JPS6042669B2 - 磁気記録再生方式 - Google Patents

磁気記録再生方式

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JPS6042669B2
JPS6042669B2 JP52096631A JP9663177A JPS6042669B2 JP S6042669 B2 JPS6042669 B2 JP S6042669B2 JP 52096631 A JP52096631 A JP 52096631A JP 9663177 A JP9663177 A JP 9663177A JP S6042669 B2 JPS6042669 B2 JP S6042669B2
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善彦 大田
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録再生方式に係り、複数のビデオヘッド
が1回転で再生する映像信号中の水平走査期間の数が磁
気テープの通常走行速度と走行停止時とでその差が0.
5又はその奇数倍になるよう磁気テープ上のトラックを
記録形成し、これを主として記録時とは異なる速度で再
生し、静止画像やスローモーシヨン、ファーストモーシ
ョン、リバース等の再生画像を良好に得ることができる
方式を提供することを目的とする。
複数の回転ビデオヘッドで磁気テープ上に斜めの走査ト
ラックを交互に順次形成して映像信号を記録し、該走査
トラックを回転ビデオヘッドで走査することより既記録
映像信号を再生するヘリカルスキャニング方式の■TR
では、再生時に磁気テープの走行速度を記録時のそれと
異ならせることにより、スローモーシヨン再生、静止画
再生あるいはファーストモーション再生(クイックモー
ション再生)等の特殊再生を行なえる特徴がある。
しかし、このヘリカルスキャニング方式の■TRではト
ラック(記録軌跡)が磁気テープ長手方向に対して傾斜
しているため、テープ走行速度を記録時と異ならせて再
生するかあるいはテープ走行方向を記録時と逆方向にし
て再生する上記特殊再生時には、回転ビデオヘッドはト
ラックを正確に走査しえなくなる。
この回転ビデオヘッドの記録時と再生時の走査軌跡のち
がいは、1トラックずれになり、再生信号がレベル差を
もつ、2再生映像信号の水平、垂直同期信号の時間間隔
誤差が出る、という現象となつて現われる。1について
は振幅制限回路や自動利得調整回路によつてそのレベル
差をなくすことができるので問題は少ない。
しかし、2については繰り返し周波数の誤差は一般にモ
ニター用テレビジョン受像機が充分追従するので問題は
少ないが、主にトラック乗り換え点の水平同期信号の位
相誤差が大きな問題となつている。この水平同期信号の
位相誤差はモニター用テレビジョン受像機の水平同期回
路が自動周波数制御回路によつて行なわれるため、その
追従時定数が一般に5味平走査期間(以下水平走査期間
をHと記す)程度と長いので、位相誤差の追従に時間が
かかり画面上で画像の曲がりが出て見苦しいものとなる
。従来この現象を避けるために、トラック乗り換え点で
水平同期信号期間に位相の誤差が発生しないような記録
走査トラックを形成する手段を用いるのが一般的であつ
た。
この手段はいわゆるH並びと呼ばれるもので、2ヘッド
ヘリカルスキャニング方式の■TRでフルフィールド記
録する場合においては、概算的にただし、φ:回転ドラ
ム直径、■:1フィール ド期間のテープ走行距離
、NH:1フ イールド期間の水平走査区間数、R
: 隣接トラック間の水平走査区間数のず れ
の関係式よりRの値を0.5の奇数倍に選定することに
よりH並びを行なうことができる。
また互いにアジマス角度の異なる複数の回転ビデオヘッ
ドを巡回的に使用するアジマス記録方式のVTRでは、
アジマス角度の異なるヘッドで記録されたトラックを再
生できないために、1本のトラックを複数のヘッドが共
通に再生できないから、ヘッドを2個とした場合はフレ
ーム単位で考える必要があり、その場合、水平同期信号
の位相誤差が発生しない条件としてはRを0.5の倍数
に選定すれば良い。
従つて、アジマス記録方式では水平同期信号の位相誤差
の発生しない条件設定の自由度はアジマス記録方式でな
