JPS6042746B2 - 本縫ミシン用ボビン糸補充装置 - Google Patents

本縫ミシン用ボビン糸補充装置

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JPS6042746B2
JPS6042746B2 JP17496681A JP17496681A JPS6042746B2 JP S6042746 B2 JPS6042746 B2 JP S6042746B2 JP 17496681 A JP17496681 A JP 17496681A JP 17496681 A JP17496681 A JP 17496681A JP S6042746 B2 JPS6042746 B2 JP S6042746B2
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bobbin
thread
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needle
control lever
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修 神谷
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は本縫ミシンに係り、特に、ボビンに針側から
糸を補充するためのボビン糸補充装置に関するものてあ
る。
従来技術 従来、この種の装置としては、例えば、特公昭39−1
4274号公報に記載されているように、ボビンに糸を
補充する際には、ボビン回転機構を構成するボビン糸巻
部材の作動に基づき、ボビンが糸輪捕捉器と一体的に回
転され、ボビンの回転に伴い、針に担持された糸がボビ
ン上に十分に補充された時、ボビンケースに枢着された
制御レバーの係合部がボビン糸に係合するとともに、そ
の制御レバーのカム部がボビン糸巻部材の環状リムに係
合し、引き続くボビン糸補充動作に基づき前記カム部の
作用によりボビン糸巻部材上のピンがボビンから離脱し
、ボビンと糸輪捕捉器との連結が解除されてボビン回転
機構の作動が停止されるとともに、ミシンの駆動が停止
されるようになつている。
ところが、この従来構成においては、ボビン糸巻部材と
制御レバーとの間に摩擦抵抗が発生し、ボビン回転機構
に対する負荷が急激に増大するため、両者が摩耗してボ
ビン糸補充装置が不確実な作動を行うおそれがあつた。
また、特公昭40−1497吋公報に記載された装置は
、前記従来構成とほぼ同一の構成のボビン糸補充装置に
おいて、ボビンに十分に糸が補充され、制御レバーのカ
ム部がボビン糸巻部材の環状リムに係合すると、引き続
くボビン糸補充動作に基づき、前記カム部と環状リムと
の間の摩擦抵抗が増大し、その影響を受けてモータが停
止され、それにより、ボビン回転機構を停止してボビン
糸補充動作を終了するようになつている。
ところが、この従来構成においては、モータに大きな負
荷がかかるため、モータの寿命の低下を招くという重大
な欠陥があつた。目的 この発明は上記の欠陥を解消するためになされたもので
あつて、その目的は、ボビン上に所定量の糸が補充され
た時、負荷の急激な増大を伴うことなくボビン回転機構
の作動が停止されて、ボビンの回転が確実に停止される
新規な本縫ミシン用ボビン糸補充装置を提供することに
ある。
実施例 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従つて説
明すると、第1,3,6図に示すように、ミシン機枠1
のベッド部1aの上面には針板2及び滑り板(図示しな
い)がそれぞれ取着されている。
針板2の下方においてベッド部1a内に固定されたブラ
ケット3の中央には上下方向に延びる支持筒4が固定さ
れ、その支持筒4には上端に円盤5を有する作動軸6が
上下動及び回転可能に貫入されている。前記円盤5の外
周及び上面にはそれぞれ係合突起7,8が突設されてい
る。糸輪捕捉器9は上面を開放したほぼ有底短円筒状に
形成され、その環状周壁の内面にはレース部10と糸輪
捕捉嘴11とがそれぞれ形成されている。前記糸輪捕捉
器9の下面中央にはスクリューギア12がその捕捉器9
と一体に突出形成され、そのスクリューギア12の軸心
には前記糸輪捕捉器9の底部中央にて開口する中心孔1
3が貫設されており、スクリューギア12はその中心孔
13を介して支持筒4の軸筒外周面に嵌合している。ス
クリューギア12の中心孔13の内壁上部には上下方向
に延びる係止溝14が形成されており、前記円盤5外周
の係合突起7が前記係止溝14に対して上下動可能に係
合された状態で、作動軸6が糸輪捕捉器9と一体的に回
転するようになつている。前記ブラケット3の前方には
