JPS6047638B2 - 選択装置を備えた索引カ−ド登録器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、蓋部材と底部材とから成るハウジングと、複
数の選択キーと、圧縮バネにより弾圧されているロック
機構によりロックされ得るようになつている引出しと、
引出しの中に収容された置換可能の索引カードの積み重
ねを画成し且つ縁に切欠き部を有する複数の索引カード
と、引出しのロックを解除して引出しを圧縮バネの弾力
でハウジングから引き出された位置へ移動させることに
より、対応した選択キーの操作により選択された索引カ
ードを使用者に見せるように露出せしめるための装置と
を含み、且つ引出しが索引カードに設けられた孔に係合
するように構成された弾機性物質より成るカムを含み、
又索引カードが反対方向に弾圧された選択キーの係合し
得る選択用の孔を含んでいる、選択装置付き索引カード
登録器に関するものである。

選択装置を備えた索引カード登録器としては各種形式の
ものが既に知られているが、これら従来公知の登録器は
、一般に、ゆるく挿入された索引カードの積み重ねを収
容するためのハウジングと適宜の記号の付された複数の
キーを含んだキーボードとを含んでいて、これらのキー
を操作することにより所望のカードが選択され得るよう
になつ底部材の後壁に取付けられた複数の弾性舌片から
成り、枢支レバーがその自由端を該弾機性舌片により支
持されていることを特徴とする、特許請求の範囲１に記
載の索引カード登録器。

３ 引出しロック機構が、引出しの運動路内に配設され
た引出し止め金バーと、該引出しの踊り場部分にある中
央保持カムと、該保持カムと係合するようになつている
引出しの底部後方にある突起部とを含み、該引出し止め
金バーがハウジングの底部材の後壁付近で水平な枢軸に
回転可能に取付けられ、引出し止め金バーの前側部分が
引出しの底壁にある開口或いは凹部等の中で移動可能で
あつて、また該引出し止め金バーが弾機性を有しロック
位置に保持されていることを特徴とする、特許請求の範
囲１又は２に記載の索引カード登録器。

４選択キーが正方契約いは長方形のバッドから成り、各
々のハウジングが垂直ウェブにより関連する枢支レバー
に連結されていることを特徴とする、特許請求の範囲１
から３に記載の索引カード登録器。

５ 一つの行に配置された四個の選択キーの総ての幅が
該選択キーを支持する四本の枢支レバーの幅に略々一致
することを特徴とする、特許請求の範囲１から４に記載
の索引カード登録器。

６ 一つの行の四個の選択キーが、後方の選択キーが左
向きの片持ち梁となり前方の選択キーがその関連する枢
支レバーに対して右向きの片持ち梁となるように関連す
る枢支レバーに連結され、また中間の二個の選択キーが
、四個の選択キーが総て一つの行に整列するように各々
関連する枢支レバーに連結されていることを特徴とする
、特許請求の範囲１から５に記載の索引カード登録器。

７ 一つの行をなす四個の選択キーのうち後方の選択キ
ーが、左方に片持ち梁となる部分を含み前．方の選択キ
ーが右方に片持ち梁となる部分を含むことにより、二つ
の片持ち梁部分が三本の枢支レバーの幅に略々一致した
幅を有し、且つ後方及び前方の各々の選択キーの間に配
設された二個の選択キーが一方の側に一本の枢支レバー
の幅に略々−ー致する幅を有する片持ち梁部分と、他方
の側に二本の枢支レバーの幅に略々一致する幅を有する
片持ち梁部分を含んでいることを特徴とする、特許請求
の範囲１から６に記載の索引カード登録器。８ハウジン
グの蓋部材の頂部覆い板が選択キーの配列に覆われた領
域に略一致した大きさと寸法の孔を含んでいることを特
徴とする、特許請求の範囲１から７に記載の索引カード
登録器。

９引出しがハウジングの底部材にある横方向のガイド装
置によりガイドされるようになしたことを特徴とする特
許請求の範囲１から８に記載の索引カード登録器。

ＪｌＯ引出し及び引出しに挿入された索引カードの積み
重ねの後部にその一部が重なる支持用突起がハウジング
の底部材の後方に配置されていることを特徴とする、特
許請求の範囲１から９に記載の索引カード登録器。

１１索引カードの選択子舌片にある孔が、相互に一致し
た位置に配設され、他の総ての索引カードの選択子舌片
がすぐ下の索引カードの選択子舌片の孔を露出せしめる
斜めの部分を含んでいることを特徴とする、特許請求の
範囲１から１０に記゛載の索引カード登録器。

発明の詳細な説明 本発明は、蓋部材と底部材とから成るハウジングと、複
数の選択キーと、圧縮バネにより弾圧されているロック
機構によりロックされ得るようになつている引出しと、
引出しの中に収容された置換可能の索引カードの積み重
ねを画成し且つ縁に切欠き部を有する複数の索引カード
と、引出しのロックを解除して引出しを圧縮バネの弾力
でハウジングから引き出された位置へ移動させることに
より、対応した選択キーの操作により選択された索引カ
ードを使用者に見せるように露出せしめるための装置と
を含み、且つ引出しが索引カードに設けられた孔に係合
するように構成された弾機性物質より成るカムを含み、
又索引カードが反対方向に弾圧された選択キーの係合し
得る選択用の孔を含んでいる、選択装置付き索引カード
登録器に関するものである。

選択装置を備えた索引カード登録器としては各種形式の
ものが既に知られているが、これら従来公知の登録器は
、一般に、ゆるく挿入された索引カードの積み重ねを収
容するためのハウジングと適宜の記号の付された複数の
キーを含んだキーボードとを含んでいて、これらのキー
を操作することにより所望のカードが選択され得るよう
になつている。

