JPH0480765B2 - - Google Patents

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JPH0480765B2
JPH0480765B2 JP8344786A JP8344786A JPH0480765B2 JP H0480765 B2 JPH0480765 B2 JP H0480765B2 JP 8344786 A JP8344786 A JP 8344786A JP 8344786 A JP8344786 A JP 8344786A JP H0480765 B2 JPH0480765 B2 JP H0480765B2
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JP
Japan
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rotating
rotating body
rotation
saw
guide plate
Prior art date
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Application number
JP8344786A
Other languages
English (en)
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JPS62241611A (ja
Inventor
Kyohiko Sasanuma
Hiroyuki Saeki
Masayoshi Saeki
Original Assignee
Esu Kee Noki Seisakusho Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Esu Kee Noki Seisakusho Kk filed Critical Esu Kee Noki Seisakusho Kk
Priority to JP8344786A priority Critical patent/JPS62241611A/ja
Publication of JPS62241611A publication Critical patent/JPS62241611A/ja
Publication of JPH0480765B2 publication Critical patent/JPH0480765B2/ja
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、使用によつて磨耗し、切れ味不良お
よび外形がアンバランスとなつた振分けあさりに
形成された丸鋸の鋸刃を簡単に切れ味良好な鋸刃
に研磨せしめると共に丸鋸の外形もバランスの取
れた形状に修正研磨することができる丸鋸研磨機
に関する。
(従来の技術) 従来、使用によつて磨耗し、切れ味不良となつ
た丸鋸の鋸刃を研削して切れ味良好な鋸刃に目立
てようとした鋸刃目立装置は本出願前例えば実公
昭46−16851号公報に記載されたものが知られて
おり、これが構成は第7図および第8図に示され
たように、架台1上に設置した電動機2の取付部
3を使用して水平に保持する支片4,4の一端に
カバー取付片5を取付け、該カバー取付片5の一
部に支片6を取付け、その他端にL形を形成する
取付片7を締付し、この取付片7に左右回動自在
に枢着する保持台8を設け、その正面に取付ける
摺動台9に嵌入する円盤10の高さと停止金具1
1および保持台8上面の高さを同一とした構成と
して、垂直状態のもとで回転される砥石12に対
し、摺動台9を所定の傾斜角度となるように調整
固定した後、摺動台9上を摺動できるように設け
られた円盤10に緊定具13を介して丸鋸14を
装着し、次いで前記丸鋸14を両手で持ちながら
砥石12に向け摺動させ丸鋸14の鋸刃を砥石1
2に接触せしめて鋸刃の形状を規制すると共に切
込角度も確実に研削させたものである。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、従前のこの種鋸刃目立装置において
は、鋸刃の目立作業時に、傾斜状態に設定された
丸鋸を両手で持ちながら、いちいち砥石に向け摺
動させるため、作業が甚だ操作しにくい許りか、
鋸刃により両手を傷める事故が多く発生するは勿
論のこと、1個の鋸刃の目立作業が終了し、次の
鋸刃の目立作業を行う時には、傾斜状態にある緊
定具を先ず弛緩し、次いで丸鋸を両手で持ちなが
ら次位の鋸刃と砥石との位置が一致するように適
