JPH0511963Y2 - - Google Patents

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JPH0511963Y2
JPH0511963Y2 JP388689U JP388689U JPH0511963Y2 JP H0511963 Y2 JPH0511963 Y2 JP H0511963Y2 JP 388689 U JP388689 U JP 388689U JP 388689 U JP388689 U JP 388689U JP H0511963 Y2 JPH0511963 Y2 JP H0511963Y2
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abrasive
particles
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wire
abrasive sheet
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、硬質材料等の切断面の仕上げや、面
取り用に使用するダイヤモンドや立方晶窒化硼素
(CBN)などの硬質材粒子を用いた研摩シートに
関する。
(従来の技術) ダイヤモンドやCBNなどの硬質材粒子を用い
た研摩シートには、既に種々のものが考案されて
いる。例えば特開昭62−29236号公報に開示され
たように、合成樹脂フイルム又は樹脂加工した織
布などのシート材の表面に、コルク粒子又はゴム
等の弾性粒子を固定すると共に、これら弾性粒子
の全面に接着材でダイヤモンド粒子を固着したも
のがあつた。さらに、第5図に示すように基材3
に強力な接着材2でダイヤモンド粒子1を接着し
たもの、第6図に示すように一定のパターンで基
材3にダイヤモンド粒子1を電着したもの等があ
る。なお2aは粒子保持層である。
(考案が解決しようとする課題) しかし、これらの研摩シートではコルク粒子な
どの弾性のために被研摩物にクラツクなどの発生
はないが、強度上問題がある。あるいは第3図に
図示されたものでは従来の研摩シートと同様に、
基材面にほぼ均一にダイヤモンドなどの硬質材粒
子が分散されており、中にはダイヤモンド粒子が
完全には固定されていないのもあるため、使用中
に基材から硬質粒子が脱落するおそれがある。
又、放熱性も悪かつた。又、被削材の切り粉を排
出するチツプポケツトが無いため、目詰まりを起
こし易く寿命が短いという欠点もあつた。又、第
4図に示すものは第3図に示すものに比較して、
目詰まりは起こし難いが、電着層と基材の密着性
に問題があり、製作工程も複雑になつてコスト高
になる欠点があつた。
(課題を解決するための手段) この考案は、予め硬質材粒子を電着により表面
に付着した多数の金属線材をシート材の表面にシ
ート材の研摩方向に対し直角に固着してなる研摩
シートであつて、切り粉の排出性を良好に保ち、
さらに硬質材粒子の脱落を防止すると共に、放熱
性を高めたものである。
(作用) 研摩シートをエンドレスに巻回しサンダーにセ
ツトしてベルト研摩シートを駆動する2個のプー
リを回動させるとベルトが大きく変形し、これに
伴いワイヤーの間隔が開き、研摩粉の排出がほぼ
完全に行われる。また放熱が十分になされる。ま
た、平板型サンダーに研摩シートを機械にセツト
して乾式で使用した場合には、チツプポケツトが
十分あるため、ダイヤモンド粒子などの硬質材粒
子が微細であるにも拘わらず目詰まりは、全く無
く行われる。
(実施例) 第1図に示すようにダイヤモンドなどの硬質材
粒子1を表面に付着した多数の金属線材5を矢印
で示すシート材3の研摩方向に対し直角に、かつ
線材同士を密着状態で固着したものであり、シー
ト材の端面(図示せず)をエンドレス状に連結
し、これを一対のプーリ8に掛けて用いることが
できる。また断面は円筒形をなしている。
これを製造するには、例えばベルト幅30ミリ、
長さ(周長)533ミリの織布製のエンドレス基材
3の片面にエポキシ系接着剤を均一に塗布しこれ
を接着剤層4として、この面に予めダイヤモンド
粒子(#100/120)をNi,Crで電着した金属線
材(仕上がり外径約1.0ミリ)を長さ30ミリに切
断したものを、ベルトの回転方向、即ちシート材
の研摩方向に対して直角になるように接着した。
尚、ワイヤー同士は密着している。この後、接着
剤を完全に硬化させるために80℃で約2時間加熱
して、エンドレス研摩シートを製造した。
さらに、第2図に拡大して示すように金属線材
5同士は所定の間隔を明けてシート材3に固着す
ることもできる。これを平板型サンダーに取付け
て研摩を行う。
これを製造するには、例えば幅93ミリ、長さ
288ミリのテトロン製織布を基材3として、この