各索引カードにはアルファベット順に参考用として容易
に付加し得る任意形式のデータや覚え書が記入され得る
。従来公知の索引カード登録器の一つは閉蓋時は比較的
扁平な輪部を有していて、多数の手動操作キーにより開
けることが出来、それによつて索引カード登録器は予め
索引カード上に記録されている覚え書が見えるように露
出させるため所望の位置で開けられ得る。この索引カー
ド登録器は又ロックキーを含んでいて、このロックキー
により索引カードをカバーするようになつている蓋部材
が閉蓋位置へ動かされ得る。蓋部材が閉じられると同時
に起立せしめられた総ての索引カードは自動的に最初の
横臥位置へ復帰せしめられる。従来公知のもう一つの形
式の索引カード登録器においては、ハウジングは圧縮バ
ネにより弾圧されていてキーボルトにより閉められ得る
ようになつている引出しを含んでいる。

この引出しは索引カードを収容するのに役立つ。この形
式の索引カード登録器は更に引出しのロックを解除して
引出しをハウジングより引き出した位置へ移動させるこ
とにより、対応した選択キーの操作により選択された索
引カードがえるように露出せしめるための装置を含んで
いる。引出しの外方への運動は圧縮バネの弾力により行
われる。これら公知の索引カード登録器はテーブル上で
使用される形式の装置てあつて、支持面上に平らに置か
れた位置て使用される。

索引カード登録器のハウジングは又そのハウジングが選
択された索引カードを外方へ移動させるための引出しを
含む場合には電話装置を支持するためのベース部材の形
をなしていてもよい。従来公知の索引カード登録器に共
通の特徴は、登録器の前方部分に多数のキーを含んだキ
ーボードが配置されていて、これらのキーが一列に即ち
横に順次並べられていると云うことであり、更に比較的
大型であると云うことである。

本発明の目的は新規且つ改良された最小寸法の索引カー
ド登録器を提供することにある。

本発明の他の目的は選択キーにより占有される面積が登
録器のベース面積とほＳ゛等しい索引カード登録器を提
供することにある。

本発明の更に他の目的は最少部品により組み立てられ得
る索引カード登録器を提供することにある。

本発明の更に他の目的は廉価で製造され且つ組み立てら
れ得る索引カード登録器を提供することにある。

本発明によれば、これらの諸目的は、索引カード登録器
において、複数の選択キーを蓋部材上に縦横に幾列かに
配置して、各選択キーを関連した一腕の枢支レバーの一
端部に装着すると共に、該枢支レバーの他端を枢軸とし
て役立つ装架用ロック上に回動可能に支持されて、この
装架用ロッドをハウジングの前方領域に配設し、更に上
記枢支レバーを弾機装置により実質上水平位置に保持せ
しめると共に、その自由端にハウジングの底部材の底壁
に向つて垂下するカード保持ピンを設け、このカード保
持ピンを枢支レバーの下面に沿つて二列に配置すること
により他の総ての枢支レバーに設けられた同様のカード
保持ピンが列をなすようにし、又ハウジングの底部材の
底壁の後方領域に引出し止め金バーを弾機性を付与せし
めた状態て装着すると共に、この引出し止め金バーには
押圧された選択キーのカード保持ピンにより起立せしめ
られている間引出しの外方移動を可能ならしめるためロ
ックを解除せしめるようになつている引出し解除機構を
設け、更に引出し内部の索引カードの積み重ね中に索引
カードの後方縁部に沿つてカード保持ピンを受け入れる
ための孔を備えた複数の選択子舌片を設置して、これら
の選択子舌片は一個の孔を有する一番下の索引カードか
ら最も多くの孔を有する一番上にある索引カードに至〔
るまで、底部右側位置より頂部左側位置まで即ちカード
の積み重ねを横切つて階段的にその長さが増すようにな
すと共に、選択子舌片に設けられる孔の数を一番下にあ
る索引カードよソー番上にある索引カードまでカ−ドー
枚毎に一減増やすこと・によつて、直ぐ下にある索引カ
ードの、孔を含んだ選択子舌片部分に対して直ぐ下にあ
る索引カードの孔の数よりも各索引カード毎に一個多い
孔が露出せしめられるようになし、且つ引出しの前方領
域に各索引カードの前方領域に明けられた孔と）協働す
るように構成された三角形状のカムを設けることにより
構成される。

上述の如く構成された索引カード登録器は、選択キーが
縦横に配列されることにより、選択キーにより占有され
る面積が登録器ハウジングのベース面積よりも若干小さ
いだけであるため、最小寸法のものとなる。

この構成により索引カード登録器全体の寸法を最小にす
ることか出来る。関連する選択キーに強固に連結された
一腕枢支レバーを使用することにより、組立て工程は二
三の部品だけを組み立てるだけで済むまでに減らされる
。更に、ハウジングの後壁において弾機装置を使用する
ことにより各枢支レバーはカード保持ピンの自由端が索
引カードの積み重ねの上に来るように保持されるため、
索引カード登録器の操作の確実性が保証される。選択キ
ーを操作する場合操作された選択キーと関連したカード
保持ピンは積み重ねられた索引カードの中の関連した索
引カードの孔内に挿入され、該ピンは駆動された時引出
しのロックを解除して引出しが外方へ移動する間にその
カード保持ピンが選択された索引カードの上に積み重な
つている索引カードの総てを保持するように働く引出し
ロック機構を操作するので、如何なる不正操作も排除さ
れる。更に、孔を有する索引カードの選択用舌片は索引
カードの後方縁部に配置されているため、索引カードへ
の記入に当りカードを取り出す際選択用舌片が破損する
ようなことがないと云う利点もある。積み重ねられた索
引カードの一番上にある索引カードおよびその索引カー
ドの孔の上に位置している枢支レバーの自由端から垂下
したカード保持ピンの自由端を支持するための装置は、
ハウジングの底部材の後壁に装着された複数の弾機性舌
片より成つており、枢支レバーはその自由端がこれらの
弾機性舌片により支持されている。

