JPS6043399B2 - 水溶性研削油,切削油の息気発生防止装置 - Google Patents

水溶性研削油,切削油の息気発生防止装置

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Publication number
JPS6043399B2
JPS6043399B2 JP18277981A JP18277981A JPS6043399B2 JP S6043399 B2 JPS6043399 B2 JP S6043399B2 JP 18277981 A JP18277981 A JP 18277981A JP 18277981 A JP18277981 A JP 18277981A JP S6043399 B2 JPS6043399 B2 JP S6043399B2
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JP
Japan
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oil
water
cutting
grinding
soluble grinding
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Expired
Application number
JP18277981A
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JPS5884092A (ja
Inventor
光馬 松村
忠親 山田
俊雄 御器谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
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Publication of JPS5884092A publication Critical patent/JPS5884092A/ja
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は研削機に用いる水溶性研削油、切削油の腐敗を
未然に防止して悪臭の発生を防止する水溶性研削油、切
削油の臭気発生防止装置に関するものである。
〔従来の技術〕
水で希釈して使用する水溶性研削油、切削油は、長く使
用するが放置したままにすると悪臭の発生が避けられな
い。
この悪臭の発生原因は、油成分の分解に伴う腐敗、不純
物の混入による腐敗等が考えられるが、最も大きな原因
は油分と水分とが分離して溶液中の表面に油膜が形成さ
れ、酸欠と液温上昇によつて通性嫌気性菌、かび菌糸が
増殖し、水分を腐敗せしめると共に、油成分を分解腐敗
せしめ、その結果悪臭を発生するというものである。従
来は溶液中に制菌剤を加えて通性嫌気性菌、かび菌糸の
増殖を防止し、上記悪臭発生の防止につとめてきたが、
上記のような化学的な手段では菌の耐性が次第に向上す
るために、通性嫌気性菌、かび菌糸の発生、繁殖防止に
は限度があり、水溶性研削油、切削油の悪臭発生防止対
策としては十分ではなかつた。
また、上記手段にかえて、水溶性研削油、切削油の貯蔵
タンクの中に空気を吹き込んで、水溶性研削油等の原因
となる通性嫌気性菌、かび菌糸の発生、増殖を確実に抑
制し、もつて水溶性研削油等の腐敗悪臭の発生を防止す
る手段がある。
この手段は、水溶性研削油、切削油の腐敗悪臭発生防止
に有効であるが、次の問題があつた。即ち、従来の空気
吹き込み手段は、空気ポンプ、エアコンプレッサから圧
縮空気をパイプ、ノズルを通して油槽中に送入するが、
該手段は空気吹き出し面積が小さいために、広い面積に
亘つて研削油切削油等を十分にむらなく湿気するには、
パイプ、ノズルの本数を増やして湿気装置を大型゜化す
る必要があつた。更に、貯蔵タンクに注入する空気がタ
ンク底部に沈澱する研削粉、切削粉を研削油、切削油中
に吹き上げて攪拌してしまい、再使用する研削油中に研
削粉等の不純物が混じり合い、研削油等の油質が低下す
ることもあつた。
〔発明の解決しようとする問題点〕本発明は、上記した
曝気手段によつて生じる種々の問題点を解決するために
なされたものであり、曝気装置の小型化を図りつつ、通
性嫌気性菌、かび菌糸の発生、増殖を確実に抑制し、も
つて水溶性研削油等の腐敗悪臭の発生を防止しようとす
るものである。
また、貯蔵タンクに空気を送給しても沈澱研削粉等の不
純物が油中に攪拌されることなく、良質の研削油、切削
油を再使用できるようにするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するために、水溶性研削油、
切削油を貯蔵する油槽の中に、空気噴出孔を多数形成し
た発泡盤を沈め、且つ発泡盤には脚を取り付けて、該発
泡盤を油槽底部より上方の底部近傍位置に設けたもので
ある。
〔作 用〕
発泡盤に空気ポンプないしコンプレッサを接続して発泡
盤によつて無数の空気を発生させると、油槽底部付近か
ら所定の面積にわたり均一の気泡上昇流が生じる。
この気泡と液流の相乗作用によつて水溶性研削油、切削
油の油分と水分とを均一に攪拌しながら曝気する。この
曝気作用により、研削油、切削油中に酸素を供給して、
油分、水分の腐敗ならびに腐敗悪臭の発生原因となる通
性嫌気性菌やかび菌糸の発育を抑制して、臭気の発生を
防止する。
更に、上記発泡盤は、脚によつて油槽底部から所定の高
さに上げられて支持されているので、油槽底部に溜る研
削粉、切削粉等の沈澱位置より高い位置に存することが
可能となり、気泡が油中に送入されても、研削粉等の不
純物を吹き上げることなく、油中で攪拌されることはな
い。
〔実施例〕
図面は、本発明の臭気発生防止装置の一例を示す。
図中、1は水で所定濃度に希釈した水溶性研削油、切削
油2を入れた油槽であり、該油槽1内には上方に位置す
る仕切板5と下方に位置する仕切板6を交互に配列して
、送入口3より送入口4に向けて移動する研削油または
