JPS604453A - 車両の減速機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は急勾配のところを走行するための車両、とくに
ラック車両の減速機に関し、その減速機は　゛車両を停
止するため成る数の機械的なブレーキユニットを有し、
それらの各ユニットはブレーキと、そのブレーキに関連
し、作動ラインにより制御されるアクチュエータまたは
最終制御要素を有する作動機構を有し、それらのブレー
キユニットはブレーキの負荷を開始する調整のため少な
くも二つのブレーキ制御要素によって作動され、さらに
ブレーキユニットは車両を確実に停止するのに要する最
小の全減速力より大きな減速力を負荷するように設計さ
れている。この「最小の全減速力」は通常、車両を停止
するのに充分な計算上の減速力以上の予め決められた付
加的な安全係数を含む。

関連するこの柚の既知の減速機は見金に分離した二群の
ブレーキユニットを有し、各群はそれ自体で車両を停止
することができ且つ成る数の、例えば４つのブレーキ器
側１要禦を有するそれ目体の制御装置腎により独立に制
御され、る。（ＳＬＭ技報、１９７９年５月号第５およ
び７頁）。制御ユニットがこのように独立の群に分けら
れていれば、車両が充分に作動するブレーキユニットを
有し且つ減速のため充分に作動するブレーキ制御要素を
有する限り、各群において欠陥の特定の結合があっても
車両の減速を可能にすることは少なくも理論的には可能
である。これは例えば、一つのブレーキユニットの群の
ブレーキ制御要素および他の同様な群のブレーキユニッ
トが同時に失敗した場合である。しかし、全てのブレー
キユニットが同時に応答すれば比較的大きな最大全減速
力を生じ、それが車両を脱ムする危険性を増す傾向があ
る。

従って、既知の減速機では、この最大の全減速力は前述
の最小の全減速力の少なくも２倍である。

本発明の目的は上記のような特定の欠陥の結合が起り得
ない、また車両の確実な停止を妨げ得ない改良された減
速機を提供することであって、その意向はその要素のい
くつかが同時に失敗しても減速機により確実に減速し得
るようにすることであり、また本発明による減速機は既
知の減速機に比較して脱線の危険性を減少する。

それ故、本発明によれば、車両の全てのブレーキユニッ
トのアクチュエータは互に平行に接続され且つ減速機の
ブレーキ制御要素または全てのブレーキ制御要素に接続
され、それらのブレーキ制御要素も互に平行に接続され
、さらに車両の全てのブレーキユニットによって生じる
減速力の総和は車両の停止に必要な最小の全減速力の２
倍以下になっている。

本発明による減速機の場合、車両の全てのブレーキユニ
ットはあらゆる停止ブレーキの負荷のために作用する。

従って、作動上の欠点を伴なわずにブレーキライニング
の汚れおよび／または作動機構の樹脂処理は少なくなり
、その反面、有効な減速力は車両の確実な停止に必要な
最小の全減速力より大きく且つ全てのブレーキユニット
に均一に分散される。減速力を生じるのに用いられるブ
レーキユニットの数は既知のシステムのものより多く、
そのため本発明は減速機の成る数の要素が失敗した場合
でも、一層確実に車両が止められるようにしている。失
敗ごとのｉｌＩ［力の減少はブレーキユニットの数が多
くなると少なくなるので、比較的大きな減速力が既知の
システムにおけるより通常使用しない付加的な安全係数
の範囲において有効に残っている。本発明による減速機
の他の利益は減速力の総和が分離したブレーキユニット
の群を有する既知のシステムにおけるより可成り小さく
することができることであり、そのような既知のシステ
ムでは全ブレーキユニットの減速力の総和は単一のその
ような群によって与えられる最小の全減速力の少なくも
２倍である。それ故、本発明は以前のものより小さいま
たは軽負荷のブレーキユニットを用いることを可能にす
る。また、作用する制動力の総和を減少することによっ
て、本発明は全てのブレーキユニットを同時に作用する
ことにより厳しい減速を避は得るようにする。

