JPS6045754B2 - 内燃機関用点火時期制御装置 - Google Patents
内燃機関用点火時期制御装置Info
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- JPS6045754B2 JPS6045754B2 JP53062030A JP6203078A JPS6045754B2 JP S6045754 B2 JPS6045754 B2 JP S6045754B2 JP 53062030 A JP53062030 A JP 53062030A JP 6203078 A JP6203078 A JP 6203078A JP S6045754 B2 JPS6045754 B2 JP S6045754B2
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- Japan
- Prior art keywords
- knocking
- ignition timing
- circuit
- internal combustion
- correction
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/15—Digital data processing
- F02P5/152—Digital data processing dependent on pinking
- F02P5/1521—Digital data processing dependent on pinking with particular means during a transient phase, e.g. starting, acceleration, deceleration, gear change
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機内の気筒内圧力によつて気筒内外に生じ
る振動もしくは音等によつてノッキングを検出してノッ
キング信号が生じた時遅角させる機能をもつ内燃機関用
点火時期制御装置に関するものである。
る振動もしくは音等によつてノッキングを検出してノッ
キング信号が生じた時遅角させる機能をもつ内燃機関用
点火時期制御装置に関するものである。
内燃機関の点火時期は機関が最適に運転される様に機関
の状態より決定する必要がある。
の状態より決定する必要がある。
従来点火時期制御装置としては、遠心式進角機構により
機関速度及び真空式進角機構により吸気負圧を検出し、
機関の状態を代表させて点火時期を決定するのが一般的
である。ところで、一般に機関の効率、燃費を考えると
最大トルク時の最小進角値いわゆるMBT(Mjnim
umadvancefOrBestTOrque)付近
で点火するのが最良と知られており、機関の状態によ!
0MBTに点火時期を変える必要がある。
機関速度及び真空式進角機構により吸気負圧を検出し、
機関の状態を代表させて点火時期を決定するのが一般的
である。ところで、一般に機関の効率、燃費を考えると
最大トルク時の最小進角値いわゆるMBT(Mjnim
umadvancefOrBestTOrque)付近
で点火するのが最良と知られており、機関の状態によ!
0MBTに点火時期を変える必要がある。
ところが、ある機関状態においては点火時期を進めてい
くとノッキングが生じ、安定な機関運転を行なうことが
できない。一般にMBTとノッキングの発生点火時期の
関係は低速回転、低負荷時においてはMBTにより以前
にノッキング限界がきている。又、ノッキング限界は温
度、湿度等の大気条件にも影響を受けやすく、現用の点
火時期制御装置は回転速度、吸気負圧のパラメータによ
り、全運転領域においてノッキングが生じない様に■■
より相当遅れ側にプログラムされてい.る。従つて、出
力、燃費が機関の性能以下に押えられている。ところで
、点火時期と気筒内圧とは強い相関関係があることは一
般に知られているところであるが、混合気を爆発させた
場合のシリンダ内圧はノ.一ツキングが生じていない時
は高調波(通常5KHz〜10KHzの周波数成分)が
のらないが、ノッキングが生じるとこの高調波の圧力変
動が生じる。
くとノッキングが生じ、安定な機関運転を行なうことが
できない。一般にMBTとノッキングの発生点火時期の
関係は低速回転、低負荷時においてはMBTにより以前
にノッキング限界がきている。又、ノッキング限界は温
度、湿度等の大気条件にも影響を受けやすく、現用の点
火時期制御装置は回転速度、吸気負圧のパラメータによ
り、全運転領域においてノッキングが生じない様に■■
より相当遅れ側にプログラムされてい.る。従つて、出
力、燃費が機関の性能以下に押えられている。ところで
、点火時期と気筒内圧とは強い相関関係があることは一
般に知られているところであるが、混合気を爆発させた
場合のシリンダ内圧はノ.一ツキングが生じていない時
は高調波(通常5KHz〜10KHzの周波数成分)が
のらないが、ノッキングが生じるとこの高調波の圧力変
動が生じる。
その影響が気筒外へ振動、あるいは音となつて発生する
。その振動あるいは音を検知して点火時く期を制御する
いわゆるノッキングフィードバック点火システムは種々
検討されている。従来のこれらのシステムは、各気筒の
爆発行程毎にノッキングの有無を検知し、その信号を基
にして例えばノッキングが生じたならば一定角度遅角し
、ノッキングでないと判定すると一定角度進角するとい
つた一回一回の燃焼現象を基に制御を行なつている。
。その振動あるいは音を検知して点火時く期を制御する
いわゆるノッキングフィードバック点火システムは種々
検討されている。従来のこれらのシステムは、各気筒の
爆発行程毎にノッキングの有無を検知し、その信号を基
にして例えばノッキングが生じたならば一定角度遅角し
、ノッキングでないと判定すると一定角度進角するとい
つた一回一回の燃焼現象を基に制御を行なつている。
ところが、この様なシステムでフィードバックを行なう
と、多気筒機関の場合、各気筒間の燃料分配、混合気分
配などの吸入系のバラツキや燃焼室個々の状態(デポジ
ット、圧縮比など)が異なるため、気筒間の燃焼変動が
多く、そのために点フ火時期のハンチング幅が大きくな
り、そのためにサージやもたつきが生じるといつた大き
な欠点があつた。
と、多気筒機関の場合、各気筒間の燃料分配、混合気分
配などの吸入系のバラツキや燃焼室個々の状態(デポジ
ット、圧縮比など)が異なるため、気筒間の燃焼変動が
多く、そのために点フ火時期のハンチング幅が大きくな
り、そのためにサージやもたつきが生じるといつた大き
な欠点があつた。
また、従来、これらの問題点を解決すべく、特開昭51
−136043号公報に示されるごとく、設定レ7ベル
以上のノッキング音の数を一定時間だけ計数し、ノッキ
ング音の発生割合を知り点火時期を制御する装置が提案
されている。
−136043号公報に示されるごとく、設定レ7ベル
以上のノッキング音の数を一定時間だけ計数し、ノッキ
ング音の発生割合を知り点火時期を制御する装置が提案
されている。
しかしながら、この装置はノッキングの計数時間が常に
一定であるため、機関の急加速時等におノいて検出され
る燃焼サイクル数が急激に増加する。
一定であるため、機関の急加速時等におノいて検出され
る燃焼サイクル数が急激に増加する。
その結果、点火時期の進遅角制御にノッキング状態を反
映させるまて燃焼サイクル数が多くなつてしまうので、
ノッキング制御の応答性が低くなることは避けられない
。さらに、従来、特開昭52−84330号公報に示さ
れるごとく、燃焼サイクル数とノッキング発生回数とを
各々計数し、両計数値のうちいずれかの計数値が予め定
めた所定値に早く達したかにより、遅角または進角させ
る装置が提案されているが、この装置は上記のような問
