JPS6042435A - 発泡熱可塑性合成樹脂成形体 - Google Patents
発泡熱可塑性合成樹脂成形体Info
- Publication number
- JPS6042435A JPS6042435A JP58149682A JP14968283A JPS6042435A JP S6042435 A JPS6042435 A JP S6042435A JP 58149682 A JP58149682 A JP 58149682A JP 14968283 A JP14968283 A JP 14968283A JP S6042435 A JPS6042435 A JP S6042435A
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- JP
- Japan
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- particles
- bubbles
- synthetic resin
- diameter
- molding
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、改良された物性を有する発泡熱可塑性合成樹
脂成形体、特に発泡ポリオレフィン成形体に関するもの
である6発泡熱可塑性合Iti、tj4脂成形体の特性
は、原料の樹脂が同しでも、発泡倍率、気泡の大きさ、
独立気泡率等により異なるものである。そして気泡の大
きさが発泡成形体の特性に及ぼす影響については、次の
2点が経験的に知られている。
脂成形体、特に発泡ポリオレフィン成形体に関するもの
である6発泡熱可塑性合Iti、tj4脂成形体の特性
は、原料の樹脂が同しでも、発泡倍率、気泡の大きさ、
独立気泡率等により異なるものである。そして気泡の大
きさが発泡成形体の特性に及ぼす影響については、次の
2点が経験的に知られている。
(イ)気泡の直径が大きいほう力弓1張強度および圧縮
弾性回復率は良くなるが、天外すぎると、表面が硬く、
また凹凸が着しいものとなる。
弾性回復率は良くなるが、天外すぎると、表面が硬く、
また凹凸が着しいものとなる。
(ロ)気泡の直径が小さいほうがソフトで表面が平滑で
あるが、小さすぎると、気泡膜が弱くなり、摩擦等によ
って破れ易くなる。このため、使用時または切断等の加
工工程で粉末化し易(、強度や弾性等の物性も悪(なる
。
あるが、小さすぎると、気泡膜が弱くなり、摩擦等によ
って破れ易くなる。このため、使用時または切断等の加
工工程で粉末化し易(、強度や弾性等の物性も悪(なる
。
そこで、発泡成形体を製造する場合は、所望の性能にな
るべく近い特性を持つものを得るため、使用目的に応じ
て気泡直径を選定し、その気泡直径が得られるように発
泡条件を選定する。但し従来の成形用予備発泡粒子にお
ける気泡群のIk径は、その値の変動幅に大小はあって
も、気泡直径についての度数分布を見れば、事実上正規
分布またはそれに類1(]、の単単峰仕分のものである
。したがって、予備発泡粒子の製造に当り“°気泡直径
を選定する”とは、上述のような分布を持つ気泡群全体
の平均気泡直径を選定することを意味する。
るべく近い特性を持つものを得るため、使用目的に応じ
て気泡直径を選定し、その気泡直径が得られるように発
泡条件を選定する。但し従来の成形用予備発泡粒子にお
ける気泡群のIk径は、その値の変動幅に大小はあって
も、気泡直径についての度数分布を見れば、事実上正規
分布またはそれに類1(]、の単単峰仕分のものである
。したがって、予備発泡粒子の製造に当り“°気泡直径
を選定する”とは、上述のような分布を持つ気泡群全体
の平均気泡直径を選定することを意味する。
ところで発泡成形体製造用の発泡粒子における気泡直径
が成形体の特性に及ぼす影響が上述のとお1)であると
き、気泡直径の異なる2種類の発泡粒子の混合物を型内
で加熱して成形することにより、大気泡径の発泡体の長
所と小気泡径の発泡体の長所とを兼備する成形体を得る
方法が考えられるが、二のような方法では、側底従来の