いものにくらべ2倍になることになる。
本発明はアジマス記録方式でトラックを密接して形成し
かつ1本のトラックには1フィールドの映像信号を記録
する装置において、上記のRの値を0.25の奇数倍(
すなわち示が整数+0.5となる場合)に選定したとき
においても水平同期信号の位相誤差を除去するもので、
これにより回転ドラム直径とテープ走行距離の条件設定
の自由度を更に高め得たものであり、以下図面と共にそ
の一実施例について説明する。
第1図A,B,C及びDは夫々本発明方式の一実施例の
静止画再生時における記録トラックとヘッド走査軌跡と
の関係を示す図、再生信号波形図、スイッチングポイン
トと再生水平同期信号位・相との関係を示す図及び再生
垂直同期信号位相を示す図である。
本実施例により記録再生されるべき信号は一例としてN
TSCカラー映像信号とし、また互いにアジマス角度の
異なる2つの回転ビデオヘッドで磁気テープ上にその長
手方向に対して斜めのトラックをガードバンド無く形成
記録したものを記録時とは異なる速度で再生するものと
し、更に隣接トラック間とのHのずれ数Rは0.75(
=0.25×3)に設定されているものとする。Rが0
.75ということは、一例としてドラム直径62順、テ
ープ走行速度16.7TmIn/SでNTSCカラー映
像信号を記録する場合に相当する(なお、厳密にRの値
を求めるときは、テープ幅を含めた複数な式を用いる必
要がある。)。本発明では本出願人が先に特願昭52−
35601号にて提案した方式と同様に、磁気テープ上
に上記の如く記録し、これを再生する際、再生時のテー
プ走行速度Vが記録時の又は通常速度再生時のテープ走
行速度■。
に対して次の関係となるように設定されている。すなわ
ち通常走行速度時と略等速又は遅くする楊合において又
速くする場合において 但し、nは正の整数である。
まず、静止画再生の場合の動作につき第1図A〜Dと共
に説明するに、同図A中、1は磁気テープで、互いにア
ジマス角度の異なる2個の回転ビデオヘッドによりトラ
ックTl,t2が記録形成されている。
但し、Tl,t2は記録トラックの中心線を示す。また
説明を明確にするため回転ビデオヘッドのトラック幅を
記録軌跡のトラックピッチ(5−5″間)と等しいとし
、各記録軌跡のトラック幅もトラックピッチに等しいと
する(後述の第5図A1第6図Aの場合も同様)。静止
画再生時は磁気テープ1はその走行を停止せしめられ(
1式にn=2を代人した場合)、2個の回転ビデオヘッ
ドをガイドドラムでの磁気テープ1の傾斜角度.を変え
ることなく30Hzの周波数で回転させると、これらの
回転ビデオヘッドの走査軌跡は第1図Aに2で示す如く
同一となり、トラックt1とT2とに亘るものとなる。
この静止画再生時、回転ビデオヘッドが走査軌−跡2を
5から5へかけて走査する場合には、この再生フィール
ド期間(トラック1本宛1フィールドの映像信号が記録
されているものとする)の初期ではトラックちを走査す
る割合が大で、トラックちを走査する割合は小であるが
、1フィールドの走査が進むにつれてトラックt1を走
査する割合がトラックちを走査する割合に比し相対的に
徐々に増大し、1フィールド走査の終期5ではトラック
ちの殆どが走査されることになる。
従つて、トラックちとアジマス角のあう一方の回転ビデ
オヘッドは5点において再生出力は最大となり、走査と
共に再生出力が徐々に減少し、5点に移動した時、トラ
ックちからトラックビック分ずれ、この”時再生出力は
略零となる。しかる後に今度は他方の回転ビデオヘッド
が5点から走査卜軌跡2上の走査を開始するが、このヘ
ッドはトラックt1とアジマス角度があうため、5点で
は再生出力が略零で、走査と共に再生出力が徐々に増大
し、5点で再生出力が最大となる。
この2個のビデオヘッドの走査の繰り返しによる再生信
号出力レベルは第1図Bに示す如く変化し、ビデオヘッ
ドの2走査すなわちドラム1回転毎に山、谷の繰り返し
になる。なお、2フィールド毎に再生信号レベルが略零
になり、このときノイズパーが発生するが、このノイズ
パーの影響が小さくなるように磁気テープ1の停止位置
を手動若しくは自動的に再生画像上の垂直ブランキング
期間内に固定調整することにより、一般の簡易型家庭用
VTRでは殆んど問題とならない程度にできる。
ところで、5点から始まり5点で終る走査により再生さ
