JPS6043141B2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPS6043141B2
JPS6043141B2 JP5845678A JP5845678A JPS6043141B2 JP S6043141 B2 JPS6043141 B2 JP S6043141B2 JP 5845678 A JP5845678 A JP 5845678A JP 5845678 A JP5845678 A JP 5845678A JP S6043141 B2 JPS6043141 B2 JP S6043141B2
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雅敬 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多種類の縫目模様を形成し得るようにした
ミシン、特には所定の縫目模様を形成するために一定の
範囲内において動き得るように構成された縫目形成装置
若しくはその制御装置を、記憶装置に記憶された模様コ
ード信号の読み出しに関連して順次得られる縫目形成情
報によつて制御するようにしたミシンに関する。
可動部分を有しない静的メモリに縫目データを記憶し、
その縫目データに従つて縫目形成装置の位置決めを行な
うミシンの一例として、従来より特開昭50−3755
5号公報及び特開昭52−49158号公報に開示され
たものがある。
これらの公報に記載されたミシンにあつては、縫目形成
装置を位置決めするための駆動装置として、複数のソレ
ノイドと機械的加算機構が使用されているが、このよう
な駆動装置を採用したミシンを実現するのはその構造上
の問題等の理由により実際には極めて困難であり、実用
的な駆動装置を備えたミシンとしては、例えば特開昭5
0−101161号公報に開示されたものがある。この
公報に記載されたミシンにあつては、縫目形成装置を位
置決めするための駆動装置としてリニアアクチュエータ
を使用し、縫目形成装置の位置決めのためにアクチュエ
ータが起動する時の印加電力量は縫目データの値によつ
て決定されていた。このため、縫目形成装置の高速度の
位置決め動作を確保するためには、縫目形成装置及びア
クチュエータのイナーシャの低減を図る大幅な改良が必
要で、これが製造コストを押し上げる原因の一つとなつ
ていた。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり
、その目的は、保持手段に記憶保持された情報即ち縫目
データに関係なく方向信号に基づいて駆動装置を初期駆
動し、その後に前記保持手段に記憶保持された情報によ
り駆動装置を制御するようになすと共に、上記方向信号
により決定される所定量の起動電力を各縫目毎に駆動装
置に印加するようにして駆動装置の起動速度が縫目デー
タに関係なく設定されるようになし、以て縫目形成装置
及び駆動装置等の大幅な改良を伴うことなく縫目形成装
置の高速位置決めを行なうことができる等の効果を奏す
るミシンを提供するにある。
以下本発明の一実施例について図面を参照しながら詳述
する。
第1図はミシンにおける縫い針の横方向揺動運動制御と
、加工布の送り運動制御とを行なう電気的制御回路の全
体構成を示す図であり、この第1図において1は手指に
より押圧力を加えている間のみ閉成する例えば六個の模
様選択スイッチS。乃至S,よりなる模様選択装置であ
り、各々の模様選択スイッチS6乃至S5は第4図A乃
至Fに示した複数種類例えば6種類の各縫目模様に対応
し、これら6種類の縫目模様中の1つを選択するための
ものである。即ち、第4図Aは模様選択スイッチS。に
より選択される直線縫目を示し、第4図Bは模様選択ス
イッチS1により選択されるジグザグ縫目を示し、以下
同様に第4図C,D,E及びFは夫々模様選択スイッチ
S2,S3,S汲び■により選択される三重縫目模様、
アミ目模様、ブラインビ縫目及びジヤーマンブラインド
縫目を夫々示している。上記各模様選択スイッチS。乃
至亀の一端は低レベル電位端子(例えば零電位端子)に
接続され、各他端はコード信号発生手段たるコード信号
発生装置2内のエンコーダ3の各入力端子に接続されて
いる。このエンコーダ3は、模様選択スイッチS。,S
l,・・,S5に夫々十進数0,1,・・,5が想定さ
れており、模様選択スイッチS。乃至S5の内の何えか
1個閉成された時はこれに想定された十進数を二進コー
ドに変換して、その各ビットを夫々ビット毎に対応する
ラインLll,Ll。,Ll3を介して出力すると共に
、別に設けたラインLl4に、模様選択スイッチS。乃
455の何れか1個が閉成された期間中ラインLl4を
介して論理値(1)信号から(イ))信号に立ち下がる
パルスSPlを出力し、このパルスSPlの立ち下がり
時に単安定マルチバイブレータ4をトリガさせてその非
安定信号である単一パルスを発生させるようになつてい
る。前記コード信号発生装置2は、単安定マルチバイブ
レータ牡ラッチ5及びデコーダ6から成るものであり、
ラッチ5は3ビットからなり、エンコーダ3から夫々対
応するビットをラインLll,Li2,Ll3を介して
入力として受け、そのクロック入力端了CKに前記単安
定マルチバイブレータ4からの非安定信号がライン14
5を介して入力された時点でエンコーダ3からの各ビッ
トを3ビット構成の模様コードとして記憶する。又、デ
コーダ6は、その出力端子D。,Dl,・・,D5に夫
々十進数0,1,・・,5が想定されており、ラッチ5
に記憶されている模様コードの各ビットをラインL2l
,L22,I−23を介して入力として受けてこれを十
進符号化し、この十進符号化数と一致する十進数が想定
されている前記出力端子D。,Dl,・・,D5の内の
一つの出力端子のみから論理値(1)信号を出力し、他
の出力端子からは(1信号を出力するようになつている
。このようにして、コード信号発生装置2は、模様選択
スインチS。乃至S5の何れか一個が閉成されると、こ
れを二進符号化して3ビット構成の模様コードとしてラ
ッチ5に記憶保持し、そして模様選択スイッチS。乃至
S5において他の一個が閉成された時には、その新たに
閉成されたものに対応する模様コードを単安定マルチバ
イブレータ4の非安定信号に同期して記憶しなおすもの
であり、現に記憶されている模様コードは、デコーダ6
の出力端子DO,Dl,・・,D5から所定の1ビット
のみが(1)信号で他の5ビットが(0)信号の6ビッ
ト構成の後述する模様コード信号として出力されるよう
になつている。7は上下往復運動及び横方向揺動運動さ
れる縫い針並びにこの縫い針の上下往復運動に調時して
加工布に送り運動を付与するための送り歯等から成る縫
目形成装置による縫目形成動作と時間的に関係してタイ
ミングパルス信号を発生するパルス信号発生装置で、具
体的には第9図に示すように、縫い針の上下動に同期し
てタイミングパルス信号たる振幅制御用のタイミングパ
ルスKアを発生すると共に、このタイミングパルスKア
をインバータ8により位相反転させてこれとは180度
位相がずれた送り制御用のタイミングパルスFCPとし
て出力するようになされている。
この第9図において9は直線で示した10をミシンの針
板上面とした時の縫い針先端上下動軌跡を表わし、11
は加工布送り用の送り歯が針板上面10から上方に突出
して加工布に送りを付与する期間を示している。さて、
12は縫い針の横方向揺動運動制御を行う揺動振幅制御
回路てあり、以下これについて述べる。即ち、13はパ
ルス信号発生装置7からのタイミングパル対℃Pをライ
ンLl6を介して入力として受けるように接続された計
数手段たる3ビット構成の計数装置で、これはタイミン
グパル幻℃Pの立ち下がり時に生ずるパルスCPl(第
9図参照)を計数してその計数内容が累進する構成であ
り、その計数内容を3ビット構成の針数コードとしてラ