当に回転させた後、再び緊定具により丸鋸を円盤
に固着させる作業が必要となる。従つて周縁に70
〜80の鋸刃を設けた丸鋸にあつては70〜80回も前
記と同様の操作をいちいち反復しないと目立がで
きないので、目立作業が甚だ不能率的となると共
に、丸鋸を鋸刃1個宛回転させる操作が作業者の
目分量で行われるため、丸鋸の外周を正確な数と
なるように均等割りすることができず、丸鋸全体
の形状が真円とならず、歪んだ形状となつて、農
作業時に丸鋸がガタ付いて異常騒音を発生し、安
定した切断作業を能率的に達成させることができ
ない問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するものであつて、
以下にその構成を実施例に対応する第1図ないし
第6図について説明する。すなわち、回転軸心が
何等変化することなく垂直位置より左右方向に同
一傾斜角度だけ変角調節が容易にできるグライン
ダー103を設ける。該グラインダー103に対
して前後移動調節が自由にできる摺動台114を
設置する。上記、摺動台114上に円形状を呈す
る回動基準円盤115を設ける。この回動基準円
盤115には、一側にハンドル124を装着した
回動体118の基端側に設けた鍔付き回動皿11
9を被嵌連結して、ハンドル124の左右擺動操
作で回動体118が鍔付き回動皿119を中心と
して左右に回動できるように形成する。そして上
記回動体118の略中央位置には取付軸125が
自由に回動できるように遊架されており、該取付
軸125には、周縁に多数の鋸刃130を振分け
あさり状に設けた丸鋸129と、該丸鋸129の
鋸刃数と同数の係止部127を周縁に設けた回動
案内盤126を夫々装着する。
上記した回動体118の自由端側には回動案内
盤126の係止部127と係合する送り爪135
を備えた送り機構133を、又、摺動台114に
は回動案内盤126をストツプさせるストツプ装
置138が設けられている。そして前記回動体1
18の自由端側近傍位置の摺動台114には回動
体118の左右回動範囲を広狭に規制して、回動
案内盤126が送り機構133の作動で係止部1
27、1駒分又は2駒分宛間欠的に送り回転させ
る送り変更回動体143を回動自在に設けたもの
である。
(作用) 今、牧草や茎稈或はその他、農作物の切断作業
により磨耗され、切り味不良となつた丸鋸129
の外形をバランスの取れた適正な形状に修正研磨
しようとする際には、まず、グラインダー103
を垂直状態に設定し、次いで係止部127と鋸刃
130とが同数の回動案内盤126と丸鋸129
とを係止部127と鋸刃130とが一致する状態
のもとに取付軸125に装着せしめると共に、送
り変更回動体143を回動操作して回動体118
の左右回動範囲を、送り機構133により回動案
内盤126の係止部127が1駒宛間欠的に送り
回動されるように小さく調節する。次にハンドル
124を第4図A位置に設置した状態のもとで、
垂直状態のもとに回転しているグラインダー10
3の外周端130aが鋸刃130の刃底に当接さ
れるように摺動台114を鋸刃130長さ分だけ
前進移動調整すれば、グラインダー103により
鋸刃130の直線面Xがまず正確に仕上げ研磨さ
れる。そこで、この状態時において、ハンドル1
24をA位置よりB位置に向け往動回動操作すれ
ば、ストツパー装置138によりストツプされた
回動案内盤126とともに取付軸125に直結さ
れた丸鋸129は、鍔付き回動皿119を中心と
して反時計方向に向け回動される回動体118に
よつて、グラインダー103に対し不回動状態の
まま、離反するように反時計方向に向け偏心回動
される。
その結果、鋸刃130のなげし面Yは丸鋸12
9の偏心回動時にグラインダー103と摺接され
てなげし面Yが正確な形状に仕上げ研磨される。
したがつて、上記作動で、一個の鋸刃130の直
線面Xとなげし面Yがワンタツチ操作で順次正
確、かつ迅速に研磨されることになる。
以上の作動で1個の鋸刃130の外形が仕上げ
研磨されたら、このままの状態のもとでハンドル
124をB位置よりA位置に往動回動すれば、回
動体118の時計方向への回動により回動案内盤
126は係止部127、1駒分だけ、送り爪13
5の送り作動により反時計方向に向け回動される
と同時に丸鋸129を鋸刃130、1駒分だけ反
時計方向に向け回転されながらグラインダー10
3に近接するように偏心回動され、次の鋸刃13
0の直線面Xがグラインダー103位置に自動的
に送られてグラインダー103により研磨され
る。そこで、前記と同様にハンドル124をA位
置よりB位置およびB位置よりA位置に向け往復
