JPS6044487B2 - シリンダへの注油方法 - Google Patents
シリンダへの注油方法Info
- Publication number
- JPS6044487B2 JPS6044487B2 JP10487881A JP10487881A JPS6044487B2 JP S6044487 B2 JPS6044487 B2 JP S6044487B2 JP 10487881 A JP10487881 A JP 10487881A JP 10487881 A JP10487881 A JP 10487881A JP S6044487 B2 JPS6044487 B2 JP S6044487B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- cylinder liner
- operating valve
- cylinder
- lubricating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/16—Controlling lubricant pressure or quantity
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシリンダヘの注油方法に関するものである。
例えば、一般の舶用ディーゼル機関において、燃焼温
度が高い等の異常が発生して潤滑条件が変化した場合に
は、それに即応してシリンダヘの潤滑油量を増大させる
必要がある。しかるに、従来の舶用ディーゼル機関では
、シリンダヘの潤滑油量はマニュアル操作で一定値に調
整され、この一定値に保持されて航海し、一航海が終わ
つたときにその航海中の機関の稼動状態をみて再調整さ
れていた。すなわち、機関の運転状態に即応してその都
度潤滑油量を制御するものではなく、必ずしも最適な潤
滑状態が達成されているわけではなかつた。また、最近
は燃料油が低質化する傾向にあり、燃焼性が悪く灰分が
多く、それが原因で潤滑条件が悪くなる傾向にあるため
、潤滑状態の改善が必要であつた。 本発明は上述の点
に鑑みなされたものであつて、シリンダライナの温度に
代表される潤滑条件を検出し、それに即応して最適量の
潤滑油を最適時期に注油すべく制御し、最良の潤滑状態
を得る方法に提供するものであり、以下その一実施例を
図面に基づいて説明する。
度が高い等の異常が発生して潤滑条件が変化した場合に
は、それに即応してシリンダヘの潤滑油量を増大させる
必要がある。しかるに、従来の舶用ディーゼル機関では
、シリンダヘの潤滑油量はマニュアル操作で一定値に調
整され、この一定値に保持されて航海し、一航海が終わ
つたときにその航海中の機関の稼動状態をみて再調整さ
れていた。すなわち、機関の運転状態に即応してその都
度潤滑油量を制御するものではなく、必ずしも最適な潤
滑状態が達成されているわけではなかつた。また、最近
は燃料油が低質化する傾向にあり、燃焼性が悪く灰分が
多く、それが原因で潤滑条件が悪くなる傾向にあるため
、潤滑状態の改善が必要であつた。 本発明は上述の点
に鑑みなされたものであつて、シリンダライナの温度に
代表される潤滑条件を検出し、それに即応して最適量の
潤滑油を最適時期に注油すべく制御し、最良の潤滑状態
を得る方法に提供するものであり、以下その一実施例を
図面に基づいて説明する。
図において1は舶用ディーゼル機関のシリンダライナ
であり、その内部でピストン2が上下方向に往復摺動し
ている。
であり、その内部でピストン2が上下方向に往復摺動し
ている。
図の仮想線に示すようにピストン2が上死点位置にきた
ときのトップリング3の位置、またはピストン2の上、
下死点位置付近(図示せず)等、ピストンの摺速度が遅
く異常の発生し易い個所に対応するシリンダライナ1の
部分に温度センサ4が配設されている。潤滑油タンタ5
内の潤滑油は、潤滑油ポンプ6によつて、ショックダン
パ7を併設した貯油室8へ送られ、送油路中の作動弁9
を開くことによつて、注油口10からシリンダライナ1
内に注油される。11は制御装置であり、シリンダライ
ナ温度信号12、ピストン位置検出センサ等公知の手段
により検知したピストン位置信号13、および注油圧力
信号14を入力し、潤滑油ポンプ制御信号15と作動弁
制御信号16とを出力する。
ときのトップリング3の位置、またはピストン2の上、
下死点位置付近(図示せず)等、ピストンの摺速度が遅
く異常の発生し易い個所に対応するシリンダライナ1の
部分に温度センサ4が配設されている。潤滑油タンタ5
内の潤滑油は、潤滑油ポンプ6によつて、ショックダン
パ7を併設した貯油室8へ送られ、送油路中の作動弁9
を開くことによつて、注油口10からシリンダライナ1
内に注油される。11は制御装置であり、シリンダライ
ナ温度信号12、ピストン位置検出センサ等公知の手段
により検知したピストン位置信号13、および注油圧力
信号14を入力し、潤滑油ポンプ制御信号15と作動弁
制御信号16とを出力する。
いま、例えばシリングライナ内の燃焼温度が高い等の
異常が発生した場合には、温度センサ4にてこれを検出
し、シリンダライナ温度信号12が制御装置11に送ら
れる。
異常が発生した場合には、温度センサ4にてこれを検出
し、シリンダライナ温度信号12が制御装置11に送ら
れる。
制御装置11は、シリンダライナ温度信号12に適応す
る潤滑油ポンプ6の回転数を決定し、これに応じた潤滑
油ポンプ制御信号15を出力し、潤滑油ポンプの回転数
を制御し、適正な貯油室8の圧力を得る。潤滑油タンタ
5内の潤滑油は、潤滑油ポンプ制御信号15によつて制
御作動される潤滑油ポンプ6にて通常時より高く加圧さ
れ、貯油室8に送られる。貯油室8に併設されたショッ
クダンパ7部では、上記加圧された潤滑油の圧力が検出
され、潤滑油圧力信号14が制御装置11に送られる。
さらに、制御装置11では、この潤滑油圧力信号14と
前記シリンダライナ温度信号12とから、その温度での
シリンダライナ1への最適給油量を得るための開弁時間
が演算され、それにピストン位置信号13から得られる
最適の開弁時期が加味された作動弁制御信号16が出力