ものより良好な特性を持つ発泡晟形木を得ることはでき
ない。
が成形体の特性に及ぼす影響が上述のとお1)であると
き、気泡直径の異なる2種類の発泡粒子の混合物を型内
で加熱して成形することにより、大気泡径の発泡体の長
所と小気泡径の発泡体の長所とを兼備する成形体を得る
方法が考えられるが、二のような方法では、側底従来の
ものより良好な特性を持つ発泡晟形木を得ることはでき
ない。
しかしながら、平均直径に大きな差がある2群の気泡群
を個々の粒子中に有するポリオレフィン系樹脂発泡粒子
からは、きわめてすぐれた特性の発泡成形体が得られる
ことが、本発明者らにより確認された。
を個々の粒子中に有するポリオレフィン系樹脂発泡粒子
からは、きわめてすぐれた特性の発泡成形体が得られる
ことが、本発明者らにより確認された。
本発明は上記知見に基づいて完成されたものであって、
粒子中の気泡の直径についての度数分布図が双峰形であ
り、上記度数分布図における二つの峰で表わされる相対
的に大外な気泡と相対的に小さな気泡とはいずれも粒子
中に実質的に均一に分布しており、上記相対的に大きな
気泡の平均直径をbとし相対的に小さな気泡の平均直径
をaとすると150μ (D < 1000 ツノ 30Iz < ’;IT < 150μ3<n/d<2
0 である予備発泡熱可塑性合成樹脂粒子を成形用予備発泡
粒子の全部または一部に用いて型内成形してなる発泡熱
可塑性合成樹脂成形体を提供するものである。
粒子中の気泡の直径についての度数分布図が双峰形であ
り、上記度数分布図における二つの峰で表わされる相対
的に大外な気泡と相対的に小さな気泡とはいずれも粒子
中に実質的に均一に分布しており、上記相対的に大きな
気泡の平均直径をbとし相対的に小さな気泡の平均直径
をaとすると150μ (D < 1000 ツノ 30Iz < ’;IT < 150μ3<n/d<2
0 である予備発泡熱可塑性合成樹脂粒子を成形用予備発泡
粒子の全部または一部に用いて型内成形してなる発泡熱
可塑性合成樹脂成形体を提供するものである。
第1図は、上記本発明の発泡成形体の製造に用しする特
殊な予備発泡粒子における大気泡と小気泡の分布状態を
示すモデル的な断面図である。同図に示したように、大
気泡1も小気泡2も、樹脂中の特定の箇所−二偏在する
ことなく一様に分布している。また第2図は、上記予備
発泡粒子の一例の気泡の直径についての度数分布図であ
る。但し本発明において″気泡の直径についての度数分
布図”とは、発泡粒子を半裁した断面について(di−
10)μ以上(cb+10)μ未満(但し小は20μ間
隔で選定する代表気泡直径である)の直径を持つ気泡断
面の出現頻度nを調べ、上記各範囲内の直径を持つ気泡
断面の面積の総和S+を式S i = nπ(di/2
)2により近旬、的にめ、これを粒子断面1000+a
m2当りの値に換算して示しすこ面積度数分布図である
。なお前記大気泡の平均気泡径りおよび小気泡の平均気
泡径1は、上記度数分布図における二つの峰の間に現れ
る谷の部分の気泡直径(第2図の例では200〜700
μ)を境にしてそれよりも天外な直径を持つ気泡断面の
平均直径をDとし、それ以下の直径を持つ気泡断面の平
均直径をAとしたものである。
殊な予備発泡粒子における大気泡と小気泡の分布状態を
示すモデル的な断面図である。同図に示したように、大
気泡1も小気泡2も、樹脂中の特定の箇所−二偏在する
ことなく一様に分布している。また第2図は、上記予備
発泡粒子の一例の気泡の直径についての度数分布図であ
る。但し本発明において″気泡の直径についての度数分
布図”とは、発泡粒子を半裁した断面について(di−
10)μ以上(cb+10)μ未満(但し小は20μ間
隔で選定する代表気泡直径である)の直径を持つ気泡断
面の出現頻度nを調べ、上記各範囲内の直径を持つ気泡
断面の面積の総和S+を式S i = nπ(di/2
)2により近旬、的にめ、これを粒子断面1000+a
m2当りの値に換算して示しすこ面積度数分布図である
。なお前記大気泡の平均気泡径りおよび小気泡の平均気
