JPS604649Y2 - 草刈機鋸刃の修正機

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【考案の詳細な説明】この考案は草刈機の丸鋸刃の修正機に関するものである
。

以前この種の考案がテレビ等で紹介され、鋸刃の外形を
機械的に修正するもので発明コンクールに入選した立派
な考案であったが、欠点として丸鋸の切刃９をつける場
合、鋸刃を機械より取外しカンによる手作業で切刃をつ
けるものであった。

本考案はこの欠点を取り除く為、ディスクグライダ−を
使用し鋸刃の月形修正及び切刃付を同一工程により行う
ものである。

この装置は市販されているディスクグラインダーを使用
し、グラインダーを左右に動かし間欠送りにより、鋸刃
を修正するものである。

次に本考案の一実施例を図面により詳細に説明する。

第１図より第４図に於いて、鋸刃取付室軸１３に間欠送
り回転板１０を取付は該鋸刃取付室軸１３は、軸受メタ
ル２４によりやぐら形金具２３を介し、本体フレーム２
７に固定する。

左右移動台２の円弧運動の中心点を鋸刃円弧曲線の中心
点と同軸に支軸１５に置き、鋸刃取付室軸１３の中心点
とずらして配置する。

該左右移動台２は、支軸１５を中心点とし左右に円弧運
動し、該支軸１５を介して本体フレーム２７に固定する
。

左右移動台２にはグラインダー取付台４をのせ、ハンド
ル１によりグラインダー取付台４を前後送りする。

左右移動台２には一端にバネ力を付勢した送りレバー８
の支点を取付け、該送りレバー８の他端を間欠送り回転
板１０に噛合している。

レバー１６はレバー支点１７を介して本体フレーム２７
に取付け、一端をバネ力で付勢し、他端を間欠送り回転
板１０に噛合せる。

ストップ調整ハンドル６は本体フレーム２７に固定する
。

次に以上の構成による作用、効果について詳述する。

ディスクグラインダーを取付台４に鋸刃切刃角度２５が
約３５度になるように固定し、鋸刃を締付目印１２に合
わせ嵌入し鋸刃取付室軸１３に締付ける。

次に握り３を、左右に動かしハンドル１により砥石先頭
部２８が、鋸刃曲線部１１に軽く接触するよう調整する
。

次に砥石平面部２９が鋸刃切刃部９に軽く接触するよう
ストッパー調整ハンドル６により調整する。

グラインダースイッチを入れ、握り３の往復運動により
鋸刃の修正を行う。

尚、第１図で握り３を持ち、左右移動台２を矢印左位置
まで動かすと、間欠送り回転板１０は右方向に８分の１
回転する。

すなわち握り３を左右８往復すると鋸刃取付室軸１３は
１回転する。

又、間欠送り回転板１０の掛りの歯数を増減することに
より任意の山数の鋸刃の修正研磨ができる。

又、グラインダーを本体フレーム２７上に固定し、砥石
面が鋸刃曲線部及び鋸刃切刃部に接触するよう調整腰左
右移動台を左右に動かして室軸１５を中心に鋸刃を円弧
運動させ鋸刃曲線部、鋸刃切刃部を修正することも可能
である。

以上の如く本考案は、室軸１５と鋸刃取付室軸１３をず
らして、偏心軸配置とし、円弧運動により鋸刃の曲線を
作りだすもので鋸刃の曲線部分の不揃いがなくきれいに
仕上がり、草刈作業時の振動が少なく安全に作業ができ
る効果をもった有意義な考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の平面図、第２図は本考案の一部断面し
た側面断面図、第３図は同軸受部品の拡大図、第４図は
同正面図である。２・・・・・・左右移動台、８・・・・・・送りレバー
、１０・・・・・・間欠送り回転板、１３・・・・・・
鋸刃取付室軸、１５・・・・・・室軸、１６・・・・・
・レバー。

【実用新案登録請求の範囲】