JPS6044929B2 - インプラント義歯 - Google Patents
インプラント義歯Info
- Publication number
- JPS6044929B2 JPS6044929B2 JP53153673A JP15367378A JPS6044929B2 JP S6044929 B2 JPS6044929 B2 JP S6044929B2 JP 53153673 A JP53153673 A JP 53153673A JP 15367378 A JP15367378 A JP 15367378A JP S6044929 B2 JPS6044929 B2 JP S6044929B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- implant
- soft elastic
- head
- intraosseous
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- Dental Prosthetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は歯科用の植え込み歯、特にその上部構造を改良
したインプラント義歯に関する。
したインプラント義歯に関する。
脱落成は抜去した歯を義歯によつて回復するために、顎
骨内インプラントまたは歯内骨内インプラント (以下
単に骨内インプラントという)を嵌入して歯根として利
用し、これに上部構造を冠着・する所謂インプラント義
歯による機能回復の試みが盛んになつてきている。
骨内インプラントまたは歯内骨内インプラント (以下
単に骨内インプラントという)を嵌入して歯根として利
用し、これに上部構造を冠着・する所謂インプラント義
歯による機能回復の試みが盛んになつてきている。
これに伴つて、インプラント義歯特にそれに用いる骨内
インプラントの材質、形状などについて多くの提案がみ
られる。今や骨内インプラントは、高い咬合圧に耐える
こ・とのできる力学的な強さを持つものに改良されてい
るようにみえる。しかしながら、このような骨内インプ
ラントの顎骨への固定は別の臨床的な問題を派生した。
インプラントの材質、形状などについて多くの提案がみ
られる。今や骨内インプラントは、高い咬合圧に耐える
こ・とのできる力学的な強さを持つものに改良されてい
るようにみえる。しかしながら、このような骨内インプ
ラントの顎骨への固定は別の臨床的な問題を派生した。
自然歯においては、咀喘咬合の圧力や衝撃が歯根膜の緩
衝作用によつて緩和されるのに対して、インプラント義
歯においては上部構造に負荷される圧力、衝撃がそのま
)顎骨に及び、骨内インプラントと顎骨組織との界面付
近での組織のたS゛れや骨の溶解、吸収を誘発する。こ
のため、一般にインプラント義歯においては、歯根部へ
の圧力や衝撃が大きくならない程度に咬合面を殊更に小
さく平滑にしたり、その他の手段で咬合力の減少を図つ
たりして、いわゆる完全咀喘を大巾に犠牲にした状態と
しなければならず、上部構造は満足すべき状態に達して
いるとはいえなかつた。また健全な隣在歯に固定するこ
とによつて義歯への負担を軽くする場合には、その健全
歯を傷つけることになり望ましくない。本発明の目的は
、自然歯に近い性能を持つインプラント義歯を提供する
ことである。
衝作用によつて緩和されるのに対して、インプラント義
歯においては上部構造に負荷される圧力、衝撃がそのま
)顎骨に及び、骨内インプラントと顎骨組織との界面付
近での組織のたS゛れや骨の溶解、吸収を誘発する。こ
のため、一般にインプラント義歯においては、歯根部へ
の圧力や衝撃が大きくならない程度に咬合面を殊更に小
さく平滑にしたり、その他の手段で咬合力の減少を図つ
たりして、いわゆる完全咀喘を大巾に犠牲にした状態と
しなければならず、上部構造は満足すべき状態に達して
いるとはいえなかつた。また健全な隣在歯に固定するこ
とによつて義歯への負担を軽くする場合には、その健全
歯を傷つけることになり望ましくない。本発明の目的は
、自然歯に近い性能を持つインプラント義歯を提供する
ことである。
本発明の別の目的は、骨内インプラントと顎骨との界面
付近での望ましくない異常を惹起しないインプラント義