れた映像信号のHの数は、第1図Cに示す如く通常走行
速度V。
で再生するHの数(N丁℃カラー映像信号の場合262
.511=NH)より0.75H増加する。
これは、第1図AでトラックT2の5−5″間に通常走
行速度V。による再生H数が含まれており、5点まで走
査したときには5″点より延長方向に0.75H分追加
して走査するようになるからである。この追加の0.7
5H分は前述のRの値であり、ヘリカルスキャニング方
式VTRでこの静止画再生を行なうと必ずこのRの値分
のずれが発生する。一方のビデオヘッドが5点にあると
き他方のビデオヘッドは同時に5点に位置しているが、
このため他方のビデオヘッドは5″点より0.75H分
延長した点からトラックt1の走査を開始することにな
る。
従つて、第1図Cに示すように、一方のビデオヘッドが
6点より走査軌跡2を走査して262.5H=NHと延
長分の0.75Hの合計NH+0.75Hを再生して5
点に到達した後、次に他方のビデオヘッドが5点より5
点まで0.7511+NH再生する。
従つて、ヘッドの1回転では2(NH+0.75H)=
2r1H+1.5Hとなり、2r1HがN′YSCカラ
ー映像信号では525Hで、通常速度再生時のH数にく
らべて1.5H分増加する。このように、H数の増加分
が0.5Hの奇数倍の時には、水平同期信号に不揃いな
間隔の部分が存在するわけで、この実施例の場合、第1
図Bの再生レベルの極小点に0.5Hのずれを生じてい
る(本当は1.5FIのずれであるが、1H分は不揃い
の原因にならずに0.5H分がずれとなる)。
これを垂直同期信号区間で表わしたものが第1図Dであ
る。
垂直同期信号部の位置を通常速度再生時のスイッチング
ポイント((i)点及び6″点)より狙後方と仮定する
と、同図Dにおいて垂直同期信号(以下■SYNCとい
う)2から■SYNClまではNH+1.5Hとなり、
■,ッNClから2まではNHとなる。このようにフィ
ールド毎に再生H数に差があつてもモニター用テレビジ
ョン受像機では■,ァ、。
にリセットトリガーされるので■SYNC以後の関係は
フィールド毎に同じであるから画面上では問題ない。し
かし、再生H数の差がこの例のように0.511の奇数
倍のときにはモニター用テレビジョン受像機の水平同期
回路は不連続となり、画面が乱れる。
すなわち、テレビジョン受像機の水平同期回路は自動周
波数制御装置(AFC回路)によつて構成されているた
め、同期引込みには時定数をもつており、不連続な間隔
で同期信号が入力されると、この不連続部に同期するの
には時定数分の時間を要することになる。普通、この引
込み時間は50H分程度に設定されているため、画面上
では不連続部分から下方向で画像が大きく曲がることに
なる。第2図は本発明方式において上記H間隔の不連続
部を正常にするための補正回路の一実施例のブロック系
統図を示す。
同図中、入力端子3より入来した再生映像信号は2分さ
れ、一方は切換スイッチ5の端子イに直接供給され、他
方は0.5H遅延回路4に供給され0.51((NTS
Cカラー映像信号の場合約31.7μSec)遅延され
た後切換スイッチ5の端子口に供給される。一方、入力
端子6より入来した第3図Aに示す如き復調前の再生信
号は、エンベロープ検出回路7に供給され、ここで再生
信号のエンベロープの極小点が検出されて同図Bに示す
如きパルスとされる。
このパルスはフリップフロップ8に印加されてこれをト
リガーし、第3図Cに示す如き矩形波とされる。この矩
形波は上記切換スイッチ5の切換信号として使用され、
例えば第3図Cに示す矩形波の正側出力時には切換スイ
ッチ5を端子イ側に閉成接続し、負側出力時には切換ス
イッチ5を端子口側に切換接続する(その逆でもよい)
。第3図Cに示す矩形波、すなわち切換信号は第3図か
らも明らかなように、1周期が回転ビデオヘッドの2回
転分(4フィールド分)になつている。これにより、切
換スイッチ5を経て出力端子9より出力される再生映像
信号の■SYNOは第4図に模式的に示す時間関係とな
り、NH+2H,nH,nH+1Hの時間間隔が順次繰
り返される。
すなわち、第1図A−Dと共に既述したように、再生出
力レベルが極小となるのはトラックT2の再生終了時(
トラックちの再生開始時)であり、この時点で切換スイ
ッチ5が端子口側へ接続されると出力端子9には0.5
