JPS6046727B2 - 正抵抗温度係数発熱体の温度制御装置 - Google Patents
正抵抗温度係数発熱体の温度制御装置Info
- Publication number
- JPS6046727B2 JPS6046727B2 JP6956878A JP6956878A JPS6046727B2 JP S6046727 B2 JPS6046727 B2 JP S6046727B2 JP 6956878 A JP6956878 A JP 6956878A JP 6956878 A JP6956878 A JP 6956878A JP S6046727 B2 JPS6046727 B2 JP S6046727B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heating element
- heater
- electrode
- control device
- Prior art date
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- Expired
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- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は正抵抗温度係数を有する抵抗体を発熱体とし
て使用した正抵抗温度係数発熱体(以下正特性ヒータと
いう)装置の温度制御手段の改良に関し、別のセンサー
部を設けることなく、簡易な回路て発熱温度を制御する
ことを目的とするものである。
て使用した正抵抗温度係数発熱体(以下正特性ヒータと
いう)装置の温度制御手段の改良に関し、別のセンサー
部を設けることなく、簡易な回路て発熱温度を制御する
ことを目的とするものである。
従来、正特性ヒータは文字どおり単に発熱体として使
用されており、温度可変手段を必要とするときは別にセ
ンサー部を設け、センサー材料のインピーダンス変化を
検出し、その検出された信号を用いてヒータ電流を制御
するものであつた。
用されており、温度可変手段を必要とするときは別にセ
ンサー部を設け、センサー材料のインピーダンス変化を
検出し、その検出された信号を用いてヒータ電流を制御
するものであつた。
しカルながら、別にセンサー部を設けることは電極材料
を含め材料費のコストアップになり、またヒータ部とセ
ンサー部の配置構成は表面の温度分布の関係上制約を受
け、複雑になる。さらに、ヒータ部とセンサー部は別材
料となり、工数も増える。しかも、ヒータの熱がセンサ
ー部に伝導する時間差があることや、局部的な温度をセ
ンサーが十分に検知できないこと等により、特性面から
も満足できるものでなかつた。 第1図は従来の回路構
成であり、11は正特性ヒータ基板、12、12′は正
特性ヒータの電極、13は正特性ヒータ素材、14、1
4′はセンサー部の電極、15は負の抵抗温度係数を有
するセンサー素材である。
を含め材料費のコストアップになり、またヒータ部とセ
ンサー部の配置構成は表面の温度分布の関係上制約を受
け、複雑になる。さらに、ヒータ部とセンサー部は別材
料となり、工数も増える。しかも、ヒータの熱がセンサ
ー部に伝導する時間差があることや、局部的な温度をセ
ンサーが十分に検知できないこと等により、特性面から
も満足できるものでなかつた。 第1図は従来の回路構
成であり、11は正特性ヒータ基板、12、12′は正
特性ヒータの電極、13は正特性ヒータ素材、14、1
4′はセンサー部の電極、15は負の抵抗温度係数を有
するセンサー素材である。
この回路において、通電初期はセンサー部の温度も低温