インLl4,し.,Lぉを介して出力する。14は半導
体からなる振幅制御用の記憶装置であり、これは第2図
中の「番地」欄に示すように、5ビット構成のコードで
表現される互いに異なつた32個の番地と、これら32
個の番地を1個の群とする第2図中「番輔則欄に示した
ような6個の番地群(3ビット構成のコードで表現)と
から構成され、各番地群中の所定番地に前記複数種類の
縫目模様(第5図にA乃至Fで示す)に対応する6ビッ
ト構成の後述する模様コード信号が記憶されている。
尚、第2図中において空欄のコード内容は「00000
0」である。15は後述する位置検出装置たるポテンシ
ョメータ16から出力されるアナログ量の位置信号をテ
ジタル量の位置信号に変換して記憶装置14に有効的に
印加するための手段たるA−D変換器で、このA一D変
換器15は上記アナログ量の位置信号を受けてこれをあ
る基準量に応じた数値(1,(1),(2)・・・(3
1)に変換すると共に、この数値(1乃至(31)を5
ビット構成の二進コードで表現したデジタル量の位置信
号としてライン群LAに出力する。
しかして前記記憶装置14は、計数装置13の計数内容
たる針数コード及びA−D変換器15の出力たるデジタ
ル量の位置信号を夫々ラインL24,L25,L26及
びライン群LAを介して入力されるように設けられ、計
数装置13からの針数コードによつて前記6個の番地群
中の1個の番驕動く順次指定され、且つ指定された番地
群内の32個の番地がA−D変換器15からのデジタル
量の位置信号によつて漸進検索され、このようにして検
索された記憶内容がその出力端子D。乃至八から順次出
力される。17はその一方の入力端子が前記単安定マル
チバイブレータ4からの非安定信号をラインLl5を介
して受けるように接続されたオア回路で、その出力端子
が計数装置13のリセット端子RTに接続されている。
従つて計数装置13は前記模様選択スイッチS。乃至S
5の何れか1個が閉成されて単安定マルチバイブレータ
4が非安定信号を発生した時点においてリセットされる
。18は位置決め命令信号として機能する一致信号を発
生するための比較手段たる比較装置で、これは6個のア
ンド回路19乃至24及び多入力オア回路25から成り
、これら6個のアンド回路19乃至24の各一方の入力
端子が夫々ラインL3O,L3l,・・,L35を介し
て記憶装置14の出力端子D。
乃至D5からの出力を受け、且つ各他方の入力端子が夫
々ラインL4O,L4l,・・,L45を介して前記コ
ード信号発1生装置2内のデコーダ6の出力端子D。乃
至D5からの出力を受けるように接続されている。また
アンド回路19乃至24の出力端子は多入力オア回路2
5の入力端子に各別に接続されている。従つて記憶装置
14から読み出される模様コード信号を含む6ビット構
成のコードから成る記憶内容及びコード信号発生装置2
から出力される6ビット構成の模様コード信号の夫々対
応する各ビットがその一対の対応ビット毎に各アンド回
路19乃至24に入力され、各アンド回路19乃至24
の何れか一つにおいて双方の入力が共に(1)信号とな
つて一致した場合には、そのアンド回路から(1)信号
から成る一致信号(位置決め命令信号)が出力され、こ
れが多入力オア回路25から出力される。26は上記比
較装置18からの一致信号をインバータ27を介して受
けるように接続された立ち下がりトリガタイプの単安定
マルチバイブレータであり、その入力信号の立ち下がり
時、換言すれば上記一致信号の立ち上がり時にトリガさ
れてラインLi7に非安定信号を出力する。
28は方向信号発生手段たる振幅制御用の方向信号記憶
装置であり、これは第5図中の「番地」欄に示すように
、前述した計数装置13から出力される3ビット構成の
針数コードに対応した互いに異なつた6個の番地と、こ
れら6個の番地を1個の群とする第5図中「番地群」欄
に示したような前述したラッチ5から出力される3ビッ
ト構成の模様コードに対応した6個の番地群とから構成
され、総計3帽の番地中には(1信号若しくは(1)信
号から成る後述の方向信号が記憶されている。
尚、第5図において「0(1)」の記載がある番地は方
向信号として(1信号及び(1)信号の何れか一方が記
憶されていると云う意味である。斯かる方向信号記憶装
置28は、前記ラッチ5からの出力、即ちデコーダ6に
て6ビット構成の模様コード信号に変換される.以前の
3ビット構成の模様コードをラインL2l,l22,L
23を介して受けるように接続されていると共に、前記
計数装置13からタイミングパルスK干に応答して出力
される3ビット構成の針数コードをラインL24,L2
5,L26を介して受けるよう.に接続されており、上
記模様コードによつて前記6個の番地群中の1個の番翅
』勤S指定され、且つこのようにして指定された番地群
内の6個所の番地が上記針数コードによつて検索され、
斯ように検索された記憶内容たる方向信号がその出力端
子・Dから出力される。29は第1の供給手段としての
マルチプレクサであり、その一方の入力端子Aに前記方
向信号記憶装置28から出力される方向信号が入力され
、且つ他方の入力端子Bに前記エンコーダ3から模様選
択操作時に出力される立ち下がりパルスSPlがライン
Ll4を介して入力されるように接続されていると共に
、そのゲート端子Gに上記立ち下がりパルスSPlが遅
延回路30及びラインLl8を介して入力されるように
接続されている。
このマルチプレクサ29は、そのゲート端子Gに(1)
信号が印加されたときには入力端子Aを有効化し、且つ
ゲート端子Gに(ω信号が印加されたときには入力端子
Bを有効化し、有効化さノれた入力端子側の入力の通過
を許容してこれを出力端子Cから方向信号として出力す
る構成である。ところでライン144及びラインLl8
の各信号波形を示した第10図から理解されるように、
前記模様選択スイッチS。乃至S5の何れかがタイミン
グ.TO−T2の期間中閉成されてエンコーダ3からラ
インLl4に立ち下がりパルスSPlが出力されると、
このパルスSPlがタイミングT。−T2おいてマルチ
プレクサ29の入力端子Bに印加されると共に、これか
ら遅延回路30の遅延時間Tdだけ遅”れて上記立ち下
がりパルスSPlがタイミングT1〜T3においてマル
チプレクサ29のゲート端子Gに印加される。従つて前
述したマルチプレクサ29の構成に基いて、その出力端
子CからタイミングT1〜T2において論理値(1の方
向信号が出力され、且つタイミングT2〜T3において
論理値(1)の方向信号が出力される。またタイミング
T1以前及びタイミングT3以降においては、マルチプ
レクサ29の出力は前記方向信号記憶装置28から読み
出される方向信号に依存する。31は前記A一D変換器
15から出力されるデジタル量の位置信号をライン群L
Aを介して受けるように接続された保持手段としての5
ビットのラッチで、そのクロック入力端了CKに前記単
安定マルチバイブレータ26からの非安定信号がライン
Ll7を介して入力された時点で、A−D変換器15か
らの位置信号を5ビットのコード例えば第8図の各「振
幅情報」欄に示したようなコード内容の揺動振幅情報と
して記憶保持する。
32はラッチ31の記憶内容たる揺動振幅情報を入力と
して受ける第2の供給手段たるD−A変換器であり、こ
れは入力として受けた揺動振幅情報をそのコード内容に
応じた量のアナログ信号例えば直流電圧E1に変換して
出力する構成てある。
33は切換手段としてのマルチプレクサであり、その一
方の入力端子Aに前記D−A変換器32から出力される
直流電圧E1が入力され、且つ他方の入力端子Bに前記
マルチプレクサ29から出力される方向信号が入力され
るように接続されていると共に、そのゲート端子GにR
−Sフリップフロップ34の出力端子.Qからの信号が
入力されるように接続されている。
このマルチプレクサ33は、そのゲート端子Gに(1)
信号が印加されたときには入力端子A側の入力(即ちD