歯を提供することである。本発明のもう一つの目的は、
施術部の咬合力に対応した弾性を有し当該部位に最も適
応したものとして選択できるインプラント義歯を提供す
ることである。本発明の更にもう一つの目的は骨内イン
プラント施術後の組織の変化、或は長期使用後の周辺組
織の変化に応じて義歯の状態を調節、適合させることが
できるインプラント義歯を提供することである。本発明
.の他の目的は、隣在歯を傷つけることなく独立して満
足すべき機能を備えることのできるインプラント義歯を
提供することである。本発明のインプラント義歯は、歯
冠が骨内インプラント頭部に固着することなく軟弾性体
を介し!て装着される。
付近での望ましくない異常を惹起しないインプラント義
歯を提供することである。本発明のもう一つの目的は、
施術部の咬合力に対応した弾性を有し当該部位に最も適
応したものとして選択できるインプラント義歯を提供す
ることである。本発明の更にもう一つの目的は骨内イン
プラント施術後の組織の変化、或は長期使用後の周辺組
織の変化に応じて義歯の状態を調節、適合させることが
できるインプラント義歯を提供することである。本発明
.の他の目的は、隣在歯を傷つけることなく独立して満
足すべき機能を備えることのできるインプラント義歯を
提供することである。本発明のインプラント義歯は、歯
冠が骨内インプラント頭部に固着することなく軟弾性体
を介し!て装着される。
この軟弾性体を、施術歯に負荷されるべき咬合力に適応
した弾性率をもつ材料により作る結果、咬合力が散逸し
てインプラント根部への衝撃が弱められ、インプラント
及び顎骨組織を保護することが見いだされた。また、骨
内イン・プラント頭部に対して軟弾性体及び歯冠を着脱
自在の構造により結合しておくことによつて、インプラ
ント施術直後と骨創傷治癒後とで軟弾性体を交換するこ
とを可能にし、また個人差に適応できる幅広い範囲の種
々の弾性を備えた上部構造を提供し得ることがわかつた
。本発明は、顎骨に植え込まれた骨内インプラントであ
つて、これと1体をなし、軸上腔内に露出する骨内イン
プラント頭部を有する骨内インプラント、該骨内インプ
ラント頭部に装着された軟弾性体および該軟弾性体に装
着された歯冠よりなり、該軟弾性体が該骨内インプラン
ト頭部の実質上全面に装着されており、該軟弾性体の該
歯冠とノの接合面が歯冠に密着するごとき形状を有して
おり、該歯冠が該軟弾性体に直接装着されていることを
特徴とするインプラント義歯を提供するものである。
した弾性率をもつ材料により作る結果、咬合力が散逸し
てインプラント根部への衝撃が弱められ、インプラント
及び顎骨組織を保護することが見いだされた。また、骨
内イン・プラント頭部に対して軟弾性体及び歯冠を着脱
自在の構造により結合しておくことによつて、インプラ
ント施術直後と骨創傷治癒後とで軟弾性体を交換するこ
とを可能にし、また個人差に適応できる幅広い範囲の種
々の弾性を備えた上部構造を提供し得ることがわかつた
。本発明は、顎骨に植え込まれた骨内インプラントであ
つて、これと1体をなし、軸上腔内に露出する骨内イン
プラント頭部を有する骨内インプラント、該骨内インプ
ラント頭部に装着された軟弾性体および該軟弾性体に装
着された歯冠よりなり、該軟弾性体が該骨内インプラン
ト頭部の実質上全面に装着されており、該軟弾性体の該
歯冠とノの接合面が歯冠に密着するごとき形状を有して
おり、該歯冠が該軟弾性体に直接装着されていることを
特徴とするインプラント義歯を提供するものである。
本発明のインプラント義歯の例を示した図によ・つて具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図は、顎骨に植え込んだ状態を断面図で示したもの
、第2図は第1図の義歯の上部構造を拡大したもの、第
3図は別の態様の上部構造を示したものである。図にお
いて、1は骨内インプラント、2は歯冠、3,3a・及
び3bは軟弾性体(3と3aとは互に弾性体が異る)4
は歯冠を固定する螺入ピン、5は軟弾性体を固定するス
トッパーリング、6は歯鑞、7は顎骨である。本発明の
義歯の根部を構成する骨内インプラントは、既に提案さ
れた各種の形状のものを自由に選択して用いることがで
きる。
、第2図は第1図の義歯の上部構造を拡大したもの、第
