JPS6045795B2 - 吸熱型ガス発生機を内蔵した熱処理炉 - Google Patents
吸熱型ガス発生機を内蔵した熱処理炉Info
- Publication number
- JPS6045795B2 JPS6045795B2 JP15676881A JP15676881A JPS6045795B2 JP S6045795 B2 JPS6045795 B2 JP S6045795B2 JP 15676881 A JP15676881 A JP 15676881A JP 15676881 A JP15676881 A JP 15676881A JP S6045795 B2 JPS6045795 B2 JP S6045795B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- furnace
- retort
- heat treatment
- treatment furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、吸熱型ガスを雰囲気ガスとする熱処理炉に関
するものである。
するものである。
従来、吸熱型ガスを炉内雰囲気ガスとして使用する場合
には、別途設けられる変成炉内にニッケル系等の触媒を
充填したガス変成レトルトを配置し、メタン、ブタン、
プロパンなどの炭化水素ガスと所定比率の空気との原料
ガスを前記レトルト内に供給し、所定温度に保持された
触媒に前記原料ガスを接触させることにより、変成ガス
とし、これを冷却装置で冷却したうえで熱処理炉に供給
している。
には、別途設けられる変成炉内にニッケル系等の触媒を
充填したガス変成レトルトを配置し、メタン、ブタン、
プロパンなどの炭化水素ガスと所定比率の空気との原料
ガスを前記レトルト内に供給し、所定温度に保持された
触媒に前記原料ガスを接触させることにより、変成ガス
とし、これを冷却装置で冷却したうえで熱処理炉に供給
している。
このように、吸熱型ガスを変成して、炉内雰囲気として
使用するには、変成炉のみならず冷却装置を必要として
高価になるという欠点を有していた。
使用するには、変成炉のみならず冷却装置を必要として
高価になるという欠点を有していた。
本発明は、吸熱型ガスを熱処理炉で使用するにあたつて
は前記冷却装置が不要てあること、および炉内の高温雰
囲気をガス変成レトルトの熱源として使用することがで
きないかを種々検討の結果なされたもので、熱処理炉内
にニッケル系、ロジユウム系の触媒を充填したガス変成
レトルトを設け、前記原料ガスをレトルト内に装入し、
炉内の高温雰囲気およびレトルト内部に設けた加熱手段
て加熱することにより触媒を所定温度に保持して変成ガ
スとし、この変成ガスを直接炉内に噴出するようにして
、従来のものに比べて省エネルギーを図るとともに、冷
却装置を不要とした吸熱型ガス発生機を内蔵した熱処理
炉を提供しようとするものである。
は前記冷却装置が不要てあること、および炉内の高温雰
囲気をガス変成レトルトの熱源として使用することがで
きないかを種々検討の結果なされたもので、熱処理炉内
にニッケル系、ロジユウム系の触媒を充填したガス変成
レトルトを設け、前記原料ガスをレトルト内に装入し、
炉内の高温雰囲気およびレトルト内部に設けた加熱手段
て加熱することにより触媒を所定温度に保持して変成ガ
スとし、この変成ガスを直接炉内に噴出するようにして
、従来のものに比べて省エネルギーを図るとともに、冷
却装置を不要とした吸熱型ガス発生機を内蔵した熱処理
炉を提供しようとするものである。
つぎに、本発明を一実施例である添付図面にしたがつて
説明する。
説明する。
第１図は本発明にかかる熱処理炉Ｔの断面図であつて、
炉内にはラジアントチユーブ１が、天井壁２には雰囲気
循環ファン３と、下記するガス変・成レトルト５が設け
られ、炉内に装入された支持構造４上の処理材Ｗは、炉
内雰囲気（吸熱型ガス）中で加熱されて熱処理されるも
のてある。
炉内にはラジアントチユーブ１が、天井壁２には雰囲気
循環ファン３と、下記するガス変・成レトルト５が設け
られ、炉内に装入された支持構造４上の処理材Ｗは、炉
内雰囲気（吸熱型ガス）中で加熱されて熱処理されるも
のてある。
前記ガス変成レトルト５は、第２図に示すように、耐熱
合金製または耐熱セラミック製の外部レ門トルト６と、
該外部レトルト６内に内装され、内部に発熱体８と熱電
