JPS6044014A - 固液分離用濾布 - Google Patents

固液分離用濾布

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JPS6044014A
JPS6044014A JP15161383A JP15161383A JPS6044014A JP S6044014 A JPS6044014 A JP S6044014A JP 15161383 A JP15161383 A JP 15161383A JP 15161383 A JP15161383 A JP 15161383A JP S6044014 A JPS6044014 A JP S6044014A
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filter cloth
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liquid
cloth
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Mitsunobu Otani
大谷 光伸
Teruo Senda
千田 輝雄
Teisuke Kojima
小嶋 悌亮
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Toray Industries Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/08Filter cloth, i.e. woven, knitted or interlaced material
    • B01D39/083Filter cloth, i.e. woven, knitted or interlaced material of organic material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2239/00Aspects relating to filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D2239/12Special parameters characterising the filtering material
    • B01D2239/1291Other parameters

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は固液分離用濾布に関し、さらに詳しくは、固
液を載せたエンドレス濾布を周回させながら脱水や濾過
を行う場合に使用する漉布に関する。
従来、転写ドラムどプレスロールとからなる圧搾部に固
液を載せたエンドレス濾布を走行させ、上記圧搾部で液
成分を絞り取るとともに、濾布上に残った、いわゆる固
形成分を転写ドラムに転写し、スクレーパで掻き取って
回収するようにしたベルトプレス型脱水機や、濾布上の
固液を圧搾することなく、重力を利用して液成分を濾過
し、残った固形成分を水ノズルやスクレーパで回収する
濾過機などの、いわゆる固液分離装置が、いろいろな分
野で使用されている。この発明の濾布は、そのような固
液分子4を装置において使用するものである。
上述したような固液分離装置に使用する漉布としては、
従来、■織物基材の表面に太さ30〜100μの太い′
ff1m紺を接着剤で植毛し、一方向に傾斜した立毛を
形成したものや、■織物基材の表面にその基材を起毛し
てなる太さ数十ミクロンの太い立毛を形成したようなも
のが知られている。
これら従来の濾布は、織物基材によって漉布として必要
な強度を得るとともに、表面の立毛によって固形成分を
¥IJ 1にするものである。つまり、立毛が油層を形
成しているわけである。しかしながら、かかる従来の漉
布はいずれも固液分離性能が低く、また転写性に劣ると
いう欠点がある。
すなわち、上記従来濾布■は、接着剤による植毛によっ
て立毛を形成しており、基材の目が接着剤によって埋ま
らないようにするためにはS′L毛密度をそう高くとれ
ないこと、および立毛の太さが30−100μと大変太
いので、立毛間に形成されるすき間、つまり「1がかな
り大きく、微細な固形成分が簡単にそのすき間を通り抜
けてしまう。
そのため、この従来漉布■を使用する場合には、凝集剤
の使用による固形成分の粗大化が不可欠となり、ランニ