スクリューギア15を有する下軸16が回転可能に支持
され、そのスクリューギア15が前記スクリューギア1
2に噛合されている。そして、下軸16の回転時には、
針棒(図示しない)に取着された針17の縦方向往復動
に同期し、前記スクリューギア15,12を介して前記
糸輪捕捉器9及び作動軸6が第1図の反時計方向へ回転
されるようになつている。ほぼ円筒状をなすボビンケー
ス18の外周にはフランジ部19が形成され、このフラ
ンジ部19が前記糸輪捕捉器9のレース部10に上方か
ら係合した状態で、ボビンケース18が糸輪捕捉器9内
に収容されている。
このフランジ部19には針落ち溝19aが形成されてい
る。前記ボビンケース18の中央に形成されたボビン収
容部18a内には糸担持用ボビン20が回転可能に収容
されている。このボビン20の下方フランジ21の下面
には複数の凹所21aが形成され、また、ボビン20の
上方フランジ22の中央には凹部22aが形成されると
ともに、この上方フランジ22にはボビン20内に糸を
導入するためのスリット22bが形成されている。そし
て、第3図に実線で示すように、前記作動軸6が上動さ
れ、円盤5上の係合突起8が前記凹所21a内に配置さ
れた状態で、前記下軸16が回転された時には、前記ス
クリューギア15,12、糸輪捕捉器9、係止溝14及
び円盤5外周の係合突起7を介して作動軸6が回転され
、??盤5上の係合突起8が前記凹所21aの内側壁に
係合して、ボビン20が糸輪捕捉器9と一体的に回転さ
れる。また、前記作動軸6、糸輪捕捉器9及びスクリュ
ーギア12,15等によりボビン回転機構が構成されて
いる。前記針板2の下方において、前記ブラケット3の
ボス3b上には支持板23が固定され、その支持板23
上に螺着された3個の浮上防止片24が前記ボビンケー
ス18の係止溝25に遊嵌されている。それにより、ミ
シンの運転時におけるボビンケース18の浮上が防止さ
れる。また、前記スクリューギア12の後方においてブ
ラケット3上には一対の規制片26を有する規制部体2
7が軸27aにより水平面内において揺動可能に支持さ
れている。そして、糸輪捕捉器9の回転に伴い、前記規
制部体27が揺動されるとともに、各規制片26がボビ
ンケース18の係止溝28に交互に係合してボビンケー
ス18の回転が規制される。前記ブラケット3の右側延
出部3aには回動軸29が回動可能に挿貫され、その上
端にはほぼL字状をなす選択部材30がその基端にて固
着されている。そして、この選択部材30は第1図に示
す縫目形成動作のための第一の位置と、第2図に2点鎖
線で示すボビン糸補充動作のための第二の位置との間で
回動操作し得るようになつている。選択部材30の先端
には前記ボビン20の凹部22aに対してわずかな間隔
をおいて侵入可能な突部31が形成され、その突部31
には糸切断部31aが設けられている。前記選択部材3
0のほぼ中央には作動部材としてのピン32が下方へ向
か.つて突設されている。前記ブラケット3の下面にお
いて前記回動軸29の下端には選択部材30と一体的に
回動可能なりム体33が固着され、その側縁には一対の
係合凹部33a,33b1両係合凹部33a,33b.
間に位置するカム面33c、一方の係合凹部33aに連
続する等半径面33d及びブラケット3下面の円弧状溝
34に係合可能な回り止め用起立片35がそれぞれ形成
されている。
このカム体33に隣接して前記ブラケット3の下面には
板ばね材・にて折曲形成された連係部材36が回動可能
に支持され、引張ばね37により第4図A,bの反時計
方向へ回動付勢されている。この連係部材36の一端に
は前記カム体33の側縁に係合するV字状の折曲片38
が形成され、他端には傾斜面39aを有する延出片39
が形成されている。この延出片39には前記作動軸6の
大径部6aを挿通するための丸孔39bと、その丸孔3
9bに連続するとともに連係部材36の回動中心を中心
として円弧状をなし、前記作動軸6の小径部6bを挿通
するための長孔39cとが形成され、前記カム体33の
カム面33cに従う前記連係部材36の回動範囲におい
て前記作動軸6の小径部6bが長孔ノ39cに常時挿通
するように連係部材36が配置されている。また、前記
回動軸29、カム体33及び連係部材36等により前記
ボビン回転機構と選択部材30とを連係する連係機構が
構成されている。そして、前記選択部材30が第1図に
示す.第一の位置に配置された時には、第4図aに示す
ように連係部材36の折曲片38がカム体33の等半径
面33dに係合されて、連係機構が不作用位置に配置さ
れる。それにより作動軸6が、その小径部6bを長孔3
9cに挿通させた状態で連係部材36の傾斜面39aに
沿つて下動し、その作動軸6が第3図に鎖線で示す不作