対９とからなる加熱手段１０を内蔵した耐熱合金製また
は耐熱セラミック製の内部レトルト７と、前記外部レト
ルト６と内部レトルト７との間で形成される空間１１に
充填されたニッケル系またはロジユウム系触媒層１２と
からなる。なお、１３は触媒保持および予熱用の粒状耐
火材からなる充填層である。
合金製または耐熱セラミック製の外部レ門トルト６と、
該外部レトルト６内に内装され、内部に発熱体８と熱電
対９とからなる加熱手段１０を内蔵した耐熱合金製また
は耐熱セラミック製の内部レトルト７と、前記外部レト
ルト６と内部レトルト７との間で形成される空間１１に
充填されたニッケル系またはロジユウム系触媒層１２と
からなる。なお、１３は触媒保持および予熱用の粒状耐
火材からなる充填層である。
そして、変成レトルト５の炉外部分に設けた供給口１４
から炭化水素ガス（プロパン、メタン、ブタン等）と空
気とを所定の割合となるように混合器１６で混合された
原料ガスが供給され、触媒層１２て吸熱型ガスに変成さ
れて噴出口１５から、炉内に噴出し、炉内雰囲気ガスと
なる。
から炭化水素ガス（プロパン、メタン、ブタン等）と空
気とを所定の割合となるように混合器１６で混合された
原料ガスが供給され、触媒層１２て吸熱型ガスに変成さ
れて噴出口１５から、炉内に噴出し、炉内雰囲気ガスと
なる。
１７，１８は流量計、１９は炭化水素ガス圧力調整器で
ある。
ある。
前記触媒層１２て原料ガスを吸熱型ガスに変成するのに
必要な熱量は、炉内の高温雰囲気による外部レトルト６
への熱伝達と加熱手段１０による内部レトルト７とによ
る。
必要な熱量は、炉内の高温雰囲気による外部レトルト６
への熱伝達と加熱手段１０による内部レトルト７とによ
る。
また、ガス変成レトル下５内の温度は、内部レトルト７
内に設けた熱電一対９および温度調節計２０によつて、
前記熱電対９からの信号と比較して開閉器２１を開閉し
て制御し、前記触媒層の温度を原料ガスの反応を十分に
行なわせるに足る８２０〜１０００℃に維持されるよう
になつている。また、バッチ式熱処理炉のように材料装
入時に炉内温度が一時的に降下する場合には、ガス変成
レトルトの温度低下を防止するために前記ガス変成レト
ルトの外周をカオウール等の断熱材で保温してもよいも
のである。
内に設けた熱電一対９および温度調節計２０によつて、
前記熱電対９からの信号と比較して開閉器２１を開閉し
て制御し、前記触媒層の温度を原料ガスの反応を十分に
行なわせるに足る８２０〜１０００℃に維持されるよう
になつている。また、バッチ式熱処理炉のように材料装
入時に炉内温度が一時的に降下する場合には、ガス変成
レトルトの温度低下を防止するために前記ガス変成レト
ルトの外周をカオウール等の断熱材で保温してもよいも
のである。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、吸熱型
ガス発生機である変成炉そのものを熱処理炉に組込んだ
構成とし、ガス変成に必要な熱源として炉内の高温雰囲
気を利用し、かつ従来においては冷却装置で一旦冷却し
た吸熱型ガスを昇”温していた昇温工程が不要である。
ガス発生機である変成炉そのものを熱処理炉に組込んだ
構成とし、ガス変成に必要な熱源として炉内の高温雰囲
気を利用し、かつ従来においては冷却装置で一旦冷却し
た吸熱型ガスを昇”温していた昇温工程が不要である。
したがつて、従来、変成炉加熱に約８００Ｋｃａ１ノ耐
、再加熱に約２５０ＫｃａＩＩｄ必要であつたものが、
約２３０Ｋｃａ１１ぱでよく、大巾な省エネルギーを図
ることができる。また、従来においては、熱処理炉の他
に変成炉を設置しなければならなかつたが、本発明によ
れば、変成炉の設置スペースが不要となり、スペースの
有効利用をも可能とするものである。
、再加熱に約２５０ＫｃａＩＩｄ必要であつたものが、
約２３０Ｋｃａ１１ぱでよく、大巾な省エネルギーを図
ることができる。また、従来においては、熱処理炉の他
に変成炉を設置しなければならなかつたが、本発明によ
れば、変成炉の設置スペースが不要となり、スペースの
有効利用をも可能とするものである。
第１図は本発明にかかる熱処理炉の断面図で、第２図は
第１図の変成レトルトの断面図てある。 ５・・・・・・変成レトルト、６・・・・・・外部レト
ルト、７・・・内部レトルト、１０・・・・・・加熱手
段、１１・・・・空間、１２・・・・・・触媒層、１４
・・・・・・供給口、１５・・・・・噴出口、Ｔ・・・
・・・熱処理炉。