題はないものの、点火時期の補正は常に遅角または進角
の2つに限られ、点火時期を変化させずに保持すべき状
態は判別されず、きめ細かなノッキングの制御は困難で
ある。
映させるまて燃焼サイクル数が多くなつてしまうので、
ノッキング制御の応答性が低くなることは避けられない
。さらに、従来、特開昭52−84330号公報に示さ
れるごとく、燃焼サイクル数とノッキング発生回数とを
各々計数し、両計数値のうちいずれかの計数値が予め定
めた所定値に早く達したかにより、遅角または進角させ
る装置が提案されているが、この装置は上記のような問
題はないものの、点火時期の補正は常に遅角または進角
の2つに限られ、点火時期を変化させずに保持すべき状
態は判別されず、きめ細かなノッキングの制御は困難で
ある。
本発明は上記の点に鑑み、第1番目の発明においては、
燃焼サイクルで所定回数のサンプリングを行い、そのう
ちノッキングの生じた割合を積極的に求め、この割合が
第1の割合以上か、第1の割合と第2の割合との間か、
第2の割合以下かを判別し、この判別結果に応じて遅角
、保持、進角を選択して点火時期を補正することで、例
えば高負荷運転時等の条件て生じやすい微妙な出力変動
を抑え、常に軽いノック状態(トレースノック)を維持
できるようにすると共に、燃料の変化、内燃機関の製作
のバラツキ、経時変化などにかかわらず、最適な点火時
期を与え、かつ機関の回転数にかかわらず常に迅速な点
火時期制御を可能にすることを目的とするものである。
燃焼サイクルで所定回数のサンプリングを行い、そのう
ちノッキングの生じた割合を積極的に求め、この割合が
第1の割合以上か、第1の割合と第2の割合との間か、
第2の割合以下かを判別し、この判別結果に応じて遅角
、保持、進角を選択して点火時期を補正することで、例
えば高負荷運転時等の条件て生じやすい微妙な出力変動
を抑え、常に軽いノック状態(トレースノック)を維持
できるようにすると共に、燃料の変化、内燃機関の製作
のバラツキ、経時変化などにかかわらず、最適な点火時
期を与え、かつ機関の回転数にかかわらず常に迅速な点
火時期制御を可能にすることを目的とするものである。
さらに、第2番目の発明においては、上記第1番目の発
明において、機関運転状態に応じてサンプリング回数を
変化させることにより、ノッキングが生じやすく、かつ
ノッキングによる不具合の生じやすい例えば、加速時等
の運転状態におけるサンプリング回数を少なくし、短時
間で点火時期フィードバックを行ない、一般的運転状態
のときにはサンプリング回数を多くしてハンチングやサ
ージ等の不具合を解消することを目的とするものである
。以下本発明を図に示す実施例について説明する。
明において、機関運転状態に応じてサンプリング回数を
変化させることにより、ノッキングが生じやすく、かつ
ノッキングによる不具合の生じやすい例えば、加速時等
の運転状態におけるサンプリング回数を少なくし、短時
間で点火時期フィードバックを行ない、一般的運転状態
のときにはサンプリング回数を多くしてハンチングやサ
ージ等の不具合を解消することを目的とするものである
。以下本発明を図に示す実施例について説明する。
第1図は本発明の第1実施例のブロック図を示すもので
あり、1はクランク軸の基準角度信号T(4気筒4サイ
クル内燃機関では1回転2個等間隔)を出力する基準角
度検出器2はクランク角の例えば1力CA毎の位置を検
出する角度クロックー検出器、3は内燃機関の吸気マニ
ホルドの圧力を検出する吸気圧検出器である。4は機関
のノッキング現象に対応した機関本体の振動又は音波を
圧電素子式(ピエゾ素子)、発電式(マグネット、コイ
ル)等によつて検出するノッキング検出器である。
あり、1はクランク軸の基準角度信号T(4気筒4サイ
クル内燃機関では1回転2個等間隔)を出力する基準角
度検出器2はクランク角の例えば1力CA毎の位置を検
出する角度クロックー検出器、3は内燃機関の吸気マニ
ホルドの圧力を検出する吸気圧検出器である。4は機関
のノッキング現象に対応した機関本体の振動又は音波を
圧電素子式(ピエゾ素子)、発電式(マグネット、コイ
ル)等によつて検出するノッキング検出器である。
5は前記基準角度検出器1、前記角度クロック検出器2
、前記吸気圧検出器3、および前記ノッキング検出器4
に接続され、機関の状態に応じて点火時期を決定する点
火進角演算回路である。
、前記吸気圧検出器3、および前記ノッキング検出器4
に接続され、機関の状態に応じて点火時期を決定する点
火進角演算回路である。
6は前記点火進角演算回路5の出力信号を電流増幅して
イグニッションコイルに通電、遮断を行わしめるイグナ
イタである。
イグニッションコイルに通電、遮断を行わしめるイグナ
イタである。
又、前記点火進角演算回路5の構成は、前記基準角度検
出器2の信号により機関の回転速度を検出する回転数検
出回路5−1、前記吸気圧検出器3の信号より機関の吸
気圧を検出する吸気圧検出回路5−2、前記回転数検出
回路5−1の回転数信号Nと前記吸気圧検出回路5−2
の吸気圧信号Pとを入力とし、基準位置からの遅れ角度
を進角値としてプログラムする読出専用記憶装置(以下
ROMという)で構成されたベース進角演算回路5−3
、前記ノッキング検出器4の出力をノッキング周波数成
分のみ選別して取り出すためのバンドパス、ハイ−バス
等のフィルター5−8、前記フィルター5−8を通過し
た前記ノッキング検出器4の出力からノッキングの有無
を検出するノッキング検出回路5−9、前記ノッキング
検出回路5−9よりのノッキング有無の信号より進角の
補正値を演算する補正進角演算回路5−10、前記ノッ
キング検出回路5−9、前記補正進角演算回路5−10
へ各種タイミング信号を出力するタイミング回路5−7
、前記ベース進角演算回路5一3のプログラム値と、前
記補正進角演算回路5−10からの補正値とを加算する
加算器5−4、Arl!4入力を持つカウンタ5−5及
び5−6、イグニッションコイルの通電角度Dを決定す
る定数設定回路5−13、フリップフロップ用NOR回
路5−11及び5−12で構成される。
出器2の信号により機関の回転速度を検出する回転数検
出回路5−1、前記吸気圧検出器3の信号より機関の吸
気圧を検出する吸気圧検出回路5−2、前記回転数検出
回路5−1の回転数信号Nと前記吸気圧検出回路5−2
の吸気圧信号Pとを入力とし、基準位置からの遅れ角度
を進角値としてプログラムする読出専用記憶装置(以下
ROMという)で構成されたベース進角演算回路5−3
、前記ノッキング検出器4の出力をノッキング周波数成
分のみ選別して取り出すためのバンドパス、ハイ−バス
等のフィルター5−8、前記フィルター5−8を通過し
た前記ノッキング検出器4の出力からノッキングの有無
を検出するノッキング検出回路5−9、前記ノッキング
検出回路5−9よりのノッキング有無の信号より進角の
補正値を演算する補正進角演算回路5−10、前記ノッ
キング検出回路5−9、前記補正進角演算回路5−10
へ各種タイミング信号を出力するタイミング回路5−7
、前記ベース進角演算回路5一3のプログラム値と、前
記補正進角演算回路5−10からの補正値とを加算する
加算器5−4、Arl!4入力を持つカウンタ5−5及
び5−6、イグニッションコイルの通電角度Dを決定す
る定数設定回路5−13、フリップフロップ用NOR回
路5−11及び5−12で構成される。
次に、本装置のタイミング回路5−7、フィルター5−
8、ノッキング検出回路5−9、補正進角演算回路5−
10を除く作動を第2図のタイムチャートを用いて説明
する。
8、ノッキング検出回路5−9、補正進角演算回路5−
10を除く作動を第2図のタイムチャートを用いて説明
する。
基準角度検出器1は各気筒の上死点にて第2図aに示す
基準信号T(クランク軸1回転に2個)を発生する。角
