JP2003262514A - 丸鋼材の管理システム - Google Patents

丸鋼材の管理システム

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JP2003262514A
JP2003262514A JP2002064828A JP2002064828A JP2003262514A JP 2003262514 A JP2003262514 A JP 2003262514A JP 2002064828 A JP2002064828 A JP 2002064828A JP 2002064828 A JP2002064828 A JP 2002064828A JP 2003262514 A JP2003262514 A JP 2003262514A
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Hiroyuki Watanabe
裕之 渡邊
Ryuzo Yamada
龍三 山田
Toshinao Kojima
利尚 小嶋
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 丸鋼棒、丸鋼管および鋳造管などの丸鋼材の
3次元的な曲がり、外径および表面粗さなどの形状に関
する各データを測定するとともに、得られた各データに
基づいてただちに管理データが作成されるシステムを提
供する。 【解決手段】 測定部10と、操作部20と、データ処
理・管理部30と、出力部40とを備えてなる丸鋼材W
の管理システムKであって、前記測定部10が、被測定
丸鋼材Wの外周表面までの距離を測定する同心円状に所
定間隔で配設された所要数の非接触式距離測定手段と、
前記非接触式距離測定手段を被測定丸鋼材Wの軸心に沿
って移動させる移動手段とを有し、前記操作部20は、
前記測定部10への操作入力可能とされ、前記データ処
理・管理部30は、前記測定部10からの測定データを
処理して被測定丸鋼材Wの形状データを生成し、前記形
状データに基づいて管理データを作成し、前記管理デー
タを出力部40に送出し、前記出力部40は、前記デー
タ処理・管理部30から入力された管理データを出力す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は丸鋼材の管理システ
ムに関する。さらに詳しくは、丸鋼棒、丸鋼管および鋳
造管などの丸鋼材の3次元的な曲がり、外径および表面
粗さなどの形状に関する各データを測定し、それらのデ
ータに基づいて丸鋼材の管理をなす丸鋼材の管理システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋼管や棒鋼などの品質保証の
ために外径寸法などの測定がなされている。そして、か
かる測定を機械的に処理するための方法や装置の提案が
種々なされている。
【0003】例えば、特開平9ー269220号公報に
は、走行する管体、棒体等の測定に際し、油膜による測
定誤差の排除、正確な真円の測定をなすことを目的とし
て、送られてくる管体、棒体等の中心軸線を挾んで、そ
の直角断面上で直径上に対向し、かつ、円周方向に間隔
を設けた複数組の接触体の機械的変位を検出する位置検
出手段の、前記各組の位置結果手段からの位置情報を記
憶すること、前記各組において前記記憶情報を加算する
ことを含む管体、棒体等の外径測定方法および外径測定
装置が提案されている。
【0004】また、特開2001ー33233号公報に
は、製造ライン上で管状および棒状被検査物の外径異常
を適切に検出することを目的として、回転しながら直進
する管状および棒状被検査物の検査に際し、この被検査
物の中心軸に垂直な面に中心軸から同距離で、かつ被検
査物の円周方向に1個または2個以上の非接触式距離計
を固定して設置し、前記非接触距離計で被検査物の外表
面までの距離を被検査物の全長にわたり連続して測定
し、測定された変位量に基づいて、被検査物の外径異常
を検出する管状および棒状被検査物の検査方法が提案さ
れている。
【0005】しかしながら、前記いずれの提案において
も、その測定や検査において得られたデータをいかに管
体、棒体等の被検査物の管理に活用するかについては一
切提案されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、丸鋼棒、丸鋼管
および鋳造管などの丸鋼材の3次元的な曲がり、外径お
よび表面粗さなどの形状に関する各データを測定すると
ともに、得られた各データに基づいてただちに管理デー
タが作成される丸鋼材の管理システムを提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の丸鋼材の管理シ
ステムは、被測定丸鋼材の所要数個所における外周面ま
での距離を該被測定丸鋼材の全長にわたって非接触にて