3図は別の態様の上部構造を示したものである。図にお
いて、1は骨内インプラント、2は歯冠、3,3a・及
び3bは軟弾性体(3と3aとは互に弾性体が異る)4
は歯冠を固定する螺入ピン、5は軟弾性体を固定するス
トッパーリング、6は歯鑞、7は顎骨である。本発明の
義歯の根部を構成する骨内インプラントは、既に提案さ
れた各種の形状のものを自由に選択して用いることがで
きる。
第1図及び第2図に示されている骨内インプラントは、
根部に顎骨に穿たれる螺孔に螺入するためのネジ山が、
頭部には軟弾性体に穿たれが螺孔に適合するネジ山が設
けられ、旋回工具装着用の角柱部と水平に突出して顎骨
内に嵌入する鍔部とを有するものである。第3図に示さ
れたものは、頭部にネジ山のかわりに環状に決り溝を設
けてストッパーリングを嵌着した例である。このほか、
例えば前記鍔部を有しないもの、軟弾性体の接合構造を
異にするもの、顎骨に穿たれた溝に埋められる板状の根
部と単数または複数の頭部とを有するものなど種々の形
状のものがあるが、本発明においては骨内インプラント
の形状、構造には何の制限もない。その材質は、必要な
強度と耐久性をもちかつなるべく顎骨組織となじみの良
いものを選択する。セラミックス、例えばアルミナ、マ
グネシア、炭化チタンなどの単結晶または焼結体、金属
、例えばチタン、コバルト、クロム合金など、樹脂炭化
物などが利用できる。これらの複合体、例えば金属の植
え込み部分にセラミックスを焼き付けたものは推奨され
る材質の一つてある。歯冠は、従来歯科材料として用い
られたもの、例えばセラミックス、合成樹脂、金属の単
体や合3金などが広く用いられる。
根部に顎骨に穿たれる螺孔に螺入するためのネジ山が、
頭部には軟弾性体に穿たれが螺孔に適合するネジ山が設
けられ、旋回工具装着用の角柱部と水平に突出して顎骨
内に嵌入する鍔部とを有するものである。第3図に示さ
れたものは、頭部にネジ山のかわりに環状に決り溝を設
けてストッパーリングを嵌着した例である。このほか、
例えば前記鍔部を有しないもの、軟弾性体の接合構造を
異にするもの、顎骨に穿たれた溝に埋められる板状の根
部と単数または複数の頭部とを有するものなど種々の形
状のものがあるが、本発明においては骨内インプラント
の形状、構造には何の制限もない。その材質は、必要な
強度と耐久性をもちかつなるべく顎骨組織となじみの良
いものを選択する。セラミックス、例えばアルミナ、マ
グネシア、炭化チタンなどの単結晶または焼結体、金属
、例えばチタン、コバルト、クロム合金など、樹脂炭化
物などが利用できる。これらの複合体、例えば金属の植
え込み部分にセラミックスを焼き付けたものは推奨され
る材質の一つてある。歯冠は、従来歯科材料として用い
られたもの、例えばセラミックス、合成樹脂、金属の単
体や合3金などが広く用いられる。
本発明においては、歯冠は骨内インプラント頭部に直接
装着されてはならず、軟弾性体を介して装着される。咬
合圧や咀喘衝撃は軟弾性体に吸収、緩和され、骨内イン
プラントと顎骨の界面に加わる圧力衝撃が弱められlる
ので、健全な隣在歯と結合する必要はなく、臼歯の場合
でも殊更に咬合面を小さくしたり平滑にしたりする必要
はない。本発明のインプラント義歯を特徴づける軟弾性
体は、骨内インプラントの頭部に装着、固定されて歯冠
を支持し、歯冠がインプラント頭部と直接に接触しない
ようにすると共に、歯冠に加わる圧力、衝撃を吸収緩和
する。
装着されてはならず、軟弾性体を介して装着される。咬
合圧や咀喘衝撃は軟弾性体に吸収、緩和され、骨内イン
プラントと顎骨の界面に加わる圧力衝撃が弱められlる
ので、健全な隣在歯と結合する必要はなく、臼歯の場合
でも殊更に咬合面を小さくしたり平滑にしたりする必要
はない。本発明のインプラント義歯を特徴づける軟弾性
体は、骨内インプラントの頭部に装着、固定されて歯冠
を支持し、歯冠がインプラント頭部と直接に接触しない
ようにすると共に、歯冠に加わる圧力、衝撃を吸収緩和
する。
従つてこの弾性体は必要な厚みを有すると共に、咬合に
際して著るしい変形を起さずに歯冠を保持し、かつ咬合
圧、衝撃5を吸収、緩和するよう、咬合力に見合つた適
切な弾性率を備えているものでなければならない。咬合
圧は個人差があり、年令、健康状態に応じて変化し、ま
た歯列中の位置によつて異るため一概にはいえないが、