度クロック検出器2は第2図bに示すクランク軸1ク毎
の角度信号CLOを発生する。ベース進角演算回路5−
3には、回転数検出回路5−1の回転数信号Nと吸気圧
検出回路5−2の吸気圧信号Pとによつて、進角値を基
準位置からの遅れ角度としてROMに記憶させてある。
これは第3図に示す如く機関速度Nと吸気圧Pとて各々
分割した基準進角値θに対して、基準位置(この場合1
80準)と補正進角演算回路5−10からの補正進角の
基準量0k0(この場合θKO=10゜として計算する
)とドウエル角D(たとば1081と)を考慮してA=
180−θ一θKO−D=62−θとして示される第4
図図示の値が遅れ角度AとしてROMに記憶されている
ものであり、例えば吸気圧が760〜70―)Hgにお
いて回転速度Nが1200〜1400r′PmではO=
8gBT00であるのでA=540、1400〜160
0rpmでは0=90BTD0であるのでA=534、
1600〜1800rpmではθ=100BTDCてあ
るのでA=57・、又吸気圧Pが580〜520Tr$
LHgにおいては回転フ速度Nが1200〜1400r
′Pmではθ=10はBT00であるのでA=57、1
400〜1600rpmでは0=11BBTDCである
のでA=510・・・・・というようにプログラムされ
ている。また、このプログラム値の分割は細かければ細
い程精度的に良好になるがROMの容量は大きくなる。
その様な場合はプログラム点どおしを直線で結び補間線
を用いればROMの容量を減らすことができる。例えば
上の例ではPが760〜700Tf0fLHgの範囲で
はN=1200rpmでA=540N=1800r′P
mでA=50囲とおき、A=?×ΔN+54という演算
を行なう構成に1800−1200 すれはよい。
基準信号T(クランク軸1回転に2個)を発生する。角
度クロック検出器2は第2図bに示すクランク軸1ク毎
の角度信号CLOを発生する。ベース進角演算回路5−
3には、回転数検出回路5−1の回転数信号Nと吸気圧
検出回路5−2の吸気圧信号Pとによつて、進角値を基
準位置からの遅れ角度としてROMに記憶させてある。
これは第3図に示す如く機関速度Nと吸気圧Pとて各々
分割した基準進角値θに対して、基準位置(この場合1
80準)と補正進角演算回路5−10からの補正進角の
基準量0k0(この場合θKO=10゜として計算する
)とドウエル角D(たとば1081と)を考慮してA=
180−θ一θKO−D=62−θとして示される第4
図図示の値が遅れ角度AとしてROMに記憶されている
ものであり、例えば吸気圧が760〜70―)Hgにお
いて回転速度Nが1200〜1400r′PmではO=
8gBT00であるのでA=540、1400〜160
0rpmでは0=90BTD0であるのでA=534、
1600〜1800rpmではθ=100BTDCてあ
るのでA=57・、又吸気圧Pが580〜520Tr$
LHgにおいては回転フ速度Nが1200〜1400r
′Pmではθ=10はBT00であるのでA=57、1
400〜1600rpmでは0=11BBTDCである
のでA=510・・・・・というようにプログラムされ
ている。また、このプログラム値の分割は細かければ細
い程精度的に良好になるがROMの容量は大きくなる。
その様な場合はプログラム点どおしを直線で結び補間線
を用いればROMの容量を減らすことができる。例えば
上の例ではPが760〜700Tf0fLHgの範囲で
はN=1200rpmでA=540N=1800r′P
mでA=50囲とおき、A=?×ΔN+54という演算
を行なう構成に1800−1200 すれはよい。
(ただし、ΔNは検出回転数Nx−1200てある。)
そして、ベース進角演算回路5一3からの遅れ角度Aと
補正進角演算回路5−10からの補正角度θ3とを加算
器5−4で加算した結果(A+θ,)をカウンタ5−5
のJAM入力に入れる。カウンタ5−5では基準角度信
号Tでリセットされ、第2図Cで示される如く角度信号
CIOをカウントして、(A+0,)カウントすると第
2図eに示すごとく出力が゜゜1゛レベルになり、フリ
ップフロップを構成するNOR回路5一11をたたくと
共にもう一方のカウンタ5−6をリセットする。カウン
タ5−6はカウンタ5−5の出力によつてリセットされ
た後、第2図dに示すごとく定数設定回路5−13に設
定された数、Dだけカウントし、その数になると第2図
fに示すごとく出力は“1゛レベルとなり、フリプフロ
ツプのNOR回路5−12をたたく、NOR回路5一1
1の出力は第2図gとなり、この出力がイグナイタ6に
結合され、このときカウンタ5−6の出力が“1゛にな
る時が点火時期となり、カウンタ5−5の出力が゛゜1
゛になる時が通電開始時期となり、ドウエル角度が設定
値DOとなる。次に、タイミング回路5−7、フィルタ
ー5一8、ノッキング検出回路5−9を用いたノッキン
グ検出について説明する。第5図において、タイミング
回路5−7はイグナイタ6に接続するNOR回路5−1
1の出力信号を入力として、単安定回路5−7−1,5
−7−2より構成され、単安定回路5−7−1は点火放
電の時第7図aに示すごとく立ち上り、τ1の時間幅の
パルス信号を作るものてあり、単安定回路5−7−2は
第7図bに示すごとく単安定回路5−7−1のτ1の立
ち下り時に立ち上り、τ2の時間幅をもつパルス信号を
作るものである。そして、この各単安定回路5−7−1
,5−7−2の出力はノッキング検出回路5−9に結合
される。ノッキング検出回路5−9は前記タイミング信
号の外にノッキング検出器4よりのフィルタ5−8を通
した設定帯域幅(本実施例では5〜10KHz)の振動
波形が入力される。第5図に示されるノッキング検出回
路5−9の構成は、全波整流回路5−9上積分回路5−
9−2、増幅器5−9−3、アナログスイッチ5−9−
4、抵抗、コンデンサより成るホールド回路5−9−5
、入力抵抗5−9−6,5−9−7、比較回路5−9−
8、NOR回路5−9−9、5−9−10、AND回路
5−9−11で構成される。振動入力は全波整流回路5
−9−1で全波整流され、コンデンサ、抵抗が並列に結
合された積分回路5−9−2で平滑され、振動入力の平
均値が出力され増幅器5−9−3と抵抗5一9−7に結
合される。そして、増幅器5−9ーー3でK倍に増幅さ
れた後、τ1時間で0Nになるアナログスイッチ5−9
−4を通して、ホールド回路5−9−5に入り、毎回点
火直後のτ1時間の平均振動入力がホールド回路5−9
−5の出力となる。その出力は抵抗5−9−6を通して
比較j回路5−9−8に一方の入力として入り、もう一
方の入力は抵抗5−9−7を通して積分回路5−9−2
よりの直接の出力が結合される。ここで、τ1で覚えこ
まれた振動入力はノイズ信号を含むベース振動の平均値
になり、その値のK倍された値と直接の信号の大小が比
較される。ここで、点火直後、火炎核ができるまでの間
はノッキング現象が生じないので、この火炎核ができる
まで(通常点火後17TLsec以内)の時間幅γ1を
決定すればベースの振動がとらえられ、その後燃焼が進
みノッキングが生じると振動が大になり、ベース振動の
大きさと比較してノッキングであるかどうかを決定する
。一般にベース振動は機関回転速度が大になると大きく
なり、吸気圧によつても違つてくるので、この方式を用
いることにより機関状態の広範囲での検出が可能となる
。そして、ノッキングが生じた時は、積分回路5−9−
2の出力がベース振動のK倍されたものより大となつて
比較回路5−9−8の出力は′6F゛レベルになり、N
OR回路5−9−9,5−9−10で構成されるフリッ
プフロップの一方に入り、NOR回路5一9−10の出
力は反転させて“6r゛レベルになる。そして、その出
力はAND回路5−9−11に入り、τ1時間のパルス
とゲートされ出力にτ1時間のパルスが発生する。次に