ング」ストが大変高くなるばかりか、凝集剤の種類によ
ってはその毒fノ1−6問題になる。
また、凝集剤の使用は固形成分の皐を111人させるこ
とにもなる。
また、−に記従来波布■は、立毛が太さ30へ・100
μと大変太いので、剛直で、基材表面に横たわりにくい
。そのため、立毛間に形成されるすき間が大変深く、そ
のすき間に固形成分がはいり込むとなかなか抜は出さず
、波布が目詰りしてしまう。この傾向は、(r毛が剛直
で固形成分に突き刺さりやJいこともあって大変顕著で
ある。ざらに、立毛間のすき間が深いことから表面の凹
凸が大きく、濾布上の固形成分の厚みが不均一になって
圧搾部での加圧が一様に行われない。
」−)ボしたような叩出かう、従来濾布■は固液分因1
付能が大変低い。固液分’J!It 4i1: (mが
低いと、液成分中に固形成分が大槍に含まれることにな
るばかりか、回収した固形成分中の水分量が多くなって
焼却などの後処刑に多大のエネルギを要することに’J
る。
また、従来漉布■は、上述したように、立毛間にはいり
込んだ固形成分がなかなか央は出さない。
そのため、転写ドラムから漉布が離れる際に立毛に、J
zって固形成分が漉布側に引き戻されるようになり、転
写性が低い。
一方、上記従来濾布■は、従来濾布■はどではないが、
やはり立毛間のすき間がかなり大きく、また深い。その
ため、この従来漉布■もまた、同様に固液分ml +I
+能が低く、転写性もよくない。
一方、この発明の発明者らは、先に、特願昭57−93
591月および特願昭57−22638/1号出願にお
いて、新しいタイプの濾布を提案した。これらの漉布は
、基材表面の波層を、太さOoi ヘi oμという、
極11JI IItの立毛で形成している。
上記漉布は、太さ0.1〜10μの極細m lItの立
毛で波層を形成しているので、立毛間に形成されるすき
間が大変小さく、微1111な固形成分でもm1トする
ことができる。また、極細繊組のvL毛は大変しなやか
で横たわりやすいので、立毛間の市き間が浅く、そのす
き間に固形成分が変形しながらはいり込んで抜(j出l
〕にくくなるといったことがなく、目詰りを起こしにく
い。これらの叩出で、上記漉布は固液分離性能が大変高
い。
また、t1毛間のすぎ間が小さくてそのすき間に固形成
分がはいりにくいこと、ε15よび立毛がしなやかで固
形成分への食い込みが防1トされることから、転写I1
1も高い。
このように、上記両出願で提案した漉布は、上述した従
来濾布■、■の欠点を右しない優れたものであるが、立
毛があまりにも細く、かつしなやかであるために、立毛
同士が絡み合いや寸いという傾向がある。立毛同士が絡
み合うと、その部分5− に固形成分が取り込まれ、処理ωや固液分−1性能が低
下してくる。
この発明は、かかる問題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、処理量や固液分離性能などの緒特
性が高く、しかもそれらの特性の低下’7℃極めて少な
い固液分離用波布を提供するにある。
上記目的を達成するために、この発明においては、織物
または編物からなる基材の表面に、その基材を起毛して
なる太さ0.1〜10μのtii m ll帷の立毛が
横たわって躍層を形成しており、かつそのm層表面の密
着性指数が0.3〜4.5であることを特徴とする固液
分離用濾布が提供される。
この発明の漉布の一実施態様を説明するに、第1図にお
いて、濾布1は、点線部分で縫合され、エンドレスに加
工されている。、漉布1の両側端部には、漉布1を展張
し、かつ蛇行しないように走行させるための孔付ベルト
2.3が縫合されている。上記ベルト2.3は、漉布1
にしわを発生さIないように展張するために、若干の伸
縮性をも−〇− つているのが好ましい。そのため、ベルl−2,3は、
合成繊維の織物を芯材とし、その芯材とゴムどの複合4
Ah+ tうなるものであるのが好ましい。
上記諌布は、合成繊維の織物や編物からなる1、4祠の
表面に、それら基Iを直接起毛してなる太さ0.1〜1
0μ、好ましくは0.3〜7 tt、さらに好ましくは
0.3〜5μの極III縄肩1の立毛を、はぼ一方向に
揃えて横たえ、その立毛によって固層を形成してなるも
のである。
上記織物は、太さ0.1〜10μの極細繊肩rの双糸ま
lこは一子了(0紡粕糸やマルグフイラメン1−系から
なる単糸数200〜50.000木の緯糸を、経糸に対
