JPS6043831B2 - プラズマア−ク用ト−チの損傷防止装置 - Google Patents

プラズマア−ク用ト−チの損傷防止装置

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JPS6043831B2
JPS6043831B2 JP12007380A JP12007380A JPS6043831B2 JP S6043831 B2 JPS6043831 B2 JP S6043831B2 JP 12007380 A JP12007380 A JP 12007380A JP 12007380 A JP12007380 A JP 12007380A JP S6043831 B2 JPS6043831 B2 JP S6043831B2
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JP
Japan
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plasma arc
voltage
torch
power source
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JP12007380A
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秀雄 石井
雅洋 青山
晴雄 森口
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プラズマ切断機またはプラズマ溶接機等
に用いられるトーチが、母材に対し異常な距離に接近し
た状態を正確に検知し、トーチの電極と母材間に供給す
る電力を遮断し、シリーズアークの発生によるトーチの
損傷、破損を防止するようにしたプラズマアーク用トー
チの損傷防止装置に関する。
通常、プラズマアークは、周囲から冷却するほどその
広がりの直径が縮小して10000〜20000℃の高
温になる性質を有し、このプラズマアークの広がりを非
常に狭く絞り、かつ、プラズマアークの保有する高エネ
ルギを制御し、溶接または溶断に用いられている。
つぎに、この種の従来の装置を第1図により説明すると
、交流電源1が、サイリスタ等の制御素子THからなる
プラズマアーク用電極2およびダイオード等の整流素子
REからなるパイロットアーク用電源3のそれぞれの電
源端子Sに印加され、両電源2、3が駆動し、プラズマ
アーク用電源2により母材4および電極5間に高い無負
荷電圧が印加されるが、母材4と電極5間に大きなギャ
ップがあるために電流が流れない。一方、パイロットア
ーク用電源3の高い無負荷電圧が、トーチTを構成する
拘束ノズル6と電極5間に印加されるが、拘束ノズル6
と電極5間にも比較的小さなギャップがあるために電流
が流れない。そして、電極5と両電源2、3との間に接
続された高周波発生回路7を駆動すると、その高周波電
圧がパイロットアーク用電源3の出力電圧に重畳して拘
束ノズル6と電極5間に印加され、拘束ノズル6と電極
5間の比較的小さなギャップが破壊され、ノズル6と電
極5間に補助的なパイロットアークが発生し、パイロッ
トアーク用電源3から高周波発生回路7を介してノズル
6と電極5間にパイロットアーク電流が流れる。そして
、トーチTを母材4に近づけると、ノズル6と電極5間
の動作ガスによりパイロットアークががプラズマアーク
に移行していき、母材4と電極5間にプラズマアークP
Aが発生してプラズマアーク用電源2から母材4と電極
5間にプラズマアーク電流が流れる。そして、プラズマ
アーク用電源2の出力電流が電流検出器8により検出さ
れるとともに、電流検出器8の検出信号が制御装置9に
おいて出力電流設定用の基準信号と比較され、かつ制御
装置9から出力されるゲート信号によりプラズマアーク
用電源2の制御素子THが位相制御され、このフィード
バックの制御により、プラズマアーク用電源2の出力電
流を、定電流特性にし、プラズマアークPAを安定に発
生させる。なお、同図に示す10はプラズマアーク用電
源2の出力を平滑してプラズマアークPAがアーク切れ
しないようにするリアクトルである。ところで、トーチ
Tが母材4に対し異常な距離に接近して母材4の溶融金
属の跳ね返り等がノズル6の噴出孔6″の近辺に付着し
た場合や、ノズル6が何らかの原因により変形してガス
気流が乱れた場合は、ノズル6の一部が低インピーダン
ス化し、第2図に示すように、プラズマアークPAの他
に、母材4とノズル6間またはノズル6と電極5間にシ
リースアークSAが発生する。
一方、プラズマアークPAはシールドガスにより拘束さ
れて高い電流密度を有し、また、ノズル6は、タングス
テンからなる電極5に比しその融点が極度に低い銅製で
あるから、通常の状態ではプラズマアークPAの高熱部
が、高速の動作ガスによりシールドされて噴出口6″か
らトーチTの外部に放出され、プラズマアークPAによ
るノズル6の溶融を防止している。したがつて、シリー
スアークSAが発生すると、ノズル6が瞬時に破損され
てしまい、溶接または切断が不可能となる。そこで、ト
ーチTが母材4に対し一定距離に近づいた場合に、プラ
ズマアーク用電源2の出力を遮断してトーチTを保護す
る装置が提案されている。
この保護装置は、トーチTが母材4に近づくと、母材4
と電極5間のインピーダンスが減少してプラズマアーク
用電源2の出力電圧が低下することに着目し、第1図の
1点鎖線で示すように、プラズマアーク用電源2の出力
電圧を検出するとともに、この検出電圧を、電圧比較器
11において予め設定された基準電圧と比較し、検出電
圧が基準電圧より低くなつた時に、電圧比較器11から
制御装置9に対しプラズマアーク用電源2の出力が零に
なるような指令信号を出力するようになつている。しか
し、電圧比較器11の基準電圧を、例えばプラズマアー
ク用電源2の出力特性を示した第3図における■Hの高
いレベルに設定した場合、母材4とトーチTとの距離1
が適正な時の負荷線がGで示すような曲線となるから、
プラズマアーク用電源2の出力電流が大電流域の11に
設定されている場合にはプラズマアーク用電源2の出力