擺動操作を行えば、次の鋸刃130のなげし面Y
および直線面Xがワンタツク操作で仕上げ研磨さ
れる。
従つて、丸鋸129が例えば80個の鋸刃130
を振分けあさり状に備えたものであつても、前記
操作を80回に亘り反復操作すれば、同一形状を呈
する多数の鋸刃130をハンドル124の左右往
復擺動操作により、簡単かつ能率的に順次仕上げ
研磨することができると同時に丸鋸129の外形
も均等割りされたバランスの取れた形状に仕上げ
ることができる。
次に、上記のようにして外形が仕上げ研磨され
た多数の鋸刃130に或る切込角度(例えば15
度)の刃を交互に反対方向に向けつけたい時に
は、外形仕上げ研磨時のまま垂直状態のグライン
ダー103を、丸鋸129に対して、グラインダ
ー103の回転軸心が変化することなく適宜の切
込角度(例えば15度)が得られるように一方(例
えば時計方向側)に傾動調節すると同時に、送り
変更回動体143を回動操作して回動体118の
左右回動範囲を、送り機構133によつて回動案
内盤126の係止部127が2駒宛間欠的に送り
回動されるように大きく調節する。次いでハンド
ル124がA位置の状態で鋸刃130の刃底がグ
ラインダー103の外周端103aと当接しない
ように、摺動台114を鋸刃130へ刃付け必要
長さ分だけグラインダー103に対し後進調節す
る。
そこで、グラインダー103を回転し、ハンド
ル124をA位置よりB位置、B位置よりA位置
に向け左右往復擺動操作を行えば、前述と同様に
回動体118も鍔付き回動皿119を中心として
反時計方向および時計方向に往復回動され、送り
機構133によつて回動案内盤126を2駒反時
計方向に向け回動ながら偏心回動される。その結
果、取付軸125に直結された丸鋸129もグラ
インダー103に対し、不回動状態のまま離反す
るように偏心回動されたり、或はグラインダー1
03に対し近接するように偏心回動されながら鋸
刃130、2駒分だけ同方向に回転させる作動を
営んで次位の鋸刃130の直線面Xをグラインダ
ー103に摺接させ、これが直線面Xに一定の切
込角度をもつた刃が設けられる。
従つて、上述のようにハンドル124の左右往
復擺動操作を順次40回に亘り反復作動させれば、
丸鋸129の鋸刃130が1枚ごと交互に外側に
向け折り曲げられた振分けあさり状に構成された
ものであつても、80刃の中、片側の40刃の鋸刃1
30に所定の切込角度(例えば15度)の刃を簡単
かつ迅速につけることができる。
以上のようにして片側の40刃の鋸刃130の直
線面Xに刃が付されたら、グラインダー103を
前記と同一傾斜角度分(15度)だけ反対方向に傾
動せしめると共に丸鋸129を鋸刃130、1個
分だけ取付軸125を軸として手で反時計方向に
回転させる。
さすれば、上記作動でグラインダー103位置
には刃がつけられていない鋸刃130が位置され
る。そこで、前述と同様にハンドル124をA位
置よりB位置、B位置よりA位置に向け左右擺動
操作を行えば丸鋸129はグラインダー103に
対し離反偏心回動と近接偏心回動を順次営んで、
該鋸刃130の直線面Xにもさきに付された刃と
反対方向に向け15度の切込角度を有する刃が正確
に設けられる。そして1個の鋸刃130の刃付け
作業が終了したら、再びハンドル124をA位置
よりB位置、B位置よりA位置に向け往復擺動さ
せれば回動体118の左右回動により回動案内盤
126も送り機構133によつて2駒だけ反時計
方向に回転されると同時に丸鋸129も鋸刃13
0、2個分だけ反時計方向に回転され、次位の鋸
刃130にも同様の切込角度をもつた刃が設けら
れる。
従つて、上記操作を40回に亘つて反復作動すれ
ば、反対側に位置した40個の鋸刃130にも夫々
刃が設けられることになり、鋸刃130を一枚ご
と交互に反対方向に折曲した80個すべての鋸刃1
30に刃を付すことができる。
(実施例) 以下本発明の一実施例について説明する。
図面において、101は、任意の場所に設置す
ることができる脚付の取付台であつて、該取付台
101上の前部側には回転自在のグラインダー1
03を直結した研磨装置102が、取付装置10
4へグラインダー103の回転軸心が変化するこ
となく垂直位置より左右方向に同一傾斜角度(例
えば15度)だけ傾斜調節ができるように装着され
ている。前記の取付装置104は、取付台101
の前部側に穿設した横長長孔106に沿つて左右
移動調節ができるように緊定具107で取付台1
01上に立設した前後二枚の取付基板105,1
05間に、研磨装置102を一側に取外し自在に