引出しのロック機構は引出しの運動路内に設けられた止
め金バーを含み、この止め金バーはハウジングの底部材
の後壁の近くにある水平軸に回動可能に装架されている
。

引出し止め金バーの前部は引出しの底壁に設けられた孔
や凹み等の中へ移．動可能であり、又この止め金バーは
弾機性を有し且つロック位置に保持されるようになつて
いて、而かも引出しのおどり場部分にある中央保持カム
と引出しの底部後方にある突起とを含んでいて、この突
起は保持カムに係合するようになつてい．る。選択キー
は正方契約いは矩形のタブから成つていて、タブは関連
する枢支レバーに垂直ウェブを介して連結されている。

縦方向に配列された各四個の選択キーの巾はこれらの選
択キーを支持する四本の枢支レバーの巾と実質上等しい
。この独特な形態から選択キーは実際上連続面をなすよ
うに縦横に配列されて、これらの選択キーが最小スペー
ス内に収容され得るようになつている。縦方向の四個の
選択キーは、後方の選択キーが左側を向いた片持ち梁と
なり又前方の選択キーがその関連する枢支レバーに対し
右側を向いた片持ち梁となるような具合に関連した枢支
レバーに連結され、″更に中間の二個の選択キーは四個
の選択キーが縦に整列する結果となるようにそれぞれ関
連する枢支レバーに連結されている。この配置において
、縦方向に並べられた四個の選択キーの後方にある選択
キーは左方に片持ち梁となる部分を含み、又前方にある
選択キーは右方に片持ち梁となる部分を含んでいて、こ
れら二つの片持ち梁部分は三本の枢支レバーの巾に実質
上相当する巾を有し、更に後方と前方にある選択キーの
間にある二個の選択キーは何れも一側に実質上一本の枢
支レバーの巾に相当する巾を有する片持ち梁部分を含み
、又他側に実質上二本の枢支レバーの巾に相当する巾を
有する片持ち梁部分を含んでいる。本発明のこのほかの
特徴によれば、蓋部材の頂部覆い板は実質上整列された
選択キーにより占有される面積に相当した大きさと寸法
の開口を含んでいる。

以下図示した一実施例に基づき本発明の詳細な説明する
。

第１図、第２図および第５図には本発明に係る索引カー
ド登録器がほＳ゛原寸で示されている。

この索引カード登録器は箱形の蓋部材１１の底部材２１
とを備えたハウジング１０を含んでいる。蓋部材１１と
底部材２１はねじ又は粘着性の付着物（図示せず）等の
手段により互いに結合せしめられ、好ましくは適宜のプ
ラスチック材料で造られている。蓋部材１１は側壁１３
，１５と前壁１２と後壁１４と正方契約いはほＳ゛矩形
の開口１７を設けた頂部覆い板１６とを含んでいる。蓋
部材１１の前壁１２に向う頂部覆い板１６の部分は傾斜
していて、筆記具等を収容するための浅箱形の凹み（図
示せず）が形成されている。底部材２１は側壁２３，２
４と前壁２２と後壁２５と底壁２６とを含んでいる。

前壁２２に設けられたスロット状の開口２７は引出し３
０を受け入れるのに役立つ。底部材２１は更に側壁２３
，２４と平行に延びた間隔を置いて設けらた案内バー２
９，２９ａを含んでいる。底部材２１の後部の案内バー
２９，２９ａの近くにはアングル形の支持用突起１９，
１９ａが設置されている。これらの支持用突起１９，１
９ａは引出し３０の運動路内に配置され、且つ引出し３
０内に収容された索引カードの積み重ね２００上に一部
のりかかつていて積み重ねを所望の高さに保持し且つ索
引カードが持ち上げられることのないように固定してい
る。ハウシング１０の底部材２１は側壁３２，３３とこ
の両側壁の前端を互いに連結している前壁３４とから成
つていて後端の開放されている引出し３０を受容する。

場合によつては、引出し３０は底部材２１内で異なる方
法でガイドされてもよい。

例えば、引出しの底壁３１が底部材２１の底壁の溝に嵌
合すべきウェブを備えていてもよい。アリほぞ状の断面
は、引出しの底部材からの望ましくない浮き上りを防止
するのに利用される。引出し３０の底壁３１はその底部
前端にカム３５を含んでいる。このカム３５は、引出し
をハウジング１０に押し込む際、底部材２１の底壁２６
にある溝状凹部２８に嵌合すべく適合される。上記溝状
凹部２８は底部材２１の底壁２６の前端より延びていて
、該底壁２６の中央に配置されている。鋼性スプリング
・ロッド３６は、その自由端３６ａが溝状凹部２９の範
囲内にあり、他端３６ｂが底部材２１の底壁２６に固着
されるように、該溝状凹部２８の領域内に配置されてい
る。引出し３０を開ける時弾性的に最初の状態に戻る鋼
性スプリング・ロッド３６によつて引出しが外に押し出
されるように、鋼性スプリング・ロッド３６の動きは、
ハウジング１０の底部材２１に引出しを押し込むことに
より偏せられたスラストバネの動きに対応する。（第５
図参照）引出し３０の底壁３１は更にその後部に後述の
引出しロック機構１７０の一つの部材を構成する中央突
起部３７を含んでいる。