特性曲線を示した01の曲線から明らかなように、出力
電圧が■Hより高く、電圧比較器11から指令信号が出
力されず、プラズマアーク用電源2から母材4と電極5
間に電力が供給されて正常な動作が行なわれるが、出力
電流が小電流域の12に設定されている場合は、0。
の曲線から明らかなように、出力電圧がVHより低くな
り、プラズマアーク用電源2の出力が遮断される。すな
わち、母材4とトーチTとが適正な距離に保たれている
にも拘らず、制御装置9によりプラズマアーク用電源2
の出力電流を小さく設定した場合には、電圧比較器11
から指令信号が出力されてしまう。1 一方、電圧比較
器11の基準電圧を、母材4とトーチTの距離が適正な
場合におけるプラズマアーク用電源2の出力電流の最小
値の小さな電圧Vしに設定した場合、トーチTが母材4
に対し異常な距離に接近した時の負荷線はBで示すよう
な曲・線となるから、プラズマアーク用電源2の出力電
流が小電流域の12に設定されていると、出力電圧が■
より低いため、電圧比較器9から指令信号が出力されて
トーチTの損傷が防止されるが、出力電流が大電流域の
11に設定されていると、出力)電圧が■,より高くな
つて電圧比較器11から指令信号が出力されず、プラズ
マアーク用電源2から母材4と電極5間に電力が供給さ
れ、シリースアークSA等の発生によりトーチTが損傷
することになる。したがつて、プラズマアーク用電源2
の出力電流の設定範囲が限定され、信頼性が極めて低い
。この発明は、前記従来の問題点に留意し、出力電流に
応じて電圧比較器の基準電圧を自動的に変化させ、トー
チの損傷を防止するようにしたものであり、つぎにこの
発明を、その1実施例を示した図面とともに詳細に説明
する。
1実施例を示した第4図において、その回路構成か第1
図の回路構成と異なる点は、制御装置9および電圧比較
器11に、互いに連動する出力電流設定用ボリウムVR
lおよび動作レベル調整用ボリウム■R2をそれぞれ付
加したことである。
つぎに、前記実施例の動作を、第5図を参照して説明す
る。母材4とトーチT間にパイロットアークおよびプラ
ズマアークを発生させる動作および出力電流を定電流制
御する動作は、前述の第1図の動作と全く同様であり、
第1図と異なる点について説明する。
第5図における01,02,GおよびBで示す各曲線は
、第3図のものと同様である。
そして、出力電流設定用ボリウムVRlを操作して制御
装置9の基準信号を可変し、出力電流を設定すると、出
力電流設定用ボリウムVRlに連動して動作レベル調整
用ボリウムVR2が変動し、電圧比較器11の−基準電
圧が、第5図のAで示す曲線のように、出力電流を11
の大電流域に設定した場合にはそれにともなつて高くな
り、かつ出力電流を小電流域に設定した場合には低くな
り、常に適正な距離における負荷線Gの出力電圧よりも
低く、かつ異常な.距離における負荷線Bの出力電圧よ
りも高くなる。したがつて、出力電流の小電流域から大
電流域の全範囲に亘つてトーチTと母材4とが異常な距
離に接近したことを確実に検出することができ、シリー
スアークを防止してトーチTの損傷を一防止することが
ことができる。以上のように、この発明のプラズマアー
ク用トーチの損傷防止装置によると、母材とトーチの電
極間に直流電力を供給するプラズマアーク用電源と、前
記電源の出力電流を検出して検出信号を出力する電流検
出器と、前記電源の出力電流を設定する基準信号を出力
する出力電流設定用ポリウムと、前記検出信号と前記基
準電圧とを比較し出力信号により前記電源の制御素子を
制御する制御装置と、前記電源の動作レベルを調整する
基準電圧を出力する動作レベル調整用ボリウムと、前記
電源の出力電圧の検出電圧と前記基準電圧とを比較し前
記検出電圧が前記基準電圧より低いときに前記電源の出
力をOにする信号を出力する電圧比較器とを備え、前記
出力電流設定用ボリウムと前記動作レベル調整用ボリウ
ムとを連動したことにより、トーチが母材に対し異常な
距離に接近した状態を、出力電流のいかんに拘わらず、
正確に検出することができ、シリースアークの発生を防
止してトーチの損傷を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来のプラズマアーク用トーチの
損傷防止装置を示し、第1図はブロック図、第2図はシ
リースアークの発生を示す断面図、第3図はトーチと母
材との距離が適正および異常な時の出力電流と出力電圧
の関係を示す曲線図、第4図および第5図はこの発明の
プラズマアーク用トーチの損傷防止装置の1実施例を示
し、第4図はブロック図、第5図はトーチとの距離が適
正および異常な時の出力電流と出力電圧の関係および出
力電流に対する電圧比較器の基準電圧の関係をそれぞれ
示す曲線図である。 2・・・・・・プラズマアーク用電源、4・・・・・・
母材、5・・・・・電極、T・・・・・・トーチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 母材とトーチの電極間に直流電力を供給するプラズ
    マアーク用電源と、前記電源の出力電流を検出して検出
    信号を出力する電流検出器と、前記電源の出力電流を設
    定する基準信号を出力する出力電流設定用ボリウムと、
    前記検出信号と前記基準信号とを比較し出力信号により
    前記電源の制御素子を制御する制御装置と、前記電源の
    動作レベルを調整する基準電圧を出力する動作レベル調
    整用ボリウムと、前記電源の出力電圧の検出電圧と前記
    基準電圧とを比較し前記基準電圧が前記基準電圧より低
    いときに前記電源の出力を0にする信号を出力する電圧
    比較器とを備え、前記出力電流設定用ボリウムと前記動
    作レベル調整用ボリウムとを連動したことを特徴とする
    プラズマアーク用トーチの損傷防止装置。
JP12007380A 1980-08-30 1980-08-30 プラズマア−ク用ト−チの損傷防止装置 Expired JPS6043831B2 (ja)

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