−A変換器32からの直流電圧E1)の通過を許容し、
且つゲート端子Gに(ω信号,が印加されたときには入
力端子B側の入力(即ちマルチプレクサ29からの方向
信号)の通過を許容する構成である。35は前記タイミ
ングパルス■TをラインLl6を介して受けるように接
続されそのパル幻℃Pの立ち下がり時にトリガされて非
安定信号を出力する単安定マルチバイブレータ、36は
その一方の入力端子が上記単安定マルチバイブレータ3
5からの出力を遅延回路37を介して受け、且つ他方の
入力端子が前記比較装置18からの一致信号をインバー
タ27を介して受ける5ように接続されたアンド回路で
ある。
38はその一方の入力端子が前記単安定マルチバイブレ
ータ4からの出力をラインLl5を介して受け、且つ他
方の入力端子が前記アンド回路36からの出力を受ける
ように接続されたオア回路であり、その出力端子が前記
R−Sフリップフロップ34のリセット入力端子Rに接
続されている。
またR−Sフリップフロップ34のセット入力端子Sは
前記単安定マルチバイブレータ26の出力端子に接続さ
れている。39はアナログ量比較用の比較器であり、上
記の構成より成る揺動振幅制御回路12内のD−A変換
器32からマルチプレクサ32を介してそのプラス入力
端子に直流電圧?1が与えられ、且つそのマイナス入力
端子に前記ポテンショメータ16からのアナログ量の位
置信号を帰還電圧E2として与えられるようになつてい
る。
そして、上記比較器39は与えられた直流電圧E1と帰
還電圧E2とを比較してその差電圧を出力するものであ
り、この差電圧のレベルに応じた量の電力が駆動制御手
段たる振幅制御ドライバ40を介して駆動装置たる振幅
制御アクチュエータ41に供給されるようになされてい
る。この振幅制御アクチュエータ41は、前記縫目形成
装置の一部をなす縫い針に直接若しくはその縫い針の揺
動運動制御用の揺動調節装置と作動的に連結された例え
ば直流形の可逆リニアモータから成り、前記振幅制御ド
ライバ40により増幅されて供給される差電圧に応じて
縫い針の落下位置を移動制御する構成のものである。ま
た前記ポテンショメータ16は縫い針の実際の存在位置
を検出してこれを位置信号(帰還電JEE2)に変換し
、前述の如くA−D変換器15の入力端子並びに比較器
39のマイナス入力端子に夫々与えるものである。一方
、42は送り歯の送り運動制御を行なう送り制御回路で
あり、以下これについて述べるに、この送り制御回路4
2は上述した揺動振幅制御回路12と同一の回路構成で
あるので簡略に説明する。
即ち、43はパルス信号発生装置7からインバータ8を
介して出力されるタイミングパルスFCPをラインLl
9を入力として受ける計数手段たる3ビット構成の計数
装置で、これはタイミングパルスFCPの立ち下がり時
に生ずるパルスCP2(第9図参照)を計数してその計
数内容が累進する構成であり、その計数内容を3ビット
構成の針数コードとしてラインL27,L2B,L29
を介して出力する。44は前記記憶装置14と同一構成
の送り制御用の記憶装置であり、この記憶装置44の記
憶内容は第3図に示す如くである。
尚、第3図中において空欄のコード内容は「00000
0」である。45は後述する位置検出装置たるポテンシ
ョメータ46から出力されるアナログ量の位置信号をデ
ジタル量の位置信号に変換して記憶装置44Iに有効的
に印加するための手段としての前記A一D変換器15と
同一構成のA−D変換器で、その出力即ちデジタル量の
位置信号をライン群LBに出力する。
しかして前記記憶装置44は、計数装置43の記憶内容
たる針数コード及びA−D変換i器45からの出力たる
デジタル量の位置信号を夫々ライン1−27,L8,L
29及びライン群LBを介して入力されるように設けら
れ、前記記憶装置14と同様に、計数装置43からの針
数コードによつて指定された番地群内の各番地がA−D
変換器4フ5からの位置信号によつて漸進検索され、こ
のようにして検索された記憶内容がその出力端子D。乃
至八から順次出力される。47はその一方の入力端子が
前記単安定マルチバイブレータ4からの非安定信号をラ
インLl5を介して受けるように接続されたオア回路で
、その出力端子が計数装置43のリセット端子RTに接
続されている。
従つて計数装置43は前記模様選択スイッチS。乃至亀
の何れか1個が閉成されて単安定マルチバイブレータ4
が非安定信号を発生した時点においてリセットされる。
48は位置決め命令信号として機能する一致信号を発生
するための比較手段たる比較装置で、これは6個のアン
ド回路49乃至54及び多入力オア回路55から成り、
これら6個のアンド回路49乃至54の各一方の入力端
子が夫々ラインL−.0,1−.,,・・,L5を介し
て記憶装置44の出力端子D。
乃至P5からの出力を受け、且つ各他方の入力端子が夫
々ラインL4O,L4l,・・,L45を介して前記コ
ード信号発生装置2内のデコーダ6の出力端子D。乃至
D5からの出力を受けるように接続されている。またア
ンド回路49乃至54の出力端子は多入力オア回路55
の入力端子に各別に接続されている。従つて比較装置4
8においては、前記比較装置18と同様に記憶装置44
の記憶内容及びコード信号発生装置2から出力される模
様コード信号が比較され、各アンド回路49乃至54の
何れか一つにおいて双方の入力が共に(1)信号となつ
て一致した場合には、そのアンド回路から(1)信号か
ら成る一致信号(位置決め命令信号)か出力される。5
6は上記比較装置48からの一致信号をインバータ57
を介して受けるように接続された立ち下がりトリガタイ
プの単安定マルチバイブレータであり、その入力信号の
立ち下がり時、換言すれば上記一致信号の立ち上がり時
にトリガされてラインL9lに非安定信号を出力す.る
58は前記方向信号記憶装置28と同一構成の方向信号
発生手段たる送り制御用の方向信号記憶装置であり、そ
の記憶内容は第6図に示す如くである。
尚、第6図において「0(1)」の記載がある番地は方
向信号として9信号及び(1)信号の何!れか一方が記
憶されていると云う意味である。斯かる方向信号記憶装
置58は、前記ラッチ5からの出力、即ちデコーダ6に
て6ビット構成の模様コード信号に変換される以前の3
ビット構成の模様コードをラインL2l,L22,L2
3を介して受けるZように接続されていると共に、前記
計数装置43からタイミングパルスFCPに応答して出
力される3ビット構成の針数コードをラインL27,L
28,l−,9を介して受けるように接続されており、
前記方向信号記憶装置28と同様に、上記模様コードに
よつて指定された番地群内の各番地が上記針数コードに
よつて検索され、このようにして検索された記憶内容た
る方向信号がその出力端子Dから出力される。59はR
−Sフリップフロップであり、そのセット入力端子Sが
前記単安定マルチバイブレータ4の出力端子にラインL
l5を介して接続されている。
60はアンド回路であり、一方の入力端子がそのフリッ
プフロップ59の出力端子フQに接続され且つ他方の入
力端子が単安定マルチバイブレータ61の出力端子に接
続されている。
その単安定マルチバイブレータ61は入力端子にライン
Ll9を介して前記タイミングパルスFCPを受け、そ
のタイミングパルスFCPの立ち下がり7によつて非安
定信号を発生するものである。前記アンド回路60はそ
の出力端子がインバータ62を介してラインI−,2に
接続されると共に立ち下がりトリガタイプの単安定マル
チバイブレータ63を介して前記フリップフロップ59
のセット入力ノ端子Rに接続されている。64は前記イ
ンバータ62の出力端子に入力端子が接続された遅延回
路であり、インバータ62からの立ち下がりパルスSP
2を第10図に示す如く時間Tdだけ遅延させてライン
L93に出力するものである。
65は第1の供給手段としての前記マルチプレクサ29
