JP2002035013A - 歯科インプラント用義歯の固定基盤 - Google Patents

歯科インプラント用義歯の固定基盤

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JP2002035013A JP2000219203A JP2000219203A JP2002035013A JP 2002035013 A JP2002035013 A JP 2002035013A JP 2000219203 A JP2000219203 A JP 2000219203A JP 2000219203 A JP2000219203 A JP 2000219203A JP 2002035013 A JP2002035013 A JP 2002035013A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯科用インプラント治療において歯科インプ
ラント用義歯を短時間に製作して口腔内に装着し失われ
た口腔機能の早期達成を図るための歯科インプラント用
義歯の固定基盤を提供する。 【解決手段】 歯科インプラント用義歯の固定基盤を、
欠如歯部の顎骨内に埋入されたインプラントフィクスチ
ャー1の口腔内側に該フィクスチャー1に直接又はアバ
ットメント2とアバットメントスクリュー3とを介して
設置される外側面に凸部4a及び/又は凹部4bを有するフ
レームシリンダー4と、該シリンダー4を前記フィクス
チャー1又は前記スクリュー3に固定するフレームスク
リュー5と、患者の顎堤に略沿った形状を成し該シリン
ダー4の外形より充分に大きいフレームシリンダー挿入
穴6aが2個以上貫通形成されている歯科インプラント用
義歯固定用金属製フレーム6とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、欠如歯部の失われ
た口腔機能を回復するための歯科用インプラント治療に
おいて、歯科インプラント用義歯を短時間に製作して口
腔内に装着し、失われた口腔機能の早期達成を図るため
の歯科インプラント用義歯の固定基盤に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、欠如歯部における歯科補綴法とし
ては、ブリッジによる方法と、床義歯による方法とが一
般に行われてきた。しかしながら、ブリッジによる方法
は、欠如歯部の両側の健全な天然歯を切削して支台と
し、この支台に係合固定される金属体間に欠如歯部に位
置する歯科用補綴物を固設する方法であるので、支台を
形成するために健全な天然歯を切削しなければならない
ばかりか、欠如歯部に位置する歯科用補綴物部分には咬
合圧が直接には加わらないために当該部位で骨吸収を引
き起こすという欠点があった。また、床義歯による方法
は、合成樹脂等で作成した義歯床に人工歯を固定したも
のを歯科用補綴物とする方法であるが、この方法では歯
科用補綴物に作用する咬合力をその床義歯に隣接する残
存天然歯及び/又は口腔粘膜によって負担させるもので
あるので、歯科用補綴物使用中に違和感があることや、
口腔粘膜組織中に散在する味覚の受容器を義歯床が覆っ
てしまうことによる味覚の鈍麻が生じることがあり、更
には長期間の使用によって顎堤の吸収を引き起こすとい
う重大な欠点があった。
【0003】そこでこれらの欠点を解消する治療方法と
して、チタン金属と骨とが結合することが発見されるに
至り、この“骨結合”を前提として欠如歯部の顎骨内に
形成した埋入孔内に歯科用補綴物の維持安定装置となる
チタン金属製のインプラントフィクスチャーを埋入して
天然歯における歯根の機能を代行せしめ、このインプラ
ントフィクスチャーの口腔内側に固定されたアバットメ
ントに歯科用補綴物の固定装置を固定して歯科用補綴物
維持装置とし、この歯科用補綴物の固定装置に歯科用補
綴物を固着する歯科インプラントの技術が開発され、実
施されるようになってきている。
【0004】このような歯科インプラントによる治療方
法を実施すると、口腔粘膜を覆うことなく歯科用補綴物
を固定することができるので、歯科用補綴物装着時の違
和感や味覚の鈍麻が生じることがなく、天然歯に似た使
用感が得られ、更に顎骨には適度な咬合力が付与される
ためインプラントフィクスチャーが埋入されていない場