泡径1は、上記度数分布図における二つの峰の間に現れ
る谷の部分の気泡直径(第2図の例では200〜700
μ)を境にしてそれよりも天外な直径を持つ気泡断面の
平均直径をDとし、それ以下の直径を持つ気泡断面の平
均直径をAとしたものである。
本発明において望ましいのは、上記度数分布図より計算
された大気泡断面積の和Sに対する小気泡断面積の和S
の比s/Sが0.2〜4、特に0.5〜2の範囲にある
ことである。
された大気泡断面積の和Sに対する小気泡断面積の和S
の比s/Sが0.2〜4、特に0.5〜2の範囲にある
ことである。
上記のようにして作成される度数分布図は、発泡粒子の
真の気泡径についての度数分布とはやや異なり、小直径
側にずれた分布を示す。これは、実際には大きな気泡で
あってもその気泡が切断される位置によっては小さな気
泡断面を与えることがあるからである。しかしながら、
本発明の発泡成形体の成形材料となる予備発泡粒子は、
このような度数分布図でも双峰形の分布を示す程度に明
瞭に区別される大気泡と小気泡とを前記比率で持つもの
でなければならない。
真の気泡径についての度数分布とはやや異なり、小直径
側にずれた分布を示す。これは、実際には大きな気泡で
あってもその気泡が切断される位置によっては小さな気
泡断面を与えることがあるからである。しかしながら、
本発明の発泡成形体の成形材料となる予備発泡粒子は、
このような度数分布図でも双峰形の分布を示す程度に明
瞭に区別される大気泡と小気泡とを前記比率で持つもの
でなければならない。
予備発泡粒子が上述のように特異な発泡をした粒子であ
ることにより、本発明の発泡成形体は、そのモデル的な
断面図であるvS3図が示すように、予備発泡粒子の融
着によって生したII!3で包囲された小さな領域内に
ついてみても、大気泡と小気泡とが均−ミニ混在するも
のである。このような本発明の発泡成形体は、引張強度
、圧縮弾性同幅率、柔軟性、外観、切断加工性なと、多
(の特性について総合的に判定すると、単峰形の気泡分
布を持つ発泡成形体よりも明らかにすぐれた性能のもの
である。これは、第1図に示したような、小気泡を含有
する樹脂に包囲されて大気泡が不規則に点在する粒子構
造がそのまま発泡成形体中に導入されること、および型
内成形に当り融着な起こす粒子表面が小気泡のみを有す
る、したがって大きな接着強度を生じ得る組織であるこ
と、などによって、気泡直径が天外い発泡成形体および
気泡直径が小さい発泡成形体の長所のみが現われるため
と思われる。
ることにより、本発明の発泡成形体は、そのモデル的な
断面図であるvS3図が示すように、予備発泡粒子の融
着によって生したII!3で包囲された小さな領域内に
ついてみても、大気泡と小気泡とが均−ミニ混在するも
のである。このような本発明の発泡成形体は、引張強度
、圧縮弾性同幅率、柔軟性、外観、切断加工性なと、多
(の特性について総合的に判定すると、単峰形の気泡分
布を持つ発泡成形体よりも明らかにすぐれた性能のもの
である。これは、第1図に示したような、小気泡を含有
する樹脂に包囲されて大気泡が不規則に点在する粒子構
造がそのまま発泡成形体中に導入されること、および型
内成形に当り融着な起こす粒子表面が小気泡のみを有す
る、したがって大きな接着強度を生じ得る組織であるこ
と、などによって、気泡直径が天外い発泡成形体および
気泡直径が小さい発泡成形体の長所のみが現われるため
と思われる。
予備発泡粒、子を本発u5Iで特定する発泡構造のもの
とすることによる発泡成形体の特性改善効果は広範囲の
発泡粒子について期待できるが、中でも効果が格別顕著
なのは、樹脂が架橋直鎖状低密度ポリエチレン、架橋ポ
リプロピレン、架橋ポリアミドエラストマー等の場合で
ある。
とすることによる発泡成形体の特性改善効果は広範囲の
発泡粒子について期待できるが、中でも効果が格別顕著
なのは、樹脂が架橋直鎖状低密度ポリエチレン、架橋ポ
リプロピレン、架橋ポリアミドエラストマー等の場合で
ある。
次に本発明の発泡成形体を成形するのに必要な予備発泡
粒子を製造する方法について説明する。製法としては次