される。作動弁制御信号16によつて作動弁9が所定時
期に所定時間開弁され、貯油室8内の濶滑油は、その時
の温度に対して必要な量だけが、注油口10からシリン
ダライナ1内部に注油される。このように異常高温時で
あつても、必要とされる潤滑油量を、作動弁9の開弁時
間を必要以上に長くすることなく注油することができる
。以上述べたように本発明は、シリンダライナに設けら
れた温度センサにて検知した温度信号により潤滑油ポン
プを制御して作動弁への注油圧力を変更するとともに、
この注油圧力を検出した圧力信号と前記温度信号からシ
リンダライナへの最適注油量を得るべく前記作動弁の開
弁時間を決定;し、加えて、ピステン位置信号に基づい
て最適時期に注油すべく作動弁の開弁時期を制御するた
め、作動弁の開弁時間を必要以上に長くすることなく、
様々な潤滑条件に応じた最良の潤滑状態をその都度制御
達成し得る利点を有する。
る潤滑油ポンプ6の回転数を決定し、これに応じた潤滑
油ポンプ制御信号15を出力し、潤滑油ポンプの回転数
を制御し、適正な貯油室8の圧力を得る。潤滑油タンタ
5内の潤滑油は、潤滑油ポンプ制御信号15によつて制
御作動される潤滑油ポンプ6にて通常時より高く加圧さ
れ、貯油室8に送られる。貯油室8に併設されたショッ
クダンパ7部では、上記加圧された潤滑油の圧力が検出
され、潤滑油圧力信号14が制御装置11に送られる。
さらに、制御装置11では、この潤滑油圧力信号14と
前記シリンダライナ温度信号12とから、その温度での
シリンダライナ1への最適給油量を得るための開弁時間
が演算され、それにピストン位置信号13から得られる
最適の開弁時期が加味された作動弁制御信号16が出力
される。作動弁制御信号16によつて作動弁9が所定時
期に所定時間開弁され、貯油室8内の濶滑油は、その時
の温度に対して必要な量だけが、注油口10からシリン
ダライナ1内部に注油される。このように異常高温時で
あつても、必要とされる潤滑油量を、作動弁9の開弁時
間を必要以上に長くすることなく注油することができる
。以上述べたように本発明は、シリンダライナに設けら
れた温度センサにて検知した温度信号により潤滑油ポン
プを制御して作動弁への注油圧力を変更するとともに、
この注油圧力を検出した圧力信号と前記温度信号からシ
リンダライナへの最適注油量を得るべく前記作動弁の開
弁時間を決定;し、加えて、ピステン位置信号に基づい
て最適時期に注油すべく作動弁の開弁時期を制御するた
め、作動弁の開弁時間を必要以上に長くすることなく、
様々な潤滑条件に応じた最良の潤滑状態をその都度制御
達成し得る利点を有する。
゛図面の簡単な説明
図面は本発明の一実施例を示す概略構成図である。
1・・・・・・シリンダライナ、2・・・・・・ピスト
ン、4・・・・・・温度センサ、6・・・・・・潤滑油
ポンプ、9・・・・・・作動・弁、10・・・・・・注
油口、11・・・・・・制御装置。
ン、4・・・・・・温度センサ、6・・・・・・潤滑油
ポンプ、9・・・・・・作動・弁、10・・・・・・注
油口、11・・・・・・制御装置。
Claims (1)
- 1 潤滑油ポンプから作動弁を通してシリンダライナに
潤滑油を供給するシリンダへの注油方法であつて、シリ
ンダライナに設けた温度センサにより検知した温度信号
により潤滑油ポンプを制御して作動弁への注油圧力を変
更するとともに、前記注油圧力を検出た圧力信号と前記
温度信号に基づいて前記作動弁の開弁時間を決定し、か
つピストン位置信号に基づいて該作動弁の開弁時期を決
定し、シリンダライナへの注油量および時期を制御する
ことを特徴とするシリンダへの注油方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10487881A JPS6044487B2 (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | シリンダへの注油方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10487881A JPS6044487B2 (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | シリンダへの注油方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS588213A JPS588213A (ja) | 1983-01-18 |
JPS6044487B2 true JPS6044487B2 (ja) | 1985-10-03 |
Family
ID=14392452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10487881A Expired JPS6044487B2 (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | シリンダへの注油方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044487B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6449795A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-27 | Takano Corp | Lubrication monitor for machine |
ITRE20130011A1 (it) * | 2013-02-28 | 2014-08-29 | Annovi Reverberi Spa | Pompa volumetrica a pistoni |
-
1981
- 1981-07-03 JP JP10487881A patent/JPS6044487B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS588213A (ja) | 1983-01-18 |
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