合に想定される骨吸収を最小限に抑制できるという利点
があるため、この治療方法は急速な発展を遂げて単独歯
欠損,2歯以上の局部欠損のみならず、無歯顎(全歯欠
損)に至るまでに適用できるようになってきている。
【0005】この歯科インプラント治療においては、欠
如歯部の顎骨内に形成された埋入孔内に埋入されたイン
プラントフィクスチャーが欠如歯部の顎骨に充分に結合
することが必要であり、骨結合の獲得にはインプラント
フィクスチャー埋入手術後の安静状態が重要である。即
ち、手術後の創傷した骨組織は、安静状態の維持により
正常な骨の治癒過程が確保されて骨のモデリングへと移
行するが、生物不活性を有するチタン金属の清浄な表面
を持つインプラントフィクスチャーの表面では、一層の
糖蛋白を介して骨が結合する“骨結合”が達成されるの
である。このためインプラントフィクスチャー埋入手術
後はインプラントフィクスチャーに荷重がかからないよ
う歯肉を一旦戻してインプラントフィクスチャーを歯肉
下に置き、緻密な骨が多い下顎では約4ヶ月、鬆粗な骨
が多い上顎では約6ヶ月の安静治癒期間を与え、骨結合
が獲得された後にそのインプラントフィクスチャーが埋
入された口腔内側の歯肉部分を再度切開してインプラン
トフィクスチャーの口腔内側部分に歯科用補綴物の固定
装置の取付部分となるアバットメントを固定するための
再手術を行う二回法が主として採用されている。
【0006】しかしながら、この二回法は2回の手術を
患者に強いることになって患者の負担が大きいことか
ら、一回法と称され前記のインプラントフィクスチャー
埋入時にアバットメントを装着するか、又はアバットメ
ントとアバットメントスクリューとがインプラントフィ
クスチャーと一体化された構造のアバットメントの機能
を含む歯肉貫通型インプラントフィクスチャーを用いて
埋入手術と同時に歯肉貫通までを行う方法が臨床に応用
されてきているが、この方法は骨結合の達成以前にイン
プラントフィクスチャーに対して荷重が作用する危険性
が大きくなるため、これを回避する注意が必要であっ
た。
【0007】このような二回法と一回法とのいずれのイ
ンプラント治療も、インプラントフィクスチャーとの骨
結合が得られた後、歯科用補綴物を完成させて咀嚼機能
を与える方法であるため、骨結合獲得のため一定治癒期
間を経た後でなければ歯科用補綴物を装着できないので
前記のような長期間に亘る負担を患者に強いており、更
に大きな咀嚼力又は予測しない大きな外力等を受けた場
合はインプラント周囲骨の吸収により骨結合の破壊が進
むという生体反応が起こる危険性があるので、埋入され
るインプラントフィクスチャー数,咬合力の加わり方,
インプラントフィクスチャー同士の連結固定等の臨床的
検討が要求されている。
【0008】前述したように、骨結合を前提とするイン
プラント治療を成功させるには、インプラントフィクス
チャーとの良好な骨結合の獲得、即ちインプラントフィ
クスチャーへの過大負荷及びインプラントフィクスチャ
ーの動揺の回避が重要であるが、インプラントフィクス
チャーを欠如歯部の顎骨内に形成した埋入孔内に埋入し
た際にインプラントフィクスチャーと顎骨とが或る程度
の固定状態が得られ且つその後の多少の負荷に対しても
固定状態の維持が得られれば、骨結合獲得期間内でも咀
嚼機能を達成できることが近年臨床的に確認された結
果、インプラントフィクスチャーを欠如歯部の顎骨内に
形成した埋入孔内に埋入した後、即時に又は早期に仮の
歯科用補綴物を装着する治療法が提案されており、この
治療法は特に骨質の硬い下顎骨では骨質条件が良いこと
から応用し易いとされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述したよう
なインプラントフィクスチャーを欠如歯部の顎骨内に形
成した埋入孔内に埋入した手術後、各インプラントフィ
クスチャーを強固に連結固定して即時に又は早期に咀嚼
機能を与えることを可能とする歯科インプラント用義歯
の固定基盤を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、欠如歯部の顎骨内に形成さ
れた埋入孔内に埋入されたインプラントフィクスチャー
の口腔内側の歯肉内に設置されて該インプラントフィク
スチャーにアバットメントスクリューにより固定されて
いるアバットメント,欠如歯部の顎骨内に形成された埋
