JPS6044359B2 - 電気接点用シリコ−ングリ−ス - Google Patents

電気接点用シリコ−ングリ−ス

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JPS6044359B2
JPS6044359B2 JP6592575A JP6592575A JPS6044359B2 JP S6044359 B2 JPS6044359 B2 JP S6044359B2 JP 6592575 A JP6592575 A JP 6592575A JP 6592575 A JP6592575 A JP 6592575A JP S6044359 B2 JPS6044359 B2 JP S6044359B2
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JP
Japan
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resistance value
contact resistance
formula
grease
parts
Prior art date
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Expired
Application number
JP6592575A
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JPS51141960A (en
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泰 小池
孝行 高橋
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシリコーングリースに関するものである。
従来、プッシュ式スライドスイッチなどの電気機器の接
点部に使用されるグリースとしては、たとえばジメチル
ポリシロキサンまたはメチルフェニルポリシロキサンと
増稠剤とからなるものあるいは鉱油系のグリースが知ら
れているが、前記したシロキサンと増稠剤とからなるグ
リースは耐熱性、耐寒性にはすぐれているが、このもの
は潤滑性に劣るという不利があり、また鉱油系のグリー
スは潤滑性にはすぐれているが、耐熱性、耐寒性に劣る
という欠点があつた。
また、上記したグリースはいずれも電気機器の接点部に
使用した場合には接触抵抗値が時間の経過とともに大き
くなり、さらに鉱油系のグリースにあつては摺動ノイズ
が発生するという問題点があつた。
この発明は上記したような従来のグリースの問題点を解
決したシリコーングリースを提供しようとするものであ
つて、これはィ (i)式 RaSiO2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・(I)(式中、Rは一価炭化水素基、aは1、2ま
たは3)で示されるシロキサン単位と(1)式 R’bXCSiO7・・・・・・・・・(■)(式中、
R’は一価炭化水素基、Xは式R″(O−CmH2m)
n0−CpH。
p−で示される基を表す、ここにR″は水素原子、一価
炭化水素基またはアシル基、mは2または3、nは1〜
100の整数、pは0〜3の整数、をは0、1もしくは
2、cは1、2もしくは3、ただしを+cは1、2また
は3)で示されるオキシアルキレン変性シロ キサン単
位 とからなるオルガノポリシロキサン共重合体
10鍾量部、口 増稠剤
1〜6唾量部よりなるものであつて、このも
のは耐熱性、耐寒性、潤滑性などの諸性質にすぐれ、こ
れをたとえば電気機器の接点部に使用した場合には接触
抵抗値を長期間にわたつてほぼ一定に維持することがで
きるほか、摺動ノイズを全く発生させることがないとい
う効果を有する。
この発明において主成分とされるイ)成分としてのオル
ガノポリシロキサン共重合体は上記(1)式で示される
シロキサン単位と上記(■)式で示されるオキシアルキ
レン変性シロキサン単位とからなるものである。
上記(1)式中、Rはメチル基、エチル基、プロピル基
、ブチル基、フェニル基などの一価炭化水素基から選択
される基であり、aは1,2または3である。また、(
■)式中、R″は前記Rと同じ意味であり、Xは式で示
される基で、ここにR″は水素原子、一価炭化水素基お
よびアセチル基などのアシル基から選択される基であり
、mは2または3、nは1〜100の整数、pは0〜3
の整数、bは0,1もしくは2、cは1,2もしくは3
、ただしb+cは1,2もしくは3である。
このイ)成分としてのオルガノポリシロキサン共重合体