装着した取付板108を挿入して、その略中央部
をナツト110が螺合された回動支持軸109に
より接着せしめると共に、該取付板108の他側
には回動支持軸109を中心とした円弧長孔11
1を穿孔して、該円弧長孔111内に取付基板1
05に装着した回動規制螺杆112を貫通位置せ
しめると共に、グラインダー103の回転軸心と
回動支持軸109の軸心とを同一線上に位置せし
めて構成したものである。
前記取付装置104と対向する位置の取付台1
01には、グラインダー103に対して前後方向
に沿うように左右2本の傾斜案内レール113,
113が間隔をおいて平行に設置されており、上
記2本の傾斜案内レール113,113間には、
2本の傾斜案内レール113,113に沿つて前
後方向に摺動できるようならしめるために、平板
状の摺動台114の両側下部に傾斜案内レール1
13,113の傾斜角度よりも幾分鋭角状となる
よう斜め外側下向き折曲した摺動板114a,1
14aを嵌装せしめてある。前記摺動台114上
の右側位置(正面より見て)には周壁116を起
立した円筒状の回動基準円盤115が緊定具11
7…を介して装着位置されており、これが回動基
準円盤115の上部には、全体をしやもじ状に形
成した回動体118の基端側に一体に膨出成形し
た鍔付き回動皿119を上方より周壁116に沿
い冠せた状態のもとに嵌合連結せしめてある。上
記回動基準円盤115の上面左右対称位置には回
動体118が周壁116に沿つて或る所定角度左
右方向に回動させるための弧状長孔120,12
0が夫々同心状に穿孔され、又被嵌側の鍔付き回
動皿119の上面左右対称位置には上記弧状長孔
120,120と合致する連結孔121,121
を穿孔して、弧状長孔120,120および連結
孔121,121に亘り貫通せしめた連結具12
2,122により両者を連結せしめる。
上記回動体118の略中央位置の偏心位置には
軸受筒123を立設すると共に、回動体118の
基端側にはハンドル124の一端を装着せしめて
ある。上記軸受筒123には取付軸125が自由
に遊動できるように遊架されており、しかも取付
軸125には周縁に偶数例えば80ケ或は72個等の
係止部127を均等割りに設けた皿型円盤状の回
動案内盤126を一体に固着せしめると共に、回
動案内盤126の上面には弾性座盤128を介し
て、周縁に回動案内盤126の係止部127と同
数の鋸刃130を形成した丸鋸129が交換自在
に取付軸125へ嵌入載置されて、これを取付軸
125に嵌入された挾着盤131を介して取付軸
125の先端側に螺合した緊定具132によつて
装着せしめてある。
なお鋸刃130の数が80個以上の丸鋸129を
装着した際には回動案内盤126もその係止部1
27の数が鋸刃130と同数のものと交換せしめ
ると同時に回動案内盤126と丸鋸129とを取
付軸125へ装着せしめる際には、係止部127
と鋸刃130とが夫々一致するように装着せしめ
る。
従つて、取付装置104の左右移動調節作動に
よつて取付軸125に装着された丸鋸129の鋸
刃130の外周端130aをグラインダー103
の外周縁103aに一致させることができる。
上述の丸鋸129は、鋸刃130を一枚ごと交
互に反対方向に折り曲げられた振分けあさり状に
形成され、しかも取付軸125よりの放射線と一
致する直線面Xに互いに反対方向に向け或る切込
角度の刃が付され、その背面側はなげし面Yに形
成された構成のものを指称する。
133は、ハンドル124をA位置よりB位置
およびB位置よりA位置となるように左右往復擺
動させたことで回動案内盤126および丸鋸12
9を順次間欠的に反時計方向に向け回動させるた
めの送り機構であつて、該送り機構133は、回
動体118の自由端側に立設した屈曲支持金具1
34の上部側に送り爪135の略中央部を枢着せ
しめると共に送り爪135の基端側と回動体11
8の自由端側に立設した支杆136とを亘り牽引
弾機137を張架して、牽引弾機137の付勢弾
力で送り爪135の先端側を回動案内盤126の
係止部127の一つに係止せしめるように構成さ
れている。138は、前記送り機構133近傍位
置の摺動台114に配設した回動案内盤126の
ストツパー装置であつて、該ストツパー装置13
8は、摺動台114上に立設した支持金具139
の上部側にストツパー140の略中央部を枢着せ
しめると共に、ストツパー140の一端と、支持
金具139近傍位置の摺動台114上に立設した
係止杆141とに牽引弾機142を張架して、該
牽引弾機142の牽引弾力によつてストツパー1
40の先端側を回動案内盤126の周縁に圧接せ