入孔内に埋入されたインプラントフィクスチャー又は欠
如歯部の顎骨内に形成された埋入孔内に埋入されたアバ
ットメント機能を含む歯肉貫通型インプラントフィクス
チャーの更に口腔内側に設置される外側面に凸部及び/
又は凹部を有する、フレームシリンダー,アバットメン
ト機能を含むフレームシリンダー又はフレームシリンダ
ーと、該フレームシリンダーを前記アバットメントスク
リュー,前記インプラントフィクスチャー又は前記歯肉
貫通型インプラントフィクスチャーに固定するフレーム
スクリューと、患者の顎堤に略沿った形状を成し前記フ
レームシリンダーの外形より充分に大きいフレームシリ
ンダー挿入穴が2個以上貫通形成されている歯科インプ
ラント用義歯固定用金属製フレームとで歯科インプラン
ト用義歯の固定基盤を構成すれば良いことを究明して本
発明を完成したのである。
【0011】そして、歯科インプラント用義歯固定用金
属製フレームのフレームシリンダー挿入穴が口腔内側が
細くなるようにテーパー又は中間部に段部を有していた
りその中間に切欠き状凹条を有していたり、歯科インプ
ラント用義歯固定用金属製フレームの外側面に義歯床用
レジン係合用凹部が形成されていたり、歯科インプラン
ト用義歯固定用金属製フレームの口腔内側面の頬側及び
/又は舌側に義歯床用レジン係合用凸部が形成されてい
ると好ましいことも併せて究明したのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係る歯
科インプラント用義歯の固定基盤について詳細に説明す
る。図1は本発明に係る歯科インプラント用義歯の固定
基盤をインプラントフィクスチャーに固定した状態を示
す説明用断面図、図2は本発明に係る歯科インプラント
用義歯の固定基盤をアバットメント機能を含むフレーム
シリンダーを介してインプラントフィクスチャーに固定
した状態を示す説明用断面図、図3は本発明に係る歯科
インプラント用義歯の固定基盤をアバットメント機能を
含む歯肉貫通型インプラントフィクスチャーに固定した
状態を示す説明用断面図、図4は本発明に係る歯科イン
プラント用義歯の固定基盤におけるフレームシリンダー
の1実施例の平面図、図5は図4の右半分を断面で示し
た正面図、図6は本発明に係る歯科インプラント用義歯
の固定基盤におけるフレームスクリューの1実施例の平
面図、図7は図6の正面図、図8は本発明に係る歯科イ
ンプラント用義歯の固定基盤における歯科インプラント
用義歯固定用金属製フレームの1実施例の一部を断面で
示した平面図、図9は図8の正面図、図10は図8の底
面図、図11は図8におけるA−A線部分の断面図、図
12は図8におけるB−B線部分の断面図、図13は図
8におけるC−C線部分の断面図、図14は図8におけ
るD部矢視図である。
【0013】図面中、1は欠如歯部の顎骨内に形成され
た埋入孔内に埋入される公知のインプラントフィクスチ
ャーであり、図1に示した実施例では外周面にスクリュ
ー1aが設けられており、その口腔内側に位置する部分に
はその口腔内側外周面が丁度歯肉厚と略合致する長さで
あるアバットメント2が係合される六角形状等の多角形
凸部1cが設けられており、この口腔内側に位置する部分
に設けられた多角形凸部1cを貫通してその長軸に沿って
アバットメントを固定するためのアバットメントスクリ
ュー3が螺合される雌ねじ部1bが螺設されていると共に
多角形凸部1cが設けられている端部と反対側の端部には
タッピング用の切り刃部1dが設けられている。このイン
プラントフィクスチャー1としては、図2に示した実施
例ではアバットメント2に相当する部分が後述するフレ
ームシリンダー4'に設けられているので六角形状等の
多角形凸部1cとアバットメント2に相当する部分とが係
合することはないが、図1に示した形状と同様な形状の
ものである。また、このインプラントフィクスチャー1
としては、図3に示すように、アバットメント2及びア
バットメントスクリュー3に相当する部分がその口腔内
側に一体に形成されているアバットメント機能を含む歯
肉貫通型インプラントフィクスチャー1'であっても良
い。
【0014】4は本発明に係る歯科インプラント用義歯
の固定基盤の一部材であるフレームシリンダー、4'は
本発明に係る歯科インプラント用義歯の固定基盤の一部