と同一構成のマルチプレクサであり、その一方の入力端
子Aに前記方向信号記憶装置58から出力される方向信
号が入力され、且つ他方の入力端子Bに前記インバータ
62から出力される立ち下がりパルスSP2がラインI
−,2を介して入力されるように接続されていると共に
、そのゲート端子Gに上記立ち下がりパルスSP2が遅
延回路64及びライン1−,3を介して入力されるよう
に接続されている。
従つてこのマルチプレクサ65の出力端子Cからは、第
10図に示すタイミングT5〜T6において論理値9の
方向信号が出力され、且つ第10図に示すタイミングT
6〜T7において論理値(1)の方向信号が出力される
。またタイミングT4以前及びタイミングT7以降にお
いては、マルチプレクサ65の出力は前記方向信号記憶
装置58から読み出される方向信号に依存する。66は
前記A−D変換器45から出力されるデジタル量の位置
信号をライン群LBを介して受けるように接続された前
記ラッチ31と同一構成の保持手段としての5ビットの
ラッチで、そのクロック入力端子CKに前記単安定マル
チバイブレータ56からの非安定信号がラインL9lを
介して入力された時点で、A−D変換器45からの位置
信号を5ビットのコード例えば第8図の各「送り情報」
欄に示したようなコード内容の送り情報として記憶保持
する。
67はラッチ66の記憶内容たる送り情報を入力として
受ける第2の供給手段たるD−A変換器であり、これは
入力として受けた送り情報をそのコード内容に応じた量
のアナログ信号例えば直流電圧E3に変換して出力する
構成である。
68は前記マルチプレクサ33と同一構成の切換手段と
してのマルチプレクサであり、その一方の入力端子Aに
前記D−A変換器67から出力される直流電圧E3が入
力され、且つ他方の入力端子Bに前記マルチプレクサ6
5から出力される方向信号が入力されるように接続され
ていると共に、そのゲート端子Gにオア回路69の出力
端子が接続されている。
そのオア回路69の一方の入力端子にR−Sフリップフ
ロップ70の出力端子Qからの信号が入力され、その他
方の入力端子に前記ラインLl9を介してタイミングパ
ルスFCPが入力されるように接続されている。71は
前記タイミングパルスFCPをラインLl9を介して受
けるように接続されそのパルスFCPの立ち下がり時に
トリガされて非安定信号を出力する単安定マルチバイブ
レータ、72はその一方の入力端子が上記単安定マルチ
バイブレータ71からの出力を遅延回路73を介して受
け、且つ他方の入力端子が前記比較装置48からの一致
信号をインバータ57を介して受けるように接続された
アンド回路である。
74はその一方の入力端子が前記単安定マルチバイブレ
ータ4からの出力をラインLi5を介して受け、且つ他
方の入力端子が前記アンド回路72からの出力を受ける
ように接続されたオア回路であり、その出力端子が前記
R−Sフリップフロップ70のリセット入力端子Rに接
続されている。
また、R−Sフリップフロップ70のセット入力端子S
は前記単安定マルチバイブレータ56の出力端子に接続
されている。75はアナログ量比較用の比較器であり、
上記の構成より成る送り制御回路42内のD−A変換器
67からのマルチプレクサ68を介してそのプラス入力
端子に直流電圧E3が与えられ、且つそのマイナス入力
端子に前記ポテンショメータ46からの位置信号を帰還
電旺℃4として与えられるようになつている。
そして、上記比較器75は与えられた直流電肚?3と帰
還電圧E4とを比較してその差電圧を出力するものであ
り、この差電圧のレベルに応じた量の電力が駆動制御手
段たる送り制御ドライバ76を介して駆動装置たる送り
制御アクチュエータ77に供給されるようになされてい
る。この送り制御アクチュエータ77は、前記縫目形成
装置の一部をなす送り歯の送り調節装置と作動的に連結
された例えば直流形の可逆リニアモータから成り、前記
送り制御ドライバ76により増幅されて供給される差電
圧に応じて送り歯の移動を制御する構成のものである。
また前記ポテンショメータ46は前記送り調節装置の調
節位置を検出してこれを位置信号(帰還電圧E4)に変
換し、前述の如く(A−D変換器45の入力端子並びに
比較器75のマイナス入力端子に夫々与えるものである
。さて、78は針数決定装置であり、以下これについて
述べるに、この針数決定装置78は、模様選択装置1に
より選択された縫目模様を一単位だけ形成するのに必要
な縫い針の揺動振幅制御用の振幅情報の個数及び送り歯
の送り制御用の送り情報の個数を夫々模様選択操作に応
答して決定するものである。
即ち79は前記ラッチ5から出力される3ビット構成の
模様コードをラインL2l,L22,l−23を介して
入力として受けるように接続された総数決定記憶装置で
あり、これは上記模様コードによりアドレス指定される
ことにより指定された番地の2種類の記憶内容を夫々出
力端子D。乃至D,及びD6乃至Dllから総数コード
として出力する構成である。斯かる総数決定記憶装置7
9の記憶内容は第7図に示す通りであり、前記6種類の
縫目模様に対応した3ビットの模様コードで示される番
地に夫々一対の総数コード(6ビット)が記憶されてお
り、各総数コードはビット対応の出力端子D。及至D5
及びD6乃至Dllから出力される。そして上記出力端
子D。,Dl,・・,Dllは夫々lラインL。,Ll
,・・・,L7lを介してアンド回路80,81,・・
・,91の各一方の入力端子に接続されている。92は
前記計数装置13からの針数コードがラインL24,L
25,L26を介して入力されるデコーダ、93は前記
計数装置43からの針数コ−ドがラインし,,し.,L
29を介して入力されるデコーダで、これらデコーダ9
2及び93の夫々十進数0,1,・・,5が想定された
各出力端子DO,Dl,・・・,D5が夫々ラインL7
2,L73,・・,!3を介して前記アンド回路80,
81,・・・,91の各他方の入力端子に接続されてい
る。
上記デコーダ92及び93は、夫々計数装置13及び4
3から3ビットの二進コードで出力される針数コードを
各別に受けて十進符号化し、この十進符号化数と一致す
る十進数が想定されている夫々の出力端子D。,Dl,
・・,D5の内の一つの出力端子のみから論理値(1)
信号を出力し、他の出力端子からは(1信号を出力する
ようになつている。94はアンド回路80乃至85の出
力を各別に受けるように接続された多入力オア回路、9
5はアンド回路86乃至91の出力を各別に受けるよう
に接続された多入力オア回路であり、各オア回路94及
び95の出力端子は夫々前記揺動振幅制御回路12内の
オア回路17及び送り制御回路42内のオア回路47の
各他方の入力端子に接続されている。
次に上記構成の作用のつき説明するに、例えば第4図D
に示すアミ目模様を形成する場合について述べる。この
アミ目模様の形成原則は、第4図Dの縫目模様に付して
縫い針の0針目から5針目までに夫々対応する数字(1
番から(5)番(このO〜5の番号は第8図の針数に対
応する)までの順に縫目が形成されることを一単位とし
た時、これが複数単位繰り返されることであり、この一
単位の模様形成において、これの制御内容を表わした第
8図Dからも明らかなように、各縫目を数字I(1番か
ら(5)番まで形成するための縫い針の落下位置は0針
目から5針目までに夫々対応して針位置座標(11),
(2),(11),(21,(29),(20),(こ
れらは第4図中の各座標点に対応する。)である。又、
送り増分(加工布の送り量とその方向)にお5いて、縫
目(1番の形成が縫目(5)番の形成後に引き続いて行
なわれることから、縫目(5)番の形成後に(0)番の
縫目のための送り増分(−5)が与えられ、送り増分は
上記針位置座標(11),(2),(11),(20)
,(29),(21に夫々対応して送り増分4(−5)
,(+5),(+5),(−5),(+5),(+5)