して、りYましくは3〜8木浮かUた、りTましくは朱
子織物からなっている。そして、緯糸を20〜100本
/Cmの密度で、かつ濾布の幅方向に配置し、経糸は長
手方向に配置して、主として−1−記緯糸を経糸方向に
起毛している。また、経糸は、太さ10〜30μの組紐
を10〜150本束ねたものを、緯糸の密度の0.7〜
3倍の密度で配置している。浮き組織を採っているのは
、そうづ−ると緯糸と経糸どの交t11数が減り、織物
の凹凸が少なくなって表面凹凸の少ない濾布が得られる
からである。また、主として緯糸を起毛しているのは、
経糸には大きな展張力が加わるので、これを起毛すると
濾布の強度が(fU くなるからである。
上記において、緯糸および経糸に4〜15回/cm程度
の撚を有するものを使用すると、織密度が高くても基材
の流路を確保することができ、また緯糸にあっては立毛
の保持性が向上して抜けにくくなるので好ましい。
編物基材としては、リブ編、両面編などに代表される丸
編や、ハーフ編、クインズコード編などに代表される経
編などを用いることができる。なかでも、立毛を比較的
形成しゃずいという理由で、ハーフ編の、ぞれもトリコ
ント生地であるのが好:1jシい。
織物や編物を構成している合成繊肩fは、主として耐久
性の面から、ポリアミド繊維、ポリエステル組紐、ポリ
ビニルアルコール繊維、ポリフルオロエチレン繊維、ポ
リプロピレン繊肩「、ポリアクリルニトリル繊維などで
あるのが好ましい。固液の種類によっては、これらのj
B Iffに親水加工や疎水加工を施したものを使用す
ると好ましい。
0毛の太さは、上述したように0.1〜10μである必
要がある。すなわち、0.1μよりも細いと、立毛の密
度を高く1−ることは可能であっても強度が低くてすぐ
切れてしまい、実用に耐える濾布が得られない。また、
曜層の流路抵抗が著しく増大し、能率が大きく低下する
ばかりか固液分離性能も低下する。一方、10μを越え
るような太いものは、剛直になって立毛が立ってくるの
で層状の躍層を形成することができなくなり、また立毛
間のjぎ間が大きくなって微細な固形成分が通り扱けて
しまい、やはり固液分離性能が大ぎく低下する。また、
表面の凹凸も大きくなり、その深みにはまり込んだ固形
成分が、剛直な立毛が突き刺さることとあいまって扱け
だしにくくなり、目詰りを起こしたり、転写性が大ぎく
低下する。。
第2図は、後述するベル1−プレス型■(2水機を使用
し、固液として、粒径が1〜数十ミクロンの、9− 通称アオコと呼ばれるミクロキスティスを1リットル当
りioomo程位含む池の水を使用して、立毛の大さd
(μ)と固形成分のtill 、+I=率1り(%)と
の関係を調べたものである。閉止率には、固液中に含ま
れる固形成分の重量に対する回収固形成分の重量の百分
率として表わし、いずれの固形成分についても水分を加
熱蒸発させた後に重量を測定する。この第2図から、立
毛の太さが10μを越えると■重重が大幅に低下し、ア
オコのような微細な固形成分に対してもはや濾布として
機能しなくなることがわかる。好ましい立毛の太さの上
限は7μ、さらに好ましくは5μである。一方、立毛の
太さが0.1μ未満では、理論的には用市率が高くなる
と考えられるが、あまりに細すぎて曜層の傷みがひどく
なり、耐久↑11−がなくなるばかりか、曜層の流路抵
抗が極端に増大し、第3図に立毛の大さd(μ)と固形
成分濃度C<wt%)との関係で示すように、固液分1
411性能が大きく低下する。なお、この実験において
使用した濾布の密着性指数は約0.6である。
10− 太ざ0.1〜10/lの極細繊麗の〜γ毛を形成リ−る
ことのもうひとつの利点は、繊屏1のしなやかさは太さ
の/1乗に反)1:例するから、立毛が大変しなやかに
なり、転写ドラムへの転写時に立毛が順次スムーズに引
き起こされて固形成分から−(れ、固形成分を濾布側に
引き戻す力が弱くイvって転写1)1−が向上すること
である。
上記立毛は、極端に短いと基材表面の被覆を十分に行う
ことができなくなるので、草月の緯糸を2〜6本橋渡し
できる程庶の罠ざであるのが好ましい。立毛長さを上記
のように4−ると、基材艮1+nm当りの立毛数が10
0〜40,000本であるような、極めてりYましい油
層を形成1することができる。
立毛を形成する方法どしては、1]布、“す゛ンドペー
パ、リーンドクロス、サンドネツ1〜、砥石、スチール
ブラシ、研磨ブラシ、ナンドロール、ガーネット、サン