普通は、意識して噛んだ時の所謂咬合力が60kgIc
i以上、時には10k91d以上にもなり、普段の咀噛
の際の所謂咀噛力は20〜30k91CIL程度である
。軟弾性体は、これらの圧力を受けたとき適度に厚みが
収縮するものを使用する必要があり、弾性率に応じたラ
ンクづけ多種のものを用意して、歯の形状、大きさ、個
有の咬合力、顎骨の状態などを勘案して選択する。例え
ば、施術直後は、インプラント根部にはごく僅かの力が
加わる程度にとどまるために、弾性率が大きく咀噛の時
に0.5〜1Tf0fL収縮ものを使用する。一時的に
は或程度の硬さをもつスポンジ状のものであつてもよい
。骨創傷が治癒した後には、本来の咬合力により0.1
〜0.2Tf$t収縮するような弾性体を使用するのが
よい。このように軟弾性体は負荷される圧力に応じ適当
な収縮する弾性率を有するものてあり、例えば0.5k
9ノdの圧力で約ふの体積収縮を起すものから、100
kgICdの圧力て約ふの体積収縮を起すものが用いら
れる。軟弾性体は均質のものであつてよいが、咀噛の際
多方向に働く圧力、衝撃を緩和し、かつ剛性体である歯
冠に歪みを生じさせないように保持するためには弾性率
の異る複数の弾性材料の多層構造を有するものであるの
が好都合である。
際して著るしい変形を起さずに歯冠を保持し、かつ咬合
圧、衝撃5を吸収、緩和するよう、咬合力に見合つた適
切な弾性率を備えているものでなければならない。咬合
圧は個人差があり、年令、健康状態に応じて変化し、ま
た歯列中の位置によつて異るため一概にはいえないが、
普通は、意識して噛んだ時の所謂咬合力が60kgIc
i以上、時には10k91d以上にもなり、普段の咀噛
の際の所謂咀噛力は20〜30k91CIL程度である
。軟弾性体は、これらの圧力を受けたとき適度に厚みが
収縮するものを使用する必要があり、弾性率に応じたラ
ンクづけ多種のものを用意して、歯の形状、大きさ、個
有の咬合力、顎骨の状態などを勘案して選択する。例え
ば、施術直後は、インプラント根部にはごく僅かの力が
加わる程度にとどまるために、弾性率が大きく咀噛の時
に0.5〜1Tf0fL収縮ものを使用する。一時的に
は或程度の硬さをもつスポンジ状のものであつてもよい
。骨創傷が治癒した後には、本来の咬合力により0.1
〜0.2Tf$t収縮するような弾性体を使用するのが
よい。このように軟弾性体は負荷される圧力に応じ適当
な収縮する弾性率を有するものてあり、例えば0.5k
9ノdの圧力で約ふの体積収縮を起すものから、100
kgICdの圧力て約ふの体積収縮を起すものが用いら
れる。軟弾性体は均質のものであつてよいが、咀噛の際
多方向に働く圧力、衝撃を緩和し、かつ剛性体である歯
冠に歪みを生じさせないように保持するためには弾性率
の異る複数の弾性材料の多層構造を有するものであるの
が好都合である。
このような軟弾性体の例として第1〜3図に示されてい
るのは、外側すなわち歯冠側と内側すなわちインプラン
ト側との二層に別れ、外側弾材料が内側にくらべて硬く
て弾性率の小さい材質のものである。二層以上の多層の
もの、或いは内側から外側に向つて弾性率が連続的に変
化するようにつくられているものでもよい。このような
軟弾性体は、珪素樹脂、ナイロン、弗素樹脂、ポリアク
リル酸エステル、ポリエチレンなどの材質を適宜選択し
てつくられる。本発明のインプラント義歯の歯冠、軟弾
性体及び骨内インプラント頭部は、密着嵌合する接合面
に軟然接着剤を施して固定することができるが、特に接
合を着脱自在の構造にしておくことによつて、軟弾性体
、歯冠を交換したり補綴したりすることが自由になり、
治療、保全に大きな利益をもたらすことができる。
るのは、外側すなわち歯冠側と内側すなわちインプラン
ト側との二層に別れ、外側弾材料が内側にくらべて硬く
て弾性率の小さい材質のものである。二層以上の多層の
もの、或いは内側から外側に向つて弾性率が連続的に変
化するようにつくられているものでもよい。このような
軟弾性体は、珪素樹脂、ナイロン、弗素樹脂、ポリアク
リル酸エステル、ポリエチレンなどの材質を適宜選択し
てつくられる。本発明のインプラント義歯の歯冠、軟弾
性体及び骨内インプラント頭部は、密着嵌合する接合面
に軟然接着剤を施して固定することができるが、特に接