材であるアバットメント機能を含むフレームシリンダー
であって、それぞれ欠如歯部の顎骨内に形成された埋入
孔内に埋入されたインプラントフィクスチャー1の口腔
内側の歯肉内に設置されてインプラントフィクスチャー
1にアバットメントスクリュー3により固定されている
アバットメント2,欠如歯部の顎骨内に形成された埋入
孔内に埋入されたインプラントフィクスチャー1、又は
欠如歯部の顎骨内に形成された埋入孔内に埋入されたア
バットメント機能を含む歯肉貫通型インプラントフィク
スチャー1'の更に口腔内側に設置される外側面に凸部4
a及び/又は凹部4b(図5及び図6に示した実施例では
凸部4a及び凹部4b)を有し且つその中央部貫通穴には後
述するフレームスクリュー5によりアバットメントスク
リュー3,インプラントフィクスチャー1又はアバット
メント機能を含む歯肉貫通型インプラントフィクスチャ
ー1'に固定されるための突起部4dが設けられており、
図示した実施例のように凸部4aがフランジ状である場合
にはこの一部に切欠き部4cが設けられていることが好ま
しい。なおこのフレームシリンダー4,4'はその一部
が歯肉に直接接触することがあるので、生体親和性が優
れ且つ高い機械的性質を有するチタン,チタン合金又は
金合金が望ましい。
【0015】5は本発明に係る歯科インプラント用義歯
の固定基盤の一部材であるフレームスクリューであり、
フレームシリンダー4の突起部4dに段部5bが当接するま
でアバットメントスクリュー3の口腔内側に螺設されて
いる雌ねじ部,インプラントフィクスチャー1の口腔内
側に螺設されている雌ねじ部又はアバットメント機能を
含む歯肉貫通型インプラントフィクスチャー1'の口腔
内側に螺設されている雌ねじ部に雄ねじ部5aを螺入され
てフレームシリンダー4をアバットメントスクリュー
3,インプラントフィクスチャー1又は歯肉貫通型イン
プラントフィクスチャー1'に固定する役目をなすもの
である。
【0016】6は本発明に係る歯科インプラント用義歯
の固定基盤の一部材である患者の顎堤にほぼ沿った形状
を成す歯科インプラント用義歯固定用金属製フレームで
あり、フレームシリンダー4の外形より充分に大きいフ
レームシリンダー挿入穴6aが2個以上(図示した実施例
は4個)貫通形成されている。このフレームシリンダー
挿入穴6aは、口腔内側が細くなるようにテーパー又は中
間部に段部を有している形状であることが好ましく、ま
たその中間に切欠き状凹条を有していることが好まし
い。そして、この歯科インプラント用義歯固定用金属製
フレーム6は、その外形を義歯床用レジンで隠して義歯
を固定するための基盤となるものであるから、義歯床用
レジンから離脱しないように外側面に義歯床用レジン係
合用凹部6bが設けられていることが好ましい。更に、歯
科インプラント用義歯固定用金属製フレーム6の口腔内
側面の頬側及び/又は舌側に義歯床用レジン係合用凸部
6cが形成されていると、義歯床用レジンとの係合がより
確実になるので好ましい。なお、この歯科インプラント
用義歯固定用金属製フレーム6は歯肉に直接接触するこ
とがあるので、生体親和性が優れ且つ高い機械的性質を
有するチタン,チタン合金又は金合金が望ましい。
【0017】7は本発明に係る歯科インプラント用義歯
の固定基盤の一部材である歯科インプラント用義歯固定
用金属製フレーム6に貫通形成されているフレームシリ
ンダー挿入穴6aとこのフレームシリンダー挿入穴6a内に
挿入されたフレームシリンダー4との間に注入充填され
固化して歯科インプラント用義歯固定用金属製フレーム
6とフレームシリンダー挿入穴6aとを一体化している硬
質の樹脂である。この樹脂7としては歯科インプラント
用義歯固定用金属製フレーム6のフレームシリンダー挿
入穴6a及びフレームシリンダー4と強固に接着する接着
性の樹脂が好ましい。
【0018】このような構成において、インプラント治
療を行うには、先ず欠如歯部の所定位置の顎骨内に埋入
孔を形成し、この埋入孔内にインプラントフィクスチャ
ー1又はアバットメント機能を含む歯肉貫通型インプラ
ントフィクスチャー1'を埋入する。このインプラント
フィクスチャー1,1'は、図1〜図3に示した実施例
のように外周面にスクリュー1aが設けられており口腔内
側と反対側の端部にはタッピング用の切り刃部1dが設け
られていると、埋入孔内に埋入した直後においても或る