第１図の変成レトルトの断面図てある。 ５・・・・・・変成レトルト、６・・・・・・外部レト
ルト、７・・・内部レトルト、１０・・・・・・加熱手
段、１１・・・・空間、１２・・・・・・触媒層、１４
・・・・・・供給口、１５・・・・・噴出口、Ｔ・・・
・・・熱処理炉。
Claims (1)
- １ 充填される吸熱型ガス発生用触媒の加熱用電気発熱
体を有するガス変成レトルトが炉壁を貫通して取付けら
れるとともに、前記変成レトルトの炉外側に炭化水素ガ
スと空気とが所定比率に混合された原料ガスの供給口を
、また炉内側に前記触媒により変成された変成ガスの噴
出口を設ける一方、前記電気発熱体に発熱量制御手段を
接続したことを特徴とする吸熱型ガス発生機を内蔵した
熱処理炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15676881A JPS6045795B2 (ja) | 1981-09-30 | 1981-09-30 | 吸熱型ガス発生機を内蔵した熱処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15676881A JPS6045795B2 (ja) | 1981-09-30 | 1981-09-30 | 吸熱型ガス発生機を内蔵した熱処理炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5855677A JPS5855677A (ja) | 1983-04-02 |
| JPS6045795B2 true JPS6045795B2 (ja) | 1985-10-12 |
Family
ID=15634882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15676881A Expired JPS6045795B2 (ja) | 1981-09-30 | 1981-09-30 | 吸熱型ガス発生機を内蔵した熱処理炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6045795B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011047039A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Ipsen Co Ltd | 工業炉における金属材料／金属ワークピースの熱処理用のプロセスガスを調製する方法および装置 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6075516A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-27 | Toyo Rokougiyou Kk | 加熱炉における雰囲気発生機構 |
| JP2573574B2 (ja) * | 1986-06-03 | 1997-01-22 | ソニー株式会社 | 出力バッファ回路 |
| JPS6490028A (en) * | 1987-09-29 | 1989-04-05 | Osaka Oxygen Ind | Method for stabilizing start-up of generator for gaseous rx, gaseous ax and the like |
| JP4488782B2 (ja) * | 2004-04-02 | 2010-06-23 | 中外炉工業株式会社 | 浸炭用ガス製造装置 |
-
1981
- 1981-09-30 JP JP15676881A patent/JPS6045795B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011047039A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Ipsen Co Ltd | 工業炉における金属材料／金属ワークピースの熱処理用のプロセスガスを調製する方法および装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5855677A (ja) | 1983-04-02 |
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