合を着脱自在の構造にしておくことによつて、軟弾性体
、歯冠を交換したり補綴したりすることが自由になり、
治療、保全に大きな利益をもたらすことができる。
骨内インプラント植え込み施術後あまり日数が経過して
いない時期にあつては、軽い衝撃をインプラント根部に
与えることはむしろ当該組織の治癒、発達に望ましいが
、強ずぎる衝撃はそれらを阻害する。従つてこの時期に
はこく軟かい弾性体を装着し、日数の経過と共に、例え
ば施術後1〜3ケ月で骨内インプラントノが顎骨内に安
定した時に軟弾性体を交換、本来の咬合力に見合つたも
のとするのが望ましい。また、適当な時期にインプラン
ト義歯及び周辺組織の状態を点検し、軟弾性体の交換や
歯冠の補綴をおこなうことも必要となる。歯冠、軟弾性
体、イ7ンプラント頭部の間を着脱自在の構造で接合す
ることは、このような交換や補綴に好都合である。骨内
インプラント頭部に軟弾性体を着脱自在の構造で装着す
るには、螺合、凸凹部を設けての嵌合、ピンを用いての
固定など種々の手段を適用でOきる。第1図及び第2図
に示した例は、軟弾性体に螺入孔を穿ち、インプラント
頭部をこれに対応するネジ山のスクリューとし、軟弾性
体を螺合装着している。第3図に示した例では、骨内イ
ンプラント頭部の軟弾性体装着部位を表面に環状扶り溝
を設けてストッパーリングを嵌着し、軟弾性体にはそれ
に適合する腔内を穿ち嵌合装着している。前記のように
して骨内インプラント頭部に歯冠着された軟弾性体に、
歯冠を脱着自在の構造で冠着するにあたつては、凸凹部
を設け或は更にストッパーリングを付しての嵌合成はピ
ンを用いての固定による。
いない時期にあつては、軽い衝撃をインプラント根部に
与えることはむしろ当該組織の治癒、発達に望ましいが
、強ずぎる衝撃はそれらを阻害する。従つてこの時期に
はこく軟かい弾性体を装着し、日数の経過と共に、例え
ば施術後1〜3ケ月で骨内インプラントノが顎骨内に安
定した時に軟弾性体を交換、本来の咬合力に見合つたも
のとするのが望ましい。また、適当な時期にインプラン
ト義歯及び周辺組織の状態を点検し、軟弾性体の交換や
歯冠の補綴をおこなうことも必要となる。歯冠、軟弾性
体、イ7ンプラント頭部の間を着脱自在の構造で接合す
ることは、このような交換や補綴に好都合である。骨内
インプラント頭部に軟弾性体を着脱自在の構造で装着す
るには、螺合、凸凹部を設けての嵌合、ピンを用いての
固定など種々の手段を適用でOきる。第1図及び第2図
に示した例は、軟弾性体に螺入孔を穿ち、インプラント
頭部をこれに対応するネジ山のスクリューとし、軟弾性
体を螺合装着している。第3図に示した例では、骨内イ
ンプラント頭部の軟弾性体装着部位を表面に環状扶り溝
を設けてストッパーリングを嵌着し、軟弾性体にはそれ
に適合する腔内を穿ち嵌合装着している。前記のように
して骨内インプラント頭部に歯冠着された軟弾性体に、
歯冠を脱着自在の構造で冠着するにあたつては、凸凹部
を設け或は更にストッパーリングを付しての嵌合成はピ
ンを用いての固定による。
第1〜3図に示したように、歯列内側方向より義歯中心
部方向に歯冠を貫通し軟弾性体に達するがインプラント
頭部には達しない螺孔を穿ち、螺入ピンによつて固定す
る手段は、簡便で推奨される。
部方向に歯冠を貫通し軟弾性体に達するがインプラント
頭部には達しない螺孔を穿ち、螺入ピンによつて固定す
る手段は、簡便で推奨される。
第1図は、顎骨に植え込んだ本発明インプラント義歯の
例を示す断面図であり、第2図はその上部構造を拡大し
た図てある。
例を示す断面図であり、第2図はその上部構造を拡大し
た図てある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 顎骨に植え込まれた骨内インプラントであつて、こ
れと1体をなし、軸上口腔内に露出する骨内インプラン
ト頭部を有する骨内インプラント、該骨内インプラント
頭部に装着された軟弾性体および該軟弾性体に装着され
た歯冠よりなり、該軟弾性体が該骨内インプラント頭部
の実質上全面に装着されており、該軟弾性体の該歯冠と
の接合面が歯冠に密着するごとき形状を有しており、該
歯冠が該軟弾性体に直接装置されていることを特徴とす
るインプラント義歯。 2 該軟弾性体が、弾性率のそれぞれ異なる2種以上の
