JPS6044482B2 - タ−ビン制御装置 - Google Patents

タ−ビン制御装置

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JPS6044482B2
JPS6044482B2 JP11450178A JP11450178A JPS6044482B2 JP S6044482 B2 JPS6044482 B2 JP S6044482B2 JP 11450178 A JP11450178 A JP 11450178A JP 11450178 A JP11450178 A JP 11450178A JP S6044482 B2 JPS6044482 B2 JP S6044482B2
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JP
Japan
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turbine
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signal
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JP11450178A
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JPS5543212A (en
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幹夫 鈴木
誠士 浦田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタービン制御装置に係り、特に各種燃料を切
替えて用いるボイラに協調してタービンを制御するに好
適なタービン制御装置に関する。
最近の火力発電所における燃焼方式は、設備の大容量
化、高効率化、および環境保護、公害防止の観点から天
然ガスを燃料とする各種ガス化燃料を使用する傾向にあ
る。第1図はそのような発電所におけるボイラ燃料制御
システムの概要を示したもので、ホイラBは適正な量の
蒸気を発生する ように制御される。すなわち、ボイラ
制御装置ACは主蒸気圧力Pおよび発電機Gの出力PE
を入力とし、ボイラ負荷要求信号を出力する。このボ
イラ負荷要求信号により給水ポンプPwが制御されて給
水量制御が行われ、また切替器Tl、T。、Lによつて
各燃料A、B、Cに対応したボイラ負荷要求信号に変換
されたのち、燃料調節器RBおよび空気調節器RLを介
して調節弁Bv、Lvを駆動し、燃料制御および空気量
制御が行われる。 このようにして発生した蒸気はター
ビンTに与え られる。なお、同図においてMBは燃料
量検出器、MLは空気量検出器、2は主蒸気止弁、3は
加減弁、M、Trは主変圧器、C、Bはしや新田、DB
はタービンに与えられる燃料種別に応じた最低負荷要求
信号である。 第2図はタービンシステムの概要を示す
図で、ボイラBで発生した蒸気は、主蒸気止め弁2、加
減弁3を通つて蒸気タービン(第1図のタービンTに対
応)に供給される。
タービンは、通常、高l圧タービン11、中圧タービン
12、低圧タービン13より構成されている。蒸気は、
高圧タービン11で仕事をした後、再熱器16で再び温
度をあげられて再熱蒸気止弁17、インタセプト弁18
を通つてさらに中圧タービン12、低圧タービ;ン13
で仕事をし、復水器19で水となる。蒸気の仕事はター
ビンにより回転運動に変えられ発電機Gを回し、発電機
Gにより発生した電力は電力系統に供給される。タービ
ン制御装置22は、タービンの回転数、負荷などを制御
する。タービンの回転軸にとりつけられている歯車14
の回転数は速度検出器15により、またタービンの負荷
は電力変換器21により検出され、これらの検出された
信号は制御装置22の入力部23に送られ、演算部25
で処理される。演算部25では、タービンの回転数数、
負荷などを制御するため、主蒸気止め弁2、加減弁3,
26などの複数弁の弁位置演算し、その位置になるよう
各弁を駆動する。弁の駆動信号は出力部24により、主
蒸気止め弁駆動ユニット5、加減弁駆動ユニット7,2
8などの各弁の駆動ユニットに送られ弁を駆動する。弁
の動きは主蒸気止め弁位置検出器牡加減弁位置検出器6
,27など各弁の位置検出器により検出され、制御装置
22の入力部23にフィードバックされて、弁の位置を
定位化する。第3図は、従来のタービン制御装置22の
構成の一部を示す図である。
第3図において、タービン回転数は速度検出器15によ
り検出される。速度検出器15により検出された信号は
、タービン回転数に応じた時間長のパルス信号であり、