H遅延された再生映像信号が取り出されるため、トラッ
クちの再生VSYNC(■SYNCl)が0.5H遅れ
て再生され、このときのトラックちの再生■YNO(V
SYNO2)からVSYNOlまでの時間間隔はNH+
?となる。一方、上記の時点で切換スイッチ5が端子イ
側へ切換えられると、出力端子9より取り出される再生
映像信号は0.5H遅延回路4の出力から非遅延信号に
切換わるため、相対的に0.5H位相が進められること
になり、従つてこのときのVSYNO2からVSYNO
lまでの時間間隔はNH+1Hとなる。また、■,YN
ClからV,YNC2までの時間間隔は、トラックt1
の再生終了時(トラックT2の再生開始時)では切換ス
イッチ5が切換わらないため、常に一定でNHとなる。
このように、■SYNO間に含まれるH数の追加分は整
数となるため、水平同期信号の0.511の位相誤差(
すなわちHの不連続)は生じなくなる。
従つて、モニター用テレビジョン受像機の水平同期の乱
れを全くな゛くすことができる。上記切換スイッチ5の
切換タイミングは再生信号レベルの極小点で行なえばよ
いが、この極小点の現われる周期は再生時のテープ走行
速度■によつて変る。
例えば112倍速のスローモーシヨン再生の場合につき
第5図A−Dと共に説明するに、第5図A中t1〜ちは
アジマス角度が互いに異なる2つの回転ビデオヘッドで
交互に記録されたトラックの中心線を示す。
この磁気テープ1を112倍速再生する場合、磁気テー
プ1の走行速度を記録時の112とし(前記(1)式に
n=4を代人した場合に相当)、記録時と同様に30H
zで2個の回転ビデオヘッドを回転する。これにより、
2個の回転ビデオヘッドは第5図Aに示す9一5,6一
4,6一1,4→5,1→1,9→1,・・・・という
ように順次交互に走査する。このときアジマス効果によ
り走査中のビデオヘッドとは異なるアジマス角度のビデ
オヘッドにより記録されているトラックからは信号は再
生されず、走査中のビデオヘッドと同一のアジマス角度
のヘッドにより記録されたトラックのみより信号が再生
され、その再生信号出力レベルは第5図Bに示す如く、
4フィールド毎に再生信号(FM信号)レベルが低下す
る。5点から5点に至る走査等の1本のトラック走査に
より再生された映像信号のHの数は、第5図Aから明ら
かなように通常走行速度で再生するHの数NHより0.
7512H増加する。
スイッチングポイントと再生水平同期信号位相との関係
は第5図Cに示す如くになり、再生■SYNOの時間間
隔を模.式的に示すと同図Dに示す如くになる。■,Y
NOl〜4は中心線がち〜ζで示されるトラックより再
生された■SYNCを意味する。
第5図Dから明らかなように、NH+1.5Hなる時間
間隔が4フィールド毎に現われこの時間間隔内で再生信
.号レベル低下によるノイズパーが発生する。すなわち
、再生信号レベルの極小点は4フィールド周期毎に現わ
れる。また2倍速のファーストモーション再生の場合に
は、磁気テープ1の走行速度を記録時の2倍と・し(前
記(2)式にn=2を代人した場合に相当)、記録時と
同一速度で回転ビデオヘッドを回転する。
これにより、互いにアジマス角度の異なる2個のビデオ
ヘッドは、第6図Aに5→5,4→4,6→1,・・・
・というように順次交互に再生する。前述したようにビ
デオヘッドのアジマス角度により、2倍速再生時の再生
信号レベルは第6図Bに示す如く2フィールド毎に山、
谷を繰り返すように変化する。ここで、第6図Atl,
t2,・・・,T6,・・・は記録トラックの中心線、
同図B中のTl,t4,t5は1番目、4番目、5番目
、 ・・・・のトラックからの再生信号であることを示
す。この2倍速ファーストモーション再生時におけノる
1フィールドの再生映像信号のHの数は、第6図Aから
明らかなように通常走行速度で再生するHの数NHより
0.75H減少する。またスイッチングポイントと再生
水平同期信号位相との関係は第6図Cに示す如くになり
、通常速度再生時のスイツチングポイント5″点、6″
点が2倍速ファーストモーション再生時には5,6点と
なる。従つて、再生V,YNCは第6図Dに示す如くN
H−1.5Hの時間間隔とNHの時間間隔とで交互に出
力される。ここで、時間間隔NH−1.5H内に再生信