の順となり、このような針位置座標と送り増分とが与え
られることによつて第4図Dに示すアミ目模様が形成さ
れるものである。以下その制御の具体的作用を述べる。
即ち、針上位置における模様選択スイッチS3の閉成に
より、これに想定された十進数(3)はエンコーダ3に
より3ビット構成の模様コード「011Jに変換されて
ラッチ5に記−憶され、その記憶内容たる模様コード「
011Jがラッチ5からラインI−,1,1−22,L
23を介してデコーダ6に送られて再び十進数(3)に
変換され、このデコーダ6の十進数(3)が想定された
出力端子D3から論理値(1)信号が出力され且つ他の
出力端子D。,Dl,D2,D4,D5から論理値(0
)信号が出力され、結果として出力端子D。乃至D5か
らラインL4O乃至L45にコード内容「000100
」の模様コード信号が出力されることになる。また上記
のようにラッチ5から出力された模様コード「O1月は
ライ7ンL2l,L22,L23を介して方向信号記憶
装置28及び58並びに総数決定記憶装置79にも供給
される。一方計数装置13及び43は、模様選択スイッ
チS3の閉成に伴う単安定マルチバイブレータ4からの
非安定信号によリセットされ、その計数j内容たる針数
コードは「000」である。このため総数決定記憶装置
79においては、模様選択スイッチS3の閉成と同時に
番地「011」が指定されてその出力端子D。乃至D5
から総数コード「000000」が出力端子D6乃至D
llから総数コード「000100」が出力される(第
7図参照)。
即ち出力端子D9のみから(1)信号が出力され、他の
出力端子からは9信号が出力される。また方向信号記憶
装置28及び58においては、模様選択スイッチS3の
閉成と同時に夫々の番地群「011」内の番地「000
」が指定されて各出力端子Dから論理値(0)の方向信
号が夫々出力される(第5図及び第6図参照)。このと
き単安定マルチバイブレータ4からラインLl5に出力
された非安定信号が夫々オア回路38及び74を介して
R−Sフリップフロップ34及び70の各リセット入力
端子Rに供給されるため、R−Sフリップフロップ34
及び70の夫々の出力端子Qから(Φ信号が出力されこ
の(0准号がマルチプレクサ33のゲート端子G及びオ
ア回路69の一方の入力端子に供給される。従つてマル
チプレクサ33は、入力端子Bを有効化してマルチプレ
クサ29からの方向信号の通過を許容するようになる。
しかし、前記オア回路69の他方の入力端子にはライン
Ll9を介してタイミングパルスFCPが入力されるこ
とから、そのタイミングパルスFCPが論理値(1)の
信号状態にある時にはマルチプレクサ68はそのゲート
端子Gにオア回路69から(1)信号受け、それにより
入力端子Aを有効化してD−A変換器67からの直流電
圧5の通過を許容し、タイミングパルスFCPが論理値
(イ))の信号状態にある時にはR−Sフリップフロッ
プ70の出力端子Qからの信号状態に従つてマルチプレ
クサ68は入力端子A及びBの何れか一方を有効化する
。上述した模様選択スイッチS3の閉成が第10図に示
すタイミングT6において行われたとすると、前記方向
信号記憶装置28から出力された論理値(1の方向信号
がタイミングT。−T1においてマルチプレクサ29の
出力端子Cに現われ、前記エンコーダ2から出力された
論理値(1の信号がタイミングT1〜T2においてマル
チプレクサ29の出力端子Cに現われ、更にタイミング
T1〜T3においてそのエンコーダ2からの論理値(1
)の信号がマルチプレクサ29の出力端子Cに現われる
。このため揺動振幅制御回路12においては、タイミン
グT。−T2に論理値(1の方向信号がマルチプレクサ
33を通過して比較器39のプラス入力端子に与えられ
るため、比較器39は上記方向信号とポテンショメータ
16からの帰還電圧E2とを比較し、その差電圧を振幅
制御ドライバ40により増幅して振幅制御アクチュエー
タ41に供給する。これにより縫い針が上記差電圧を減
少させる方向、換言すればポテンショメータ16からの
帰還電圧E2(即ち位置信号)が減少する方向に横方向
移動され、この帰還電圧E2の減少に応じてA−D変換
器15の出力即ちデジタル量の位置信号が漸減する。従
つて、前記計数装置13からの針数コード「000」に
よつて指定された記憶装置14内の番地群「000」内
の番地が、タイミングT。における縫い針の停止位置に
よつて定まる番地から第2図中の上方(番地「0000
0」方向)に向かつて検索され、検索された番地の記憶
内容が記憶装置14の出力端子D。乃至D5から順次読
み出される。斯ような記憶装置14内の番地群「000
」の検索によつてアミ目模様に対応した模様コード信号
「000100」が出力されなかつた場合には、タイミ
ングT2〜T3に論理値(1)の方向信号がマルチプレ
クサ33を通過して比較器39のプラス入力端子に与え
られるため、比較器39から上記方向信号と帰還電圧B
2との差電圧が振幅制御ドライバ40を介して振幅制御
アクチュエータ41に供給され、以て縫い針が上記帰還
電圧E2を増大させる方向に横方向移動され、この帰還
電圧E2の増大に応じてA−D変換器15から出力され
るデジタル量の位置信号が漸増する。従つて、記憶装置
14内の番地群「000」が番地「00000」から番
地「11111」への方向に向かつて検索され、検索さ
れた番地の記憶内容が記憶装置14の出力端子D。乃至
D5から順次読み出される。上述のような記憶装置14
の番地群「000」内の検索によつて番地「01011
」から模様コード信号「000100」が読み出される
と、記憶装置14の出力端子D3からラインL33を介
してアンド回路22の一方の入力端子(1)信号が供給
され、これとは別に、ラインL4O乃至L45に前記デ
コーダ6から模様コード信号「000100」が常時出
力されていることに基づいてアンド回路22の他方の入
力端子にもラインL43を介して(1)信号が供給され
ているから、このアンド回路22から一致信号たる(1
)信号が出力される。この一致信号により単安定マルチ
バイブレータ26がトリガされてその非安定信号がラッ
チ31のクロック入力端子CK及びR−Sフリップフロ
ップ34のセット入力端子Sに夫々入力される。このた
め前記アンド回路22から一致信号が出力された時点に
おけるA−D変換器15の出力内容即ちデジタル量の位
置信号「0101月がラッチ31に揺動振幅情報として
記憶されると共に、R−Sフリップフロップ34がセッ
トされてその出力端子Qからの(1)信号がマルチプレ
クサ33のゲート端子Gに与えられるため、マルチプレ
クサ33がその入力端子Aを有効化してD−A変換器3
2からの出力信号の通過を許容するようになる。
従つて位置信号「0101Uを入力として受けたD−A
変換器32がそのコード内容に基く特有の値の直流電圧
E1を発生し、これがマルチプレクサ33を通過して比
較器39のプラス入力端子に与えられるため、比較器3
9はこの直流電JBElとポテンシモメータ16からの
帰還電圧E2とを比較し、その差電圧を振幅制御ドライ
バ40により増幅して振幅制御アクチュエータ41に供
給する。これにより、縫い針が位置信号「0101月に
対応した針位置座標(11)の位置に移動制御される。
一方、送り制御回路42においては、前記方向信号記憶
装置58から出力された論理値(1の方向信号がタイミ
ングT。
−T3においてマルチプレクサ65の出力端子Cに現わ
れ、その論理値(0)の方向信号がマルチプレクサ68
の入力端子Bに供給される。その時、縫い針は針板上面
10より上方に位置してタイミングパルスFCPは論理
値(1)の信号状態にあり、そのタイミングパルスFC
PがラインLl9を介してオア回路69の一方の入力端
子に供給されていることから、マルチプレクサ68はそ
のゲート端子Gにオア回路69から(1)信号を受けて
入力端子Aを有効化し、D−A変換器67からの直流電
