JPS604302B2 - 仕上げ剤付与方法 - Google Patents

仕上げ剤付与方法

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Publication number
JPS604302B2
JPS604302B2 JP14241381A JP14241381A JPS604302B2 JP S604302 B2 JPS604302 B2 JP S604302B2 JP 14241381 A JP14241381 A JP 14241381A JP 14241381 A JP14241381 A JP 14241381A JP S604302 B2 JPS604302 B2 JP S604302B2
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JP
Japan
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finishing agent
yarn
hole
running
applying
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Expired
Application number
JP14241381A
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JPS5846137A (ja
Inventor
幹男 大原
雅信 木下
浩二 田尻
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5846137A publication Critical patent/JPS5846137A/ja
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は走行糸条への仕上げ剤付与方法に関するもので
、油剤、水、薬液、染液等の仕上剤を環境を害すること
なく、有効に走行糸条に付与する方法に関するものであ
る。
一般に走行する糸条に仕上げ剤を付与する方法としては
オィリングローラを用いたものが多く用いられており、
又、他にはスプレー方式、スリット型プレート方式等が
採用されている。
ところが、上記各方式だと、均一に仕上げ剤を付与する
ことが困難で、特に高速走行糸条では仕上げ剤の付着斑
を生じたり、あるいは付着効率が悪く、周囲に仕上げ剤
が飛散してしまい著るしく環境を悪くしてしまうという
問題が生ずる。このため仕上げ剤の付着効率を良くする
為にスリット型のプレートを工夫して用いたり、飛散仕
上げ剤の受け皿、飛散防止カバー等を併用しているのが
現状である。
しかしながらこのような方法では設備が大型化、複雑化
してしまうこと、更には、仕上げ剤の付着効率を高くす
ることが困難であるということがあり、実際の操業には
採用し難い。特にオィリングローラ方式で仕上げ剤を付
与する方法に関しては数多くの方法、装置が提案されて
いる。
ところが比較的低速の糸条速度ならば仕上げ剤付着効率
が高くて問題ないが、150肌/分以上の高速になると
、付着効率が悪くなること、更には、走行糸条の片面に
しか仕上げ剤を付与することができず、均一付着という
面で劣り撚糸、タフティング等の後工程で断糸、毛羽発
生等のトラブルがいまいま生じるという問題が発生して
くる。一方、仕上げ剤浴中に糸条を走行させて仕上げ剤
付与を行うディップ方式では、付着効率、均一付着の両
面で共に優れているが、高速で走行する糸条には適用で
きない。又、スプレー方式では、付着効率を高めること
がむつかしく、仕上げ剤飛散による作業環境の悪化を避
けることができない。故に本発明の目的とするところは
、実質的に150仇h/分以上の高速で走行する糸条に
仕上げ剤を付与するに際し、その付着効率(仕上げ剤送
液量に対する糸条への付着割合し、)が高く且つマルチ
フィラメントの個々の単糸に仕上げ剤を均一に付着させ
る方法を提供することである。
本発明者らは、かかる従来方法の欠点を解消し、仕上げ
剤を付与するに際し、均一付与が可能で、その付着効率
も高く、しかも設備面、操業面より実用に供し得る方法
を関発すべく鋭意検討の結果本発明に到達したものであ
る。