第6図において、補正進角演算回路5−10を説明する
。
そして、ベース進角演算回路5一3からの遅れ角度Aと
補正進角演算回路5−10からの補正角度θ3とを加算
器5−4で加算した結果(A+θ,)をカウンタ5−5
のJAM入力に入れる。カウンタ5−5では基準角度信
号Tでリセットされ、第2図Cで示される如く角度信号
CIOをカウントして、(A+0,)カウントすると第
2図eに示すごとく出力が゜゜1゛レベルになり、フリ
ップフロップを構成するNOR回路5一11をたたくと
共にもう一方のカウンタ5−6をリセットする。カウン
タ5−6はカウンタ5−5の出力によつてリセットされ
た後、第2図dに示すごとく定数設定回路5−13に設
定された数、Dだけカウントし、その数になると第2図
fに示すごとく出力は“1゛レベルとなり、フリプフロ
ツプのNOR回路5−12をたたく、NOR回路5一1
1の出力は第2図gとなり、この出力がイグナイタ6に
結合され、このときカウンタ5−6の出力が“1゛にな
る時が点火時期となり、カウンタ5−5の出力が゛゜1
゛になる時が通電開始時期となり、ドウエル角度が設定
値DOとなる。次に、タイミング回路5−7、フィルタ
ー5一8、ノッキング検出回路5−9を用いたノッキン
グ検出について説明する。第5図において、タイミング
回路5−7はイグナイタ6に接続するNOR回路5−1
1の出力信号を入力として、単安定回路5−7−1,5
−7−2より構成され、単安定回路5−7−1は点火放
電の時第7図aに示すごとく立ち上り、τ1の時間幅の
パルス信号を作るものてあり、単安定回路5−7−2は
第7図bに示すごとく単安定回路5−7−1のτ1の立
ち下り時に立ち上り、τ2の時間幅をもつパルス信号を
作るものである。そして、この各単安定回路5−7−1
,5−7−2の出力はノッキング検出回路5−9に結合
される。ノッキング検出回路5−9は前記タイミング信
号の外にノッキング検出器4よりのフィルタ5−8を通
した設定帯域幅(本実施例では5〜10KHz)の振動
波形が入力される。第5図に示されるノッキング検出回
路5−9の構成は、全波整流回路5−9上積分回路5−
9−2、増幅器5−9−3、アナログスイッチ5−9−
4、抵抗、コンデンサより成るホールド回路5−9−5
、入力抵抗5−9−6,5−9−7、比較回路5−9−
8、NOR回路5−9−9、5−9−10、AND回路
5−9−11で構成される。振動入力は全波整流回路5
−9−1で全波整流され、コンデンサ、抵抗が並列に結
合された積分回路5−9−2で平滑され、振動入力の平
均値が出力され増幅器5−9−3と抵抗5一9−7に結
合される。そして、増幅器5−9ーー3でK倍に増幅さ
れた後、τ1時間で0Nになるアナログスイッチ5−9
−4を通して、ホールド回路5−9−5に入り、毎回点
火直後のτ1時間の平均振動入力がホールド回路5−9
−5の出力となる。その出力は抵抗5−9−6を通して
比較j回路5−9−8に一方の入力として入り、もう一
方の入力は抵抗5−9−7を通して積分回路5−9−2
よりの直接の出力が結合される。ここで、τ1で覚えこ
まれた振動入力はノイズ信号を含むベース振動の平均値
になり、その値のK倍された値と直接の信号の大小が比
較される。ここで、点火直後、火炎核ができるまでの間
はノッキング現象が生じないので、この火炎核ができる
まで(通常点火後17TLsec以内)の時間幅γ1を
決定すればベースの振動がとらえられ、その後燃焼が進
みノッキングが生じると振動が大になり、ベース振動の
大きさと比較してノッキングであるかどうかを決定する
。一般にベース振動は機関回転速度が大になると大きく
なり、吸気圧によつても違つてくるので、この方式を用
いることにより機関状態の広範囲での検出が可能となる
。そして、ノッキングが生じた時は、積分回路5−9−
2の出力がベース振動のK倍されたものより大となつて
比較回路5−9−8の出力は′6F゛レベルになり、N
OR回路5−9−9,5−9−10で構成されるフリッ
プフロップの一方に入り、NOR回路5一9−10の出
力は反転させて“6r゛レベルになる。そして、その出
力はAND回路5−9−11に入り、τ1時間のパルス
とゲートされ出力にτ1時間のパルスが発生する。次に
第6図において、補正進角演算回路5−10を説明する
。
補正進角演算回路5−10の構成は、前記タイミング回
路5−7のτ1のパルスをカウントし、設定数m+1回
だけカウントすると出力が“゜1゛レベルになるm+1
進リング計数回路5−10−1、この計数回路5−10
−1の出力と前記タイミング回路5−7のτ1パルスと
を入力とし、浸遅判別回路5−10−9へのタイミング
信号、計数回路5−10−1及びカウンタ5−10−4
へリセット信号を出す第2タイミング回路5−10−2
、前記ノッキング検出回路5一9の出力を前記計数回5
−10−1の出力が゛0゛の時のみ通過させるゲート5
−10−3、このゲート5−10−3を通過したノッキ
ング信号をカウントし、カウントした数(n)を出力す
るカウンタ5−10一牡前記カウンタ5−10一4の出
力nと定数設定回路5−10−6の設定数(a)とを比
較し、n>.aのとき゜゜1゛レベル、nくaのとき“
O゛レベルの出力を出す比較器5−10−5、前記カウ
ンタ5−10−4の出力nと定数設定回路5−10−8
の設定数(b)とを比較しn′>.bのとき“1゛レベ
ル、n<bのとき゜゛0゛レベルの出力を出す比較器5
−10−7(但しa〉bとする)、前記第2タイミング
回路5−10一2のタイミング信号と前記比較器5−1
0−5の出力信号、前記比較器5−10−7の出力信号
を入力とし、アップダウン信号(U/D)とクロック信
号(CL)を出力する進遅判別回路5−10−9、前記
進遅判別回路5−10−9のアップダウン信号(4)/
D)、クロック信号(CL)、定数設定回路5−10−
11の設定数(c)とを入力とし、設定数eから順次ロ
ック信号(CL)をアップカウント又はダウンカウント
し、現在のカウント数を出力するU/Dカウンタ5−1
0−10とから構成される。次に、第7図のタイムチャ
ートを用いてその作動を説明する。
路5−7のτ1のパルスをカウントし、設定数m+1回
だけカウントすると出力が“゜1゛レベルになるm+1
進リング計数回路5−10−1、この計数回路5−10
−1の出力と前記タイミング回路5−7のτ1パルスと
を入力とし、浸遅判別回路5−10−9へのタイミング
信号、計数回路5−10−1及びカウンタ5−10−4
へリセット信号を出す第2タイミング回路5−10−2
、前記ノッキング検出回路5一9の出力を前記計数回5
−10−1の出力が゛0゛の時のみ通過させるゲート5
−10−3、このゲート5−10−3を通過したノッキ
ング信号をカウントし、カウントした数(n)を出力す
るカウンタ5−10一牡前記カウンタ5−10一4の出
力nと定数設定回路5−10−6の設定数(a)とを比
較し、n>.aのとき゜゜1゛レベル、nくaのとき“
O゛レベルの出力を出す比較器5−10−5、前記カウ
ンタ5−10−4の出力nと定数設定回路5−10−8
の設定数(b)とを比較しn′>.bのとき“1゛レベ
ル、n<bのとき゜゛0゛レベルの出力を出す比較器5
−10−7(但しa〉bとする)、前記第2タイミング
回路5−10一2のタイミング信号と前記比較器5−1
0−5の出力信号、前記比較器5−10−7の出力信号
を入力とし、アップダウン信号(U/D)とクロック信
号(CL)を出力する進遅判別回路5−10−9、前記
進遅判別回路5−10−9のアップダウン信号(4)/
D)、クロック信号(CL)、定数設定回路5−10−
11の設定数(c)とを入力とし、設定数eから順次ロ
ック信号(CL)をアップカウント又はダウンカウント
し、現在のカウント数を出力するU/Dカウンタ5−1
