JPS60449B2 - 結束状糸の製造法 - Google Patents
結束状糸の製造法Info
- Publication number
- JPS60449B2 JPS60449B2 JP2888677A JP2888677A JPS60449B2 JP S60449 B2 JPS60449 B2 JP S60449B2 JP 2888677 A JP2888677 A JP 2888677A JP 2888677 A JP2888677 A JP 2888677A JP S60449 B2 JPS60449 B2 JP S60449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- yarn
- fluid nozzle
- bundled yarn
- traverse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、合成繊維、繊維素系繊維等の化学繊維を定長
、もしくは不定長に切断した繊維、又は動植物の天然繊
維等の繊維東、すなわち、スラィバまたは、絹糸をドラ
フトし、流体ノズルを用いて結束状糸を能率的にしかも
高速度に生産する方法において、ドラフトローラ等の耐
用年数を永く保ち、且つ、得られる結束状糸の糸質を安
定に保つに有効な製造法に関する。
、もしくは不定長に切断した繊維、又は動植物の天然繊
維等の繊維東、すなわち、スラィバまたは、絹糸をドラ
フトし、流体ノズルを用いて結束状糸を能率的にしかも
高速度に生産する方法において、ドラフトローラ等の耐
用年数を永く保ち、且つ、得られる結束状糸の糸質を安
定に保つに有効な製造法に関する。
従釆、粗紡機、糟紡機などで繊維東を把持牽伸する場合
、ゴムローラやエプロンなどの摩耗性回転部材の局部的
な摩耗や損傷を防ぎ、耐用年数を伸ばして正常なドラフ
ト機能を維持するためトランペットやコレクタなど繊維
東のドラフト装置内の通過行路をコントロールするガイ
ド類を、得られる糸質に影響を与えない範囲で左右にト
ラバースさせることが一般に行われてきた。
、ゴムローラやエプロンなどの摩耗性回転部材の局部的
な摩耗や損傷を防ぎ、耐用年数を伸ばして正常なドラフ
ト機能を維持するためトランペットやコレクタなど繊維
東のドラフト装置内の通過行路をコントロールするガイ
ド類を、得られる糸質に影響を与えない範囲で左右にト
ラバースさせることが一般に行われてきた。
これらの方法では通常ドラフトゾーン入口部に当るとこ
ろにトランペットと呼ばれる朝顔型のガイドのみを積極
的に左右トラバースさせ、ドラフトローラ間に配臆され
た繊維東の分散を防ぐコレクタと呼ばれるガイド類は「
前記トランペットの移動につれて左右勤した該繊維東の
変位に追従して消極的に移動する如き構成がとられてい
るが、これは該コレクタが繊維東をある所定の中に集東
して周緑の単独繊維を抑制してフライや毛羽繊維となる
ことを減少させるための機能を果すのに充分な効果を有
していたのである。他方、近年精織工程の高速化を図る
ために、ドラフトゾーン直後にェアノズルを設け、所定
の太さに牽伸された繊維東を空気流により「加漆解燃す
ることによって高速度で紡績糸を得るいわゆる結束紡績
法が開発され、次第に実用化され始めた。しかし、実撚
を用いずェアのみの旋回力で糸条を紡績するため、糸の
長手方向に亘り、引張り強力などの糸質が安定しないと
いう欠点があった。そこで本発明者らは、前記結束紡績
糸におけるかかる欠点を解消すべく鋭意検討した結果、
繊維束のトラバース運動と糸質との間に重大な関係があ
ることを見出し、本発明に到達したものである。
ろにトランペットと呼ばれる朝顔型のガイドのみを積極
的に左右トラバースさせ、ドラフトローラ間に配臆され
た繊維東の分散を防ぐコレクタと呼ばれるガイド類は「
前記トランペットの移動につれて左右勤した該繊維東の
変位に追従して消極的に移動する如き構成がとられてい
るが、これは該コレクタが繊維東をある所定の中に集東
して周緑の単独繊維を抑制してフライや毛羽繊維となる
ことを減少させるための機能を果すのに充分な効果を有
していたのである。他方、近年精織工程の高速化を図る
ために、ドラフトゾーン直後にェアノズルを設け、所定
の太さに牽伸された繊維東を空気流により「加漆解燃す
ることによって高速度で紡績糸を得るいわゆる結束紡績
法が開発され、次第に実用化され始めた。しかし、実撚
を用いずェアのみの旋回力で糸条を紡績するため、糸の
長手方向に亘り、引張り強力などの糸質が安定しないと
いう欠点があった。そこで本発明者らは、前記結束紡績
糸におけるかかる欠点を解消すべく鋭意検討した結果、
繊維束のトラバース運動と糸質との間に重大な関係があ
ることを見出し、本発明に到達したものである。
すなわち、ドラフト装置を通過する繊維東の左右方向の
移動に追従して、流体ノズルを左右に積極的にトラバー
スさせ、該繊維東のフロントローラニップ線での位置を
流体ノズル導入孔の最適位置に保たせることを特徴とす
るものである。以下図面を用いて詳細に説明するが「も
とより図は説明のための例であってその精神を逸脱しな
い限り、本発明はこれらの図によって限定されるもので
ない。図は本発明を実施するに好適な製造装置の主要概
略図を示す。
移動に追従して、流体ノズルを左右に積極的にトラバー
スさせ、該繊維東のフロントローラニップ線での位置を
流体ノズル導入孔の最適位置に保たせることを特徴とす
るものである。以下図面を用いて詳細に説明するが「も
とより図は説明のための例であってその精神を逸脱しな
い限り、本発明はこれらの図によって限定されるもので
ない。図は本発明を実施するに好適な製造装置の主要概
略図を示す。
パッケージ(図示しない)からほどかれた繊維束(粗糸
)1は、トランペット2を通りバックローラ3,3′、
粗糸コントロールガイド4、エプロン装置5,5′、コ
レクタ6、フロントロ−ラ7,7′、流体ノズル8を通
過することによって所望太さの結束状糸9とされる。そ
して前記トランペット2、粗糸コントロールガイド4、
コレクタ6及び流体ノズル8は、、クランクシャフト1
4の矢印方向の回転によって、それぞれクランク10,
