JPS6044046B2 - 線条加熱装置 - Google Patents

線条加熱装置

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JPS6044046B2
JPS6044046B2 JP20005081A JP20005081A JPS6044046B2 JP S6044046 B2 JPS6044046 B2 JP S6044046B2 JP 20005081 A JP20005081 A JP 20005081A JP 20005081 A JP20005081 A JP 20005081A JP S6044046 B2 JPS6044046 B2 JP S6044046B2
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heating
bending
steel plate
filament
carriage
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寛一 水津
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Koike Sanso Kogyo KK
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Koike Sanso Kogyo KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D1/00Straightening, restoring form or removing local distortions of sheet metal or specific articles made therefrom; Stretching sheet metal combined with rolling
    • B21D1/06Removing local distortions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋼板に所望の曲げ加工及び捩れ加工を自動的に
施すことを可能とした線条加熱装置に係り、更に詳しく
は鋼板の長手方向に対して巾方向に走行し得るキャリッ
ジ上に数個の線条加熱具を相互の間隔を自由に設定し得
る如く装着し、且つこれ等のキャリッジ及び線条加熱具
に一定の指示を与えることによつてキャリッジの走行と
キャリッジ上を移動する線条加熱具の運動の合成により
任意の方向に任意の条数の線条加熱を同時且つ自動的に
行つて被加工鋼板に一定の曲げと捻りとを施すことを可
能とした線条加熱装置に関するもの・である。
従来、第1図に示す如き船体外板等に使用されく複雑な
曲がりと捩れとをもつた鋼板や型鋼は炉内で丸焼きにし
たり、部分焼きと槌打ち加工により曲げ加工が行なわれ
ていた。
鋼板の丸焼き加工は900’C〜950℃に加熱し、見
透し型や箱型に合わせて作つた棒鋼で作つた枕に載せて
槌打ちにより成形した。
船体では船尾のボスプレートのような曲がりのきつい外
板には昭和3師代までこの方法が続けられていた。鋼板
の部分焼きによる曲げ加工は、板を蜂の巣定盤にジャッ
キで固定し、ガスバーナーや重油バーナーなどによつて
局部的に加熱し、冷却による収縮変形を利用した。
かつては船体の曲がりの外板の多くはこの方法によつて
曲げられたが、加熱位置の選定や加熱の要領、冷却水の
用い方、槌打ちの場所と方法など経験と勘に頼る所が大
きい。加熱温度やピーニングの時期を誤ると亀裂を生じ
易いことなど、作業は専ら経験と勘によつて行われてい
た。その後この丸焼き、部分的な点状加熱による板曲げ
法は線条加熱法にとつてかわり、現在はほとんど手作業
による線条加熱が実施されている。第1図に於ける鋼板
又は型鋼上の長手方向の実線はまげ及び捩じりの基準線
、この基準線と交差する平行な数本の点線は線条加熱線
であり、上段に示す鋼板や型鋼は夫々線条加熱線に沿つ
て線条加熱することによつて下段に示す如き所定の曲が
