が被覆されている。シート2
8で被覆することにより、各棒状要素18aの界
面26の接着が剥離することを防止できる。この
場合、円弧状壁部20により形成される円筒外面
とシート28との間の界面30は直接接着しても
よいが、前述のごとくプラスチツク又はゴム等の
緩衝薄板(図示せず)を配して接着することによ
り一層強固な接着強度を得ることができる。すな
わち、打球時に、ボールは直接シート28の表面
に接触するのであるが、特に、ボールがバツトの
芯に当ることなくフアウルチツプとなつたような
場合には、シート28が強烈に擦すられるのでシ
ート28が波打つように変形し、界面30におけ
る接着の剥離が生じ易いのであるが、界面30に
緩衝薄板を介して接着することにより、この剥離
が生じないように効果的に防止できるのである。
尚、クサビ状の棒状要素18aの中空部24は、
中空のままにしておいてもよいが、任意の充填物
(図示せず)で充填することによつて重量の調節
を図ることができ、特に、バツトの重心位置を適
当に調節することができる。
第3図bに示すバツト10は、第3図eに示す
横断面形状をもつ棒状要素18bで構成したもの
である。棒状要素18bは、第3図dに示した棒
状要素18a同様な円弧状壁部20および半径方
向壁部22を有するクサビ状の中空体をなす点で
共通するが、半径方向端部22がバツトの横断面
中心まで延びていることなく、代りに別の円弧状
壁部20′が設けられている点で異なる。従つて、
かような棒状要素18bを互に円周方向に隣り合
うように配置してバツト10を組立てたときに
は、第3図bに示すようにバツト10の中心部分
が空胴となる。中心部分を単なる空胴のまま残し
ておくことは、打球時の衝撃によつて棒状要素1
8bが半径方向内方に向つて変位し易く、強度を
低下させる原因となるので、第3図bぬ示すよう
に、パイプ又は棒状体32を設けておくことによ
つて棒状要素18bの半径方向内方に向かう変位
を防止できる。第3図bに示すバツト10は、パ
イプ32内の領域を中空にできるので、第3図a
に示したバツト10よりも軽量化を図ることがで
きる。その他の点については、第3図aに示した
バツトを同様に構成することができる。
第3図cに示すバツト10は、第3図fに示す
横断面形状をもつ棒状要素18cで構成したもの
である。この棒状要素18cは第3図eに示した
ものと比べ、円弧状壁部20′が存在しない点で
異なる。この棒状要素18cを用いて作つたバツ
ト10にも、第3図cに示すごとくパイプ又は棒
状体32を設けることによつて、第3図bに示し
たものと同じ効果を得ることができる。
以上説明した通り、本考案のバツト10は、バ
ツト本体12を構成する棒状要素18がバツトの
長手方向に連続した部材で作られているため、耐
折損強度に優れたものとすることができる。しか
しながら、打球部のみを棒状要素18で作ること
もできる。また、棒状要素18がクサビ状の中空
体となつているため、軽量であるにもかかわらず
打球時の耐衝撃性に優れたものとすることがで
き、しかも、バツト10の外周面を形成する棒状
部材の円弧状壁部20が半径方向壁部22によつ
て比較的短いスパンとなるように区々支持されて
いるので、従来の金属バツトのごとく円環状をな
す構造のものに比べ外周面の凹みの生じ難いもの
とすることができる。また、各接着界面に緩衝薄
板を介在させることによつて、接着部の剥離の防
止と、飛距離の調節を容易に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のバツトの外形を示すもので
ある。第2図は、本考案のバツトを構成する棒状
要素の1本を取り出して示すものである。第3図
は、本考案のバツトの各種横断面構造およびそれ
ぞれの構造に対応する棒状要素の各種横断面構造
を示すものである。 18,18a,18b,18c……棒状要素、
20,20′……円弧状壁部、22……半径方向
壁部、28……FRP被覆シート、32……パイ
プ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バツトの長手方向に延びる複数本の棒状要素で
    バツト本体が構成されており、 前記棒状要素の各1本は、組立てられたときに
    バツトの外周面を形成する円弧状の壁部と、該円
    弧状壁部の両端からバツトの横断面の中心に向つ
    て延びる半径方向壁部とからなるクサビ状の中空
    体をなし、 前記棒状要素は互に円周方向に隣り合うように
    配置されて、前記円弧状壁部が円筒外面を形成し
    ており、 該円筒外面は、繊維強化プラスチツクで覆われ
    ていることを特徴とするバツト。
JP1984138779U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH0349721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984138779U JPH0349721Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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JP1984138779U JPH0349721Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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JPS6154870U JPS6154870U (ja) 1986-04-12
JPH0349721Y2 true JPH0349721Y2 (ja) 1991-10-23

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ID=30697173

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JP1984138779U Expired JPH0349721Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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JP2003072666A (ja) * 2001-06-27 2003-03-12 Campagnolo Spa 自転車用クランク、及び当該クランクの製造方法
US7883434B2 (en) * 2006-08-26 2011-02-08 Prince Sports, Inc. Composite bat having a multiple tube structure
JP5372391B2 (ja) * 2007-03-07 2013-12-18 プリンス、スポーツ、インコーポレーテッド 複数の管構造体を有するアーチェリー用弓

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JPS6154870U (ja) 1986-04-12

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