従って、材料は軽度の応力を受けるのみであり、ラック
車両のギヤはラックの上に登ることはなく、さらに脱線
の危険を少なくすることを目的にした精巧な構造を省き
得るようにする。

本発明の特徴によれば、蔽圧または空気圧の圧力媒体源
に接続されるアクチュエータを有する減速機において、
全てのアクチュエータが供給ラインおよび制御ラインと
しての役割も果す単一の接続ラインによってブレーキ制
御要素に接続されるならば、安全性はさらに向上するこ
とができる。

同様に、例えばブレーキ制御要素を含む制御装置が誤動
作した場合ブレーキユニットは例えば緊急ブレーキ弁に
よって、接続ラインを介し、生じた圧力の低下によって
作動され得るので、車両は停止される。この特徴は列車
の分割の場合に減速機が自動的に作用し、他の制御ライ
ンを必要としないので、例えば互に連結された車両に有
利である。

本発明の他の可能な特徴によれば、少なくも二つの直列
に接続された解放制御要素がアクチュエータに直列に接
続され、接続ラインに延びる圧力媒体供給ラインに配置
され、且つブレーキの解放のための解放位置とそのよう
な解放を県花する閉止位置との間でそれぞれ調整可能に
なっている。

もし逆流、従ってブレーキの解放が生じるならば全ての
解放アクチュエータが解放位置になければならないので
、この特徴はアクチュエータへのサーボ媒体の望ましく
ない逆流を防ぐ。

次に図面に示された実施例に関連して本発明を説明する
。第１図に示す動力ラック車両は車両本体１を含み、そ
の車両本体は一点鎖線で示され、図示しないが既知の方
法で二つのボギー２によって弾性的に支持され且つけん
引、減速および横方向の力を伝達するため図ではピボツ
）Ｉｆｆン３の形をとる装置によって、いずれの場合も
それらのボギーに可動に接続される。各ボギ−２は車軸
５を有する２組の車輪４を有し、各組の車輪はギヤ６と
６つのブレーキユニット７を有する。明瞭にするため図
中には示していない歯車系により車軸５は駆動モータ（
図示せず）に接続される。

車輪セット４はレール８上を走行する。ラック１０はと
くに急勾配の区域のラインにおいてレール８の間に設置
され、そしてギヤ６はランク１０にかみ合い且つ少なく
もけん引力および／または減速力の一部がラック１０に
伝達される。使用されたこの柚の駆動に依り、イヤ６は
車軸５に回転自在に取付けてもよく、または共に回転す
るようにそれに固定してもよい。各ギヤ６は関連のブレ
ーキユニット７と共に回転するようにそれに固定される
。

ブレーキユニット７はそれぞれブレーキ１１と、アクチ
ュエータ１２を有する関連の作動機構を含み、該アクチ
ュエータは既知のようにばね式のアキュムレータであり
、および第２図に示すように、空圧シリンダ１３および
ぎストン１５を有し、そのぎストンは圧縮ばね１４によ
る荷重を受け且つピストンロッド１６を有する。ブレー
キ１１は通常、バンドブレーキであるが、単純化のため
図中にはシューブレーキを示しである。各ブレーキ１１
は関連した特定の車輪セット４のイヤ６と共に回転する
ブレーキドラム１７と、ピストンロッド１６に連結され
たブレーキシュー１８を含む。

もちろん、図示のブレーキ１１の代りに、二つのシュー
を有するブレーキまたはディスクブレーキのような他の
種類のブレーキを用いてもよい。

全てのユニット７のシリンダ１３はそれぞれ作動ライン
２０を介して互に平行に共通のリングライン２１に接続
され、リングライン２１は供給および制御ラインとして
作用し且つ接続ライン２１−は制御装置２２に接続する
。その制御装置は供給ライン２３により圧力媒体源、即
ち第１図の場合では圧縮機２４に接続され、且つ圧縮空
気の溜め（圧力アキュムレータ）２５に接続される。