用状態に設定される。また、前記選択部材30が第1図
の反時計方向へ回動され、その選択部材30が第2図に
示す第二の位置に配置された時には、第4図bに示すよ
うに連係部材36の折曲片38がカム体33の他方の係
合凹部33bに係合されて、連係機構が作用位置に配置
される。それにより、作動軸6の小径部6bが連係部材
36の長孔39cに挿通された状態で、その作動軸6が
前記傾斜面39aに沿つて上動され、その作動軸6が第
3図に実線で示す作用状態に設定される。第3,6図に
示すように、前記ブラケット3の右側延出部3aの下方
において前記回動軸29には連結部材40が固着され、
その連結部材40、連結ロッド41、回動腕42及び連
結杆43を介して前記選択部材30が針棒釈放機構(図
示しない)に連結されている。
第1,2,5,6図に示すように、前記ボビンケース1
8のフランジ部19上において針落ち溝19aとほぼ1
80度隔てて対向する側にはレバー収納部44が形成さ
れるとともに、そのレバー収納部44とボビン収容部1
8aとに連通する切欠部45及び連通溝46が互いに所
定の間隔をおいてそれぞれ形成されている。そして、第
5図に示すように、前記糸輪捕捉器9によつて捕捉され
、かつ引き出される針糸輪の一部が前記切欠部45を通
つてボビンケース18の内方へ入り込み得るようになつ
ている。前記レバー収納部44内において切欠部45側
には一対の板材47a,47bにて挾持され、かつその
先端に案内部48aを有する糸張力調整用の板ばね48
が取着されている。前記選択部材30上のピン32の回
動軌跡上に位置するように、前記レバー収納部44内に
は糸量検出手段としての弓状の制御レバー49がそのほ
ぼ中央にて回動可能に支持されている。
この制御レバー49の一端にはボビンケース18側の突
出する突片50と、前記針糸輪をボビンケース18内へ
案内するための案内片51とがそれぞれ形成され、両者
50,51により前記切欠部45の内側壁と板はね48
の案内部48aとの間を開閉し得るようになつている。
前記制御レバー49の他端には前記連通溝46を介して
ボビン20の上下両フランジ21,22間に進入可能な
検出部52が折曲形成されている。この検出部52の近
傍において制御レバー49とレバー収納部44の側壁と
の間にはばね手段としての圧縮ばね53が介装されてい
る。そして、通常の縫製運転時には前記圧縮ばね53の
はね力により前記検出部52がボビン収容部18aの内
側壁に係止されるとともに、前記突片50及び案内片5
1により前記切欠部45の内側壁と板ばね48の案内部
48aとの間が閉鎖されて、制御レバー49が第1図に
示す第一の位置に配置される。また、ボビン糸補充時に
は前記選択部材30の回動に伴うピン32と制御レバー
49との係合により、前記圧縮ばね53のばね力に抗し
て制御レバー49が第1図の反時計方向に回動され、前
記検出部52がボビン20の上下両フランジ21,22
間に進入されるとともに、前記突片50及ひ案内片51
により前記切欠部45の内側壁と板ばね48の案内部4
8aとの間が開放されて、制御レバー49が第2図に示
す第二の位置に配置される。次に、上記のように構成さ
れたミシンの作用を説明する。
さて、第1図は選択部材30が第一の位置に配置され、
選択部材30上のピン32が制御レバー49から離間し
、圧縮ばね53のばね力により制御レバー49が第一の
位置に配置された状態を示すものである。
それにより、第4図aに示すように、カム体33が不作
用位置に配置されてそのカム体33の等半径面33dに
連係部材36の折曲片38が係合される。このため、連
係部材36の丸孔39bに近接した長孔39cの下方部
分に作動軸6の小径部6bが挿通されて、作動軸6が第
3図の鎖線位置に配置され、係合突起8がボビン20の
凹所21aから離間してボビン回転機構が不作用状態に
設定される。この状態でミシンを運転すると、下軸16
及びスクリューギア15,12を介し、糸輪捕捉器9が
針17の一往復動につき第1図の反時計方向へニ回転さ
れる。そして、針17に担持された針糸Yが糸輪捕捉嘴
11により捕捉され、その針糸Yがボビンケース18を
くぐり抜けて針糸輪が形成されるとともに、ボビン20
に巻回されたボビン糸がその針糸輪により繰り出される
。それにより、ベッド部1a上の加工布(図示しない)
に本縫縫目が形成され、また、送り歯54と布押え足(
図示しない)との協働により加工布に送りが付与される
。この時、前記制御レバー49の突片50及び案内片5
1により切欠部45の内側壁と板ばね48との間が閉鎖
されているため、針糸輪がボビンケース18内に導入さ
れることはない。そして、ミシンの縫製運転によりボビ