測定し、前記測定結果に基づいて被測定丸鋼材の形状デ
ータを生成し、前記形状データに基づいて被測定丸鋼材
の管理データを作成し、前記管理データを出力するよう
構成されてなることを特徴とする。
【0008】本発明の丸鋼材の管理システムは、具体的
には、測定部と、操作部と、データ処理・管理部と、出
力部とを備えてなる丸鋼材の管理システムであって、前
記測定部が、被測定丸鋼材の外周表面までの距離を測定
する同心円状に所定間隔で配設された所要数の非接触式
距離測定手段と、前記非接触式距離測定手段を被測定丸
鋼材の軸心に沿って移動させる移動手段とを有し、前記
操作部は、前記測定部への操作入力可能とされ、前記デ
ータ処理・管理部は、前記測定部からの測定データを処
理して被測定丸鋼材の形状データを生成し、前記形状デ
ータに基づいて管理データを作成し、前記管理データを
出力部に送出し、前記出力部は、前記データ処理・管理
部から入力された管理データを出力することを特徴とす
る。
【0009】本発明の丸鋼材の管理システムにおいて
は、形状データに、被測定丸鋼材の外径と、曲がり量
と、曲がり方向が含まれているのが好ましく、形状デー
タに、表面粗さが含まれているのがさらに好ましい。
【0010】また、本発明の丸鋼材の管理システムにお
いては、管理データに被測定丸鋼材を特定する番号また
は記号と、曲がり量の変化と、曲がり方向の変化と、外
径変化と、判定結果とが含まれているのが好ましく、管
理データに、表面粗さの変化が含まれているのがさらに
好ましい。
【0011】さらに、本発明の丸鋼材の管理システムに
おいては、判定結果に曲がりに対する判定結果と、外径
変化に対する判定結果とが含まれているのが好ましく、
判定結果に表面粗さに対する判定結果が含まれているの
がさらに好ましい。
【0012】
【作用】本発明は、前記の如く構成されているので、管
理データが測定終了と同時に作成されるため、丸鋼材の
管理の迅速化が図られて生産性が向上する。また、作成
された管理データにより、上流の生産設備の稼働の適否
もリアルタイムに把握することができて丸鋼材の歩留ま
りの向上が図られる。さらに、下流の手直し工程におい
ては、管理データに基づいて各丸鋼材ごとに手直し要領
を構築できるので、丸鋼材の歩留まりのより一層の向上
が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
【0014】図1に、本発明の一実施形態に係る丸鋼材
の管理システム(以下、単にシステムという)Kの概略
構成を示す。
【0015】システムKは、例えば鋳造管などの丸鋼材
Wの所要数個所における外周面までの距離をその丸鋼材
Wの全長にわたって非接触にて測定し、前記測定結果に
基づいて丸鋼材Wの曲がり量、曲がり方向、外径などを
含む形状データを生成し、前記形状データに基づいて丸
鋼材Wの曲がり量の変化、曲がり方向の変化、外径の変
化などを含む管理データを作成し、前記管理データを出
力するよう構成されてなるものとされる。
【0016】システムKは、具体的には、測定部10
と、測定部10各部を操作するための操作入力を行う操
作部20と、測定部10が出力する測定データを記録保
存するとともに、測定データに後掲する各種処理をして
その処理結果に基づいて丸鋼材Wを管理するデータ処理
・管理部30と、データ処理・管理部30に管理されて
いるデータ(以下、管理データという)を出力する出力部
40とを主要構成要素として備えてなるものとされる。
【0017】図2に、測定部10の詳細を示す。
【0018】測定部10は、基台1と、この基台1上に
設けられ丸鋼材Wを支持する支持部2と、丸鋼材Wの軸
方向各位置で外周面上の各点の位置を測定する位置測定
部3と、基台1上に設けられ位置測定部3を丸鋼材Wの
軸方向に移動させる測定部移動機構4とから構成され
る。
【0019】ここで、位置測定部3は、例えば3個のレ
ーザー式変位計(以下、単に変位計という)3a、3
b、3cと、各変位計3a、3b、3cを支持するセン
サヘッド3dとからなるものとされる。
【0020】各変位計3a、3b、3cは、支持部2に
よって支持される丸鋼材Wの1つの横断面上にある外周
面上の3点P1、P2、P3までの距離を計測することが
できるように、それぞれの光軸が1点O(図4参照)で
交わるよう丸鋼材Wの周方向に所定の間隔で(例えば点
Oを中心とする120°(度、degree)毎の位置)点O
から等距離の位置で、つまり同心円状にセンサヘッド3
dにより支持される。また、各変位計3a、3b、3c
は、位置測定部3の移動中、所定の周期(例えば、1m
m(ミリ・メートル)の移動に対応する周期)で計測動
作を実施する。
【0021】測定部移動機構4は、丸鋼材Wの軸方向と
一致する方向に延びるようにして基台1上に設けられる
リニア・レール4aを含み、位置測定部3をリニア・レ
