JPS6043741B2 - 多極扁平形コイルの製造装置 - Google Patents

多極扁平形コイルの製造装置

Info

Publication number
JPS6043741B2
JPS6043741B2 JP55132804A JP13280480A JPS6043741B2 JP S6043741 B2 JPS6043741 B2 JP S6043741B2 JP 55132804 A JP55132804 A JP 55132804A JP 13280480 A JP13280480 A JP 13280480A JP S6043741 B2 JPS6043741 B2 JP S6043741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
coil
winding form
stator yoke
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55132804A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5759451A (en
Inventor
裕 斎藤
正秋 相田
孝司 小林
茂三郎 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP55132804A priority Critical patent/JPS6043741B2/ja
Publication of JPS5759451A publication Critical patent/JPS5759451A/ja
Publication of JPS6043741B2 publication Critical patent/JPS6043741B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/04Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
    • H02K15/0435Wound windings
    • H02K15/0442Loop windings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多極扁平形コイルの製造装置に係り、さらに
詳しくは扁平形モータ用の多極扁平形コイルを巻線しか
つ隣接するコイル同士、およびコイル群とステータヨー
クとを融着するための装置に関するものである。
第1図に扁平形モータ用の多極扁平形コイルを示す。
この第1図に示されるように、多極扁平形コイルはステ
ータヨーク1上に必要極数分のコイル2が配列、固着さ
れ、隣接するコイル同士が電気的に接続され、コイル全
体の端末線3、4は各別に引き出されて構成されている
第2図に従来のコイルの巻線装置を示し、第3図a、b
に従来の巻型とこれに巻線されたコイルを示す。
その第2図に示されるように、従来のコイルの巻線装置
は、ベース5、こに垂設されたブラケット5’、該ブラ
ケット5’に取り付けられたモータ6、これの回転軸7
に取り付けられた巻型8とを備えている。
この従来の巻線装置に使用されている巻型は、第2図、
第3図aおよびをに示されるように、回転軸7に直接取
り付けられた本体11.これに設けられた巻芯12、こ
の巻芯12にねじ10を介して着脱自在に取り付けられ
たフランジ9とを有している。
そして、前記従来の巻線装置と巻型では、回転軸7の回
転に同期させて線材を送り込む。
この線材には自己融着性皮膜を有するものが使用される
。前記線材を第2図、第3図aに示される巻型8の巻芯
12に巻回し、第3図bに示されるようなコイル13を
形成する。ついで、コイル13を熱風等により固着した
後、フランジ9のねじ10を外してフランジ9を取り外
し、コイル13を取り出し、これをステータヨーク上に
配列する。第4図はステータヨーク1に前記巻線装置と
巻型で形成されかつ固着されたコイル13を8個輪状に
接着、配列した状態を示す。前記ステータヨーク1上に
コイル13を必要極数分、つまり図示実施例では8個の
コイル13をステータヨーク1上にそれぞれ接着し、第
1極目のコイル13の巻き始め線端14と最終極目のコ
イル13の巻き終り終端15とを除いて隣接するコイル
13の巻き始め終端14と巻き終り線端15とを結線し
、第1図に示される8極扁平形コイルを形成している。
しかし、前述従来技術ではコイル13を1極ずつ巻線し
、熱風等により固着して形成したコイル13を必要極数
分、ステータヨーク1上に接着し、隣接するコイル13
,13の巻き始め線端15と巻き終り線端15とを接続
しなければならないため、作業性が悪く、かつこれらの
コイル13を精度良くステータヨーク1上に接着するに
は多くの工数を要する欠点があつた。
本発明の目的は、前記従来技術の欠点をなくし、少ない
工数で精度の良い多極扁平形コイルを形成しうる製造装
置を提供するにある。