ン糸がすべて消費された場合には、ボビン糸補充動作を
遂行するために、ミシンの運転を停止した後、針17を
針板2の上方に配置した状態で所定の固定部(針近傍)
に針糸Yの一端を固定し、滑り板(図”示しない)を手
動操作して糸輪捕捉器9の上面を開放させる。この状態
て手動により選択部材30を第1図の時計方向へ回動操
作し、第2図に示すように選択部材30の突部31をボ
ビン20の凹部22a内に進入させる。この選択部材3
0の回動によりピン32が制御レバー49に係合し、そ
の制御レバー49が圧縮ばね53のばね力に抗して第1
図の反時計方向へ回動され、切欠部45の内側壁と板は
ね48との間が開放されるとともに、制御レバー49の
検出部52がボビン20のj上下両フランジ21,22
間に進入する。一方、前記選択部材30の回動操作に伴
い、前記カム体33が第4図aの状態から時計方向へ回
動され、カム面33cと連係部材36の折曲片38とが
係合し、そのカム面33cの作用により連係部材36が
時計方向へ回動される。そして、前記選択部材30の突
部31がボビン20の凹部22a内に進入した時に、カ
ム体33の係合凹部33bに前記連係部材36の折曲片
38が係合してカム体33及び連係部材36が第4図b
に示す作用状態に保持され、選択部材30が第2図に示
す第二の位置にロックされる。また、前記連係部材36
の回動に伴い、連係部材36の傾斜面39aに沿つて作
動軸6が上動される。
そして、第3図に実線で示すように作動軸6上の係合突
起8がボビン20の凹所21a内に配置され、連係部材
36自身のばね力により作動軸6が作用状態に保持され
る。この状態でミシンの運転を再び開始すると、針17
が一往復動される間に、前記係合突起8と凹所21aの
内側縁との係合に基づいてボビン20と糸輪捕捉器9と
が一体的に回転され、最初の針糸輪が形成されると所定
のカム作用により針棒釈放機構が作動され、針17の往
復動が停止される。そして、最初の針糸輪の形成時にお
いて針糸Yを捕捉した糸輪捕捉嘴11が制御レバー49
の突片50の近傍を通過する時に、針糸Yの固定端側肢
部Y1が前記切欠部45を通り、案内片51、突片50
及び板ばね48の案内部48aに沿つてボビンケース1
8の内方へ導入された後、板ばね48と下方の板材47
bとの間に挾持される。
そして、ボビン20の回転に伴い、そのスリット22b
の開口端に針糸Yが係止されると、そのスリット22b
に沿つて針糸Yがボビン20内に導入され、ボビン20
が継続的に回転されることによ.りそのボビン20の軸
部に針糸Yが巻回される。このボビン糸補充動作中にお
いては針糸Yの固定端側肢部Y1がボビン20の上方フ
ランジ22の凹部22aと選択部材30の突部31との
間に導入されるため、ボビン20の回転に伴い、前記突
.部31の糸切断部31aにより前記固定端側部Y1が
すり切れるようにして切断される。そして、ボビン20
に糸が十分に補充巻回されると、その糸に前記制御レバ
ー49の検出部52が係合し、さらに、その後のボビン
糸補充動作によリボ・ピン糸の巻径が増大すると圧縮ば
ね53に助勢されて前記制御レバー49が第2図の時計
方向へ回動され、ピン32を介して選択部材30が第2
図に示す第二の位置から第1図に示す第一の位置と前記
第二の位置との中間位置へ回動される。この選択部材3
0の中間位置への回動に対応して、前記カム体33及び
連係部材36がそれぞれ復帰回動され、第4図A,bか
ら明らかなように、そのカム体33の係合凹部33aに
連係部材36の折曲片38が係合する。また、前記連係
部材36の復帰回動に伴い、前記傾斜面39aに沿つて
作動軸6が下動され、作動軸6の係合突起8がボビン2
0の凹所21aから離間してボビン20の回転jが確実
に停止され、ボビン糸補充動作が終了する。このように
、ボビン糸補充動作終了時においては、制御レバー49
、選択部材30及び連系機構等が瞬時に作動されてボビ
ン回転機構が不作用状態に設定されるため、ボビン回転
機構に大きな負荷がかかることはない。そして、前記針
糸Yを切断しボビン糸の巻終り端をボビンケース18上
に載置した後、滑り板によリベット部1a上面を閉鎖す
ると、その滑り板の下面に形成されたカム部と選択部材
30に突設された係合片(図示しない)との協働により
選択部材30が第1図に示す第一の位置に復帰回動され
、前記針棒釈放機構が不作用状態に設定される。それに
より、次の縫目形成動作を連続的に行うことができる。
また、前記作動軸6の上動時において、作動軸6上の係
合突起8がボビン20の凹所21aを区画するリブに係
合した時には、連係部材36の延出片39がそれ自体の
ばね力に抗して一旦下方へ湾曲された後に、引き続く作
動軸6の回転により前記係合突起8がボビン20の凹所