であり、高インピーダンスのため定電圧放電管N、Lが
点灯し、これにより電流制御素子SCRのゲートに信号
が入りSCRが導通状態となる。通電とともに正特性ヒ
ータの自己発熱の熱を受けてセンサー部の温度も上昇す
る。温度上昇とともに、インピーダンスが低下し、N、
Lの点灯が止まる。この時点で、SCRが非導通状態と
なり正特性ヒータの発熱は中断され、所定温度で維持さ
れる。このような従来例においては、センサー部は、自
己発熱がないので、その個所の温度は正特性ヒータの温
度より低く、センサー部と正特性ヒータとの間隔を広く
すると、本体の表面温度の場所による差が問題となつて
くる。又、センサー部へ熱が伝導するのに時間を要する
ため応答性も問題となつてくる。これらの点を解消する
ために従来例では、正特性ヒータとセンサーをできるだ
け近接して配置し、正特性ヒータの基板に熱伝導体(特
に広がり方向の伝導性)の良いものを使用する等の方法
をとつていたが完全には欠点を補うものでなかつた。な
お図中のRl,■.Rは、温度設定用の抵抗と可変抵抗
、R2,Cは、位相調整用の抵抗とコンデンサである。
であり、高インピーダンスのため定電圧放電管N、Lが
点灯し、これにより電流制御素子SCRのゲートに信号
が入りSCRが導通状態となる。通電とともに正特性ヒ
ータの自己発熱の熱を受けてセンサー部の温度も上昇す
る。温度上昇とともに、インピーダンスが低下し、N、
Lの点灯が止まる。この時点で、SCRが非導通状態と
なり正特性ヒータの発熱は中断され、所定温度で維持さ
れる。このような従来例においては、センサー部は、自
己発熱がないので、その個所の温度は正特性ヒータの温
度より低く、センサー部と正特性ヒータとの間隔を広く
すると、本体の表面温度の場所による差が問題となつて
くる。又、センサー部へ熱が伝導するのに時間を要する
ため応答性も問題となつてくる。これらの点を解消する
ために従来例では、正特性ヒータとセンサーをできるだ
け近接して配置し、正特性ヒータの基板に熱伝導体(特
に広がり方向の伝導性)の良いものを使用する等の方法
をとつていたが完全には欠点を補うものでなかつた。な
お図中のRl,■.Rは、温度設定用の抵抗と可変抵抗
、R2,Cは、位相調整用の抵抗とコンデンサである。
本発明はこのような従来の欠点を除去するものであり、
正特性ヒータ自体をセンサーとしても活用することを特
長とするものである。
正特性ヒータ自体をセンサーとしても活用することを特
長とするものである。
以下図面とともに本発明の実施例を説明する。
第2図において1は正特性ヒータの基板、2,2″は発
熱用電極、3,3″は抵抗値検知用電極、4は正特性ヒ
ータである。この第2図の回路図にもとづいて動作原理
を説明すると、突入時は、正特性ヒータが低温状態であ
り、低抵抗であるので、抵抗R1と可変抵抗V.Rの直
列回路の両端(図中a点とb点の間)での分割電圧は高
くなる。この状態で定電圧放電管N.Lが点灯するよう
にRl,V.R,N.Lの特性を設定しておけば、パル
ストランスTの1次側端子に電流が流れる。この電流は
パルストランスTの2次側端子に励起され、抵抗R3を
経て、電流制御素子SCRlのゲート信号となる。この
ときSCRlは導通状態となり、コンデンサC2、抵抗
R5の回路に電流が流れ、コンデンサC2に電荷が充電
される。そして次の半サイクルのとき、この充電された
電荷が抵抗R6→R7→R4→R5の経路て放電が始ま
る。この放電電流による信号が電流制御素子SCR2の
ゲート信号となりSCR2は導通状態となり、正特性ヒ
ータ4が発熱する。この発熱により正特性ヒータ4が温
度上昇を示し、抵抗値も上昇してくると、それに伴つて
図中a点とb点間の分割電圧が低下し、ついには、N.
