JPS604697Y2 - 研摩糸 - Google Patents

研摩糸

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JPS604697Y2
JPS604697Y2 JP15125979U JP15125979U JPS604697Y2 JP S604697 Y2 JPS604697 Y2 JP S604697Y2 JP 15125979 U JP15125979 U JP 15125979U JP 15125979 U JP15125979 U JP 15125979U JP S604697 Y2 JPS604697 Y2 JP S604697Y2
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JP
Japan
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abrasive
thread
abrasive grains
polishing
present
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Expired
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JP15125979U
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JPS5667956U (ja
Inventor
邦道 小山
Original Assignee
ユニチカ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はナイロン等の合成繊維からなる糸条物を芯にし
、その表面を研摩粒と化学繊維や天然繊維からなる短繊
維を混入した樹脂で被覆した研摩糸に関するものである
近年、研摩糸や研摩布を放射状に植設した研摩ホイール
を回転させて金属板等に研削研摩を施すことが広く行な
われている。
従来、研摩ホイールに用いられている研摩糸は研摩粒を
混入した繊維形成高分子体を溶融紡糸して得られていた
(特公昭40−7717.特公昭50−1399鐸)。
研摩粒を混入した繊維形成高分子体を溶融紡糸して得ら
れた研摩糸は繊維内部に研摩粒が分散しているため研摩
粒と繊維形成高分子体との接着性は良好であるが研摩粒
の添加量に比例して得られる研摩糸の物性低下が著しい
研摩糸に要求される必要物性特性としては剛直性、弾性
回復性、耐屈曲被労性に優れていることが望ましい。
研摩粒を含まない合成繊維糸条物の表面に研摩粒を混入
した樹脂で被覆して得られた研摩糸の場合、該研摩糸の
中心部は合成繊維の持つ優れた剛直性、弾性回復性、耐
屈曲被労性をそのままそなえているので優れた研摩糸を
得ることができるが研摩粒混入樹脂と合成繊維糸条物と
の接着性が非常に重要となる。
合成繊維糸条物と研摩粒混入樹脂との接着力が得られる
研摩糸の耐久性を決定してしまう。
近年接着性樹脂の向上は著しい発展を遂げているか合成
繊維糸条物のような可撓性に富むものの表面に硬い研摩
粒を接着して研摩糸として充分使用に耐えられるものは
現在得られていない。
一般に接着性の良い接着性樹脂は硬く可撓性に劣り、可
撓性の良い接着性樹脂は接着性が劣るのが現状である。
合成繊維糸条物と研摩粒混入樹脂の接着性向上方法とし
て合成繊維糸条物表面に凹凸部を設ける(特公昭53−
28675)等の方法が報告されているが研摩糸のよう
に金属板等の研削研摩という過酷な使用目的には接着力
が弱く耐久性まだ不充分である。
本考案はかかる現状に鑑みて行われたもので、従来品の
研摩系以上の研削研摩力を有しなから合成繊維の持つ優
れた剛直性、弾性回復性、耐屈曲被労性を有して研削研
摩耐久性に優れた研摩糸を得ることを目的とするもので
ある。
かかる目的を達成するために本考案は次の構成を有する
ものである。
すなわち、本考案は合成繊維からなる糸条物の表面に研
摩粒と短繊維を混入した樹脂で被覆したことを特徴とす
る研摩糸である。
以下、本考案について詳細に説明する。
本考案でいう研摩糸の芯糸となる合成繊維とはポリアミ
ド系、ポリオレフィン系、ポリエステル系等の繊維があ
り、特にポリアミド系合成繊維は最適である。
研摩粒としてはコランダム、炭化ケイ素、アルミナ、エ
メリー等が用いられる。
短繊維としてはポリアミド系、ポリエステル系、ポリビ
ニルアルコール系、ポリアクリロニトリル系、ガラス系
、炭素系、金属系、石綿等がある。
研摩粒と短繊維を研摩糸の芯となる合成繊維糸条物に被
覆する樹脂としてはポリウレタン系、ポリアミド系、ポ
リアクリル系、ラテックス系等の樹脂があり、特にポリ
ウレタン系樹脂は研摩粒や短繊維の混入性合成繊維糸条
物との接着性が良いので推奨される。
本考案の研摩糸は研摩粒を含まない合成繊維糸条物を芯
としているため研摩糸としての物性低下は見られなく、
しかも芯となる糸条物を被覆している接着性樹脂層は短
繊維によって強靭に補強されているので研摩粒のみ樹脂
に混入して合成繊維糸条物に被覆した場合より驚くほど
研削研摩耐久性が向上する。
接着性樹脂で合成繊維糸条物を被覆した場合、接着性樹