すなわち本発明は、走行糸条に仕上げ剤を付与するに際
し、仕上げ剤付与ノズルを関口させ、かつ糸条入口孔及
び出口孔を絞った。
筒丈チャンバーを糸条入口孔を下にして縦に設置し、糸
条をその下方から上方へ走行させると共に、該入口孔及
び出口孔の孔蓬d,,4(柵)をo.o2×ね天≦d,
,d2≦o.02 x〃充十1.0(Deは走行糸条の級度)の範囲内に設
定し、該チャンバー内に仕上げ剤を供給しつつ、糸条を
走行させて、仕上げ剤を付与せしめることを特徴とする
仕上げ剤付与方法である。
以下、本発明を図面により設明する。
第1図は本発明の一実施態様を示す簡略化した側面図、
第2図は仕上げ剤付与を行う仕上げ剤付与装置の縦断面
図、第3図はそのA一A線横断面図である。
第1図において、綾糸工程、延伸工程、加工工程あるい
は既に巻き取られたバーン等から供給される糸条Yは、
供給ローラー1、分離ローラ−1′により、一定の走行
速度で供給される。次いで筒状チャンバーを有する仕上
げ剤付与装置2で仕上げ剤が付与されるが該装置2には
仕上げ剤供給パイプ3が設けられている。次いで引き取
りローラー4及び分離ローラー4′により引き取られワ
インダー5により巻取られる。仕上げ剤付与装置2は第
2図、第3図に示す如く仕上げ剤供給パイプ3に連なる
仕上げ剤付与ノズル6が開口した筒状チャンバー7から
構成されており、その糸条入口孔8及び出口孔9が絞ら
れて小さくなっている。このように糸条入口孔8及び出
口孔9を絞って、その横断面積を筒状チャンバー7の横
断面積よりも小さくすることは、該チャンバ−7内に供
給された仕上げ剤をミスト状にして走行糸条に均一に付
着させるうえで極めて重要なことである。更に、糸条入
口孔8の孔径d,(帆)及び糸条出口孔9の孔経ち(帆
)は0.02×ノDe≦d,,d2≦0.02×ノDe
十1.0の範囲内にあることが必要である。
孔径d,,もが0.02×ノD弦より小さいと糸条の織
度に対して、糸条入口孔の大きさが小さくなりすぎて、
糸条をしごし、てしまう結果となり、毛羽ループの発生
原因となってしまう。該孔径はこのような障害が起らな
い範囲で、できるだけ4・さし、方が仕上げ剤のチャン
バー外への飛散が少ないので望ましい。。逆に該孔径が
大きすぎて、0.02×ノ戊十1.0(肌)を越えると
、走行糸条の持つ随伴流により、仕上げ剤が筒状チャン
バーの外へ飛散してしまい環境を汚染すると共に、糸条
への均一付与が困難となる。本発明方法により処理する
糸条の織度には、特に制限はないが、本発明の仕上げ剤
付与機構が、筒状チャンバー内へ供給された仕上げ剤を
走行糸条の随伴気流によってミスト化して、糸条に均一
に付着させるものであることから、仕上げ剤をミスト化
するに十分な随伴気流が発生する程度、例えば、50M
e〜400We程度の織度が望ましい。
上記仕上げ剤付与装置2を用いて仕上げ剤を付与するに
は、筒状チャンバ−7に供給パイプ3、仕上げ剤付与ノ
ズル6から仕上げ剤を一定量ずつ計量供給し、糸条の随
伴気流を利用してミスト化することにより、糸条に付着
させるがこの場合、該チャンバー7を縦にして用い、糸
条を下方から導入し上方の孔から導出することが必要で
ある。このようにすれば、チャンバー7の中央付近の内
部に閉口した仕上げ剤付与ノズル6から供給された仕上
げ剤は、重力により下方に流れ、その仕上げ剤が糸条入
口孔8付近で糸条の持つ随伴流により、大部分ミストに
なってチヤンバー内に充満し、糸条に付着することにな
る。又、壁面に付着した液体状の仕上げ剤はチャンバー
7の内壁をつたわって下方に流れ、随伴流により再びミ
スト化されて、以下同じことが繰返される。もし、糸条
入口孔8の孔径が大きすぎると、液体状の仕上げ剤が洩
れ落ちてしまい、糸条出口孔9の孔径が大きすぎると、
ミスト状の仕上げ剤が、糸条の随伴流と共に筒状チャン
バー7の外に逃げてしまうことになる。尚、筒状チャン
バ−7の断面形状は必ずしも円形である必要はなく、楕
円形、四角形、多角形等、′任意の形状をとることがで
きる。
また、糸通し作業を容易にするために、チャンバー7を
従万向に半分に分割できるようにし、圧、脱着機構を設
けることもできる。更に、仕上げ剤付与ノズル6を複数
個設けることも可能である。以上、説明した如く、本発
明方法によれば、極めて簡単な装置で仕上げ剤をミスト