ール4aに沿って丸鋼材Wの全長に亘って移動させるリ
ニアモータから構成される。なお、リニアモータに代え
て、サーボモータを用いてエンコーダによりセンサ測定
位置および丸鋼材Wの長さを測定するようにしてもよ
い。
【0022】操作部20は、例えば操作盤(PLC;pr
gramable logic contoller)からなり、位置測定部3に
よる位置検出動作の開始、移動速度、粗さ測定領域等を
指示・設定する。
【0023】データ処理・管理部30は、例えばパーソ
ナルコンピュータからなり、位置測定部3からの測定デ
ータを記録保存するとともに、後掲する各演算処理によ
って形状データを生成し、生成された形状データに基づ
いて丸鋼材Wの管理をなすものである。このデータ処理
・管理部30の管理データは必要に応じて出力部40に
より出力される。
【0024】また、データ処理・管理部30は、各形状
データを所定の基準値と比較して丸鋼材Wが規格に適合
しているか否かを判定するための、後掲する各判定処理
を行って、その結果を管理データとして保存する。
【0025】出力部40は、例えば、ディスプレイ装
置、プリンタおよびネットワーク接続インタフェース
(いずれも不図示である)からなり、データ処理・管理
部30の管理データをオペレータなどが認識できる態様
で出力するものとされる。
【0026】次に、図3および図4を参照して、鋳造管
などの丸鋼材Wの各形状データの測定原理を説明する。
以下、鋳造管Wを例に採り説明する。
【0027】図3に示すように、鋳造管Wの中心軸I上
の1つの点IKを含む横断面上にある、鋳造管Wの外周
面上の各点P1、P2、P3の位置を測定する場合を考え
る。ここで、図4に示すように、各変位計3a、3b、
3cの光軸11a、11b、11cの交点Oを原点と
し、各変位計3a、3b、3cの位置がそれぞれ座標3
a(r、θ)、3b(r、0)、3c(r、−θ)で表
される極座標系を定めるものとする。
【0028】このとき、各変位計3a、3b、3cによ
り測定された各点P1、P2、P3までの距離がそれぞれ
a、rb、rcであるものとすると、各点P1、P2、P3
の座標はそれぞれP1(r−ra、θ)、P2(r−rb
0)、P3(r−rc、−θ)で表される。
【0029】そして、各点P1、P2、P3を結ぶ線分P1
−P2、P2−P3の各垂直2等分線L1、L2の交点P
C(PX、PY)の座標(直交座標)を下記式(1)およ
び(2)にしたがって算出する。
【0030】 PX={(a+c)・(ac-b2)}/{4ac・cosθ−2b(a+c)} (1)
【0031】 PY=[(a-c)・{(ac+b2)cosθ−b(a+c)}]/[2sinθ・{2ac・cosθ-b (a+c)}] (2)
【0032】ただし、式(1)、(2)において、a:
a=r−ra、b:b=r−rb、c:c=r−rc、で
ある。
【0033】このようにして演算された交点PC(PX
Y)が、当該位置における鋳造管Wの中心点とされ
る。
【0034】次に、図5および図6を参照して、鋳造管
Wの3次元的曲がりを求めるための曲がり演算処理、お
よび外径演算処理を説明する。
【0035】曲がり演算処理においては、図5に示すよ
うに、鋳造管Wの両端面における中心点PC1、PC2を結
ぶ直線L3を求め、この直線L3と、鋳造管Wの軸方向各
位置における中心点PCとの距離rdを算出するようにし
て軸方向各位置における曲がり量を測定し、また中心点
Cが直線L3に関してどの方向にあるかを測定し、これ
によって鋳造管Wの3次元的曲がりを測定するものとさ
れる。
【0036】例えば、図6に示すように、中心点PC
含み、直線L3上の点を原点とする、直線L3に垂直な極
座標平面XYを考える。このとき、点PCの座標はP
C(rd,θ)として表される。ここで、rd値の最大値
が最大曲がり量rdxとして抽出され、これに基づいて後
掲する曲がり判定処理において当該鋳造管Wの規格適合
性が判定される。
【0037】また、外径演算処理においては、鋳造管W
の軸方向各位置における中心点PCと各点P1、P2、P3
との距離に基づいて外径が算出される。
【0038】図7に、システムKにより鋳造管の3次元
的曲がりを測定した実施例を示す。
【0039】ここでは、全長2500mm(ミリ・メー
トル)、外径65mmの鋳造管について、同鋳造管を1
80°回転させて2度に亘り3次元的曲がりを測定し、
各測定S1、S2により得られた曲がり量および曲がり方
向を図8(a)および(b)にそれぞれ示す。同図
(a)に示すように、同鋳造管においては一端面から約
1500mmの位置に最大曲がり(約0.78mm)が
あることが計測され、また同図(b)から同鋳造管は若
干蛇行しているのが確認された。
【0040】次に、図8を参照して、表面粗さ演算処理
を説明する。
【0041】図8は、順に表面粗さが粗くなっている4
