JPH0129006Y2 - - Google Patents

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JPH0129006Y2
JPH0129006Y2 JP7583485U JP7583485U JPH0129006Y2 JP H0129006 Y2 JPH0129006 Y2 JP H0129006Y2 JP 7583485 U JP7583485 U JP 7583485U JP 7583485 U JP7583485 U JP 7583485U JP H0129006 Y2 JPH0129006 Y2 JP H0129006Y2
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JP
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abrasive grains
abrasive
base material
diamond
polishing
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JP7583485U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、金属、セラミツクスなどの表面を
研磨仕上げするための研磨具に関するものであつ
て、更に詳しくは織布の表面にダイヤモンド又は
立方晶窒化硼素砥粒をめつき法により固着した可
撓性研磨布に関する。
(従来の技術) 従来、シート状金属基材の表面に電気めつ法に
よりニツケルめつき層を介してダイヤモンド砥粒
などを電着した工具が知られている。金属基材と
しては、剛性のあるもののほか、銅などの金属薄
板も用いられている。またプラスチツクス板を基
材とした同様の工具も知られている。しかし、金
属薄板又はプラスチツクス板を基材としたもので
は、加工物の曲面やその他複雑な表面の研磨に適
する程の可撓性はない。
また、ポリエステルなどの極薄フイルム上に合
成樹脂接着剤によりダイヤモンド微粒子を固着し
たものも知られている。このものは可撓性は大き
いが、接着剤の砥粒保持強度が弱く、耐久性が劣
り、比較的粗い粒度のダイヤモンドを用いること
は、使用効果や価格の点で不利益で、せいぜい
30μmの粒子までが用いられており、最終仕上用
に使用されている。
他方、綿などの織布表面に合成樹脂などの接着
剤を介して30μm以上の比較的粗い粒度のアルミ
ナ、炭化珪素などの一般砥粒を固着した研磨布は
古くから多用されているが、このものに砥粒とし
てダイヤモンド粒子を用いることは、高価な砥粒
を固着するには接着力が十分でなく使用の際の砥
粒の脱落が多いことから実用化されていない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、ダイヤモンド砥粒を用いた従来のシ
ート状材料の欠点、すなわち、金属薄板又はプラ
スチツクス板にめつき層を介して砥粒を固着した
ものは、加工物の曲面やその他複雑な表面の研磨
になじむほどの可撓性がない点、また、ポリエス
テルなどの極薄フイルム上に合成樹脂接着剤を介
して砥粒を固着したものは、可撓性は大きいもの
の接着剤の砥粒保持強度が弱く、30μm以上の粗
い砥粒では砥粒の脱落が激しく経済的でないなど
の点を改良すべく鋭意研究の結果、本考案に至つ
たものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、加工物の複雑な曲面の研磨に適する
可撓性があり、砥粒保持力が大きく、従つて耐久
性の大い研磨工具を提供するものである。このた
め本考案は、天然又は人造のセルロース質繊維織
布又これらを含んだ混紡織布の表面にあらかじめ
化学めつきし、さらに電気めつき法によりダイヤ
モンド砥粒又は立方晶窒化硼素砥粒を固着して構
成したものである。
織布基材として天然又は人造のセルロース質繊
維織布又はこれらを含んだ混紡織布を使用するの
は、セルロースをエツチングすることにより、化
学めつき層の基材に対する密着性を強力にするこ
とができるためである。セルロース質繊維織布と
しては綿布が代表的であるが、その他に麻、ビス
コースレーヨンなどがある。ダイヤモンド、立方
晶窒化硼素砥粒の粒子の大きさは特に制限がない
が、この研磨布の特性を発揮するには30μm〜
500μmの大きさのものを使用する。
砥粒を保持するための電気めつきに使用する金
属は、ニツケル、コバルト、銅である。
以下、図面に基づいて本考案の実施態様を説明
する。
第1図は、本願考案の研磨布の一例の断面図で
ある。1は織布基材である。2は化学めつき法に
より織布表面にあらかじめ形成した金属薄層であ
る。3はめつき法により形成した砥粒を保持する
ためのニツケルなどの金属めつき層で、4がダイ
ヤモンド砥粒又は立方晶窒化硼素砥粒である。5
は研磨布裏面の柔軟樹脂加工層である。
この研磨布の製造方法の一例としては、まず織
布基材の砥粒を固着する側を残して、その反対側
の片面のみを柔軟樹脂加工してマスキングする。
そしてセルロースに対して溶解性を持つ銅−アン
モニア溶液又は銅−エチレンジアミン溶液でエツ
チングした後、銅−アンモニアでは硫酸溶液、銅
−エチレンジアミンではEDTA溶液でセルロー
スに再生する。次いで塩化パラジウム/塩化スズ
触媒液でキヤタリステイングする。さらに塩酸に
より活性化処理を行い、化学ニツケルめつき法に
よりニツケル層を形成させる。最後にニツケル、
銅などのめつき浴に入れ、ダイヤモンド砥粒又は
立方晶窒化硼素砥粒を基材表面に散布し、金属め
つき層を成長させ砥粒直径の40〜70%の厚さで砥
粒を十分保持するに足る金属めつき層を形成さ
せ、研磨布とする。
砥粒直径が大きいほどめつき層を厚くする必要
があるが、めつき層が厚いほど可撓性は損なわれ
る。用途によつては可撓性を補うため基材表面を
めつき工程の前に部分的にマスキングすることに
よりめつき層すなわち砥粒固着部を第2図のよう
に模様状に形成させることも可能である。砥粒固
着部の模様は斑点状、縞状などとすればよい。
(考案の効果) 以上のとおり本願考案の研磨布は、可撓性のあ
る織布を基材としているので研磨布を切断し所望
の形状にすることができ、シート状としての使用
に供されるだけでなく細幅に切断し、両端部を接
合し、第3図のようなベルト形状にすることがで
き、ベルトサンダーに装着して能率的な研磨作業
ができる。また、電気めつき層を介してダイヤモ
ンド又は立方晶窒化硼素砥粒を強力に保持固定し
ているので、砥粒の脱落は極めて少なく、耐久性
の大きい研磨布となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願考案の一実施例の部分断面図、
第2図は、他の実施例の部分平面図、第3図は、
第2図の研磨布を接合し、ベルト形状としたもの
の斜視図である。 1……織布基材、2……金属薄層、3……金属
めつき層、4……砥粒、5……樹脂加工層、6…
…砥粒を含む金属めつき層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 化学めつき法により導電性を付与した天然又は
    人造のセルロース質繊維織布又はこれらを含んだ
    混紡の織布の表面にダイヤモンド又は立方晶窒化
    硼素砥粒を電気めつき法によるめつき層を介して
    固着してなる可撓性研磨布。
JP7583485U 1985-05-23 1985-05-23 Expired JPH0129006Y2 (ja)

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JP7583485U JPH0129006Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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JPS61191864U JPS61191864U (ja) 1986-11-29
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JPH0710503B2 (ja) * 1986-07-04 1995-02-08 三菱マテリアル株式会社 電着シ−ト砥石
JP2607083B2 (ja) * 1987-05-18 1997-05-07 株式会社 ディスコ エンドレスカツター
JP2012153562A (ja) 2011-01-26 2012-08-16 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 光ファイバ及び光ファイバ用プリフォームの製造方法

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