JPS604706Y2 - ピストンピン引き抜き工具 - Google Patents
ピストンピン引き抜き工具Info
- Publication number
- JPS604706Y2 JPS604706Y2 JP12683180U JP12683180U JPS604706Y2 JP S604706 Y2 JPS604706 Y2 JP S604706Y2 JP 12683180 U JP12683180 U JP 12683180U JP 12683180 U JP12683180 U JP 12683180U JP S604706 Y2 JPS604706 Y2 JP S604706Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston pin
- tool body
- tool
- claw
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ピストンピン、特に内周面に環状の凸部を
有するピストンピン引き抜き工具の改良に関するもので
ある。
有するピストンピン引き抜き工具の改良に関するもので
ある。
従来のピストンピン引き抜き工具は、第１図に示すよう
に、工具本体１の先端にクロー２を設け、中途にストッ
パ３をスライド自在に配設し、後端に打撃部４を取付け
この打撃部４の前方にハンマ５をスライド自在に配設し
て構成されている。
に、工具本体１の先端にクロー２を設け、中途にストッ
パ３をスライド自在に配設し、後端に打撃部４を取付け
この打撃部４の前方にハンマ５をスライド自在に配設し
て構成されている。
しかしながら、上記従来の引き抜き工具では、第２図に
示すように例えばコールドホーマ等によって成形されて
内周面に環状の凸部６を有するフルフロート型ピストン
ピン７を引き抜＜場合には、工具本体１をピストンピン
７の内周へ挿入してクロー２をピストンピン７の前方上
部端面に掛止した後、ストッパ３をピストンピン７ヘス
ライドさせて工具本体１をピストンピン７に固定すると
、工具本体１は上記凸部６に当接してしまい、この工具
本体１は図中Ａ、 Ｂ二点即ちピストンピン７の後方上
部端面と、凸部６の後方側上部端面とで支持され、その
結果工具本体１が傾斜してピストンピン７の前方端面に
掛止していたクローが外れることがあり、作業性が悪い
という問題があった。
示すように例えばコールドホーマ等によって成形されて
内周面に環状の凸部６を有するフルフロート型ピストン
ピン７を引き抜＜場合には、工具本体１をピストンピン
７の内周へ挿入してクロー２をピストンピン７の前方上
部端面に掛止した後、ストッパ３をピストンピン７ヘス
ライドさせて工具本体１をピストンピン７に固定すると
、工具本体１は上記凸部６に当接してしまい、この工具
本体１は図中Ａ、 Ｂ二点即ちピストンピン７の後方上
部端面と、凸部６の後方側上部端面とで支持され、その
結果工具本体１が傾斜してピストンピン７の前方端面に
掛止していたクローが外れることがあり、作業性が悪い
という問題があった。
この考案の目的は、これらの問題に鑑み、棒状の工具本
体に、ピストンピン内周の凸部を回避する凹部を形成し
たことにより、工具本体がピストンピン内周の凸部に当
接して傾斜することなく、ピストンピンの後方側内周上
部と、前方内周上部とで支持されて常に平行状態で固定
され、クローがピストンピン端面から外れることがなく
ピストンピンの引き抜きを容易にしたピストンピン引き
抜き工具を提供しようとするものである。
体に、ピストンピン内周の凸部を回避する凹部を形成し
たことにより、工具本体がピストンピン内周の凸部に当
接して傾斜することなく、ピストンピンの後方側内周上
部と、前方内周上部とで支持されて常に平行状態で固定
され、クローがピストンピン端面から外れることがなく
ピストンピンの引き抜きを容易にしたピストンピン引き
抜き工具を提供しようとするものである。
以下図面を参照してこの考案を具体的に説明する。
第３図及び第４図はこの考案の一実施例を示している。
これらの図において符号１１は棒状に形成された工具本
体で、その先端に上方に屈曲したクロー１２を有し、中
途にリング１３をスライド自在に遊挿腰このリング１３
の内周下部に形成した係入部にストッパ１４の固定部を
係入してノックピンにて固定し、該ストッパ１４を工具
本体１１の下面前方に突出している。
体で、その先端に上方に屈曲したクロー１２を有し、中
途にリング１３をスライド自在に遊挿腰このリング１３
の内周下部に形成した係入部にストッパ１４の固定部を
係入してノックピンにて固定し、該ストッパ１４を工具
本体１１の下面前方に突出している。
このストッパ１４は、上記リング１３を介して工具本体
１１の下面に沿って軸方向にスライド自在に配設されて
いると共に、下面の前方側がテーパ面に形成され、工具
本体１１のピストンピン７内周への挿入時にこのテーパ
面が凸部６の下部に当接して工具本体１１をピストンピ
ン７に固定するようになっている。
１１の下面に沿って軸方向にスライド自在に配設されて
いると共に、下面の前方側がテーパ面に形成され、工具
本体１１のピストンピン７内周への挿入時にこのテーパ
面が凸部６の下部に当接して工具本体１１をピストンピ
ン７に固定するようになっている。
上記工具本体１１の後端には、打撃部１５が取付けられ
ていると共に、この打撃部１５の前方には該打撃部１５
に打撃を与えるハンマ１６がスライド自在に遊挿されて
いる。
ていると共に、この打撃部１５の前方には該打撃部１５
に打撃を与えるハンマ１６がスライド自在に遊挿されて
いる。
又、工具本体１１は、ストッパ用リング１３及びハンマ
１６がスライドする後方部分は断面円形に形成されてい
ると共に、クロー１２は中央部に溝２１を設けた矩形（
第５図参照）に形成され、又後述の凹部１７部分の断面
は載置形になっている（第６図参照）。
１６がスライドする後方部分は断面円形に形成されてい
ると共に、クロー１２は中央部に溝２１を設けた矩形（
第５図参照）に形成され、又後述の凹部１７部分の断面
は載置形になっている（第６図参照）。
工具本体１１の前方部分には、ピストンピン７内周への
挿入・固定時に該工具本体１１の上部側が凸部６に当接