ドホーニングなどがある。なかでも、多:布によるのが
最も好ましい。
さて、この発明においては、立毛によって形成される油
層表面の密着性指数が0.3〜4.5であることが必要
である。好ましい密着性指数は、0.4〜4.2である
。ここにおいて、密着性指数とは、次のようにして測定
したものである。
■ 測定ずべき濾布の長手方向、つまり基材が織物であ
る場合にはその経糸方向、編物である場合にはそのウエ
ール方向を長手方向とする長さ15cm、幅6.4CI
11の裁断片を1枚作る。各裁断片の端には、濾布とし
て走行させる場合に、その先頭になる端にマークを付け
ておく。
■ 次に、&lFiの汚れや歪を取り除くため、上記載
断片を油層を一トにして50メツシユの金網の上に置き
、室温のメタノール中に沈める。2/1時間経過後、濾
布を金網ごと引き上げ、風乾した後、温度25±2℃、
相対湿疫65±5%の雰囲気中に24時間放置して吸湿
を一定にする。
■ 次に、上記載断片をm層を上にしてガラス板」=に
置き、適当なブラシ、たとえば日本シール株式会社製゛
エチケットブラシ″(太さ約40μ、良さ約111mの
ナイロン製ブリッスルを使用し、王のブリッスルを約5
00本束ねたものをICl112当り約25水桶毛した
もの)を用い、マーク端から#!!端に向かって、好ま
しくは50±10(7/CJ2の力で5〜10回摺擦し
、立毛の方向をよく揃える。
■ 次に、長さ65C1l+1幅3Qcmのガラス板と
、面積が4Qcm2で、かつ剛性の大きい正方形の平板
を用意する。
そして、上記ガラス板を水平に同き、その表面をアセト
ンで洗浄して風乾した後、■で用意した裁断片を、油層
を下、つまりガラス板側にして、かつその長手方向がガ
ラス板の長手方向になるように、しかもマーク端がガラ
ス板の中央部になるように首く。このとき、裁断片の仙
端約4cn+がガラス板からはみだす。
ガラス板」−の裁断片の上には、上記平板を、その−辺
が」−記マーク端から2CIIlのところになるように
、かつマーク端と平行に置く。さ13− らに、上記平板の上に、その平板と合わせた重量が12
50になるような重りを置く。
■ 次に、有効挾み幅6.3cmのクリップで、裁断片
の他端から3cmのところを、その他端と平行に平板ご
と挾む。
■ 次に、紐でクリップの中央部とばね秤を3T!!結
(ハばね秤を2 cm/秒の速度で引っ張り、裁断片が
動き始めたときの荷重をばね秤で読み取る。この荷重を
Aとする。
■ 次に、裁断片の長手方向を逆にして上記■〜■の操
作を行う。このときの荷重を8とする。
■ 上記荷重A、13から、M=(A十B)/(2X1
25)なる計算を行う。この計算結果がこの発明にいう
密着性指数Mである。
上述した定義から明らかなように、密着性指数は、ガラ
ス板面とl11層表面との密着の程度を表わすもので、
数値が大きいほど両者は密着しやすく、立毛同士が絡み
合いにくい。そして、Q、3〜4゜5という密着性指数
は、基材の組織の種類や密度、14− 立毛の材質や長さなどを適宜選定することによって得る
ことがで゛きる。
第4図は、やはりベルトプレス型脱水機を使用し、後述
する実施例で使用するのと同一の固液、つまり平均粒径
が約15μで、かつ1〜30μの粒m分布をもつ粘土を
、その粘土の6位が約10001H/リツトルになるよ
うに水道水と混ぜたものについて調べた、密着性指数M
と■11−率K(%)との関係を示ずグラフである。こ
のグラフにおいて、実線は使用開始直接の、点線は50
0時間使用後における関係を示している。この第4図か
ら、密着性指数が0.3以」−であれば良好な明1ト率
が得られ、しか−l)それが500時間使用後において
も全く低下しないことがわかる。すなわち、阻W率に関
しては、密着(’1指数が0.3以上であればよい。し
かしながら、次に述べる処刑但との関係から、この発明
においては、密着v1指数の上限を4.5としている。
第5図は、同一の固液について同様に試験した密着性指
vIMと処理mV(リットル7分)との関係を示ずもの
であるが、処理♀Vは、密着性指数が0.3〜4.5の
範囲で高く、かつ500時間使用後における低下も全く
ない。
なお、上記第4図おにび第5図に示した実験で使用した
濾布の立毛の太さは、約1μである。
」−述したような濾布は、目付が100〜400g/m
2であるのが好ましい。すなわち、目付が100g/m
2未満であると、走行時の張力により濾布が伸びやすく
