JPS604721Y2 - チエンソ− - Google Patents

チエンソ−

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Publication number
JPS604721Y2
JPS604721Y2 JP12203279U JP12203279U JPS604721Y2 JP S604721 Y2 JPS604721 Y2 JP S604721Y2 JP 12203279 U JP12203279 U JP 12203279U JP 12203279 U JP12203279 U JP 12203279U JP S604721 Y2 JPS604721 Y2 JP S604721Y2
Authority
JP
Japan
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vibration
side block
block
frame
rubber
Prior art date
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Expired
Application number
JP12203279U
Other languages
English (en)
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JPS5639204U (ja
Inventor
勝治 水尾
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP12203279U priority Critical patent/JPS604721Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関を原動機としたポータブルチェンソ
ーの改良に関するものである。
この種のポータブルチェンソーの公知のものでは、内燃
機間を内蔵し且つソーチェン駆動機構を有する振動側ブ
ロックと、気化器ケーシングや燃料タンク、オイルタン
ク等を主体とし、これに前後ハンドル及び底フレームを
一体連設したフレーム側ブロックとの間に防振ゴムを介
在せしめて振動側ブロックで発生する振動エネルギーが
フレーム側ブロックへ可及的に伝達されないようにして
いる。
このような防振構造のポータブルチェンソーにおいては
、空転時と鋸断時とに同一の防振系を共用しているため
の次のような問題点がある。
(1)空転時と鋸断時とにおける防振効果に差異が生じ
る結果、鋸断時において十分な防振効果を得られない。
(2)鋸断時における防振ゴムへの負担が大き過ぎるた
め、防振ゴムの寿命(疲労限界)が短かくなる。
(3) 鋸断時にソーチェン側にかかる負荷によって
チェンソーのバランスが悪化して、作業性が悪くなる。
本考案は、上記問題点に鑑み、従来の防振系に加えて鋸
断時にのみ作用する第2の防振系を採用することによっ
て、鋸断時の防振性の向上を計ることを主たる目的とす
るものである。
以下、図示の実施例により本考案のチェンソーを説明す
る。
本考案のチェンソーは、振動側ブロック1とフレーム側
ブロック2とに大別され、この両者をそれぞれの間に防
振ゴムを介在せしめて一体的に結合して構成されている
振動側ブロック1は、原動機ブロック11、ソーチェン
駆動機構12.ファン13、ソーチェンガイドバー14
.ソーチェン15及びマフラー16によって構成されて
いる。
符号17は原動機ブロック11の後方に延びる吸気通路
ケーシング、18は原動機ブロック11前方のソーチェ
ン取付用のマウント部、19は出力軸である。
一方フレーム側ブロック2は、気化器ケーシング24、
燃料タンク25及びオイルタンク26を一体化してなる
フレーム主体21、底フレーム22.23、前ハンドル
27及び後ハンドル28によって構成されている。
符号29は気化器ケーシング24側面に取付けられたブ
ラケットである。
前記底フレーム22.23の前端部には、それぞれ防振
ゴム41.42が固着されており、さらにブラケット2
9の側面には防振ゴム43が、他方の気化器ケーシング
24側面には防振ゴム44が固着されている。
これらの防振ゴム41,42,43,44は、振動側ブ
ロック1にボルト61,61・・で固着されたダンパー
ステー31.32.33に取付けられたピン62,63
,64,65を介して振動側ブロック1を支持している
尚、−ダンパーステー33はファンケーシングを兼用し
ている。
即ち、振動側ブロック1とフレーム側ブロック2とは、
それらの前方底部両側及び後方上部両側において防振ゴ
ム41,42,4・3,44を介して結合されて防振系
−■を構成している。
更に、ソーチェン15側の底フレーム22前端部に゛は
、軸50を介して防振ゴム51が突設されており、一方
原動機ブロック11の後端上部には防振ゴム52が固着
されている。
前記防振ゴム51は原動機ブロック11のマウント部1
8に形成された凹部20内に臨み、空転時には防振ゴム
51と凹部20との間に約2rmの隙間S1が形成され
るようになっている。
又、前記防振ゴム52と気化器ケーシング24前端との
間には空転時に約2斜の隙間S2が形成されるようにな
っている。
即ち、振動ブロック1とフ“レーム側ブロック2とは、
両者間におけるソーチェン15側の前方底部及び後方上
部に防振ゴム51.52を介設することによって、鋸断
時にのみ作用する第2゛の防振系−■を構成している。
尚、前記防振ゴム51.52は、両者を平面図及び側面
図上で結ぶ線11,1□がそれぞれ、後ハンドル28の
握持部28a中心及び原動機ブロック11の出力軸19
を通るような位置に取付けられるのが理想的である。
次に図示のチェンソーの作用を第4図ないし第7図に示
す防振ゴムのバネ特性曲線を参照しつつ説明する。
このチェンソーは、空転時においては、防振コム41,
42,43,44からなる防振系−Iによって防振側ブ
ロック1とフレーム側ブロック2とを防振支持結合して
おり、各防振ゴム42,42.43,44は、空転時に
おいては、第4図ないし第7図の曲線I上の点Aで示す
状態となっている。
この時、防振ゴム51.52からなる防振系−■は作用