号レ”ベル低下によるノイズパーが発生するから、第6
図Bに図示したように再生信号レベルの極小点は2フィ
ールド周期毎に現われることになる。このように、極小
点が現われる周期はテープ走行速度Vによつて変化し、
テープ走行速度■が(1),(2)式を満足するものと
すると、ビデオヘッドのNl2回転毎に極小点が現われ
る。よつて、この周期で0.5Hの遅延量を再生映像信
号に加えるか又は減少させることにより、水平同期信号
の位相誤差はなくなり、モニター用テレビジョン受像機
の水平同期の乱れをなくすことができる。第7図は本発
明方式においてH間隔の不連続部を正常にするための回
路の他の実施例のブロック系統図を示す。
同図中、第2図と同一部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。10は水平同期信号分離回路で、再生映
像信号より水平同期信号を分離し、これを位相比較器1
1に供給する。
位相比較器11は電圧制御発振器12よりの信号と再生
水平同期信号とを位相比較し、その位相差に応じた電圧
を電圧制御発振器12に制御電圧として印加し、またフ
リップフロップ8に印加する。位相比較器11及び電圧
制御発振器12はM℃による周波数弁別動作を行なうも
のであり、その出力によつてトリガされるフリップフロ
ップ8よりスイッチ切換信号を出力せしめる。なお、上
記の特殊再生時、再生信号レベルの極小点をスイッチン
グポイント近傍に固定するように通常ヘッドサーボ又は
キヤブスタンサーボをかけるが、この場合には再生信号
(FM信号)や再生映像信号から検出しなくともスイツ
チン,グパルス(回転ヘッドの回転パルス)を分周して
用いてもよい。また、0.51(遅延回路4の挿入場所
は再生信号の伝送路の途中(例えばFM信号部等)であ
ればどこでも差し支えない。
また、遅延回路の遅延量は第2図、第7図では0.5H
として説明したが、0.5の奇数倍であればよいことは
明らかである。更に、本実施例では隣接トラック間のH
数のずれRの値を0.75として説明したが、0.25
の奇数倍であれば本発明を説明しうるものである。すな
わち?の値が(整数+0.5)となる場合に本発明は成
立する。なお、上記の説明では静止画再生、112倍速
のスローモーシヨン再生、2倍速のファーストモーショ
ン再生について説明したが、これ以外の速度比のスロー
モーシヨン再生、ファーストモーション再生についても
本発明を適用できることは勿論であり、■半−■oのリ
バース再生の場合にも本発明を適用できる。
上述の如く、本発明になる磁気記録再生方式は、磁気記
録媒体の通常走行速度と走行停止時とにおいて複数の回
転ヘッドが1回転あたり再生する映像信号中の水平走査
期間の数の差が0.5又はその奇数倍になるように磁気
記録媒体上のトラックを設定する記録トラック設定手段
と、再生時の磁気記録媒体の走行速度を n−2n+
2 V″.VO(]【)又は■=■o(]「)ただし、■:
再生時の磁気記録媒体走行速度 ■o:記録時又は通
常再生時の磁気記録 媒体走行速度(通常走行速
度) n:正の整数 に選定して磁気記録媒体を走行せしめる手段と、回転ヘ
ッドのNI2回転毎に再生映像信号の水平走査期間の1
12又はその奇数倍に相当する時間だけ再生信号(再生
FM信号又は再生映像信号)に時間差を与える手段とよ
りなるため、画面の水平同期の乱れなくスローモーシヨ
ン再生、ファーストモーション再生、リバース再生ある
いは静止画再生等を行なうことができ、簡単な回路構成
によつて良好な特殊再生画像を得ることができ、また回
転ドラム直径と記録媒体の走行距離の条件設定の自由度
を高め得、また上記時間差を与える手段として、再生F
M信号のエンベロープの極小点を検出しこの検出信号に
よつて再生映像信号の水平走査周期の112又はその奇
数倍に相当する時間だけ再生信号を相対的に遅延する回
路の出力と再生信号とを切換えるか、又は再生映像信号
の水平同期信号を弁別し位相誤差信号によつて切換える
ように構成した場合は、磁気記録媒体の走行速度変化に
拘らず所定の時間差を与えることができ、また回転ヘッ
ドの回転に同期した回転パルス信号を分周して得た信号
によつて切換えるよう構成した場合には特に磁気記録媒
体の走行速度が限られている装置に適用して所定の時間
差を構成簡単にしてしかも確実に与えることができる等