りと捻りとが形成されていた。従つて従来の作業は作業
者が加熱バーナーと水冷ノズルとをセットした1組乃至
2組程度の線条加熱具操作していたに過ぎない為に非能
率的であると共に線条加熱線の位置、作業速度及び加熱
の与え方等は全て経験と勘に頼つていたので個人差が多
く正確に実施出来ず、作業能率が悪い上に精度の良い鋼
板を安価に大量生産することが出来ない欠点があつた。
次に鋼板或いは型鋼を線条加熱によつて曲げたり捻つた
りする原理について、簡単な図により説明すると、第2
図乃至第5図に於いて、鋼板1の表面に酸素アセチレン
炎、酸素プロパン炎、又は電気誘導加熱器等よりなる加
熱具2と冷却水供給管3とを走行させることによつて、
鋼板1を局部加熱してこれを熱膨張させて膨出部4を形
成すると共にこの部分を冷却水によつて急冷却し、加熱
部を膨出部4を残したまま収縮させて鋼板1にO角の曲
げを形成し、更に銅板1の表面の略中央に設けられた基
準線5に対してα角で前記加熱具2と管3とを走行させ
て線条加熱線6を設けることによつて、今度は鋼板1に
前記基準線5に直交する加熱前の基線7と加熱後の基線
7″とによつて構成される捩れ角φを形成して所望の捻
り及び曲け加工を施すことが出来る。船体外板等の鋼板
の二次曲面までの曲げ加工はブレス加工、ロールホーミ
ング加工等によつて自動的に均一なものが大量生産出来
るが、曲げ加工の他に捩じり加工、そらし加工等が加わ
つた三次曲面加工になつて来ると、第6図に示す如く中
性軸8が鋼板1の外方にある場合が多く、従つてこれ等
の加工をブレス加工或いはロールホーミング加工によつ
て加工することは困難であり、これ等の加工法は全く実
施されていないのが実情である。
図中9は中性軸8を通る中性軸面、10は中性軸面9と
曲面との交線である。本発明に係る装置は従来のこれ等
の欠点に鑑み開発された全く新規な技術に関するもので
ある。
図により本発明の一実施例を具体的に説明すると、第7
図に於いて11は加工台12上に載置された被加工鋼板
であり、13はこの餉板11の表面に設けられた曲げ及
び捩り加工の基準線であり、又14は後述の加熱具15
によつて加熱される線条加熱線である。16は台12の
両側方に敷設された走行レールであり、このレール16
上を走行サドル17が走行し得る如く構成され、且つ1
8は該走行サドル17上に架橋固定された架構状キャリ
ッジ、又はこのキャリッジ18は駆動モーター及び減速
機構19によりレール16上を走行し得る如く構成され
ている。
20はピン21を介して前記キャリッジ18に軸着され
、且つ鋼板11の基準線13と平行に角度を変えること
が可能な梁構造を持つた架構であつて、前述の加熱具1
5或いは後述の計測具22をガイドする案内面をその両
側面に具備している。
23はクロスサドルであつて、前記架構20の前側面に
設けられたクロスリール24に沿つて、サドル23に設
けられた駆動系25によつて前記線条加熱具15を鋼板
11の基準線13の方向に移動し得る如く構成されてい
る。
又26はクロスサイドル23に取付固定された保持バー
であつて、前記数個の加熱具15はこの保持バー26に
よつて保持されている。従つて加熱具15は保持装置2
7によつて保持バー26に沿つて手動又は個々に装着し
た電動機(図示せず)によつて移動し、この移動によつ
・て数個の加熱具15の相互間隔を一定に保つと共に加
熱具15を上下動させることによつて加熱具15の下端
と鋼板11の表面との間隔を一定に保つことが出来るよ
うに構成されている。上述の加熱具15の高さを一定に
保持する手段としては従・来から使用されている公知の
センサーと連動したフィードバックコントロールによる
電動上下装置又は加工具の移動方向に対して蝶番構造の
浮動と鋼板面のガイドローラによる手段等が使用可能で
ある。ノ 次に28は架構20の後側面に設けられたク
ロスレール29にガイドされるクロスサドルであつて、
これに装着された駆動系30によつて駆動され、クロス
サドル28に取付けられた銅板11の面の高さを検出す
ることが出来る高さに計測具22をレール29に沿つて