程度安定した状態を維持するので好ましい。そして、図
1に示した実施例の場合は、その口腔内側に位置する部
分に設けられている多角形凸部1cにその口腔内側外周面
が丁度歯肉厚と略合致する長さであるアバットメント2
を係合させ、このアバットメント2の中央を貫通してい
る貫通穴を貫通させてアバットメントスクリュー3をイ
ンプラントフィクスチャー1の雌ねじ部1bに螺合させて
アバットメント2をインプラントフィクスチャー1に固
定する。この作業は、従来のインプラント治療において
行う作業と同じである。
【0019】次いで、アバットメント2(図1に示した
実施例の場合),インプラントフィクスチャー1(図2
に示した実施例の場合)又はアバットメント機能を含む
歯肉貫通型インプラントフィクスチャー1'(図3に示
した実施例の場合)の口腔内側にフレームシリンダー
4,4'(図1及び図3に示した実施例の場合はフレー
ムシリンダー4,図2に示した実施例の場合はアバット
メント機能を含むフレームシリンダー4')を設置し、
その中央部貫通穴を貫通してフレームスクリュー5と同
様な形状でその長さが長いガイドピン(図示なし)の雄
ねじ部をフレームシリンダー4,4'の突起部4dに段部
が当接するまでアバットメントスクリュー3の中央に螺
設されている雌ねじ部(図1に示した実施例の場合)、
インプラントフィクスチャー1の中央に螺設されている
雌ねじ部(図2に示した実施例の場合)又はアバットメ
ント機能を含む歯肉貫通型インプラントフィクスチャー
1'の口腔内側中央に螺設されている雌ねじ部(図3に
示した実施例の場合)に螺入させてフレームシリンダー
4又は4'をアバットメントスクリュー3,インプラン
トフィクスチャー1,アバットメント機能を含む歯肉貫
通型インプラントフィクスチャー1'に固定する。しか
る後に、その口腔内側に各ガイドピン及びフレームシリ
ンダー4,4'がフレームシリンダー挿入穴6aを貫通す
るように歯科インプラント用義歯固定用金属製フレーム
6を設置し、欠如歯部の顎骨内に埋入されたインプラン
トフィクスチャー1又はアバットメント機能を含む歯肉
貫通型インプラントフィクスチャー1'に対する歯科イ
ンプラント用義歯固定用金属製フレーム6の位置をフレ
ームシリンダー4,4'の外形より充分に大きいフレー
ムシリンダー挿入穴6aで吸収させて歯科インプラント用
義歯固定用金属製フレーム6が顎堤に沿った所望の位置
に位置するようにして、フレームシリンダー4,4'の
外側面と歯科インプラント用義歯固定用金属製フレーム
6のフレームシリンダー挿入穴6aの内面との間の空間に
樹脂7を注入して固化させる。
【0020】この際、フレームシリンダー4,4'はそ
の外側面に凸部4a及び/又は凹部4bが設けられているの
で、注入固化した樹脂7とフレームシリンダー4,4'
とは完全に一体化するのであり、図示した実施例のよう
に凸部4aがフランジ状である場合にはこの一部に切欠き
部4cが設けられていると樹脂7はこの切欠き部4cを通っ
てフレームシリンダー4の最も歯肉側まで(図1及び図
3に示した実施例の場合)又はフレームシリンダー4'
のアバットメントに相当する部分の最も口腔無い側まで
(図2に示した実施例の場合)注入されるのであり、ま
た歯科インプラント用義歯固定用金属製フレーム6のフ
レームシリンダー挿入穴6aが口腔内側が細くなるように
テーパー又は中間部に段部を有している形状であると咬
合力が歯科インプラント用義歯固定用金属製フレーム6
を介してフレームシリンダー4に伝達されたときに注入
固化した樹脂7に圧縮力が作用するため強度的に好まし
いばかりか、インプラントフィクスチャー1の埋入角度
がズレたときにも対応し易く、更に歯科インプラント用
義歯固定用金属製フレーム6のフレームシリンダー挿入
穴6aがその中間に切欠き状凹条を有していると注入固化
した樹脂7と歯科インプラント用義歯固定用金属製フレ
ーム6とが完全に一体化するのでより好ましい。
【0021】かくして歯科インプラント用義歯固定用金
属製フレーム6が樹脂7を介してフレームシリンダー
4,4'に、即ち欠如歯部の顎骨内に埋入されたインプ
ラントフィクスチャー1又はアバットメント機能を含む
歯肉貫通型インプラントフィクスチャー1'に固定され
ると、歯科インプラント用義歯固定用金属製フレーム6
と共に口腔内形状の印象採得を行うために印象材を印象