の特長を有するものてある。
【図面の簡単な説明】
第1図A−D1第5図A−D1及び第6図A〜Dは夫々
本発明方式の一実施例の静止画再生、112倍速スロー
モーシヨン再生時、及び2倍速ファーストモーション再
生時における記録トラックとヘッド走査軌跡との関係、
再生信号波形、スイッチングポイントと再生水平同期信
号位相との関係、再生垂直同期信号位相を示す図、第2
図は本発明方式の要部の一実施例のブロック系統図、第
3図A−Cは夫々第2図の動作説明用信号波形図、第4
図は第2図の出力信号中の垂直同期信号位相を模式的に
示す図、第7図本発明方式の要部の他の実施例のブロッ
ク系統図である。 1・・・・・・磁気テープ、3・・・・・・再生映像信
号入力端子、4・・・・・・0.511遅延回路、6・
・・・・・再生信号入力端子、9・・・・・・再生映像
信号出力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いにアジマス角度の異なる複数の回転ヘッドによ
    り磁気記録媒体上その走行方向に対して傾斜しかつ順次
    隣接して形成されたトラックに映像信号を記録し、これ
    を再生する方式において、磁気記録媒体の通常走行速度
    時と走行停止時とにおいて上記複数の回転ヘッドが1回
    転あたり再生する映像信号中の水平走査期間の数の差が
    0.5又はその寄数倍になるように上記磁気記録媒体上
    のトラックを設定する記録トラック設定手段と、再生時
    の磁気記録媒体の走行速度をV≒V_o〔(n−2)/
    n〕又はV≒V_o〔(n+2)/n〕ただし、V:再
    生時の磁気記録媒体走行速度V_o:記録時又は通常再
    生時の磁気記録媒体走行速度(通常走行速度)、 n:正の整数 に選定して磁気記録媒体を走行せしめる手段と、上記回
    転ヘッドのn/2回転毎に再生映像信号の水平走査周期
    の1/2又はその奇数倍に相当する時間だけ再生信号(
    再生FM信号又は再生映像信号)に時間差を与える手段
    とよりなることを特徴とする磁気記録再生方式。 2 上記時間差を与える手段を、再生FM信号のエンベ
    ロープの極小点を検出する回路と、第1の再生信号とこ
    の第1の再生信号に対して再生映像信号の水平走査周期
    の1/2又はその奇数倍に相当する時間だけ相対的に遅
    延された第2の再生信号とを出力する手段と、該第1及
    び第2の再生信号のいずれか一方を該検出回路よりの検
    出信号によつて切換えて交互に出力する切換手段とより
    構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    磁気記録再生方式。 3 上記時間差を与える手段を、再生映像信号の水平同
    期信号を弁別し位相誤差信号を出力する弁別回路と、第
    1の再生信号とこの第1の再生信号に対して再生映像信
    号の水平走査周期の1/2又はその奇数倍に相当する時
    間だけ相対的に遅延された第2の再生信号とを出力する
    手段と、該第1及び第2の再生信号のいずれしか一方を
    該弁別回路よりの位相誤差信号によつて切換えて交互に
    出力する切換手段とより構成したことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の磁気記録再生方式。 4 上記時間差を与える手段を、前記複数の回転ヘッド
    の回転に同期した回転パルス信号を分周する回路と、第
    1の再生信号とこの第1の再生信号に対して再生映像信
    号の水平走査周期の1/2又はその奇数倍に相当する時
    間だけ相対的に遅延された第2の再生信号とを出力する
    手段と、該第1及び第2のいずれか一方を該分周回路の
    出力信号によつて切換えて交互に出力する切換手段とよ
    り構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の磁気記録再生方式。
JP52096631A 1977-08-12 1977-08-12 磁気記録再生方式 Expired JPS6042669B2 (ja)

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