引出し側壁３２，３３の後部に沿つて、側壁３２，３３
の上端から突出しているガイド・ストッパー３８，３８
ａが配置され、また底部材２１の底壁２６と一体に成形
されるガイド●バー２９，２９ａが重なつて横向きの片
持ち梁となつている。上記ガイド・ストッパー３８，３
８ａは同時に引出し３０の外方移動の通路を限定するの
に役立つ。（第４図及び第５図参照）。側壁２２のニケ
所の内面で底部材２１の開口２７の両側部分にあつてガ
イド・ストッパー３８，３８ａの運動路内にあるフェル
ト等で作られた弾機性緩衝要素３９，３９ａも、同時に
引出しの運動路を限定するのに役立つ。他の方法によれ
ば、引出し３０の外方移動の通路は、異なる設計の適当
な装置により同様に限定される。正方契約いは長方形の
形状をした多数個の選択キーが蓋部材１１の頂部覆い板
１６の開口１７内に配置されている。該選択キーは蓋部
材１１の開口１７の略々全面を覆うべく整列配置されて
いる。第１図に示された実施例において、２４個の選択
キー４０乃至６３が備えられている。

この選択キーはアルファベットの如き記号を有していて
もよい。選択キー４０乃至６３は、同数の一腕の枢支レ
バー７０乃至９３に連結されていて、この枢支レバーの
端部７０ａ乃至９３ａは、枢軸の役割を果たす取付棒１
０１を受容すべき凹部１００（第８図参照）を備えてい
る。

該取付棒１０１は、その両端１０１ａ，１０１ｂで、各
々引出し３０の上の位置でハウジング１０の前側部分の
軸受部材１０２，１０３に支持されている。該軸受部材
１０２，１０３は引出し３０の両側に配置されていて、
底部材２１の底壁２６と一体であつて底壁２６から垂直
に延びている。枢支レバー７０乃至９３は個々に該取付
棒１０１に回動可能に取付けられる。取付棒１０１は枢
支レバー７０乃至９３と共に容易に取りはずしできる。
ガイド・バー２９，２９ａは底部材２１に沿つて引出し
の縦方向・に延びており、同時に引出し３０の外方移動
或いは引出しのハウジング内への移動に対するガイド装
置として役立つ。枢支レバー７０乃至９の自由端７０ｂ
乃至９３ｂは、その下面にカード保持ピン１１０乃至１
３ノ３を備えている。

カード保持ピン１１０乃至１３３の配列は以下に記述さ
れる。選択キー４０乃至６３は、第１図かられかる通り
、行Ａ，ｂ，ｃ，ｄ，ｅ，ｆに符合して、四つの横列Ａ
，Ｂ，Ｃ，Ｄをなす六個の選択キーの配列を示している
。

選択キー４０乃至６３の行列をなす配置のために、キー
はカード登録器が大変小さな容積になるように比較的狭
い空間しか要さない。蓋部材１１の頂部覆い板１６の開
口１７は選択キー４０乃至６３の配列により覆われ或い
は満たされた領域に略々一致している。枢支レバー７０
乃至９３がハウジング１０内で横方向区密に詰められて
配置されているために、選択キーは特殊な形状をしてい
て、第８図乃至第１０図に示される如く、特殊な方法で
配置されている。

この配置は、垂直な行ａに並べられた四個の選択キー４
０，４１，４２，４３に関して説明される。これらの四
個の選択キー４０乃至４３は、他の選択キー４４乃至６
３と同様に、各々ウェブ４０ｂ，４１ｂ，４２ｂ，４３
ｂによりその関連する枢支レバー７０乃至７３に連結さ
れたバッド状部材４０ａ，４１ａ，４２ａ，４３ａから
なる。選択キー４０乃至４３の配列において、枢支レバ
ー７上の選択キー４０のバンド状部材４０ａは左方に片
持ち梁となり、枢支レバー７０上の選択キー４４３のバ
ッド状部材は右方に片持ち梁となつていて（図参照）、
バッド状部材４０ａは枢支レバー７３の後端に連結され
、選択キー４３のバッド状部材４３ａは軸受棒１０２に
面した枢支レバーの端部に連結されている（第９図、第
１０図参照）。二個の外側の選択キー４０，４３の間に
ある選択キー４１，４２のバッド状部材４１ａ，４２ａ
は、該バッド状部材４１，４２ａがその両側で異なる長
さの片持ち梁となるような方法で各々枢支レバー７２，
７１に連結されている。選択キー４０のバッド状部材４
０ｍの片持ち梁部分は三本の枢支レバー７３，７２，７
１の幅略々一致した幅を有している。相似的に選択キー
４３のバッド状部材４３ａの片持ち梁部分は三本の枢支
レバー７１，７２，７３の幅に略々一致した幅を有して
いる。バッド状部材４１ａは、選択キー４０に対して枢
支レバー７３の幅で片持ち梁になるように枢支レバー７
２に連結されていて、選択キー４１のバッド状部材４１
ａの選択キー４２に面した部分は枢支レバー７０の幅に
略々一致した幅を有している。選択キー４２は、選択キ
ー４１と同様に、枢支レバー７２に連結されている。選
択キー４２のバッド状部材４２ａの選択キー４１に面し
た部分は二本の枢支レバー７２，７３の幅に略々一致し
た幅を有していて、選択キー４３に面したバッド状部材
４２ａの片持ち梁部分は枢支レバー７２の幅に略々一致
した幅を有している。この配置のために、四個の選択キ
ー４０，４１，４２，４３は、その全てのバッド状部材
４０ａ，４１ａ，４２ａ，４３ａが各々四本の枢支レバ
ー７３，７２，７１，７０の幅に一致した幅を有するか
ら、一列に重なつて配列されている。行Ｂ，ｃ，ｄ，ｅ
，ｆの選択キーも同様に設計され、その関連する枢支レ
バーに連結されていて、結局、多数個の選択キーが最小
空間に収容されることになる。第８図に示されたよに、
枢支レバー７０乃至９３の自由端７０ｂ乃至９３ｂに配
設されたカード保持ピン１１０乃至１３３は、カード保
持ピン１１１，１１３，１１５，１１７，１１９，１２
１，１２３，１２５，１２７，１２９，１３１，１３３
が第一列をなしカード保持ピン１１０，１１２，１１４
，１１６，１１８，１２０，１２２，１２４，１２６，
１２８，１３０，１３２が第二列をなすべく全ての枢支
レバーのカード保持ピンが列を限定しているように、二
列に配置されている。