の三つの方法が代表的なものであるが、これらに限定さ
れるわけではない。
粒子を製造する方法について説明する。製法としては次
の三つの方法が代表的なものであるが、これらに限定さ
れるわけではない。
製法 A:原料の樹脂粒子をあらかじめ高温高圧下で架
橋処理したのち低圧部に放出して微細な気泡を粒子中に
生成させ、次いで常法(例えば特公昭5G−1344号
公報記載の方法)により発泡剤を用いて発泡させる。す
なわち、気泡含有樹脂粒子に揮発性溶剤型発泡剤を吸収
させ、更に分散媒と共に密閉容器中で加圧下に加熱した
のち分散媒と共に容器内よりも低圧の雰囲気に放出して
発泡させる。用いる発泡剤としては、樹脂粒子に浸透す
ることのできる低沸点の有機化合物(通常−50〜11
0”C程度の沸点を有するもの)が適当テする。その具
体例としては、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン
、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;シクロブタン、シク
ロペンタン等の環式脂肪族炭化水素類ニトリクロロフル
オロメタン、ジクロロフルオロメタン、ジクロロフルオ
ロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、メチルクロ
ライド、エチルクロライド、メチレンクロライド等のハ
ロゲン化炭化水素類などがある。発泡剤を樹脂粒子に吸
収させるには、常温で、または加熱下に、両者を接触さ
せればよいが、この工程は、独立に行うほか樹脂粒子を
分散媒と共に密閉容器中で加熱する工程と同時に行なっ
てもよい。その場合は、未処理の樹脂粒子、発泡剤およ
び分散媒を密閉容器に仕込み、撹拌しながら昇温する。
橋処理したのち低圧部に放出して微細な気泡を粒子中に
生成させ、次いで常法(例えば特公昭5G−1344号
公報記載の方法)により発泡剤を用いて発泡させる。す
なわち、気泡含有樹脂粒子に揮発性溶剤型発泡剤を吸収
させ、更に分散媒と共に密閉容器中で加圧下に加熱した
のち分散媒と共に容器内よりも低圧の雰囲気に放出して
発泡させる。用いる発泡剤としては、樹脂粒子に浸透す
ることのできる低沸点の有機化合物(通常−50〜11
0”C程度の沸点を有するもの)が適当テする。その具
体例としては、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン
、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;シクロブタン、シク
ロペンタン等の環式脂肪族炭化水素類ニトリクロロフル
オロメタン、ジクロロフルオロメタン、ジクロロフルオ
ロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、メチルクロ
ライド、エチルクロライド、メチレンクロライド等のハ
ロゲン化炭化水素類などがある。発泡剤を樹脂粒子に吸
収させるには、常温で、または加熱下に、両者を接触さ
せればよいが、この工程は、独立に行うほか樹脂粒子を
分散媒と共に密閉容器中で加熱する工程と同時に行なっ
てもよい。その場合は、未処理の樹脂粒子、発泡剤およ
び分散媒を密閉容器に仕込み、撹拌しながら昇温する。
あるいは密閉容器内で未処理樹脂粒子および分散媒を加
熱し、所定の温度に達するまでの任意の段階で、発泡剤
を密閉容器内に注入し混合する。分散媒としては、水を
用いることができる。このあと、密閉容器の内容物を容
器内圧よりも低い圧力の雰囲気に放出して発泡剤を気化
させることにより樹脂粒子を発泡させる。分散媒として
水を用いた場合、上記のようにして発泡させる雰囲気は
ふつう常圧の大気でよい。この発泡処理により、樹脂粒
子中には新たな気泡(゛°小×泡”)が形成されるとと
もに、もともと粒子中に含有されていた気泡はより天外
な気泡となって、“大気泡”となる。発泡処理によって
所望の直径の大気泡を形成させるtこめには、発泡させ
る気泡含有樹脂粒子中の気泡の直径を望ましくは5〜1