圧E3の通過を許容している。そのために、送り歯の送
り調節装置は模様選択スイッチS3の閉成以前(タイミ
ングT。以前)に位置していた調節位置から変化するこ
とがない。続いて、第9図及び第10図に示すタイミン
グ胚においてミシンを起動してアミ目模様のの形成を開
始すると、タイミングパルスFCPがタイミングT4に
おいて(1)信号状態から(0)信号状態に変化し、マ
ルチプレクサ68はラインLl9及びオア回路69を介
してそのゲート端子Gに(1信号を受けて入力端子Bを
有効化する。また、マルチプレクサ65は、タイミング
T4〜T5において前記方向信号記憶装置58からの論
理値(1の方向信号を通過させ、タイミングT5〜T6
において前記インバータ62からの(1信号を通過させ
、更にタイミングT6〜T7においてそのインバータ6
2からの(1)信号を通過させ、そのマルチプレクサ6
5を通過した信号はマルチプレクサ68を通過して比較
器75のプラス入力端子に与えられる。即ち、タイミン
グT4〜丁において論理値(1の方向信号が、またタイ
ミングT6〜T7において論理値(1)の方向信号がマ
ルチプレクサ68を通過して比較器75のプラス入力端
子に与えられるため、タイミングT4〜T6において送
り歯は針板上面10から沈下した状態でポテンショメー
タ46の帰還電旦上,が減少する方向に移動され、また
タイミングT6〜T7において送り歯は針板上面10か
ら沈下した状態でポテンショメータ46の帰還電圧E4
が増加する方向に移動される。このため、A−D変換器
67から出力されるデジタル量の位置信号はタイミング
T4〜T6において漸減し、タイミングT6〜T7にお
いて漸増する。一方、計数装置43は、タイミングT4
においてタイミングパルスFCPが立ち下がつたことに
よりその計数内容である針数コード「000」を「00
1」に変化させ、その針数コード「00月によつて指定
された記憶装置44内の番地群「001」内の番地が、
模様選択スイッチS3の閉成以前における送り調節装置
の調節位置によつて定まる番地から第3図中の上方(番
地「00000」方向)に向かつて検索され、その後に
番地「00000」から第3図中”の下方(番地「11
11月方向)に向かつて検索され検索された番地の記憶
内容が記憶装置44の出力端子D。乃至D5から順次読
み出させる。そして上述のような記憶装置44の番地群
「00月の検索によつて番地「11101」から模様コ
ード信号「001100」が読み出されると、ラインl
−.3を介してアンド回路52の一方の入力端子に(1
)信号が供給され、これとは別にラインL4O乃至L4
5にデコーダ6から模様コード信号「000100」が
常時出力されていることに基づいてアンド回路52の他
方の入力端子にもラインL43を介して(1)信号が供
給されているから、このアンド回路52から一致信号た
る(1)信号が出力される。この一致信号により単安定
マルチバイブレータ56がトリガされてその非安定信号
がラッチ66のクロック入力端子CK及びR−Sフリッ
プフロップ70のセット入力端子Sに夫々入力される。
従つて前記アンド回路52から一致信号が出力された時
点におけるA−D変換器45からの位置信号「1110
1Jがラッチ66に送り情報として記憶されると共に、
R−Sフリップフロップ70がセットされてその出力端
子Qからの(1)信号がオア回路69を介してマルチプ
レクサ68のゲート端子Gに与えられ、マルチプレクサ
68がその入力端子Aを有効化してD−A変換器67か
らの出力信号の過程を許容するようになる。従つて位置
信号「1110月を入力として受けたD−A変換器67
がそのコード内容に基づく特有の値の直流電圧E3を発
生し、これがマルチプレクサ68を通過して比較器75
のプラス入力端子に与えられるため、比較器75は、こ
の直流電旺。とポテンショメータ46からの帰還電圧E
4とを比較し、その差電圧を送り制御ドライバ76によ
り増幅して送り制御アクチュエータ77に供給する。こ
れにより、送り歯が針板上面10から沈下した状態で送
り調節装置が位置信号「1110月に対応した調節位置
に移動され、その位置で待機する。縫い針が位置信号「
01011」に対応した針位置座標(11)においてO
針目の縫目を形成した後に第9図に示すタイミングT8
において再び針板上面10から上方の位置に達すると、
揺動振幅制御回路12内の計数装置13がタイミングパ
ル7.YIC,Pの立ち下がりで生ずるパルスCPlを
計数してその計数内容を「001」に変更し、記憶装置
14の番地群「001」を指定する。
この時点においては、縫い針はO針目の縫目形成後にあ
つて位置信号「0101月に対応した針位置座標(11
)に位置されているため、A−D変換器15からは位置
信号「0101月が出力されており、従つて上記のよう
に記憶装置14の番地群「001Jが指定されると同時
にその番地群「001」内の番地「01011」が指定
される。このとき記憶装置14の番地群「001」内の
番地「0101月の記憶内容は「000000」である
ため、比較装置18から一致信号が出力されることはな
く、従つてこの場合、アンド回路36の一方の入力端子
にインバータ27を介して(1)信号が与えられ、アン
ド回路36はその他方の入力端子に対する入力の通過を
許容している。このためタイミングT8においてタイミ
ングパルスBCPが立ち下がつて単安定マルチバイブレ
ータ35がトリガされると、その単安定マルチバイブレ
ータ35からの非安定信号が遅延回路37により遅延さ
れたR−Sフリップフロップ34のリセット入力端子R
に入力され、これによりR−Sフリップフロップ34が
リセットされてその出力端子Qから(0)信号が出力さ
れ、従つてマルチプレクサ33がその入力端子Bを有効
化してマルチプレクサ29からの信号の通過を許容する
ようになる。このとき方向信号記憶装置28には、ライ
ンL2l,L22,L23を介して模様コード[011
」が与えられ、且つラインL24,L25,I−26を
介して針数コード「00月が与えられるため、その方向
信号記憶装置28の番地群「011」内の番地「001
」から論理値(1の方向信号が読み出され、この方向信
号がマルチプレクサ29及び33を通過して比較器39
のプラス入力端子に与えられる。このため縫い針がポテ
ンショメータ16からの帰還電圧E2が減少する方向に
移動され、この帰還電圧E2の減少に応じてA−D変換
器15から出力されるデジタル量の位置信号が漸減し、
記憶装置14の番地群「001」がその番地「0101
1」から第2図中上方に向かつて検索される。そしてこ
のような検索により番地「00010」から模様コード
信号「000100」が読み出されると、前述と同様に
してアンド回路22から一致信号が出力され、この一致
信号により単安定マルチバイブレータ26がトリガされ
てその非安定信号がラッチ31のクロック入力端子CK
及びR−Sフリップフロップ34のセット入力端子Sに
夫々入力され、これに伴いA−D変換器15からの出力
内容即ち位置信号「00010」がラッチ31に振幅情
報として記憶されると共に、マルチプレクサ33が入力
端子Aを有効化してD−A変換器32からの出力信号の
通過を許容するようになる。そして、ラッチ31から位
置信号「00010」を入力として受けたD−A変換器
32はそのコード内容に基づく特有の値の直流電圧E1
を発生してこれをマルチプレクサ33を介して比較器3
9のプラス入力端子に与え、この比較器39は直流電圧
E1とポテンショメータ16からの帰還電圧E2とを比
較し、その差電圧を振幅制御ドライバ40により増幅し
て振幅制御アクチュエータ41に供給する。これにより
、縫い針の落下位置が針位置座標(2)の位置となるよ
うに移動制御され、第9図に示す布送り期間11におい
て1針目の縫目形成のための前記位置信号「1110月
に対応した送り増分(+5)の送りが加工布に付与され
た後に、針位置座標(2)の位置に1針目の縫目が形成