こうしてカード保持ピンのどちらの列も十二個のピンを
含んでいる。カード保持ピン１１０乃至１３３は枢支レ
バー７０乃至９３の面に配設されていて、金属或いは適
当なプラスチック材料で作られている。他の方法によれ
ば、枢支レバーはカード保持ピンと共に一体に作られる
。枢支レバー７０乃至９３はその自由端７０ｂ乃至９３
ｂで弾機性舌片１４０乃至１６３により支持されている
。該弾機性舌片１４０乃至１６３は、カード保持ピン１
１０乃至１３３の自由端が索引カードの積み重ねの上に
あるべく枢支レバー７０乃至９３が位置するように底部
材２１の後壁２５に一体に成型されている（第６図参照
）。引出し３０をハウジング１０内の内部位置にロック
すべき引出しロック機構１７０は、引出し３０の底壁３
１の突起部３７と、底部材２１の底壁２６の領域内の水
平軸１７２に回動可能に取付けられた引出し止め金バー
１７１とから成る。引出し止め金バー１７１は、その前
側部分１７１ａが矢印×方向に弾機性要素１７３までの
回動し得るように取付けられていて、該弾機性要素１７
３により最初の位置に戻るようになされている（第６図
参照）。この弾機性要素１７３は、バネ、発泡ゴムバッ
ド等からなる。好ましくは、引出し止め金バー１７１が
弾機性を有する。第６図に示されたように、引出し止め
金バー１７１は、底部材２１の底壁２６にある開口２６
ａの領域に配置され、引出しの幅に相当した長さと有し
或いはカード保持ピン１１０乃至１３３を含む枢支レバ
ー７０乃至９３の各々の輻に相当した長さを有する。選
択キー４０乃至６３のいずれかを操作すると、関連する
カード保持ピンが枢支レバーにより下向きに動かされ、
引出し止め金バー１７１を押圧する。引出し止め金バー
１７１は、その前端部１７１ａを底部材２１の底壁２６
の開口２６ａに押し込む。引出し止め金バー１７１は引
出し３０の中央突起部３７の運動路に延びている中央の
樋状凹部１７４を含んでいる。

垂直保持カム１７５は、樋状凹部１７４の領域内で引出
し止め金バーに沿つて成形されている。引出し止め金バ
ー１７１はハウジング１０と同じ或いは異なる種類のプ
ラスチック材料により作られる。索引カード登録器の全
体の特徴は次の通りである。引出し３０をハウジング１
０の底部材２１に入れる時、引出し３０の突起部３７は
、引出し止め金バー１７１が略々水平位置或いは、該引
出し止め金バー１７１の前側部分１７１ａが上になるよ
うな位置にあるべくカム１７５を受容する。この後方に
取付けられた引出し止め金バー１７１の上側位置は、底
部材２１の底壁２６の凹部２６ａ上に引出し止め金バー
１７１の前部１７１ａが載せられるとき表われる。引出
し止め金バー１７１は、カード保持ピン１１０乃至１３
３の運動路の領域内に配置されている。選択キーを操作
すると、操作された選択キーに連結された関連する枢支
レバーが回転して、結局対応すべきカード保持ピンが引
出し止め金バー１７１の前側部分１７１ａに当接し底部
材２１の底壁２６の開口或いは凹部２６ａに引出し止め
金バーのその前側部分を押し込む。そのため、弾機性要
素１７３が圧縮され、偏倚させられる。カード保持ピン
が底部材２１の底壁２６の凹部或いは開口２６ａに引出
し止め金バー１７１の前側部分１７１ａを押し込むとす
ぐに、引出し３０はカム１７５引出しに連結した突起部
３７から回転してはずれることによりロック解除となる
。引出し３０は、バネにより偏倚させられているから、
この瞬間に外方に動かされる（第５図及び第６図参照）
。他の方法によれば、引出し止め金バー１７１は異なる
設計の装置により置き換えられてもよい。かかる装置は
如何なる場合も底部材２１から引出し３０のロック解除
を妨げてはならない。底部材２１の底壁２６が十分な厚
さを有する時、底壁２６にある開口２６ａは凹部に置き
換えられてもよい。しかし、引出しロック解除に際して
、ロック解除動作が起こされるように引出し止め金バー
１７１がその前部１７１ａを開口或いは凹部に押し込ま
れることが重要なのである。索引カードの積み重ね２０
０は厚紙等で作られた多数の索引カードから成り、索引
カードの数は選択キー４０乃至６３の数に一致している
。