片面にエポキシ系接着剤を均一に塗布して接着層
4とした。該片面に線径0.4ミリのピアノ線に予
め30/40ミクロンのダイヤモンド粒子をNiやCu
で電着した線材5を長さ93ミリに切断して接着し
た後80℃で約2時間加熱して、平板型サンダー用
研摩シートとした。また電着ワイヤーの間隔は約
1.0ミリとした。
本考案に用いられる線材としては、第3図に示
すように切断された金属線材5の素材はピアノ線
など抗張力が大きく、硬度の高い金属線を用い、
断面三角形のワイヤを捩り、断面形状の位相を長
手方向に沿つて変化させる。形成された各角9を
長手方向に鋭利な稜線10となし、さらに、
CBN、ダイヤモンドなどの硬質材粒子1(5μm
から0.5mm近くまで)がニツケル電着、クロム電
着、銅電着などにより付着されている。さらに、
線材5の稜線10に溝11が形成され、研削液の
供給と、切粉の排出を司る。
さらに、第4図に示すものは線材5として断面
四角形の捩り、長手方向に位相を変え、これに硬
質砥粒を付着したものを示すが、構成は第3図の
ものと異ならない。その他、適宜の多角形とする
ことができる。
本考案に係る研摩シートを用いるにはまず、エ
ンドレス研摩シートではベルト研摩シートをサン
ダーにセツトして、周速1000m/分の速度で、ガ
ラス繊維強化樹脂製成形品6の端面仕上げ(バリ
取り)を目的に乾式で行つたところ、ベルト面の
目詰まりは全く無く、同様に行つた従来の研摩布
(CC#60)では、摩擦熱で樹脂系の研摩粉が砥粒
間に入り込んで粘着していた。これは、第1図で
明らかなように、ベルト研摩シートを駆動する2
個のプーリー8の所で、ベルト大きく変形しこれ
に伴い線材の間隔が開きチツプポケツトとなり、
研摩粉の排出がほぼ完全に行われる。
平板型サンダー用研摩シートでは、平板型サン
ダー用研摩シートを機械にセツトして、パツト回
転数10000rpmで、丸鋸切断した御影石の仕上げ
用に乾式で使用した。その結果チツプポケツトと
なる線材の間隔が十分であるため、ダイヤモンド
粒子が微細であるにも拘わらず石材の研摩粉によ
る目詰まりは、全く無かつた。
(効果) この考案に係る研摩シートは、上述の如く、予
め硬質材粒子を表面に電着により付着した多数の
金属線材をシート材の表面にシート材の研摩方向
に対し直角に固着すると共に、金属線の断面形状
を多角形とするか、又は長手方向に断面形状の位
相を変化させたので、切粉が目詰りせず十分に排
出される。また、金属線材に硬質材粒子が電着に
より固着されているので、ダイヤモンドなどの硬
質材粒子の脱落は完全に防止された。また、金属
線材からの放熱効果が著しく、焼付きを生ずるこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る研摩シートによる加工
状態の部分説明図、第2図は他の実施例の部分拡
大図、第3図イはこの考案に用いられた金属線材
の正面図、同ロは側面図、第4図イはこの考案に
用いられた金属線材の他の実施を示す正面図、ロ
は同側面図、同ハは別の実施の正面図、同ニは同
側面、第5図イは従来品の部分正面図、同ロはイ
図のA−A′線による同部分断面図、第6図は他
の従来品の部分断面図である。 1……硬質材粒子、3……シート材、5……金
属線材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断面形状が多角形又は長手方向に位相が変化
    する多数の金属線材に予め電着により硬質材粒
    子が付着されており、該金属線材がシート材の
    研摩方向に対し直角に固着されてなる研摩シー
    ト。 (2) 前記線材は所定の間隔を明けてシート材の表
    面に固着されている請求項1記載の研摩シー
    ト。 (3) 前記線材は密接した状態でシート材の表面に
    固着されている請求項1記載の研摩シート。
JP388689U 1989-01-19 1989-01-19 Expired - Lifetime JPH0511963Y2 (ja)

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JP388689U JPH0511963Y2 (ja) 1989-01-19 1989-01-19

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JP388689U JPH0511963Y2 (ja) 1989-01-19 1989-01-19

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JPH0297568U JPH0297568U (ja) 1990-08-03
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