00μとする。5)i未満の気泡は必要な直径を持つ大
気泡とはなりにくい。
熱し、所定の温度に達するまでの任意の段階で、発泡剤
を密閉容器内に注入し混合する。分散媒としては、水を
用いることができる。このあと、密閉容器の内容物を容
器内圧よりも低い圧力の雰囲気に放出して発泡剤を気化
させることにより樹脂粒子を発泡させる。分散媒として
水を用いた場合、上記のようにして発泡させる雰囲気は
ふつう常圧の大気でよい。この発泡処理により、樹脂粒
子中には新たな気泡(゛°小×泡”)が形成されるとと
もに、もともと粒子中に含有されていた気泡はより天外
な気泡となって、“大気泡”となる。発泡処理によって
所望の直径の大気泡を形成させるtこめには、発泡させ
る気泡含有樹脂粒子中の気泡の直径を望ましくは5〜1
00μとする。5)i未満の気泡は必要な直径を持つ大
気泡とはなりにくい。
製法 B:用いる(肘脂粒子の融着防止能および起泡性
を有する分散剤を含有し樹脂を溶解しない液体中に平均
粒子径が0.05〜0.7−の樹脂粉末を分散させ、撹
拌して泡立すこせながら、樹脂の融点以上の温度に加熱
することにより樹脂粉末を分散媒中の気泡と共に凝集さ
せて直径が0.3〜7肺の粒子状に生長させ、冷却後、
形成された樹脂粒子を分散液から分取することにより、
粒子中に平均直径約30μ以上の気泡を樹脂−二対する
体積比で約2倍以下含有する気泡含有樹脂粒子をまず製
造する。次いで、上述のようにして得られた気泡含有樹
脂粒子を製法Aの場合と同様にして発泡させる。
を有する分散剤を含有し樹脂を溶解しない液体中に平均
粒子径が0.05〜0.7−の樹脂粉末を分散させ、撹
拌して泡立すこせながら、樹脂の融点以上の温度に加熱
することにより樹脂粉末を分散媒中の気泡と共に凝集さ
せて直径が0.3〜7肺の粒子状に生長させ、冷却後、
形成された樹脂粒子を分散液から分取することにより、
粒子中に平均直径約30μ以上の気泡を樹脂−二対する
体積比で約2倍以下含有する気泡含有樹脂粒子をまず製
造する。次いで、上述のようにして得られた気泡含有樹
脂粒子を製法Aの場合と同様にして発泡させる。
製法 C:原料樹脂粒子を、そのO(脂の結晶が消失し
ない温度条件下で化学架橋剤を用いて架橋処理すること
により結晶部分に架橋が進行しないようにして架橋させ
、得られtこ不均一架橋樹脂粒子を、結晶の融点以上の
温度で発泡させる。
ない温度条件下で化学架橋剤を用いて架橋処理すること
により結晶部分に架橋が進行しないようにして架橋させ
、得られtこ不均一架橋樹脂粒子を、結晶の融点以上の
温度で発泡させる。
以上のようにして得られた大小2群の気泡を含有する予
備発泡粒子を、成形用型内に充填して加熱することによ
り2次発泡させるとともに粒子同士を融着させて成形す
れば、本発明の発泡成形体が得られる。この成形工程は
、通常の予備発泡粒子の型内成形と全く同様にして行う
ことができる。成形する際は、通常の予備発泡粒子を混
合してもよいが、発泡成形体の特性改善効果が顕著であ
ることを期待するならば、混入率はなるべく低いことが
望ましいのはいうまでもない。
備発泡粒子を、成形用型内に充填して加熱することによ
り2次発泡させるとともに粒子同士を融着させて成形す
れば、本発明の発泡成形体が得られる。この成形工程は
、通常の予備発泡粒子の型内成形と全く同様にして行う
ことができる。成形する際は、通常の予備発泡粒子を混
合してもよいが、発泡成形体の特性改善効果が顕著であ
ることを期待するならば、混入率はなるべく低いことが
望ましいのはいうまでもない。
以下実施例を示して本発明を説明するが、第1表に示し
た成形体の物性の試験法は次のとおりである。
た成形体の物性の試験法は次のとおりである。
引張強度: J′IS X6767 A法伸び: JI
S X6767 A法 圧縮弾性回復率:厚さが25mmで50闘四方の板状試
験片をインストロンテスターを用い圧縮速度10+nm
/minで厚さ方向に全面圧縮し、応力が4 Kg/C
m2に達した時点で圧力を除く。10分経過後の厚さT
を測定し、(T/25)X100 を圧縮弾性回復率と
する。