化することができて、高速走行糸条に均一に仕上げ剤を
付着させることができ、しかも仕上げ剤が仕上げ剤付与
装置外に洩出するのを防ぐことができるから、付着効率
が高く、環境を汚染することもないという優れた効果を
奏することができる。
次に本発明を更に実施例より説明する。
実施例1〜3,比較例1〜3 * 1000デニール68フイラメントのナイロンマル
チフィラメント加工糸を、筋糸−延伸−嵩高加工に付し
た後一旦巻取ることなく、引きつづいて第1図〜第3図
に示した装置で糸条走行速度2,10仇h/分にて仕上
げ剤を付与した。
仕上げ剤としては市販の鉱物油を用い、仕上げ剤付与ノ
ズル6から3ccノ分の割合でギヤポンブにより定量供
給した。尚、筒状チャンバー7の内径は1仇肋、長さは
15柵、糸条入口孔8及び出口孔9の長さはそれぞれ1
仇帆、仕上げ剤付与ノズル6の直径は3側であった。糸
条入口孔8の孔径d,及び糸条出口孔9の孔窪d2は次
表のように変更してテストした。
その結果を次表に示す。
尚、仕上げ剤付着効率とは、供給された仕上げ剤のうち
の何%が糸条に付着したかを示す値である。
以上の結果から明らかなように、糸条出入口孔蓬d,,
もがo.o2江万≦d,,も≦o.o2x乃兎十1.0
の範囲、即ち、o.63≦d,,d2≦1.63の範囲
にあるときは、仕上げ剤付着効率が高く、しかも仕上げ
剤の周辺の飛散、糸条の毛羽発生が少なくなる。
実施例4〜7,比較例4〜5実施例1において、糸条出
入口孔径d,,d2を1.伍肋、糸条走行速度を2,4
皿h/分とし、仕上げ剤種類、仕上げ剤供給量を次表の
通り変更し、その他の条件は実施例1と同じ‘こしてテ
ストをくり返した。
その結果を次表に示す。尚比較のために、特公昭50一
16444号公報に示されているオィリングプレートを
用いてテストを行ない、その結果もあわせて次表に示し
た。この結果からも明らかなように、本発明の方法によ
れば、仕上げ剤として水系ェマルジョンを用いても、ま
た、ストレート油(鉱物油)を用いても、その付着効率
が高く、周囲への飛散が少ないことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する装置の一実施態様を示す
簡略化した側面図、第2図は本発明方法で使用する仕上
げ剤付与装置の縦断面図、第3図は、第2図のA−A線
横断面図である。 Yは糸条、2は仕上げ剤付与装置、6は仕上げ剤付与ノ
ズル、7は筒状チャンバー、8は糸条入口孔、9は糸条
出口孔である。 オー図 オ2図 矛3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 走行糸条に仕上げ剤を付与するに関し、仕上げ剤付
    与ノズルを開口させ、かつ糸条入口孔及び出口孔を絞っ
    た筒状チヤンバーを、糸条入口孔を下にして縦に設置し
    、糸条をその下方から上方へ走行させると共に、該入口
    孔及び出口孔の孔径d_1,d_2(mm)を0.02
    ×√(De)≦d_1,d_2≦0.02×√(De)
    +1.0(Deは走行糸条の繊度)の範囲内に設定し、
    該チヤンバー内に仕上げ剤を供給しつつ、糸条を走行さ
    せて仕上げ剤付与さしめることを特徴とする仕上げ剤付
    与方法。
JP14241381A 1981-09-11 1981-09-11 仕上げ剤付与方法 Expired JPS604302B2 (ja)

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JPS604302B2 true JPS604302B2 (ja) 1985-02-02

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CH702007B1 (de) * 2009-10-10 2014-05-15 Oerlikon Textile Gmbh & Co Kg Verfahren und Vorrichtung zum Schmelzspinnen, Behandeln und Aufwickeln eines synthetischen Fadens.

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