弾性体の2層以上の多層構造を有する特許請求の範囲第
1項記載のインプラント義歯。 3 該骨内インプラント頭部に近い弾性体の層ほど、該
層を構成する弾性体の弾性率が大きくなる特許請求の範
囲第2項記載のインプラント義歯。 4 該軟弾性体が該骨内インプラント頭部に着脱自在に
装着され、該歯冠が該軟弾性体に着脱自在に装着されて
いる特許請求の範囲第1項記載のインプラント義歯。 5 該軟弾性体が装着される骨内インプラント頭部の表
面にネジ山が設けられ、該ネジ山を設けてなる骨内イン
プラント頭部に軟弾性体が螺合装着される特許請求の範
囲第4項記載のインプラント義歯。 6 該軟弾性体が装着される骨内インプラント頭部の表
面に環状抉り溝が設けられ、該環状抉り溝にストッパー
リングが嵌着され、該ストッパーリングが嵌着された骨
内インプラント頭部に軟弾性体が嵌合装着される特許請
求の範囲第4項記載のインプラント義歯。 7 該歯冠が、歯列内側より義歯中心部方向に、該歯冠
を貫通し該軟弾性体に達するがインプラント頭部には達
しない螺孔を穿ち、螺入ピンによつて該軟弾性体に固定
される特許請求の範囲第4項記載のインプラント義歯。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53153673A JPS6044929B2 (ja) | 1978-12-14 | 1978-12-14 | インプラント義歯 |
US06/101,856 US4318696A (en) | 1978-12-14 | 1979-12-10 | Implant artificial denture |
GB7942813A GB2039743B (en) | 1978-12-14 | 1979-12-12 | Implant artificial denture |
DE19792950219 DE2950219A1 (de) | 1978-12-14 | 1979-12-13 | Implantierter kuenstlicher zahn |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53153673A JPS6044929B2 (ja) | 1978-12-14 | 1978-12-14 | インプラント義歯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5581646A JPS5581646A (en) | 1980-06-19 |
JPS6044929B2 true JPS6044929B2 (ja) | 1985-10-07 |
Family
ID=15567663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53153673A Expired JPS6044929B2 (ja) | 1978-12-14 | 1978-12-14 | インプラント義歯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044929B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524743Y2 (ja) * | 1987-06-29 | 1993-06-23 | ||
JP2534945Y2 (ja) * | 1990-11-27 | 1997-05-07 | 三和シヤッター工業株式会社 | 横葺屋根板 |
-
1978
- 1978-12-14 JP JP53153673A patent/JPS6044929B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524743Y2 (ja) * | 1987-06-29 | 1993-06-23 | ||
JP2534945Y2 (ja) * | 1990-11-27 | 1997-05-07 | 三和シヤッター工業株式会社 | 横葺屋根板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5581646A (en) | 1980-06-19 |
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