は25℃における粘度が10CS〜100000CSの
ものが使用され、これらは目的とするグリースの稠度、
増稠剤の種類および配合割合などに応じて適宜選択する
ことができる。
また、イ)成分中には(■)式で示されるオキシアルキ
レン変性シロキサン単位が少なくとも1個含まれている
ことが必要である。
つぎに本発明に使用される口)成分としての増稠剤は、
本発明のグリースに所望の稠度を与えるもので、これに
は従来公知の種々のものを使用することができ、具体的
にはアルミニウム、鉛、亜,鉛、マンガン、リチウム、
ナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、ストロ
ンチウム、銅、水銀、ビスマス、クロム、鉄ミニツケル
などの金属を含有する炭素数が少なくとも8個の脂肪酸
の金属石けん、シリカ、アルミナ、酸化鉄、酸化チタン
、酸化亜鉛、ガラス繊維、粘土などの無機質元素の微粒
子不活性酸化物、窒化ほう素、アリール尿素、フタロシ
アニン、インダンスレン、ポリ四弗化エチレン粉末、グ
ラファイト、カーボンブラックなどが例示される。
なかでも金属石けん、シリカ、カーボンブラックがとく
に好ましい。この口)の成分の使用量は上記イ)成分1
00重量部に対して1〜6唾量部の範囲とされるが、こ
れはイ)成分の共重合体の種類、粘度、増稠剤の種類、
粒径、グリースの用途などに応じて上記した範囲内で任
意に選択すればよい。
この発明のシリコーングリースは、上記したイ)および
口)成分をかく拌可能な加熱釜に仕込み、所望の温度で
数時間にわたつて均一に混合したのち、これを冷却し、
ついでペイントロールなどの三本ロールにて混練りする
方法あるいはイ)および口)成分を必要に応じて加熱さ
れているペイントロールなどの三本ロールを用いて直接
混練する方法などにより得ることができる。
なお、本発明のシリコーングリースには必要に応じて油
性向上剤、酸化防止剤などの各種の添加剤を添加しても
よい。
つに本発明の実施例および比較例をあげるが各例中部と
あるのはすべて重量部を示し、またMeとあるのはメチ
ル基を、Phとあるのはフェニル基を示す。
実施例1 式 ただし、 で示されるポリオキシアルキレン変性シロキサン単位を
含有するオルガノポリシロキサン共重合体75部にステ
アリン酸アルミニウム25部を加え、温度135℃で3
時間加熱混合したのち冷却し、ついで三本ロールで混練
りしたところ、稠度285のグリースが得られた。
このグリースをブッシュ式スライドスイッチ(材質は黄
銅に銀メッキ処理したもの)の接点部に塗布し、クリッ
プテンション圧7〜12gで、直流10V120n1A
の電流を流して初期接触抵抗値を測定したところ、8〜
13ミリオームであつた。このスイッチのオン−オフ動
作1回を1サイクルそて1分間に20サイクルの割合で
100000サイクル後の接触抵抗値を調べたところ、
9〜13ミリオームであつて、接触抵抗値は非常に安定
であり、また摺動ノイズの発生もなく潤滑性も非常に良
好であつた。
実施例2 式 ただし で示されるポリオキシアルキレン変性シロキサン単位を
含有するオルガノポリシロキサン共重合体98部に、微
粉末シリカ2部を加え、三本ロールで混練りして得られ
たシリコーングリースについて実施例1と同様にして初
期接触抵抗値および10000サイクル後の接触抵抗値
を調べたところ、初期接触抵抗値は8〜11ミリオーム
でありまた100000サイクル後の接触抵抗値は8〜
12ミリオームであり非常に安定であつた。
また摺動ノイズの発生もなく、潤滑性も非常に良好であ
つた。実施例3式 ただし、 で示されるポリ
オキシアルキレン変性シロキサン単位を含有するオルガ
ノポリシロキサン共重合体65部にアセチレンブラック
加部、ベントン34〔ベントナイト(粘土)を有性カチ
オン活性剤で表面処理した増稠剤(ナショナルレッド社
製商品名)〕15部を加え三本ロールにて混練りしたと
ころ、稠度235のグリースが得られた。
このグリースについて実施例1と同様にして初期接触抵
抗値および1000サイクル後の接触抵抗値を調べたと
ころ、初期接触抵抗値は9〜11ミリオームであり、1
0000サイクル後の接触抵抗値は9〜12ミリオーム
であり非常に安定であつた。
また、摺動ノイズの発生もなく、濶滑性もきわめて良好
であつた。実施例4 式 ただし で示されるポリオキシアルキレン変性シロキサン単位を
含有するるオルガノポリシロキサン共重合体85部にス
テアリン酸亜鉛15部を加え、135℃で3時間加熱混
合したのち冷却し、ついで三本ロールで混練りしたとこ
ろ、稠度325のグリースが得られた。