なり、走行安定性が低くなる。
また、目付が400ch/m2を越えるような濾布は、
洗浄時の水圧を高くする必要がでてくるので粁済的でな
い。
また、この発明の濾布は、濾布の表面に、温度20±2
℃、相対PAa 65±5%という条件下で240 <
5 /cm2の荷重をかけたときの空隙率が0゜5〜0
.75であるのが好ましい。すなわち、空隙率がQ、5
未満では、流路抵抗が大きくなって処理車が少なくなる
ので実用的でない。また、0゜75を越えると、濾布が
液成分を多く含みやすくなり、固液分離に要する時間が
長くかかるようになって艮い濾布を使用する必要がでて
くるので好ましくない。
この発明の濾布をベル1〜プレス型II録水様に使用す
る場合、第6図に示すにうに、矢印方向に一定速疫で回
転する転写ドラl\4と、プレスロール5とからなる圧
搾部に固液6を載せたエンドレス辺部1を走行さけ、上
記圧搾部で固液6中の液成分を絞り取るとともに、濾布
1−1−に残った固形成分を転写ドラム4に転写し、ス
クレーパ7で掻き取って回収する。この場合、濾布1は
、で1毛を有する面、すなわ15表面が転写ドラムの表
面と対向するように、かつ立毛の傾斜の方向が濾布1の
走行方向に対して逆方向を向くように装着する。なお、
第6図において、符号8は転写後の濾布をその表裏面か
ら洗浄するための水スプレーノズルであり、9は液成分
の減圧吸引槽である。
’afJ過機は、上記のような転写ドラムは有しておら
ず、濾布上に残った固形成分は、スクレーパや水スプレ
ーノズルで回収される。
この発明の濾布は、いろいろな方法によって装17一 端することができる。次にその好ましい一例を示す。
ナなわ1う、緯糸として、高分子物質、好ましくはポリ
エステルで島成分を、また高分子物質、好ましくはポリ
スチレンで海成分を構成してなり、かつ島成分を35〜
75%含有する、いわゆる多芯複合組紐や、4(iI線
繊維発生するw4維を80%以上含む混合紡糸綴紐の双
糸または三子の紡績糸やマルチフィラメント糸を用い、
経糸として仮撚加工糸や複合潜在捲縮糸を用い、それら
緯糸および経糸を所望の密度で、かつ所望の浮ぎ11織
を有するように朱子織する。
次に、緯糸の海成分を適当な溶媒、たとえばトリクロル
エチレンで除去し、乾燥した後、その緯糸を経糸方向に
起毛してその方向に横たわった立毛を形成し、′a層を
構成する。
仙の方法どしては、異なる高分子物質を貼り合せ紡糸し
て得た複合繊維で織物や編物を作り、上記貼り合せを剥
離し、かつ起毛して一方向に横たわった立毛を形成する
。貼り合わせる高分子物質18− としでは、ポリアミドと、ポリエステル共重合体である
のが好ましい。剥餠方法としては、熱水中で激しく揉み
、そのII Ml乾するのが好ましい。
この発明の濾布は、極めて微細な固形成分を、しかも安
定して分離ツーることができることから、いろいろな用
途に使用することができる。たとえば、いわゆる懸濁系
の汚泥や、生物膜処理装置から排出される、いわゆる固
着系の汚泥など、廃水処理によって生ずる汚泥、スカム
、フロック、洗浄水、濃縮スラッジなどの濃縮、脱水を
行う場合に使用することができる。具体的には、たとえ
ば上下水処理によって生ずる汚泥、浄化槽から発生する
余剰汚泥、1ノ尿処理から発生する汚泥、加圧浮−ト操
作から生ずるスカム、産業廃水の処理に、J:って生ず
る凝集フ[1ツクやその凝集沈澱フロック、砂濾過装置
などの各種濾過装置の逆洗水、スクリーン装置などでC
縮したスラッジなどである。また、たとえば紙パルプ製
造業、食品製造業、酒造業、味噌などの航造某など、各
種製ン告業において固形成分を回収する場合に使用する
ことができる。
さらに、池や川の水を浄化するJ:うな場合にも使用す
ることができる。
以上説明したように、この発明の波布は、i11層表面
の密着性指数がO13〜4.5であるからして、使用中
に立毛が絡み合い、その部分に固形成分が取り込まれる
ことによる処yII量や固液分離性能の低下を防1]二
することかできる。。
また、この発明の波布は、太さ0.1〜10μの極m 
I!Ii紺で綿層を形成しているからして、立毛間に形
成されるすき間が極めて小さく、微細な固形成分をもj
ll 、+t:することができる。そのため、ン疑巣剤
の添加をあえて必要としない。かつ、立毛がしなやかで
基材表面に横たわりやすいので、すき間が浅く、そのす
き間に固形成分が変形しながらはいり込んで抜は出しに