走行し得る如く構成されている。
更に31は前述の如き装置全体を制御し得る制御盤部で
あつて、前述の数個の線条加熱具15の相互間距離、該
加熱具15と鋼板11との高さ、キャリッジ18の走行
速度、計測具22がレール29に沿つて走行するその運
動、鋼板11の基準線13に対する加熱具15の移動方
向(線条加熱方向)及び移動速度、加熱具15に対する
酸素、燃料ガス等の供給、電力の供給、冷却水の供給等
を全て制御し得る如く構成されている。
また32は制御盤面の操作部、33は線条加熱具15の
位置、該加熱具15間の間隔、鋼板11の基準線13に
対する加熱方向、線条加熱加工後の曲がりや捩りの実測
と目標値の比較による修正値等を夫々表示することが出
来るコンピュータを内蔵したグラフィックディスプレイ
装置である。上記実施例に於いては架構20をピン21
によつてキャリッジ18に旋回可能に軸着させることに
よつて鋼板11の基準線13に架構20を合わせるよう
にしたが、架構20を固定し、鋼板11の方をその基準
線13が架構20に合致する如く加工台12に載置する
ことも可能である。
また本装置にコンピュータを内蔵して鋼板11と装置の
基準を転移せしめれば、前記加熱具15及び計測具22
は架構20を使用せずに直接キャリッジ18に懸架する
ことも可能てある。更に鋼板の加工量が多い場合には前
述の如く1台の装置で捩り加工、計測、曲げの修正、こ
の計測等を行うより2台の装置を一組にし、第1の装置
で多数加熱具による捩り加工、曲げ加工を行い、第2の
装置によつて計測と修正作業とを実施した方が作業能率
は極めて良く効率的てある。次に前述の如き構造を有す
る本装置を操作する基本的原理について詳述すると次の
通りである。
先ず前述の第5図に於いて、捩り角をφ、線条加熱条件
による折れ角をθ、基準線5に対する線条加熱線6の角
度をαとすると、これ等には次に示す数式が成立する。
θ及びφは非常に小さい角度であるので近似的には次の
式とすることが出来る。
続いて第8図は船体の構造用正面線図を示し、図中34
はフレームライン、35は船体を構成する外板であつて
、本発明を実施して捻り曲け加工をする対象物である。
またφはこの外板35の両端の捩れ角を示すものである
。従つて総捩れ角φと線条加熱方法による関係は前述の
式(1)より、となる。第5図に於いてα1=α2
・・=α,=αとし、且つnを外板35の表面に施す
線条加熱線6の条数とすればとなる。
捩れ角が不均一の場合は線条加熱線6の角度αを一定に
し、且つ加熱線6の条線間隔を変えることによつて、即
ち捩れの大きい所は密に、捩れの小さい所は疎にするこ
とによつて、加熱条数は上記式(3)で近似的に求めれ
ば良い。
尚、上記式(3)に於ける条数nは整数である必要はな
く、半端な部分は加熱線6の長さで加減し、n=φ/(
θ・COsα)が整数になるように作業条件を変えて0
を変えることによつても、或いはαを変えることによつ
ても実施が可能である。
第9図は線条加熱と曲げの関係を示す図であつて、図に
於いてδは基準線上の変形量、Lは鋼板36の基準線の
長さ、rは曲がりを円弧に近似した曲率半径、θは曲げ
の中心角とすれば、幾何の定理よりとなる関係があり、 となるが、δR,Lに比して非常に小さい値となるので
δ2→0と考えることが出来、従つて、〔証 明〕〔定
理〕 a●b=CId Δ囚とΔ(B)は相似 a/c=d/B aXb=CXd である。
従つてL/2×L/2=δ×(2r″一δ) L2/4=iδ−δ2 L2=?δ−4δ2 δはL,rに比して非常 に小さいのでδ2→0 L2−.8r8r=L2/8δ となる。
またL=2Sinθ/2であるが、左図に於いて、AB
=rθ ?=ISln(0/2) …?×(θ/2) =RO=AB 本発明の対象とする船体外板のゆるい曲率の場合、θの
値は非常に小さくSin(θ/2)″.θ/と考える領
域にあるので、L=2rSin(θ/2)=2r(0/
2)=rθ従つて、であるから、 で近似出来る。
次に第10図は銅板36の曲げの原理を示す図であつて
、37は基準母線であり、またA,b,cはこの基準母