Lの点灯が消える。このときは前述の説明より明らかな
ようにSCR2が非導通状態となり、正特性ヒータ4の
発熱が中断し、本体はある温度で維持される。このよう
に本発明の温度制御装置は、正特性ヒータ4を発熱用と
して使う一方、その正抵抗温度特性を利用したセンサー
としても使用するもので、交流電源の一方のサイクルで
温度と検知し、他のサイクルで発熱させるものである。
なお第2図で使用する部品を補足説明すると、ダイオー
ドDl,D2は電極2と3を電気的にしや断するために
使用されており、抵抗R2とコンデンサC1は位相調節
用である。以上のように本発明によれば、正抵抗温度係
数発熱体を対向する二つの電極間に設け、かつ前記対向
電極と独立した他の対向電極を設け、一方の対向電極は
発熱用電極とし、他方の対向電極は抵抗値検知用電極と
しているため、センサー部の構成が不要となり、コスト
ダウンを図ることができるとともに、全面にわたつてヒ
ータを配置できるため、表面温度の均一性が向上し、ま
た熱応答速度も早い制御ができるものである。
熱用電極、3,3″は抵抗値検知用電極、4は正特性ヒ
ータである。この第2図の回路図にもとづいて動作原理
を説明すると、突入時は、正特性ヒータが低温状態であ
り、低抵抗であるので、抵抗R1と可変抵抗V.Rの直
列回路の両端(図中a点とb点の間)での分割電圧は高
くなる。この状態で定電圧放電管N.Lが点灯するよう
にRl,V.R,N.Lの特性を設定しておけば、パル
ストランスTの1次側端子に電流が流れる。この電流は
パルストランスTの2次側端子に励起され、抵抗R3を
経て、電流制御素子SCRlのゲート信号となる。この
ときSCRlは導通状態となり、コンデンサC2、抵抗
R5の回路に電流が流れ、コンデンサC2に電荷が充電
される。そして次の半サイクルのとき、この充電された
電荷が抵抗R6→R7→R4→R5の経路て放電が始ま
る。この放電電流による信号が電流制御素子SCR2の
ゲート信号となりSCR2は導通状態となり、正特性ヒ
ータ4が発熱する。この発熱により正特性ヒータ4が温
度上昇を示し、抵抗値も上昇してくると、それに伴つて
図中a点とb点間の分割電圧が低下し、ついには、N.
Lの点灯が消える。このときは前述の説明より明らかな
ようにSCR2が非導通状態となり、正特性ヒータ4の
発熱が中断し、本体はある温度で維持される。このよう
に本発明の温度制御装置は、正特性ヒータ4を発熱用と
して使う一方、その正抵抗温度特性を利用したセンサー
としても使用するもので、交流電源の一方のサイクルで
温度と検知し、他のサイクルで発熱させるものである。
なお第2図で使用する部品を補足説明すると、ダイオー
ドDl,D2は電極2と3を電気的にしや断するために
使用されており、抵抗R2とコンデンサC1は位相調節
用である。以上のように本発明によれば、正抵抗温度係
数発熱体を対向する二つの電極間に設け、かつ前記対向
電極と独立した他の対向電極を設け、一方の対向電極は
発熱用電極とし、他方の対向電極は抵抗値検知用電極と
しているため、センサー部の構成が不要となり、コスト
ダウンを図ることができるとともに、全面にわたつてヒ
ータを配置できるため、表面温度の均一性が向上し、ま
た熱応答速度も早い制御ができるものである。
第1図は従来例の回路図、第2図は本発明の実施例の回
路図である。 2,2″・・・・・・発熱用電極、3,3″・・・・・
・抵抗値検知用電極、4・・・・・・正特性ヒータ。
路図である。 2,2″・・・・・・発熱用電極、3,3″・・・・・
・抵抗値検知用電極、4・・・・・・正特性ヒータ。
Claims (1)
- 1 正抵抗温度係数発熱体の抵抗値を検出する回路部と
、この回路部からの信号により前記正抵抗温度係数発熱
体への通電を制御する回路部とを備え、前記正抵抗温度
係数発熱体は対向する二つの電極間に設け、かつ前記対
向電極と独立した他の対向電極を設け、一方の対向電極
は発熱用電極とし、他方の対向電極は抵抗値検知用電極
としてなる正抵抗温度係数発熱体の温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6956878A JPS6046727B2 (ja) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | 正抵抗温度係数発熱体の温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6956878A JPS6046727B2 (ja) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | 正抵抗温度係数発熱体の温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54160985A JPS54160985A (en) | 1979-12-20 |
JPS6046727B2 true JPS6046727B2 (ja) | 1985-10-17 |
Family
ID=13406505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6956878A Expired JPS6046727B2 (ja) | 1978-06-08 | 1978-06-08 | 正抵抗温度係数発熱体の温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046727B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007106803A2 (en) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Valco Instruments Co., Inc. | Adaptive temperature controller |
DE102010012868A1 (de) * | 2010-03-25 | 2011-09-29 | Gerhard Kurz | Vorrichtung zum Ausbringen eines Mediums mit einer einstellbaren Temperatur |
-
1978
- 1978-06-08 JP JP6956878A patent/JPS6046727B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54160985A (en) | 1979-12-20 |
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