される。その針位置座標(2)の位置置に1針目の縫目
が形成された後のタイミングT9において、計数装置4
3はパルス発生装置7から入力されるタイミングパルス
FCPの立ち下がりで生ずるパルスCP2を計数してそ
の計数内容(即ち針数コード)「001」を「010」
に変化させ7る。この時点においては、送り調節装置が
前記1針目の縫目形成のための位置信号「11101J
に対応した調節位置にあつてA−D変換器45から位置
信号「11101」が出力されているため、上記計数装
置43からの針数コード「010」によつて記フ憶装置
44の番地群「010」が指定されると同時にその番地
群「010」内の番地「1110月が指定される。この
とき、記憶装置44の番地群「010」内の番地「11
10月の記憶内容は「001100」であるため、比較
装置48のアンド回路52はその両入力端子に(1)信
号を受けて一致信号を継続して出力し、インバータ57
を介してアンド回路72の一方の入力端子に(1信号を
供給し続ける。それによりそのアンド回路72は前記タ
イミングT9において単安定マルチバイブレータ71か
ら遅延回路73を介して供給された非安定信号、即ち前
記R−Sフリップフロップ70のリセット信号の通過を
禁止してそのフリップフロップ70のセット状態を継続
させ、マルチプレクサ68はその入力端子Aが継続して
有効化されD−A変換器67からの前記位置信号「11
101」に対応した直流電圧E3を通過させて比較器7
5のプラス入力端子に与える。比較器75は、前述と同
様にその直流電圧ア。とポテンシミメータ46からの帰
還電圧E4とを比較するが、この場合両電圧E3及びE
4は等しくその差電圧が零となつているために送り制御
アクチュエータ77は駆動されることなく、送り調節装
置は位置信号「11101」に対応した調節位置に継続
して位置することになる。その後、縫い針が針下位置か
ら上昇して針板上面10の上方に達すると、第9図に示
すタイミングTlOにおいてタイミングパル幻℃Pが立
ち下がり計数装置13はその計数内容を「00月から「
010」に変更し、記憶装置14の番地群「010」を
指定する。この時、縫い針は1針目の縫目形成後にあつ
て位置信号「00010」に対応した針位置座標(2)
に位置されているため、A−D変換器15からは位置信
号「00010」が出力され、記憶装置14の番地群「
010」内の番地「00010」が指定されてその番地
の記憶内容である「000000」が出力される。それ
故、比較装置18から一致信号が出力されることはなく
、アンド回路36の一方の入力端子にインバータ27を
介して(1)信号が与えられ、タイミングTlOにおい
てタイミングパル幻℃Pの立ち下がりによつてトリガさ
れた単安定マルチバイブレータ35からの非安定信号が
遅延回路37を介してR−Sフリップフロップ34のリ
セット入力端子Rに入力され、そのフリップフロップ3
4はリセットされてその出力端子Qから(1信号を出力
してマルチプレクサ33の入力端子Bを有効化し、その
マルチプレクサ33はマルチプレクサ29からの信号の
通過を許容するようになる。一方、方向信号記憶装置2
8は前記模様コード「011J及び計数装置13の計数
内容である針数コード「010」によつて番地指定され
、第5図に示す如く論理値(1)の方向信号が読み出さ
れマルチプレクサ29及び33を通過して比較器39の
プラス入力端子に与えられる。このため縫い針がポテン
ショメータ16からの帰還電旺。が増大する方向に移動
され、この帰還電圧E2の増大に応じてA一D変換器1
5から出力されるデジタル量の位置信号が漸増し、記憶
装置14の番地群「010」がその番地「00010」
から第2図中下方に向かつて検索される。そしてこのよ
うな検索により番地「01011」から模様コード信号
「000100」が読み出されると、前述と同様にして
アンド回路22から一致信号が出力され、この一致信号
により単安定マルチバイブレータ26がトリガされてそ
の非安定信号がラッチ31のクロック入力端子CK及び
R−Sフリップフロップ34のセット入力端子Sに夫々
入力され、これに伴いA−D変換器15からの出力内容
即ち位置信号「01011」がラッチ31に振幅情報と
して記憶されると共に、マルチプレクサ33が入力端子
Aを有効化してD−A変換器32からの出力信号の通過
を許容するようになる。そして、ラッチ31から位置信
号「01011」を入力として受けたD−A変換器32
はその位置信号に対応した直流電圧E1をマルチプレク
サ33を介して比較器39のプラス入力端子に供給し、
それにより振幅制御アクチュエータ41が駆動されて縫
い針の落下位置が針位置座標01)の位置になるように
縫い針を移動制御し、第9図に示す布送り期間11にお
いて2針目の縫目形成のた・めの前記位置信号「111
0月に対応した送り増分(+5)の送りが加工布に付与
され、針位置座標(11)の位置に2針目の縫目が形成
される。この2針目の縫目形成後において、送り制御用
のタイミングパルスFCPにより計数装置43の計数内
容が進行して計数コード「01月が出力されると、この
針数コード「01月をラインL27,l−,8,L29
を介して受けたデコーダ93がその出力端子D3から(
1)信号を出力する。一方、前述したように総数決定記
憶装置79の出力端子D9からJ(1)信号が出力され
ているため、アンド回路89の両人力端子に同時に(1
)信号が加えられることになり、該アンド回路89から
の(1)信号が多入力オア回路95等を介して計数装置
43のリセット端子RTに入力される。従つて結果とし
て、計数装置43は、針数コード「011」を出力した
瞬間にリセットされて針数コード「000」を出力する
ようになり、この計数コード「000」により記憶装置
44の番地群「000」及び方向信号記憶装置58の番
地群「000」が夫々指定されることになる。従つて、
以後は送り制御用のタイミングパルスFCPにより計数
装置43から針数コード「000」,「001」,「0
10」が繰り返して順次出力され、結果的に0針目と3
針目及び1針目と4針目並びに2針目と5針目の各送り
情報は同一のものとなり、3針目〜5針目の送り情報が
前述と同様にして得られる。
また、総数決定記憶装置79の出力端子D。乃至D5か
らの出力は前述したように総て(O貼号であり、従つて
デコーダ92に計数装置13からの針数コード「001
」,「010」, ・・,「10月が入力されてデコー
ダ92の出力端子D。乃至D5から順次(1)信号が出
力されたとしても、アンド回路80乃至85の何れから
も(1)信号が出力されることはない。このため計数装
置13は針数コード「101」を出力するまでにリセッ
トされることはなく、3針目〜5針目の揺動振幅情報が
前述と同様にして得られる。尚、計数装置13及び43
は、夫々の計数内容が「101」の状態において新たな
計数人力(パルスCPl,CP2)が加えられるとリセ
ットされる構成のものである。従つて、計数装置13に
おいては、5針目の縫目形成後にリセットされて針数コ
ード[000」を出力するようになり、以後は前述と同
様に振幅制御用のタイミングパル対℃Pにより計数装置
13から針数コード「000」,「001」, ・・,
「10月が繰り返して順次出力される。そして、以上の
ようにして得られた3針目〜5針目の揺動振幅情報及び
送り情報により3針目〜5針目の縫目形成が行われ、以
てアミ目摸様の各縫目がO針目から5針目までの情報内
容の通りに形成されるものであり、この0針目から5針
目までの縫目形成が繰り返して行われることによつて同
一のアミ目模様が連続して形成される。尚、第4図A,
B,C,E,Fに示す他の種類の縫目模様に関する制御
動作も上述と同様であるからその説明を省略する。上記
実施例によれば、6種類の縫目模様に対応した模様コー
ド信号を記憶している記憶装置14及び44を設け、こ