採得部位に圧接した後に印象材と共に歯科インプラント
用義歯固定用金属製フレーム6をアバットメントスクリ
ュー3(図1に示した実施例の場合),インプラントフ
ィクスチャー1(図2に示した実施例の場合)又はアバ
ットメント機能を含む歯肉貫通型インプラントフィクス
チャー1'(図3に示した実施例の場合)から分離して
取り外して印象採得を完了するのであり、このような操
作を行うためにはガイドピンとアバットメントスクリュ
ー3,インプラントフィクスチャー1又はアバットメン
ト機能を含む歯肉貫通型インプラントフィクスチャー
1'との螺合を解除することが必要であるが、ガイドピ
ンはフレームスクリュー5に比べてその長さが長いので
その口腔内側端部に設けられているレンチやドライバー
等との係合部が印象材の口腔内側面より突出しているの
で印象材を損傷させること無く容易にガイドピンとアバ
ットメントスクリュー3,インプラントフィクスチャー
1又はアバットメント機能を含む歯肉貫通型インプラン
トフィクスチャー1'との螺合を解除することができ
る。
【0022】このようにして印象採得が完了すると、印
象材と一体を成している歯科インプラント用義歯固定用
金属製フレーム6のフレームシリンダー4の口腔内側と
反対側にアバットメント2と類似した外形状のアバット
メントアナログ(図示なし)(図1及び図3に示した実
施例の場合)又はインプラントフィクスチャー1と類似
した外形状のフィクスチャーアナログ(図示なし)(図
2に示した実施例の場合)を前記ガイドピンにより装着
して石膏模型を作製した後、この石膏模型のアバットメ
ントアナログ又はフィクスチャーアナログからガイドピ
ンを外して歯科インプラント用義歯固定用金属製フレー
ム6から印象材を取り外し、次いで歯科インプラント用
義歯固定用金属製フレーム6の上面に通法により人工歯
の配列と義歯床用レジンでの歯肉部の形成を行い、義歯
が完成するのである。
【0023】この作業において、歯科インプラント用義
歯固定用金属製フレーム6は、その歯肉側を義歯床用レ
ジンで覆われて義歯を義歯床用レジンを介して固定する
ための基盤となるものであるから、義歯床用レジンから
離脱しないように外側面に義歯床用レジン係合用凹部6b
が設けられていることが好ましい。更に、歯科インプラ
ント用義歯固定用金属製フレーム6の口腔内側面の頬側
及び/又は舌側に義歯床用レジン係合用凸部6cが形成さ
れていると、義歯床用レジンとの係合がより確実になる
ので好ましいのである。
【0024】かくして製造された義歯は、歯科インプラ
ント用義歯固定用金属製フレーム6のフレームシリンダ
ー挿入穴6aに対応する位置に配置されている人工歯にイ
ンプラントフィクスチャー1の口腔内側の歯肉内に設置
されたアバットメント2をインプラントフィクスチャー
1に固定しているアバットメントスクリュー3,インプ
ラントフィクスチャー1又はアバットメント機能を含む
歯肉貫通型インプラントフィクスチャー1'に螺合され
るフレームスクリュー5が挿通される貫通穴が形成され
ていて、この人工歯の貫通穴に挿入されたフレームスク
リュー5の螺合によりアバットメントスクリュー3,イ
ンプラントフィクスチャー1又はアバットメント機能を
含む歯肉貫通型インプラントフィクスチャー1'に固定
されて使用されるのであり、歯科インプラント用義歯固
定用金属製フレーム6のフレームシリンダー挿入穴6aが
2個以上形成されているため、欠如歯部の顎骨内に形成
された埋入孔内に埋入された複数本の各インプラントフ
ィクスチャー1の口腔内側の歯肉内に設置されてアバッ
トメントスクリュー3により固定されているアバットメ
ント2,欠如歯部の顎骨内に形成された埋入孔内に埋入
された複数本の各インプラントフィクスチャー1又は欠
如歯部の顎骨内に形成された埋入孔内に埋入された複数
本の各アバットメント機能を含む歯肉貫通型インプラン
トフィクスチャー1'の更に口腔内側に設置されフレー
ムスクリュー5により固定された各フレームシリンダー
4に樹脂7を介して歯科インプラント用義歯固定用金属
製フレーム6が固定されているので、インプラントフィ
クスチャー1又はアバットメント機能を含む歯肉貫通型
インプラントフィクスチャー1'が1本だけの場合には
咬合負荷に対して過大な力を受け易いのに対し、複数本
のインプラントフィクスチャー1又は1'に剛体とみな
