JPS6047407B2 - 旧船体を利用した海洋構築方法 - Google Patents

旧船体を利用した海洋構築方法

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JPS6047407B2
JPS6047407B2 JP11881278A JP11881278A JPS6047407B2 JP S6047407 B2 JPS6047407 B2 JP S6047407B2 JP 11881278 A JP11881278 A JP 11881278A JP 11881278 A JP11881278 A JP 11881278A JP S6047407 B2 JPS6047407 B2 JP S6047407B2
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JP
Japan
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hull
caisson
shaped
construction method
mount
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Expired
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JP11881278A
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JPS5545930A (en
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義正 川北
俊 押尾
俊彦 佐藤
多克 和木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、旧船体を利用した海洋構築方法に関し、特に
船首部および船尾部を除いた船体主要部から複数のケー
ソンを製作して、防波堤等の海洋構築物を築造するため
の方法に関する。
従来、不要になつた船体を改造して、これをケーソンと
して用いることにより、防波堤や護岸構造体のごとき海
洋構築物を築造することが提案されており、また実際に
築造された例もある。
しかしながら、従来の方法では、第1図に示すように、
単に船首部aおよび船尾部をを除去しただけで、その船
体主要部cをそのままケーソンとして利用したり、ある
いは第2図に示すことく、船体主要部cを更に縦断方向
に2分割し、それぞれケーソンとして利用したりしてい
るので、中詰土の投入孔を上甲板上に多数設ける必要が
あり、堤防等に利用てきる長さが船体主要部cの1〜2
倍程度にすぎないという欠点があるほか、堤防等を築造
する場所の水深に応じたケーソンが得られないという欠
点もある。また従来、第3、4図に示すように、斜線部
分d、eをスクラップとして除去し、残余の船体部分f
、gをケーソンとして利用することも行なわれているが
、これらの場合も前述の従来の方法と同様の欠点がある
ほか、ケーソンとしての安定性についても問題点がある
本発明は、上述の諸問題を解決しようとするもので、左
右に縦通隔壁を有する船体から、水深の深いところで用
いられるL型のケーソン用船体部分と、水深の浅いとこ
ろで用いられるT型のケーソン用船体部分とを製作して
、効率よく且つ安全・に海洋構築を行なえるようにした
方法を提供することを目的とする。
このため本発明の方法は、左右に縦通隔壁を有する船体
の船首部および船尾部を除く船体主要部について、船側
外板、縦通隔壁の下半部および船底外板の一部を含むほ
ぼL型のケーソン用船体部分と、縦通隔壁の上半部およ
び上甲板の一部を含むほぼT型のケーソン用船体部分と
に分割し、ついで上記L型のケーソン用船体部分につい
ては正立状態のまま海底のマウント上に据付けて中詰土
を施し、上記T型のケーソン用船体部分については倒立
させるように海底のマウント上に据付けて中詰土を施す
ことを特徴としている。
以下、図面により本発明の一実施例としての旧船体を利
用した海洋構築方法について説明すると、第5図は船体
主要部の切断要領を示す船体横断面図、第6図は上記切
断により得られたL型ケーソン用船体部分を示す斜視図
、第7図は上記切断により得られたT型ケーソン用船体
部分を示す斜視図、第8図は上記L型ケーソン用船体部
分を用いて海洋構築を行なつた状態を示す横断面図、第
9図は上記T型ケーソン用船体部分を用いて海洋構築を
行なつた状態を示す横断面図である。
本発明の海洋構築方法に用いられる左右に縦通隔壁をそ
なえた船体について、船首部および船尾部はケーソン用
としては不適当なので切断除去され、また上甲板上に設
けられている船体上部構造やデリツクポストなども切断
除去される。このようにして得られた船体主要部につい
て、第5図に示すように、船体中心線A−Aの両側に−
おいて、船側外板1、縦通隔壁の下半部2aおよび船底
外板の一部3を含むほぼL型のケーソン用船体部分4が
、切断線B−B″−B″−B″゛″に沿う切断作業によ
り切り出される。
(第6図参照)また切断線C−C″に沿う切断作業によ