図面に示されている索引カード登録器の実施例には、二
十四枚の索引カードが備えられていて、参照番号２０１
乃至２２４で示されている。索引カード２０２乃至２２
４の後端部には各々選択子舌片２０２ａ乃至２２４ａが
形成されていて、これら選択子舌片には、孔２５０が配
設されている。索引カードの選択子舌片にある孔２５０
は、各々の開口が効果的にカード保持ピンに関連するよ
うカード保持ピン１１０乃至１３３の配列に対応する平
行な二列に配置されている。索引カード２０２乃至２２
４の孔は略々円形をしている。一番下の索引カード２０
１は孔２５０を有しない。選択子舌片の形状及び配列は
以下の如くである。索引カード登録器２０２から始まつ
て、索引カードにあるノ孔２５０の数は一つづつ増加す
る。かくして、一つの孔２５０を有する索引カード２０
２に重なる索引カード２０３は、二つの孔２５０を含ん
でいる（第１５図乃至第１８図参照）。さらにある索引
カードの孔の数がそのすぐ下にある索引カード７の孔の
数に関して増加される増分の孔が、選択子舌片或いは他
の索引カードの孔により覆われることのないように、選
択子舌片は配置される。第１５図は一個の孔を有する選
択子舌片２０２ａを備えた索引カード２０２の一部分を
示している。選フ択子舌片２０２ａは、孔２５０ａを収
容すべき形状となるよう斜の左側縁部を含んでいる。索
引カード２０２に重なる索引カード２０３は、二個の孔
２５０ａ及び２５０ｂの配置された略々正方契約いは長
方形の形状の選択子舌片２０３ａを含んでいて、二枚の
索引カード２０２，２０３を互いに重ねると索引カード
２０３の孔２５０ａは索引カード２０２の孔２５０ａと
一致する（第１６図参照）。二枚の索引カード２０２，
２０３を重ねた時、索引カード２０３の選択子舌片２０
３ａは、選択子舌片２０２ａだけが覆われ、選択子舌片
２０３ａの残りの部分２０３ｂが露出するように、索引
カード２０２の選択子舌片２０２ａを覆う。対応する選
択キーを操作するとそれに関連したカード保持ピンが、
索引カード２０３の選択子舌片２０３ａの孔に挿入され
引出し止め金バーを押圧する。カード保持ピンは索引カ
ード２０３と索引カード２０３に重なつている他の索引
カードを保持する。選択子舌片２０２ａの孔２５０ａに
はカード保持ピンが挿入されていないので、索引カード
２０２は保持されずに、外方移動する引出し３０と共に
前方に移動する。選択された索引カードの移送或いは選
択された索引カード及び選択された索引カードの下にあ
る索引カードの各々の移送はカム１８０により保証され
る。

このカム１８０は引出しの前壁３４に隣接して引出し３
０の底壁３１の中央に成形される。索引カード２０１乃
至２２４はその前端部にカム１８０が係合すべき孔２３
０を含んでいる。引出し３０がハウジング１０から外へ
移動する時、選択された索引カードはその下にあるカー
ドと共にこの移送カムによりカードの積み重ねから引出
される。解放された索引カードのみが、その下にある索
引カードと一緒に引出しと共に外方移動するように、孔
２５０に挿入されたカード保持．ピンによつて保持され
ていない索引カードの総てがカム１８０から解放される
ことを保証するようこのカムは三角形の形状をしている
。索引カード２０２乃至２２４の選択子舌片２０２ａ乃
至２２４ａは、第１４図かられかる通り、梯子段に似た
型に配置されている。

本発明による索引カード登録器の操作は、簡単で次の通
りである。

使用しない場合には、引出し３０はハウジング１０内に
挿入されている。引出し３０は、互いに重なつて索引カ
ードの積み重ねく２００をなす多数の索引カードを収容
している。索引カードは、その後端部に選択子舌片を含
む。各々の索引カードは一つの選択子舌片を備えている
。これらの選択子舌片には孔２５０が配設されている。
選択キーを操作すると、操作した選択キーに連結された
枢支レバーがその自由端で底部材２１の底壁２６まで動
かされて、この枢支レバーに懸架されたカード保持ピン
は、引出し止め金バー１７１を押圧するように、その運
動路内に配置された索引カードの操作に関連する孔２５
０に挿入される。引出し止め金バー１７１の前側部分１
７１ａは底部材２１の底壁２６にある開口或いは凹部２
６ａに押し込まれる。この瞬間に引出し止ノめ金バー１
７１のカム１３５により保持されていた引出し３０の中
央突起部３７が解放されらる。引出し止め金バー１７１
の回転時に、カム１７５は回転運動により突起部３７か
らかずれる。この場合引出し３０は圧縮バネ（図示せす
）により前．方に加速され同時に選択された索引カード
及び選択された索引カードの下にある総てのカードを移
送せしめ、一方選択された索引カードに重なる総ての索
引カードは押し下げられたカード保持ピンにより保持さ
れている。見るために露出させられた対応する索引カー
ドと共に突出した引出しが必要でなくなつた時、引出し
３０はハウジング１０内に戻され、引出しの底壁３１に
あ突起部３７がカム１７５に係合して、引出し止め金バ
ー１７１によりロック位置に保持されることによつて引
出し３０は保持される。カード保持ピンの引出し止め金
バー１７１にかかる作動圧力を解除すると、引出し止め
金バーは弾機性要素１７３により僅かに上つた位置、即
ち突起部３７が引出し止め金バー１７１のカム１７５に
よつて引出し３０を係合することを保証する位置にこれ
らの部材を組み合わせるよう戻される。引出し３０の挿
入位置において、索引カードの積み重ね２００の索引カ
ードは、索引カードとその選択子舌片刃幼一ド保持ピン
の領域で平面状になるよう、ハウジング１０の内部に配
置されて索引カードの積み重ね２００の索引カードと一
部が横に重なるＬ型の保持用突起１９，１９ａによつて
保持される。本発明による索引カード登録器は、廉価で
設計製造され、これは、選択キー４０乃至６３が関連す
る枢支レバー７０乃至９３と共に、枢支レバー７０乃至
９がその一端を単に取付棒１０１に滑り込ませるので簡
単に除去できる組立体を構成するという事実による。