線37上の点を示し、更に38は線条加熱線を示し、前
記母線37と線条加熱線38とはb点に於いて交差して
いる。
39,40は夫々前記基準母線上の点A,cに於いて銅
板36の表面に対して垂直に起立した線、d点は前記点
A,b,cを通る円弧の中心点、従つて前記a点に於け
る鋼板36の法線41とa点とd点とを結ぶ線39との
なす角は捩れ角φを示し、またZadc=o″は基準母
線の曲げ角を示している。
よつて線条加熱線38に直角な曲げ角θとの関係はとな
る。上述の関係より、複数の線条加熱による曲げ量δを
得るためには、とするが、線条加熱の基準線に対する角
度αを一定とすれば前記式(8)は、となる。
但しnは線条加熱線の条数とする。線条加熱を等間隔で
行えば基準線の曲がりの形状は円弧に近似出来るが、形
状が円弧でない場合は曲がりの急激な所は線条加熱具を
密にし、曲がりのゆるい所は線条加熱具を疎に配列して
線条加熱を施せば良い。曲げと捩りとを満足させる加工
法は式(2)、式(8)及び式(6)より、捩れ角をφ
、曲げの中心角をθとすると、であり、 が得られるが、この式に基づいて一度に10〜2C@以
上の多数の線条加熱具を同時に異なる方向に操作するの
は不可能ではないが、装置が非常に複雑になり実用的で
はなくなるので、前記式(3)及び(9)のより施工条
件のN,αを抽出すると、 より、 が得られる。
この式(11)、式(12)を用いて線条加熱具を等間
隔て同一方向に動かして曲げ加工を行えば均一な捩れと
円弧状の曲げが行われるが、実際の被加工鋼板を加工す
る場合は均一というわけにはいかないし、捩れと曲げを
同時に満足させることは前記船体外板35のような形状
では不可能である。従つて捩れが曲げを優先して加工し
、次いで修正加工を行うことが考えられるが、捩れ加工
には曲げを伴うので先ず捩れ加工を優先して施工し、第
二工程て曲けの修正を行えば良い。第二工程での曲がり
の条正は基準線に直角方向(α=900)とすれば、こ
の第二工程の曲がり加工をぼどこすことによつて原理的
に捩れが生ずることはない。第11図は上記の方法で捩
れ加工を与える方法の計画例を示し、縦軸に捩り量φを
、また横軸に銅板の基準線長さLを示し、42を縦軸φ
をθCOsαで分割する分割線とし、鋼板の基準線に沿
う捩れを示す線43との交点より横軸に下ろした線と横
軸との交点をイ,C],ハ・・・・・・・・とし、原点
とイ,口,ハ・・・・ ・・の略中点位置A,B,C・
・・・・・を線条加熱具の位置に対応させれば、加熱具
は捩れのきつい所は密に、捩れのゆるい所は疎になる。
線条加熱の条数nは整数になるとは限らず、前記式(1
1)に於いて作業条件を変え、1条の線条加熱の折り曲
げ角度θを変えても、或いは端数分の加熱線の長さを変
えても良いが、前記曲げ角度θを変える方が合理的であ
る。
この角度θは加工鋼板の板厚、一次加工による基準線に
略直交する断面の形状、加熱の条件、加熱量、加熱速度
等を変えれば変化するが、実験的に容易に求め得る量で
ある。更に本発明の装置によつて被加工鋼板の曲がり量
の修正を行う場合について説明すると次の通りである。
第12図に於いて、縦軸に曲がり量δをとり、横軸に基
準線長さLをとり、目標の曲けの形状を曲線44、第1
工程に於ける捩り加工に伴う曲がりの形状を曲線45と
すると曲けの修正量を示す修正値曲線46は前記両曲線
44,45の差となる。
次に第13図は曲げ修正量に対する線条加熱具・の数、
位置、間隔を決定する方法を示す図であつて、47は計
測により得られた曲げの修正値δ″(基準線との変位置
)を示す曲線、48の点線で示す折線は線条加熱による
修正曲げの形状で、U,■,W・・・・ ・・の各点は
線条加熱位置を示すも−のである。
従つてこのことより次の式が成立する。
第14図は第13図に示した修正値δ″を基準l線長さ
Lで微分したものであり、49は修正値δ″を折り曲げ
角に変えた微分曲線を示し、座標軸Lに平行な線群50
は線条加熱により折り曲げ角θで割つた線を示すもので
ある。
前記線49と線群50との交点イ″,口″,ハ″・・・