り、縦2通隔壁の上半部2bおよび上甲板の一部5を含
むほぼT型のケーソン用船体部分6が切り出される。(
第7図参照)このようにして、水深の深いところで用い
られるL型のケーソン用船体部分4と、水深の浅いと!
ころで用いられるT型のケーソン用船体部分6とが得ら
れるが、船体の左右船側部分についてL型およびT型の
各ケーソン用船体部分4,6が得られるから、これらを
ケーソンとして用いた場合、全ケーソンの総延長は船体
主要部の長さの4倍に4なる。
なお第5図中の符号Sは、スクラップとなる部分を示し
ている。次に、これらのケーソン用船体部分4,6を用
いて堤防を築く場合、L型のケーソン用船体部分4につ
いては第6,8図に示すごとく、正立状態のまま海底の
マウント7上に据付けて、開孔作業を要することなく上
方から中詰土8を施すことができる。
またT型のケーソン用船体部分4を用いて堤防を築く際
には、第7,9図に示すごとく、これを倒立させるよう
にマウント9上に据付けて、その内部に中詰土10が施
される。
このように、T型のケーソン用船体部分6を倒l立させ
ることにより、その土圧による転倒が十分に防止される
利点がある。
以下、本発明の方法により得られる効果ないし利点につ
いて、更に列挙すれば次のとおりである。
(1)船体の切断において、従来の船長方向および船幅
方向の切断のほかに、船体の深さ方向の切断につき工夫
を加えているので、ケーソン沈設場所の水深に合わせて
船体を切断することができ、しかも、その利用長さは船
体主要部の長さの4倍となる。
(2)ケーソン用船体部分の、上方から中詰土を投入す
るための開孔を設ける作業が不要になる。
(3) ケーソン用船体部分の高さと幅との比を小さく
することができ、そのマウント上への据付状態での転倒
や滑動が防止されて、安全性を向上させることができる
。(4)従来のコンクリートケーソンと比較して深さを
大きくとれる故、マウントを低くすることができ、これ
により堤防の内側への産業廃棄物等の投入量を多くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、いずれも従来の方法による船体の切断要
領を示す説明図であり、第5〜9図は本発明の一実施例
としての旧船体を利用した海洋構築方法を示すものて、
第5図は船体主要部の切断要領を示す船体横断面図、第
6図は上記切断により得られたL型ケーソン用船体部分
を示す斜視図、第7図は上記切断により得られたT型ケ
ーソン用船体部分を示す斜視図、第8図は上記L型ケー
ソン用船体部分を用いて海洋構築を行なつた状態を示す
横断面図、第9図は上記T型ケーソン用船体部分を用い
て海洋構築を行なつた状態を示す横断面図てある。 1・・・・・・船体主要部、2a・・・・・・縦通隔壁
の下半部、2b・・・・・・縦通隔壁の上半部、3・・
・・・・船底外板の一部、4・・・・・・L型のケーソ
ン用船体部分、5・・・・・・上甲板の一部、6・・・
・・・T型のケーソン用船体部分、7・・・・・・マウ
ント、8・・・・・・中詰土、9・・・・・マウント、
10・・・・・・中詰土、S・・・・・・スクラップと
なる部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 左右に縦通隔壁を有する船体の船首部および船尾部
    を除く船体主要部について、船側外板、縦通隔壁の下半
    部および船底外板の一部を含むほぼL型のケーソン用船
    体部分と、縦通隔壁の上半部および上甲板の一部を含む
    ほぼT型のケーソン用船体部分とに分割し、ついで上記
    L型のケーソン用船体部分については正立状態のまま海
    底のマウント上に据付けて中詰土を施し、上記T型のケ
    ーソン用船体部分については倒立させるように海底のマ
    ウント上に据付けて中詰土を施すことを特徴とする、旧
    船体を利用した海洋構築方法。
JP11881278A 1978-09-27 1978-09-27 旧船体を利用した海洋構築方法 Expired JPS6047407B2 (ja)

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JPS5545930A JPS5545930A (en) 1980-03-31
JPS6047407B2 true JPS6047407B2 (ja) 1985-10-22

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JPH0118089Y2 (ja) * 1984-09-13 1989-05-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929138Y2 (ja) * 1982-07-23 1984-08-22 日本ノ−シヨン工業株式会社 合成樹脂製なす環
US4804294A (en) * 1986-06-03 1989-02-14 Barthel Ted F Method and means for improved erosion control
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