関連する選択キーが操作された索引カードだけが解放さ
れるので、如何なる不完全作動或いは選択ミスも、排除
される。孔を有する選択子舌片は索引カードの後端に配
置されているから、索引カードの表面の比較的大きな部
分が表示やデータ等を受容するのに供される。引出し３
０の底壁３１にある移送カム１８０は横向きに配置され
た移送カムによつて置き換えられてもよい。この時索引
カードはこれら横向きの移送カムとの係合に対応した形
状の凹部を含まなければならず、選択された索引カード
がその下にある索引カードと共に引出し３０がハウジン
グから外方移動する時に保持され、カード保持ピンによ
り保持されている索引カードが移送カムから解放される
ことが保証されなければならない。索引カードに記入す
るために、カード登録器のハウジングからカードが個々
に容易に取り出せるようになつている。本発明は、上述
のそして図示された実施例に限定されない。

引出しのガイド装置、カードカード保持ピンによつて偏
倚させられる弾機性舌片の配置及び引出しのロック機構
、ロック解除機構における変形も本発明の範囲内で考慮
される。従つて引出し止め金バーはハウジングの底部材
と一体に成形されたプラスチック材料で作られた弾機性
舌片で構成されてもよい。カード保持ピンによりこの舌
片に加えられた圧力を解放する時、かかる弾機性舌片は
、その固有の復帰能力により、引出しがロックされるよ
う再び最初の位置に戻る。異なる設計の引出しロック機
構が備えられてもよい。従つて引出し止め金バーの前端
は垂直押圧バーを備えてもよく、引出しを内部位置に保
持するために引出し止め金バーの押圧バーを押圧すべき
後向この垂直部分を有する楔形の踊り場部分を引出しは
その底壁後部に備えていてもよい。引出し止め金パーは
また引出しをロックするための適当な装置を備えたキー
・ボルトの形態をとつてもよい。この索引カード登録器
は電話番号、住所等を示すためだけでなく、色々な商品
等を表にし或いは分類するためにも使用され得る。図面
の簡単な説明第１図本発明に係る索引カート登録器の平
面図、第２図は第１図の右側面図、第３図はカバー部材
の平面図、第４図はカバー部材を除去して示す索引カー
ド登録器の平面図、第５図は引出しが途中まて引き出さ
れた場合のカバー部材を除去して示す索引カード登録器
の平面図、第６図は第１図の■−■線断面図、第７図は
引出し内に積み重ねられたカードを示しているカバー部
材を除去した索引カード登録器の平面図、第８図は縦方
向に配列された四個の選択キーを示す側面図、第９図は
横方向に隔置された第８図に示す四個の選択キーの平面
図、第１０図は第９図に示す選択キーの底面図、第１１
図は各選択キーの枢支レバーの底面図、第１２図は索引
カードの平面図、第１３図第１３Ａ図および第１３Ｂ図
は一方を他方の裏側に配置して後部にある選択子舌片に
明けられた孔を示す索引カードの前部の平面図、第１４
図は後部における孔の明けられた選択子舌片を示す積み
重ねられた索引カードの部分底面図、第１５図は一個の
孔を有する選択子舌片を示す一番下にある索引カードの
部分平面図、第１６図は二個の孔を有する選択子舌片を
示す一番下の索引カートの上に重ねられた索引カードの
部分平面図、第１７図は第１５図と第１６図に示す二枚
の索引カードを重ねた状態を示す部分平面図、第１８図
は第１５図と第１６図に示す二枚の索引カードを離した
状態で示す部分斜視図である。