種類の鋳造管W1、W2、W3、W4について軸方向の所定
長さ(例えば30mm)の領域(以下、表面粗さ測定領
域という)における表面粗さを演算した演算結果を示し
ている。つまり、操作部20で任意に設定された表面粗
さ測定領域(数ケ所/本)について、詳細な測定(例え
ば0.1mmピッチ)を行い、各測定領域で傾き補正を
行った後の波形を示す。
【0042】ここでは、1つの変位計の例えば0.1m
m毎の測定データを用い、表面粗さ測定領域の始端と終
端の所定数(例えば10個)の測定データを用いて例え
ば最小二乗法により基準外周面を設定し、この基準外周
面からの凹凸として各鋳造管W1、W2、W3、W4の表面
粗さが示されている。
【0043】図9に、出力部40により出力される管理
データの一例を示す。ここでは、出力部40はデータ処
理・管理部30に接続されたディスプレイ装置とされ、
その表示画面41において、材料情報表示欄42に鋳造
管Wについての各種情報(例:製品番号、ロット番号、
材質、全長、基準外径、基準内径、重量等)を表示し、
曲がり量表示欄43および曲がり方向表示欄44に曲が
り量および曲がり方向演算処理の結果をグラフ形式でそ
れぞれ表示し、外径変化表示欄45に外径演算処理の結
果をグラフ形式で表示し、表面粗さ表示欄47の第1欄
47a、第2欄47bおよび第3欄47cに、各表面粗
さ測定領域での測定データから傾き補正、ノイズ除去
(レーザー式変位計のショットノイズ等。詳細サンプリ
ングにより表面形状による凸凹とノイズの波長の分離が
可能となる)した後の波形をグラフ表示している。表面
粗さの判定は、この波形を基に標準偏差あるいは最大振
幅等を求めて基準値と比較することにより行う。
【0044】ここで、傾き補正とは、被測定材の曲がり
や外径変化によるセンサとの緩やかな距離変動に起因す
る粗さ測定領域内データの傾きを補正することをいい、
その傾きは領域内では一様であるとして問題ないため、
直線近似を利用することをいう(例えば、全長3mで1
mmの曲がりがある場合の粗さ測定領域50mmでのデ
ータを測定する場合は、領域内の傾きは直線近似として
も問題ない)。
【0045】また、判定表示欄48においては各判定処
理の結果を表示するものとされる。図示例では、最大曲
がり量rdxを所定の基準値と比較して規格適合性を判定
する、曲がり判定処理の処理結果が良好であり、外径演
算処理により求められた鋳造管Wの外径の最大値・最小
値を所定の基準値と比較して規格適合性を判定する、外
径変化判定処理の処理結果が良好であり、表面粗さ演算
処理の処理結果を所定の基準値と比較して規格適合性を
判定する、粗さ判定処理の処理結果が不良である場合が
示されている。
【0046】このように、この実施形態によれば、測定
部10により測定された結果に基づいて、データ処理・
管理部30により管理データが測定終了と同時に作成さ
れるので、丸鋼材Wの管理の迅速化が図られ、それによ
り生産性が向上する。また、データ処理・管理部30に
より作成された管理データが各丸鋼材Wごとに出力部4
0に出力されるようにされているので、上流の生産設備
の稼働の適否もリアルタイムに把握することができ、丸
鋼材Wの歩留まりの向上が図られる。さらに、下流の手
直し工程においては、管理データに基づいて各丸鋼材W
ごとに手直し要領を構築できるので、丸鋼材Wの歩留ま
りのより一層の向上が図られる。
【0047】以上、本発明を実施形態に基づいて説明し
てきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるも
のではなく、種々改変が可能である。例えば、実施形態
では丸鋼材として鋳造管を例に採り説明されているが、
本発明の適用は各種鋼管に適用でき、例えば電縫管につ
いても適用できる。また、鋼管以外にも適用でき、例え
ば丸棒についても適用できる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
管理データが測定終了と同時に作成されるため、丸鋼材
の管理の迅速化が図られて生産性が向上するという優れ
た効果が得られる。
【0049】また、作成された管理データにより、上流
の生産設備の稼働の適否もリアルタイムに把握すること
ができて丸鋼材の歩留まりの向上が図られるという優れ
た効果も得られる。
【0050】さらに、下流の手直し工程においては、管
理データに基づいて各丸鋼材ごとに手直し要領を構築で
きるので、丸鋼材の歩留まりのより一層の向上が図られ
るという優れた効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る鋳造管の管理システ
ムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】同システムの測定部の詳細構成を示す2面図で