このグリースについて、実施例1と同様にして初期接触
抵抗値および10000サイクル後の接触抵抗値を調べ
たところ、初期接触抵抗値12〜14ミリオームであり
、10000サイクル後の接触抵抗値は11〜14ミリ
オームで非常に安定であり、摺動ノイズの発生もなく、
潤滑性もきわめて良好であつた。
実施例5 式 ただし、A4:ーC3H6O(CH2CH2O)−Hで
示されるポリオキシアルキレン変性シロキサン単位を含
有するオルガノポリシロキサン共重合体80部にステア
リン酸リチウム2?およびアンテージF(商品名;川口
化学製)0.5部を加え185℃で1時間加熱混合した
冷却後三本ロールで混練りたところ、稠度285のグリ
ースが得られた。このグリースについて実施例1と同様
にして初期接触抵抗値および10000サイクル後の接
触抵抗値を調べたところ、初期接触抵抗値は11〜13
ミリオーム、10000サイクル後の接触抵抗値は10
〜13ミリオームで非常に安定でありまた摺動ノイズの
発生もなく、潤滑性もきわめて良好であつた。比較例1 式 で示されるオルガノポリシロキサン95部に、微粉末シ
リカ5部を加えれを三本ロールにて混練りしたところ、
粘度9500CSのグリースが得られた。
このグリースについて実施例1と同様にして初期接触抵
抗値および10000サイクル後の接触抵抗値を調べた
ところ、初期接触抵抗値は10〜14ミリオームであつ
たが、10000サイクル後の接触抵抗値は55〜70
ミリオームとなり、接触抵抗値は非常!に不安定であり
、また摺動ノイズが発生し、潤滑性も非常に悪いもので
あつた。比較例2 式 で示されるオルガノポリシロキサンa部に、ステアリン
酸リチウム加部およびアンテージF(N,7N−ジーβ
−ナフチルーp−フェニレンジアミン(川口化学社製商
品名)0.5部を加え、185℃で17時間加熱混合し
たのち冷却し、ついで三本ロールで良く混練りしたとこ
ろ、稠度315のグリースが得られた。
このグリースについて実施例1と同様に初期接触抵抗値
および10000サイクル後の接触抵抗値を1調べたと
ころ、初期接触抵抗値は11〜14ミリオームであつた
が、10000サイクル後には接触抵抗値は65〜85
ミリオームになり、接触抵抗値が非常に不安定であるこ
とを示し、また摺動ノイズが発生し、潤滑性は初期に比
較しやや劣つていた。
比較例3市販のスピンドル油m部および、ステアリン酸
カルシウム(至)部を95℃で3時間加熱混合したのち
、冷却し、三本ロールにて混練りしたころ、稠度273
のグリースが得られた。
このグリースについて実施例1と同様にして初期接触抵
抗値および10000サイクル後の接触抵抗値を調べた
ところ、初期接触抵抗値は11〜14ミリオームであつ
たが、10000サイクル後の接触抵抗値は60〜80
ミリオームで接触抵抗値は不安定となり、また摺動ノイ
ズが発生した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イ(1)式 R_aSiO〔4−a〕/2 (式中、Rは一価炭化水素基、aは1,2または3)で
    示されるシロキサン単位と(2)式 R′_bX_cSiO〔4−b−o〕/2(式中、R′
    は一価炭化水素基、Xは式R″(O−C_mH_2_m
    )_nO−C_pH_2_p−で示される基を表す、こ
    こにR″は水素原子、一価炭化水素基またはアシル基、
    mは2または3、nは1〜100の整数、pは0〜3の
    整数、bは0,1もしくは2、cは1,2もしくは3た
    だしb+cは1,2もしくは3)で示されるオキシアル
    キレン変性シロキサン単位とからなるオルガノポリシロ
    キサン共重合体100重量部、ロ 増稠剤1〜60重量
    部 とからなることを特徴とする電気接点用シリコーングリ
    ース。
JP6592575A 1975-05-31 1975-05-31 電気接点用シリコ−ングリ−ス Expired JPS6044359B2 (ja)

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JPS51141960A JPS51141960A (en) 1976-12-07
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JPS57192462A (en) * 1981-05-21 1982-11-26 Suriibondo:Kk Silicone composition
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