くくなるといったことが防1にされ、目詰りの心配がほ
とんどない。立毛がしなやかで横たわりやすいというこ
とは、それによって形成される躍層が嵩高にならず、立
毛の充填率が高くなるということでもあるので、減圧吸
引を行う場合の気密保持性も高い。これらのことから、
この発明の波布は固液分111t tq能が大変高い。
さらに、この発明の濾布は、上述したように立毛間のす
き間が大変小さく、そのすき間に固形成分がはいりにく
いこと、および立毛がしなやかで固形成分への食い込み
が防止されることから、転写ドラムへの固形成分の転写
性が高い。
実施例 ポリニスデルを島成分とし、ポリスチレンを海成分とす
る72芯の多芯型複合繊維(太さ20μ)を紡績してな
る20/2’Sの紡績糸を緯糸とし、太さ20μのポリ
エステル繊細を48本束ねたものを経糸として、緯糸が
30木/cm、経糸が40本7cmである5枚朱子織物
を得た。
次に、トリクロルエチレンを溶媒として上記緯糸の海成
分を取り除き、緯糸が太さ約1.5μの極細IIHの約
8000本の束からなる織物を得た。
次に、上記織物を起毛機にかけ、経糸方向に正逆交nに
15回の起毛操作を行い、さらに最後に正方向に10回
起毛操作を行って主として緯糸を起毛し、立工数が約/
l ’OOO木/IIImで、かつ密着21− t’l指数が約1.7であるこの発明の波布を得た。
次に、上記波布を、その経糸方向を長手方向として幅3
Qcm、長さ2.5mに裁断し、裁断端を縫合して第1
図に示すようなエンドレス濾布を得た。
次に、上記エンドレス濾布を第6図に示すベルトプレス
型脱水機にかけ、濾布の走行速度を4m/分、減圧吸引
槽の減圧度を約900mm水柱、転写ドラムへの押付力
を約60Kqとして脱水試験をした。固液としては、水
道水と平均粒径が約15μの粘土とを粘土の′a度が約
100100O/リツトルになるように調整して使用し
、これを凝集剤を添加しないで約10リツトル/分で供
給した。
]−ルタカウンタで測定した上記固液中における粘土の
粒度分布は、約1〜30μで、かなり広い範囲に分布し
ていた。
試験の結果、スクレーパで掻き取って回収した成分は約
54%が固形分であった。また、転写ドラムへの転写率
は約83%であり、極めて高かった。さらに、コールタ
−カウンタで測定した固形22− 成分中の粘土の粒庶分布は約1〜7μであり、それを越
えるものははと/υど除去されていた。jSだ、約30
0時間運転後においてし)上記fl+能はほとんど変わ
らず、濾布の異状も認められ1.fかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の濾布の一実施態様を示す ・概略
斜視図、第2図は、立毛の人さd(μ)と固形成分の用
市率1〈(%)との関係を示すグラフ、第3図は、立毛
の大さd (/l )と固形成分淵tσC(wt%)と
の関係を示すグラフ、第4図は、波層表面の密着性指数
Mと固形成分の1(11+I=率1〈(%)との関係を
示すグラフ、第5図は、演目表面の密着fノ1指数Mと
処狸閉\/(リットル/分)との関係を示すグラフ、第
6図は、」−記第1図に示した)慮布を使用してベル1
〜プレスへす脱水機を運転している状態を示す概略正面
図である。 1:濾布 2.3:孔間ベル1− 4:転写ドラム 5ニブ1ノスロール 6:固液 7:スクレーパ 8:水スプレーノズル 9:減圧吸引槽 特許出願人 東し株式会社 第 2 図 一一〉d、 (JL) 第4図 第5図 τ10 よ \ノ ↑ 。・′ 丈 12345

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 織物または編物からイ18基材の表面に、その基材を起
    毛してなる太さ0.1〜10μの極111繊維の立毛が
    横たわって1liit層を形成しており、かつその油層
    表面の密着性指数が0.3〜4.5であることを特徴と
    する固液分離用漉布。
JP15161383A 1983-08-22 1983-08-22 固液分離用濾布 Granted JPS6044014A (ja)

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JPH041649B2 JPH041649B2 (ja) 1992-01-13

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