図において明瞭にするため圧縮機２４と溜め２５は通常
設置される車両の部分の外側に示しである。圧縮ばね１
４は各ユニット７の減速力を与える。ブレーキ１１を解
放するため、既知の方法で圧力媒体はピストン１５をシ
リンダ１３の中に押し戻すように供給される。

第６図に見られるように、制御装置２２はライン２１ａ
からの分岐！２１ｂに設けられた４つの平行に接続され
たブレーキ制御要素３１と、二つの解放制御要素３２を
有するものでもよい。後者は供給ライン２３に互に直列
に設置ａされ且つリングライン２１を介してユニット７
のアクチュエータ１２に接続される。要素３１．３２は
成る装置（図示せず）を介して作動され得るが、それら
の構造は本発明の一部を構成するものではなく、且つ例
えばスイス特許明細書第６２５７５２号から既知のもの
である。各ブレーキ制御要素３１はブレーキ１１を作動
する直通位ｔＭとその作動を止める閉］（二重１ａの間
で調整される。従って、各解放制御要素３２はブレーキ
１１を解放する解放位置と解放を停止する錠止位置との
間で調整される。

第６図から明らかなように、緊急ブレーキ弁２６は図示
しないが既知の方法で二つの作動位置間で調整されるも
のであり、供給ライン２３において解放制御要素３２の
後に設けることができる。

図示の作動位置では、緊急弁２６は供給ライン２３を接
続ライン２１ａに接続し且つブレーキ１１の解放を可能
にする。それの他の作動位置では出口２７、ライン２１
ａからの分Ｍ官２１ｃに接続し、従ってブレーキ制御要
素３１の位置に関係なく、シリンダ１３の排出と、それ
故ブレーキ１１の作動を可能にする。リングライン２１
に接続された他の緊急弁を駆動部に備えてもよく、また
は車両内の他の適当な場所に設けることができる。

本発明により車両の全てのブレーキユニット７および全
てのブレーキ制御要素３１を平行に接続することは、も
し単に一つの正常なブレーキ制御要素３１または一つの
正常な緊急弁２６が用いられれば、ブレーキの負荷のた
め全ての正常なユニット７が作動され得ることを確保す
る。本発明による構成は離れたブレーキシステムを有す
る既知のシステムによってなされるものより信頼性のあ
る車両の制動を確保するので、所与の数のブレーキユニ
ット７では、既知の構造より低い減速力で設計されたブ
レーキ１１で車両の信頼性のある減速を確保することが
できる。

もし、例えば、本発明による減速機の図示の実施例が、
全てで１２あるユニット７のうちの９つのブレーキユニ
ット７が車両を確実に止めるのに要する最小の全減速力
を与えることが必要であれば、ブレーキユニットは全減
速力が単にファクタｆ　＝　１．３３により、プログラ
ムされた最小の全制動力より大きい減速力に相１心する
ように設計されるであろう。しかし、完全に離れたブレ
ーキユニット群を有する従来の構造では、全てのブレー
キユニットは全減速力が常に最小の全減速力の２倍にな
るように設計されねばならない。

従って、従来の構造の全てのブレーキユニットが正常で
あれば、二つの分れたブレーキユニット群が同時に作動
することにより、最小の全減速力の少なくも２倍が負荷
される。本発明による減速機では全てのブレーキユニッ
トが同時に作動して作用する減速力の全体は、少なくも
車両の減速の同じ信頼性で、最小の全減速力の２倍以下
になるので、本発明による減速機は特にラック車両では
危険なこの榴の二重制動を避けている。

本発明から生じる比絞的少ない減速力はブレーキユニッ
トの設計上有利であり、そのためもし寸法決定の有力な
因子であり且つ確実な停止に必要な最小の全制動力がブ
レーキユニット７のそれ以上の失敗のため目標に達しな
くても、車両は最小の全制動力に与えられた通常使用し
ない範囲の付加的な安全率で停止することができる。