特開昭52−144504号に示されるように速度信号
変換部42において速度信号に変換される。変換された
速度信号Nは、速度設定器31で設定される設定速度信
号N。と比較部32で比較され、その偏差量ΔN(=N
O−N)は調定率演算部33に伝えられる。調定率演算
部33では、あらかじめ設定一された速度調定率δに相
当したゲインをかけて、加算部35に伝える。加算部3
5では負荷設定値34で設定された信号P。を加え、負
荷信号Pcをつくる。速度調定率δは速度(発電機が電
力系統と接続され同期運転を行つているときは、系統の
!周波数に相当する)が設定値(定格値)から何%ずれ
ると全負荷変化させるかという値である。例えば、5%
の調定率とは、5%の速度偏差があれば、100%の負
荷を変えることを意味する。いま、100%負荷運転中
に系統周波数(速度)が5%上昇したと仮定すると周波
数を安定に保つために0%迄負荷を絞る。負荷信号Pa
は、負荷制限器36で設定された負荷制限値PLと低値
優先回路31で比較され、低い方の信号が最終負荷信号
Pとなる。
負荷信号Pは負荷分配部38,42で各弁の分担量に応
じて配分されて、各弁の流量を決定し、各弁の弁位置を
制御する。負荷分配部38の出力は比較部39で弁位置
フィードバック信号と比較され、その偏差信号は、調節
制御部40,44により弁駆動信号に変えられて弁駆動
ユニット7,28により加減弁3,26を調整する。加
減弁3の動きは、位置検出器6,27により検出され、
位置交換部フ41,45をへて、フィードバックされ弁
位置を安定に制御する。通常、弁は複数個あり、他の加
減弁も同様に制御される。
低値優先回路37で負荷信号PGが優先されているとき
には、調節運転と呼ばれ、負荷;制限信号PLが優先さ
れているときは、負荷制限運転と呼ばれている。以上の
ようなタービン制御装置を備えた発電所では、通常、調
速運転が行われ、系統周波数の安定化に寄与している。
第4図はこのタービン制御ノにおける周波数と負荷の関
係を表わすもので、横軸に負荷P..縦軸にタービン回
転数Nをとつている。負荷信号POは直線52で表わさ
れ、速度調定率δは直線51の傾きで表わされる。今、
電力系統の回転数Nが定格値N。のときは負荷はP。で
安定している。しかし、電力系統の負荷量が発電量を上
回り、その結果周波数が低下すると、直線51に沿つて
負荷を増大させる。しかして、発電量が負荷量を上回る
と、周波数は増加に転じ、最終的にN。,POで安定す
る。この負荷を増大させる過程において、負荷Pはいく
らでも大きくできるものではなく、プラントの安定運転
上、その最大値をPLに制限する。このPしを定めてい
るのが、第3図の負荷制限器36であり、この特性が第
4図の直線52で表わされている。一方、この場合と逆
に、発電量が負荷量を上回つたときは周波数が増加し、
直線51に沿つて負荷を減少させる。
この場合にも最終的には最終的にはN。,POで安定し
、この過程は前記周波数低下の楊合と全く逆の応答とな
る。このときには負荷を減少させることによりN。に一
致させるように働くわけであるが、負荷Pをいくらでも
無制限に減少できるわけではない。第3図で述べたボイ
ラへの燃料に応じて最低負荷が定まつている。従つて複
数燃料を使用するボイラプラントでは、これに応じて複
数の最低負荷が存在する。このため、電力系統安定化の
ためにタービン負荷を減少させるときは、常にこの燃料
の種類に応じた最低負荷を考慮して行う必要がある。
第5図はこの最低負荷の様子を示す図で、燃料A,B,
Cに応じてそれぞれ最低負荷がP。A,POB,PO。
というように定まつている。従つて、何等かの原因によ
り急激に系統周波数が上昇し、負荷信号Pが減少して加
減弁3,26(第3図)が閉じる方向に動作し、発電機
Gの出力が減少させられても、ボイラBの燃料制御信号
は下限値で制限されて負荷減少に追随できず、ボイラB
の蒸気圧力が上昇してボイラに悪影響を与え、最悪時に
はユニットトリップに至る。このような事態は、負荷設
定器34による設定値P。がボイラ側の最低負荷要求値
より小さい時に特に生じる。このような欠点は、従来、
運転員の監視と操作により避ける必要があつた。本発明
の目的は、上記したような従来技術の欠−点に鑑み、系
統周波数の上昇の際の負荷減少によるボイラの異常な昇
圧を防止し、またタービン速度の異常な上昇をも防止で
きるように、ボイラと、タービンの動作の協調をとつた
自動運転が可能なようなタービン制御装置を提供するに
ある。
上記の目的を達成するために、本発明においては、ター
ビン制御装置において各種燃料に対応する最低負荷要求
値信号と負荷設定値を比較し、もし負荷設定値の方が最
低負荷要求値信号よりも小さい場合には最低負荷要求値
信号をもつて負荷設定値とするとともに、系統周波数が