本発明の特徴は、自己融着性皮膜を有する線材でコイル
を形成する多極扁平形コイルの製造装置であつて;ベー
ス上に設置され、かつコイル形成位置と、コイルとステ
ータヨークとの融着位置とに移動しうるテーブルと;前
記テーブルに回転自・在に支持され、かつ必要極数分の
巻型を保持する巻型保持具と;前記巻型保持具を間欠的
に回転させ、かつ各巻型をコイル形成位置における巻線
位置に位置決めする回転、位置決め手段と;コイル形成
位置で巻型1個を巻線位置に突き出す手段と;巻線位置
で前記巻型に設定幅に線材を巻回するフライヤユニット
と;必要極数分の巻型全部に線材を巻回した段階で、少
なくとも同一巻型で巻回されたコイルの線材同士を融着
する手段と;コイルとステータヨークとの融着位置で、
必要極数分のコイル群上にステータヨークを載置し、加
圧し、かつ融着する手段とを備えているところに存し、
この構成により少ない工数で精度の良い多極扁平形コイ
ルを形成しうる製造装置を得たものである。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第5図ないし第10図は本発明の一実施例を示すもので
、ベース20上に配置されたテーブル21、該テーブル
21の往復移動手段25、巻型29、巻型保持具33、
該巻型保持具33の回転、位置決め手段38、巻型29
の突き上げ手段47、フライヤユニット55、コイル押
え89、コイル同士の融着手段、コイル群とステータヨ
ーク1との融着手段91とを備えている。
前記テーブル21は、第6図に示されるように、摺動ガ
イド22を介してベース20上に摺動自在に取り付けら
れ、第5図に示されるように、平面上に任意に設定され
たコイル形成位置Aと、コイル群とステータヨーク1と
の融着位置B間を往復移動しうるように設けられている
またテーブル21の底面には駆動取付用のフレーム23
が固定されている。前記テーブル21の往復移動手段2
4は、第5図に示されるように、ベース20側に固定さ
れたブラケット25に取り付けられたシリンダ26、こ
れに嵌挿されたピストンロッド27、テーブル21の底
面に取り付けられかつピストンロッド27に結合された
L形ブラケット28とを有して構成され、テーブル21
に設置された巻型保持具33を前記コイル形成位置Aと
、コイル群とステータヨーク1との融着位置Bとに移送
されるべく、テーブル21を往復移動させうるようにな
つている。
前記巻型29は、第6図および第8図に示されるように
、巻芯支持ピン30、これの上方に突設された巻芯31
とを有しており、形成すべき扁平形コイルの必要極数分
、備えられている。
前記巻型保持具33は、第6図および第8図に示される
ように、テーブル21に軸受32を介して回転自在に支
持されている。
また、巻型保持具33には必要極数分の巻型ホルダ用の
穴34が円周方向に等間隔を存して形成され、各穴34
に巻型ホルダ35が嵌合されている。各巻型ホルダ35
は巻型保持具33の中心部に設置されたガイド部材37
に沿いかつ巻型保持具33に形成された前記穴34の大
径部と巻型ホルダフランジ36間に形成されている上下
方向の間隙の範囲内で昇降しうるようになつており、各
巻型ホルダ35には巻芯支持ピン30を介して巻型29
が取り付けられている。前記巻型保持具33の回転、位
置決め手段38は、第6図、第8図に示されるように、
駆動源取付用のフレーム23に取り付けられたモータ3
9、これの回転軸40に取り付けられたピニオン41、
巻型保持具33に取り付けられかつピニオン41とかみ
合されたギア42、巻型保持具33の下半部の外周に等
間隔をおいて巻型29の配列に合せて形成されたゾツチ
43、テーブル21の−底面に設けられた筒形のばねブ
ラケット45内に収容された圧縮ばね46によりノッチ
43内に突出付勢されたボール44とを備えている。
この巻型保持具33の回転、位置決め手段38では、モ
ータ39、回転軸40、ピニオン41、ギア42の回転
により巻型保持具33が一方向に、巻型29を8個有す
るこの実施例の場合、45度すつ間欠回転され、かかる
回転角度回転されたとき、当該位置のノッチ43内にボ
ール44が係合して回転方向の位置が決められ、これに
より巻型29の1個がコイル形成位置において巻線位置
Cに位置決めされるようになつている。前記巻型29と
巻型ホルダ35の突き上げ手段47は、第6図および第
8図に示されるように、駆動源取付用のフレーム23に
取り付けられたシリンダ48、これに嵌挿されたピスト
ンロッド49とを有している。
巻型ホルダ35は突き上げかつ圧縮ばね51,52によ
り戻り付勢された突き上げ用ロッド50とを有している
。前記シリンダ48は、コイル形成位置Aにおける巻線
位置Cの下方に1個設けられ、突き上げ用ロッド50は
各巻型ホルダ35に1個宛連設されている。この巻型2
9の突き上げ手段47では、シリンダ48に嵌挿された
ピストンロッド49で突き上げ用ロッド50を押し上げ
、該突き上げ用ロッド50により巻線位置Cに存する巻