全てのブレーキ制御要素３１と共に全てのブレーキユニ
ット７を平行に接続することは、例えば一つのシステム
の制御装置および他のシステムのブレーキユニットが同
時に失敗した場合、他の装置を用いないで、別々のブレ
ーキシステムを有する既知の減速機に起り得るようなブ
レーキの失敗を防ぐ。

ブレーキ制御要素は単一の正常なブレーキ制御要素が全
てのブレーキシリンダから圧力媒体を直ちに排出するの
を確保し、それ故確実な停止を確保するような寸法およ
び設計にするのが便利である。第６図に示すように、ブ
レーキ制御要素３１が失敗した場合、リングラインは緊
急弁２６の作用により排出され得、また供給ライン２３
からのサーボ媒体の後流も防止される。

本発明による減速機はまた、地上レベルのケーブル鉄道
、索条車、とくに要求される信頼性のある車両の停止に
関し同様な減速機構造の要件に適合すべき地下鉄杭また
は類似の輸送装置用車両のような、急勾配で用いられる
他の車両にも使用することができる。減速機に関する本
発明による構造はまた、上記の受動的な作動機構ではな
く、ブレーキシリンダの充填が減速を行ない且つブレー
キシリンダが空になるとブレーキを解放する相応の能動
的機構を含む構造にも用いられる。同様に、上記の空圧
作動および制御装置の代りに、適当な液圧または電気的
な装置を用いることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による減速機を有する動カラツク車画の
平面崗、第２図および第３図は第１図の一部を拡大して
示した図である。 図中、７・・・ブレーキユニット、１１・・・ブレーキ
、１２・・・アクチュエータ、２０・・・作動ライン、
２１・・・リングライン、２３・・・供給ライン、２４
・・・圧力媒体源、３１・・・ブレーキ制御要素、３２
・・・解放制御要素。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　とくに急勾配を走行するためのラック車両の減
   速機であって、車両を停止するため成る数の機械的なブ
   レーキユニット（７）を有し、各前記ユニットはブレー
   キ（１１）と、前記ブレーキに関連し、作動ライン（２
   ０）により制御されるアクチュエータまたは最終制御要
   素（１２）を有する作動機構を有し、前記ブレーキユニ
   ット（７）はブレーキの負荷を開始する調整のため少な
   くも二つのブレーキ制御要素（３１）によって作動され
   、さらに前記ブレーキユニット（７）は車両を確実に停
   止するのに要する最小の全減速力より大きな減速力を負
   荷するように設計された車両の減速機において、車両の
   全てのブレーキユニット（７）のアクチュエータ（１２
   ）は互に平行に接続され且つ前記減速機のブレーキ制御
   要素（３１）または全てのブレーキ制御要素（３１）に
   接続され、前記ブレーキ制御要素も互に平行に接続され
   、さらに車両の全てのブレーキユニット（７）によって
   生じるｍ速力の総和は車両の停止に必要な最小の全減速
   力の２倍以下であることを特徴とする車両の減速機。 （２、特許請求の範囲第１項に記載の減速機であって、
   前記アクチュエータ（１２）は液圧または空気圧の圧力
   媒体源（２４）に接続されるものにおいて、全ての前記
   アクチュエータ（１２）は供給ラインおよび制御ライン
   としての役割も果す単一の接続ライン（リングライン（
   ２１）　）によって前記ブレーキ制御要素（３１）に接
   続されていることを特徴とする車両の減速機。 （３）特許請求の範囲第１項に記載の減速機において、
   少なくも二つの直列に接続された解放制御要素（３２）
   が前記アクチュエータ（１２）に直列に接続され、接続
   ライン（リングライン（２１））に延びる圧力媒体供給
   ライン（２３）に配置され、且つブレーキ（１１）の解
   放のための解放位１ｔ７とそのような解放を禁止する閉
   止位１ａとの間でそれぞれ調整できることを特徴とする
   車両の減速機。