21a内に配置されるため、何ら支承なく円滑にボビン
20を回転させることができる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、例えば、糸量検出手段として発光ダイオード、フォト
トランジスタ等の光学的検出手段を用いたり、作動部材
としてソレイド等の電磁手段を用いたりする等、この発
明の趣旨から逸脱しない範囲て各部の構成を任意に変更
することも可能である。
効果 以上詳述したようにこの発明は、選択部材の第一の位置
から第二の位置へ向かう操作に関連してボビン回転機構
を作用状態に設定する作用位置と、選択部材の第二の位
置から第一の位置へ向かう操作に関連してボビン回転機
構を不作用状態に設定する不作用位置との移動可能な連
係部材をボビン回転機構と選択部材との間に設け、糸量
検出手段による検出動作に関連して前記選択部材を第二
の位置から第一の位置と第二の位置との中間位置へ移動
させる作動部材を設けたことにより、ボビン上に所定量
の糸が補充された時、負荷の急激な増大を伴うことなく
ボビン回転機構の作動が停止されて、ボビンの回転が確
実に停止され、しかも、モータに負荷のかかるおそれが
ない等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したミシンの縫目形成動作遂
行時における平面図、第2図は同じくボビン糸補充動作
遂行時における平面図、第3図は第2図の■−■線にお
ける断面図、第4図A,bは連係機構の不作用位置及び
作用位置を示すために第3図の■−■線において切断し
た断面図、第5図はミシンのボビン糸補充動作遂行初期
における部分斜視図、第6図はボビン糸補充装置及びそ
の関連構成を示す分解斜視図である。 作動軸・・・・・・6、糸輪捕捉器・・・・・・9、糸
輪捕捉嘴・・・11、スクリューギア・・・・・・12
,15(前記6,9,12,15等によりボビン回転機
構が構成されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 糸輪捕捉嘴11を有し、針17の縦方向往復動と同
    期して回転可能な糸捕捉器9と、その糸捕捉器9内に保
    持されたボビンケース18と、そのボビンケース18内
    において回転可能な糸担持用ボビン20と、そのボビン
    20上に前記針17によつて担持されている糸Yからボ
    ビン糸を補充する装置とを有する本縫ミシンにおいて、
    前記ボビン糸補充装置が、 縫目形成動作の遂行のための第一の位置とボビン糸補充
    動作の遂行のための第二の位置との間において移動可能
    な選択部材30と、ボビン20に糸を巻き取るためのボ
    ビン回転機構(6,9,12,15等)と、そのボビン
    回転機構(6,9,12,15等)と前記選択部材30
    との間に設けられ、選択部材30の第二の位置への操作
    に関連して前記ボビン回転機構(6,9,12,15等
    )を作用状態に設定する作用位置と、選択部材30の第
    二の位置から第一の位置へ向かう操作に関連してボビン
    回転機構(6,9,12,15等)を不作用状態に設定
    する不作用位置とに移動可能な連係機構(29,33,
    36等)と、ボビン糸補充動作が行われる際、ボビン2
    0に十分に糸Yが補充されたことを検出する糸量検出手
    段49と、その糸量検出手段49による検出動作に関連
    して前記選択部材30を第二の位置から第一の位置と第
    二の位置との中間位置へ移動させる作動部材32とを有
    することを特徴とするボビン糸補充装置。 2 前記糸量検出手段は、ボビンケース18上に回転可
    能に装着された選択部材30の第一の位置においてはば
    ね作用によりボビン20の外方へ位置する制御レバー4
    9からなり、選択部材30の第二の位置への操作に関連
    してボビン20内へ進入するように構成されている特許
    請求の範囲第1項に記載の本縫ミシン用ボビン糸補充装
    置。 3 前記制御レバーは、選択部材30の第二の位置にお
    いてボビン20に十分に補充された糸Yと係合し、その
    後のボビン糸補充動作の際ボビン20の外方へ向かつて
    回動され前記選択部材30を強制的に第二の位置から中
    間位置へ退避させる特許請求の範囲第2項に記載の本縫
    ミシン用ボビン糸補充装置。
JP17496681A 1981-10-30 1981-10-30 本縫ミシン用ボビン糸補充装置 Expired JPS6042746B2 (ja)

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