・・・は線条加熱線の割り込みを示し、実施に当たつ
てはイ″,口″,ハ″・・・ ・・のL軸上の点に線条
加熱を施せば良い。前記第13図及び第14図に示すも
のは作画、グラフィックディスプレイ操作の点で優劣が
あるわけでなく、同じ手続きを数理的に処理する方法を
示したものである。
次に本発明に係る線条加熱装置を制御する制御ブロック
について説明すると、第15図に於いてAは曲がり形状
計測回路ブロック、Bは線条加熱条件自動設定回路ブロ
ック、Cは線条加熱具位置設定回路ブロック、Dは線条
加熱施工回路ブロックであり、これ等のブロックA,B
,C,Dについて更に詳述すると、51は線条加熱装置
の本体、52は該本体51を走行するレールであつて座
標軸xの基準とりなり、53は本体51上に設けられた
クロスレールであつて前記X軸に直交した座標軸Y軸の
基準となるものである。54はクロスレール53に沿つ
て案内される線条加熱具55を保持する保持バー、従つ
て線条加熱具55の保持カバー54に沿う座標を各線条
加熱具毎にYl,y2,・・Y3とする。
56は線条加熱操作盤、57aは手動入力、57bはN
Cテープ入力、57cはオンライン入力による夫々線条
加熱曲げ形状の入力を示す。
58は本体51に設置されたコンピュータ本体、また5
9はメモリー部を示し、線条加熱の施工条件データ、例
えば施工条件と折れ角θの関係などを記憶すると共に装
置に対し施工条件を演算するプログラムを保存する部分
である。
先ず線条加熱の方位と速度の制御に対して58aはコン
ピュータにより装置のX軸及びY軸の駆動条件を処理す
る機能を示し、60x,60yは夫々X座標軸、Y座標
軸方向の速度信号で、Vを合成線加熱速度、αを線条加
熱線の方位とすればVSjnα,VCOsαに対応する
出力となる。61x及び61yは夫々前記速度信号60
x,60yに対応してX軸方向の駆動原動機62x(5
Y軸方向の駆動原動機62yを駆動せしめるドライブユ
ニットである。
次に線条加熱の位置のコントロール、即ち線条加熱具の
位置と間隔の自動設定に関しては58bは線条加熱具5
5の保持バー54に対する各線条加熱55の位置の座標
を示し、Yl,y2・・・・・・Y,を演算する機能を
持つており、メモリー59の施工条件の記憶データ及び
演算プログラムにより実行される。
63a,63b・・・・・・・63jは各線条加熱具の
位置座標Yl,y2・・・ ・・・Y,を記憶する部分
、64a,64b・・・・・・・64jは前記の出力に
より各線条加熱具55を自動的に位置決めする電動機6
5a,65b・・・・・・・65jを駆動させるドライ
ブユニットであつて、自動的に設定されている。
66乃至69は鋼板の曲がり形状の計測方法を”示すも
のであつて、66は計測機操作盤、69は計測の対象と
なる曲げ加工の施された鋼板であつて、計測の座標軸は
曲げの基準線に沿う長手方向をY軸、巾方向をX軸、高
さ方向をZ軸とし、67x,67y及び67zは夫々X
軸、Y軸、Z軸計測器の駆動部駆動ユニットを示し、又
68x,68y,68zは夫々X軸、Y軸、Z軸の座標
の検出装置であつて、前記駆動ユニット67x,67y
,67zに取付けられており、ポテンショメータ、エン
コーダ等の位置の検出器が用いられている。
この検出装置68x,68y,68zにより得られた位
置信号はコンピュータ58の演算部に数値信号としてフ
ィードバックされ、ディスプレイ装置70にその形状が
グラフ表示されるように構成されている。
又このディスプレイ装置70は計測を表示するだけでな
く、曲げ、捩りの加工条件、コンピュータ58の演算結
果の形状予測値をも表示出来るので作業者がこれを使用
することによつてコンピュータによる施工条件の修正、
施工条件のシミュレーションを行うことも可能である。
第16図は本文に記した線条加熱による曲げの数学的表
示に用いた諸記号を整理して示したものであり、図に於
いて70は被加工材、71は先に第8図の34で示した
フレーム線を示し、捩れ角φは角フレームステーション
で与えられ、前記第8図の正面線図で実角として与えら
れる。