型ホルダ35を突き上げ、該巻型ホルダ35に設けられ
ている巻芯31がコイル押え8−9の上面から突出する
所定の高さ位置に突き上げうるように構成されている。
なお、前記巻型保持具33のフランジ33″上には、第
8図に示されるように、線材104の巻き始め線端のク
ランパ53と巻き終り線端のクランパ(図示省略)とコ
イル加熱用の電極54とが設けられている。前記フライ
ヤユニット55は、第5図に示されるように、コイル形
成位置Aにおける巻線位置Cに設置されている。
また、フライヤユニット55は第6図および第9図に示
されるように、ベース20上に取り付けられたブラケッ
ト56の一側部に設けられたフライヤベース57、これ
に軸受58を介して回転自在に支持された中空のフライ
ヤ軸59、該フライヤ軸59の回転駆動部、フライヤベ
ース57に軸受68を介して回転自在に支持されかつ前
記フライヤ軸59にスプライン嵌合69を介して連結さ
れたフライヤ70、該フライヤ70に軸受77を介して
連結された移動ブロック78とその駆動部、フライヤ軸
59の下端部に連結されたコイル形成部84とを備えて
いる。前記フライヤ軸59には、第9図に示されるよう
に、ワイヤバック(図示省略)から引き出された線材1
04がフライヤ軸59の上端部に設けられた線材ガイド
ノズル60を通じて挿通され、その線材104はフライ
ヤ軸59の下端部寄りの一側部に形成された窓61内に
設けられた線材ガイドローラ62を通じてフライヤ軸5
9の外部に導出されるようになつている。前記フライヤ
軸59の回転駆動部は、第9図に示されるように、パル
スモータ63、該パルスモータ63の回転軸64と前記
フライヤ軸59の上端部に取り付けられたタイミングプ
ーリ65,66、両タイミングプーリ65,66間に掛
け渡されたタイミングベルト67とを有し、フライヤ軸
59を回転させうるようになつている。前記フライヤ7
0は、第9図およびノ第10図に明示されるように、中
空軸71とフライヤ腕72とを有しており、中空軸71
の下端部には窓73が形成され、フライヤ腕72の上、
下端部の外側には線材ガイドノズル74,75が設けら
れ、同フライヤ腕72の下端部の内側には線材ガイド7
6が付勢されていて、前記フライヤ軸59の下端部の線
材ガイドローラ62からフライヤ軸59の外部に導出さ
れた線材104を線材ガイドノズル74,75に挿通し
かつ線材ガイド76を通して巻型29の巻芯31に導く
ようになつている。前記移動ブロック78は、第5図お
よび第9図に示されるように、フライヤベース57と移
動ブロック78間に設けられた引つ張りばね79により
下降側にけん引されている。前記移動ブロック78の駆
動部は、第9図に示されるように、パルスモータ80、
これの回転軸81に取り付けられたトラバースカム82
、前記移動ブロック78の外側部に突設されかつトラバ
ースカム82のカム面である上面に接触されたカムフォ
ロア83とを有し、カムフォロア83は前記引つ張りば
ね79を介してトラバースカム82のカム面に密接に接
触されており、パルスモータ80、回転軸81およびト
ラバースカム82の順方向または逆方向への回転により
、カムフォロア83がトラバースカム82によつて上下
方向に所定間隔、上昇まは下降操作され、フライヤ70
の1回転につき線材104の直径分だけフライヤ70を
ピッチ送りしうるようになつている。前記コイル形成部
84は軸承部85、フライヤ側フランジ87を有しかつ
軸承部85に圧縮ばね88を介して弾力的に支持された
軸86とを備えており、巻線位置Cの巻型29がその突
き上げ手段47により突き上げられたとき、巻型29の
巻芯31の上面とフライヤ側フランジ87とが密接に当
接して巻線を可能ならしめ、かつフライヤ側フランジ8
7によりコイル105の幅(直径)を規定しうるように
なつている。前記コイル押え89は、第6図、第10図
に示されるように、巻線位置Cの巻型29を突出させう
る穴90を有しかつ巻線されたコイル群全体を覆いうる
形状に形成され、しかも前記ブラケット56の側部に、
巻線されかつ定位置に下降されたコイル105が進入し
うる高さに取り付けられている。
コイル群同士の融着手段は、自己融着性皮膜を有する線
材104で巻線されたコイル105が必要極数分全部形
成された段階で、前記巻型保持具33のフランジ33″
上に設けられた電極54を通じて加熱し、隣接するコイ
ル同±105,105を互いに融着しうるように構成さ
れている。
コイル群とステータヨーク1との融着手段91は、第5
図に示されるように、コイル群とステータヨーク1の融
着位置Bに配置されている。また、この融着手段91は
第7図に明示されるように、前記ブラケット56に設け
られたシリンダ92、これに嵌挿されたピストンロッド
93に取り付けられたL形ブラケット94、該L形ブラ
ケット94に取り付けられた回転シリンダ98、これ”
の回転軸99に設けられたステータヨーク保持具100
とを有している。前記L形ブラケット94は、ブラケッ