せる歯科インプラント用義歯固定用金属製フレーム6が
固定されることになって、インプラントフィクスチャー
1又は1'単体に作用する荷重は小さくなるためインプ
ラントフィクスチャー1又は1'への過大負荷及びイン
プラントフィクスチャー1又は1'の動揺を回避するこ
とができるのである。
【0025】
【発明の効果】以上に詳述した如く、本発明に係る歯科
インプラント用義歯の固定基盤は、欠如歯部の顎骨内に
形成された埋入孔内に埋入されたインプラントフィクス
チャーの口腔内側の歯肉内に設置されて該インプラント
フィクスチャーにアバットメントスクリューにより固定
されているアバットメント,欠如歯部の顎骨内に形成さ
れた埋入孔内に埋入されたインプラントフィクスチャー
又は欠如歯部の顎骨内に形成された埋入孔内に埋入され
たアバットメント機能を含む歯肉貫通型インプラントフ
ィクスチャーの更に口腔内側に設置される外側面に凸部
及び/又は凹部を有する、フレームシリンダー,アバッ
トメント機能を含むフレームシリンダー又はフレームシ
リンダーと、該フレームシリンダーを前記アバットメン
トスクリュー,前記インプラントフィクスチャー又は前
記歯肉貫通型インプラントフィクスチャーに固定するフ
レームスクリューと、患者の顎堤に略沿った形状を成し
前記フレームシリンダーの外形より充分に大きいフレー
ムシリンダー挿入穴が2個以上貫通形成されている歯科
インプラント用義歯固定用金属製フレームとから成るこ
とを特徴とするものであり、従来の義歯のように口腔粘
膜を覆うことがないので歯科用補綴物装着時の違和感や
味覚の鈍麻が生じることがなく、天然歯に似た使用感が
得られ、更に顎骨には適度な咬合力が付与されるためイ
ンプラントフィクスチャーが埋入されていない場合に想
定される骨吸収を最小限に抑制できるという利点がある
歯科インプラント治療における欠点とされていた治療期
間が短縮され、患者の負担が減少するばかりか、各イン
プラントフィクスチャーが剛体とみなせる歯科インプラ
ント用義歯固定用金属製フレームに強固に連結固定され
るため、インプラントフィクスチャーに大きな荷重が作
用することが阻止され、骨結合期間中であっても骨結合
が達成される等の利点があるのである。
【0026】そして、歯科インプラント用義歯固定用金
属製フレームのフレームシリンダー挿入穴が口腔内側が
細くなるようにテーパー又は中間部に段部を有している
と、咬合力が歯科インプラント用義歯固定用金属製フレ
ームを介してフレームシリンダーに伝達されたときに注
入固化した樹脂に圧縮力が作用するため強度的に好まし
いばかりか、インプラントフィクスチャーの埋入角度が
ズレたときにも対応し易く、歯科インプラント用義歯固
定用金属製フレームのフレームシリンダー挿入穴がその
中間に切欠き状凹条を有していると注入固化した樹脂と
歯科インプラント用義歯固定用金属製フレームとが完全
に一体化するのでより好ましく、歯科インプラント用義
歯固定用金属製フレームの外側面に義歯床用レジン係合
用凹部が形成されていると、義歯床用レジンと歯科イン
プラント用義歯固定用金属製フレームとが離脱しないよ
うに一体化されて好ましく、更に歯科インプラント用義
歯固定用金属製フレームの口腔内側面の頬側及び/又は
舌側に義歯床用レジン係合用凸部が形成されていると、
義歯床用レジンとの係合がより確実になるので好ましい
のである。
【0027】このような本発明に係る歯科インプラント
用義歯の固定基盤は、インプラントフィクスチャーを欠
如歯部の顎骨内に形成した埋入孔内に埋入した手術後、
即時に又は早期に咀嚼機能を与えることを可能とするも
のであり、その歯科分野に貢献する価値は非常に大きな
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯科インプラント用義歯の固定基
盤をインプラントフィクスチャーに固定した状態を示す
説明用断面図である。
【図2】本発明に係る歯科インプラント用義歯の固定基
盤をアバットメント機能を含むフレームシリンダーを介
してインプラントフィクスチャーに固定した状態を示す
説明用断面図である。
【図3】本発明に係る歯科インプラント用義歯の固定基
盤をアバットメント機能を含む歯肉貫通型インプラント
フィクスチャーに固定した状態を示す説明用断面図であ
る。