しめるように構成されている。
従つて、上記のような構成としたことで、ハン
ドル124を第2図A位置よりB位置に向け往動
させた時には、鍔付き回動皿119を中心として
回動体118を反時計方向に回動させると同時
に、偏心位置の支持軸125に装着された回動案
内盤126および丸鋸129をストツパー装置1
38によるストツパー作用で不回動状態のまま定
置されたグラインダー103より離反するよう反
時計方向に向け偏心回動させ、又ハンドル124
をB位置よりA位置に復動させた際には、回動体
118が鍔付き回動皿119を中心として時計方
向に回動されるに伴ない回動案内盤126および
丸鋸129をグラインダー103に近接するよう
偏心回動させながら回動案内盤126および丸鋸
129を送り機構133により反時計方向に向け
鋸刃130、1駒分又は2駒分あて送り回転せし
める。
143は、回動体118の左右回動範囲を広狭
に規制せしめたことで、回動案内盤126の係止
部127が送り機構133の送り爪135により
2駒又は1駒宛間欠的に反時計方向に向け送り回
転させることができる送り変更回動体であつて、
該送り変更回動体143は全体が〓型に形成さ
れ、その基端側は、回動体118の自由端側近傍
位置の摺動台114に左右回動自在に枢着され、
その略中間位置には回動体118の自由端側を受
け止める垂直状の受止め部144を、さらに自由
端側を把手部145としたものである。
従つて、前記回動体118を送り変更回動体1
43の受止め部144で受け止めた際には回動体
118の回動範囲は小さくなつて、回動案内盤1
26は回動体118の左右回動操作に伴ない送り
爪135で、係止部127の1駒分だけ送り回転
され、又送り変更回動体143と回動体118と
の受止め状態を解除した時には、回動体118の
左右回動範囲を大きくして回動体118の左右回
動によつて回動案内盤126が送り機構133に
よつて係止部127,2駒分だけ送り回転され
る。
146は、グラインダー103に対して、摺動
台114を所望長さ自由に摺動調節させるための
摺動調節装置であつて、該摺動調節装置146
は、取付台101上の前後位置に設置された前後
一対の軸受金具147,147に軸架されたハン
ドル付きの回転螺杆148と、取付台101と摺
動台114との間に位置するように回転螺杆14
8へ螺合した移動駒149と、回転螺杆148と
平行するように摺動台114に、前後方向に沿つ
て穿孔した案内長孔150と、下部を移動駒14
9に螺入し、頭部を案内長孔150を通して突出
せしめた摺動規制杆151とにより構成されてお
り、ハンドル付きの回転螺杆148の左右回動調
節作動によつて移動駒149および摺動規制杆1
51を案内長孔156に沿い前後方向に移動調節
せしめたことで、摺動台114の摺動長さを微細
に調節することができる。
なお、摺動規制杆151を移動駒149より取
外せば、摺動台114を取付台101の手前側よ
り引き抜くことが簡単にできる。152は、摺動
台114を前後移動させるための押引用ハンドル
である。
153,154は、回動体118の左右回動範
囲をさらに微量に調整させるための調整螺杆であ
つて、該調整螺杆15,154は回動体118の
自由端側前後近傍位置の摺動台114上に装着さ
れた取付金具155,156へ夫々前後移動自在
に螺着されている。
157は、ハンドル124がA位置の状態にお
いて、丸鋸129を取付軸125にセツトした時
に、鋸刃130の直線面Xとグラインダー103
の左側面(第4図参照)とが一致するようにハン
ドル124をA位置に正確に止めておくためのハ
ンドル止め金具であつて、該ハンドル止め金具1
57は、その基端側を摺動台114に立設した取
付板158へ上下方向に擺動自在となるように枢
着せしめると共に、自由端側には下向きの引かけ
片159が設けられている。
前述した回動基準円盤115は摺動台114と
一体状となるように膨出成形してもよい。
又、本発明に係る丸鋸研磨機は、回動基準円盤
115を摺動台114の左側位置に設けた場合に
は、回動体118,回動案内盤126,丸鋸12
9の回転方向および丸鋸129の装着面さらにハ
ンドル124の擺動方向が全て反対となるのみ
で、丸鋸130の研磨作業を容易に行わせること
ができる。
(発明の効果) 要するに本発明は、前記のような技術的手段を
有するので、例え周縁に振分けあさり状の多数の
鋸刃130を備えた丸鋸129であつても、送り
変更回動体143により回動体118の回動範囲
が小さくなるように規制した後、垂直状態のもと
に回転しているグラインダー103に対してグラ