ト56に設けられたばねブラケット95との間に縮設さ
れた圧縮ばね96により下降付勢され、かつ前記ブラケ
ット56の一側部に設けられたガイド部材97に沿つて
昇降しうるようになつている。前記ステータヨーク保持
具100は、ステータヨーク用のクランパ101を有し
ている。そして、この融着手段91はステータヨーク保
持具100が上昇されかつ上向きの状態で、ステータヨ
ーク保持具100の上面にクランパ101を介してステ
ータヨーク1が取り付けられ、ついで回転シリンダ98
、回転軸99の回転によりステータヨーク保持具100
が反転され、コイル群とステータヨーク1との融着位置
Bにコイル群が移送された時点で、シリンダ92、ピス
トンロッド93、L形ブラケット94の下降作動により
ステータヨーク保持具100が下降操作され、コイル上
にステータヨーク1が載置され、適当に加圧された後、
融着手段91を構成する前記電極54により加熱され、
コイル群とステータヨーク1とが融着されるように構成
されている。なお、前記ステータヨーク保持具100の
一側部には、すベリブツシユ102、支持用のピン10
3が付設されている。前述構成にかかる多極扁平形コイ
ルの製造装置では、最初にテーブル21の往復移動手段
24を介してテーブル21が空の巻型29を有する巻型
保持具33をコイル形成位置Aに移送すべく移動操作さ
れる。
ついで、巻型保持具33の回転、位置決め手段38によ
り第6図、第8図に示されるように、巻型保持具33に
保持されている巻型中の第1極目の巻型29が巻線位置
Cに位置決めされる。
前記第1極目の巻型29が位置決めされた時点で、第6
図に示されるように、巻型29が突き上げ手段47によ
り当該巻型29が突き上げられ、巻型29の巻芯31が
コイル押え89に形成された穴90を通つて、コイル押
え89の上面よりも高い位置に上昇され、巻芯31の上
面がフライヤユニット55のコイル形成部84のフライ
ヤ側フランジ87に適度の加圧力で密接するように当接
される。そして、第6図および第10図に示されるよう
に、線材104がフライヤユニット55のフライヤ軸5
9の内部を通してフライヤ70に導かれ、さらに線材1
04の巻き始め線端がそのクランパ53に掛け止められ
る。
この線材104には、加熱による自己融着性皮膜を有す
るものが使用される。ついで、第6図、第9図および第
10図に示されるように、フライヤ70がフライヤ軸5
9の回転駆動部を構成するパルスモータ63とその伝動
部材とフライヤ軸59との回転を介して回転操作され、
かつ移動ブロック78の駆動部を構成するパルスモータ
80とトラバースカム82とカムフォロア83と移動ブ
ロック78との協動により1回転につき線材104の直
径に等しい1ピッチずつ上下方向にトラバースされる。
しかして、前記フライヤ70が回転されかつトラバース
されることによつて第1極目の巻型29の巻型フランジ
30とフライヤ側フランジ87間において巻芯31に線
材104が巻回され、線材104の巻回が繰り返し行わ
れることにより、フライヤ側フランジ87によつて設定
された幅で、かつ巻型フランジ30とフライヤ側フラン
ジ87とにより設定された高さのコイル105が形成さ
れる。第1極目の巻型29にコイル105が形成された
時点で、巻型29の突き上げ手段47が戻され、コイル
105を有する巻型29がコイル押え89に進入しうる
位置に下降操作され、ついで巻型保持具33の回転、位
置決め手段38が1ピッチ回転駆動され、第2極目の巻
型29が巻線位置Cに送られると同時に第1極目に形成
されたコイル105を有する巻型29はコイル押え89
の下側に進入せしめられ、コイル105が崩れないよう
に押えられる。
第2極目の巻型29が巻線位置Cにセットされた後、前
記第1極目の巻型29にコイル105を形成したところ
同じ順序動作でコイル105が形成され、この動作が繰
り返されることによつてこの実施例では第8極目のコイ
ル105まで形成され、巻き終り線端をそのクランパに
保持せしめる。
なお、通常の場合、前述の巻線は第1極目のコイル10
5が時計方向とすると、第2極目のコイル105は反時
計方向というように、交互に反対方向に巻回される。
全部の巻型29にコイル105が形成された時点で、コ
イル同士の融着手段を構成する電極54とコイル群の巻
き始め線端と巻き終り線端とを介して、コイル群に通電
され、ジュール熱により同一の巻型29で巻回されたコ
イル105の線材が融着される。
ここで、コイル105の線材同士を融着させる理由は、
コイル105をステータヨーク1に融着するまでの間に
、巻型29からコイル105の線材が飛び出さないよう
にするためである。
したがつて、この実施例の装置では、異なる巻型29で
巻回されたコイル105の相隣接するコイル同士を融着
することは必ずしも必要ではない。コイル同士の融着後
、テーブル21の往復移動手段24によりテーブル21
がコイル群を、コイル群とステータヨーク1との融着位
置Bに移送すべく移動される。コイル群が前記融着位置