11,12,13、ア−ムー0′,11′,12′,1
3′およびコネクテイグロッド2′,4′,6′,8′
によって連動され、低速度で左右トラバースが積極的に
行なわれる。なお、図示したドラフト装置は、1対のパ
ックローラ3,3′と1対のフロントローラ7,7′の
表面速度の差によって供給された粕糸1を上述したよう
に所望する糸番手に牽伸するものであり、最も一般的な
3線式上下エプロンのものである。以上述べたように図
においてはトランペット、粗糸コントロールガイドおよ
びコレクタ等のガイド類の左右トラバース運動に追従し
て流体ノズルも積極的に左右トラバースさせる装置を示
した。これを更に詳しく述べれば、それらのガイド類は
「互いに独立して、それぞれ異なった位相で左右トラバ
ースできるようになっており、その機構はクランクシャ
フト14に取付くクランク10の取付角度を変更するこ
とで可能ならしめている。一般に紙出速度にも依存する
が、トランペットの移動速度が極めて遅い1往復2分程
度の場合であれば、それぞれのトラバース運動は実質的
に異位相で行なう必要がないので、クランクシャフト1
4に対してクランク10の取付角度はそれぞれ同じとし
ても支障ない。しかし「それより速い移動の場合は繊維
東の進行方向にそって、わずかな遅れ時間を与えてトラ
バースさせるのが好ましい。すなわち「トランペット2
の左右トラバースに対して粕糸コントロールガイド4を
、同様にして該コントロールガイド4に対してコレクタ
6を、同じく該コレクタ6に対して流体ノズル8をそれ
ぞれわずかな遅れ時間を与えて左右トラバース運動をさ
せるのが良い。
)1は、トランペット2を通りバックローラ3,3′、
粗糸コントロールガイド4、エプロン装置5,5′、コ
レクタ6、フロントロ−ラ7,7′、流体ノズル8を通
過することによって所望太さの結束状糸9とされる。そ
して前記トランペット2、粗糸コントロールガイド4、
コレクタ6及び流体ノズル8は、、クランクシャフト1
4の矢印方向の回転によって、それぞれクランク10,
11,12,13、ア−ムー0′,11′,12′,1
3′およびコネクテイグロッド2′,4′,6′,8′
によって連動され、低速度で左右トラバースが積極的に
行なわれる。なお、図示したドラフト装置は、1対のパ
ックローラ3,3′と1対のフロントローラ7,7′の
表面速度の差によって供給された粕糸1を上述したよう
に所望する糸番手に牽伸するものであり、最も一般的な
3線式上下エプロンのものである。以上述べたように図
においてはトランペット、粗糸コントロールガイドおよ
びコレクタ等のガイド類の左右トラバース運動に追従し
て流体ノズルも積極的に左右トラバースさせる装置を示
した。これを更に詳しく述べれば、それらのガイド類は
「互いに独立して、それぞれ異なった位相で左右トラバ
ースできるようになっており、その機構はクランクシャ
フト14に取付くクランク10の取付角度を変更するこ
とで可能ならしめている。一般に紙出速度にも依存する
が、トランペットの移動速度が極めて遅い1往復2分程
度の場合であれば、それぞれのトラバース運動は実質的
に異位相で行なう必要がないので、クランクシャフト1
4に対してクランク10の取付角度はそれぞれ同じとし
ても支障ない。しかし「それより速い移動の場合は繊維
東の進行方向にそって、わずかな遅れ時間を与えてトラ
バースさせるのが好ましい。すなわち「トランペット2
の左右トラバースに対して粕糸コントロールガイド4を
、同様にして該コントロールガイド4に対してコレクタ
6を、同じく該コレクタ6に対して流体ノズル8をそれ
ぞれわずかな遅れ時間を与えて左右トラバース運動をさ
せるのが良い。
この遅れ時間は、繊維東とガイド類との双方の移動速度
から算出すればよい。本発明におけるガイド類は図にお
いては3個のものを示したがこれに限定されることはな
く、粗糸コントロールガイドやコレクタの如きトランペ
ットと流体ノズルの中間に存在する1個または2個のガ
イド類を取除いたり、または、変更することもできる。
から算出すればよい。本発明におけるガイド類は図にお
いては3個のものを示したがこれに限定されることはな
く、粗糸コントロールガイドやコレクタの如きトランペ
ットと流体ノズルの中間に存在する1個または2個のガ
イド類を取除いたり、または、変更することもできる。
もちろん繊維東のフロントローフニツプ線での位置は、
常に積極的なトラバースする該繊維東のドラフト域のガ
イド類に追従した流体ノズルに対して最適位置に保たせ
るようにしなければならない。本発明の方法によれば、
ドラフト装置を通過する繊維東が常に前記した最適位置
に保たれるようになっているので、トランペットによっ
て左右トラバースされた該繊維東であるにもか)わらず
、長手方向にわたり引張り強力などの糸賀が極めて安定
した結束状糸を高速度で得ることができる。
常に積極的なトラバースする該繊維東のドラフト域のガ
イド類に追従した流体ノズルに対して最適位置に保たせ
るようにしなければならない。本発明の方法によれば、
ドラフト装置を通過する繊維東が常に前記した最適位置
に保たれるようになっているので、トランペットによっ
て左右トラバースされた該繊維東であるにもか)わらず
、長手方向にわたり引張り強力などの糸賀が極めて安定
した結束状糸を高速度で得ることができる。
図は本発明に係り、本発明に使用される製造装置の斜視
図である。 1・・・・・・粗糸、2・・・…トランペット、8・・
…・流体ノズル、14……クランクシヤフト。
図である。 1・・・・・・粗糸、2・・・…トランペット、8・・
…・流体ノズル、14……クランクシヤフト。
Claims (1)
- 1 繊維束を牽伸し、直ちに流体ノズルによって旋回仮
撚処理を施して、結束状糸を得る高速紡績法において、
繊維束の左右トラバース運動に追従して、前記流体ノズ
ルを積極的に左右トラバースせしめることを特徴とする
