JPS6041973B2 - 浮遊物含有水の濾過脱水装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は汚泥そのほか浮遊固形物を含有する懸濁水（
以下懸濁水という）を濾過して水と固形物とに分離する
機構と、分離した戸滓の含有水を脱水する機構とを併設
した浮遊物含有水の濾過脱水装置に関する。

本発明の目的は、懸濁水を効率よく濾過脱水できる装
置を提供することにある。

本発明の特徴は、無端濾布と無端ベルトを用い、懸濁
水を濾過脱水して水と固形物とに分離する１次押圧部と
、分離した枦滓の含有水をさらに脱水する２次押圧部と
を具えた濾過脱水装置において、前記１次押圧部の前半
に無端濾布と接触してこの濾布の運行速度よりも早い線
速度で炉布上を転動するローラ群を設けたこと、無端濾
布の濾滓との接触面が１次と２次の押圧部て反対となる
ように無端濾布を設けたこと、および１次押圧部の終端
近くに脱水用の圧縮空気吹出管を設けたことである。

以下本発明を添付の図面によつてさらに詳しく説明する
。 第１図は本発明装置の１側を示したもので、図にお
いて、３は自然枦適用の第１段目の無端濾布であつて、
濾布３はチェーンホイルＤ２、ＤａおよびＤ４の連動に
よつて駆動されるようになつている。６は押圧濾過脱水
用の第２段目の無端濾布であつて、濾布６は原動機Ｍに
よるチェーンホイルＤ、の回転により駆動されるように
なつており、かつ濾布６の耳に取付けられた無端ローラ
チェーン（図示せず）により濾布６に掛つているすべて
のローラが駆動されるようになつている。

濾布６の長さ方向の一部に相当する部分に押圧濾過脱水
用のドラム１１が設けられており、このドラム１１に掛
けられた無端濾布７と濾布６の一部がドラム１１の表面
て重合接触して１次押圧部を形成している。この１次押
圧部の前半に沖布６と接触する複数の押込ローラ９が設
けられており、このローラ９は第２図および第３図に示
すように、チェーンホイルＤ５とＤ６の連動によつてロ
ーラチェーン９ａが回動し、その動きが淵布６の運行速
度よりも早いことにより戸布上をその進行方向に転がり
つつ動くようになつている。ドラム１１の外表面には、
第４図ないし第６図に示すように、排水用の溝１１ａと
、その底部に内部と貫通する空気噴出用の孔１１ｃが設
けられておおり、ドラム１１の内部でかつ１次押圧部の
終端に近い部分に、上記の孔１１ｃと連通する圧縮空気
吹出管１２が設けられている。また、戸布６の長さ方向
の別の部分に押圧脱水用のドラム１５が設けられており
、このドラム１５に掛けられた無端ベルト１６と沖布６
の一部がドラム１５の表面で重合接触して２次押圧部を
形成している。そして泊布６は、１次押圧部における■
布７との接触面とは反対面に無端ベルト１６と重合接触
するように設けられている。さらに２次押圧部の直前に
は、掻羽根１３を具えた移行ホッパ１４が設けられてお
り、掻羽根１３はチェーンホイルＤ７によつて回転し、
このチェーンホイルの軸に取付えたスパイラルギア１３
ｃと羽根軸１３ａに取付けたスパイラルギア１３ｂの噛
合いによつて駆動されるようになつている。その詳細を
第７図および第８図に示す。また、自然？ろ過用の第１
段目の無端ｐ布３は、数個のローラに案内駆動されて指
矢の方向に動き、供給樋１から受皿２を経て浮遊固形物
を含む原水が、また水洗受皿１８から受皿２を経て水洗
洗浄水がそれぞれ？戸布３上に供給され、沖布自身の洗
浄水も同一場所に落下して流入するようになつている。
上記のような構成の本発明装置において、沖布３上に流
入した原水と洗浄水はｐ布によつて沖過分離され、沖過
水は沖液受皿４に落下して下部受皿２０を経て外部に排
出される。