しないよう回避する凹部１７が形成されている。
挿入・固定時に該工具本体１１の上部側が凸部６に当接
しないよう回避する凹部１７が形成されている。
この凹部１７の前後壁面はテーパ面になっていると共に
、各テーパ面の頂点と工具本体１１外周とは面一になっ
ている。
、各テーパ面の頂点と工具本体１１外周とは面一になっ
ている。
図中符号１８はスナップリング、１９はピストン、２０
はコンロッドのスモールエンドを示す。
はコンロッドのスモールエンドを示す。
このような構成では、例えばコールドホーマ等によって
成形されて内周面に環状の凸部６を有するフルフロート
型ピストンピン７内周へ工具本体１１を挿入して、先端
のクロー１２をピストンピン７の前方上部端面に掛止し
た後、ストッパ１４をスライドさせて工具本体１１をピ
ストンピン７に固定すると、この工具本体１１は第４図
中Ｃ９Ｄ二点即ちピストンピン７の後方側内周上部と、
前方内周上部とで支持され、且つ工具本体１１の各支持
位置は面一になっているので、工具本体１１は常に平行
状態で固定されクロー１２がピストンピン７の端面から
外れることがないものである。
成形されて内周面に環状の凸部６を有するフルフロート
型ピストンピン７内周へ工具本体１１を挿入して、先端
のクロー１２をピストンピン７の前方上部端面に掛止し
た後、ストッパ１４をスライドさせて工具本体１１をピ
ストンピン７に固定すると、この工具本体１１は第４図
中Ｃ９Ｄ二点即ちピストンピン７の後方側内周上部と、
前方内周上部とで支持され、且つ工具本体１１の各支持
位置は面一になっているので、工具本体１１は常に平行
状態で固定されクロー１２がピストンピン７の端面から
外れることがないものである。
更に、クロ一部１２の中央部に溝２１を設けているので
クロ一部の先端両側がピストンピンの端部に係止するの
で引抜力を十分に安定してかけられるものである。
クロ一部の先端両側がピストンピンの端部に係止するの
で引抜力を十分に安定してかけられるものである。
かくて、この考案によれば、工具本体にピストンピン内
周の凸部を回避する凹部を設けてなるので工具本体が上
記凸部に当接して傾斜するということがなく、工具本体
をピストンピン内周へ常に平行状態で固定でき、その結
果クローがピストンピン端面から外れることを防止でき
、ピストンピンの引き抜きを容易にして作業性を向上で
きる効果がある。
周の凸部を回避する凹部を設けてなるので工具本体が上
記凸部に当接して傾斜するということがなく、工具本体
をピストンピン内周へ常に平行状態で固定でき、その結
果クローがピストンピン端面から外れることを防止でき
、ピストンピンの引き抜きを容易にして作業性を向上で
きる効果がある。
第１図は従来の引き抜き工具を示す側面図、第２図は第
１図の工具の使用例を示す要部断面図、第３図はこの考
案の一実施例に係る引き抜き工具を示す側面図、第４図
は同上工具の使用例を示す要部断面図、第５図は第３図
における工具本体１１のＡ−Ａ矢視図、第６図は第３図
のＢ−Ｂ線端面断面図である。 符号６はピストンピン内周の凸部、７はフルフロート型
ピストンピン、１１は工具本体、１２はクロー、１４は
ストッパ、１５は打峻部、１６はハンマ、１７は凹部を
示す。
１図の工具の使用例を示す要部断面図、第３図はこの考
案の一実施例に係る引き抜き工具を示す側面図、第４図
は同上工具の使用例を示す要部断面図、第５図は第３図
における工具本体１１のＡ−Ａ矢視図、第６図は第３図
のＢ−Ｂ線端面断面図である。 符号６はピストンピン内周の凸部、７はフルフロート型
ピストンピン、１１は工具本体、１２はクロー、１４は
ストッパ、１５は打峻部、１６はハンマ、１７は凹部を
示す。
Claims (1)
- 棒状の工具本体の先端にクローを設け、中途にこの工具
本体をピストンピンの内周に固定するストッパをスライ
ド自在に配設し、且つ後端に打撃部を取付けこの打撃部
の前方にハンマをスライド自在に配設して、ピストンピ
ン内周への挿入・固定時に前記ピストンピン内周面の環
状凸部が当接する位置の工具本体に、この凸部を回避す
る凹部を形成したことを特徴とするピストンピン引き抜
き工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12683180U JPS604706Y2 (ja) | 1980-09-06 | 1980-09-06 | ピストンピン引き抜き工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12683180U JPS604706Y2 (ja) | 1980-09-06 | 1980-09-06 | ピストンピン引き抜き工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5753882U JPS5753882U (ja) | 1982-03-29 |
| JPS604706Y2 true JPS604706Y2 (ja) | 1985-02-12 |
Family
ID=29487232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12683180U Expired JPS604706Y2 (ja) | 1980-09-06 | 1980-09-06 | ピストンピン引き抜き工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS604706Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB0613359D0 (en) * | 2006-07-05 | 2006-08-16 | Smith & Nephew | Separation device |
-
1980
- 1980-09-06 JP JP12683180U patent/JPS604706Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5753882U (ja) | 1982-03-29 |
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