0−10とから構成される。次に、第7図のタイムチャ
ートを用いてその作動を説明する。
計数回路5−10−1にて一定のサンプリングm回数が
定められる。この回路mは数十〜数万回あるいはそれ以
上でもよく、説明上仮に1000回に設定すると、計数
回路5−10−1の設定数を゜゜100r゛として、第
7図aで示すτ1のパルスを計数し、1001回目の立
上り計数回路5一10−1の出力は第7図cに示すごと
く゜゜1゛レベルに立上る。その時、ゲート5−10−
3は閉ざされ、ノッキング信号は100旧のサンプリン
グ中のノッキング数(n)だけカウンタ5−10−4に
カウントされている。このnがn〉a≧bのとき両比較
器5−10−5,5−10−7は各々゛゜1゛レベルの
出力を出し、進遅判別回路5−10−9は4′r゛レベ
ルのアップ信号と、1001回目のτ2パルスに同期し
た第2タイミング回路5−10−2の第7図eで示すタ
イミング信号を第7図1で示すごとくクロック信号(C
L)として出力する。U/Dカウンタ5−10−10は
前記アップ信号とクロック信号を受けカウントを1け増
加させ、カウント数を補正角0kとして前記加算器5−
4に出力する。このためカウンタ5一5のJAM入力は
1だけ増加し1カウントだけ遅くカウントアウトし1け
CA遅角される。ノッキング数nがa>n〉bのとぎ比
較器5−10−5は“゜0゛レベルの出力、比較器5−
10−7は゜゜1゛レベルの出力を出す。このとき進遅
判別回路5−10−9は“0゛レベルのダウン信号を出
力し、クロック信号は“゜0゛レベルのままパルスを出
さない。このためU/Dカウン他夕5−10−10はカ
ウント数を変えず以前のままのカウント数を加算器5−
4に出力するため進角は変わらない。ノッキング数nが
a〉b〉nのときは両比較器5−10−5,5−10−
7は各々第7図F,gで示すごとく゜゜0゛レベルの出
力を出す。このとき進遅判別回路5−10−9は第7図
hで示す“0゛レベルのダウン信号と第7図1と同じク
ロック信号とを出力する。このためU/Dカウjンタ5
−10−10はカウントを1だけ減少させる。このため
カウンタ5−5のJAM入力は1だけ減少し、1カウン
トだけ早くカウントアウトし1減CA進角される。第2
のタイミング回路5−10−2のリセット信号は第7図
dで示すごとく11001回目のτ2パルスの立下りで
立上る短かいパルスで、計数回路5−0−1、カウンタ
5−10−4をリセットし再び1000回のサンプリン
グを開始させる。また、始めの1000回のサンプル結
果がn〉a〉7bとなり11遅角し、さらに次の100
0回の結果もn″>.a〉bとなれば、U/Dカウンタ
5−10一10のカウント数は始めの時より2カウント
増加して2カCA遅角されたことになる。
定められる。この回路mは数十〜数万回あるいはそれ以
上でもよく、説明上仮に1000回に設定すると、計数
回路5−10−1の設定数を゜゜100r゛として、第
7図aで示すτ1のパルスを計数し、1001回目の立
上り計数回路5一10−1の出力は第7図cに示すごと
く゜゜1゛レベルに立上る。その時、ゲート5−10−
3は閉ざされ、ノッキング信号は100旧のサンプリン
グ中のノッキング数(n)だけカウンタ5−10−4に
カウントされている。このnがn〉a≧bのとき両比較
器5−10−5,5−10−7は各々゛゜1゛レベルの
出力を出し、進遅判別回路5−10−9は4′r゛レベ
ルのアップ信号と、1001回目のτ2パルスに同期し
た第2タイミング回路5−10−2の第7図eで示すタ
イミング信号を第7図1で示すごとくクロック信号(C
L)として出力する。U/Dカウンタ5−10−10は
前記アップ信号とクロック信号を受けカウントを1け増
加させ、カウント数を補正角0kとして前記加算器5−
4に出力する。このためカウンタ5一5のJAM入力は
1だけ増加し1カウントだけ遅くカウントアウトし1け
CA遅角される。ノッキング数nがa>n〉bのとぎ比
較器5−10−5は“゜0゛レベルの出力、比較器5−
10−7は゜゜1゛レベルの出力を出す。このとき進遅
判別回路5−10−9は“0゛レベルのダウン信号を出
力し、クロック信号は“゜0゛レベルのままパルスを出
さない。このためU/Dカウン他夕5−10−10はカ
ウント数を変えず以前のままのカウント数を加算器5−
4に出力するため進角は変わらない。ノッキング数nが
a〉b〉nのときは両比較器5−10−5,5−10−
7は各々第7図F,gで示すごとく゜゜0゛レベルの出
力を出す。このとき進遅判別回路5−10−9は第7図
hで示す“0゛レベルのダウン信号と第7図1と同じク
ロック信号とを出力する。このためU/Dカウjンタ5
−10−10はカウントを1だけ減少させる。このため
カウンタ5−5のJAM入力は1だけ減少し、1カウン
トだけ早くカウントアウトし1減CA進角される。第2
のタイミング回路5−10−2のリセット信号は第7図
dで示すごとく11001回目のτ2パルスの立下りで
立上る短かいパルスで、計数回路5−0−1、カウンタ
5−10−4をリセットし再び1000回のサンプリン
グを開始させる。また、始めの1000回のサンプル結
果がn〉a〉7bとなり11遅角し、さらに次の100
0回の結果もn″>.a〉bとなれば、U/Dカウンタ
5−10一10のカウント数は始めの時より2カウント
増加して2カCA遅角されたことになる。
このように適宜U/Dカウンタ5−1−10内のカウン
ト数が増減し、設定ノッキング数a>n>.bの範囲に
なるように進角量が調整される。ここで設定数A,.b
としてはサンプリング回数の数%程度が望ましく、サン
プリング1000回で例えばa=50、b=20とする
と、平均2〜5%の範囲でノッキングが生じるトレース
ノック状態を常にフィードバックコントロールすること
ができる。
ト数が増減し、設定ノッキング数a>n>.bの範囲に
なるように進角量が調整される。ここで設定数A,.b
としてはサンプリング回数の数%程度が望ましく、サン
プリング1000回で例えばa=50、b=20とする
と、平均2〜5%の範囲でノッキングが生じるトレース
ノック状態を常にフィードバックコントロールすること
ができる。
第8図は本発明の第2実施例のブロック図を示すもので
あり、第1図図示の第1実施例に対し、回転数検出回路
5−1の回転数信号Nと吸気圧検出回路5−2の吸気圧
信号Pを入力とする機関状態判別回路5−14によつて
、加速時や高速時などのノッキングが生じやすく、かつ
ノッキングによる不具合の生じやすい機関運転状態(内
燃機関によつて駆動される車両の走行状態でもよい)を
判別し、補正進角演算回路5−10におけるノッキング
割合を検出する燃焼サイクルの回数を変化させるように
したものである。
あり、第1図図示の第1実施例に対し、回転数検出回路
5−1の回転数信号Nと吸気圧検出回路5−2の吸気圧
信号Pを入力とする機関状態判別回路5−14によつて
、加速時や高速時などのノッキングが生じやすく、かつ
ノッキングによる不具合の生じやすい機関運転状態(内
燃機関によつて駆動される車両の走行状態でもよい)を
判別し、補正進角演算回路5−10におけるノッキング
割合を検出する燃焼サイクルの回数を変化させるように
したものである。
この第2実施例における補正進角演算回路5−10の詳
細回路を第9図に示す。この第9図において、補正進角
演算回路5−10の構成は、前記タイミング回路5一7
のτ1のパルスをカウントし、設定数(m+1)以上カ
ウントすると出力が゜゛1゛レベルになる計数回路5−
10−1、前記タイミング回路5一7のγ2パルスと前
記機関状態判別回路5−14の機関状態信号と前記計数
回路5−10−1の出力とを入力とし、進遅判別回路5
−10−9へタイミング信号、前記計数回路5−10−
1及び除算回路5−10−12への設定数mの信号、前
.記計数回路5−10−1及びカウンタ5−10一4へ