脂層が非常に薄い場合には外力が加わると接着性樹脂層
が接着力の範囲しか耐えられないが、接着性樹脂層があ
る程度の厚さになると接着性は該樹脂層の被膜破壊強力
の影響をも受ける。
すなわち同一接着力の接着性樹脂を用いた場合、樹脂被
覆の強いものの方が接着性が良好である。
本考案の研摩糸においては研摩粒を合成繊維糸条物に付
与する接着性樹脂層が短繊維で補強されているから、該
樹脂被膜の強力はかなり向上し研摩糸としての耐久性の
向上が得られるのである。
本考案の研摩糸を図面によってさらに説明する。
第1図は本考案の研摩糸の構造を示す一部切開拡大見取
図である。
第2図は本考案の研摩糸を放射状に植設した研摩ホイー
ルを用いた研摩処理の実施態様図である。
図において1は合成繊維からなる糸条物、2は研摩粒と
短繊維の混入された樹脂層、3は短繊維を示す。
4は本考案の研摩糸、5は研摩糸保持板6は被研摩物で
ある。
2図に示すごとく研摩糸4と研摩糸保持板5とから形成
された研摩ホイール7を回転させて放射状に植設した研
摩糸4の先端部を被研摩物6の表面に押し当てながら移
動させて研削研摩処理する。
本考案の研摩糸4は研摩粒を含有しない合成繊維からな
る糸条物1を芯にしてその表面が研摩粒8と短繊維3を
混入した樹脂で被覆された樹脂層2を有17ている。
樹脂層2は短繊維3によって補強されているので非常に
強靭となっている。
したがって樹脂層2は合成繊維糸条物1から剥離されに
くいので研摩糸の研削研摩耐久性が驚く部内上し優れた
研摩糸が得られる。
次に本考案の研摩糸を実施例によって説明を行うが、本
考案はこれによって何ら制限されるものではない。
実施例 1 固型分301i量パーセントのジメチルホルムアミド溶
解ポリウレタン樹脂10幅に粒度#320のアルミナを
0部、1デニール×11rIIIlのビニロン短繊維を
5部混合した樹脂溶液を直径0.711771のナイロ
ンモノフィラメントの表面に固型分重量で200パーセ
ント塗布した後120℃×3分間熱処理して研摩糸(以
下、試料−1という。
)を得た。実施例 2 前記実施例1で用いたビニロン短繊維に代えて3デニー
ルX1.57?+111のナイロン短繊維を使用しその
他は実施例1と同一の方法によって研摩糸(以下、試料
−2という。
)を得た。比較例 1 前記実施例1で用いたビニロン短繊維を除いてその他は
実施例1と同一の方法によって研摩糸(以下、試料−3
という。
)を得た。以上の試料−1,2,3を直径15cmの研
摩ホイールに加工し、51rg!L厚のステンレス板に
各試料の研摩ホイールを178Or、p、mで回転させ
てステンレス板と研摩ホイール中心迄の距離7.3cm
の位置に設置して研削研摩耐久性を調べた結果を第1表
に記す。
第1表から明らかな如く本考案の研摩糸(試料−1,2
の研摩糸)は先端が摩滅しても研摩粒混入樹脂被膜の剥
離は全く見られずに優れた研摩糸であった。
これに対して比較例(試料−3)の研摩粒混入樹脂被膜
は剥離が目立っていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の研摩糸の構造を示す一部切開拡大見取
図、第2図は本考案の研摩糸を放射状に植設した研摩ホ
イールを用いた研摩処理の実施態様図である。 図中1は合成繊維からなる糸条物、2は研摩粒と短繊維
を混入した樹脂層、3は短繊維、4は本考案の研摩糸、
5は研摩糸体持板、6は被研摩物である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成繊維からなる糸条物の表面を研摩粒と短繊維の混入
    された樹脂で被覆した構造の研摩糸。
JP15125979U 1979-10-30 1979-10-30 研摩糸 Expired JPS604697Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15125979U JPS604697Y2 (ja) 1979-10-30 1979-10-30 研摩糸

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15125979U JPS604697Y2 (ja) 1979-10-30 1979-10-30 研摩糸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5667956U JPS5667956U (ja) 1981-06-05
JPS604697Y2 true JPS604697Y2 (ja) 1985-02-12

Family

ID=29382233

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JP15125979U Expired JPS604697Y2 (ja) 1979-10-30 1979-10-30 研摩糸

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JPS5667956U (ja) 1981-06-05

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