していない。
このチェンソーを用いて木材等を鋸断する時は、ソーチ
ェン15に負荷が加わるために、ソーチェン15に対し
て上向き(第3図矢印に方向)に力が作用し、その結果
振動側ブロック1が出力軸19を中心として矢印に方向
に回動しようとし、且つ後ハンドル28の握持部28a
を中I畠して上向きにひねる方向(第1図矢印M方向)
に回転しようとする。
すると、防振ゴム51はマウント部18の凹部20と、
防振ゴム52は気化器ケーシング24前端と当接するこ
ととなり、防振系−■が作用する。
この時、防振系−■は勿論作用している。
即ち、鋸断時においては、振動側ブロック1はフレーム
側ブロック2に対して6点支持されることとなる。
しかして1、鋸断時においては、防振ゴム41.42,
43.44は第4図ないし第7図の曲線■上の点Bで示
す状態となり、防振ゴム51゜52は第4図及び第6図
の曲線■上の点B′で示す状態となる。
尚、第4図ないし第7図において曲線■上の点Cは防振
系−■のみを使用した時(従来例)における防振ゴム4
1,42,43,44の鋸断時の状態を示している。
これらの事実を比較してみると、本実施例のチェンソー
においては、防振ゴム41,42,43.44に鋸断時
に加わる荷重及び撓み量が大巾に低減していることがわ
かる。
上記の如く本考案によれば、チェンソーの防振構造に防
振ゴム41,42,43.44からなる防振系−■に加
えて、防振ゴム51,52からなる鋸断時にのみ作用す
る防振系−■を採用するだけで、防振ゴム41,42,
43,44に鋸断時に加わる荷重及び撓み量を大巾に低
減することができる。
続いて本考案のチェンソーの効果を以下に列記する。
即ち、本考案によれば、 (1)チェンソーの防振構造を、振動側ブロック1とフ
レーム側ブロック2とをそれらの前方底部両側及び後方
上部両側において防振ゴム41゜42.43,44を介
して結合してなる防振系−Iと、振動側ブロック1とフ
レーム側ブロック2との間においてソーチェン15側の
前方底部及び後方上部に防振ゴム51,52を介設せし
めてなる防振系−■とによって構威し、空転時には前記
防振系−■のみを、鋸断時には前記防振系−I及び防振
系−■を作用せしめ得るようにしたので、負荷に応じて
フレーム側ブロック2、即ち前後ハンドル27.28へ
伝達される振動を重点的に減衰せしめることができ、鋸
断時の防振性の向上を計ることができる、(2)鋸断時
には防振系−■と防振系−■とを作用せしめるようにし
たので、振動ブロック1とフレーム側ブロック2とを6
点防振支持することとなり、各防振ゴム41,42,4
3,44及び51,52に加わる荷重を可及的に低減す
ることができ、その耐久性の向上を計ることができる、 (3) 鋸断専用の防振系−■を採用したので、鋸断
時におけるチェンソーのバランスが良くなり、その作業
性の向上を計ることができる、 等の実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるチェンソーの分解平面
図、第2図及び第3図は第1図のチェンソーの両側面図
、第4図ないし第7図は第1図のチェンソーにおける各
防振ゴムのバネ特性を示すグラフである。 1・・・・・・振動側ブロック、2・・・・・・フレー
ム側ブロック、11・・・・・・原動機ブロック、15
・・・・・・ソーチェン、22.23・・・・・・底フ
レーム、24・・・・・・気化器ケーシング、41,4
2,43,44,51゜52・・・・・・防振コム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原動機ブロック11、ソーチェン15等を含む振動側ブ
    ロック1と気化器ケーシング24、底フレーム22.2
    3等を含むフレーム側ブロック2とをそれらの前方底部
    及び後方上部両側において防振ゴム41,42,43.
    44を介して結合してなる防振系−■と、前記振動ブロ
    ック1とフレーム側ブロック2との間においてソーチェ
    ン15側の前方底部及び後方上部に防振ゴム51,52
    を介設せしめてなる防振系−■とを有し、該防振系−■
    を構成する防振ゴム51.52と振動側ブロック1ある
    いはフレーム側ブロック2との間には、シンジン空転時
    に前記防振系−■のみを作用せしめるための隙間S1.
    S2が設けられており、鋸断時には該隙間S□、S2が
    解消されて防振系−■に加えて防振系−■が作用する如
    く構成されていることを特徴とするチェンソー。
JP12203279U 1979-09-03 1979-09-03 チエンソ− Expired JPS604721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12203279U JPS604721Y2 (ja) 1979-09-03 1979-09-03 チエンソ−

Applications Claiming Priority (1)

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JP12203279U JPS604721Y2 (ja) 1979-09-03 1979-09-03 チエンソ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5639204U JPS5639204U (ja) 1981-04-13
JPS604721Y2 true JPS604721Y2 (ja) 1985-02-12

Family

ID=29354129

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JP12203279U Expired JPS604721Y2 (ja) 1979-09-03 1979-09-03 チエンソ−

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JPS5639204U (ja) 1981-04-13

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