インダー103の外周縁103aが鋸刃130の
刃底に当接するよう摺動台114を鋸刃130長
さ分だけ前進させ、次いでハンドル124を往動
させる擺動操作で回動体118の偏心位置に軸架
された丸鋸129を不回動状態のままグラインダ
ー103より離反するよう反時計方向に偏心回動
せしめて鋸刃130の直線面Xおよびなげし面Y
を順次正確な形状に仕上げ研磨することができる
と共に、ハンドル124の復動時には丸鋸129
をグラインダー103に近接するよう偏心回動さ
せながら送り機構133で1駒宛時計方向に送り
回転される回動案内盤126によつて同方向に回
転させ、次位の鋸刃130の直線面Xをグライン
ダー103位置に移行せしめてこれが直線面Xを
研磨することができ、その結果、上述作動の反復
操作で多数の鋸刃130の外形をバランスの取れ
た均等な形状に仕上げ研磨することができる許り
か、送り変更回動体143による規制を解除して
回動体118の左右回動により丸鋸129が2駒
宛送り機構133により送り回転される調節操作
とグラインダー103を回転軸心が変化すること
なく左右方向に同一傾斜角度だけ変角調節される
操作とを行つた後、ハンドル124の左右往復擺
動操作を順次反復するだけで1枚ごとの鋸刃13
0に相反する方向の切込角度の刃を正確に設ける
ことができるは勿論のこと、鋸刃130の外形仕
上げ研磨作業時に際しては、最初グラインダー1
03によつて鋸刃130の直線面Xが徐々に研磨
され、次いでなげし面Yが連続して仕上げ研磨さ
れるため、直線面X部分の材質がグラインダー1
03との全面同時接触による摩擦熱で変質される
のを極力防止して切れ味良好な刃を設けることが
できる外、回動体118を多数回に亘り反復回動
せしめても、鍔付き回動皿119の摩耗を極力減
少させて回動体118を正確に回動せしめ、鋸刃
130の外形仕上げ研磨作業および刃付作業を長
期に亘り正確に行うことができると共に研磨粉塵
が回動基準円盤115と鍔付き回動皿119との
間に進入するのを未然に防止し、回動体118の
回動を円滑ならしめることができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る丸鋸研磨機の一実施例を示
すものであつて、第1図は全体の側面図、第2図
は丸鋸を一部破断した平面図、第3図は、要部の
一部を破断した拡大正面図、第4図は作動説明
図、第5図は回動基準円盤の平面図、第6図は回
動体の平面図、第7図および第8図は従来例であ
つて、第7図は正面図、第8図は側面図である。 103…グラインダー,114…摺動台,11
5…回動基準円盤,116…周壁,118…回動
体,119…鍔付き回動皿,124…ハンドル,
126…回動案内盤,127…係止部、129…
丸鋸,133…送り機構,135…送り爪,13
8…ストツパー装置,143…送り変更回動体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転軸心が変化することなく垂直位置より左
    右方向に同一傾斜角度だけ変角調節ができるグラ
    インダーに対し、前後往復移動調節ができる摺動
    台上に回動基準円盤を設け、該回動基準円盤に
    は、一側にハンドルを備えた回動体の基端側に設
    けた鍔付き回動皿を被嵌連結して回動体が鍔付き
    回動皿を中心として左右に回動できるようにし、
    上記回動体の略中央位置に遊架した取付軸には、
    周縁に多数の鋸刃を振分けあさり状に設けた丸鋸
    と該丸鋸の鋸刃数と同数の係止部を周縁に設けた
    回動案内盤を夫々装着し、上記回動体の自由端側
    には回動案内盤の係止部と係合する送り爪を備え
    た送り機構を又、摺動台に回動案内盤をストツプ
    させるストツパー装置を設けると共に、前記回動
    体の自由端側近傍位置の摺動台には回動体の左右
    回動範囲を広狭に規制して、回動案内盤が送り機
    構の作動で係止部1駒分又は2駒分宛間欠的に送
    り回転される送り変更回動体を回動自在に設けた
    ことを特徴とする丸鋸研磨機。
JP8344786A 1986-04-11 1986-04-11 丸鋸研磨機 Granted JPS62241611A (ja)

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JPS62241611A JPS62241611A (ja) 1987-10-22
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