結束状糸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2888677A JPS60449B2 (ja) | 1977-03-15 | 1977-03-15 | 結束状糸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2888677A JPS60449B2 (ja) | 1977-03-15 | 1977-03-15 | 結束状糸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53114935A JPS53114935A (en) | 1978-10-06 |
JPS60449B2 true JPS60449B2 (ja) | 1985-01-08 |
Family
ID=12260872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2888677A Expired JPS60449B2 (ja) | 1977-03-15 | 1977-03-15 | 結束状糸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60449B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63133605U (ja) * | 1987-02-23 | 1988-09-01 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10258720A1 (de) * | 2002-12-09 | 2004-06-24 | Wilhelm Stahlecker Gmbh | Vorrichtung zum Herstellen eines gesponnenen Fadens |
DE102007015694A1 (de) * | 2007-03-31 | 2008-10-02 | Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg | Spinnmaschine |
JP2013049937A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Murata Mach Ltd | 紡績機 |
-
1977
- 1977-03-15 JP JP2888677A patent/JPS60449B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63133605U (ja) * | 1987-02-23 | 1988-09-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53114935A (en) | 1978-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5743077A (en) | Method for forming core/wrap yarn | |
US4961306A (en) | System for producing staple-wrapped core yarn | |
Sawhney et al. | Improved method of producing a cotton covered/polyester staple-core yarn on a ring spinning frame | |
ATE36357T1 (de) | Verfahren und vorrichtung zum falschdrallspinnen. | |
US4976096A (en) | System for producing core/wrap yarn | |
CA1081931A (en) | Break-out apparatus for fault prevention in the production of multi-strand yarns | |
JPS60449B2 (ja) | 結束状糸の製造法 | |
US4922701A (en) | System for producing yarn | |
US4901517A (en) | Apparatus for the drafting section of ring spinning frames | |
US2645822A (en) | Drafting textile fibers | |
US4894886A (en) | Blended yarn producing device | |
US3778995A (en) | Drafting method | |
US3251100A (en) | Drafting system with top and bottom roll cleaning | |
US3131438A (en) | Fiber handling drafting roll apparatus and method of use | |
JPH07133536A (ja) | マイクロファイバーを用いた紡績糸の製造方法 | |
JPS5855254B2 (ja) | 意匠糸 | |
US2935435A (en) | Method of increasing fiber length while drafting | |
US5802826A (en) | Production of core/wrap yarns by airjet and friction spinning in tandem | |
JPH05321063A (ja) | コアヤーン用粗糸の製造方法 | |
JPS5920774B2 (ja) | 特殊糸の製造法 | |
US2568502A (en) | Drafting apparatus | |
JPS5943124A (ja) | リング精紡機 | |
DE2110597A1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Garn | |
JPS626142Y2 (ja) | ||
JPH0240767B2 (ja) | Bosekikiniokerusenitabanodorafutosochi |