のリセット信号を出す第2タイミング回路5一10−2
、前記ノッキング検出回路5−9の出力を前記計数回路
5−10−1の出力が゜“0゛の時のみ通過させるゲー
ト5−10−3、前記ゲー,卜5−10−3を通過した
ノッキング信号をカウントし、カウントした数(n)を
出力するカウンタ5−10一牡前記第タイミング回路の
設定数mと前記カウンタ5−10−4の出力nとを入力
とし、n/mを計算して出力する除算回路5−10−1
2、前記除算回路5−10−12の出力n/mと定数設
定回路5−10−6の設定数aとを比較し、n/m≧a
のとき゜“1゛レベル、n/m<aのとき、゜“0゛レ
ベルの出力を出す比較器5−10−5、前記除算回路5
−10−12の出力n/mと定数設定回路5−10−8
の設定数bとを比較し、n/m>bのとき“1゛レベル
、n/m<bのとき゜゜0゛レベルの出力を出す比較器
5−10−7(但しa′>.bとする)、前記第2タイ
ミング回路5−10−2のタイミング信号と前記比較器
5−10−5の出力信号と前記比較器5−10−7の出
力信号とを入力とし、アップダウン信号(U/D)とク
ロック信号(CL)とを)出力する進遅判別回路5−1
0−9、前記進遅判別回路5−10−9のアップダウン
信号(U/D)、クロック信号(CL)、定数設定回路
5−10−11の設定数(C)とを入力とし、設定数(
C)から順次クロック信号(CL)をアップカウント又
は;ダウンカウントし、現在のカウント数を出力するU
/Dカウンタ5−10−10で構成される。次にその動
作について説明する。機関状態判別回路5−1牡ノッキ
ングが生じやすく、かつノッキングが長時間連続して生
じた時重大な故障を起こしやすい加速時や高速高負荷時
には“゜1゛レベルの機関状態信号Ecを出しそれ以外
の時には゜゜0゛レベルの機関状態信号Ecを出す。第
2タイミング回路5−10−2は第7図dに示すリセッ
ト信号に同期して前記機関状態判別回路5−14の機関
状態信号Ecを受け、前記計数回路5−10−1に出す
設定数mをEcが“1゛レベルの時、即ち加速時や高速
高負荷時にはm=Ml.Ecが゛゜0゛レベルの時、即
ち加速時や高速高負荷時以外の時にはm=M2を出力す
る。そして、前記第2タイミング回路5−10−2で一
定サンプリング回数m(m1、M2)が定められる。こ
の回数mは数十〜数万回、あるいはそれ以上でもよく、
説明上仮に1000回を設定すると、計数回路5−10
−1の設定数を゜゜100r゛として、τ1のパルスを
計数し1001回目の立上りに計数回路5−10−1の
出力は“1゛に立上る。その時ゲート5−10−3は閉
ざされ、ノッキング信号は1000回のサンプリング中
のノッキング数(n)だけカウンタ5−10−4にカウ
ントされている。除算回路5−10−12は設定数mと
ノッキング数nとからノッキング割合n/mを計算して
出力する。このn/mがn/m〉a′>.bのとき、両
比較器5−10一5,5−10−7は各々“1゛レベル
の出力を出し、進遅判別回路5−10−9は“1゛レベ
ルのアップ信号と、1001回目のγ2パルスに同期し
た第2タイミング回路5−10−2のタイミング信号を
クロック信号(CL)として出力する。U/Dカウンタ
5−10−10は前記アップ信号とクロック信号とを受
け、カウントを1だけ増加させ、カウント数を補正角θ
kとして前記加算器5一4に出力する。このためカウン
タ5−5のJAM入力は1だけ増加し1カウントだけ遅
くカウントカウトし1けCA遅角される。ノッキング割
合n/mがa>n/m>bのとき比較器5−10−5は
6゜0゛レベルの出力、比較器5−10−7は“1゛レ
ベルの出力を出す。この時進遅判別回路5−10−9は
4′0出レベルのダウン信号を出力し、クロック信号は
6′0′1レベルのままパルスを出さない。このために
U/Dカウンタ5−10−11はカウント数を変えずに
以前のままのカウント数を加算器5−4に出力するため
進角は変わらない。ノッキング割合n/mがa〉b>n
/mのときは両比較器5−10−5,5−10−7は各
々゜“0゛レベルの出力を出す。このとき進遅判別回路
5−10−9は6“0゛レベルのダウン信号と同じクロ
ック信号(CL)を出力する。このためU/Dカウンタ
5−10−10はカウントを1だけ減少させ、カウンタ
5−5のJAM入力は1だけ減少し、1カウントだけ早
くカウントアウトし1℃A進角させる。第2タイミング
回路5−10−2のリセット信号は1001回目のτ2
パルスの立下りで立上る短かいパルスで、計数回路5−
10−1、カウンタ5−10−4をリセットし、再び1
000回のサンプリングを開始させる。始めの1000
回のサンプルが結果がn/m>.a〉bとなり10CA
遅角し、さらに次の1000回の結果もn/m≧a≧b
となれは、U/Dカウンタ5−10−10のカウント数
は始めの時より2カウント増加し26CA遅角されたこ
とになる。このように適宜U/Dカウンタ5−10−1
0内のカウント数が増減し、設定ノッキング割合a>n
/m>.bの範囲になるよう進角量が調整される。ここ
で設定数A,bとしては数%のノッキング割合が望まし
く、例えばa=0.05.b=0.02とすると平均2
〜5%の範囲でノッキングが生じるトレースノック状態
を常にフィードバックコントロールすることができる。
また、第2タイミング回路5−10−2から出されるサ
ンプリング設定数mは加速時や高速高負荷時には比較的
小さく、それ以外の時は大きく設定(m1くM2)する
ことにつて、ノッキングの影響の著しい加速時や高速負
荷時には早い周期でフィードバックを行なうことができ
、機関をヘビーノッキングから守ることが出来る。
細回路を第9図に示す。この第9図において、補正進角
演算回路5−10の構成は、前記タイミング回路5一7
のτ1のパルスをカウントし、設定数(m+1)以上カ
ウントすると出力が゜゛1゛レベルになる計数回路5−
10−1、前記タイミング回路5一7のγ2パルスと前
記機関状態判別回路5−14の機関状態信号と前記計数
回路5−10−1の出力とを入力とし、進遅判別回路5
−10−9へタイミング信号、前記計数回路5−10−
1及び除算回路5−10−12への設定数mの信号、前
.記計数回路5−10−1及びカウンタ5−10一4へ
のリセット信号を出す第2タイミング回路5一10−2
、前記ノッキング検出回路5−9の出力を前記計数回路
5−10−1の出力が゜“0゛の時のみ通過させるゲー
ト5−10−3、前記ゲー,卜5−10−3を通過した
ノッキング信号をカウントし、カウントした数(n)を
出力するカウンタ5−10一牡前記第タイミング回路の
設定数mと前記カウンタ5−10−4の出力nとを入力
とし、n/mを計算して出力する除算回路5−10−1
2、前記除算回路5−10−12の出力n/mと定数設
定回路5−10−6の設定数aとを比較し、n/m≧a
のとき゜“1゛レベル、n/m<aのとき、゜“0゛レ
ベルの出力を出す比較器5−10−5、前記除算回路5
−10−12の出力n/mと定数設定回路5−10−8
の設定数bとを比較し、n/m>bのとき“1゛レベル
、n/m<bのとき゜゜0゛レベルの出力を出す比較器
5−10−7(但しa′>.bとする)、前記第2タイ
ミング回路5−10−2のタイミング信号と前記比較器
5−10−5の出力信号と前記比較器5−10−7の出
力信号とを入力とし、アップダウン信号(U/D)とク
ロック信号(CL)とを)出力する進遅判別回路5−1
0−9、前記進遅判別回路5−10−9のアップダウン
信号(U/D)、クロック信号(CL)、定数設定回路
5−10−11の設定数(C)とを入力とし、設定数(
C)から順次クロック信号(CL)をアップカウント又
は;ダウンカウントし、現在のカウント数を出力するU
/Dカウンタ5−10−10で構成される。次にその動