定格値より大きいあらかじめ定められた範囲にある間は
速度調定率を無限大に切替えることによつて加減弁3,
26の開度を固定し系統周波数変化に伴う負荷信号の変
化を無くし、ボイラ側の圧力上昇を防ぐ。しかるに、こ
のことはタービンの速度上昇を抑制する上では効果がな
く、もし上記の範囲をこえてさらに系統周波数が上昇し
たときには再び通常の速度調定率にもどしてタービン速
度の暴走を抑えるように制御する。以下、本発明の詳細
な説明例により説明する。
第6図は、本発明の一実施例を示す図である。第6図に
おいて、負荷設定値P。とボイラ制御装置ABC(第1
図)よりの最低負荷要求値DBとは高値選択回路140
に入力され、その出力が実際の設定負荷値として加算部
35に加えられる。従つて、タービン出力は最低負荷要
求値PBより小さくなることはない。また負荷設定値P
。と最低負荷要求値DBとは比較器141で比較され、
もし負荷設定値已が最低負荷要求V)Bよりも小さい場
合には以下に述べるようにして調定率δが制御される。
すなわち、この場合、速度検出器15で検出された実際
の速度をNaとすると、速度信号変換部46に於て
N2〉N1〉NO(定格速度) なるN2,Nlで定まる範囲を設定し、Na<N1のと
きはN=Na..N2〉Na>N1のときはN=N1、
N〉N2のときはN=Na−ΔN1となるように検出速
度Naを見かけの速度Nに変換する。
ただしΔN1=N2−N1である。このような変換はデ
ィジタル演算装置によつてもよいし、専用の関数発生器
によつても実現でき、その動作のフローチャートは第7
図のようになる。このように変換した速度を第3図の比
較部32の入力Nとして与えて速度偏差ΔNを算出する
ように構成すると、タービン速度NaがN1とN2の間
にあるときは偏差ΔNは一定で、タービン速度変化によ
る負荷信号Pcの変化は生ぜず、タービン出力は変化し
ない。すなわちタービンの負荷と速度の関係は等価的に
第8図に示すような特性となり、N1とN2の間では見
かけ速度調定率は無限大になつて、この間ではタービン
速度の増加にも拘らず負荷は一定とし、このことによつ
てボイラの圧力上昇を押えている。しかし、タービン速
度がさらに上昇してN2をこえると、第8図に示すよう
に調定率をもとに戻してタービン速度を押え、タービン
の暴走を防止するように制御する。以上の説明から明ら
かなように、本発明によれば、ボイラ燃料に応じた最低
負荷要求値よりも負荷設定値が低く設定されてボイラ側
の負荷追従性が悪い場合にも、タービンとボイラ動作の
協調をとることにより、タービン、ボイラともに悪影響
ノを受けないようなタービンの自動制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複数燃料を使用するボイラの燃料制御システム
の概要を示す図、第2図はターピンシステムの概要を示
す図、第3図は従来のタービン制御装置の構成を示す図
、第4図は従来のタービン制御特性を示す図、第5図は
各種燃料に応じた最低負荷の状況を説明する図、第6図
は本発明の一実施例を示す図、第7図は本発明で用いる
速度変換演算のフローチャート、第8図は本発明によつ
たときのタービンの特性例を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 各々が最低負荷要求値を有するような複数種類の燃
    料を切替えて用いるボイラから蒸気により駆動される蒸
    気タービンの出力を、該タービンの検出速度と設定速度
    との偏差に調定率に応じたゲインを与えた信号と負荷設
    定値とにより制御するようにしたタービン制御装置にお
    いて、上記負荷設定値および上記最低負荷要求値のうち
    の高い方の値を選択して設定負荷値とするための高値選
    択回路と、上記負荷設定値が上記最低負荷要求値よりも
    小さい場合に、上記タービンの定格速度よりも大きいあ
    らかじめ定められた範囲に上記タービンの検出速度があ
    る間は上記ゲインを零とするとともに上記以外の速度範
    囲のとき適宜のゲインとするような調定率制御手段とを
    備えることを特徴とするタービン制御装置。
JP11450178A 1978-09-20 1978-09-20 タ−ビン制御装置 Expired JPS6044482B2 (ja)

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JPS5543212A JPS5543212A (en) 1980-03-27
JPS6044482B2 true JPS6044482B2 (ja) 1985-10-03

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