【図4】本発明に係る歯科インプラント用義歯の固定基
盤におけるフレームシリンダーの1実施例の平面図であ
る。
【図5】図4の右半分を断面で示した正面図である。
【図6】本発明に係る歯科インプラント用義歯の固定基
盤におけるフレームスクリューの1実施例の平面図であ
る。
【図7】図6の正面図である。
【図8】本発明に係る歯科インプラント用義歯の固定基
盤における歯科インプラント用義歯固定用金属製フレー
ムの1実施例の一部を断面で示した平面図である。
【図9】図8の正面図である。
【図10】図8の底面図である。
【図11】図8におけるA−A線部分の断面図である。
【図12】図8におけるB−B線部分の断面図である。
【図13】図8におけるC−C線部分の断面図である。
【図14】図8におけるD部矢視図である。
【符号の説明】
1 インプラントフィクスチャー 1a スクリュー 1b 雌ねじ部 1c 多角形凸部 1d 切り刃部 1' アバットメント機能を含む歯肉貫通型インプラン
トフィクスチャー 2 アバットメント 3 アバットメントスクリュー 4 フレームシリンダー 4' アバットメント機能を含むフレームシリンダー 4a 凸部 4b 凹部 4c 切欠き部 4d 突起部 5 フレームスクリュー 5a 雄ねじ部 5b 段部 5c 係合部 6 歯科インプラント用義歯固定用金属製フレーム 6a フレームシリンダー挿入穴 6b 義歯床用レジン係合用凹部 6c 義歯床用レジン係合用凸部 7 樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 欠如歯部の顎骨内に形成された埋入孔内
    に埋入されたインプラントフィクスチャー(1)の口腔内
    側の歯肉内に設置されて該インプラントフィクスチャー
    (1)にアバットメントスクリュー(3)により固定されて
    いるアバットメント(2),欠如歯部の顎骨内に形成され
    た埋入孔内に埋入されたインプラントフィクスチャー
    (1)又は欠如歯部の顎骨内に形成された埋入孔内に埋入
    されたアバットメント機能を含む歯肉貫通型インプラン
    トフィクスチャー(1')の更に口腔内側に設置される外
    側面に凸部(4a)及び/又は凹部(4b)を有する、フレーム
    シリンダー(4),アバットメント機能を含むフレームシ
    リンダー(4')又はフレームシリンダー(4)と、該フレ
    ームシリンダー(4,4'又は4)を前記アバットメント
    スクリュー(3),前記インプラントフィクスチャー(1)
    又は前記歯肉貫通型インプラントフィクスチャー(1')
    に固定するフレームスクリュー(5)と、患者の顎堤に略
    沿った形状を成し前記フレームシリンダー(4)の外形よ
    り充分に大きいフレームシリンダー挿入穴(6a)が2個以
    上貫通形成されている歯科インプラント用義歯固定用金
    属製フレーム(6)とから成ることを特徴とする歯科イン
    プラント用義歯の固定基盤。
  2. 【請求項2】 歯科インプラント用義歯固定用金属製フ
    レーム(6)のフレームシリンダー挿入穴(6a)が口腔内側
    が細くなるようにテーパー又は中間部に段部を有してい
    る請求項1に記載の歯科インプラント用義歯の固定基
    盤。
  3. 【請求項3】 歯科インプラント用義歯固定用金属製フ
    レーム(6)のフレームシリンダー挿入穴(6a)がその中間
    に切欠き状凹条を有している請求項1又は2に記載の歯
    科インプラント用義歯の固定基盤。
  4. 【請求項4】 歯科インプラント用義歯固定用金属製フ
    レーム(6)の外側面に義歯床用レジン係合用凹部(6b)が
    形成されている請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の歯科インプラント用義歯の固定基盤。
  5. 【請求項5】 歯科インプラント用義歯固定用金属製フ
    レーム(6)の口腔内側面の頬側及び/又は舌側に義歯床
    用レジン係合用凸部(6c)が形成されている請求項1から
    4までのいずれか1項に記載の歯科インプラント用義歯
    の固定基盤。
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