切削油2が、当該仕切板5,6によつて上面から下面へ
、下面から上面へと交互に流れを変えながら研削油、切
削油中に含まれている切削粉その他の不純物を沈澱させ
る。7は表面部に多数の空気噴出孔を有する発泡盤で、
エアコンプレッサ(図示省略)からの圧縮空気により供
給を受けて無数の微粒状気泡を研削油や切削油中に発生
させる。発泡盤7は脚8により油槽1より所定の高さま
で上げられて、油槽1の底部の沈澱切削粉が気泡と液流
で攪拌されることを防止している。次ぎに、本例の実験
結果を説明する。
実験は、本発明を実施した水溶性研削油と、空気攪拌を
伴なわない対照区の水溶性研削油の油分と水分の分離状
態を調査し、それによつて切削油の好気状態を知ろうと
したものである。
(1)実験方法 切削油に対するヘキサン抽出による油分測定検水をガラ
ス濾紙(GR−25)で濾過し、その濾液を塩酸で酸性
にした後、分液ロードに入れ、ヘキサンを加え振とうす
る。
この操作により、水層の油分をヘキサン層に抽出し、水
層と油槽に分離し、油層だけを重量既知の容器に移し、
ヘキサンだけを加熱により除去した後、重量測定を行う
(11加0C11時間乾燥)。なお、実験は水溶性研削
油としてユシロン(商標)希釈液ジヨンソン(商標)希
釈液を使用した。
(1)濾過後の検水の肉眼的な観察では、ユシロン希釈
液の対照区の液が一番濁つていた(なお着色液使用のた
め、濁度の絶対量は測定不可能)。
(Ii)濁り度の高い順に油分量も多くなつている。
(Iii)ユシロン希釈液使用の使用例を見ると、本発
明実施油よりも対照区の方が50%も油分量が多い。以
上のように、本発明を実施すると、油分の分量が対照区
に比べて少なく、油分と水分が溶液全体に均一に分散さ
れていることが明らかである。
このことは油分の均一化を図り、溶液表面に油層を形成
することを防止し、水溶性研削油、切削油の好気状態を
維持することが可能となり、嫌気性菌、かび菌糸の発育
を抑制し、油分、水分の分解腐敗を防止することに貢献
し、研削油、切削油の耐用月数を従来の2倍の6ケ月以
上に伸ばすことができる。また、溶液中の油分と水分が
均一に分散されるので、常時切削作業、研磨作業を行う
に際して適正な配合バランスを有した研削油、切削油を
提供できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、空気噴出孔を多数形成し
た脚付発泡盤を油槽底部付近に設けたから、気泡と液流
の相乗作用によつて、水溶性研削油、切削油の腐敗悪臭
発生を確実に防止する。
また、発泡盤を使用して油槽中の研削油等を曝気するこ
とから、装置自体がコンパクトな形状を呈して広い面積
に亘り無数の気泡を無駄なく供給でき、極めて効率の良
い研削油等の澤気を行える。更に、発泡盤は脚を介して
油槽底部の所定の高さ位置に設置できるから、発泡盤が
研削粉等の沈澱位置より上方に位置することが可能とな
り、沈澱研削粉等の不純物が気泡と液流で攪拌されるこ
とがない。
従つて、研削粉等の不純物の混じりのない良質の水溶性
研削油、切削油を再使用に供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示す使用状態説明図である
。 1・・・・・・油槽、2・・・・・・水溶性研削油、7
・・・・・・発泡盤、8・・・・・・脚。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水溶性研削油、切削油を貯蔵する油槽の中に、空気
    噴出孔を多数形成した発泡盤を沈め、且つ発泡盤には脚
    を取り付けて、該発泡盤を油槽底部より上方の底部近傍
    位置に設けたことを特徴とする水溶性研削油、切削油の
    臭気発生防止装置。
JP18277981A 1981-11-14 1981-11-14 水溶性研削油,切削油の息気発生防止装置 Expired JPS6043399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18277981A JPS6043399B2 (ja) 1981-11-14 1981-11-14 水溶性研削油,切削油の息気発生防止装置

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JP18277981A JPS6043399B2 (ja) 1981-11-14 1981-11-14 水溶性研削油,切削油の息気発生防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5884092A JPS5884092A (ja) 1983-05-20
JPS6043399B2 true JPS6043399B2 (ja) 1985-09-27

Family

ID=16124265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18277981A Expired JPS6043399B2 (ja) 1981-11-14 1981-11-14 水溶性研削油,切削油の息気発生防止装置

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JP (1) JPS6043399B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527993Y2 (ja) * 1986-12-17 1993-07-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527993Y2 (ja) * 1986-12-17 1993-07-16

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JPS5884092A (ja) 1983-05-20

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