あって、同(a)は正面図を示し、同(b)は側面図を
示す。
【図3】同測定部における測定原理を説明するための斜
視図である。
【図4】同測定部における測定原理の説明図である。
【図5】同システムのデータ処理・管理部における曲が
り演算処理の説明図である。
【図6】同データ処理・管理部における曲がり演算処理
の概要を示す模式図である。
【図7】同システムにより鋳造管の3次元的曲りを測定
した示すグラフ図であって、同(a)は実施例の曲がり
量の測定結果を示し、同(b)は実施例曲がり方向の測
定結果を示す。
【図8】同システムにより各種鋳造管の表面粗さを測定
した実施例を示すグラフ図である。
【図9】同システムの出力部により出力された測定デー
タの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
K 丸鋼材の管理システム W 鋳造管,丸鋼材 3 位置測定部 3a、3b、3c レーザー式変位計 3d センサヘッド 4 測定部移動機構 10 測定部 30 データ処理・管理部 40 出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01B 11/30 102 G01B 11/24 M (72)発明者 小嶋 利尚 愛知県名古屋市南区竜宮町10番地 大同特 殊鋼株式会社築地工場内 Fターム(参考) 2F065 AA06 AA26 AA46 AA50 BB06 BB08 CC00 FF00 2F069 AA39 AA53 AA57 BB40 CC02 CC05 GG04 GG07 GG52 GG58 GG64 JJ06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定丸鋼材の所要数個所における外周
    面までの距離を該被測定丸鋼材の全長にわたって非接触
    にて測定し、前記測定結果に基づいて被測定丸鋼材の形
    状データを生成し、前記形状データに基づいて被測定丸
    鋼材の管理データを作成し、前記管理データを出力する
    よう構成されてなることを特徴とする丸鋼材の管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 測定部と、操作部と、データ処理・管理
    部と、出力部とを備えてなる丸鋼材の管理システムであ
    って、 前記測定部が、被測定丸鋼材の外周表面までの距離を測
    定する同心円状に所定間隔で配設された所要数の非接触
    式距離測定手段と、前記非接触式距離測定手段を被測定
    丸鋼材の軸心に沿って移動させる移動手段とを有し、 前記操作部は、前記測定部への操作入力可能とされ、 前記データ処理・管理部は、前記測定部からの測定デー
    タを処理して被測定丸鋼材の形状データを生成し、前記
    形状データに基づいて管理データを作成し、前記管理デ
    ータを出力部に送出し、 前記出力部は、前記データ処理・管理部から入力された
    管理データを出力することを特徴とする丸鋼材の管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 形状データに、被測定丸鋼材の外径と、
    曲がり量と、曲がり方向が含まれていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の丸鋼材の管理システム。
  4. 【請求項4】 形状データに、表面粗さが含まれている
    ことを特徴とする請求項3記載の丸鋼材の管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 管理データに、被測定丸鋼材を特定する
    番号または記号と、曲がり量の変化と、曲がり方向の変
    化と、外径変化と、判定結果とが含まれていることを特
    徴とする請求項1または2記載の丸鋼材の管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 管理データに、表面粗さの変化が含まれ
    ていることを特徴とする請求項5記載の丸鋼材の管理シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 判定結果に、曲がりに対する判定結果
    と、外径変化に対する判定結果とが含まれていることを
    特徴とする請求項5記載の丸鋼材の管理システム。
  8. 【請求項8】 判定結果に、表面粗さに対する判定結果
    が含まれていることを特徴とする請求項5記載の丸鋼材
    の管理システム。
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Cited By (6)

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