Bに移動、停止された時点で、予めコイル群とステータ
ヨーク1との融着手段91のステータヨーク保持具10
0上にクランプされているステータヨーク1が回転シリ
ンダ98、回転軸99、ステータヨーク保持具100の
回転に伴い反転され、ついでシリンダ92、ピストンロ
ッド″93、L形ブラケット9牡ステータヨーク保持具
100の下降作動によりコイル群上にステータヨーク1
が載置され、かつ適度に加圧され、この加圧状態で再び
前記電極54を介してコイル群に通電され、自己融着性
を有する線材104で形成されたコイル群とステータヨ
ーク1とが融着される。
この融着後、ステータヨークl保持具100の昇降操作
用のシリンダ92が上昇作動され、ステータヨーク1と
これに融着されたコイル群とを有するズテータヨーク保
持具100が上昇操作され、ついでステータヨーク保持
具100の回転シリンダ98が回転操作され、ステータ
ヨーク保持具100が反転され、多極扁平形コイルが製
造される。なお、コイル群とステータヨーク1との融着
時に、両者の接着力を増強させるため、コイル群上に熱
接着性フィルムを敷き、ステータヨーク1を融着するよ
うにしてもよい。
また、本発明ではコイルの線材同士冫およびコイル群と
ステータヨーク1との融着手段は電極54を用いるもの
に限らず、熱風を用いてもよい。
さらに、各部の具体的構造は図示実施例のものに限らず
、所期の機能を果しうる構造であればよい。本発明は、
以上説明した構成、作用のもので、本発明によれば必要
極数分の巻型に自動的に巻線してコイルを形成でき、し
も隣接するコイルの線端を結線する必要がなく、かつ隣
接するコイル同士、およびコイル群とステータヨークと
を自動的に融着できるので、少ない工数で自動的に精度
の高い多極扁平形コイルを製造できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明で対象とする多極扁平形コイルの一例を
示す斜視図、第2図は従来の巻線装置の説明図、第3図
A,bは従来の巻線装置に使用されている巻型とこれに
巻回されたコイルを示す説明図、第4図は従来の巻線装
置および巻型で形成されたコイル群のステータヨークへ
の取り付けを示す説明図である。 第5図ないし第10図は本発明の一実施例を示すもので
、第5図は正面図、第6図および第7図は第5図の■−
■線および■−■線の拡大縦断側面図、第8図は巻型と
巻型保持具とその周りの部材をさらに拡大して示した縦
断側面図、第9図はフライヤユニットをさらに拡大して
示した縦断側面図、第10図はコイル形成状態と、形成
されたコイルをコイル押えの下側に進゛入させた状態の
説明図である。A・・・・・・コイル形成位置、B・・
・・・・コイル群とステータヨークとの融着位置、C・
・・・・・巻線位置、1・・・・・・ステータヨーク、
20・・・・・・ベース、21・・・・・テーブル、2
4・・・・・・テーブルの往復移動手段、29・・・・
巻型、30・・・・・・巻芯支持ピン、31・・・・・
・巻芯、33・・・・・・巻型保持具、38・・・・・
・巻型保持具の回転、位置決め手段、47・・・・・・
巻型の突き上げ手段、53・・・・・・線材の巻き始め
端部のクランパ、54・・・・・・融着手段を構成する
電極、55・・・・・・フライヤユニット、59・・・
・・・フライヤ軸、70・・・・・・フライヤ、84・
・・・コイル形成部、87・・・・・・フライヤ側フラ
ンジ、89・・・・コイル押え、91・・・・・コイル
群とステータヨークとの融着手段、100・・・ステー
タヨータ保持具、104・・・・・・線材、105●◆
コイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自己融着性皮膜を有する線材でコイルを形成する多
    極扁平形コイルの製造装置において;(A)ベース上に
    配置され、かつコイル形成位置と、コイルとステータヨ
    ークとの融着位置とに移動しうるテーブルと;(B)前
    記テーブルに回転自在に支持され、かつ必要極数分の巻
    型を保持する巻型保持具と;(C)前記巻型保持具を間
    欠的に回転させ、かつ各巻型をコイル形成位置における
    巻線位置に位置決めする回転、位置決め手段と;(D)
    コイル形成位置で巻型1個を巻線位置に突き出す手段と
    ;(E)巻線位置で前記巻型に、設定幅および設定高さ
    に線材を巻回するフライヤユニットと;(F)必要極数
    分の巻型全部に線材を巻回した段階で、少なくとも同一
    巻型で巻回されたコイルの線材同士を融着する手段と:
    (G)コイルとステータヨークとの融着位置で、必要極
    数分のコイル群上にステータヨークを載置し、加圧し、
    かつ融着する手段と;を備えていることを特徴とする多
    極扁平形コイルの製造位置。