一方、淵布３上に残つた沖滓は自然落下あるいはスクレ
ーバＳ−１によつて掻き落され、ホッパ５を経て戸布６
上に落下する。この酒滓は、ｐ布の運行に伴つて沖布６
と淵布７との間に挾まれ、沖布の両側縁近くで泊布に接
触して運行するローブ８にて泊布の両側端から流出する
のを防止されつつ洒布に押しつけられ、沖布上を沖布の
運行方向に戸布よりも早く転がりながら動くローラ９に
より進行方向に押し込まれ、強く張つた無端ベルト１０
によつてさらに強く押圧され、淵布６の外側および沖布
７の内側に戸滓の含有水が脱水される。この脱水工程の
終期近くでドラム１１内に設けた圧縮空気吹出管１２か
らドラムの外方に向つて圧縮空気を噴出させると、空気
はドラム中央部外周の孔１１ｃを通つて溝１１ａを指矢
方向に噴き出し、その空気流により枦布７の内側に出た
分離水は戸布７の両”側端方向へ排除される。ドラム１
１にて脱水された泊滓は泊布６と７の間に挾まれて上部
に行き、スクレーバＳ−２，Ｓ−３を介して移行ホッパ
１４上に落下し、回動する掻羽根１３によつて落ち口１
４ａから沖布７の接していた面の反対側に接して運行す
る無端ベルト１６上の中央部に集中して落し込まれ、そ
れまて淵布６がｐ滓を挾み込んでいた面の反対側にて無
端ベルト１６と沖滓を挾み、無端ベルト１７およびドラ
ム１５によつて押圧脱水させる。この時の脱水？過液の
？布６内の“通過方向は１次沖過とと反対方向で、１次
酒過の際の沖布の目詰りを反対方向からの沖液て押出さ
せる効果と、同一！戸布を未洗浄で再度利用できる効果
がある。この押圧脱水された沖滓は、スクレーバＳ−４
などによりホッパシュート１９上に落下し取出される。
なお、沖滓を剥離された淵布ならびに無端ベルトは、水
洗ノズルＷ−２，Ｗ−３，Ｗ−４，Ｗ−５などによつて
水洗され、洗浄水は受皿１８を経て第１段目の沖布３に
流入することは前に述べたとおりである。次に本発明装
置による効果を一括列挙すると、ドラム１１の表面にお
いて単に平板的に圧縮沖過されるだけでなく、それに加
えて転動するローラ９により反復沖滓が圧縮沖過作用を
受けより強固な酒過作用を受けること、酒布６がドラム
１１および１５においてそれぞれ表裏から沖過作用を受
けるので泊布の目詰り防止に有効であること、および沖
布を通してドラム１１の表面に達した分離水は、ドラム
表面の溝１１ａに集中するが、この溝１１ａに連絡する
圧縮空気によりドラム両側端へ噴出し沖過速度を向上さ
せることができることなどである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の側面図、第２図はその部分拡大図
、第３図は一部を欠除したローラの正面図、第４図は無
端戸布の断面図、第５図はドラムの部分平面図、第６図
はドラムの部分側面図、第７図は掻羽根移行装置の平面
図、第８図はその断面図である。 ３・・・・・・第１段目の無端沖布、６・・・・・・第
２段目の無端？布、７・・・・・・無端淵布、９・・・
・・・押込ローラ、１１・・・・・・ドラム、１２・・
・・・・圧縮空気吹出管、１５・・・・ドラム、１６・
・・・・・無端ベルト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 自然濾過用の第１段目の無端濾布３と、押圧濾過脱
   水用の第２段目の無端濾布６と、この無端濾布６の長さ
   方向の一部にドラム１１の表面で重合接触して１次押圧
   部を形成する無端濾布７と、前記無端濾布６の長さ方向
   の別の部分にドラム１５の表面で重合接触して２次押圧
   部を形成する無端ベルト１６と、前記１次押圧部の前半
   において無端濾布６と接触しながら前記濾布の運行速度
   よりも早い線速度で濾布上を転動するローラ９とを有す
   る浮遊物含有水の濾過脱水装置。 ２ 押圧濾過脱水用の第２段目の無端濾布６が、１次押
   圧部における無端濾布７との接触面とは反対面に２次押
   圧部を形成する無端ベルト１６と重合接触している特許
   請求の範囲第１項記載の濾過脱水装置。 ３ １次押圧部の終端近くのドラム１１内に、ドラムの
   外方に向つて圧縮空気を噴出する吹出管１２を設けた特
   許請求の範囲第１項または第２項記載の濾過脱水装置。