作について説明する。機関状態判別回路5−1牡ノッキ
ングが生じやすく、かつノッキングが長時間連続して生
じた時重大な故障を起こしやすい加速時や高速高負荷時
には“゜1゛レベルの機関状態信号Ecを出しそれ以外
の時には゜゜0゛レベルの機関状態信号Ecを出す。第
2タイミング回路5−10−2は第7図dに示すリセッ
ト信号に同期して前記機関状態判別回路5−14の機関
状態信号Ecを受け、前記計数回路5−10−1に出す
設定数mをEcが“1゛レベルの時、即ち加速時や高速
高負荷時にはm=Ml.Ecが゛゜0゛レベルの時、即
ち加速時や高速高負荷時以外の時にはm=M2を出力す
る。そして、前記第2タイミング回路5−10−2で一
定サンプリング回数m(m1、M2)が定められる。こ
の回数mは数十〜数万回、あるいはそれ以上でもよく、
説明上仮に1000回を設定すると、計数回路5−10
−1の設定数を゜゜100r゛として、τ1のパルスを
計数し1001回目の立上りに計数回路5−10−1の
出力は“1゛に立上る。その時ゲート5−10−3は閉
ざされ、ノッキング信号は1000回のサンプリング中
のノッキング数(n)だけカウンタ5−10−4にカウ
ントされている。除算回路5−10−12は設定数mと
ノッキング数nとからノッキング割合n/mを計算して
出力する。このn/mがn/m〉a′>.bのとき、両
比較器5−10一5,5−10−7は各々“1゛レベル
の出力を出し、進遅判別回路5−10−9は“1゛レベ
ルのアップ信号と、1001回目のγ2パルスに同期し
た第2タイミング回路5−10−2のタイミング信号を
クロック信号(CL)として出力する。U/Dカウンタ
5−10−10は前記アップ信号とクロック信号とを受
け、カウントを1だけ増加させ、カウント数を補正角θ
kとして前記加算器5一4に出力する。このためカウン
タ5−5のJAM入力は1だけ増加し1カウントだけ遅
くカウントカウトし1けCA遅角される。ノッキング割
合n/mがa>n/m>bのとき比較器5−10−5は
6゜0゛レベルの出力、比較器5−10−7は“1゛レ
ベルの出力を出す。この時進遅判別回路5−10−9は
4′0出レベルのダウン信号を出力し、クロック信号は
6′0′1レベルのままパルスを出さない。このために
U/Dカウンタ5−10−11はカウント数を変えずに
以前のままのカウント数を加算器5−4に出力するため
進角は変わらない。ノッキング割合n/mがa〉b>n
/mのときは両比較器5−10−5,5−10−7は各
々゜“0゛レベルの出力を出す。このとき進遅判別回路
5−10−9は6“0゛レベルのダウン信号と同じクロ
ック信号(CL)を出力する。このためU/Dカウンタ
5−10−10はカウントを1だけ減少させ、カウンタ
5−5のJAM入力は1だけ減少し、1カウントだけ早
くカウントアウトし1℃A進角させる。第2タイミング
回路5−10−2のリセット信号は1001回目のτ2
パルスの立下りで立上る短かいパルスで、計数回路5−
10−1、カウンタ5−10−4をリセットし、再び1
000回のサンプリングを開始させる。始めの1000
回のサンプルが結果がn/m>.a〉bとなり10CA
遅角し、さらに次の1000回の結果もn/m≧a≧b
となれは、U/Dカウンタ5−10−10のカウント数
は始めの時より2カウント増加し26CA遅角されたこ
とになる。このように適宜U/Dカウンタ5−10−1
0内のカウント数が増減し、設定ノッキング割合a>n
/m>.bの範囲になるよう進角量が調整される。ここ
で設定数A,bとしては数%のノッキング割合が望まし
く、例えばa=0.05.b=0.02とすると平均2
〜5%の範囲でノッキングが生じるトレースノック状態
を常にフィードバックコントロールすることができる。
また、第2タイミング回路5−10−2から出されるサ
ンプリング設定数mは加速時や高速高負荷時には比較的
小さく、それ以外の時は大きく設定(m1くM2)する
ことにつて、ノッキングの影響の著しい加速時や高速負
荷時には早い周期でフィードバックを行なうことができ
、機関をヘビーノッキングから守ることが出来る。
例えばm1=5へM2=1000と設定すれば回転数3
000RPMのとき各々0.聞2毎、w秒毎に点火時期
が補正され特に加速時や高速高負荷時には速やかな応答
によつてノッキング割合が多くなることを防止できる。
m1=50の時の作動は、先に述べたm=1000の時
と同様である。また、機関状態が変化して設定数mをm
1→匹又はrへ→m1に変更する場合、第2タイミング
回路5−10−2は第7図dに示すリセット信号と同期
して次のサンプル設定数m1又はrへを出力するように
すれば、サンプリング途中に機関状態が変化しても不具
合は生じない。なお、上述した第2実施例においては、
機関状態の判別について、加速時及び高速高負荷時とそ
れ以外の二段階にて判別したが、より細かく三段階以上
の分割にし各々サンプリング設定数mを決めるようにし
てもよく、また、より簡易的手段として、加速時及び高
速高負荷時かそれ以外かを判別するのに、吸気マニホル
ドの吸気負圧で判別し、その値が低い時には加速又は高
負荷時、吸気負圧が高い時にはそれ以外とし、ダイヤフ
ラムなどを用いた負圧スイッチで検出してもよい。なお
、上述した各実施例においては、ノッキング検出器4と
して内燃機関の振動として説明したlが、マイクロフォ
ンによるノッキング音を検出しても可能である。また、
振動センサとしては加速度型、速度型位置変位型などの
種々のものが考えられる。以上述べたように第1番目の
発明においては、7燃焼サイクルで所定回数中のノッキ
ング発生割合を求め、この割合が所定の第1の割合以上
か、第1の割合と第2の割合との間か、第2の割合以下
かを判別し、この判別結果に応じて遅角、保持、進角を
選択して点火時期を制御するようにしていフるので、例
えば高負荷運転時等の運転状態で生じやすい微妙な出力
変動を抑え、ノッキング割合が数%以下のトレースノッ
ク状態に制御でき、出力、燃費の向上を計ることができ
、また経時変化、燃料の組成など使用条件の変化や機関
製作のバラツキなどを吸収でき、さらに機関の回転数の
高低にかかわらず、常に迅速な点火時期制御ができると
いう優れた効果がある。
000RPMのとき各々0.聞2毎、w秒毎に点火時期
が補正され特に加速時や高速高負荷時には速やかな応答
によつてノッキング割合が多くなることを防止できる。
m1=50の時の作動は、先に述べたm=1000の時
と同様である。また、機関状態が変化して設定数mをm
1→匹又はrへ→m1に変更する場合、第2タイミング
回路5−10−2は第7図dに示すリセット信号と同期
して次のサンプル設定数m1又はrへを出力するように
すれば、サンプリング途中に機関状態が変化しても不具
合は生じない。なお、上述した第2実施例においては、
機関状態の判別について、加速時及び高速高負荷時とそ
れ以外の二段階にて判別したが、より細かく三段階以上
の分割にし各々サンプリング設定数mを決めるようにし
てもよく、また、より簡易的手段として、加速時及び高
速高負荷時かそれ以外かを判別するのに、吸気マニホル
ドの吸気負圧で判別し、その値が低い時には加速又は高
負荷時、吸気負圧が高い時にはそれ以外とし、ダイヤフ
ラムなどを用いた負圧スイッチで検出してもよい。なお
、上述した各実施例においては、ノッキング検出器4と
して内燃機関の振動として説明したlが、マイクロフォ
ンによるノッキング音を検出しても可能である。また、
振動センサとしては加速度型、速度型位置変位型などの
種々のものが考えられる。以上述べたように第1番目の
発明においては、7燃焼サイクルで所定回数中のノッキ
ング発生割合を求め、この割合が所定の第1の割合以上
か、第1の割合と第2の割合との間か、第2の割合以下
かを判別し、この判別結果に応じて遅角、保持、進角を