S X6767 A法 圧縮弾性回復率:厚さが25mmで50闘四方の板状試
験片をインストロンテスターを用い圧縮速度10+nm
/minで厚さ方向に全面圧縮し、応力が4 Kg/C
m2に達した時点で圧力を除く。10分経過後の厚さT
を測定し、(T/25)X100 を圧縮弾性回復率と
する。
柔軟性: NDS (防衛庁規格)Z−0503により
、下記の基準で判定した。
、下記の基準で判定した。
○ : ひび割れなし。
Δ : わずかに割れる。
× : 割れる。
表面平滑性:下記基準により判定した。
○ : 表面凹凸が少なく、形態もすぐれている。
Δ : 表面凹凸は認められるが、使用に耐える。
× −表面凹凸が着しく、且つ荒れている。
切断加工性:ハンドソーによる切断加工性○ニスムース
に切断できる。仕」二す良好。
に切断できる。仕」二す良好。
△:表面荒れる。一部不良面あり。
×:表面凹凸大。破れあり仕上り不良。
実施例および比較例
日本ユニカー社製線状低密度ポリエチレン(密度0.9
18、融点123°C1メルトインデクス2.Og/1
0分)100重量部、ジクミルパーオキサイド0.5重
量部および微粒状酸化アルミニウム0.3重量部を水3
00重量部と混合し、オートクレーブ中で118℃に昇
温して3時間保持したのちi s (1”Cで1時間加
熱して架橋させ、その後130℃でオートクレーブ底部
の排出口を開放して内容物を大気中に放出した。得られ
た架橋ポリエチレン樹脂粒子は微細な気泡を含有するも
のであった。この樹脂粒子100重量部を、水250重
量部、ジクロロジフルオロメタン5〜30重量部ととも
に密閉容器内に収容し、撹拌しながら130′〜145
”Cに昇温する。次いで内圧を30〜40 h/cm”
(G)に保持しながら内容物を大気中に放出して(Il
l脂粒子を発泡させ、予4f?1発泡粒子Aを得る。
18、融点123°C1メルトインデクス2.Og/1
0分)100重量部、ジクミルパーオキサイド0.5重
量部および微粒状酸化アルミニウム0.3重量部を水3
00重量部と混合し、オートクレーブ中で118℃に昇
温して3時間保持したのちi s (1”Cで1時間加
熱して架橋させ、その後130℃でオートクレーブ底部
の排出口を開放して内容物を大気中に放出した。得られ
た架橋ポリエチレン樹脂粒子は微細な気泡を含有するも
のであった。この樹脂粒子100重量部を、水250重
量部、ジクロロジフルオロメタン5〜30重量部ととも
に密閉容器内に収容し、撹拌しながら130′〜145
”Cに昇温する。次いで内圧を30〜40 h/cm”
(G)に保持しながら内容物を大気中に放出して(Il
l脂粒子を発泡させ、予4f?1発泡粒子Aを得る。
比較のため、同し原料樹脂から気泡のない架橋樹脂粒子
を調製し、これを上記と同様にして発泡させ、予備発泡
粒子Bを得る。また上記と同様にして得られた気泡含有
架橋+1!+脂粒子に無酸ガスを圧入し加熱して気泡を
拡大することにより、予備発泡粒子Cを得る。
を調製し、これを上記と同様にして発泡させ、予備発泡
粒子Bを得る。また上記と同様にして得られた気泡含有
架橋+1!+脂粒子に無酸ガスを圧入し加熱して気泡を
拡大することにより、予備発泡粒子Cを得る。
上述のようにして得られた予備発泡粒子を30mmX
300mmX 300 +nmの金型に充填し、3 、
8 Kg/c+n2(G )の水蒸気で加熱して板状に
成形した。得られた発泡成形体の特性値を第1表に示す
。
300mmX 300 +nmの金型に充填し、3 、
8 Kg/c+n2(G )の水蒸気で加熱して板状に
成形した。得られた発泡成形体の特性値を第1表に示す
。
第1図一本発明の発泡成形体の!!遺に用いる予備発泡
粒子の断面図 第2図二上記予備発泡粒子の一例における気泡の直径に
ついての度数分布図 vtJ3図二本発明の発泡成形体のモデル的な断面図1
:大篤泡 2:小気泡 3:予備発泡粒子の融着により生した膜代理人 弁理士
板弁−珊 才11 才5図
粒子の断面図 第2図二上記予備発泡粒子の一例における気泡の直径に
ついての度数分布図 vtJ3図二本発明の発泡成形体のモデル的な断面図1