またLは基準線の長さ、δは基準線の湾曲の形状を示し
、いづれも第3図より求められるものである。OはLと
δとの相関を示す補助的なデータて直接被加工材の形状
を定義する値ではない。更に1加工線による折れ角0に
ついては第5図に示す通りである。本発明に係る装置は
上述の如く、被加工鋼板の両側方に設けられたレール上
を走行し得るキャリッジに数個の線条加熱具を取りつけ
ると共にこれ等の線条加熱具を相互に一定の間隔に配列
しかつ一定の方向に移動し得る如く構成したので、前述
の鋼板の捩じり及び曲げの原理をこれに応用することに
よつて、該被加工鋼板に極めて正確に捩り加工及び曲げ
加工を自動的に施すことが出来、並びに該被加工銅板の
捩りと曲げ加工の情報を図形処理することによつて、従
来職人が勘と経験とによつて決めていた線条加熱の条数
と位置施工の方向を正確且つ簡単にしかも自動的に決定
することが出来、更に本発明の装置に設けられた計測具
によつて被加工鋼板の捩り及び曲げ加工を簡単に計測し
て、必要な場合はその捩り及び曲げを修正することが出
来る等の特徴を有するものである。
図面の簡単な説明第1図乃至第6図は従来の捩り曲げ加
工法及び原理を示す説明図、第7図は本発明の装置の簡
略説明図、第8図乃至第14図は本装置を作動させる原
理を示す説明図、第15図は制御ブロック図、第16図
は線条加熱による曲げの説明図である。
1,11,36は鋼板、2,15は加熱具、3は冷却水
供給管、5,13,37は基準線、6,14,38は線
条加熱線、8は中性軸、10はレール、18はキャリッ
ジ、20は架構、22は計測具、23,28はクロスサ
ドル、26は保持バー、31は制御盤部、33はディス
プレイ装置、34はフレームライン、35は外板、41
は法線、44は目標曲げの曲線、45は修正値曲線、4
9は微分曲線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 船体外板等に使用される鋼板に線条加熱を施すこと
    によつて複雑な曲がりと捩れとを有する曲面を成形する
    に際し、曲げ加工の形状のデータとして線条加熱による
    加熱線に直角方向に折れる角度θ、被加工材の基準軸長
    さL、基準軸の曲げ量δ、捩れ角φを与え、n=√〔φ
    ^2+(8δ/L)^2〕/0α=Tan^−^18δ
    /Lθ の式により線条加熱の数nと、鋼板の基準線と線条加熱
    線のなす角度αを求め、該鋼板の長手方向(基準軸方向
    )に対して巾方向に走行し得るようにした架溝状キャリ
    ッジ上に架構に沿つて電動機等によつて自動的に摺動す
    るクロスキャリッジを装着すると共にクロスキャリッジ
    に相互の間隔を自由に変えることが出来る複数の線条加
    熱具を取り付け、前記キャリッジに走行と該キャリッジ
    に沿つて移動するクロスキャリッジの運動の合成により
    任意の方向に任意の間隔を保つた複数の条数の線条加熱
    を同時にかつ自動的に実施することを可能とした線条加
    熱装置。
JP20005081A 1981-12-14 1981-12-14 線条加熱装置 Expired JPS6044046B2 (ja)

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JP (1) JPS6044046B2 (ja)

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JPS60108421U (ja) * 1983-12-27 1985-07-23 三井造船株式会社 自動背焼装置
JPS60190411U (ja) * 1984-05-29 1985-12-17 三菱重工業株式会社 自動加熱装置

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JPS58103914A (ja) 1983-06-21

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