の記憶装置14及び44からの模様コード信号の読み出
しに関連して、縫い針と送り歯により送り運動される加
工布との相対位置を制御するための揺動振幅情報及び送
り情報を得て、これらをラッチ31及び66に記憶保持
するようにしている。そして上記した模様コード信号の
読み出し即ち記憶装置14及び44の番地群の検索は、
パルス信号発生装置7から縫い針による縫目形成動作と
時間的に関係して出力されるタイミングパル7.YCP
(及びインバータ8を介して出力されるタイミングパル
スFCP)に応答する計数装置13及び43からの針数
コードと、ポテンショメータ16及び46によつて出力
された縫い針の揺動位置及び送り調節装置の調節位置を
表わしたアナログ量の位置信号に応答するA−D変換器
15及び45からのデジタル量の位置信号とによつて行
うようにしている。また、記憶装置14及び44の番地
群の検索方向は方向信号記憶装置28及び58に記憶さ
れた方向信号により行うようにしている。要するに本実
施例によれば、ラッチ31及び66に記憶された揺動振
幅情報及び送り情報(縫目データ)に関係なく、まず方
向信号に基づいて振幅制御アクチュエータ41及び送り
制御アクチュエータ77を初期駆動し、その後にラッチ
31及び66に記憶された情報に基づいて各アクチュエ
ータ41及び77を制御するようになすと共に、上記方
向信号により決定される所定量の起動電力量を各縫目毎
に各アクチュエータ41及び77に印加するようにして
、そのアクチュエータ41及び77の起動速度が縫目デ
ータに関係なく設定されるようにしたものであり、結果
l的に縫目形成装置及び各アクチュエータ41,77の
大幅な改良を伴うことなく縫目形成装置の高速位置決め
を行なうことができるものである。また揺動振幅情報及
び送り情報は、縫い針の揺動運動及び送り調節装置の移
動により検索されて得ら;れるものであり、縫い針及び
送り調節装置を作動させるための振幅制御アクチュエー
タ41及び送り制御アクチュエータ77の応答速度によ
つてその揺動振幅情報及び送り情報の発生速度が決定さ
れるため、その発生速度を高速にすることが可能フにな
る。特に本実施例によれば記憶装置14及び44を半導
体からなるものとしたので、記憶装置14及び44から
の記憶内容の読み出しを迅速に行うことができ、総じて
従来のように記憶装置として例えば磁気テープ、穿孔テ
ープ等を使用した場合に比してミシンの縫目形成速度を
早くでき、しかも全体の小形化を具現し得る。尚、本発
明は、上記した種類の縫目模様のみに限られるものでは
なく、他の種類の縫目模様の形成にも上記同様に適用で
き、また、上記各縫目模様がO針目から5針目まで六個
の縫目から形成されるものとしているが、斯ような縫目
個数も任意のものとすることができることは勿論である
以上の説明から明らかなように本発明によれば、縫目形
成装置及ひ駆動装置等の大幅な改良を伴うことなく縫目
形成装置の高速位置決めを行ない得ると共に、縫目模様
を形成するための縫目形成情報を高速且つ確実に発生す
ることができ、縫目模様を予め決められた形状に高速且
つ確実に形成することができるミシンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例に関するもので、第1図はミシ
ンにおける縫い針の横方向揺動運動制御と加工布の送り
運動制御とを行う電気的制御回路のブ七ツク図、第2図
及び第3図は夫々異なる記憶装置の記憶内容を示す図、
第4図は種類の異なる縫目模様を示す図、第5図及び第
6図は夫々異なる方向信号発生手段の記憶内容を示す図
、第7図は計数手段を必要に応じてリセットさせるため
の針数決定装置の記憶内容を示す図、第8図は各縫目模
様の制御内容を示す図、第9図及び第10図は実施例の
夫々異なる動作を説明するためのタイムチャートである
。 図中、1は模様選択装置、2はコード信号発生装置(コ
ード信号発生手段)、7はパルス信号発生装置、BCP
,FCPはタイミングパルス(タイミングパルス信号)
、12は揺動振幅制御回路、13及び43は計数装置(
計数手段)、14及び44は記憶装置、15及び45は
A−D変換器(位置信号を記憶装置に有効的に印加する
ための手段)、16及び46はポテンショメータ(位置
検出装置)、18及ひ48は比較装置(比較手段)、2
8及び58は方向信号記憶装置(方向信号発生手段)、
29及び65はマルチプレクサ(第1の供給手段)、3
1及び66はラッチ(保持手段)、32及び67はD−
A変換器(第2の供給手段入33及び68はマルチプレ
クサ(切換手段)、40は振幅制御ドライバ(駆動制御
手段)、41は振幅制御アクチュエータ(駆動装置)、
42は送り制御回路、76は送り制御ドライバ(駆動制
御手段)、77は送り制御アクチュエータ(駆動装置)
、78は針数決定記憶装置を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 予め定められた多種類の縫目模様中から所望の縫目
    模様を選択するための模様選択装置と、その選択された
    縫目模様を形成するために一定の範囲内において動き得
    るように構成された縫目形成装置と、その縫目形成装置
    を動かし若しくはその動きを制御するために縫目形成装
    置若しくはその調節装置装置と作動的に連結された駆動
    装置とを備えたミシンにおいて、多数の互いに異なつた
    番地からなる番地群を複数群含み、各番地群中の所定番
    地に前記多種類の縫目模様の各々に対応する模様コード
    信号を記憶している記憶装置と、前記縫目形成装置によ
    る縫目形成動作と時間的に関係してタイミングパルス信
    号を発生するパルス信号発生装置と、前記模様選択装置
    により選択された縫目模様に対応する模様コード信号を
    その選択動作に応答して発生するコード信号発生手段と
    、前記記憶装置内の各番地群を指定するために前記タイ
    ミングパルス信号に応答して計数内容を累進させる計数
    手段と、前記選択された縫目模様中の各縫目形成のため
    に前記縫目形成装置若しくはその調節装置を動かすべき
    方向を表わす方向信号を前記コード信号発生手段からの
    模様コード信号及び計数手段の計数内容に応答して発生
    する方向信号発生手段と、前記方向信号に従う方向に縫
    目形成装置若しくはその調節装置を動かすべくその方向
    信号を前記駆動装置に供給するための第1の供給手段と
    、前記縫目形成装置若しくはその調節装置の位置を検出
    して位置信号を発生する位置検出装置と、前記計数手段
    の計数内容によつて指定された番地群内において前記模
    様選択装置により選択された縫目模様に対応する模様コ
    ード信号が記憶された所定番地を検索するために前記位
    置信号を番地指定信号に変換して前記記憶装置に有効的
    に印加する手段と、前記番地指定信号により検索された
    所定番地内の模様コード信号と前記コード信号発生手段
    から発生された模様コード信号とを比較して両模様コー
    ド信号が一致した時に一致信号を発生する比較手段と、
    その一致信号に応答して前記位置信号または番地指定信
    号を保持する保持手段と、その保持された信号に従つて
    前記縫目形成装置若しくはその調節装置を位置決めすべ
    くその保持された信号を前記駆動装置に供給するための
    第2の供給手段と、前記一致信号に応答して前記第1の
    供給手段を無効化し且つ第2の供給手段を有効化するた
    めの切換手段と、前記第1及び第2の供給手段のいずれ
    か一方により供給された信号に従つて前記駆動装置への
    供給電力量を制御する駆動制御手段とから成るミシン。
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