１０・・・・・・ハウジング、１１・・・・・・蓋部材
、１２・・・・・前壁、１３，１５・・・・・・側壁、
１４・・・・・・後壁、１６・・・・・・頂部覆い板、
１７・・・・・・開口、１９，１９ａ・・・・支持用突
起、２１・ ・・底部材、２２・・・・・・前壁、２３
，２４・・・・・・側壁、２５・・・・・・後壁、２６
・・・・・・底壁、２６ａ・・・・・・開口或いは凹部
、２７・・・・・・スロット状開口、２９，２９ａ・・
・・・・ガイド・バー、）３０・・・・・・引出し、３
１・・・・・・底壁、３２，３３・・側壁、３４・・・
・・・前壁、３５・・・カム、３６・・・・・・鋼性ス
プリング・ロッド、３７・・・突起部、３８，３８ａ・
・・・・・ガイド・ストッパー、３９，３９ａ・・・・
・・弾機性緩衝要素、４０〜６３・・・・・選択キー、
７０〜７９３・・・・・・枢支レバー、１００・・・・
・・開口、１０１・・・・・・取付棒、１０２，１０３
・・・・・・軸受部材、１１０〜１３３・・・・・・カ
ード保持ピン、１４０〜１６３・・・・・・弾機性舌片
、１７０・・・・・・引出しロック機構、１７１・・・
引出し止め金バー、１７２・・・・・・水平軸、１７３
・・・・・弾機性要素、１７４・・・・・・樋状凹部、
１７５・・・・・・垂直保持カム、１８０・・・・・・
カム、２００・・・・・・索引カード積み重ね、２０１
〜２２４・・・・・・索引カード、２０２ａ〜２２４ａ
・・・・・選択子舌片、２３０，２５０・・・・・・孔
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 蓋部材と底部材とから成るハウジンと、複数の選択
   キーと、圧縮バネにより弾圧されていてロック機構によ
   りロックされ得るようになつている引出しと、引出しの
   内部に収容された置換可能な索引カードの積み重ねを画
   成し且つ縁に切欠き部を含む複数の索引カードと、引出
   しのロックを解除して圧縮バネの弾力で、ハウジングか
   ら突出した位置に引出しを移動させることにより対応す
   る選択キーの操作により選択された索引カードが見える
   ように露出せしめるための装置とを含んでいて、上記引
   出しが索引カードの移送用孔に係合すべく構成された弾
   機性物質で作られた移送カムを含み、上記索引カードが
   逆方向にバネで弾圧された選択キーを係止せしめ得る選
   択用孔を含んでいる選択装置を備えた索引カード登録器
   において、複数の選択キーが蓋部材上に縦横に幾列かに
   配置され、各選択キーが関連する一腕の枢支レバーの一
   端に取付けられ、該枢支レバーの他端が枢軸の役割を果
   たす取付棒に回動可能に枢支され、この取付棒が該ハウ
   ジングの前方に配置され、該枢支レバーが弾機装置によ
   り略々水平位置に保持されて、更にその自由端にハウジ
   ングの底部材の底壁に向つて下向きに懸下されたカード
   保持ピンを含み、該枢支レバーの該カード保持ピンが枢
   支レバーの下面に二列に配置されて他の総て枢支レバー
   のカード保持ピンが列をなしていて、且つ引出し止め金
   バーが該ハウジングの底部材の底壁の後方の弾機性を付
   与せしめた状態で取付けられて、該引出し止め金バーが
   押し下げられた選択キーのカード保持ピンにより押圧さ
   れた時引出しの外方移動を可能にするためロック解除せ
   しめる引出しロック機構を含んいて、且つ引出し内の索
   引カードの積み重ねの中に配置された索引カードの後縁
   部に沿つて該カード保持ピン用の孔を有する選択子舌片
   を備え、該選択子舌片が一個の孔を有する一番下の索引
   カードから最多数の孔を有する一番上の索引カードまで
   、また底部右位置から頂部左位置まで階段的に長さを増
   し、該選択子舌片にある孔の数が一番下の索引カードか
   ら一番上の索引カードまで一枚毎に一個増加されること
   により、すぐ下にある索引カードの孔に比較して各々の
   索引カードの増分の一個の孔がすぐ下の索引カードの孔
   を有する選択子舌片部分に対して露出せしめられ、且つ
   引出しの前方にある三角状の移送カムが備えられ、該移
   送カムが索引カードの前方にある移送用孔と協働するよ
   うになしたことを特徴とする索引カード登録器。 ２ 索引カードの積み重ねの中に一番上の索引カードの
   上の、そして索引カードの孔の上の位置に枢支レバーの
   自由端から懸架されたカード保持ピンの自由端を支持す
   るための装置がハウジングの底部材の後壁に取付けられ
   た複数の弾性舌片から成り、枢支レバーがその自由端を
   該弾機性舌片により支持されていることを特徴とする、
   特許請求の範囲１に記載の索引カード登録器。 ３ 引出しロック機構が、引出しの運動路内に配設され
   た引出し止め金バーと、該引出しの踊り場部分にある中
   央保持カムと、該保持カムと係合するようになつている
   引出しの底部後方にある突起部とを含み、該引出し止め
   金バーがハウジングの底部材の後壁付近で水平な枢軸に
   回転可能に取付けられ、引出し止め金バーの前側部分が
   引出しの底壁にある開口或いは凹部等の中で移動可能で
   あつて、また該引出し止め金バーが弾機性を有しロック
   位置に保持されていることを特徴とする、特許請求の範
   囲１又は２に記載の索引カード登録器。 ４ 選択キーが正方形或いは長方形のパッドから成り、
   各々のハウジングが垂直ウェブにより関連する枢支レバ
   ーに連結されていることを特徴とする、特許請求の範囲
   １から３に記載の索引カード登録器。 ５ 一つの行に配置された四個の選択キーの総ての幅が
   該選択キーを支持する四本の枢支レバーの幅に略々一致
   することを特徴とする、特許請求の範囲１から４に記載
   の索引カード登録器。 ６ 一つの行の四個の選択キーが、後方の選択キーが左
   向きの片持ち梁となり前方の選択キーがその関連する枢
   支レバーに対して右向きの片持ち梁となるように関連す
   る枢支レバーに連結され、また中間の二個の選択キーが
   、四個の選択キーが総て一つの行に整列するように各々
   関連する枢支レバーに連結されていることを特徴とする
   、特許請求の範囲１から５に記載の索引カード登録器。 ７ 一つの行をなす四個の選択キーのうち後方の選択キ
   ーが、左方に片持ち梁となる部分を含み前方の選択キー
   が右方に片持ち梁となる部分を含むことにより、二つの
   片持ち梁部分が三本の枢支レバーの幅に略々一致した幅
   を有し、且つ後方及び前方の各々の選択キーの間に配設
   された二個の選択キーが一方の側に一本の枢支レバーの
   幅に略々一致する幅を有する片持ち梁部分と、他方の側
   に二本の枢支レバーの幅に略々一致する幅を有する片持
   ち梁部分を含んでいることを特徴とする、特許請求の範
   囲１から６に記載の索引カード登録器。８ ハウジング
   の蓋部材の頂部覆い板が選択キーの配列に覆われた領域
   に略一致した大きさと寸法の孔を含んでいることを特徴
   とする、特許請求の範囲１から７に記載の索引カード登
   録器。 ９ 引出しがハウジングの底部材にある横方向のガイド
   装置によりガイドされるようになしたことを特徴とする
   特許請求の範囲１から８に記載の索引カード登録器。 １０ 引出し及び引出しに挿入された索引カードの積み
   重ねの後部にその一部が重なる支持用突起がハウジング
   の底部材の後方に配置されていることを特徴とする、特
   許請求の範囲１から９に記載の索引カード登録器。 １１ 索引カードの選択子舌片にある孔が、相互に一致
   した位置に配設され、他の総ての索引カードの選択子舌
   片がすぐ下の索引カードの選択子舌片の孔を露出せしめ
   る斜めの部分を含んでいることを特徴とする、特許請求
   の範囲１から１０に記載の索引カード登録器。