選択して点火時期を制御するようにしていフるので、例
えば高負荷運転時等の運転状態で生じやすい微妙な出力
変動を抑え、ノッキング割合が数%以下のトレースノッ
ク状態に制御でき、出力、燃費の向上を計ることができ
、また経時変化、燃料の組成など使用条件の変化や機関
製作のバラツキなどを吸収でき、さらに機関の回転数の
高低にかかわらず、常に迅速な点火時期制御ができると
いう優れた効果がある。
さらに、第2番目の発明においては、第1番目の発明に
おいて、機関運転状態に応じてサンプリング回数を変化
させるから、ノッキングが生じやすく、かつノッキング
による不具合の生じやすい例えば加速時等の機関運転状
態におけるサンプリング回数を少なくし、短時間で点火
時期フィードバックを行うことによつて応答性を上げ、
一般的機関運転状態のときにはサンプリング回数を多く
してハンチングやサージ等の不具合を解消することがで
きるという優れた効果がある。
おいて、機関運転状態に応じてサンプリング回数を変化
させるから、ノッキングが生じやすく、かつノッキング
による不具合の生じやすい例えば加速時等の機関運転状
態におけるサンプリング回数を少なくし、短時間で点火
時期フィードバックを行うことによつて応答性を上げ、
一般的機関運転状態のときにはサンプリング回数を多く
してハンチングやサージ等の不具合を解消することがで
きるという優れた効果がある。
第1図は本発明装置の第1番目の発明に対応する第1実
施例を示すブロック図、第2図は第1図図示装置の作動
説明に供する各部波形図、第3図および第4図は第1図
図示装置におけるプログラム特性図、第5図および第6
図は第1図図示装置における要部詳細電気回路図、第7
図は第5図および第6図図示回路の作動説明に供する各
部波形図、第8図は本発明装置の第2番目の発明に対応
する第2実施例を示すブロック図、第9図は第8図図示
装置における要部詳細電気回路図である。 4・・・・・・ノッキング検出器、5−9・・・・・・
ノッキング検出回路、5−10・・・・・・補正進角演
算回路、5−14・・・・・・機関状態判別回路。
施例を示すブロック図、第2図は第1図図示装置の作動
説明に供する各部波形図、第3図および第4図は第1図
図示装置におけるプログラム特性図、第5図および第6
図は第1図図示装置における要部詳細電気回路図、第7
図は第5図および第6図図示回路の作動説明に供する各
部波形図、第8図は本発明装置の第2番目の発明に対応
する第2実施例を示すブロック図、第9図は第8図図示
装置における要部詳細電気回路図である。 4・・・・・・ノッキング検出器、5−9・・・・・・
ノッキング検出回路、5−10・・・・・・補正進角演
算回路、5−14・・・・・・機関状態判別回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃機関のノッキング現象に対応した振動要素を検
出するノッキング検出器と、このノッキング検出器より
の出力信号に応じて内燃機関のノッキング状態を検出す
るノッキング検出手段と、このノッキング検出手段より
のノッキング有無の検出信号により点火時期の補正量を
増減させる補正進角演算手段とを備える内燃機関用点火
時期制御装置において、前記補正進角演算手段は、燃焼
サイクル数を計数する計数手段と、ノッキングの発生回
数を計数する計数手段と、前記両計数手段の計数値に応
じて前記燃焼サイクルの所定回数でのノッキングの割合
を検出し、予め設定された第1の割合以上のノッキング
が検出された場合に前記点火時期の補正量を所定角度遅
角させる方向に変化させ、予め設定された前記第1の割
合より小さい第2の割合以下しかノッキングが検出され
ない場合には前記点火時期の補正量を所定角度遅角させ
る方向に変化させ、前記第1の割合と第2の割合の間の
ノッキングが検出された場合に前記点火時期の補正量を
前回の値のままとする進遅角制御手段とを備えることを
特徴とする内燃機関用点火時期制御装置。 2 内燃機関のノッキング現象に対応した振動要素を検
出するノッキング検出器と、このノッキング検出器より
の出力信号に応じて内燃機関のノッキング状態を検出す
るノッキング検出手段と、このノッキング検出手段より
のノッキング有無の検出信号により点火時期の補正量を
増減させる補正進角演算手段とを備える内燃機関用点火
時期制御装置において、前記補正進角演算手段は、燃焼
サイクル数を計数する計数手段と、ノッキングの発生回
数を計数する計数手段と、前記両計数手段の計数値に応
じて前記燃焼サイクルの所定回数でのノッキングの割合
を検出し、予め設定された第1の割合以上ノッキングが
検出された場合に前記点火時期の補正量を所定角度遅角
させる方向に変化させ、予め設定された前記第1の割合
より小さい第2の割合以下しかノッキングが検出されな
い場合には前記点火時期の補正量を所定角度進角させる
方向に変化させ、前記第1の割合と第2の割合の間のノ
ッキングが検出された場合に前記点火時期の補正量を前
回の値のままとする進遅角制御手段と、機関運転状態に
応じて前記ノッキング割合を検出する燃焼サイクルの所
定回数を変化させるための機関状態判別手段とを備える
ことを特徴とする内燃機関用点火時期制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53062030A JPS6045754B2 (ja) | 1978-05-24 | 1978-05-24 | 内燃機関用点火時期制御装置 |
| US06/041,933 US4269154A (en) | 1978-05-24 | 1979-05-23 | Ignition timing control system for internal combustion engines |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53062030A JPS6045754B2 (ja) | 1978-05-24 | 1978-05-24 | 内燃機関用点火時期制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54152717A JPS54152717A (en) | 1979-12-01 |
| JPS6045754B2 true JPS6045754B2 (ja) | 1985-10-11 |
Family
ID=13188351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53062030A Expired JPS6045754B2 (ja) | 1978-05-24 | 1978-05-24 | 内燃機関用点火時期制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6045754B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS605786B2 (ja) * | 1979-05-25 | 1985-02-14 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
| JPS5627066A (en) * | 1979-08-06 | 1981-03-16 | Nissan Motor Co Ltd | Knocking preventing equipment |
-
1978
- 1978-05-24 JP JP53062030A patent/JPS6045754B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54152717A (en) | 1979-12-01 |
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