JP55132804A 1980-09-26 1980-09-26 多極扁平形コイルの製造装置 Expired JPS6043741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55132804A JPS6043741B2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26 多極扁平形コイルの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55132804A JPS6043741B2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26 多極扁平形コイルの製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5759451A JPS5759451A (en) 1982-04-09
JPS6043741B2 true JPS6043741B2 (ja) 1985-09-30

Family

ID=15089957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55132804A Expired JPS6043741B2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26 多極扁平形コイルの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6043741B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6356340U (ja) * 1986-09-30 1988-04-15
JPH02102821A (ja) * 1988-10-11 1990-04-16 Yamakawa Ind Co Ltd 金属板の補強リブ構造とそのプレス成形方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6356340U (ja) * 1986-09-30 1988-04-15
JPH02102821A (ja) * 1988-10-11 1990-04-16 Yamakawa Ind Co Ltd 金属板の補強リブ構造とそのプレス成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5759451A (en) 1982-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060231669A1 (en) Winding method and winding apparatus
US4635865A (en) Apparatus and process for winding electrical coils
KR930007709B1 (ko) 2층 코일의 권장(卷裝)방법 및 그 장치.
EP0072538B1 (en) Armature coil winding apparatus for flat motor
JPS6043741B2 (ja) 多極扁平形コイルの製造装置
JPS5858895B2 (ja) 回転電機の巻線装置
CN116130240A (zh) 一种变压器绕线设备
JPS58207845A (ja) 多極扁平形コイルの製造装置
US3337145A (en) Coil winding apparatus
JPH0773422B2 (ja) 偏平用モーター電機子の製造装置
US2978005A (en) Apparatus for winding and mounting induction coils
US2666120A (en) Welding method and article produced thereby
JPH0622377B2 (ja) フラツトモ−タの電機子製造装置
CN218174207U (zh) 一种感应加热导线制作用的收卷机构
JPH0622378B2 (ja) フラツトモ−タのアマチユア製造装置
CN117238660B (zh) 通电熔接空心线圈卷线机
JPH0534172Y2 (ja)
KR870005501A (ko) 편평 모우터의 전기자의 제조 방법 및 장치
KR950011633B1 (ko) 자동 저항선 권장기(自動 抵抗線 卷裝機)
JPS5917850A (ja) フラツトモ−タのア−マチユアコイル巻線装置
JPH0715327Y2 (ja) 単コイル製造装置の巻枠構造
SU1359809A1 (ru) Автомат дл изготовлени электрических катушек
SU1310956A1 (ru) Устройство дл изготовлени витого ленточного магнитопровода
JPS5917849A (ja) フラツトモ−タのア−マチユアコイル巻線装置
JPS5917848A (ja) フラツトモ−タア−マチユアコイル巻線機のタツプ処理装置