:大篤泡 2:小気泡 3:予備発泡粒子の融着により生した膜代理人 弁理士
板弁−珊 才11 才5図
Claims (2)
- (1)粒子中の気泡の直径についての度数分布図が双峰
形であり、上記度数分布図における二つの蜂で表わされ
る相対的に大きな気泡と相対的に小さな気泡とはいずれ
も粒子中に実質的に均一に分布しており、上記相対的に
天外な気泡の平均直径をnとし相対的に小さな気泡の平
均直径をaとすると 150μ < D < 100(lu 307z < d < 150/J 3 < D/d < 20 である予備発泡熱可塑性合I&、樹脂粒子を成形用予備
発泡粒子の全部または一部に用いて型内成形してなる発
泡熱可塑性合成樹脂成形体。 - (2)熱可塑性合成樹脂が直鎖低密度ポリエチレンであ
る特許請求の範囲第1項記載の成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58149682A JPS6042435A (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 発泡熱可塑性合成樹脂成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP58149682A JPS6042435A (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 発泡熱可塑性合成樹脂成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPS6042435A true JPS6042435A (ja) | 1985-03-06 |
Family
ID=15480508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP58149682A Pending JPS6042435A (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 発泡熱可塑性合成樹脂成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6042435A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1041107A2 (en) * | 1992-06-09 | 2000-10-04 | The Dow Chemical Company | Alkenyl aromatic polymer foams and processes for preparing same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58114944A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-08 | 日本スチレンペ−パ−株式会社 | 発泡熱可塑性合成樹脂成形体 |
-
1983
- 1983-08-18 JP JP58149682A patent/JPS6042435A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58114944A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-08 | 日本スチレンペ−パ−株式会社 | 発泡熱可塑性合成樹脂成形体 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1041107A3 (en) * | 1992-06-09 | 2000-12-27 | The Dow Chemical Company | Alkenyl aromatic polymer foams and processes for preparing same |
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